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歯科矯正で「歯を動かす」しくみ 〜歯の構造と矯正治療での動かし方

2022年2月18日

こんにちは、世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

当院は患者様の歯並びや咬み合わせをはじめとする、お口まわりのさまざまなお悩みを解決するために、無料で個別相談を受け付けています。

このブログをお読みの皆さんは、歯並びの矯正にあたって「歯を動かす」という説明をお聞きになったことがあろうかと思います。試しにご自身の歯を指でつまんで揺すってみてください。なんとなく動きそうな気がしますか?動くような気がするけど、すぐ戻ってしまうような感覚を持たれるのではないでしょうか。
今日は矯正治療で「歯を動く」しくみについて、みなさんとおさらいしていきます。

目次

■歯と歯のまわりの構造
■「歯が動く」しくみ
■矯正治療での歯の動かしかた
■「歯並びと咬み合わせの専門家」である当院にご相談ください

■歯と歯のまわりの構造


歯は押すことで動かすことができる、ということは、古くは紀元前後の古代ローマの医学者アウルス・コーネリウス・ケルススが、歯は押すことで移動できるということを著書に記しています。いったい歯はどういう構造で成り立っているのでしょうか。

 

歯の断面を切った図をお示しします。上のほうに飛び出している白い部分が歯冠、多くのかたがイメージする「歯」です。歯冠の表面はエナメル質と呼ばれる物質からできており、人間のからだの中でもっとも硬い組織です。どのくらい硬いかといいますと、もっとも硬いダイヤモンドを10とした時の6から7程度、ちょうど水晶と同じくらいの硬さになります。
歯は見える部分だけではないというのは、歯が抜けた時のことを思い出していただけるとお気づきかと思います。根のようなものがついてますね。歯の根、歯根(しこん)と呼ばれます。この歯根は、あごについた歯槽骨と呼ばれる骨の中に、歯根膜を介して植わっています。歯が骨に植わっている状態は、釘が板に打ち付けられているのに似ていることから「釘植(ていしょく)」と呼ばれます。
歯根膜とは、歯根部分の表面(セメント質)と歯槽骨の間を結び付ける繊維性の組織です。歯の靭帯とも呼ばれ、食べ物をかむ際に歯にかかる力を吸収・緩和し、歯に加わる力が直接歯槽骨に伝わるのを和らげるという重要な役割を担っていますが、実際はコラーゲン線維がおよそ半分を占める厚さ0.3㎜位のごく薄い組織です。この薄い組織の中にたくさんの血管が通っています。

釘植というと、硬いところにぎしぎしと植わっているようなイメージを持たれるかもしれませんが、歯は、歯根膜繊維によって歯槽骨の中にハンモックのように吊り下げられています。歯根膜があることで、歯は通常噛むことでわずかに沈んだりちいさな揺れを生じたりすることができます。歯根膜は、食事の時などで噛みしめたときにさまざまな方向から加わる力をうまく逃して、力が歯に加わりすぎるのを防ぐ免振機能の役割を果たしているのです。

 

歯の断面図

歯の断面図

 

■「歯が動く」しくみ


噛んだ時の力を逃すために歯が動くとしても、歯槽骨に埋まっているかぎり、そんなにたくさんは動かせないのではないか、とお思いの方が少なくないと思います。
歯を押したら動く、といってもすぐに戻りますよね。しかも、びっしりと並んでびくともしない歯が、矯正装置をつけているとはいえ1本ずついろいろな方向に動いていくのは不思議なことのように思われます。
しかし、歯は同じ向きに持続的に力を加えていくことで、少しずつ力の加わった方向に動くしくみになっているのです。骨が代謝することと、からだが自身のバランスを保ち続けようとするホメオスタシス(恒常性)という性質による、歯が動くしくみをご説明いたします。

