マウスピース型矯正装置、インビザラインとは
2019年8月14日
インビザラインの特徴
「インビザライン(invisalign)」とは、歯科矯正先進国アメリカで誕生した矯正装置の一つです。インビザライン(invisalign)は装着しても目立たず、また取り外しのできる快適な歯矯正装置のため、世界中で多くの人に選ばれ始めています。
インビザラインとは?
日常生活で人と接する時に、歯並びが気になって仕方がない方は、一度は矯正治療を考えたことがあるでしょう。しかし、ワイヤーやブラケットを歯に固定させる矯正は、見た目の印象が大きく変わるため、ワイヤー矯正に抵抗がある方は多いです。
「インビザライン」は、自分で着脱できるマウスピース型の画期的な矯正装置のことをいいます。 マウスピースは厚さ0.5mmと薄く、透明に近いので、装着時も目立たず、至近距離でも矯正中であることに気づかれません。
オーダーメイド方式で設計されるため、ストレスフリーで快適なつけ心地が特徴です。
従来の矯正方法では抵抗がある方でも、「インビザライン」ならば気軽に始めることができます。
インビザライン5つの特徴
①治療完了までをイメージできる
独自のクリンチェックシステムにより、治療開始の状態から、どのように歯が動いていくのか把握できます。
治療開始から治療完了までの歯の動きは、3D画像で確認してから治療を始められるので安心です。
②治療期間が正確に分かる
治療開始前に、全ての過程を把握して、治療期間を正確に予測することができます。
前もって治療期間が分かるため、計画的に治療に取り組むことができます。
③オーダーメイド方式
精密検査で得られた3Dデータを元にして、患者様一人一人に合わせてマウスピースを設計します。
全過程のマウスピースは、専門工場にて、独自の設計と治療計画に基づき専門技工士が製造します。
④幅広い症例に対応可能
インビザラインは独自のクリンチェックシステムによる3D画像を確認できます。
そのため、他のマウスピース矯正(アソアライナー、スマイルライン、クリアコレクト等)では難しい幅広い症例にも対応可能です。
⑤着脱が簡単で装着感が良い
食事や歯磨きする時は、自分で簡単に取り外しすることができます。
革新的なテクノロジーにより、機能、素材に優れており、痛みや違和感が少ないのも人気のポイントです。
マウスピースを7日~10日ごとにマウスピースを自分で交換して、治療を進めていきます。
1つのマウスピースで歯を動かす距離が少ないので痛みを感じることが軽減されているといわれています。
定期的に医師がチェックして、予測実現性にも優れた歯列矯正を行うことが可能です。
⑥目立たない矯正装置
マウスピースは厚さ0.5mmと薄く、透明に近いので装着時も目立たず、至近距離でも矯正中であることに気づかれづらく、また目立ちません。
以上
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤でした。
口唇のでっぱり(尖がり)と横顔。出っ歯(口ゴボ)の改善
2018年10月16日
まとめ
*出っ歯になると、前歯が突出または傾斜するため、横顔の口元が突出する
*出っ歯(前歯の出っ張り)を改善すると横顔の口元が後退する。
*出っ歯の改善は抜歯、上顎の歯の全体的な後退、歯の大きさの縮小などで行います。
こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。
出っ歯というと3種類に分類されます。
一つ目として
前歯の前後的な位置に差がある状態
2つ目として
前歯の傾斜が強い場合
のふたつがあります。
3つめとして
前歯の前後的な位置に差があり、前歯の傾斜が強い場合
このような出っ歯の場合、程度には差がありますが横顔の口元が前方に飛び出た状態となります。
基本的に、唇は歯の上にのっているため、歯が前突すると、横顔の口元も突出しますし、歯が後退すると、横顔の口元も後退します
では、横顔の口元が前方に飛び出た状態をどのように改善するでしょうか
単純に前歯を後退させてあげればいいのですが
前歯を後退させるためには。歯を後退させるためのスペースが必要になります。
スペース確保のために矯正治療では、歯を抜歯したり、上顎の歯を全体的に後退させたり、歯の大きさを小さくしたりします。
歯を小さくするといっても、治療後に歯が小さくなった量が一見わからない範囲で行います。
そのため、スペース確保のために標準的な範囲で歯を小さくする治療をおこなったことで、虫歯のリスクが高くなったとか、歯がしみやすくなったというような臨床報告は今までにほとんど上がっておりません。
出っ歯や口ゴボの実際の治療結果
ここで、前歯を後退させ横顔の口元が後退した治療をご紹介いたします。
ページのトップに載っている写真は、
出っ歯を改善したく矯正治療を開始しました。
治療期間や約2年間、上顎の歯を2本抜いた治療を行いました。
矯正装置としては、一般的な表向きの(唇側)マルチブラケット装置を装着して治療を行いました。
