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非抜歯で出っ歯の治療

2024年3月11日

 

 

 

まとめ

特徴

・矯正治療の既往あり

・上顎の中間の歯は抜歯済み

・上顎の前歯が前方に位置している

(上下前歯の前後的な差が大きい)

・上顎の前歯の傾斜も強い

 

方針

非抜歯で上顎の歯を全体的に後方に送って出っ歯の改善をする。

Step1: 上顎の歯の全体的な後方移動

Step2: 全体的な凸凹の改善

 

使用した矯正装置

・マウスピース方矯正装置(インビザライン)

・カリエール

 

経過

東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

今回は当院で行なった治療の一部をお見せします。

上記の患者様は以前他院で矯正治療を行ったが、動的治療後の保定装置は使用していたがだんだんと使用時間が減少し、最終的には保定装置を使用しなくなってさらに数年経って前歯の凸凹が気になったため再治療を希望し当院に来院いただきました。

 

保定装置

 

現状として、上顎の前歯が前方に位置しており、前歯を噛ませためには相対的に上顎前歯を後方に移動させることが必要でした。

上下前歯の前後的な位置関係の差が著しく大きいため抜歯も検討したのですが

上顎は中間の歯(小臼歯)が抜歯済みで、今回は追加での抜歯は難しいため、非抜歯で上顎の歯を全て後方に送ることで出っ歯の改善を行うこととした。

 

治療計画として

Step1: 上顎の歯の全体的な後方移動

Step2: 全体的な凸凹の改善

とした。

 

step1をマウスピース型矯正装置で順次的に歯を動かすと、治療期間が長くなるので、今回はカリエールを使用しました。

カリエールは奥歯の大きい歯が著しく近心回転していると適応になるため、全ての遠心移動にカリエールが適応できないですが、今回は適応だったため使用しました。

カリエールで奥歯の前後関係が改善後、step2としてマウスピース型矯正装置(インビザライン)にて治療を行いました。

治療期間約2年で咬合および歯の並びが改善したため、動的治療を終了とした。

リスクと副作用:歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、痛み

 

このような治療が可能となります。

一度、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(https://www.sangenjaya-ortho.com/)にご相談ください

インビザラインで使用する「iTero」とは?~iTeroを活用する様々なメリットについて解説~

2023年5月5日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

iTeroはインビザラインに用いられる口腔内全体をスキャニングできる装置のことで、患者様への負担が少なく、高精度の計画ができます。

インビザラインをご検討の方は、是非、ご参考になさってください。

目次

■インビザライン治療で用いるiTeroとは?
■iTeroの詳しく特徴や詳細
■インビザラインで大活躍のiTeroのメリットを案内
■iTeroにもデメリットはあるの?
■まとめ

■インビザライン治療で用いるiTeroとは?


iTeroは、口腔内全体をスキャニングできる装置です。インビザライン治療を生み出したアライン・テクノロジー社が開発しています。いわゆる3Dスキャナーの一つで、インビザライン治療で広く使われています。インビザライン治療との相性が非常によく、iTeroを前提にインビザライン治療が成り立っているともいえます。 

 

そんなiTeroですが、従来の手段と比べてスピーディな歯型採取を可能にしています。ハンディスキャナーを口腔内へ入れるのみで、立体的な歯型を取ることができます。シリコンを口の中に入れなくて済むうえ、歯型が採取できる(シリコンが固まる)まで待つ必要がありません。 

 

矯正治療時の歯型採取の精度が低いと、治療計画にも大きな影響が及びかねません。iTeroは高精度な歯型をスキャンできますので、従来の方法よりも誤差の少ない治療計画が可能です。もし矯正治療の方法でお悩みなら、インビザラインを検討してみてはいかがでしょうか。 

 

iTeroは口腔内全体をスキャニングできる装置

iTeroは口腔内全体をスキャニングできる装置

 

■iTeroの詳しく特徴や詳細


iTeroはハンディスキャナーとディスプレイで構成されており、採取した歯型はすぐにディスプレイに表示されます。また、単に歯型を採取するだけでなく、治療計画のシミュレーションも実施できるのが特徴です。治療後の大まかなイメージを確認できますので、歯並びの変化を把握したうえで治療の可否を判断できます。従来の方法とは違い、漫然と不安を抱えたまま治療に入らずに済みます。 

 

なお、iTeroを用いた歯型採取や、インビザライン治療開始の流れはシンプルです。従来の矯正治療と比べ、患者様の負担は抑えられます。 

 

○iTeroを使った歯型採取の手順

矯正治療へ入る前に、まずカウンセリングを実施します。現在の歯並びに対する不安や悩み事を丁寧に聞き取りし、適切な治療方法を提案いたします。インビザライン治療についても、カウンセリングの際に説明があります。 

 

インビザライン治療を希望される方は、カウンセリングの後にiTeroで歯型採取を行います。iTeroに取り付けられたハンディスキャナーを使って、口腔内全体をスキャンしていきます。患者様は口を開けるのみでよく、シリコンによる歯型採取のような負担もありません。口腔内をスキャン後、ディスプレイに3Dで採取した歯型が表示されます。 

 

ハンディスキャナーで歯型を採取した後、ディスプレイをチェックしエラーの有無を確認します。患者様も一緒にご自身の歯型や歯並びの状態を確認可能です。万が一エラーがあったり、スキャンできていない部分があった時は、再度ハンディスキャナーで口腔内をスキャンします。 

 

エラーがなかった場合、採取した歯型のデータを基にしてインビザライン治療のシミュレーションを実施します。シミュレーションでは、まず少しずつ歯が動くイメージが表示され、最後は治療後のイメージが表示されます。治療後のイメージを確認し、納得できた場合はシミュレーションを基に治療計画を立て、インビザライン治療へと入ります。もし不明点や気にある点があった場合は、この時点で聞いておきましょう。 

 

そしてスキャンした歯型からマウスピースを作成します。なお、マウスピースの作成には時間がかかりますので、事前に目安を聞いておきましょう。マウスピースが完成したら歯科医院で受け取り、インビザライン治療開始となります。 

 

iTeroは採取した歯型の表示・シミュレーションができる

iTeroは採取した歯型の表示・シミュレーションができる

 

■インビザラインで大活躍のiTeroのメリットを案内


インビザライン治療で広く使われているiTeroは、従来のシリコンによる歯型採取と比べて多くのメリットがあります。シリコンの歯型採取が苦手な方は、iTeroを取り入れている歯科医院で相談してみましょう。 

○シリコンの型取りよりも高精度

iTeroが特に優れている点は、シリコンと比べて高精度な歯型採取が可能なことです。従来のシリコンを使った歯型採取は、歯の細かな凹凸まで再現できず、材料の変形が起こる可能性もあります。iTeroは歯の細かい凹凸まで再現可能で、材料が変形する心配はありません。 

 

○不快感がない

不快感がないこともiTeroのメリットです。シリコンの場合、口へ流し込む際に不快感を覚える方も少なくありません。粘度も高く、喉に流れて吐き気を訴える方も中にはいます。一方のiTeroは、口腔内をスキャンするのみで歯型を採取できます。口を開けているだけでよく、不快感はいっさいありません。 

 

○スピーディに型取りできる

iTeroはスピーディな歯型採取も可能です。シリコンを使った歯型採取は、口に流し込んでから固まるまでじっとしていなくてはいけません。もし失敗した場合、再度通院して採取する手間もかかります。iTeroはこうした手間がなく、数分間で歯型を採取できます。失敗のリスクも低く、歯型はその場で即座に確認可能です。 

 

○安全性も高い

安全性の高さもiTeroのメリットといえます。iTeroが発する光は放射線を含んでおらず、被ばくする心配はありません。シリコンも使わないため、材料の誤飲リスクとも無縁です。また、スキャナーの先端部分は使い捨てで、スキャンの度に交換します。とても衛生的で、感染症の心配はありません。 

 

■iTeroにもデメリットはあるの?


