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この記事の監修者

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。

院長:内澤 朋哉

監修者
内澤 朋哉

経歴

2009年 北海道医療大学歯学部卒業
2009年 北海道医療大学院歯学研究科
2014年 北海道医療大学歯学部歯科矯正学講座
2015年 こうざき歯列矯正歯科クリニック勤務
2017年 三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科開院

ハーフリンガル矯正とは?費用・メリット・デメリットを解説

2024年7月19日 /更新日:2026年10月1日

「矯正したいけれど、できるだけ装置を目立たせたくない」

そのような方の選択肢のひとつが、ハーフリンガル矯正です。

ハーフリンガル矯正とは、一般的に

・上顎:歯の裏側に装置をつける裏側矯正
・下顎:歯の表側に装置をつける表側矯正

を組み合わせたワイヤー矯正です。

笑ったときに見えやすい上の歯の装置を裏側にすることで、表側矯正より装置を目立ちにくくしながら、上下とも歯の裏側に装置をつける裏側矯正(舌側矯正)より、費用や舌への違和感を抑えられる場合があります。

ただし、すべての歯並びにハーフリンガル矯正が適しているわけではありません。歯並びや噛み合わせ、抜歯の有無、治療目標などを確認したうえで治療方法を選択する必要があります。

この記事では、ハーフリンガル矯正の費用、目立ちやすさ、メリット・デメリット、表側矯正や上下裏側矯正との違いを解説します。

当院で治療した八重歯・前歯のでこぼこ・口元の突出・出っ歯の症例も紹介しています。ご自身の悩みに近い症例とあわせて、治療方法を検討する際の参考にしてください。

 

 

矯正装置の金額と目立ちにくさの兼ね合いを表にした図

ワイヤー矯正のイメージ図 リンガル矯正のイメージ図 マウスピース矯正のイメージ図

 

 

目次

ハーフリンガル矯正とは?

ハーフリンガル矯正とは、一般的に上顎を裏側矯正、下顎を表側矯正にするワイヤー矯正です。

上の歯は笑ったときや会話中に見えやすいため、装置を歯の裏側につけることで、表側矯正と比較して矯正装置を目立ちにくくできます。

一方、下顎は表側に装置をつけるため、上下とも裏側に装置をつけるフルリンガル矯正と比較すると、舌に触れる装置の範囲が少なく、発音や違和感への影響を抑えられる場合があります。

また、費用についても、一般的には表側矯正より高く、フルリンガル矯正より抑えられる傾向があります。

そのため、ハーフリンガル矯正は「矯正装置をできるだけ目立たせたくないが、上下とも裏側矯正にする必要まではない」という方に適した選択肢のひとつです。

 

 

ハーフリンガル矯正の費用

ハーフリンガル矯正の費用は、表側矯正より高く、上下とも裏側に装置をつけるフルリンガル矯正より抑えられることが一般的です。

一般的な矯正治療費の目安は、以下の通りです。

矯正方法 一般的な費用の目安
表側矯正 70〜100万円程度
ハーフリンガル矯正 100〜130万円程度
フルリンガル矯正 120〜150万円程度

※実際の費用は、歯並びや噛み合わせの状態、治療内容、使用する装置、医院によって異なります。

ハーフリンガル矯正は、見えやすい上顎を裏側矯正、下顎を表側矯正にすることで、装置を目立ちにくくしながら、フルリンガル矯正より治療費を抑えられる点が特徴です。

当院のハーフリンガル矯正の費用

当院のハーフリンガル矯正の基本施術料は115万円(税込)です。治療中の処置料は1回8,800円(税込)で、通常は約6週間ごとにご来院いただきます。

歯並びや噛み合わせによって必要な治療内容や治療期間は異なります。詳しい料金については、矯正治療の費用・料金表をご確認ください。

初回相談では、治療方法の選択肢とあわせて、予想される治療期間や費用についてもご説明しています。

 

 


