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インビザラインは痛い?

2022年7月22日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

よく“インビザラインは痛くないですか?”という質問をいただきます。
矯正=痛いと不安を感じている方が多いのかもしれませんね。
今回は、インビザラインの痛みの原因や適切な対処法についてご紹介します。
インビザラインに興味がある方や検討している方はぜひ参考にしてください。

目次

■インビザラインとは?
■インビザラインはワイヤー矯正と比べて痛みが少ない
■歯が動く・装置による痛みがゼロではない
■インビザラインで痛みを感じやすいとき
■インビザラインが痛いときの対処法
■まとめ

■インビザラインとは?


インビザラインとは金具やワイヤーを使わず、取り外し可能な透明なマウスピース型の装置を使用して歯並びを治す歯科矯正法です。
透明なマウスピースはとても審美的で、外見を心配することなく矯正治療を進められます。
使い方は非常にシンプルで、マウスピースを一日20時間以上装着し、新しいマウスピースにどんどん交換していくことで歯をゆっくり移動させていきます。

 

インビザラインは痛みが少ない

インビザラインは痛みが少ない

 

■インビザラインはワイヤー矯正と比べて痛みが少ない


矯正には歯を移動させる際の痛みや、装置が唇などに接触する痛みがあります。装置の種類や対処の方法次第では、痛みが少ない治療も可能です。

インビザラインはマウスピース型の矯正装置ですので、ワイヤーやブラケットを歯につけるワイヤー矯正と比較をすると、痛みが少ない手法だと言えるでしょう。

ワイヤー矯正で使用する主な矯正装置は金属やセラミック、プラスチックなどで作られた四角いブラケットと金属のワイヤーです。
装置の形が複雑なので頬や唇に装置が当たってしまったり、ワイヤーが飛び出てしまったりして歯茎や粘膜を傷つけたりする可能性もあります。また、月に1回の調整の際にワイヤーや、ゴムを交換することで歯を移動させる力がかかり、その移動で発生する炎症を痛みとして覚えることがあるのです。

インビザラインで用いる装置は透明色で表面が滑らかなマウスピースと、歯の動きを助ける目的で着ける歯と同じ色の歯科用の樹脂で作られたアタッチメントだけで、装置が唇や頬に当たりにくい構造をしています。
ワイヤー矯正と比べて、マウスピース矯正は少しずつ、細かく動かしていきます。
そして、そのルートはコンピュータを用いたシミュレーションに従って効率化されていて、痛みが大きく抑えられます。

 

■歯が動く・装置による痛みがゼロではない


ワイヤー矯正に比べると大幅に痛みが抑えられるインビザラインですが、痛みが全くないというわけではありません。

歯が動く際、身体のメカニズムにより必ず痛み物質が出ます。
また、マウスピースやアタッチメントは唇や頬に当たりにくい構造ではありますが、まれにアライナーの縁が浮く、何かを食べるときにアタッチメントが当たる、といった問題が発生することも。

 

■インビザラインで痛みを感じやすいとき


もちろん個人差はあるものの、痛みが生じやすいのは、以下のようなケースです。

○マウスピースの初回装置時

多くの方が、初めてマウスピースを装着したときに、締め付けられているような感覚を覚えるようです。
マウスピースの装着に慣れていないことに加えて、現状の歯並びとマウスピースの形状の差がやや大きいことが原因です。
矯正開始直後の痛みは、マウスピースの装着に慣れていく過程ですから、基本的に心配はありません。

 

○歯が動くとき

歯がきちんと動いている際は、痛みを感じやすくなります。

痛くて我慢ができない場合には、少しの時間外して休憩することもできます。ですが、1日20時間以上の装着をしなくてはならない点は覚えておきたいです。

 

○アタッチメントが当たるとき

歯をしっかり動かすためにアタッチメントと呼ばれる突起物を歯面に取り付けます。この出っ張りが、粘膜に当たり口腔内を傷つけ痛みの原因になることがあります。
アタッチメントが痛いと感じる場合は、矯正用ワックスの使用も考えるべきです。出っ張りをなだらかにできます。

