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噛み合わせを詳しく解説 咬めてる?矯正歯科治療で求める歯並び

2024年7月18日

矯正相談で、「私の歯並びは、矯正治療が必要か」と聞かれることが多いです。

矯正治療を受けるメリットとして、矯正治療でかみあわせの改善を行うことで、将来の自分の歯を残しやすいというメリットもあります。

そこで今回は、かみあわせによって、本当に将来の自分の歯を残しやすいかどうかを検討してみます。

 

 

 

矯正で扱う噛み合わせにはいろんな種類があります


噛み合わせの種類として、大きく分類すると

①歯全体がでこぼこ並んでいる叢生(でこぼこ)歯と歯の間にスペースが存在する空隙歯列(くうげきしれつ)

②垂直的な分類として、上顎の歯が下顎の歯を覆いかぶさる量が多い過蓋咬合(かみあわせが深い)と、上顎と下顎の歯の間がかんでも間が空いている開口(オープンバイト)

③水平的な分類として、相対的に下顎の歯が前方に出ている下顎前突(受け口)、相対的に上顎の歯が出ている上顎前突(でっぱ)に分類することができます。

 

一般的に矯正治療を行うかみあわせは、上記の分類が混ざりあったものが多いです。

矯正治療による噛み合わせ改善について

 

 

過蓋咬合とは


過蓋咬合は、上の前歯が下の前歯を過度に覆っている状態のことを指します。正常な噛み合わせでは、上の前歯が下の前歯を1~2mm程度覆うのが理想ですが、過蓋咬合ではこの覆いが大きくなります。

 

過蓋咬合の原因

過蓋咬合の原因には以下のようなものがあります。

○遺伝的要因:家族に過蓋咬合の傾向がある場合、遺伝的に引き継がれることがあります。

○歯の並びや顎の成長の問題:顎のサイズが不均衡である場合や、歯の生え方に問題がある場合に発生します。

 

過蓋咬合の影響

過蓋咬合があると、以下のような影響が出ることがあります。

○歯や歯茎のダメージ:下の前歯が上の前歯の裏側や歯茎に当たることで、歯や歯茎にダメージが生じます。

○顎関節症:噛み合わせの問題が原因で、顎関節に負担がかかり痛みや音が発生することがあります。

○審美的な問題:笑顔や顔の輪郭に影響し、見た目の問題を引き起こすことがあります。

 

治療方法

過蓋咬合の治療には以下の方法があります。

○矯正治療:ブレースやインビザライン、アンカースクリューなどを使用して、歯の位置を調整し正しい噛み合わせを実現します。

 

治療のリスクとして、過蓋咬合は症状や程度によるのですが一般的に他の治療と比較して治療の期間が延長することが多いです。治療期間中は虫歯や歯槽膿漏の歯周病のリスクが上がります。また、矯正装置が唇に引っかかることで口内炎ができることもありますが、数ヶ月で慣れることが多いです。

 

開口とは?


開口とは、上下の歯が噛み合わない状態を指します。正常な噛み合わせでは、上の歯と下の歯が均等に接触するべきですが、開口では前歯や奥歯が全く噛み合わないか、一部だけが噛み合わないことがあります。

 

開口の原因

開口の原因には以下のようなものがあります。

○遺伝的要因:家族に開口の傾向がある場合、遺伝的に引き継がれることがあります。

○指しゃぶりや舌の癖:長期間の指しゃぶりや、舌で歯を押す癖がある場合、開口が発生することがあります。

○口呼吸:鼻づまりやアレルギーなどで口呼吸が常態化すると、歯の位置や顎の成長に影響を与えます。

○顎の成長異常:顎の成長が不均衡である場合、開口が発生することがあります。

 

開口の影響

開口があると、以下のような影響が出ることがあります。

○発音の問題:歯が正しく接触しないため、特定の音が発音しづらくなることがあります。

○食べ物を噛みにくい:噛み合わせが不十分なため、食べ物を効果的に噛むことが難しくなります。

○審美的な問題:笑顔や顔の輪郭に影響し、見た目の問題を引き起こすことがあります。

○歯や顎の健康問題:正しい噛み合わせができないため、顎関節や他の歯に過度な負担がかかることがあります。

 

治療方法

開口の治療には以下の方法があります。

○矯正治療:ブレースやインビザライン、アンカースクリューなどを使用して、歯の位置を調整し正しい噛み合わせを実現します。

 

 

下顎前突とは?