治療前後で、歯の傾斜、そして前後的な差、いわゆる出っ歯が改善しました。
また、前歯が後退したことで、横顔の口元の突出間の改善いたしました。
まとめ
*出っ歯、前歯が突出または傾斜するため、横顔の口元が突出する
*出っ歯(前歯の出っ張り)を改善すると横顔の口元が後退する。
*出っ歯の改善は抜歯、上顎の歯の全体的な後退、歯の大きさの縮小などで行います
上記の症例の説明
主訴:出っ歯の改善がしたい
診断名あるいは主な症状:上顎前突、前歯部叢生
年齢:22
治療に用いた主な装置:表側のワイヤー矯正
抜歯部位:上顎左右第1小臼歯
治療期間:24ヶ月
治療費:820000
リスク・副作用 :歯肉退縮、虫歯、歯槽膿漏
矯正装置と洗浄方法
2018年10月4日
こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科院長の内澤です。
矯正装置には、裏側矯正やマウスピース型矯正装置、拡大装置などいろんな種類の装置を使用して治療を行います。
装置の種類が違えば、使用方法も特徴も違います。
特徴としては、目立たない装置、夜のみに使用する装置などがあり、そのほかに患者様自身で取り外しのできる装置と、取り外しのできない装置があります。
小児矯正は取り外しのできる装置が多いです。
取り外しができる装置は取り外しができるのでメンテナンスがしやすいのも特徴です。
取り外しのできる装置の清掃方法は基本的にブラシで磨いていただく必要があります。
取り外しのできる装置の材料の多くがプラスチックやワイヤーを使用することが多く、プラスチックを使用した矯正装置の場合、プラスチックの特徴として吸水作用があります。
この吸水作用とまたプラスチックの表面の粗造のため、どうしても汚れが付着します。
その結果、装置からにおいが生じてしまうため、クリーニングのメンテナンスが必要となります。
ここで、気を付けなければならないことは、歯磨き粉では装置を磨いてはいけません
その理由として、歯磨き粉には研磨剤が入っており、その研磨剤によって装置が傷がつき、傷が付いたことでさらに汚れが付きやすくなります。
清掃方法としては、中性洗剤を使用することをお勧めします。
またほかの方法として、リテーナー洗浄剤や入れ歯洗浄剤もお勧めします。
リテーナー洗浄剤や入れ歯洗浄剤の使用方法は水の中に装置を浸し、そこに洗浄剤を入れます。洗浄剤の発砲が終了するまで、または洗浄材の色がなくなるまでなど、商品によって使用方法は違いますので取扱説明書をお読みください
洗浄剤の使用による効果として、消臭や洗浄効果があります。
まとめ
矯正装置には、裏側矯正やマウスピース型矯正装置、拡大装置などいろんな種類の装置があります。取り外しのできる矯正装置はメンテナンスが容易ですが、注意事項があります。
出っ歯と矯正治療
2018年7月14日
こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。
歯並びやかみ合わせの状況は一人一人全員違います。
出っ歯や、受け口、すきっぱ、でこぼこなど、いろんな歯並びがあり、歯並びで悩んでいる人も多いと思います。
出っ歯だと一般的に前方に歯が出ているため、ものが当たったりすることで、前歯が折れたり脱臼する外傷のリスクが高くなります。
一般的に出っ歯は2種類に分類することができます。
一つが、前歯の傾斜が強い状態
一つが、上下前歯の前後的位置が大きく離れている状態となります。
前歯の傾斜や、前歯の前歯部位置の改善するためには、前歯を後方に動かす必要があります。前歯を後方に動かすためには、後方に歯を動かすスペースがないと歯が動きません。
このスペースを確保するために矯正治療では、親知らずの生えるスペースを使用したり、歯の大きさを小さくしたり、中間の歯を抜歯したりします。
どの方法を使用してをスペースを確保するかは、歯並びのでこぼこの量や、歯を支えている骨の状況、上下前歯の位置関係など複数の情報を含めて決定します。
出っ歯の改善
今回は出っ歯の改善をおこなった患者様をご紹介します。
来院理由としては、出っ歯の改善(上顎の前歯の突出、また前歯の傾斜を改善)したいとのことでした。
お口の中の状況としては、上下顎に軽度から中程度のでこぼこが認められ
上顎の前歯の傾斜が強く、また上下前歯の前後的位置が下顎より前方にある状態(実測値6.0㎜(標準値が2~3㎜))でした。
治療としては、すべての歯にマルチブラケット装置を装着して治療を行いました。
また上顎のみの抜歯を行いました。
抜歯の部位としては、上顎の左右前から数えて4番目の歯を抜歯しました。
治療期間は2年間でした。
また、出っ歯の改善を行うと、前歯が相対的に後方に後退すると、口元の後退もして横顔の改善(口元が出ているこのとの改善)も可能となります。
まとめ
矯正治療では、一人一人のかみ合わせや歯並びの状況にあわせた治療方法立案し、施術します。
そのため、歯並びで悩んでる場合には一度ご相談ください。
フッ素とは何?