 

○マウスピースを着脱するとき

マウスピースの交換後も、痛みやすいです。
基本的には、歯の移動と慣れによって、3日以内には痛みがなくなることが多いです。

 

○上下の歯がぶつかったとき

マウスピースによって圧迫されている歯列は、非常に敏感な状態のため、上と下の歯がぶつかった際など、痛みが生じるケースがあります。
しかし、ワイヤー矯正とは異なり、食事の際には外せるため、食べ物を噛むときの痛みはほとんど心配入りません。

 

■インビザラインが痛いときの対処法


通常、インビザラインの使用によって、“耐えがたいほどの痛み”が生じることはほぼありません。初めて装着したときや装置を交換したときに感じる痛みも、だいたいの場合は2~3日中にほとんどなくなります。
しかし、痛みが出たら我慢をせずに、原因をしっかりと判別して対処をすることが重要です。

○担当医に相談する

痛みが強かったり、困ったりすることがあればまずはお気軽に担当医にご相談ください。
原因を確認して適切な対処法をお伝えいたします。

そして、マウスピースを交換してしばらくは痛みやすいので、不安であれば交換日に予定を入れないほうが良いと思われます。

 

○食べ物は柔らかいものを選ぶ

硬い食べ物は噛んだときに刺激が伝わって痛みが出やすいため、噛んだ際の刺激があまりない柔らかいものを食べると良いです。

 

○矯正用ワックスの使用

何かを食べる際などにマウスピースを外したとき、アタッチメントが頬などに当たって痛い場合は、矯正用のワックスで対処をする方法があります。
矯正用ワックスを用いることで、出っ張りをなだらかにできるのです。

基本はマウスピースをつけてアタッチメントが覆われると突起の鋭利な感じが減るので、痛みが治まります。

 

○マウスピース取り外し方のコツを理解する

慣れないうちはマウスピースの脱着がうまくできずに歯に必要以上に力がかかってしまったり、指や爪が痛くなったりすることがあります。
そのため、しっかり取り外しの手順を理解し、守ることも大切なことです。
もし取り外しが難しいと感じたら、お気軽に担当医までご相談ください。

 

■まとめ


インビザラインの痛みの原因や適切な対処法について詳しく知ることは出来ましたか?

痛みの原因はさまざまあり、感じ方にも個人差があります。
さらに体調や心理状態に左右されることもあります。

鎮痛剤を飲んだのに痛みが治まらない場合や、マウスピース(アライナー)の交換から3日以上経っても痛みがある場合には、我慢せず歯科医師に相談することも大切なことです!

また、何か自分なりの対処を行った場合は、その旨を次の矯正受診時に歯科医師に伝えると良いでしょう。その対処が正しかったのか、もっと効果的な対処法は何かあるかなどがわかります。
インビザラインについてご興味がある方はぜひ当院のHPからでもお気軽にご相談くださいませ。

 

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矯正治療は痛い?目立つ? 疑問にお答えします!

2022年7月15日

皆さんこんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

皆さんは矯正治療にどのような印象を持たれていますか?
矯正していることが目立つのではないか、痛みはどうなんだろう?
とご心配される方も少なくありません。
今日は矯正歯科治療を検討されている皆さんが一度は心配するであろう矯正治療の痛みや目立つという点についてお伝えしようと思います。

矯正治療には様々な方法があり、技術も進歩しています。
ご不安なく安心して治療を受けていただけるようご説明してまいりますので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

■矯正歯科治療って何?
■「矯正=痛い」は間違い?!
■痛み軽減、短期間治療「ライトフォース理論」
■「目立つ矯正」は終わり!
■まとめ

■矯正歯科治療って何?


まずは、「痛み」についてです。
近年は痛みの少ない矯正治療が注目されています。

復習にはなりますが、そもそも、矯正歯科治療とは何でしょうか?
「良くない歯並びや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして美しい歯並びにすること。矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯並びと噛み合わせを治していくこと」と考えられています。歯やアゴの骨に力をかけるので、矯正治療において治療中の痛みは仕方ないとされてきました。

 

■「矯正=痛い」は間違い?!


