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ハーフリンガルのメリットと、裏側矯正・マウスピース矯正・表側矯正の違い

2021年11月22日

矯正治療に使用する装置には、いろいろありますが、大人の歯がすべてはえそろった歯並びに使用する矯正装置には、マルチブラケット装置(表側矯正、裏側矯正(フルリンガル/ハーフリンガル)、マウスピース型矯正装置があります。

目次

■矯正装置の種類
■各矯正装置の値段は?違いは?
■ひとつの選択肢
■ハーフリンガルのメリットとは
■装置選択の基準
■まとめ

■矯正装置の種類


○マルチブラケット装置とは

マルチブラケット装置とは、すべての歯に接着剤でボタンを接続し、このボタンにワイヤーを通した構造となっています。

この装置の特徴は、ワイヤーがアーチ状になろうとする力を発揮し歯を動かします。

つまり、アーチに対して内側に入り込んでいる歯は外側に引っ張られ、出ている歯は内側に引っ張られます。このワイヤーの動きによって歯のでこぼこが解消されます。装置は表側矯正や裏側矯正(フルリンガル/ハーフリンガル)があります。

 

○マウスピース型矯正装置とは

マウスピース型矯正装置は、各社色々なシステムで装置を作成していますが、
マウスピース型矯正装置のひとつであるインビザラインは、デジタルシミュレーションにて治療前から治療後のきれいな歯並びになるまでの適切なステップの歯の動きを予測し、その予測されたステップごとのマウスピースを作成します。作成されたステップごとのマウスピースを約一週間おきに交換しながら装着することで、歯にきれいに並ぶ力を加えて歯が並べます。

 

マウスピース型矯正装置

 

■各矯正装置の値段は?違いは?


マルチブラケット装置には、表向き(唇側)に装置を装着する表向き矯正、裏側(舌側)に装置を装着する裏側矯正があります。

値段設定は、一般的に、裏側矯正と表向き矯正の間にマウスピース型矯正装置が設定されています。

マルチブラケット装置とマウスピース型矯正装置の違いは何かというと、最大の違いは、患者自身で装置を取り外しができるのかどうかです。マウスピース型矯正装置は患者様自身で取り外しができます。裏側矯正、表向き矯正は、取り外しができません

取り外しができることをメリットと考える人もいますし、逆に自分で管理することをデメリットと感じる方もいます。

そのため、取り外しができることをデメリットと考える方に対してはマルチブラケットを勧めております。

 

■ひとつの選択肢


先ほど、マルチブラケット装置には、表向き(唇側)に装置を装着する表向き矯正、裏側(舌側)に装置を装着する裏側矯正がありますとお伝えしましたが、

この二つの装着方法のコンビネーションがあります。

それがハーフリンガルや、コンビネーションといわれる形となります。

つまり、上顎の歯に裏側矯正、下顎の歯に表側の矯正装置をつける方法となります。

 

■ハーフリンガルのメリットとは


○値段がおてごろ

ハーフリンガルは、裏側矯正と表向き矯正のコンビネーションなので、料金も上下裏側矯正と上下表向きの矯正の間の料金となります。

 

○目立ちづらい

一般的に笑顔の時には、上顎の歯がたくさん見えたほうが魅力的と言われます。

また、大半の方は、上顎の歯が笑った時にたくさん見えることがおおいです。

そのため、ハーフリンガルの場合、大きく見える上顎の歯を舌側に、たいしてみえない下顎は表向きの装置を使用するため、マウスピース型矯正装置や、上下裏側矯正に比べると目立ちますが、表向き矯正に比較すると目立ちづらくなります。

 

○発音が楽

一般的に、裏側矯正を使用すると、滑舌が悪くなるといわれます。(ある程度すれば、装置に慣れ、ほとんど気にならなくなりますが)特に、上顎と下顎の裏側装置を比較すると、下顎の装置が滑舌に影響しやすいといわれています。

下顎の装置の方が、話す時に舌に装置に当たりやすいからといわれています。

そこで、ハーフリンガルにすることで、下顎の装置が唇側になるため、発音に対する不安が軽減します。

 

滑舌と舌側矯正

 

■装置選択の基準


ハーフリンガルを選択する理由が、なるべく目立たない矯正治療を行いたい場合には、装置選択のうえで検討しなければならないことがあります。それは、笑ったり、話したりしたときに、上下どちらの歯が見えるかです。