このように、さまざまなメリットを持つiTeroですが、デメリットと呼べるほどの注意点はないのが実情です。シリコンのような不快感もなければ、放射線の被爆や感染症のリスクもありません。誰でも安心して歯型採取が可能な装置といえます。 

 

ただ、インビザライン治療を手がける歯科医院すべてがiTeroを導入しているとは限りません。一般的な医療機器と比べ、iTeroは少々高価な機器で、導入にあたっては相応の費用が必要なのです。そのため、設備導入費用を捻出できない歯科医院は、インビザライン治療に対応している一方、iTeroは未導入というケースがあります。とてもメリットの多い装置ですが、歯科医院にとっては費用面がネックとなっています。 

 

もしインビザライン治療を受ける際は、その歯科医院がiTeroを導入しているか調べてみましょう。iTeroを導入している歯科医院なら、安心して治療を受けられると思います。分からない時は、電話で問い合わせてみましょう。 

 

iTeroを導入している医院は限られている

iTeroを導入している医院は限られている

 

■まとめ


マウスピースを使って徐々に歯並びを治していくインビザライン治療では、歯型採取の際にiTeroという専用の3Dスキャナーを使う場合があります。iTeroは高精度な歯型を採取できる一方、不快感がなく、安全性も高い装置です。治療計画をシミュレーションできるため、治療開始前に歯並びの変化が確認できるのも魅力といえます。 

 

iTeroを導入していない歯科医院も中にはありますが、当院では導入していますのでご安心ください。 

 

メール相談はこちらから

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インビザラインのクリンチェックって何をするの?~治療による変化を予測・確認~

2023年4月28日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

今回は、インビザラインにおける重要なシミュレーション技術「クリンチェック」の特徴・必要性・手順などについて解説します。

インビザラインをご検討の方は、是非、ご参考になさってください。

目次

■インビザラインのクリンチェックの概要
■クリンチェックの詳細と特徴
■インビザラインのクリンチェックは絶対に必要なの?
■クリンチェックを行う手順について
■インビザライン治療で成功するための歯科医院選び
■まとめ

■インビザラインのクリンチェックの概要


インビザラインのクリンチェックというのは、患者様の現時点の口内のデータをもとに、それを特別なシステム上で解析し、シミュレーションをしたものです。担当の歯科医師がそのシミュレーションに対して事細かな修正を行うこともでき、クオリティの高さも一級品です。 

 

インビザラインでの治療を行ったあとの歯並びの予想を見ることもでき、さらに具体的な歯の動きも確認可能です。 

 

治療を実施する前に行うことで、歯科医師にとっても施術を受ける患者様にとってもプラスに働くことは間違いありません。 

 

従来の矯正方法とは全く違った形で患者様に分かりやすく説明でき、たくさんのメリットがあるもの。それがインビザラインのクリンチェックです。 

 

■クリンチェックの詳細と特徴


インビザラインのクリンチェックは、治療をするとどのような変化を見せるのかを知ることができるシミュレーションシステムです。魅力的なのは、歯科医院において直接説明を受けられ、そして説明してくれる歯科医師はインビザラインのプロフェッショナルですから気になることをすぐさま質問できます。 

 

これまで行われていた従来の矯正方法の場合、ここまで詳細で具体的なシミュレーションは提示されませんでした。何となく歯並びが綺麗になる…という思いを持ってチャレンジしていたかもしれません。しかしインビザラインのクリンチェックをすることによって、現在の自分の歯並びの状態を把握でき、なおかつ中長期的な治療の目安にもなります。 

 

クリンチェックによる結果を知るためには、精密検査をしておよそ2週間程度必要になります。世界中で用いられているシステムなので非常に精度も高く、視覚的にも今後の自分の歯列の動きを把握しやすくなるでしょう。 

 

シミュレーションができるだけでなく、これまで以上に患者様と歯科医師との情報共有やイメージ共有が容易になり、認識の相違も少なくなるでしょう。 

 

通常、矯正歯科治療を行うためには治療計画を立て、スケジューリングを行います。 

もともとの歯並びだけしか分からない状況であれば計画も曖昧ですが、クリンチェックにより将来的な歯並びもある程度見えていると、より確実性の高い計画を立てられます。専用に作り上げられたプログラムが数多くの症例をもとに計画立案するため、過去にインビザラインによって歯科矯正をした患者様の経験も生きてくるというわけです。 

 

■インビザラインのクリンチェックは絶対に必要なの?


インビザライン治療自体は全国にある様々な歯科医院で可能ですが、クリンチェックを行わないと3Dシミュレーション動画を見ることはできません。そもそもインビザラインを提供している会社が開発した矯正ソフトのことをクリンチェックといい、上記したようにかなりクオリティも高いシミュレーション結果ができ上がります。矯正治療のスタートからゴールまでをデザインしやすく、患者様の負担も小さくなります。 

 

まとめると、インビザラインによる強制治療をする場合は、クリンチェックは必要不可欠だといえます。 

 

チェックが不可欠な理由はすでに説明した通りですが、常にシステムのアップデートが繰り返されているので、シミュレーション結果もよりクオリティが高くなり、歯根のモデル構築すらも可能になってきています。結果的に将来的な歯の動きがより鮮明に反映されます。 

 

矯正は人生における一大事でもあるため、高度な機能を活用し、より自分が望む歯並びを実現させましょう。 

 

クリンチェックで3Dシミュレーションができる

クリンチェックで3Dシミュレーションができる

 

■クリンチェックを行う手順について


インビザライン成功の要でもあるクリンチェックの流れを見ていきましょう。 

より流れが分かりやすいように、厳密にはクリンチェックに含まれない部分の説明も行います。 

 

患者さんへのカウンセリング・問診を行い、悩んでいる問題や希望する歯並びに関する事柄を確認します。 

 

その後、口の中にトラブルを抱えていないかチェックをしていきます。これはインビザライン矯正に直接関わりはしませんが、虫歯や歯周病などがあると治療に支障をきたすので、罹患の有無を調べ、必要があれば治療します。それが終了した後にインビザラインにて矯正を開始します。 

 

クリンチェックの工程に入ると、まずはマウスピースの型取りを行います。この工程は非常に重要で、いざ治療を開始すると数多くのアライナーを使用していきますが、この時に採取するわけです。そして口の中の写真を撮影し、なおかつレントゲン撮影もしていきます。 

 

「iTero」と呼ばれるデジタルシステムを用いるのか、それともシリコンでマウスピースを作るのかによって、クリンチェックの内容が違ってきます。シリコンを使う場合は気泡が入るとクリンチェックができなくなるので厄介です。それに比べて「iTero」を活用した場合は、そういったエラーが減少するだけでなく患者様の負担も減ります。 

 

レントゲン撮影した情報など様々なものが揃うと、あとはその情報をインターネットでインビザラインを手がけるアライン社に送信し、およそ1週間~長くても2週間あれば、シミュレーション結果が届きます。 

 

クリンチェックの情報を見ながらそれぞれの患者様に応じて微調整を行い、仕上げていきます。 

そしてクリンチェック作業が終わると、歯科医師が手を加えた情報をアライン社に送信し。すると患者様にピッタリのマウスピースが製造され送られてきます。 

 

クリンチェックに関する一連の流れは以上の通りとなり、インビザラインの矯正治療を行うにあたってかなり重要度が高いことが見て取れます。 

 

■インビザライン治療で成功するための歯科医院選び


インビザライン治療に欠かせないクリンチェックがあるため、基本的にこの治療法で後悔をすることはないでしょう。自分が思い望むとおりの歯並びになると思います。ですが、成功率をより高めるための方法がいくつかあります。 

○インビザラインの症例数が多い歯科医院を選ぶ

素晴らしい矯正治療ですが、歯科医師が携わる部分も多いです。そのため歯科医師の経験や技量次第では思わぬ結果に繋がることも…。その点、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科は「インビザラインダイヤモンドドクター」が在籍しており、国内トップランクといっても過言ではありません。インビザラインは行った症例数によりランクが定められますが、ダイヤモンドはその最上位に位置しています。 

 

○事前にしっかりとカウンセリングを受ける

矯正をしたいと考えている方の多くが、当然専門的な知識を持っていません。そして人によって歯並びは違いますし、希望する条件も異なります。そのため事前にカウンセリングをしっかり受けて質問をし、納得できる状態で申し込みを行うのが一番です。当院では無料でのカウンセリングを行っていて、LINEによる予約も可能です。 

 

○iTeroによるマウスピース作り

シリコンを使ったマウスピース作りとiTeroを用いた方法があります。一般的にはiTeroがおすすめされていますし、クリンチェック結果がアライン社から届く速度もiTeroの方が早いです。先進的なデジタル技術を利用しているからこそ可能な治療をお試しください。 

 

症例数が多くカウンセリングが十分な医院がよい

症例数が多くカウンセリングが十分な医院がよい

 

■まとめ


クリンチェックがインビザラインの治療において不可欠なことがわかりました。患者様の口腔内のデータを多数採取し、そういったデータをアライン社に送ることによって、クリンチェックが可能になります。歯科医師はそれに手を加え、そして計画立案を行っていくことになります。 

 

当院ではクリンチェックをしっかりと行っています。詳細はカウンセリングの際にもご説明いたしますので、お気軽にご連絡ください。 

 

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インビザラインをしていても煙草は吸える?喫煙者が注意したい点はある?