従来は、歯やアゴの骨に加えるパワーが強いほど歯がきちんと動き、そして治療に必要な期間も短縮されるという考えでした。ですがこれは「間違い」だということが近年の研究で分かっています。

専門的な説明になるのですが、歯が動くのは骨代謝(骨の新陳代謝)が起こるからです。
代謝が良くなると、歯が動きやすくなります。代謝を良化させるには栄養を送る毛細血管が大切な役割を果たしますが、これまでの矯正は毛細血管の働きを邪魔するほどの力を用いることが多かったわけです。

 

■痛み軽減、短期間治療「ライトフォース理論」


上述した従来の矯正に対して、「ライトフォース理論」というものがあります。この理論では、血管の弾力より弱い力をかけるため、血管をつぶさず、代謝活動を妨げずに歯を動かすことができます。従来の方法と比較して1/2~1/5程度の力に抑えております。ですので、治療をしている際の痛みに関する問題は相当軽くなりました。

  • 従来の矯正
    矯正する力が強すぎて毛細血管が潰れてしまい、歯が移動する際に必要な代謝活動が阻害されていました。
  • ライトフォース理論
    血管の弾力より弱い力をかけるので、毛細血管にやさしいです。
    そのため代謝活動を妨げることはありません。

当院で実施している治療法・矯正装置は、この理論をベースにしているので、毛細血管の働きを阻害する心配もないでしょう。従来の方法と比較して痛みが軽減されるだけではなく、血の流れが邪魔されないので、本来の骨代謝を促すことができ、歯が移動するスピードも速くなります。

 

■「目立つ矯正」は終わり!


皆さんは、矯正治療と聞いてどんなものを思い浮かべますか?
多くの方が、金属のギラギラした装置を思い浮かべるかと思います。しかし、最近では「目立たない」矯正装置が多く開発されています。今回は、以下3つの方法をご紹介いたします。

○透明なマウスピース型矯正歯科装置

当院では、インビザラインと呼ばれる、透明なマウスピース型の矯正装置を用いています。透明ですので、装置を付けていることに気づかれにくいです。特徴をご紹介します。

 

インビザラインは透明で気づかれにくい

インビザラインは透明で気づかれにくい

 

◇来院回数を大幅に短縮できる

マウスピース型矯正歯科装置のパイオニアでもある「インビザライン」。
「あまり目立たない」という特徴以外に、他のマウスピース型矯正歯科装置と比較して「通院の回数をかなり減らすことができる」という特徴があります。
インビザラインではないシステムであれば、およそ2~3週間のごとに通院し、その都度、歯型を採り、新しいマウスピースを作る必要があるため、患者様にはそれなりの負担となります。
ですが、インビザラインでは、基本的に1回歯型を採って、各ステージのマウスピースをまとめて作りお渡しします。
そのため通院回数を6~8週間に1回のペースまで減らすことが可能です。

 

◇ブラケットによる矯正を併用することもある

マウスピース型の矯正歯科装置は、表側矯正やリンガルブラケット矯正(裏側矯正)とは違い、装置が取り外し式で、目立ちにくいのが特徴です。
しかし、歯の移動量が大きいケース(歯を抜く場合)では、マウスピース型の矯正歯科装置のみでは限界がある場合も考えられます。そのような時には一定期間、ブラケットによる矯正を併用することもあります。
もちろんご希望に沿った治療方法をご提案してまいりますので、気になられる際はお気軽に担当医までお声がけくださいませ。

 

◇取り外し可能

取り外し可能ですので、食後の歯磨きや装置の洗浄も簡単に行うことができます。しかしその反面、装置を装着する判断は患者様に一任されるため、装置を付ける時間が短く、つけない期間があった場合は、治療期間が長くなってしまうというデメリットも存在します。

 