笑った時に、下あごの歯がたくさん見えるときには、上顎が裏側、下顎が表向きのハーフリンガルは勧めませんが、使用する場合には笑い方の改善をお勧めします。

笑い方の改善とは、笑顔の関わりの強い、口輪筋のトレーニングを行います。

口輪筋のトレーニングとは口角をリフトアップするトレーニングです。

例えばトレーニングのひとつとして、割り箸をしっかりと奥歯でくわえ、口を「い」の形にして口角をおもいっきり上げて、その状態を20から30秒間維持します。これを3回繰り返します。

 

■まとめ


矯正装置にはたくさんの種類があります。

使用する装置の選択は、値段、目立ちづらさ、また装置を取り外しするのかどうか等の、いろんな要素を考慮して検討して頂ければと思います。

また、矯正治療はある程度の治療期間がかかるため、途中で装置の変更はできますが、治療をしていくうえで何を優先順位を上げていくかによって変わってきます。

今回でいえば、値段を抑え、目立ちづらくかつ取り外しのしない装置を希望であればハーフリンガルをおすすめします。

 

一度 当院で矯正相談しませんか?

 

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光加速矯正(スピード矯正)|オルソパルス、アクセルデント、コルチコトミー

2021年7月2日

矯正治療を検討した場合、また始めようと考えた場合に、最初に行うことに矯正相談があります。

矯正相談では、相談内容として歯を抜く必要があるかどうか、また治療期間がどれくらいかを聞かれることも多くあります。

一般的に歯を抜く必要があるかどうかの判断基準として、八重歯などのでこぼこ量が多い場合や、上下顎前歯の前後的なバランスが大きくずれている場合などでは歯を抜いた治療方法が選択肢の一つになる場合もあります。矯正治療ではどのような歯並びになりたいかという希望を含め、治療前の歯並び、かみ合わせに合わせた一人一人に合った治療方法を立案し治療を行います。

目次

■矯正治療での歯の動き、治療期間
■加速矯正(スピード矯正)/オルソパルス、アクセルデント、コルチコトミー
■まとめ

■矯正治療での歯の動き、治療期間


一般的に歯を抜いたワイヤー矯正治療だと、月に一回の来院で約2年から2年半程度の治療期間がかかります。

また、この約2年から2年半程度の治療期間での歯の動きとしては

  • でこぼこの改善
  • 歯を抜いたことでできたスペースの閉鎖
  • かみ合わせの最終調整

の流れとなります。

治療期間はそれぞれ、でこぼこの改善に6か月から1年程度 歯を抜いたことでできたスペースの閉鎖に約1年 かみ合わせの最終調整に数か月となります。

一般的な通院間隔は、1か月に1度の来院ですが、当院では治療に使用する材料にこだわったことで1から2か月に1度の通院となります(月一回の一般的な方法だと年12回の来院、1から2か月に1回の来院だと年に8回から9回の来院になります。)

つまり全体の治療期間は一緒でも来院間隔を延長することが可能となります。

 

■加速矯正(スピード矯正)/オルソパルス、アクセルデント、コルチコトミー


では次に、この治療期間を短縮できないかと考えます。

治療期間=お口の中に矯正装置が入っている期間となります。

つまり、装置自体の違和感や装置が入っていることにより歯磨きの難易度が上がりることで、虫歯や歯槽膿漏のリスクも上がります。そのため矯正装置はなるべく早く外せるように努力が必要となります。

そこで近年では加速矯正(スピード矯正)として、治療期間を短縮するために

コルチコトミー、オーソパルス(Orthopulse)、アクセルデント(AcceleDent)

などを使用しているクリニックも増加してきております。

○コルチコトミーとは

コルチコトミーは歯を支えている骨(歯槽骨)の表層(皮質骨)に刻みを入れ(外科的侵襲)歯が動きやすい環境を人工的につくりあげ歯の動きを速めます。

○アクセルデント(AcceleDent)とは

一日20分の歯に微細振動を加えることで歯の動きが速まることを期待します。

インビザライン(マウスピース型矯正)の場合5日交換での治療が可能になることがあります。

 

