ハーフリンガル(裏側) メリット 八重歯反対咬合の矯正歯科とは?
2024年7月19日
矯正治療には、成人矯正、Ph2、大人の矯正、小児矯正、子供の矯正、Ph1などいろんな名称があり呼ばれていますが、基本的に分類すると2種類で、乳歯と永久歯が混在する状況での歯列矯正と、永久歯だけが存在する歯並びの歯列矯正に分類されます。
永久歯だけの歯並びの矯正を成人矯正、Ph2、大人の矯正と言われ、ハーフリンガルなどのワイヤー矯正やマウスピース型矯正(インビザライン)が矯正装置のメインとなる治療となります。
ワイヤー矯正は歯の表側にマルチブラケットを装着する表側矯正(表向き)、歯の舌側、裏側にマルチ ブラケットを装着する、裏側矯正(舌側矯正)があります。表側矯正(表向き)治療と裏側矯正治療のハーフアンドハーフがハーフリンガル矯正となります。
ハーフリンガル矯正はメリットの多い矯正治療方法となります。
ハーフリンガル矯正とは 特徴、メリット、デメリット
ハーフリンガル矯正とは、歯の表側と裏側の両方に矯正装置を取り付ける矯正方法です。ハーフリンガル矯正は、特に目立ちにくい矯正を希望する方に適しています。具体的には、前歯など見えやすい部分には裏側(舌側)に装置を付け、奥歯など見えにくい部分には表側(唇側)に装置を付けることで、見た目の自然さを保ちながら矯正を行います。
ハーフリンガル矯正治療費用について
当院でのハーフリンガル矯正の費用は「上限明示システム」を提示しています。
矯正治療前にハーフリンガル矯正治療費用の「下限矯正費用」と「上限矯正費用」を提示します。
予定通り矯正治療が進めばハーフリンガル矯正の治療費用やすくできます、治療期間が延びてしまっても、上限以上の治療費用はかかりません。
ハーフリンガル矯正の治療費用は95万円から開始し、6から8週 経過すると定期的な来院をしていただき、ハーフリンガル矯正の処置料として費用8,800円かかりますが
処置料の費用の合計費用には上限があるため、ハーフリンガル矯正の上限費用以上の治療費用はかかりません。
メリット
目立ちにくい
ハーフリンガル矯正は上顎の前歯の矯正器具が裏側に取りつけられるため、ハーフリンガルは表側矯正に比べ装置が見える程度が抑えられ、日常生活での見た目が非常に自然です。写真を撮る際や、人と話す際に矯正装置が見えにくいという大きなメリットがあり、おすすめです。
値段がおてごろ
ハーフリンガル矯正は、裏側矯正と表向き矯正のコンビネーションなので、費用の平均の相場も上下裏側矯正と上下表向きの矯正の間の費用となります。つまり上下裏側矯正より安く治療を受けれます。
快適性
ハーフリンガル矯正では上顎が裏側に装置があることで、口の中で唇や頬の内側に装置が当たりにくく、口内炎や痛みなどのトラブルが少なくなります。
効果的な矯正力
裏側と表側の両方に装置を取り付けることで矯正力が均等にかかり、効果的に歯を動かすことができます。これにより治療期間が短縮されることもあります。
発音の変化が少ない
完全なリンガル矯正(上下裏側矯正)に比べ、ハーフリンガル矯正では舌が装置に当たる面積が少ないため、滑舌、発音の変化が少なくて済みます。
個別対応が可能
患者一人ひとりの歯並びや口腔内の状況に応じて、最適な矯正計画を立てることができます。これにより、より効率的で効果的な治療が期待できます。
心理的な安心感
ハーフリンガル矯正は見た目を気にせずに矯正治療を続けられるため、特に社会的な場面でのストレスが軽減されます。自己肯定感の向上や、治療への積極的な取り組みを促す要因にもなります。
デメリット
費用が高い(値段)
通常の表側矯正(表向き)に比べて、ハーフリンガル矯正は費用(値段)が少し高額になることが多いです。これは、裏側に取りつける装置が特殊でセットアップやジグの製作費用(値段)がかかるためです。
違和感や不快感
裏側の装置に舌が触れるため、最初のうちは違和感を感じることがあります。この違和感は時間と共に慣れることが多いですが、発音に影響が出ることもあります。
メンテナンスの難しさ
裏側に装置があるため、歯磨きや食事の際に食べ物が装置に詰まりやすくなります。特に、装置の清掃が難しく、歯磨きに時間がかかることがあります。口腔内の衛生状態を保つために、丁寧なブラッシングと定期的な歯科医院でのクリーニングが必要です。
装置の調整が複雑