2023年4月7日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

喫煙は矯正や歯の健康に影響を及ぼす可能性があります。

インビザラインの治療中でも喫煙はできますが、できるだけ控えるか、禁煙することをお勧めします。

目次

■インビザライン矯正中にタバコは吸えるの?
■電子タバコや加熱式のタバコなら大丈夫?
■マウスピースを外して吸った場合のインビザライン矯正への影響
■喫煙者がインビザライン矯正をする際に注意したい点
■まとめ

■インビザライン矯正中にタバコは吸えるの?


まずインビザライン中の喫煙ですが、基本的には可能です。禁煙が必須ではないため、タバコを吸う方も治療を受けられます。喫煙していることを理由に治療を断られるケースはまずありません。禁煙をアドバイスされる場合はあると思いますが、強制されることはないため安心しましょう。 

 

ただし、インビザライン治療中は喫煙方法に気を付けなくてはいけません。特にアライナーを装着したままタバコを吸わないようにしましょう。喫煙する時には、必ずアライナーを取り外すことが重要です。喫煙のたびに外すのは面倒かもしれませんが、装着した状態での喫煙は避ける必要があります。 

○アライナーが変色してしまう

もしアライナーを装着したまま喫煙した場合、アライナーがヤニやタールの影響で変色してしまいます。タバコのヤニなどは、歯を黄色く変色させる働きがあります。そのためアライナーが変色し、茶色くなってしまうことに注意しましょう。 

もちろんアライナーを装着した状態で吸うことも可能です。タバコの煙でアライナーが溶ける心配はありません。しかし、ヤニが付着してしまいますので、装着したまま喫煙することは避けましょう。 

 

また、ヤニやタールがアライナーを劣化させてしまう可能性もあります。劣化したアライナーが破損した場合、新しいものに交換しなくてはいけません。追加料金も生じるため、出費がかさんでしまうおそれもあります。無駄な出費を増やさないためにも、喫煙時はアライナーを取り外す癖を付けておきましょう。 

 

○タバコ自体の影響もある

インビザラインで矯正治療中の方は、タバコ自体の影響にも注意が必要です。タバコは血管を収縮させたり、口腔内の環境を悪化させたりと、さまざまな悪影響を及ぼします。場合によっては、インビザライン治療にも影響する可能性があります。 

 

ニコチンは依存度が高いため、急にタバコをやめることは大変です。ただ、治療への影響を少しでも抑えたいなら、意識して本数を減らすか、徐々に禁煙することをおすすめします。 

 

アライナーを装着した状態での喫煙は避ける

アライナーを装着した状態での喫煙は避ける

 

■電子タバコや加熱式のタバコなら大丈夫?


現在は紙巻タバコだけでなく、電子タバコや加熱式タバコなども流通しています。日本で市販されている一般的な電子タバコは、ニコチンを含んでいません。加熱式タバコはニコチンを含んでおり、紙巻タバコと同じものと考える必要があります。 

 

アライナーを装着した状態を前提にすると、電子タバコは吸っても影響は受けにくいといえます。電子タバコはリキッドを気化させた蒸気を吸うため、ニコチンなどの有害物質は含まれていません。ヤニの影響でアライナーが変色・劣化する心配はないといえます。 

 

ただし、電子タバコの健康に関する研究は少なく、長期的な影響についてはデータが不足しています。インビザラインの治療に影響がない、とは言い切れないため、不安がある方はアライナーを外して楽しみましょう。 

 

加熱式タバコはニコチンが含まれるものの、紙巻タバコよりタールは少なめです。紙巻タバコよりもアライナーの変色を抑えられますが、影響を受けないわけではありません。喫煙頻度によっては、茶色くなってしまう可能性があります。 

 

加熱式タバコによる変色を抑えたい方は、喫煙する際にアライナーを取り外しましょう。煙が出ない分タールが少ないとはいえど、徐々に沈着するおそれがあります。いずれにせよ、加熱式タバコも紙巻タバコと同じように考え、喫煙時はアライナーを取り外す習慣を付けましょう。 

 

電子タバコ: 不安ならアライナーを外す / 加熱式タバコ: NG

電子タバコ: 不安ならアライナーを外す / 加熱式タバコ: NG

 

■マウスピースを外して吸った場合のインビザライン矯正への影響


一方、アライナーを外してタバコを吸った場合でも、インビザライン治療に影響する可能性があります。すぐに影響が出るとは限りませんが、長い目で見ると軽視はできません。 

 

特に懸念すべきは歯の動きへの影響です。タバコを吸うとニコチンの血中濃度が高まり、血管が収縮してしまいます。すると歯茎に送られる血流量が減ってしまい、歯を移動させるために欠かせない栄養素が不足する可能性があります。結果として歯の移動が阻害され、治療期間が伸びてしまうかもしれないのです。 

 

また、ヤニが歯に付着することで、虫歯になるリスクが高まります。ニコチンによって血の巡りが悪くなると、唾液の分泌量が低下します。唾液は口腔内の環境を保つ役割を担っていますが、分泌が減ると口腔内の環境が悪化し、虫歯菌が増える可能性があります。また、歯の再石灰化の働きも弱まるため、虫歯ができやすくなります。 

 

歯周病になるおそれもあります。ニコチンの影響で血管が収縮すると、歯茎の出血や腫れに気が付きにくくなります。さらに唾液の分泌量が減って口腔内の環境が悪くなり、免疫力も低下します。その結果、歯茎など組織の再生力が弱まり、歯周病の危険が高まります。 

 

喫煙は歯の動きに影響するだけでなく、虫歯や歯周病になるリスクまで高めてしまいます。ただ、アライナーを装着した状態で喫しても、影響はほとんど変わりません。安心してインビザライン治療を受けたい方は、喫煙自体の見直しが必要です。担当の歯科医と相談してみましょう。 

 

■喫煙者がインビザライン矯正をする際に注意したい点


インビザラインの治療中は、禁煙または減煙が望ましいといえます。しかし、喫煙しながら治療を受けたい方は、以下の点に注意しましょう。  

○喫煙のたびにアライナーの取り外しが必須

先に触れましたが、インビザライン治療中は喫煙のたびにアライナーを取り外す必要があります。アライナーを装着したままでも喫煙できますが、ヤニによって汚れたり、劣化したりする可能性は否定できません。喫煙頻度が多い方は面倒に感じるかもしれませんが、必ず外すことをおすすめします。 

電子タバコを嗜む際も、可能なら取り外しておきましょう。リキッドに含まれる成分がアライナーに影響する可能性があります。 

 

○虫歯になったら治療が必要

もしインビザラインの治療中に虫歯ができた場合、大きさによっては治療が必要になります。小さな虫歯なら問題ありませんが、大きな虫歯は詰め物・被せ物の影響でアライナーが装着できなくなるためです。 

虫歯を放置した場合、再度マウスピースの型取りが必要になるケースもあります。追加料金がかかるだけでなく、治療期間も長期化してしまいます。そうした事態を防ぐためにも、喫煙で虫歯ができたら速やかに治療しましょう。 

 

○治療計画に影響が及ぶ可能性も

タバコの影響で歯の動きが遅くなると、治療計画に影響してしまうおそれがあります。結果的に治療期間が伸びてしまい、当初予定していた時期にインビザライン治療が終わらないかもしれません。 

治療期間が伸びてしまうと、歯科に通院する回数も増えてしまいます。歯の状態によっては、リファインメントと呼ばれるマウスピースで微調整が必要になります。最終的に当初の予定から数ヶ月・1年ほど期間が伸びてしまう可能性があります。 

 

インビザラインの治療中は禁煙または減煙が望ましい

インビザラインの治療中は禁煙または減煙が望ましい

 

■まとめ


今回は、インビザラインをしている際にタバコを吸っても大丈夫なのかについて紹介しました。喫煙していない方にとっては関係ありませんが、喫煙者の方にとってはかなり大きな問題ですからね。どのようなタバコを吸っているのかにもよりますが、基本的には取り外した状態で喫煙するようにしましょう。 

 

何か気になることなどがありましたら、お気軽にお問い合わせください。 

 

メール相談はこちらから

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インビザラインで治療を中断した場合どうなる?~病気のとき・引っ越しするときはどうすればいい?~

2023年3月31日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

近年人気のインビザライン矯正ですが、マウスピース型の治療装置は、治療が終わるまで根気強く装着する必要があります。

中断することなく、最後まで治療をやりきって、理想の歯並びを手に入れましょう。

目次

■インビザラインはどんな矯正なの?
■インビザラインの矯正治療を中断してもいいの?
■インビザラインで治療を中断したらどうなるの?
■インビザライン治療の中断で気を付けるべきこと・知っておくべきこと
■まとめ

■インビザラインはどんな矯正なの?