下顎前突は、下顎が上顎よりも前に突出している状態を指します。この状態では、下の前歯が上の前歯よりも前に位置するため、噛み合わせが不正になります。

 

下顎前突の原因

下顎前突の原因には以下のようなものがあります。

○遺伝的要因:家族に下顎前突の傾向がある場合、遺伝的に引き継がれることがあります。

○骨格の発育異常:成長過程で下顎が過度に発達する、または上顎が発達不全になることがあります。

○口呼吸:鼻づまりやアレルギーなどで口呼吸が常態化すると、顎の発達に影響を与えます。

○その他の環境要因:幼少期の指しゃぶりや舌の癖が影響することがあります。

 

下顎前突の影響

下顎前突があると、以下のような影響が出ることがあります。

○咀嚼の問題:正しい噛み合わせができないため、食べ物を効果的に噛むことが難しくなります。

○発音の問題:特定の音が発音しづらくなることがあります。

○顎関節症:顎関節に過度な負担がかかり、痛みや音が発生することがあります。

○審美的な問題:顔の輪郭や笑顔に影響し、見た目の問題を引き起こすことがあります。

 

治療方法

下顎前突の治療には以下の方法があります。

○矯正治療:ブレースやインビザラインなどを使用して、歯の位置を調整を行い、正しい噛み合わせを実現します。

○外科的治療:顎の骨に大きな問題がある場合、外科的な手術が必要になることがあります。顎の骨を切って再配置することが一般的です。

 

 

 

上顎前突とは?


上顎前突は、上顎が下顎よりも前に突出している状態を指します。この状態では、上の前歯が下の前歯よりも大きく前に位置するため、噛み合わせが不正になります。一般的に「出っ歯」として知られています。

 

上顎前突の原因

上顎前突の原因には以下のようなものがあります。

○遺伝的要因:家族に上顎前突の傾向がある場合、遺伝的に引き継がれることがあります。

○骨格の発育異常:成長過程で上顎が過度に発達する、または下顎が発達不全になることがあります。

○指しゃぶりや舌の癖:長期間の指しゃぶりや、舌で歯を押す癖がある場合、上顎前突が発生することがあります。

○口呼吸:鼻づまりやアレルギーなどで口呼吸が常態化すると、上顎の発達に影響を与えます。

 

上顎前突の影響

上顎前突があると、以下のような影響が出ることがあります。

○咀嚼の問題:正しい噛み合わせができないため、食べ物を効果的に噛むことが難しくなります。

○発音の問題:特定の音が発音しづらくなることがあります。

○審美的な問題:顔の輪郭や笑顔に影響し、見た目の問題を引き起こすことがあります。

○歯や顎の健康問題:正しい噛み合わせができないため、顎関節や他の歯に過度な負担がかかることがあります。

 

治療方法

上顎前突の治療には以下の方法があります。

○矯正治療:ブレースやインビザラインなどを使用して、歯の位置の調整を行い正しい噛み合わせを実現します。

○外科的治療:顎の骨に大きな問題がある場合、外科的な手術が必要になることがあります。顎の骨を切って再配置することが一般的です。

 

 