2018年6月10日
こんにちは三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科、歯科衛生士の三輪しおりです。
フッ素という言葉を知っていますか?CMやドラッグストアのポップ等で見たり聞いたり
したことがあるかと思います。フッ素=虫歯予防ですが、使用方法を誤ってしまうと適切な効果が得ることが出来ません。
そもそもフッ素って何?
フッ素とは天然に存在する元素の1つであり、お茶や海産物にも含まれています。人体において必要な微量元素として人間の体内ではカルシウム、カリウム、ナトリウム、鉄に次いで含有量が多く、歯や骨を作る再石灰化には欠かせないものです。
(再石灰化とは口の中の酸が歯のエナメル質の内側から溶かし初期の虫歯状態になった状態を修復すること)
再石灰化により虫歯になる事を防いでいます。そのため削る必要のある虫歯になってから使用するのではなく、予防的に使用をお勧めします。
歯医者と自宅でのフッ素は何が違うの?
歯科医院で使用するフッ素と市販にて販売されているフッ素ではフッ素の濃度が異なります。
歯科医院の定期健診(3~6ヶ月に一度)などで使用されているものは9000ppmであり一般的な歯磨き粉に使用されているフッ素の濃度は1000ppmです。(ppmとは濃度の単位出あり1000ppmの歯磨き粉だと0.1%のフッ素が含まれているということです)
今年の3月に厚生労働省が1000ppm以下としていた歯磨き剤に含まれるフッ素濃度を1500ppmまでに引き上げました。
欧米では1000~1500ppmの歯磨き剤が一般です。そのため日本がやっと世界の基準値になったということです。しかし早い年齢からフッ素濃度の高いものの使用は控えていただき
フッ素って危険と聞いたことがある?
結論から言うと使用料や対象年齢を守れば安全にご使用いただけます。
年齢ごとに使用フッ素濃度の基準があります。
なぜそのような基準があるかというと、「歯のフッ素症」という問題があるためです。
歯のフッ素症とはなに?
歯のフッ素症とはエナメル質という歯の1番表側の組織が形成される時期にフッ素の過剰摂取により生ずるエナメル質の形成不全です。どのような症状かというと、軽度であれば歯の1部分が白濁、重度となると凹が形成されるという症状がおこります。
歯のフッ素症を防ぐためにはどうしたらいいの?
年齢ごとに適したフッ素のケアが必要となります。またフッ素の種類によっても適正な使用濃度が変わってくるため歯磨き粉のパッケージをよく見て購入して頂く必要があります。
フッ素はどのくらい効果があるの?
フッ素を使用したから必ず虫歯にならないというわけではありません。個人個人の食生活の違いや、唾液の分泌量、歯ブラシがしっかり行えているのかによっても虫歯へのリスクが異なります。
一般的に歯科医院で塗布を行うフッ素の虫歯抑制率は永久歯で20~40%と言われています。
自宅でのフッ素洗口剤は20 ~50%、歯磨剤は15~20%です。
しっかり磨いているのに虫歯になってしまった…というかたは多いのではないですか?