○歯の裏側に付ける矯正歯科装置

「矯正装置を装着しているのを誰にも気づかれたくない」
「仕事に支障が出るので、可能な限り目立ちにくい装置がいい」
そのような方にお勧めの装置です。

皆さんがよくご存知の矯正は、「歯の表面」に装置を装着するものだと思います。
しかし、裏側矯正は、その名の通り、歯の裏側(舌側)に矯正装置を付けますので、他の人に気づかれにくいという特徴があります。
下の画像を見て頂ければ一目瞭然ですね。

 

矯正装置の中には目立ちにくい装置がいくつかありますが、この裏側矯正も人気の方法の一つです。
装置を付けている事さえも気づかれにくくなります。

また、上と下の歯に矯正装置を付けることも可能で、たとえば上顎は裏側、下顎は表側に装置を付けることもできます。上の歯は他人から頻繁に見られるので裏側に装置を付けて、日常ではあまり露出しない下の歯には表側から装置を付けるというコンビネーションです。

 

裏側矯正は装置が歯の裏側で気づかれにくい

裏側矯正は装置が歯の裏側で気づかれにくい

 

○歯の表側に付ける半透明の矯正歯科装置

この半透明のブラケットを使った矯正は、今までは金属であったところを目立ちにくいカラーにしています。金属版と比べると、半透明なものはかなり「目立ちやすさ」が抑えられるようになりました。

上記した裏側矯正と「従来法よりもあまり目立ちたない」という点は共通していますが、この審美ブラケットは「歯の表」に装置を付けるため、「裏側矯正」と比較すると少し目立ちます。

 

■まとめ


いかがでしたでしょうか?
従来の「矯正=痛い、目立つ」という懸念点が少しでも払拭できていれば幸いです。

当院では皆様に安心して治療を受けていただけるよう「無料カウンセリング」を実施しております。
矯正治療を始める際は、ご不安なことやご不明なことをすべて解消することがとても大切です。
当院のHPからでも承っておりますので、気になられる方はぜひ一度ご相談ください。

 

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歯並びが悪くなる理由とデメリット

2022年7月8日

こんにちは、世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

この記事をご覧になっている方は、現在矯正治療中であったり、これから矯正治療を考えている方も多いのではないでしょうか。
「歯並び」というのは他人から見えるものですし、重度の場合は日常生活においても支障がでることもあります。しかし、いざ矯正するとなると、本当に必要なのか?費用が嵩むのではないか?痛みがあるのではないか?など、なかなか治療に踏み出せない方も多くいらっしゃいます。
今回は、そんな方の為に改めて、歯並びが悪くなる原因とデメリットについてご紹介したいと思います。

 

当院では患者様一人ひとりに合わせた治療をご用意

当院では患者様一人ひとりに合わせた治療をご用意

 

目次

■歯並びが悪くなる原因とは?
■歯並びが悪いことによるデメリット
■あなたにあった矯正方法を見つけよう

■歯並びが悪くなる原因とは?


○遺伝

歯並びが悪くなる原因には、先天的(生まれる前から)のものと、後天的(生まれた後、何らかの理由による)なものがあります。
先天的な原因としてあげられるのが、この「遺伝」です。
歯の大きさや顎の形・大きさといった、骨格としての遺伝子情報が親から子に遺伝するため、必然的に歯並びも似る可能性が高いと言えます。つまり、お母さんお父さんの歯並びが悪い場合で、それが遺伝的な原因である場合、子どもの歯並びも悪くなる可能性があると考えられています。

 

○顎の発育不良

歯並びが悪くなってしまう後天的な原因としては、顎の発育不良がまずあげられます。
実は、遺伝などの先天的な原因より、後天的な原因の方がより歯並びを悪くすることもあるのです。
顎は噛むことによって顎の骨が刺激されて成長しますが、噛む回数が少なかったり、柔らかいものばかり食べて顎の骨が刺激されないと、顎が成長しません。さらに現代人は食べ物の嗜好が、歯ごたえのない物に変わりつつあります。

つまり、顎がだんだん小さくなってしまっている現代では、歯並びが構築される幼少期に積極的に顎の成長を促し、永久歯が生えるスペースをつくってあげることが重要と言えるのです。