噛み合わせで歯の残り方が違います。矯正治療が必要です


たとえば、1999年に日本歯科医師会雑誌に投稿された東京歯科大学の論文によると、8020運動(日本歯科医師会と厚生省(当時)が1989年から推奨している運動です。20本以上自身の歯があれば、食生活に不自由なく、大体のものが咬めるとされており、そのため80歳になっても20本以上の歯を残し、健康的な生活を送ろうという運動です。)達成者の咬み合わせを比較すると、

正常咬合者:56.9%、

過蓋咬合(かみあわせが深い):22.5%、

上顎前突(でっぱ):17.6% 

反対咬合(受け口):0%、

開講(オープンバイト):0%

という結果が出ています。

やはり、噛み合わせで 歯の残りやすさに大きな違いが生じていました。

つまり、将来より多くの永久歯を残すためには、歯並び、特にかみあわせが重要になってくること、そして、歯が全体として、支障なくバランス良く機能することがそれぞれの歯の寿命につながるということでしょう。

 

また、噛み合わせと肩こり、頭痛が関連するかと聞かれますが、噛み合わが悪いからよりも、食いしばりや歯軋りが原因になることが多いと考えられます。

食いしばりや歯軋りは過大な力を肩や頭まわりの筋肉に加わるため、筋肉痛となり、これが肩こりや頭痛と関連すると考えられます。

 

 

噛み合わせが悪い場合は矯正治療を検討することをお勧めします。一般的に矯正治療は自費診療で行いますが

噛み合わせの程度や、原因によって保険診療適応になる場合があります。

矯正治療を保険診療で行うためには条件があり、下記の場合に限り保険診療の対象となります。

  1. 「別に厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療
  2. 前歯及び小臼歯の永久歯のうち3歯以上の萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る。)に対する矯正歯科治療
  3. 顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前・後の矯正歯科治療

なお、これら保険適用される矯正歯科治療を行える医療機関は、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関のみになります。

 

https://www.jos.gr.jp/facility

 

 

 

 

 

医療費控除とは


医療費控除とは所得控除のひとつです。

医療費用(1月1日から12月31日までの一年の間)の額を基に計算され、医療費用が一定額以上超えると所得控除を受けることができます。

医療費用は、生計を同じにする家族全員分の医療費を合計した金額となります。

 

医療費控除の対象となる医療費

 

1.生計を同じにする家族全員分の医療費

2.1月1日から12月31日までの1年の間の医療費

 

医療控除の計算方法

医療控除は以下の式で計算されます。

 

(一年間に実際に支払った医療費用)-(保険金等で補充される金額)-(10万円もしくは総所得の5%を比較した低い金額)

 

注)医療費控除の最高額は200万円です。

 

 

医療費控除の対象

基本的に、医療費控除が適応になるのは、歯並びを美しく整えたいという審美目的ではなく、機能障害として診断名がつく場合や、子供の矯正など社会通念上その矯正が必要と認められる場合の費用が、医療費控除の対象になります。このため、美容目的の矯正治療の場合は医療控除の対象になりません。

通院のための交通費も医療控除の対象になります。本人の、通院に必要な交通費はもちろんのこと、医療を受ける方が若年者で保護者の同伴が必要な場合には、保護者の交通費も対象となります。

 

 

申告時期

医療費還付申告は確定申告の時期以外でも申告可能です。

また5年前までさかのぼって申告できます。

 

大人になってからの歯列矯正で注意すること。医療費控除についても解説

 

 

■正常な歯並びの要件


正常な歯並びとは、以下のような歯並びを指します。

  • 歯の形や数、大きさに異常がない
  • 歯が理想的な弓状に並んでいる
  • 上顎と下顎の歯の噛み合わせのバランスが取れている
  • 噛む、話すといったお口の機能に異常がない
  • 顎の動きに異常がない
  • 隙間がなく、噛んだときに左右差がなく、前後 左右に顎をずらしたとき引っ掛かりがない状態

これらの要件を満たす歯並びが、正常な歯並びです。

 

■個性正常咬合とはどのような噛み合わせ?