○オルソパルス(Orthopulse)とは

歯周組織に近赤外線1日10分を照射することで光バイオモジュレーション作用が生じさせます。光バイオモジュレーション作用によって口腔内の新陳代謝が促進され、歯の移動が加速させ、治療期間を従来の治療方法と比較して30%から50%程短縮されるとさています。

インビザライン(マウスピース型矯正)ではスピード矯正としてオルソパルスを使用することで歯の動きを活性化され、通常1から2週間で交換するマウスピースを3日から5日で交換することが可能となり治療期間の短縮を図ることも可能となるとされる。

このオルソパルス(Orthopulse)に関しては、インビザライン(マウスピース型矯正)のみではなくワイヤー矯正(裏側矯正。表側矯正)でも使用することができ、治療期間の短縮を図ることができます。

 

■まとめ


治療期間の短縮方法として、当院ではオルソパルスやPBMを使用し、治療期間の短縮を目指しております。

アタッチメント付きのインビザラインの装着・使用方法

2019年8月28日

アタッチメントとは、インビザライン・アライナー(マウスピース)の歯の表面に取り付けるレジン製の突起のことをいいます。

インビザライン矯正では、アタッチメントを装着して歯に力を加えることで、正しい位置に動かしていく役割があります。

アタッチメントは、正しく装着しなければ歯を計画通り動かすことができなくなるので、注意が必要です。

今回は、アタッチメントが付いたインビザラインの装着方法について見ていきましょう。

 

インビザラインのアタッチメントとは?


インビザラインにはアタッチメントと呼ばれる突起を装置して、歯の表面に凹凸を増やすことで、歯をより正確に動かすことができます。

アタッチメントは、厚さ1mm程度の白いレジン素材で出来ており、歯の表面に付いています。アタッチメントが装着されても目立ちませんので、至近距離でも周囲に気づかれることはありません。

インビザラインは患者さんによって、形も異なり、全行程に必要な枚数もアタッチメントの数も違います。

アタッチメントの形には丸状・三角状・四角状の順にサイズが大きくなり、強さも大きくなっていきます。

アタッチメントは全てのインビザラインに付けるわけではなく、治療計画に基づいて設定します。

 

 

 

 

アタッチメント付きのインビザラインの装着方法


インビザラインのアライナー(マウスピース)は

7から10日くらい使い続けて歯が動いた頃に、新しいインビザラインに交換します。

マウスピースの装着は慣れてしまえば、カチッと簡単に取り外しができます。

装着する順番としては、まずは、前歯から奥歯にかけて、指でゆっくりと押していきます。

初めのうちは鏡で確認しながらゆっくりと装着して

あまり力を入れ過ぎないようにしましょう。

インビザラインには、アライナーチューイと呼ばれるシリコンゴム製のロールがあります。

アライナーを装着した後、アライナーチューイを噛みながらマウスピースをしっかりフィットさせてください。

アライナーチューイを噛まないと、正確に装着できず、歯が動かないことがあります。

外出する時もアライナーチューイは専用ケースに入れて常に持ち歩くことをおすすめします。

 

 

アタッチメント付きのインビザラインの取り外し方


アタッチメントが付いたインビザラインは、アタッチメントが引っ掛かりとなりマウスピースの装着が強まるのとは反面で、取り外すのに慣れるまでは少し時間がかかります。

外す順序は、右奥または左奥、つまり奥歯の内側から先にゆっくりと外すとやりやすいでしょう。

女性は長い爪の場合、補助具を使用すると爪が傷まないのでおすすめです。

歯磨きや食事の際に、マウスピースをティッシュに包んでおくと紛失してしまうので、外したら専用ケースに入れる癖を付けましょう。インビザラインのお手入れ方法

 

取り外したマウスピースはキレイにお掃除することが大切です。

インビザラインは、変形しやすい素材で作られているので、丁寧に取り扱いましょう。

取り外したマウスピースは歯ブラシやデンチャーブラシを使い、こすり洗いをしてください。(歯磨き粉は傷が付くので付けません。)

洗い流すときは熱いお湯は変形の原因になりますので、水で流してください。

1つのマウスピースを約10日間使用するで、臭いが気になったら、インビザライン専用の洗浄剤を使うと良いでしょう。

 

 

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科  院長の内澤でした。

 

 

 

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マウスピース型矯正装置、インビザラインとは

2019年8月14日

インビザラインの特徴  

「インビザライン(invisalign)」とは、歯科矯正先進国アメリカで誕生した矯正装置の一つです。インビザライン(invisalign)は装着しても目立たず、また取り外しのできる快適な歯矯正装置のため、世界中で多くの人に選ばれ始めています。

 

インビザラインとは?