インビザラインは、取り外しできるマウスピース型の装置(アライナー)を用いる矯正治療の方法です。マウスピースはポリウレタン製で非常に薄く、透明で目立たない点が従来の矯正装置と異なります。
特に接客やサービス業に従事している方や、人と会う機会が多い方に適しています。また、ワイヤーが苦手な方にも向いているでしょう。 

 

金属を用いる一般的なワイヤー矯正は、装置が目立ってしまう欠点があります。装置は取り外しができませんので、衛生面にも不安が残るほか、ブラッシングが難しかったり、人によっては痛みを感じたりする場合もあります。口腔内の状態によっては歯を削る必要があるため、あまりメリットの多い方法とはいえません。 

 

インビザラインの場合、アライナーは透明で目立たないうえ、いつでも自由に取り外すことが可能です。もちろん毎日装着しなくてはいけませんが、アライナーを取り外して飲食を楽しめます。また、ブラッシングをする際も取り外せるため、隅々までしっかり歯を磨くことが可能です。 

 

そしてインビザラインには金属も含まれません。ワイヤー矯正とは違い、金属アレルギーがある方でも利用できます。
マウスピースは一人ひとりシミュレーションを実施して作成しますので、痛みや違和感も最小限に抑えられます。 

 

インビザラインは取り外しできるマウスピース型装置を用いる

インビザラインは取り外しできるマウスピース型装置を用いる

 

■インビザラインの矯正治療を中断してもいいの?


さまざまなメリットを持つインビザラインですが、基本的に中断することはおすすめできません。ただ、やむを得ない事情がある場合は途中で止めてしまうことも可能です。
ただし、中断の可否は個々のケースによって判断が分かれますので、必ず歯科医師に相談しましょう。自己判断してはいけません。 

 

例えば引っ越しで歯科医院に通えなくなった場合、インビザラインを中断するのも一手です。しかし、現在通院している歯科医院に紹介状を書いてもらえば、引っ越し先の別の歯科医院で治療を受けられます。 

 

ほかには、病気や妊娠・出産でインビザラインを中断せざるを得ないケースもあります。アライナーを装着すると病気の治療に支障が出る、気分が悪くなるなど、矯正治療に影響が及ぶ時は中断が必要と考えられます。インビザラインはいったん中断し、病気の治療や子供の出産に専念することが大切です。 

 

このほか、アライナーを装着するのが面倒、管理の手間がかかるなどの理由から中断するケースも見られます。インビザラインのアライナーは、ほぼ1日装着が必要で、管理も自己責任です。
そのため、途中で面倒になるのは仕方ないかもしれませんが、インビザラインを始めた以上は最後まで治療することが望ましいといえます。 

 

基本的に中断はおすすめできない

基本的に中断はおすすめできない

 

■インビザラインで治療を中断したらどうなるの?


それでもインビザラインを中断した場合、さまざまなリスクを覚悟しなくてはいけません。今までの苦労が無駄になってしまう可能性もありますので、余程でなければ治療を続けることが大切です。どうしてもやむを得ない事情がある場合のみ、治療を中断しましょう。 

○歯並びが戻ってしまう

インビザラインを途中で止めてしまった場合、歯並びが元に戻ってしまう可能性があります。インビザラインは、複数のマウスピースを段階ごとに交換し、最後に保定装置(リテーナー)で歯並びを固定します。しかし、インビザラインを中断すると歯並びが固定されず、元に戻ることが考えられます。 

 

特にインビザライン治療が初期段階だった方は、治療を始める前の段階まで戻ってしまうこともあります。歯並びを矯正するには、再び一から始めなくてはいけません。 

 

○歯並びが余計悪化するリスクも

歯並びが元に戻るだけならまだしも、余計に悪化してしまう可能性も否定できません。特にインビザライン治療が中盤に差し掛かっている場合、歯並びが悪化するリスクは高いといえます。治療の中盤は、歯並びが変わり始めた段階ですので、歯間に隙間ができたり、歯が斜めになってしまったりするおそれがあります。 

 

歯並びが悪化した場合、再矯正するためには余計な費用と手間がかかってしまいます。歯を抜く必要が生じて歯を失う可能性もありますので、半端な状態でインビザラインを中断することはおすすめできません。 

 

○費用が無駄になってしまう

インビザラインを中断した場合、費用が無駄になることにも注意しましょう。決して安い価格ではないので、中断する際にはその必要性などをしっかりと考えてみてください。 

 

○治療終盤ならリテーナーが必要になることも

インビザラインの治療の終盤で止めてしまった時は、歯並びが治療前の状態に戻るリスクは低いといえます。しかし、歯並びの固定が必要な時は、リテーナーを装着することになります。 

 

リテーナーはほぼ1日中装着が必要なうえ、管理の手間はインビザラインのアライナーと変わりません。インビザライン治療を続けるケースと同じですので、終盤で中断することは避けたほうがよいでしょう。 

 

インビザラインの治療の完了段階に来ている方は、最後まで治療を受けることが望ましいといえます。負担を感じているのであれば、中断せずに済む方法はないか、歯科医院で相談してみるのもよいでしょう。 

 

■インビザライン治療の中断で気を付けるべきこと・知っておくべきこと


インビザライン治療を始めた場合、そのまま最後まで続けることが理想です。しかし、やむを得ず中断するのであれば、以下の点に注意しておきましょう。 

○必ず歯科医院で相談すること

インビザラインを中断する場合、治療を受けている歯科医院で相談することが大切です。インビザラインはプランを立てて治療にあたる歯科医院が多いため、相談は必須と考えておきましょう。 

 

自己判断で止めてしまうと、後々大きなトラブルになってしまうおそれがあります。ご自身と歯科医院の間で齟齬も生じますので、勝手に治療を中断してはいけません。歯科医師に中断したい旨と理由を伝えて、今後のケア方法や流れについてしっかり話し合いましょう。 

 

○引っ越しなら紹介状を書いてもらおう

引っ越しでインビザラインを中断せざるを得ない時は、治療を受けている歯科医院に紹介状を書いてもらいましょう。紹介状があれば、引越し後も期間を空けずにインビザラインの治療が再開できます。 

 

ただし、治療にあたる歯科医院が変わるため、治療費が高くなってしまう可能性があります。引っ越し先の歯科医院に相談し、どの程度費用がかかるか見積もりを取っておきましょう。 

 

○矯正治療が最初からになる場合もある

インビザラインを中断したタイミング次第では、矯正治療が最初からになる可能性もあります。個々のケースによって異なりますが、最初から治療が必要な場合、再び時間をかけて歯並びを矯正しなくてはいけません。時間も費用も必要ですので、最初から治療したくない方は、インビザラインを継続できないか歯科医と相談してみましょう。 

 

■まとめ


インビザライン矯正をしている方や検討中の方にとって気になる「中断」に関して説明しました。 

 

やむを得ない事情により中断した方が良い場合もありますが、基本的には最後まで続ける方が良いですね。 

 

当院では矯正治療に関する様々なご相談をしていただける無料矯正相談を設けていますので、是非ともお越しになってください。相談の他に、検査+診断も無料で対応しています。 

 

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インビザラインで費用を抑えるには~医療費控除・当院のお得なインビザラインについても解説~

2023年3月24日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

この記事では矯正治療の費用相場と共に、インビザラインで費用を抑えるためのコツやポイントをご紹介します。

 

当院では、カウンセリング・歯並びのシミュレーション・精密検査・診断などをすべて無料で行なっております。

お気軽にお問い合わせください。

目次

■矯正治療の目的とメリット
■矯正治療の種類と費用相場
■インビザラインで費用を抑える方法はある?
■当院のインビザラインはお得!
■まとめ

■矯正治療の目的とメリット


矯正治療の一番の目的は、噛み合わせを改善することです。上下の歯が正しくと噛み合い、正常に機能する位置に歯を移動させることが矯正治療を行う目的として大前提ではありますが、歯列が整い機能性が改善されると、審美的な面でも大きなメリットを得ることができます。 

 

矯正治療をすると、見た目が綺麗になるため、コンプレックスの改善にも繋がります。さらに、歯列が悪い状態だと歯を隅々まで磨けずに汚れが付着したままになってしまいます。そうなると虫歯や歯周病のリスクが高まります。歯列矯正を行うことで、ブラッシングもしやすくなり、セルフケアもより丁寧に行うことができるようになり、お口の中の病気のリスクも減らせます。 

さらに正常な噛み合わせになることで、食べ物を上手に噛むことができるため、消化器官への負担も減らせます。 

 

これだけでも十分なメリットがありますが、歯並びは発音との関連性も強いため、発音障害を改善したい人にとっても有効な治療方法です。小さい子供が矯正治療を行う場合は、顎の正常な発達や運動を促進させることにも繋がりますよ。 