先ほど、正常な歯並びについてその要件を説明しましたが、現実的に考えると、あまり実在的ではありません。
例えば、歯周病で歯が喪失したり、噛む力が強く歯が破折した場合や、歯を並べるために、一部の歯を抜いてしまったら、歯の数が足りなくなりますから、正常な歯並びにはなり得ないということになります。
歯の形状やサイズは、個人差があり全員が全く同じということはあり得ません。
ですので、正常な歯並びを定義し、その定義された歯並びを理想として矯正歯科治療をするのは間違いでしょう。
そこで、矯正歯科治療が理想とする歯並びが、個性正常咬合となるのです。

 

個性正常咬合では、次に挙げるような歯並びを目指します。

  • 全ての歯同士の接触点が理想的な位置にある
  • 上顎の歯が、下顎の歯より外側に適度な量だけ外側に出ている
  • 下顎の前歯と上顎のもっとも奥の歯を除いて、上顎と下顎の歯が1歯対2歯で噛み合っている
  • 上顎と下顎の前歯部の正中(中心)が一致している
  • 下顎の犬歯から後ろの歯が、上顎の犬歯から後ろの歯より少し前に噛み合っている
  • 上顎の奥歯と下顎の奥歯の噛み合わせ面の凹凸がしっかりと合っている
  • 下顎を前に向けて動かし始めたとき、上顎と下顎の奥歯が当たらない
  • 下顎を横に向けてずらして噛み合わせると、上顎と下顎の前歯が離れる

もちろん、個性正常咬合を画一的に目指すのではなく、これらを念頭に、それぞれに適した歯の並びになるように矯正歯科治療では歯を移動させていきます。

 

個性正常咬合の8つの要件

個性正常咬合の8つの要件

 

 

 

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科での矯正治療のご予約・お問い合わせ


歯列を矯正治療してうまく噛める歯並びを得たいと検討されている方 なら、ぜひ当院にご相談ください。初めての方でも安心して治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と親身な対応を心がけています。お問い合わせやご予約は、当院のホームページ(三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科)からお気軽にどうぞ。

矯正治療を通じて、トラブル、失敗を避け美しい笑顔と健康な歯を手に入れるために、私たちと一緒に一歩を踏み出しましょう。お待ちしております。

矯正治療の選択肢にはそれぞれの特徴があり、患者様のニーズに応じた最適な方法を選ぶことが重要です。目立ちにくく取り外しのできるインビザラインやワイヤー矯正(内側に装置がつく裏側矯正、外側に装置がつく表側矯正)の違い、デメリットとメリットを理解することで、より納得のいく治療を受けることができます。当院では、子供から成人(大人)までの患者様のライフスタイルや歯並びの状態から、希望する治療結果に合わせた最適な治療方法をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。多くの芸能人、YouTuberなどの目立たない矯正を希望される方々も当院に来院いただいております。利用できる矯正装置も目立たないマウスピース型矯正装置、ワイヤー矯正装置、部分矯正、子供の矯正(小児矯正)も可能です。症例も開咬、八重歯、出っ歯、受け口、すきっ歯など様々な症例も対応します。治療後は保定装置で綺麗な歯並びを最小限の変化で維持します。 矯正治療により口腔内の環境が変化します。矯正治療中は日常生活での歯ブラシの習慣が重要になってきます。

当院での治療の費用一般的な矯正治療費用より抑えられていますが。仕上がりにこだわった治療を行っております。

歯並びのことで質問やお悩みや不安などがある場合には、是非当院まで気軽に無料カウンセリングのご予約ください

当院は三軒茶屋駅から徒歩2分に位置しアクセスも良好です。土曜日、日曜日も診療し、お仕事帰りの方でも通える時間の夜20:30まで診療しています。

診療日は月 水 木 金 土 日 の上

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LINE 三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科

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三軒茶屋の矯正歯科 デンタルデザインの特徴について解説

投稿日: 2024年7月18日

 

 

 

 

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