フッ素は毎日のブラッシングに補助的にプラスしていくことが大切です。
フッ素は市販の歯磨き粉のほとんどに含まれていますが、歯科医院での定期的な高濃度フッ素の塗布や、効果的な使用法を守っていただくことがとても重要です。
また、正しいブラッシングを行えていますか?
市販でも磨き残しをチエックできる薬剤も販売していますので1度確かめてみるのもいいかもしれませんね。
自宅でのフッ素、歯科医院でのフッ素の違い
歯磨き粉の
中のフッ素の表記
効果的なフッ素の使用方法
適切なフッ素配合歯磨き剤の使用料を知っていますか?
ミント味の強い歯磨き粉が好まれる方も多くいらっしゃいますが、歯磨きの後何回お口をゆすいでいますか?歯磨き粉の味が完全に無くなるまでゆすぐとなると4~5回程行っていませんか?実はフッ素も一緒に流れてしまうため、ゆすぐ回数は15mlで1~2回をお勧めしています。
歯磨き粉の味が薄めのものも当院では販売を行っております。ぜひお試しください。
矯正治療用のアンカースクリュー
2018年5月22日
こんにちは、東京都世田谷区の
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科
矯正治療では、表向き矯正治療、舌側矯正、マウスピース型矯正装置などの多くの治療方法があります。
また、上記の装置に併用して補助的な装置も使用します。
補助的な装置にはアンカースクリューや顎間ゴムがあります。
アンカースクリューとは
アンカースクリューとは世界的に使用されている装置で、年に日本でも薬事法を通った装置です。
アンカースクリューが太くなって長くなった形状が歯の根っこの代わりになるデンタルインプラントとなります。
アンカースクリューの構造としては、チタン合金製の金属にねじを切っている装置となります。
太さや長さは、各社色んな種類が出ていますが、植立場所や、骨の厚さによって使い分けを行います。
一般的に矯正治療で歯を抜いた後のスペースの閉鎖方法としては、抜歯スペースの前後の歯で引っ張り合いを行いスペース閉鎖を行います。つまり、前歯も後退しますし奥歯の前方に動きます。例えば奥歯の前方への動きが大きいと前歯の移動量が減少するため、前歯の後退量が減少します。つまり矯正治療では歯を抜いたことでできたスペースをどのように利用するかが重要となります。
アンカースクリューを口腔内に植立することで、アンカースクリューは動かない点となり、アンカースクリューから歯を直接ひっぱたり、押すことで歯の三次元的な移動が可能となり、その結果、歯を抜いたことでできたスペースの有効利用ができます。
メリットとしては
上記のように意図的に歯を動かすことができるため、従来の矯正治療では外科手術の併用が必要であった難易度の高い治療でも、アンカースクリューの併用で矯正治療単独でも可能な症例が増加しました。
デメリットとしては
デメリットとしては、アンカースクリューの脱離があります。
基本的にアンカースクリューは、ねじ状の構造物が骨に機械的篏合力で植立されているため、骨の質(硬さや厚さ)や、アンカースクリューに一定以上の外力が加わると、アンカースクリューが緩むことがあります。
緩だままにするとアンカースクリューは脱離します。
まとめ
アンカースクリューの使用によって、従来の矯正治療では外科手術の併用が必要であった難易度の高い治療でも、アンカースクリューの併用で矯正治療単独でも可能な症例が増加しました。つまり適応症例では、アンカースクリューはメリットの大きい装置となります。
部分矯正
2018年5月20日
東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科院長の内澤です。
2年間に他院にて矯正治療を完了したが、装置除去後に後戻り防止装置(保定装置やリテーナと呼ばれます。)の使用時間が減ったことで上顎前歯の真ん中にスペースが生じたとのことでした。
スペース閉鎖を希望され当院に来院。
初診相談、検査、診断を受けていただき、最終打ち合わせの結果後戻りに対する矯正治療を開始することとなりました。
かみあわせの評価方法は3つあります。
①上下顎前歯の前後的位置関係(出っ歯か受け口か)
②上下顎前歯の垂直的位置関係(前歯で物を噛めないか、噛み合わせが深いか)
①スペースの関係(凸凹か、すきっ歯か)
上記の評価の元、今回の場合は前後的にも垂直的にも問題がなく、単純に前歯に隙間ができている状態でした。
以前に矯正治療を受けていること、期間と、治療費をなるべく抑えたいとのことで、相談の結果、上顎前歯の6本にマルチブラケット装置を表向きに装着し、歯の隙間を閉鎖することとなりました。