歯を一方方向に押し続けると、押された側の歯根膜が窮屈になります。なぜなら歯根膜の外側には歯槽骨があり、圧迫されるからです。そして、歯に押されることで歯ぐきを通っている血管がおされて貧血状態になります。逆に、押した側の歯根膜は歯槽骨から引っ張られ、ゴムが伸びてしまっているようなかたちになります。
本来歯槽骨にちょうどいいバランスで埋まっていたはずの歯根が偏ると、体は歯根膜の元の幅を保とうとします。具体的には、窮屈な側の歯槽骨を溶かして貧血状態を正常の状態に戻そうとする破骨細胞という細胞が働き始めます。あわせて、力が加えられた逆の場所には、歯槽骨を新たにつくる骨芽細胞という細胞も出現し、新たに歯槽骨をつくる作用が働き、歯槽骨が減り続けないようなバランスをとるのです。

わざわざ骨を溶かす必要はあるの?という思われる方もいらっしゃるでしょう。これは、物を動かす時のことを想像していただけるといいかと思います。物を移動させるためには、まず移動させる側の場所を空けなければいけませんよね。破骨細胞の活動は、新たなバランスを取るために場所を空けることが目的だったのです。
また、新たに骨ができるといわれてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。親知らずを抜いた時を思い出してみてください。抜いた直後は穴が空いたような状態になり、ご飯粒が詰まっていやな思いをされたことと思います。ですが、しばらく経つといつの間にか穴がなくなっていませんか?これが骨芽細胞の仕事です。

 

■矯正治療での歯の動かしかた


矯正治療では、さまざまな歯の動かし方で、美しく機能的な歯並びに導きます。具体的には、次の7つの移動方法があります。

○歯の位置を移動させる

  • 歯体(したい)移動
    歯を傾けることなく、平行方向に動かす移動法です。歯根を平行に動かすためには、歯冠に正確でしっかりとした力をかけることが必要です。
  • 傾斜移動
    傾斜移動は、歯根の根の先から1/3付近を中心に、歯を傾斜させながら歯冠を動かす移動法です。歯冠に力を入れると、歯は通常は根の先端付近を支点として回転するように動きます。

歯体移動と傾斜移動をうまく組み合わせることで、理想的な歯並びへ動かしていきます。

 

○歯の向きを移動させる

  • 回転
    歯の向きが悪い時に、歯の長軸を中心にして回転させる移動法です。中心となる支点に対してうまく力をかけることで回転します。
  • 圧下(あっか)
    伸び出している歯全体を根の方向に向かって沈めるように動かす移動法です。
  • 挺出(ていしゅつ)
    歯根を歯冠の向きに引っ張り出すように動かす移動法です。
  • 根尖(こんせん)移動
    歯冠を中心に歯の根の先の向きを動かす移動法です。
  • 整直(せいちょく)
    傾いた歯根の向きを正確な向きに合わせることです。

 

歯は見えている部分だけきれいに並んでいればよいわけではありません。歯槽骨の中でも一定間隔で均しく並んでいることが望ましいといえます。
歯根が傾いたままの状態で咬み合わせの力が加わると歯や歯槽骨にかかる負担が大きくて、歯と歯周組織にダメージを与えることになります。歯並びがより良い状態を維持するためには、見えるところだけではなく、歯槽骨(顎の骨)の中の歯根の配列にも気を配る必要があるのです。

 

■「歯並びと咬み合わせの専門家」である当院にご相談ください


本日は、歯が動くしくみについてあらためてご説明させていただきました。外から見える部分、見えない部分含め、歯並びがとても繊細なバランスで成り立っていることのイメージを共有していただけたのではないでしょうか。
当院では、患者さまひとりひとりの歯のバランスをていねいに測ってお伝えするため、「矯正相談」だけでなく「検査診断」までを無料で実施しています。検査診断は一般的には数万円かかりますが、矯正治療は一般の歯科治療と比べ治療期間も長く、費用もかさみます。患者さまが納得して治療を始められるよう、当院ではできるだけご説明を差し上げたいと考えております。
いま一度ご自身の歯を見つめ直す、矯正治療という選択肢と向き合ってみてはいかがでしょうか。ぜひいちど当院へご相談ください。

 

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