 

治療期間は、ワイヤーやマウスピースなどの矯正装置を装着して歯を動かす期間と、正しい位置へ移動させた歯をその位置にとどめておくための保定期間の2つがあります。 

 

大人が全体的な矯正をする場合の治療期間はおよそ1〜3年ほど、部分的な矯正をする場合は約3ヶ月〜1年半ほどの期間が必要になると言われています。保定期間は治療期間と同様か、治療期間+半年ほどの期間が必要になります。 

 

矯正治療の1番のメリットは噛み合わせを改善できること

矯正治療の1番のメリットは噛み合わせを改善できること

 

■矯正治療の種類と費用相場


歯列矯正には種類があり、特徴やメリットデメリットがそれぞれ異なります。 

○ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は表側矯正が一般的で、矯正治療と聞いて多くの人がイメージする治療方法です。歯の表面にブラケットと呼ばれる器具をつけ、そこにワイヤーを通して歯に矯正力をかけることで歯を正しい位置へ誘導します。痛みが生じることが多く、矯正装置も目立ってしまいますが、適応症例が多く、提供している歯科医院も多いです。 

 

表側矯正のほかにも裏側矯正もあり、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着して治療を行います。矯正装置が見えにくいというメリットがありますが、表側矯正に比べて治療が難しいため、日本ではまだ、ワイヤー矯正を実施している歯科医院でも裏側矯正はやっていないというところも多いのが現状です。 

  • 表側矯正の平均費用:70~100万円 
  • 裏側矯正の平均費用:100〜150万円 
  • 部分的な矯正の平均費用:35~60万円 

 

○マウスピース矯正

患者様の歯型をもとに段階的に透明のマウスピースを制作し、1日20〜22時間以上マウスピースを装着することで歯を正しい位置に動かしていきます。マウスピースは2週間に1回くらいのペースで次の段階のマウスピースに取り替えます。マウスピースは透明なので、周囲に気づかれにくいというメリットがあるほか、ワイヤー矯正に比べると痛みが少なく、取り外しが可能という特徴があります。しかし、まだ提供している歯科医院が少なく、徹底した自己管理が必要になります。 

 

マウスピース矯正の中でも特に人気を誇るのは、アメリカのアライン・テクノロジー社で開発されたインビザラインです。すでに世界100か国以上の国々で提供され、1000万人以上の患者様が治療を受けている信頼と実績のあるメーカーです。 

  • 全体的な矯正の平均費用:約80万円~100万円 
  • 部分的な矯正の平均費用:約10万円~70万円 

 

※費用には歯科医院によって異なるほか、個人差があります。 

 

■インビザラインで費用を抑える方法はある?


インビザラインは歯科医院選びも重要になります。カウンセリングを無料で行なっているところもあれば、1万円ほどの費用がかかるところもあります。なかには検査料金まで無料というところもありますよ。公式サイトなどでどの程度の費用か比べてみると良いでしょう。 

 

また、インビザラインで費用を抑えるためにはマウスピースの装着時間と期間をきちんと守ることが大切です。矯正装置を外している状態は矯正力がかからないため、元の位置に戻ろうとする力が働いてしまうため、せっかく進んでも戻っての繰り返しになってしまいます。 

 

治療の進行が遅れたりズレが生じるとマウスピース制作の追加費用や通院費がかかってきます。当初計画していた費用よりも大きな金額となってしまうこともあるので自己管理はとても重要です。 

 

保険は適用されませんが、医療費控除を上手に活用することで、負担を減らすことができます。しかし、審美的な改善を目的とした治療では控除対象外となってしまうため、注意が必要です。噛み合わせの改善という目的であれば、控除を活用できるので、医療費控除を活用したいということを担当医にあらかじめ相談しておくと良いでしょう。 

 

医療費控除で負担を減らせる

医療費控除で負担を減らせる

 

■当院のインビザラインはお得!


当院のインビザラインは、費用を抑えたい人にもおすすめです。カウンセリングはもちろん、歯並びのシミュレーションおよび精密検査、診断などをすべて無料で行なっております。他院でこれらをすべて受けた場合、55,000円かかるケースもあるため、初期費用を大幅に抑えることができます。もちろん契約をしなかった場合でも費用は発生しないのでご安心ください。 

 

さらに当院は、2020年時点でマウスピース矯正の症例は180症例以上と実績があるため、さまざまな症例に対応することができます。「自分に合う矯正方法はどれ?」「失敗したくない…」など、患者様の要望やお悩み、不安をお聞きしながら、それぞれにもっとも適した方法をご提案させていただきます。 

 

■まとめ


今回の記事では、矯正治療の種類やそれぞれの費用相場と一緒に、インビザラインで治療費を抑えるコツをご紹介してきました。保険適用外の治療となり、費用も一般的な歯科治療に比べると高額になるので、抑えられるところはしっかり抑えたいですよね。 

 

インビザラインはメリットも多い治療ですが、一番大事なのは自分に合っている矯正方法を選ぶことです。歯列と口腔内の状態、ライフスタイルなど、さまざまなことを総合して見極め、自分に一番合う矯正方法を見つけてみてくださいね。 

   

当院の矯正治療は、さまざまな方法を提案することが可能です。従来からのワイヤー矯正や、目立たない裏側矯正などはもちろん、今回ご紹介したマウスピース矯正のインビザラインにも対応しております。患者様ひとりひとりに合った矯正方法を提案させていただきます。 

  

矯正治療を検討中の人や、歯列のお悩みがある人は、ぜひ当院にお気軽にご相談くださいませ。 

 

公式ホームページからでも受け付けております!  

 

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インビザラインの装着時間は?装着時間が不足するとどうなる?装着時間を守るための対策は?

2023年2月24日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。  

 

矯正治療が以前よりも身近なものになり、希望する患者様も増えてきています。なかでもマウスピース矯正のインビザラインは特に人気を集め、SNSなどで目にする機会も増えてきています。 

 

この記事では、インビザラインの装着時間について詳しくご紹介していきます。すでにインビザラインで治療中の人も治療を検討している人も参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。 

目次

■インビザラインとは
■どのくらい歯は動く?
■インビザラインの装着時間はどのくらい?
■装着時間が不足した場合どうなる?
■装着時間を守るためには
■まとめ

■インビザラインとは


インビザラインとは、1997年にアメリカのアライン・テクノロジー社で開発され、日本では2006年から行われるようになった歯列矯正の治療方法です。従来のブラケットやワイヤーを使用するワイヤー矯正とは異なり、患者様の歯型をもとにプラスチック製の透明なマウスピースを制作し、それを装着して歯を適切な位置に動かして歯並びを整えていきます。治療開始前に歯の状態や動きをコンピューターにてシミュレーションできるため、患者様自身も治療効果をイメージしやすくなります。透明のマウスピースは1ー2週間ごとに、新しいものと交換します。 

 

取り外しができるというのはインビザラインの最大のメリットでもありますが、その分徹底した自己管理が必要不可欠になります。不衛生な状態のまま装着しているとお口の中のトラブルも起こりやすくなるので要注意です。 

○メリット

  • 取り外しができるので食べ物の制限がなく生活しやすい 
  • ワイヤー矯正と比べると痛みが少ない 
  • 矯正装置が透明なので周囲に気づかれにくい 

 

○デメリット

  • 取り外しできるがゆえに自己管理が必要 
  • 適応できないケースも多い 
  • 治療期間が長引くことがある

 

■どのくらい歯は動く?


目で見てわかる移動ではないものの、インビザラインでは透明のマウスピースを1〜2週間ほど使用し1枚で最大0.25mm程度歯が移動すると言われています。 

 

単純計算をするとマウスピースを1週間使用した場合、1日あたり0.036mm歯が動くことになります。 

 

もちろん移動の距離は見た目では実感できないほどのものですが、装置時間を守り、毎日マウスピースをつけるという積み重ねにより、計画通りに歯が移動していきます。歯は一気に移動するわけではなく、持続的に力を加えることで正しい位置へと移動するため、矯正力をかけ続ける必要があります。 

 

マウスピースを1〜2週間つけると最大0.25mm歯が移動

マウスピースを1〜2週間つけると最大0.25mm歯が移動

 

■インビザラインの装着時間はどのくらい?


インビザラインでは1日あたり20時間〜22時間以上装置することが必要です。1日が24時間と考えると、食べ物を食べる時と歯磨きなどのケアをするとき以外の時間は装着していることになります。取り外しができるというのは大きなメリットですが、装着している時間がほとんどを占めるようになります。 

 

22時間の装着が推奨される理由は、先ほどもお話したように持続的に矯正力をかける必要があるからです。外している間は力が加わらないため、矯正力がなくなり、元の歯並びに戻ろうとする力(後戻り)が働きます。 

 

■装着時間が不足した場合どうなる?