裏側の装置は調整が難しく、装置の位置を細かく調整するために時間がかかることがあります。また、調整のたびに患者が不快に感じることもあります。
当院では、十分の経験や、技術を有した歯科医師が治療にあたりますので、ご安心ください。
ハーフリンガル矯正の特徴
審美性: ハーフリンガル矯正は前歯の装置が裏側にあるため、笑ったり話したりしても矯正装置がほとんど見えません。
効果的な治療: 表側と裏側の両方に装置を付けることで、矯正力を効率的に利用できます。
快適性: 裏側に装置があるため、装置が唇や頬に当たることが少なく、口内炎などのトラブルが少ないです。
ハーフリンガルブラケットは裏側につく場合は金属ののブラケットを使用します。そのため金属アレルギーの場合はハーフリンガル矯正が難しい場合がありますが、その場合はインビザラインが向いているかもしないので一度検討してもいいかもしれません。
裏側矯正装置の種類の紹介
裏側矯正で使用する装置のひとつに、歯に直接接着されるブラケットがあります。
各社色々なブラケットが開発製造されているため、多種多様なブラケットを紹介します。
アリアス(ALIAS)
STBの後発型の裏側矯正のブラケットです
STBからの変化点としては、パッシブセルフライゲーションとスクエアスロットとなります。
従来の裏側矯正装置では、長方形のワイヤーが入るように作成されていましたが、この装置では、正方形のワイヤーが入るように設定されています。
長方形にしたことで得られる効果としては、360度どの方向へのコントロールが効率良くできるようになります。
また、結紮が必要なくなったことで一回ごとの治療時間が短くなります。
CLIPPY L(クリッピーL)
裏側矯正装置の厚みが非常に薄く、装着後の違和感が軽減されます。
また、裏側矯正装置にキャップがセッティングされており結紮の必要がないため、お口を開けている時間を減らすことができます。
また、構造もシンプルなため、清掃性も良いです。
Incognito(インコグニト)
CAD/CAMソフトウェアを使用した、つまりパソコン上でデジタルセットアップされカスタムメイドされたブラケットを使用します。そのため、裏側矯正装着後の違和感が軽減されます。
また、使用するワイヤーはベンディングロボットにてカスタマイズされます。
HARMONY(ハーモニー)
CAD/CAMソフトウェアでデジタルセットアップされカスタムメイドされたブラケットを使用します。裏側矯正装着後の違和感が軽減されます。また、使用するワイヤーはベンディングロボットにてカスタマイズされます。
ハーフリンガル矯正の当院で行なった症例報告
八重歯と前歯部反対咬合の改善を矯正(上顎:表側 下顎:裏側 のワイヤー矯正)で改善した症例
症例の症状をまとめると以下となります。
特徴
・八重歯。
・上顎の前歯一本が内側に入っている。
・左上に乳歯が残っている。
方針
Step1: 上顎の犬歯の後方移動
Step2: 内側に入っている歯の位置の改善
Step3: 全体的な凸凹とかみあわせの改善
使用した矯正装置
・ハーフリンガル(目立つことが抑えられる)裏側矯正の装置としてクリッピーのマルチブラケット 表側矯正(表向き)はエスタMBを使用してます。 セットアップとジグは歯科技工士と共に作成します。
(上顎:裏側 下顎:表側 のワイヤー矯正)
・歯科矯正用アンカースクリュー(バイオデントのISA 2.0mm * 6mm)
患者様は20代 女性で、東京都渋谷区在中の方でした。上の前歯の八重歯、上の歯が一本うちに入っていること、また前歯が突出したり入ったりとのでこぼこ(叢生)も改善したいとのことで当院の無料相談を受診されました。ご希望としては、目立たない矯正治療がよく、インビザライン(マウスピース型矯正装置)は性格的に毎日継続して決まった時間インビザラインを使用できる自信がないとのこと、また治療費用は抑えることも希望とのことで目立つ表側矯正(表向き)と比較しハーフリンガルを選択されました。
治療の流れを説明した上で、今回のケースでは歯の配列スペースがないため、治療法を抜歯として、上の中に入っている歯を選択すると、治療期間は短縮できたのですが、最終的な仕上がりの左右対称性を考慮し、小臼歯抜歯を選択されました。
治療期間約3年で咬合および歯の並びが改善したため、動的治療を終了とした。
動的治療後は、ちゃんとした歯並びや、咬合を維持できるように、透明で目立ちにくいマウスピース型の保定装置を、取り外しのできない歯の裏側にワイヤーを装着し、歯並びを維持できるように保定を行っています。