ハーフリンガル矯正のメリット

1.矯正装置が目立ちにくい

ハーフリンガル矯正では、笑ったときに見えやすい上顎の装置を歯の裏側につけます。

そのため、上下とも表側に装置をつける表側矯正と比較すると、正面から矯正装置が見えにくくなります。

仕事や学校などで人と接する機会が多く、できるだけ矯正装置を目立たせたくない方にとって大きなメリットです。

2.フルリンガル矯正より費用を抑えられる

ハーフリンガル矯正は、上顎を裏側矯正、下顎を表側矯正にするため、上下とも裏側に装置をつけるフルリンガル矯正と比較すると、治療費を抑えられることが一般的です。

「目立ちにくさを重視したいが、費用もできるだけ抑えたい」という方に適した選択肢のひとつです。

3.フルリンガル矯正より舌への違和感を抑えやすい

上下とも裏側に装置をつけるフルリンガル矯正では、上下の装置が舌に触れるため、治療開始直後に違和感や発音のしにくさを感じることがあります。

ハーフリンガル矯正では下顎の装置が表側にあるため、舌に触れる装置の範囲が少なくなります。

そのため、フルリンガル矯正と比較すると、舌への違和感や発音への影響を抑えられる場合があります。

4.装置を自分で着脱する必要がない

ハーフリンガル矯正は固定式のワイヤー矯正です。

マウスピース型矯正装置のように、患者様自身で毎日決められた時間装着する必要がありません。

装着時間の自己管理に不安がある方にとっては、固定式装置であることもメリットのひとつです。

 

ハーフリンガル矯正の装置

 


ハーフリンガル矯正のデメリット

1.表側矯正より費用が高くなる

ハーフリンガル矯正では、上顎に裏側矯正用の装置を使用するため、一般的な表側矯正と比較すると治療費が高くなる傾向があります。

一方、上下とも裏側に装置をつけるフルリンガル矯正と比較すると、費用は抑えられることが一般的です。

2.治療開始直後は舌に違和感が出ることがある

上顎の歯の裏側にブラケットやワイヤーを装着するため、治療開始直後は舌が装置に触れ、違和感や話しにくさを感じることがあります。

多くの場合は徐々に慣れていきますが、感じ方には個人差があります。

3.発音に影響することがある

上顎の裏側に装置がつくことで、治療開始直後は「サ行」「タ行」などの発音がしにくいと感じる場合があります。

フルリンガル矯正より舌に触れる装置の範囲は少なくなりますが、発音への影響がまったくないわけではありません。

4.歯磨きが難しくなる

歯の裏側にブラケットやワイヤーがつくため、通常より歯磨きが難しくなります。

特にブラケット周囲には食べ物やプラークが残りやすいため、歯ブラシだけでなく、タフトブラシや歯間ブラシなどを使用して丁寧に清掃することが重要です。

清掃が不十分な状態が続くと、虫歯や歯肉炎のリスクが高くなる可能性があります。

 

ハーフリンガル矯正中の歯磨き

ハーフリンガル矯正で後悔しないために確認したいこと

ハーフリンガル矯正は、表側矯正より装置が目立ちにくく、フルリンガル矯正より費用や舌への違和感を抑えやすい治療方法です。

一方で、治療開始後に「思ったより下の装置が見えた」「発音しにくい」「歯磨きが難しい」「想定より費用がかかった」と感じる方もいます。

後悔を防ぐためには、治療を始める前に以下の点を確認しておくことが大切です。

  • 下顎の表側装置がどの程度見えるか
  • 発音や舌の違和感が生じる可能性
  • 装置料だけでなく処置料を含めた総額
  • 予想される治療期間
  • 表側矯正やフルリンガル矯正との違い
  • 自分の歯並びに適した治療方法か

治療方法は見た目だけで決めず、歯並びや噛み合わせ、費用、治療期間などを比較して選ぶことが重要です。


ハーフリンガル矯正の治療期間

ハーフリンガル矯正の治療期間は、一般的な全体矯正では1年半〜3年程度が目安となります。

ただし、治療期間はハーフリンガル矯正という装置の種類だけで決まるものではありません。

歯のでこぼこの程度、噛み合わせ、抜歯の有無、歯を移動する距離、治療への反応などによって治療期間は異なります。

特に、抜歯したスペースを利用して前歯を大きく移動する症例や、内側に入った歯を並べるためのスペースを作る必要がある症例では、治療期間が長くなることがあります。

当院では、精密検査の結果をもとに治療計画を立て、治療開始前におおよその治療期間についてご説明しています。

 