20〜22時間以上の装着時間を守れなかった場合、当初予定していた治療計画通りに進まず、治療が長引いてしまったり、計画の調整が検討されます。1日だけ取り外していた程度では大きく治療計画に響くことはないとされていますが、つけ忘れが続いてしまった場合、歯の移動量が不足し、治療計画に影響を及ぼします。  

また、先ほどもお話したように、矯正力がかかっていない状態では後戻りするリスクもあるため、注意が必要です。 

 

歯に急に強い力を与えてしまうと歯が動かなかったり、歯根吸収が起こるリスクが高くなります。そのため、矯正治療では歯に持続的に適切な力を加えることでゆっくりと移動させていきます。しかし、装着時間が不足しているまま新しいマウスピースへと交換すると、計画していた以上の力がかかってしまい、歯への負担が大きくなります。 

 

それだけではなく、マウスピースがはまらないなんてことにもなりかねません。コンピューターの綿密なシミュレーションに基づいてインビザラインは治療計画が組まれているため、マウスピースの装着時間が足りなくなると歯の移動量も足りなくなり、交換時期にシミュレーションした予定通りの歯列になっていない可能性が考えられます。そうなってしまうと、新しいマウスピースに交換しても、きちんと装着できなくなるリスクが生じます。 

 

目には見えないほどの移動なので、つけ忘れていても大丈夫と考えてしまう人も多いかもしれませんが、持続的に圧をかけることにより歯が動くのと同じように、持続的に加わる力がなくなってしまうと、歯は徐々に元に戻ろうとする力がはたらいてしまいます。 

 

定められた装着時間をきちんと守ることは、治療計画通りに進めるために大変重要なことになります。 

 

装着時間の不足は治療が長引く等の問題を引き起こす

装着時間の不足は治療が長引く等の問題を引き起こす

 

■装着時間を守るためには


「自己管理がむずかしい」「仕事をしながらコーヒーを飲みたい」などの理由から、20〜22時間以上矯正装置をつけるのは難しいといった事例も見られます。 

 

そういった場合、装着時間を守るためには以下のような対処法があげられます。 

○色の濃い飲み物はストローを使用する

歯磨きの時間が増え、装着時間が減るという人はストローを活用するのもおすすめです。なるべく歯に当たらないように飲み、飲んだ後は水で洗い流すなどの工夫をしましょう 

 

また、食べ物を食べる際は直前までつけていることを意識すると、装着時間を長くすることにつながります。 

 

○携帯のアラームやリマインダーを活用する

自己管理に苦手意識がある人は、携帯のアラームやリマインダーを上手に活用して、時間を管理するのがおすすめです。1日の生活リズムを同じにしていくことで習慣化し、自然と管理できるようになってきます。 

 

それでもどうしても自己管理がうまくできないという人は、インビザラインではなくワイヤー矯正を検討してみましょう。 

 

■まとめ


今回はインビザラインの装着時間についてご紹介してきました。インビザラインを使用して矯正治療をする場合、装着時間をきちんと守ることはとても重要です。 

 

装着時間が不足してしまうと当初の治療計画通りに進まず、治療が長引いてしまったり、思い通りの効果が得られなくなる可能性があります。ワイヤー矯正と比較するとインビザラインは自己管理がとても重要なため、自己管理ができない、自信がない、という人はワイヤー矯正を検討するのも良いかもしれません。 

 

どちらを選択するにしても、矯正治療は担当医と相談しながら慎重に計画を立てていくことが大切です。 

 

当院では、この記事で紹介したインビザラインのほか、周りに気づかれにくい裏側矯正、アンカースクリューを使って行う矯正など、患者様のお悩みがご要望に応じて、それぞれに合った矯正治療を提案しております。 

 

矯正治療を考えている人や、歯列に関するお悩みがある人はぜひお気軽に当院にご相談ください。 

 

公式ホームページからでも予約を受け付けております。スタッフ一同みなさまのご来院を心よりお待ちしております! 

 

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矯正治療のQ&A 〜納得して矯正治療を始めるために〜

2022年4月1日

こんにちは、世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

当院は患者様の歯並びや咬み合わせをはじめとする、お口まわりのさまざまなお悩みを解決するために、無料で個別相談を受け付けています。
さて、新年度、新学期を迎え、新しい生活をスタートさせた方も少なくないことと思います。新たな季節のスタートに歯の矯正を考えていらっしゃるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今日は矯正の治療を受ける際によく聞かれるご質問を集めてみたいと思います。

目次

■転勤の可能性がありますが、矯正歯科治療を始められますか?
■大人の治療は、子どもの矯正歯科治療とどう違うのでしょう?
■歯並びが正常か、専門機関で相談だけでも受けられますか?
■「歯並びと咬み合わせの専門家」の当院にご相談ください

■転勤の可能性がありますが、矯正歯科治療を始められますか?


転勤でこの町に来られたばかりの方にとって、新しい町での暮らしはワクワクすることと思いますが、一方でまたいつか転勤があるかもしれないかたもいらっしゃるでしょう。きっと転勤があるというかたも少なからずいらっしゃることと思います。
矯正歯科治療は長い期間がかかる、というお話を聞いたことのある方も少なくないと思います。定期的な転勤のある方にとっては、転勤にあたって矯正歯科治療がリスクになることとお察しいたします。
一般的には、矯正歯科治療はとても微妙で微細な歯の動きを長い期間コントロールすることになりますので、一つの医院で完結する方が望ましいです。ですから、転勤が具体的に決まっており、もしいそぎの治療が必要でない場合は、治療の開始時期を転勤後に合わせることも一考かと思います。ただし、急な転勤や進学等で転医を余儀なくされるケースも少なくありませんので、転勤の可能性が考えられる場合には、あらかじめ歯科医院にその旨をお伝えいただき、転医ができるかどうかご相談いただくのが確実かと思います。

ところで、矯正治療は3年以上かかるといったイメージをお持ちになっているかたがいらっしゃるかもしれません。ですが、当院では抜歯があるケースでも6ヶ月~3年ほどで治療を終了させることが可能です。すべての歯の歯並び、噛み合わせを改善した場合での平均治療期間は2年から3年です(※実際の矯正に必要な期間は検査・診断の結果により変わります)。

なぜ、当院でこのような短期治療ができるかと申しますと、「必要十分な治療を行う」「ライトフォース理論」の2つを取り入れているからです。

 

矯正治療に必要な期間

矯正治療に必要な期間

 

○必要十分な治療を行う

当院では必要な時期に必要な治療を行っています。デジタル機器を用いた精密検査・診断や、インビザライン®️をはじめとする最先端の技術、豊富な経験により、患者さまにとって必要十分となる治療を提供しています。

 

○ライトフォース理論

ライトフォース理論とは歯を締め付ける力を弱くすることで、歯の移動のもとになる骨代謝(骨の新陳代謝)を促進するという理論です。どれくらい歯を締め付ける力を弱くしているかというと、従来に比較して1/2~1/5になります。「歯に加える力を弱くすることで歯はしっかり動いてくれるのか?」という疑問が出ると思いますが、最近の研究では弱い力を継続的に加えることで、歯の動くスピードは速くなることが判明しています。詳細は当院のホームページ「短期間で痛みを抑えた矯正」(リンク)をご参照ください。

 

■大人の治療は、子どもの矯正歯科治療とどう違うのでしょう?


ひとことでいえば発達の状態が異なるため、治療方法が大きくかわってきます。
子どもの場合はあごの成長がまだ発育段階にあるため、矯正歯科治療ではその成長発育を促したり、抑制したりしながら正しい方向にリードしていくことで、歯とあごを自然で理想的な位置に整えながら進めていく治療法が中心になります。子どもの治療期間が大人より長くかかるのもそのためです。
大人の場合はすでに成長発育が止まりあごの大きさが完成しているため、それをベ−スに治療を行います。そのため、あごの大きさに対して歯が並びきらずデコボコしている場合や歯列が出ている場合などには、歯を抜いたうえで、抜いたスペースを利用して歯列をきれいに並び替えたり、前歯を後方に下げたりする手法をとることが少なくないといわれています。
しかし、当院ではお口の状態を総合的に分析し、非抜歯で対応できるケースはできる限り抜歯しない方向で対応します。どうしても抜歯が必要なケースでは理由を説明し、患者様の了承が得られれば抜歯をするという方針で、できるだけ歯を残す治療をおこなっています。

当院での抜歯の基準は「抜歯をすることで初めて審美的・機能的に正しい咬合が得られるか」「抜歯をすることで初めて美しい横顔ができるか」というポイントに絞っています。また、「インプラントアンカーを利用した矯正」、「歯を薄く削るディスキング」という2つの手法を用いることで、できうる限りの非抜歯矯正を実施しています。

 

■歯並びが正常か、専門機関で相談だけでも受けられますか?