日常生活で人と接する時に、歯並びが気になって仕方がない方は、一度は矯正治療を考えたことがあるでしょう。しかし、ワイヤーやブラケットを歯に固定させる矯正は、見た目の印象が大きく変わるため、ワイヤー矯正に抵抗がある方は多いです。

「インビザライン」は、自分で着脱できるマウスピース型の画期的な矯正装置のことをいいます。 マウスピースは厚さ0.5mmと薄く、透明に近いので、装着時も目立たず、至近距離でも矯正中であることに気づかれません。

オーダーメイド方式で設計されるため、ストレスフリーで快適なつけ心地が特徴です。

従来の矯正方法では抵抗がある方でも、「インビザライン」ならば気軽に始めることができます。

 

 

インビザライン5つの特徴


①治療完了までをイメージできる

独自のクリンチェックシステムにより、治療開始の状態から、どのように歯が動いていくのか把握できます。

治療開始から治療完了までの歯の動きは、3D画像で確認してから治療を始められるので安心です。

 

②治療期間が正確に分かる

治療開始前に、全ての過程を把握して、治療期間を正確に予測することができます。

前もって治療期間が分かるため、計画的に治療に取り組むことができます。

 

③オーダーメイド方式

精密検査で得られた3Dデータを元にして、患者様一人一人に合わせてマウスピースを設計します。

全過程のマウスピースは、専門工場にて、独自の設計と治療計画に基づき専門技工士が製造します。

 

④幅広い症例に対応可能

インビザラインは独自のクリンチェックシステムによる3D画像を確認できます。

そのため、他のマウスピース矯正(アソアライナー、スマイルライン、クリアコレクト等)では難しい幅広い症例にも対応可能です。

 

⑤着脱が簡単で装着感が良い

食事や歯磨きする時は、自分で簡単に取り外しすることができます。

革新的なテクノロジーにより、機能、素材に優れており、痛みや違和感が少ないのも人気のポイントです。

マウスピースを7日~10日ごとにマウスピースを自分で交換して、治療を進めていきます。

1つのマウスピースで歯を動かす距離が少ないので痛みを感じることが軽減されているといわれています。

定期的に医師がチェックして、予測実現性にも優れた歯列矯正を行うことが可能です。

 

⑥目立たない矯正装置

マウスピースは厚さ0.5mmと薄く、透明に近いので装着時も目立たず、至近距離でも矯正中であることに気づかれづらく、また目立ちません。

 

以上

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矯正装置と洗浄方法

2018年10月4日

こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科院長の内澤です。

 

矯正装置には、裏側矯正やマウスピース型矯正装置、拡大装置などいろんな種類の装置を使用して治療を行います。

装置の種類が違えば、使用方法も特徴も違います。

特徴としては、目立たない装置、夜のみに使用する装置などがあり、そのほかに患者様自身で取り外しのできる装置と、取り外しのできない装置があります。

小児矯正は取り外しのできる装置が多いです。

取り外しができる装置は取り外しができるのでメンテナンスがしやすいのも特徴です。

 

取り外しのできる装置の清掃方法は基本的にブラシで磨いていただく必要があります。

取り外しのできる装置の材料の多くがプラスチックやワイヤーを使用することが多く、プラスチックを使用した矯正装置の場合、プラスチックの特徴として吸水作用があります。

この吸水作用とまたプラスチックの表面の粗造のため、どうしても汚れが付着します。

その結果、装置からにおいが生じてしまうため、クリーニングのメンテナンスが必要となります。

ここで、気を付けなければならないことは、歯磨き粉では装置を磨いてはいけません

その理由として、歯磨き粉には研磨剤が入っており、その研磨剤によって装置が傷がつき、傷が付いたことでさらに汚れが付きやすくなります。

 

清掃方法としては、中性洗剤を使用することをお勧めします。

 