当院のハーフリンガル矯正の特徴

当院では、患者様の歯並びや噛み合わせ、治療計画に応じてハーフリンガル矯正を行っています。

裏側矯正装置を作製する際には、口腔内スキャナー「iTero」を使用して歯列のデジタルデータを取得し、そのデータをもとに歯列模型を作製します。

作製した模型上でブラケットの位置を確認し、治療計画に合わせて裏側矯正装置を準備します。

裏側矯正は、歯の表側に装置をつける表側矯正と比べて、ブラケットを装着する位置やワイヤー調整に専門的な知識と技術が必要になります。

当院では、歯並びや噛み合わせ、抜歯の有無、歯の移動量などを確認したうえで、一人ひとりの治療計画に合わせて装置を選択しています。

金属アレルギーがある場合

裏側矯正では金属製のブラケットやワイヤーを使用することがあります。

金属アレルギーがある方は、使用する装置の材質を確認したうえで治療方法を検討する必要があります。アレルギーの種類や程度によっては、ほかの矯正方法をご提案する場合があります。

 

 

 


表側矯正・ハーフリンガル矯正・裏側矯正の違い

ワイヤー矯正には、装置を歯の表側につける表側矯正、上顎を裏側・下顎を表側にするハーフリンガル矯正、上下とも裏側にする裏側矯正(フルリンガル)があります。

それぞれ、装置の目立ちやすさや費用、舌への違和感などに違いがあります。

項目 表側矯正 ハーフリンガル矯正 裏側矯正
上顎の装置 表側 裏側 裏側
下顎の装置 表側 表側 裏側
目立ちやすさ 比較的目立つ 目立ちにくい 最も目立ちにくい
費用 比較的抑えやすい 中間 高くなりやすい
舌への違和感 少ない 上顎で感じることがある 上下で感じることがある
発音への影響 比較的少ない 生じることがある 生じることがある
歯磨き 比較的しやすい 上顎の裏側が磨きにくい 裏側の清掃が難しい

それぞれの治療方法について詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。

 


ハーフリンガル矯正が向いている人・ほかの治療方法を検討したい人

ハーフリンガル矯正は、上の歯の装置を目立ちにくくしながら、上下とも裏側に装置をつけるフルリンガル矯正より費用を抑えたい方の選択肢です。

装置の見え方や費用、取り外しの希望などを比較し、ご自身の生活に合う方法を検討することが大切です。

ハーフリンガル矯正が向いている人

次のような希望がある方は、ハーフリンガル矯正を検討できます。

  • 上の歯の矯正装置をできるだけ目立たせたくない
  • フルリンガル矯正より費用を抑えたい
  • 下の歯の表側装置が見えることは許容できる
  • マウスピースの装着時間を毎日管理することに不安がある
  • 固定式のワイヤー矯正を希望している

ただし、上顎の裏側装置による舌の違和感や発音への影響は生じることがあります。装置の見た目だけでなく、治療中の生活への影響も確認して選びましょう。

ほかの治療方法を検討したい人

次のような希望がある方は、ほかの矯正方法も比較してみてください。

希望すること 比較したい治療方法
下の歯の装置もできるだけ見えにくくしたい 上下裏側矯正(フルリンガル矯正)
費用を抑えたい、舌に装置が触れることを避けたい 表側矯正
食事や歯磨きの際に装置を取り外したい マウスピース型矯正装置

それぞれの特徴については、裏側矯正(舌側矯正)、表側矯正、マウスピース型矯正装置をご覧ください。


ハーフリンガル矯正の適応はどう判断する?

ハーフリンガル矯正が適しているかは、見た目や費用の希望だけでは決まりません。歯並びや噛み合わせ、歯周組織の状態、必要な歯の移動量などを確認したうえで判断します。

抜歯が必要な場合や歯のでこぼこが大きい場合でも、ハーフリンガル矯正で治療できることがあります。抜歯の有無やでこぼこの程度だけで、適応が決まるわけではありません。

一方、歯の形や位置、噛み合わせによって装置を取り付けにくい場合などは、別の装置や治療方法を検討することがあります。また、歯磨きや口腔内の清掃に課題がある場合は、清掃方法や口腔内の状態を確認する必要があります。