もちろんできます。当院はもちろんのこと、矯正歯科を専門とする多くの歯科医院が相談を受け付けており、中には無料での対面相談、メール相談を受け付けています。
初診相談に要する時間は医院によって異なりますが、一般的には30〜60分程度です。来院にあたっては事前予約をお願いしているところがほとんどです。

一般的に、矯正治療を始める前には
矯正相談(お話を伺う) → 診断(データ分析) → 治療
のステップがあり、それぞれのステップに進むかどうかについては患者さまに意思決定をしていただきます。多くの医院では相談までは無料ですが、機械を使う診断については数万円程度の費用をいただいています。ですが、当院では治療に入るまでの費用はいただいていません。なぜなら、ひとりひとりの患者さまに見えない部分までを正確に捉えたうえで客観的な事実をお伝えすることで、患者さまに矯正することのメリットをご理解いただき、長い期間の矯正治療を主体的に、積極的に受けていただけることを祈っているからです。当院では、相談に乗っていただいたから治療をお願いしなければいけないのではないか、という遠慮はいっさい不要です。

他の歯科医院で矯正を断られてしまったり、期間の長さなどで納得いかない提案を受けたりしたケースでも、当院のご提案であれば満足できる可能性も少なくありません。セカンドオピニオンが欲しい場合でもぜひ当院にご相談ください。

当院のカウンセリングの特徴は、「患者様それぞれのライフスタイルを重視した、カウンセリング」にございます。
歯の矯正は少しずつ行われるものですので、良好な治療結果を得るためには定期的な通院が必要となります。治療の途中に長期での出張や留学といったイベントが入ってしまうとせっかくの治療が台無しになってしまう恐れがあります。当院では、何を優先するかを患者さまと一緒に考え、最終的には矯正治療に取り組んでよかったと感じていただけることを念頭に提案しています。

ご参考までに、当院のカウンセリングの流れをお伝えします。

 

カウンセリングの流れ

カウンセリングの流れ

 

■「歯並びと咬み合わせの専門家」の当院にご相談ください


新しい生活が始まり、矯正治療に興味が湧いてきたのだけれど、遅くまで診療している医院がないので諦めていた……。そのような方は是非、いちど当院にご相談ください。忙しい方は「トータルの治療期間」も気にされると思いますが、当院では必要十分な治療を行うことで治療期間を大幅に短縮していますので、この点もご安心いただければと思います。

 

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歯列矯正時の痛みは成長の証?恐れず乗り切るために

2022年3月11日

こんにちは、世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

当院は患者様の歯並びや咬み合わせなど、お口まわりのいろいろなお悩みを解決するために、無料で個別相談を受け付けています。
以前、ブログで歯の矯正のしくみについてお伝えしました。今回は、矯正の際の痛みにフォーカスしてお話ししたいと思います。

目次

■矯正治療中に痛むのはどんな時か
■矯正治療中に痛む理由
■「歯並びと咬み合わせの専門家」である当院にご相談ください

■矯正治療中に痛むのはどんな時か


矯正治療の際に感じる痛みというのは、歯が動く時と、歯を動かすための矯正装置から生まれているのです。
大きくは次の3つの場面で痛みを感じやすくなります。

○装置をつけた時、交換した時

矯正治療は、少しずつ歯を押すことで骨の代謝が生まれ、その結果歯を動かすしくみです。歯を移動させる目的の矯正装置をつけたことにより発生する痛みは、歯を移動させようとする力がかかったゆえの痛みです。
ワイヤー矯正では、歯の表面に接着した装置にワイヤーを入れた結果、力が加わり歯が移動し始めます。マウスピース矯正は、マウスピースと患者様の実際の歯並びとの間に小さなズレが起きるように設計されていて、歯に力がかかることで歯が動き始めるしくみです。

矯正の期間中、絶え間なく歯を動かす圧をかけている間ずっと痛いというわけではなく、はじめは痛みを感じる方も、矯正に慣れると痛みが治まる場合が多いようです。痛いのは誰でも嫌ですし、不快な気持ちになることと思いますが、矯正がきちんと機能している表れでもあるのです。

 

○ものを噛む、上下の歯がぶつかった際の痛み

矯正装置によって歯を動かす圧力がかかっている状態の歯はとても敏感になっています。ですから、ものを噛んだり、何かが原因で上下の歯がぶつかるだけで、その衝撃によって痛みを覚えることがあるのです。とくに矯正をはじめたばかりの頃は、矯正装置に慣れず不快に感じることもあり、痛みを感じやすくなることもあるようです。
これはワイヤー、マウスピースによる矯正、どちらであっても発生する痛みです。痛みは個人差がかなりあり、比較的強く噛んだとしても痛みがない患者様もいます。

 

○口内炎ができたり、唇や口の中が傷ついたりすることによる痛み

ワイヤーでの矯正を行なっている方の中には、ワイヤーの装置が当たり傷を負ったり、口内炎ができてしまったりすることがあります。口の内側の粘膜はとてもやわらかく、ほんのわずかに装置が当たっただけでも傷ついてしまうのです。
ワイヤー矯正には歯の表側に付ける表側(唇側)矯正と、歯の裏側に付ける裏側(舌側)矯正があります。裏側矯正は矯正が目立たなくてよいというメリットがありますが、舌が当たりやすいため、唇や口腔内、頬の粘膜だけでなく舌も傷つける恐れがあります。もちろん、すべてのワイヤー矯正装置が痛むというわけではありませんし、治療現場ではさまざまな工夫がなされています。矯正装置が当たらないよう、カバーのようなものを付ける方法もあります。

 

○インビザラインでの痛み

当院がおすすめしておりますインビザラインをはじめとするマウスピースによる治療は、歯を全体的に覆うので、唇や口腔内を傷つけることはほとんどなく、この種類の痛みに悩まされる方はごくわずかです。

インビザラインは、およそ10日ごとに患者さんご自身でマウスピース(アライナー)を交換する矯正治療方法です。あらかじめ細かいシミュレーションのもとにたくさんの種類のアライナーを用意します。ワイヤー矯正より少ない幅で歯を段階的に少しずつ動かしていくことができるため、歯を動かそうとする圧力を強く感じにくいという大きなメリットがあります。ワイヤー矯正のように装置が歯茎や粘膜を傷つけるリスクが少ない点も、痛みの軽減に役立っています。
しかし、歯全体を覆うようなマウスピースタイプのインビザラインでは、歯が圧迫されている感じを受けやすく、そのことが不快感や痛みの原因になることがあります。

 

インビザラインは痛みが少ない

インビザラインは痛みが少ない

 

■矯正治療中に痛む理由


では、矯正治療によって歯を移動させる時、どうして痛みが出るのでしょうか。

私たちが痛みを感じる原因は、刺激が神経を通り脳に到達し、痛みの中枢へと伝えられ、「痛い」という信号を発することから生まれます。矯正治療の場合ですと、もともとあった場所からほんの少し歯が押され、歯に新たな圧力が加わることで骨の代謝を呼び起こす、言い換えると歯を支える骨に炎症反応が起きるためなのです。炎症は悪い存在ではありません。痛みを抑えるための役割を与えられているわけです。
痛みの感じ方は人によって違い、強さや持続する日数なども異なります。患者様の体調や精神状態などによっても違います。とくに、矯正装置をつけた時に生じる痛みにはばらつきがあり、中には痛みや不快感をほとんど感じられない患者様もいらっしゃいます。

このように、治療を受けている皆さまがすべての痛みを体験するとは限りませんが、痛いかもしれないと思われるだけでもたいへん不快なことと思います。決して短いとはいえない矯正治療の期間を乗り切るためにも、痛みが続く時はぜひ矯正歯科医院にご相談ください。

なお、その時にはできるだけ具体的に「どこが」「どのくらい」痛むかをお伝えいただくことで、歯科医院としても痛みの原因に早くたどりつけるようになります。とくに、歯が動き始めた時に痛みがあった時には、患者さまから“このような痛みがあった”というように、次の診療に行った時に矯正歯科医や歯科衛生士にお伝えいただけることで、対処のヒントにつながります。
なお、痛みがひどい場合やなかなかおさまらない場合は、次回の通院予約が先であってもお早めに歯科医院にご連絡ください。なんらかの対処ができることがあります。

痛みの感じ方や程度がさまざまであるように痛みの表現も実にさまざまです。
例えば、歯が動き始めた時の痛みを表現すると、通常、“がまんできる痛さ”、“食べ物が噛めない痛さ”が挙げられます。痛みに対して敏感な人は、“顔をしかめる痛さ”、“夜眠れない痛さ”などと表現されることもあります。