またほかの方法として、リテーナー洗浄剤や入れ歯洗浄剤もお勧めします。

リテーナー洗浄剤や入れ歯洗浄剤の使用方法は水の中に装置を浸し、そこに洗浄剤を入れます。洗浄剤の発砲が終了するまで、または洗浄材の色がなくなるまでなど、商品によって使用方法は違いますので取扱説明書をお読みください

洗浄剤の使用による効果として、消臭や洗浄効果があります。

 

まとめ

矯正装置には、裏側矯正やマウスピース型矯正装置、拡大装置などいろんな種類の装置があります。取り外しのできる矯正装置はメンテナンスが容易ですが、注意事項があります。

 

 

 

マウスピース型矯正装置(インビザライン)と矯正

2018年7月15日

こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。

 

矯正治療では色んな種類の矯正装置を使用して治療を行います。

そのなかで目立たない矯正装置には裏側矯正やマウスピース型矯正装置があります。

マウスピース型矯正装置には使用上の注意があります。

 

使用時間は20時間以上


基本的にマウスピース型矯正装置(インビザライン)の使用時間は20時間以上となります。

しかし、一般的な固定式で取り外しのできない矯正装置は24時間取り外しができない状態となります。

つまりマウスピース型矯正装置(インビザライン)は食事と歯磨きの時間は取り外すことができます。

そのため、矯正治療前と変わらない状態で食事をとることができます。

また、装置を取り外すことができることで、歯を磨きやすくなりますし

また装置は効率的に手に取って直接洗浄することができるため衛生的です。

 

 

 

 

チューイを使用する

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のシステムはパラパラ漫画のように治療前の歯並びから理想とする歯並びまでの動きをデジタルでシミュレーションを行い、それぞれのステップごとにマウスピースを作成します。作成されたマウスピースを決まった期間で交換を行います。

マウスピースをはめることで、歯がマウスピースの形の位置関係に一致する動きをするため歯は動きます。

つまり、新しいマウスピースをはめると、マウスピースの歯並びと実際の歯並びにギャップがあるため。最初のほうはマウスピースをはめても浮き上がってきます。

浮き上がったまま装置を使用すると、歯に適切な力がかからないためシミュレーション通りの歯の動きはしません

そこで、マウスピースの適合性を上げるため、チューイを使用します。

 

装置の清掃方法


矯正装置はほぼお口の中に入った状態で使用するため、洗浄しないと衛生的ではありません。

洗浄方法は多種多様で、歯ブラシのみで磨く方法、中性洗剤を併用する方法、洗浄剤(リテーナー洗浄剤や入れ歯洗浄時)を使用する方法などがあります。

しかしやってはいけない方法があり、それは歯磨き粉を使用した洗浄です。

理由として、歯磨き粉には研磨剤が入っており、研磨剤によって装置に傷が付いてしまい、より装置が汚れやすくなります。

 

まとめ


マウスピース型矯正装置には、注意事項はいろいろとありますが、それ以上に患者様自身で装置の

取り外しができたり、また目立ちづらかったりとメリットの多い矯正装置となります。

 

 

デジタル矯正

2018年5月19日

こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。

 

 

矯正治療で使用する装置には多種多様な装置があります。

一般的に治療に使用する矯正装置の作るために

  • 型取り(お口に中の情報を得るために、流動性の低い粘土のような材料を歯に圧接して歯の鋳型を作ります。)
  • 模型作り(型取りで採得した鋳型に石膏を注入することで、歯並びやかみ合わせの情報を三次元で表現した模型ができ上がります。)
  • 装置の作成(模型を使用して技工士さんの手によって一つ一つ模型にあった矯正装置をオーダーメイドにて作成します。)
  • 出来上がった装置をお口の中に装着

上記のようなようなステップを踏みます。

しかし上記の方法だと、材料を変えて数回のステップを踏むため、それぞれの間で細かいエラーが生じてしまいます。

 

そのため当院、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科では精度の高い矯正装置を作成するためデジタル矯正に力を注いでおります。

当院では口腔内スキャナー(Itero)を導入しており、装置作成のために、一般的な型取りではなく、Itero(口腔内スキャナー)を使用した型取りを行い歯並びの情報を得ております。

口腔内スキャナーと相性がいい矯正装置のひとつにマウスピース型矯正装置(インビザライン)があります。

 

