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大人になってからの歯列矯正で注意すること。医療費控除についても解説

2023年7月7日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

歯列矯正には年齢制限がなく、大人になってから歯並びを矯正することも可能です。しかし、子供の矯正とは違い、成人矯正にはリスクやデメリットもあります。矯正治療を検討中の方は、注意点を押さえたうえで治療の可否を判断しましょう。
今回は、大人になってから行う矯正の注意点を紹介します。

 

目次

■大人になってから歯列矯正する人も多い
■虫歯や歯周病のリスクが高まる
■子供の歯列矯正よりも痛みやすい
■自分に適した治療法かを見定める
■大人は医療費控除対象外になるケースも多い
■引っ越し予定がある場合は要注意
■まとめ

■大人になってから歯列矯正する人も多い


歯が生え揃ってから歯列矯正するのは難しい、と考えている方も多いのではないでしょうか。確かに子供の頃に矯正することが望ましいといえますが、大人になってから治療を受ける方も少なくありません。そのため、成人したからといって歯列矯正を諦める必要はないのです。

 

歯並びは顎の成長と深く関わっていますが、顎の成長は15歳頃までにほぼ止まってしまいます。子供の矯正は、顎の成長に合わせて治療計画を立てられるため、大人よりも歯並びを整えやすいといえます。

しかし、現在は成人後の矯正がポピュラーで、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、さまざまな治療方法が確立されています。また、歯を抜くことでスペースを確保し、歯並びを整える手段もあります。いずれにせよ、成人後に歯並びでお悩みの方は、一度歯科医院でカウンセリングを受けてみるとよいでしょう。カウンセリングを受けてから、矯正するべきか判断しても遅くはありません。

■虫歯や歯周病のリスクが高まる


ただし、大人になってから矯正治療を受けるのであれば、虫歯や歯周病に注意しましょう。矯正治療中は、装置などの影響で口腔内のケアが難しくなる場合があります。

例えばワイヤー矯正の場合、歯の表面にブラケットという装置を装着しますが、隙間に食べかすや歯垢が詰まりやすくなります。こまめな歯磨きが必要で、矯正治療前よりも丁寧なブラッシングが求められます。マウスピース矯正においても、マウスピースを適切に洗浄しなければ雑菌が繁殖し、口腔内の環境を悪化させるおそれがあります。

 

仕事などで忙しいと、歯磨きや口腔内のケアも怠りがちになってしまうと思います。しかし、歯列矯正中はこれまで以上に歯のケアが必要です。もし矯正治療中に虫歯や歯周病になると、矯正治療を中断しなくてはいけません。その結果、矯正治療にかかる期間が延びてしまう可能性もあります。金銭的負担も増えかねませんので、日頃から虫歯・歯周病リスクを最小限に抑えるためのケアが求められます。

■子供の歯列矯正よりも痛みやすい


成人矯正は、子供の矯正と比べて痛みやすいことにも注意しましょう。子供の矯正は、歯や顎の成長に合わせて対応できますので、痛みに配慮した治療が可能です。装置を装着してしばらくは痛むかもしれませんが、通常は数日ほどで収まるため、ずっと続く心配はありません。

 

一方の成人矯正は、歯が固定された状態から移動させますので、子供よりも痛みを感じやすいです。もちろん個人差はあるものの、ある程度は覚悟しておいたほうがよいでしょう。

特に装置を固定するワイヤー矯正の場合、治療開始から数日間は強い痛みが出ることがあります。また、歯が動くことによる痛みもあるため、しばらくは気をつけておきましょう。

マウスピース矯正も痛みを感じる場合があります。しかし、ワイヤー矯正とは違って装置を固定しないうえ、歯を移動させるスピードも非常に緩やかです。装着時の違和感はあると思いますが、ワイヤー矯正ほど痛みは強くありません。ただし、その分治療には時間がかかります。