動的治療後6ヶ月ら12ヶ月は食事と歯磨き以外の時間は使用してもらい、動的治療1年半になったら就寝時使用と徐々に使用時間を減少させていく予定となっております。2年経過後は、定期的な通院をするかご希望を伺って確認しております。
ちなみに、今回の症例のように、上顎の前歯が一本内側に入っている状態だと、一度犬歯(糸切り歯)を後方に移動して、中に入っている歯が並ぶスペースを確保してから、前方に移動させて、歯を並べるため、一般的な八重歯の治療等に比べると治療期間が延長する可能性が上がります。。
リスクと副作用:歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、痛み、歯肉炎、歯槽膿漏、歯周病、アンキローシス、歯髄充血
矯正専門クリニックの当院ではこのような治療が可能となります。
一度、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 https://www.sangenjaya-ortho.com にご相談ください
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科での矯正治療のご予約・お問い合わせ
歯列を矯正治療してうまく噛める歯並びを得たいと検討されている方 なら、ぜひ当院にご相談ください。初めての方でも安心して治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と親身な対応を心がけています。お問い合わせやご予約は、当院のホームページ(三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科)からお気軽にどうぞ。当院では口腔内スキャナーのi-teroを利用した口腔内情報を再得して、3Dプリントされた歯列模型の模型を使用して裏側矯正の装置を作成します。
矯正治療を通じて、トラブル、失敗を避け美しい笑顔と健康な歯を手に入れるために、私たちと一緒に一歩を踏み出しましょう。お待ちしております。
矯正治療の選択肢にはそれぞれの特徴があり、患者様のニーズに応じた最適な方法を選ぶことが重要です。目立ちにくく取り外しのできるインビザラインやワイヤー矯正(内側に装置がつく裏側矯正、外側に装置がつく表側矯正(表向き))の違い、デメリットとメリットを理解することで、より納得のいく後悔のしない治療を受けることができます。当院では、子供から成人(大人)までの患者様のライフスタイルや歯並びの状態から、希望する治療結果に合わせた最適な治療方法をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。多くの 芸能人 、YouTuberなどの目立たない矯正を希望される方々も当院に来院いただいております。利用できる矯正装置も目立たないマウスピース型矯正装置、裏側矯正などのワイヤー矯正装置、一部のみ改善する部分矯正、子供の矯正(小児矯正)も可能です。症例も開咬、八重歯、出っ歯、受け口、すきっ歯など様々な症例も対応します。治療後は保定装置で綺麗な歯並びを最小限の変化で維持します。 矯正治療により口腔内の環境が変化します。矯正治療中は日常生活での歯ブラシの習慣が重要になってきます。
歯並びのことで質問やお悩みや不安などがある場合には、是非当院まで気軽に無料カウンセリングのご予約ください
当院は三軒茶屋駅から徒歩2分に位置しアクセスも良好です。土曜日、日曜日も診療し、お仕事帰りの方でも通える時間の夜20:30まで診療しています。
診療日は月 水 木 金 土 日 の上
休診 休診日 は火と祝日です。
虫歯やセラミックなどの被せ物やインプラントは、一般歯科での診療をお勧めしてます。親知らずの抜歯は口腔外科での受診をお勧めしております。
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(clinic)
住所: 東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14 園田ビル地下1階
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初投稿日: 2024年4月11日
修正投稿: 2024年7月19日