治療期間は装置装着から、装置除去までに3.5ヶ月間でした。
初診相談から装置除去までには4ヶ月です。
装置装着後の来院回数はセット時と除去時そして調整2回、合計4回でした。
ちなみに正中のスペースは約1ヶ月で閉鎖しています。
部分矯正は、かみあわせや歯並びによって全ての方が適応になるわけではないですが、適応になった場合は、全体的な矯正治療を行うよりは治療期間が短縮され、また治療費もお手軽になるためオススメな治療方法の一つとなります。
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科では、舌側矯正での部分矯正、マウスピース型矯正装置による部分矯正もおこなっております。
また、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科では、一般的に3万円から5万円かかる検査診断料を無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください
まとめ
部分矯正は、全体的な矯正治療を行うより治療期間の短縮や、治療費も軽減するためオススメな治療方法の一つとなります。
デジタル矯正
2018年5月19日
こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。
矯正治療で使用する装置には多種多様な装置があります。
一般的に治療に使用する矯正装置の作るために
- 型取り(お口に中の情報を得るために、流動性の低い粘土のような材料を歯に圧接して歯の鋳型を作ります。)
- 模型作り(型取りで採得した鋳型に石膏を注入することで、歯並びやかみ合わせの情報を三次元で表現した模型ができ上がります。)
- 装置の作成(模型を使用して技工士さんの手によって一つ一つ模型にあった矯正装置をオーダーメイドにて作成します。)
- 出来上がった装置をお口の中に装着
上記のようなようなステップを踏みます。
しかし上記の方法だと、材料を変えて数回のステップを踏むため、それぞれの間で細かいエラーが生じてしまいます。
そのため当院、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科では精度の高い矯正装置を作成するためデジタル矯正に力を注いでおります。
当院では口腔内スキャナー(Itero)を導入しており、装置作成のために、一般的な型取りではなく、Itero(口腔内スキャナー)を使用した型取りを行い歯並びの情報を得ております。
口腔内スキャナーと相性がいい矯正装置のひとつにマウスピース型矯正装置(インビザライン)があります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、パソコン上で現状の歯並びから理想とする歯並びまでの歯の動きをシミュレーションを行い、それぞれのステップのマウスピースを作成します。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)はデジタルデータから矯正装置を作成するため口腔内スキャナー(Itero)との相性が良くなります。
他にも当院では、裏側矯正でもデジタルを含めた装置の作成をしています。
現状では、すべての過程をデジタルで行てはいないのですが、将来的にはすべての過程をデジタルでできるように準備しております。
デジタルにするメリットとして、装置の精度の向上以外に
患者様サイドからすると、流動性のある型取りの材料を使用する必要がなく、口腔内スキャナーでは歯並びの情報を得ることができます。
まとめ
矯正治療もデジタル化が進んでおり、またデジタル化によるメリットも多いで。
口腔内スキャナーと矯正 | 三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科
2018年4月27日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区) 院長の内澤です。
近年歯科治療でもデジタル化が進んでおり、少し前まではレントゲン写真もフィルム現像のアナログからデジタル現像へと変化しています。
さらには、医療機器も日々進化が進み、CT撮影も個人の歯科医院でも撮影することができるようになってきています。
近年では歯科治療では必須の型取りも口腔内スキャナーの発展によってアナログからデジタルへと進化しています。
つまり従来の方法では、型取りの材料をお口の中に入れて歯型を取り、とれた歯型に石膏をいれて歯型の模型を作成する手法が使用されてきましたが、口腔内スキャナーによって、歯並びおよびかみ合わせを三次元デジタルデータとして取得し、そのデータから三次元の歯型を作成することができます。