当院では、診察やレントゲン撮影などの精密検査の結果をもとに、患者様のご希望も踏まえて治療方法をご提案します。


当院のハーフリンガル矯正の症例

八重歯・前歯のでこぼこが気になる方 症例①
前歯のでこぼこの治療例を見たい方 症例②
歯並びと口元の突出を改善したい方 症例③
出っ歯・深い噛み合わせが気になる方 症例④

 

 


症例①:八重歯と前歯のでこぼこをハーフリンガル矯正で改善した症例

患者:20代女性
主訴:八重歯、前歯のでこぼこ
治療方法:ハーフリンガル矯正
抜歯:小臼歯4本
治療期間:36ヶ月

治療費:ハーフリンガル矯正115万円(税込)
処置料:1回8,800円(税込)
※治療当時の料金です。検査料や保定装置料など、実際の費用は治療時期・治療内容によって異なる場合があります。

上顎の八重歯と、前歯の一部が内側に入っている歯並びを改善したいとのことで来院されました。

できるだけ矯正装置を目立たせたくないことに加え、マウスピース型矯正装置の装着時間を毎日管理することに不安があったため、上顎を裏側、下顎を表側にするハーフリンガル矯正を選択しました。

歯を並べるためのスペースが不足していたため、上下左右の小臼歯4本を抜歯して治療を行いました。矯正治療で抜歯が必要になる基準については、抜歯矯正とは?抜歯が必要なケースとメリット・デメリットで詳しく解説しています。

特に上顎では、内側に入っている前歯を並べるスペースを確保するため、犬歯を後方へ移動した後に前歯を配列しています。

治療期間は36ヶ月で、前歯のでこぼこおよび噛み合わせの改善が得られたため、動的治療を終了しました。

治療後は、歯並びの後戻りを防ぐため、取り外し式の保定装置と固定式のワイヤーを使用して保定を行っています。

リスク・副作用:歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、歯肉炎、歯周病、疼痛など

 

八重歯と前歯反対咬合の改善を ハーフリンガル矯正(ワイヤー矯正)で改善した症例

 

 

 

 

 


症例②:前歯のでこぼこをハーフリンガル矯正で改善した症例

患者:40代女性
主訴:前歯のでこぼこ
治療方法:ハーフリンガル矯正
抜歯:小臼歯4本

治療期間:36ヶ月

治療費:ハーフリンガル矯正115万円(税込)
処置料:1回8,800円(税込)
※治療当時の料金です。検査料や保定装置料など、実際の費用は治療時期・治療内容によって異なる場合があります。

前歯のでこぼこを改善したいとのことで来院されました。

できるだけ矯正装置を目立たせたくないことに加え、上下とも裏側に装置をつけるフルリンガル矯正より費用を抑えたいというご希望があり、上顎を裏側、下顎を表側にするハーフリンガル矯正を選択しました。

歯を並べるためのスペースが不足していたため、上下左右の小臼歯4本を抜歯して治療を行いました。

また、抜歯によってできたスペースを有効に利用して歯を移動するため、歯科矯正用アンカースクリューを併用しています。

治療後は、前歯のでこぼこが改善し、抜歯スペースも閉鎖され、噛み合わせを確認したうえで動的治療を終了しました。

動的治療終了後は、歯並びの後戻りを防ぐため、取り外し式の保定装置と歯の裏側に装着する固定式ワイヤーを使用して保定を行っています。

リスク・副作用:歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、歯肉炎、歯周病、疼痛など

ハーフリンガル 矯正治療のビフォーアフター

 

 

 

 

 

 

 


症例③:前歯のでこぼこと口元の突出をハーフリンガル矯正で改善した症例

患者:20代女性
主訴:前歯のでこぼこ、口元の突出
治療方法:ハーフリンガル矯正
抜歯:小臼歯4本
治療期間:37ヶ月

治療費:ハーフリンガル矯正115万円(税込)
処置料:1回8,800円(税込)
※治療当時の料金です。検査料や保定装置料など、実際の費用は治療時期・治療内容によって異なる場合があります。

 