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、パソコン上で現状の歯並びから理想とする歯並びまでの歯の動きをシミュレーションを行い、それぞれのステップのマウスピースを作成します。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)はデジタルデータから矯正装置を作成するため口腔内スキャナー(Itero)との相性が良くなります。

 

 

他にも当院では、裏側矯正でもデジタルを含めた装置の作成をしています。

現状では、すべての過程をデジタルで行てはいないのですが、将来的にはすべての過程をデジタルでできるように準備しております。

 

 

デジタルにするメリットとして、装置の精度の向上以外に

患者様サイドからすると、流動性のある型取りの材料を使用する必要がなく、口腔内スキャナーでは歯並びの情報を得ることができます。

 

 

まとめ


矯正治療もデジタル化が進んでおり、またデジタル化によるメリットも多いで。

 

 

 

矯正の治療費(表向き矯正と裏側矯正)|三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科

2018年3月29日

こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)院長の内澤です。

 

 

矯正治療費


一般的に裏側矯正と表向き矯正の治療費を比較すると、裏側矯正は割高になります。

それにはいくつかの理由があります。

理由の一つに、表向き矯正と舌側矯正でブラケット装置が付くまでの工程に違いがあり、裏側矯正の方が細かい準備作業が必要となります。

 

装置の構成

表向き矯正と舌側矯正で使用する装置は、①歯を動かす力を発揮するワイヤ、②歯に直接接続して歯に矯正力を加えるブラケット、 ③ワイヤーとブラケットを結紮する結紮線によって構成されます。

 

ワイヤーの特徴

ワイヤーはアーチ状の形態をしており、変形してもアーチ状の元の形態に戻ろうとする力を発揮します。この性能のため、このワイヤーをブラケットに入れることで歯にきれいなアーチ状に動く力が加わり、歯はきれいに並びます。

ワイヤーによって歯がアーチ状になる力が加わるため、ブラケットの接着位置はワイヤーがまっすぐなアーチ状になった状態で、きれいな歯並びになるような歯の適切な位置に設定されます。

 

表向き矯正ではブラケット装置を直接歯に装着することが多いですが、しかし裏側矯正では、歯の舌側に装置を装着するため、表向き矯正と比較し直接装着することが難しい事、また歯の形態が唇側に比べると舌側の方がでこぼこしており複雑なため、裏側矯正では矯正装置を付けるための装置を作り、間接的に装置を装着します。

 

装置がつくまで(裏側矯正)


裏側矯正ではブラケットが付くまでに以下の工程を組んでいます。

①型取り(高精度な材料を使用して)

②作業模型の作成

③模型の歯を分割、分割した歯を矯正治療後の歯並びをシミュレーションした状態に配列

④ブラケットを装着する位置を設定

⑤設定されたブラケットを同じ位置に装着するための装置の作成

⑥ブラケットを口腔内に装着

 

 

まとめ


裏側矯正では、細かい準備作業が必要となるため、治療費が表向き矯正にくらべ割高になります。

細かい手順を組む理由としては、歯の形態、および施術する時の視野が原因となります。

 

 

 

 

裏側矯正、ブラケットの種類と特徴

2018年3月25日

こんにちは三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)院長の内澤朋哉です。

 

矯正治療では、いろんな種類の装置を使用します(裏側矯正、マウスピース型矯正、表向き矯正)。

使用する装置によって使用する材料もそれぞれ違います。

 

裏側矯正のブラケット


裏側矯正で使用する装置のひとつに、歯に直接接着されるブラケットがあります。

各社色々なブラケットが開発製造されているため、多種多様なブラケットがあります。

 

 

STB

1.5㎜の厚さを実現したブラケットで、ブラケットが小さくなることで、弱い力で矯正治療を行うことがきます。また、ブラケットのセットする位置を、歯茎側に設定できるため、ストレートワイヤー法での治療が可能となります

 

 

アリアス(ALIAS)

STBの後発型のブラケットです

STBからの変化点としては、パッシブセルフライゲーションとスクエアスロットとなります。

従来の矯正装置では、長方形のワイヤーが入るように作成されていましたが、この装置では、正方形のワイヤーが入るように設定されています。

長方形にしたことで得られる効果としては、360度どの方向へのコントロールが効率良くできるようになります。

また、結紮が必要なくなったことで一回ごとの治療時間が短くなります。

 

 

CLIPPY L(クリッピーL)