■自分に適した治療法かを見定める


大人になってから矯正治療を受ける方は、自分に適した治療方法を見極めることも大切です。歯列矯正は、大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットという装置を取り付け、ワイヤーで固定して歯並びを矯正する治療方法です。装置を歯の表面に取り付ける表側矯正と、裏側に取り付ける裏側矯正(リンガルブラケット矯正)があります。

 

表側矯正は治療費が安価で、マウスピース矯正と比較して短期間で治療できます。しかし、装置が固定されるため、人によっては違和感を覚えるかもしれません。ブラケットとワイヤーの色次第では、装置が目立つことも欠点です。

 

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットを取り付けるため、装置が目立つ心配はありません。一方、表側矯正よりも治療費が高くなる場合があります。

マウスピース矯正は、取り外し可能なマウスピースを使って矯正する治療方法です。さまざまな種類がありますが、特に有名なものはインビザラインです。インビザラインは、一定期間ごとに透明なマウスピースを交換しながら歯並びを移動させます。なお、当院でもインビザラインを用いた矯正治療を提案しています。

マウスピース矯正は費用が手頃で、裏側矯正と比べても安価です。また、装置を自由に取り外せるため、装置の違和感を気にせず飲食を楽しめます。ただし、治療期間は長くなりがちで、2~3年かかる場合もあります。

一口に歯列矯正といっても、ワイヤー矯正とマウスピース矯正では治療費や治療期間、対応できる症例が異なります。どの方法が自分向きか迷った時は、一度歯科医院でカウンセリングを受けてみましょう。

■大人は医療費控除対象外になるケースも多い


税務署

税務署

病院へ通院し、年間治療費が一定額を超えた場合に利用できるのが医療費控除です。医療費控除を適用した場合、税金が安くなります。歯科医院でも、虫歯や歯周病の治療は医療費控除の対象になりますが、成人矯正は医療費控除対象外の症例が目立ちます。

 

医療費控除の可否を分けるのは治療目的です。成人矯正の場合、顔の輪郭に影響が出ている、見た目が気になるなど、審美面の改善を理由に矯正する方も少なくありません。しかし、審美面の改善を目的とした矯正治療は医療費控除の対象外です。仮に矯正治療費を100万円支払ったとしても、医療費控除は適用されません。

一方、機能の回復を目的とした歯列矯正は、医療費控除の対象となる場合があります。例えば噛み合わせによって飲食に問題が出ている、正しく発音できなくなっているなどです。これらは審美面の改善ではなく、日常生活に支障をきたしており、機能の回復が必要と判断されます。このように、矯正治療を受ける理由によっては、医療費控除が適用される可能性があります。

ただ、医療費控除適用の可否は個々の症例次第です。治療を受ける前に、歯科医院で相談してみましょう。

噛み合わせと矯正を詳しく解説 咬めてる?矯正歯科治療で求める歯並び

 

■引っ越し予定がある場合は要注意


引っ越しを予定している方は、矯正治療を受けるかどうか慎重な判断をおすすめします。歯列矯正は、完了まで同一の歯科医院で治療を受けるのが一般的です。引越後も同じ歯科医院に通えるならよいですが、もし通院が難しくなる場合、治療計画に大きな影響が及びます。

 

引越先で新しく歯科医院を探し、治療を引き継いでもらうことも可能です。ただ、治療計画の見直しや変更は避けられず、新しい歯科医院で治療費を再度支払う必要があります。想定以上に治療期間が延びたり、費用が膨らんだりすることもあるでしょう。

成人矯正は、治療が終わるまでに年単位の時間がかかります。1~2年以内に遠方へ引っ越す予定がある方は、引っ越し予定時期と治療期間を比べてから治療可否を決めましょう。

■まとめ


歯列矯正は年齢の制限がなく、大人になってから治療を開始する方も少なくありません。ただし、虫歯や歯周病リスクがあるほか、子供の矯正よりも痛みが強くなる可能性があります。医療費控除も適用されるか判断が難しく、治療が完了するまでには時間もかかります。

 

当院では、患者さんに合わせて最適な治療方法を提案しています。歯列矯正を検討中の方はもちろん、治療を受けるかお悩みの方も、お気軽にご相談ください。

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