前歯のでこぼこ(叢生)に加え、口唇の突出や上下顎前突、いわゆる口ゴボの改善を希望され来院されました。

口ゴボは、前歯の位置や傾斜、唇の厚み、上下顎の骨格など複数の要因が関係します。詳しくは、口ゴボとは?原因・治療方法と抜歯矯正の考え方をご覧ください。

矯正装置をできるだけ目立たせたくないというご希望があり、上顎を裏側、下顎を表側にするハーフリンガル矯正を選択しました。

歯を並べるためのスペースが不足していたため、上下左右の小臼歯4本を抜歯して治療を行いました。

上顎では、内側に入っている前歯を並べるためのスペースを確保する必要があり、まず犬歯を後方へ移動し、その後に内側に入った前歯を配列しました。

このように、内側に入った歯を並べるためのスペースを段階的に作る必要がある症例では、一般的な抜歯矯正と比較して治療期間が長くなることがあります。

治療期間は37ヶ月で、前歯のでこぼこおよび噛み合わせの改善を確認したため、動的治療を終了しました。

治療後は、歯並びの後戻りを防ぐため、取り外し式の保定装置と歯の裏側に装着する固定式ワイヤーを使用して保定を行っています。

リスク・副作用:歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、歯肉炎、歯周病、疼痛など

 

 

ハーフリンガル矯正での治療 治療前 ハーフリンガル矯正での治療 治療中ハーフリンガル矯正での治療 治療前後

 

 

 

 

 

症例④:出っ歯と深い噛み合わせを、上顎2本の抜歯とハーフリンガル矯正で改善した症例

出っ歯の改善を希望して来院された患者様です。上の前歯の突出に加え、上の前歯が下の前歯を深く覆う過蓋咬合が認められました。

上下の歯の前後関係や前歯の傾斜を精密検査で確認し、上顎左右の第一小臼歯2本を抜歯する治療計画としました。上顎を裏側、下顎を表側にするハーフリンガル矯正に、口蓋のアンカースクリューを併用しています。

治療期間:3年2か月
基本施術料:115万円(税込)
処置料:1回8,800円(税込)
※治療当時の料金です。

リスク・副作用:歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、歯肉炎、歯周病、疼痛など

出っ歯の抜歯矯正|上顎2本の抜歯とハーフリンガルで改善した30歳女性の症例

上顎だけを抜歯した理由や、深い噛み合わせへの対応、治療前後の写真は、以下の症例記事で詳しく紹介しています。

 

出っ歯の抜歯矯正|上顎2本の抜歯とハーフリンガルで改善した30歳女性の症例

 


ハーフリンガル矯正のよくある質問

Q1.ハーフリンガル矯正は痛いですか?

ハーフリンガル矯正でも、装置をつけた直後やワイヤーを調整した後に、歯が浮くような感覚や痛み、違和感が出ることがあります。

痛みの程度には個人差がありますが、数日程度で徐々に軽減することが一般的です。

また、上顎の歯の裏側に装置がつくため、治療開始直後は舌が装置に触れて痛みや違和感を感じることもあります。装置に慣れるにつれて、気になりにくくなる方が多いです。

強い痛みが続く場合や、ワイヤー・ブラケットが粘膜や舌に強く当たる場合には、矯正歯科へ相談してください。

Q2.ハーフリンガル矯正は発音に影響しますか?

ハーフリンガル矯正では、上顎の歯の裏側にブラケットやワイヤーがつくため、治療開始直後は発音しにくいと感じることがあります。

特に「サ行」「タ行」など、舌を上の前歯付近に近づけて発音する音に違和感が出る場合があります。

ただし、舌が装置の位置に慣れることで、徐々に発音しやすくなる方が多いです。

上下とも裏側に装置をつけるフルリンガル矯正と比較すると、ハーフリンガル矯正では下顎が表側矯正になるため、舌に触れる装置の範囲が少なく、発音への影響を抑えられる場合があります。

Q3.ハーフリンガル矯正の治療期間はどれくらいですか?

ハーフリンガル矯正による全体矯正では、治療期間はおおむね1年半〜3年程度が目安となります。

ただし、実際の治療期間は、

  • 歯のでこぼこの程度
  • 噛み合わせ
  • 抜歯の有無
  • 歯を移動する距離
  • 歯の動き方
  • 来院間隔

などによって異なります。

特に、抜歯したスペースを利用して前歯を大きく移動する場合や、内側に入っている歯を並べるためのスペースを作る必要がある場合には、治療期間が長くなることがあります。

また、歯を動かす治療が終了した後には、歯並びの後戻りを防ぐために保定装置(リテーナー)を使用します。

Q4.ハーフリンガル矯正中でも普通に食事できますか?