口腔内スキャナーの種類
口腔内スキャナーの種類としては、
3M™ から出ているトゥルー デフィニション スキャナー
朝日レントゲン工業株式会社から販売されているTRIOS(トリオス)
Sirona Dentalから出ているシロナコネクト
Itero(アイテロ)
などと多くのメーカーから口腔内スキャナーが提供されており、それぞれメーカーにより機能面、大きさ等に違いはあります。
Itero(アイテロ)の導入
今回当院ではこの中のItero(アイテロ)の導入をしました。
選択理由としては、口腔内スキャナーのなかで、日本国内では唯一Itero(アイテロ)のみがインビザライン(マウスピース型矯正装置)の認定接続ができること、また口腔内スキャナーの導入により精度の高い矯正装置が作成できることにあります。
マウスピース型矯正装置では必要枚数のマウスピースの交換を繰り返し歯の移動をさせます。このマウスピースは、三次元構築されたデジタルデーター上で治療前の歯並びから理想とする歯並びまでの歯の動きをシミュレーションされたそれぞれのステップのマウスピースを作成します。
そのため、治療前の歯並びの情報を正確に取得する必要があります。
治療前の歯並び情報の取得方法として2つあり
シリコン印象材を使用するかまたは口腔内スキャナーを使用して治療前の歯並び情報の取得を行う方法があります。
シリコン印象材を使用する方法では、
シリコン印象材で型取りを行った後、この印象をアメリカのアライン社に送ります。
輸送されたシリコン印象材はスキャナにてデジタル情報化されマウスピースが作成されます。
つまり、口腔スキャナーの使用によりシリコン印象材を使用するステップが単純に省略されるため、それだけマウスピース型矯正装置の精度が高まります。
そのため、口腔スキャナーを使用すると、精度の高いマウスピース型矯正装置(インビザライン)を作成することができます。
口腔スキャナーの使用のメリットとしてシリコン印象材は流動性が高く、また硬化まで時間がかかるため、嘔吐反射のある患者さんに比較的負担の少ない方法となります。
まとめ
当院ではこの中のItero(アイテロ)の導入をしました。
口腔スキャナーの使用によって快適かつ制度の高い矯正治療を行うことができます。
歯肉がさがる理由と改善方法
2018年2月25日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)院長の内澤です。
人間の歯は骨の中に埋まっており、その骨の表層を歯ぐきで覆われています。
そのため、骨の位置が下がれば、歯ぐきもさがります。
この歯ぐきがさがる現象は加齢変化でも生じますが、加齢変化以外に歯ぐきがさがる原因には、歯槽膿漏、過度な歯ブラシの圧、矯正治療等のいろいろな理由があります。
歯ぐきがさがる原因
・加齢変化
基本的に歯周組織の再生と崩壊のバランスが、加齢により再生能力が衰えるため、年齢と共に歯ぐきは痩せていき、そのため歯ぐきはさがります。
・歯槽膿漏、
歯ぐきのまわりに食べ物の汚れが付着し、歯ぐきに炎症がおきることで歯茎が下がります。
・過度の歯ブラシの圧
歯ブラシにより歯ぐきに強い力が加わると、歯ぐきに炎症が起きることで歯茎が下がります。
・矯正治療
歯は骨を土台として骨にうまっています。そのため、骨の土台が歯と大きさよりも小さいと歯のでこぼこが生じますが、あきらかに骨の土台よりも歯と大きさが大きい状態で無理に歯を並べると、骨から歯が逸脱し、歯を支えている骨が減少し歯ぐきが下がります。
また、歯ぐきが下がる理由として歯の形がかかわることもあります。
例えば歯の形が三角形だとした場合、歯をきれいに並べると、頂点と頂点がぶつかり、歯と歯の間に隙間ができます。その隙間が大きいと歯ぐきも下がります。
歯ぐきが下がった理由が歯槽膿漏の場合には、基本的には歯ブラシの徹底が必要ですが、歯槽膿漏により下がった歯ぐきは、自然と再度上がることはありません。
さがった歯ぐきの改善方法
・手術
歯ぐきを他から移植する等の処置により改善します。
・ヒアルロン酸
美容外科でしわの改善等に使用しているヒアルロン酸を歯ぐきの中に注入することで、相対的に歯ぐきが膨らみ、歯ぐきの位置を戻します。
・IPR
歯と歯の間の形を研磨し形態修正をし、矯正治療により歯と歯を寄せることで、歯と歯の隙間を小さくして、歯ぐきの下がりを目立ちずらくすることが可能です。
まとめ
歯ぐきが下がる理由にはたくさんあります。
今回は一部の歯ぐきが下がる原因と、一部の改善方法を紹介しました。
治療には適切な診断と処置が必要です。