患者様の痛みは、本人しかわからないものです。痛みに耐えられなくなったあまり、治療自体をやめたくなってしまってはなんのために治療を始めたのかわかりません。ご自宅でできる方法を繰り返しても痛みが引かない場合は、ぜひ歯科医院にご相談ください。

 

■「歯並びと咬み合わせの専門家」である当院にご相談ください


当院では「ライトフォース理論」に基づき「痛みを抑えた」治療を実践しています。
https://www.sangenjaya-ortho.com/painless/
また、裏側矯正でも結さつ線を利用しないクリッピーシステムを用いることで痛みの軽減を図っています。
https://www.sangenjaya-ortho.com/invisible/

矯正中の痛みとは、まさに自分が変わっていこうとする証でもあります。
痛みをただ怖がるのでなく前向きに「手ごたえ」としてとらえていただくことで、長い矯正期間を乗り越える力に変えていただければとスタッフ一同、心から願っております。
すこやかで明るい人生を楽しむ上でも、今一度ご自身の歯がどれだけ大事かを見つめ、矯正治療という選択肢と向き合ってみてはいかがでしょうか?歯並びで気になることがございましたら、当院では無料相談を行なっております。まずはご相談ください。

 

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矯正が「痛くて時間がかかる」時代は終わり! ~ライトフォース理論に基づいた新しい治療方法~

2022年3月4日

こんにちは、世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
当院は患者様の歯並びや咬み合わせをはじめとする、お口まわりのさまざまなお悩みを解決するために、無料で個別相談を受け付けています。

このブログをお読みの皆さんは、歯並びの矯正は「痛いし、時間がかかるもの」というイメージをお持ちなのではないでしょうか。痛みや治療期間が心配で治療に踏み切れていないのであれば、ぜひこの記事を読んでみてください。
本日は矯正治療の「痛み」について、その種類や原因を詳しく見ていきましょう。
当院がご提供する「痛みを抑えた」治療についてもご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

■矯正治療はなぜ痛い?
■ライトフォース理論
■目立ちにくい装置もご用意しております
■「歯並びと咬み合わせの専門家」である当院にご相談ください

■矯正治療はなぜ痛い?


歯の矯正は、痛みが伴うというイメージがあります。実際に、一般的な矯正治療は痛みを伴うものがほとんどでした。なぜ、矯正治療は「痛い」のでしょうか?
矯正治療の痛みには、大きく分けて「歯が移動する際の痛み」と「装置が口内の粘膜に接触することによる痛み」の2種類があります。

このうち、「歯が移動する際の痛み」は、物を噛んだ時に生じます。矯正治療を始めると、固いものが食べられなくなった等の話を聞くことがありますが、それはこの「歯が移動する際の痛み」が原因であることがほとんどです。

矯正治療で歯を動かすしくみについて、以前こちらのブログでご説明した通り、歯は歯槽骨という骨で支えられており、歯はこの歯槽骨の中を移動しています。歯が動く方向にある骨を吸収し、スペースを作りあげることから移動がスタートします。骨を吸収する際、痛みの原因物質がでます。これが、歯が動くときの痛みの原因です。
歯を動かすしくみについての記事をまだご覧になっていない方は、下記からぜひ読んでみてください。
↓↓↓

https://www.sangenjaya-ortho.com/blogs/archives/1568
歯科矯正で「歯を動かす」しくみ 〜歯の構造と矯正治療での動かし方

 

■ライトフォース理論


矯正治療においては、上記のような痛みが生じることは「仕方がない」と言われていました。歯を移動させるにはある程度の力を加える必要があり、痛みが出るというのは、きちんと歯が移動している証拠となるからです。

当院においては「ライトフォース」という治療法により「痛み軽減」と「期間短縮」を達成しています。ライトフォースというのは、「加える力を弱くする」というものです。一般的な治療と比較して5割~2割ほど、歯に加わる力を小さくしています。ですから、痛みに関する悩みは減っています。

 

ライトフォースは痛みの軽減・治療期間短縮が可能

ライトフォースは痛みの軽減・治療期間短縮が可能

 

ここまで読んでいただいたあなたの頭には、ある疑問がよぎったのではないでしょうか?
すなわち、
「歯に加える力を弱くしても、歯はしっかり移動するの?」
「歯が移動する速さが遅くなって治療する期間が長くなるのでは?」
という疑問です。

ごもっともなお考えです。

加える力が強ければ強いほど、歯がきちんと動き、そして期間も短縮されるイメージですよね。しかしまがら、これは「間違い」だと研究によってわかっています。

歯が動くしくみの記事でご説明したように、歯は骨の新陳代謝により移動します。ですから、代謝が促進されると、歯が移動するスピードは上がります。
代謝をより良くするには毛細血管が大切な役割を担いますが、一般的な治療では毛細血管による働きを阻害してしまうような強い力を用いていました。

我々が行っているものはライトフォース理論によるものですから、毛細血管の働きに関する心配も無用でしょう。これまでの方法と比較すると、痛みが軽くなり、さらに血のめぐりが阻害されないため、本来の骨代謝を促すことができ、歯が動きやすくなります。

「痛み」が原因で矯正治療になかなか踏み出せない、という方はぜひ一度当院にご相談ください。きちんとご納得いただけるまで、丁寧にその理由についてご説明させて頂きます。

下記がライトフォース理論による治療期間の目安です。

 

ライトフォース理論による治療期間の目安

ライトフォース理論による治療期間の目安

 

治療方法や年齢にもよりますが、従来の矯正は2年~3年かかることが当たり前でした。
それに比べると、ライトフォース理論に準じた治療方法では、相当の治療期間短縮が実現できていることがわかりますね。

 

■目立ちにくい装置もご用意しております


痛みが抑えられる仕組みはわかったけれど、矯正治療は見た目も気になる…という方のために当院では、「目立ちにくい装置」もご用意しております。
もちろん、すべてライトフォース理論に準じた設計がなされています。

○マウスピース型矯正装置

透明なマウスピース型の矯正装置です。
取り外しが気軽に可能で、素材が透明ですから目立ちにくいです。
当院では「インビザライン」と呼ばれる装置を使用しております。

 

マウスピース型矯正装置は透明で目立ちにくい

マウスピース型矯正装置は透明で目立ちにくい

 

○裏側矯正

よく知られている矯正は「歯の表側」に装置をつけるものでしょう
ですが、裏側矯正は、歯の裏側(舌側)に装置を取り付けるので、他の人に気づかれにくいです。上の画像を見て頂ければ一目瞭然ですね。

さらに当院の裏側矯正では、「歯が動くときに感じる痛み」と並んで矯正治療に付随する「装置が口内の粘膜に接触することによる痛み」を軽減する装置を採用しております。
「装置が口内の粘膜に接触することによる痛み」は、ブラケットとワイヤーの「摩擦」により発生します。従来の装置は、結さつ線で矯正装置を固定していました。結さつ線を使うと「摩擦」が発生して、痛みや治療の長期間化につながっていました。

 

歯の裏側に装置を取り付けるので気づかれにくい

歯の裏側に装置を取り付けるので気づかれにくい

 

当院が採用している「クリッピーシステム」は結さつ線を利用しないため痛みの軽減、治療期間の短縮を可能にします。また、クリッピーシステムは装置自体が薄いので、使用中の違和感が少なく、発音のしにくさも軽減されています。

各装置の詳細については、当院HPの「マウスピース型矯正歯科装置」「見えにくい裏側矯正」のページをご確認いただくか、ご来院された際にお気軽にスタッフにご相談ください。

 

クリッピーシステムは痛みの軽減・治療期間短縮が可能

クリッピーシステムは痛みの軽減・治療期間短縮が可能

 

■「歯並びと咬み合わせの専門家」である当院にご相談ください


本日は、矯正治療の痛みについてあらためてご説明させていただきました。なぜ従来の矯正治療では痛みが伴うのか、そして当院が提供するライトフォース理論に準じた治療がどうして痛みを軽減し、短期治療を実現するのかについて、ご理解いただけたのではないでしょうか。

当院では、患者さま一人ひとりの歯のバランスをていねいに測ってお伝えするため、「矯正相談」だけでなく「検査診断」までを無料で実施しています。検査診断は一般的には数万円かかりますが、矯正治療は一般の歯科治療と比べ治療期間も長く、費用もかさみます。患者様が納得して治療を始められるよう、当院ではできるだけご説明を差し上げたいと考えております。
いま一度ご自身の歯を見つめ直す、矯正治療という選択肢と向き合ってみてはいかがでしょうか。ぜひ一度、当院へご相談ください。

 

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