基本的には普段通りの食事ができます。

ただし、ブラケットやワイヤーに強い力が加わると装置が外れたり変形したりすることがあるため、治療中は硬いものや粘着性の高い食べ物に注意が必要です。

例えば、

  • 氷や非常に硬いせんべい
  • キャラメルなど粘着性の高い食品
  • 硬い肉や大きな食べ物

などは、そのまま強く噛まず、小さく切って食べることをおすすめします。

また、上顎の装置は歯の裏側にあるため食べ物が詰まることがあります。食後の歯磨きや口腔内の清掃も重要です。

Q5.ハーフリンガル矯正は目立ちますか?

表側矯正と比較すると、ハーフリンガル矯正は目立ちにくい矯正方法です。

ハーフリンガル矯正では、笑ったときや会話中に比較的見えやすい上顎の装置を歯の裏側につけます。

一方、下顎には表側から装置をつけるため、大きく口を開けたときなどには下の装置が見えることがあります。

「矯正装置をできるだけ目立たせたくないが、上下とも裏側にする必要まではない」という方に適した選択肢のひとつです。

上下とも装置をさらに目立ちにくくしたい場合には、フルリンガル矯正も選択肢になります。

Q6.ハーフリンガル矯正は表側矯正より治療期間が長くなりますか?

ハーフリンガル矯正だから必ず表側矯正より治療期間が長くなる、というわけではありません。

矯正治療の期間は装置の種類だけではなく、歯並びや噛み合わせ、抜歯の有無、歯の移動量などによって大きく異なります。

そのため、表側矯正とハーフリンガル矯正で治療期間に大きな差が生じない場合もあります。

治療方法を選ぶ際には、治療期間だけでなく、装置の目立ちにくさ、費用、違和感なども含めて比較することが重要です。

Q7.抜歯が必要な症例でもハーフリンガル矯正はできますか?

はい。抜歯が必要な症例でもハーフリンガル矯正を行うことは可能です。

歯のでこぼこが大きい場合や、前歯の突出を改善するために十分なスペースが必要な場合などでは、小臼歯を抜歯して治療を行うことがあります。

実際に当院でも、ハーフリンガル矯正と小臼歯抜歯を組み合わせて、前歯のでこぼこや口元の突出を改善した症例があります。

ただし、抜歯が必要かどうかは装置の種類で決まるものではありません。歯並び、顎の大きさ、前歯の位置、口元のバランス、噛み合わせなどを精密検査で確認したうえで判断します。

Q8.ハーフリンガル矯正とマウスピース矯正はどちらがいいですか?

どちらが適しているかは、歯並びや噛み合わせ、治療目標、ライフスタイルによって異なります。

ハーフリンガル矯正は固定式のワイヤー矯正なので、患者様自身で装置の着脱時間を管理する必要がありません。そのため、マウスピースを毎日決められた時間装着することに不安がある方には選択肢となります。

一方、マウスピース型矯正装置は取り外しができ、食事や歯磨きの際に装置を外せるという特徴があります。

どちらの方法にもメリット・デメリットがあり、すべての歯並びに同じ方法が適しているわけではありません。

当院では、歯並びや噛み合わせを確認したうえで、それぞれの治療方法の特徴、治療期間、費用などをご説明し、患者様のご希望も踏まえて治療方法を検討します。

それぞれの違いを比較して検討したい方は、インビザラインとワイヤー矯正はどっちがいい?違い・向いている人を比較もご覧ください。

 

 


三軒茶屋でハーフリンガル矯正を検討している方へ

「上の矯正装置を目立たせたくない」「上下裏側矯正との費用の違いを知りたい」「出っ歯や口元の突出も相談したい」など、気になることを初回相談でお聞かせください。

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科では、歯並びや噛み合わせを拝見し、ご希望を伺ったうえで、考えられる治療方法や費用についてご説明します。抜歯の必要性や具体的な治療計画は、精密検査の結果をもとに判断します。

当院は三軒茶屋駅から徒歩2分です。矯正相談は、LINEまたはWEBからご予約いただけます。

 

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