装置の厚みが非常に薄く、装着後の違和感が軽減されます。

また、装置にキャップがセッティングされており結紮の必要がないため、お口を開けている時間を減らすことができます。

また、構造もシンプルなため、清掃性も良いです。

 

 

フジタメソッド

舌側矯正は初めて発表した藤田欣也先生が開発した矯正装置で、ワイヤーをセットできる場所が3箇所設計されている装置です。

3箇所それぞれのスロットを使用することで得られる機能を使用することで、歯を複雑に移動することができます。

 

 

Incognito(インコグニト)

CAD/CAMソフトウェアを使用した、つまりパソコン上でデジタルセットアップされカスタムメイドされたブラケットを使用します。そのため、装着後の違和感が軽減されます。

また、使用するワイヤーはベンディングロボットにてカスタマイズされます。

 

 

HARMONY(ハーモニー)

CAD/CAMソフトウェアでデジタルセットアップされカスタムメイドされたブラケットを使用します。装着後の違和感が軽減されます。また、使用するワイヤーはベンディングロボットにてカスタマイズされます。

 

インコグニトとHARMONY(ハーモニー)の二つの違い

インコグニトとHARMONY(ハーモニー)は両方ともCAD/CAMソフトウェアでカスタムメイドされたブラケットですが。この二つの違いは、シャッターで結紮するか、結紮線やモジュールで結紮するかの違いがあります

 

 

Kurz(カーツ)

第7世代まで開発されている装置です。

バイトプレートが構造の中に含まれるため、かみ合わせの深いかみ合わせの治療に有利となります

 

 

まとめ


裏側矯正で使用する矯正装置(ブラケット)にはいろんな種類があり特徴もそれぞれです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横顔と矯正治療|三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科

2018年3月8日

こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区) 院長の内澤です。

 

ふと

鏡を見た時に、何をみますか?

歯並び?髪型?えがお?

そこに、横顔ははいりますか?

横顔の雰囲気、例えば下顎が出ていたり、口元が出ていたり、またはバランスのいい横顔

またはバランスのいい横顔ってなんでしょう?

 

横顔を評価する方法にE-LINE やS-LINEという基準


以前は、横顔の評価の一つに、鼻の上と顎とを結んだライン上に上唇と下唇の一番出ているところが一致すると綺麗に見える(E-LINE)といわれていました。しかし最近では基準も変わり、E-LINE よりもS-LINEが有用だと言われています。

S-LINEとはライン上に上唇と下唇の一番出ているところが一致せずに、やや内側に唇が位置する横顔が綺麗だといわれています。

一般的に日本人は頤が未発達で鼻が低い人が多いため、相対的に上下唇の位置が前に出たように見えます。そのため、日本人がE-LINE やS-LINEという基準を達成する方は少ないです。

 

横顔の評価を高めるには頤、唇、鼻の位置が重要となります。

矯正治療によって改善できる範囲は限られますが、矯正治療によって口元の位置関係を改善することもできます。

 

唇の位置


例えば、前歯が前に出ていれば、もちろん唇も前に出ますし、逆に前歯が後退すれば、唇も後退します。

つまり、前歯の位置関係が重要になります。

前歯が前に出ている状態には、出っ歯(上顎前突や上下顎前突)があります。

 

上顎前突

上顎の歯が相対的にした顎の歯よりも前にある状態を言います。

 

上下顎前突

上顎前突とは違い、上顎の歯と下顎の歯の両方が前方に出ている状態を言います。

 

顎の位置


顎の位置関係も横顔を評価するときに重要となります。

例えば、顎の位置が前方に突出すると、鼻の上と顎とを結んだラインよりも唇は大きく後退します。

また逆に顎の位置が後方に後退すると、鼻の上と顎とを結んだラインよりも唇は大きく突出します。

 

 

 

まとめ


横顔の評価には頤、唇、鼻の位置が重要となります。

この位置関係の改善方法には、美容整形外科での治療、歯に対する矯正治療、外科手術を併用した矯正治療等の方法があります。その中で、どのように治療を行うかは、ちゃんと検討したほうがいいと思います。

以前、出っ歯の改善方法やメリットとして以前ブログを書いていますので見ていただければと思います。

 

出っ歯の改善方法,プレオルソ,インビザ,裏側矯正

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

電話でのお問い合わせ

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