 

○むし歯や歯周病

むし歯や歯周病などが原因で、歯並びが悪くなることもあります。
乳歯の段階でむし歯になってしまうと、後から生えてくる永久歯にも影響を与えます。また、むし歯で乳歯を失った場合、永久歯が出てくる前に隣り合った歯が寄ってきて、永久歯が下から生えるスペースがなくなってしまう、ということもあります。

いずれ抜けてしまう乳歯だからと言って、むし歯や歯周病になっても放っておいて大丈夫、というのは間違った考え方です。永久歯の歯並びが悪くならないためにも、普段からむし歯・歯周病予防をこころがけ、むし歯になってしまったらできるだけすぐに歯科医院を受診しましょう。

 

○日常の癖

普段から何気なくおこなっている「癖」が歯並びを悪くしてしまうことがあります。
小さい頃の「指しゃぶり」「爪噛み」や、「頬杖」などがその代表例です。特に幼児期より指しゃぶりを長く続けると上下の前歯の間に大きな隙間が開く、開咬という状態になってしまう恐れがあります。
また、舌で歯を押す癖がある「舌癖」や、「口呼吸」なども歯並びを悪くしてしまう原因の一つと考えられています。

 

■歯並びが悪いことによるデメリット


歯並びが悪いことの自覚はあっても、実際痛みや日常生活の支障がない場合は、わざわざ矯正治療までしなくてよいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
歯並びが悪いことによって、どんなデメリットがあるのかみてみましょう。

○見た目への影響

なんといっても、見た目への影響があります。
話をするときは相手に見える部位であるため、与える印象にも差が出てしまいますよね。
さらに、歯並びが悪いことが精神的なストレスになることもあります。
それだけ、歯並びが及ぼす見た目への影響は大きいといえるでしょう。

 

○むし歯や歯周病になりやすい

歯並びを悪くしてしまう原因にも、むし歯や歯周病をあげましたが、実はその反対に歯並びがむし歯や歯周病の原因になってしまうことも大いに考えらえれます。
歯並びが悪いと、歯磨きをしっかりできなかったり、歯の重なり部分やすき間に食べカスが歯垢(プラーク)となってこびりつきやすくなったりしてしまうため、むし歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。

 

○消化器官への負担

歯並びと消化器官は一見何の関連もなさそうですが、実は密接に関わっています。
歯並びが悪いと、噛み合わせも悪い場合が多いと考えられています。噛み合わせの悪さが咀嚼を阻害する原因となり、それにより胃や腸などの消化器官に負担がかかるのです。
さらにこれが消化不良や胃炎、下痢や便秘の原因になる場合もあります。

 

○顔の形が歪む

噛み合わせが悪く、咀嚼する力がうまく分散されずに偏ると、顎や顔の筋肉の成長に左右差ができてしまう恐れもあります。これにより、顔が歪んでしまったり、骨格が変化してしまうなどの障害が出る恐れがあります。また、顔が歪むだけでなく、最終的には全身の骨格が歪んでしまいうことで、頭痛やめまい、肩こりなどを引き起こす場合もあるのです。

上記のように、歯並びが悪いことは見た目だけでなく、全身の骨格や精神面にも影響がでることがあります。矯正にかかる費用や時間を気にされてなかなか治療に踏み出せない方も多くいらっしゃいますが、悪い歯並びを放っておくことによる様々なリスクがあることも知っておきましょう。

 

■あなたにあった矯正方法を見つけよう


いかがでしたか?
歯並びが悪くなってしまう原因と、そのデメリットについてご理解いただけたのではないかと思います。

一口に「矯正治療」と言っても、現在は様々な治療方法が存在します。
当院では、患者様一人ひとりのニーズに合わせた矯正治療プランをご用意しております。
前歯の部分調整、透明なマウスピース矯正、非抜歯矯正プラン、短期集中矯正プラン、後戻りした歯の際矯正、横顔をきれいにするプランなどなど・・・。

当院では初めの相談料だけでなく「診断料」も無料です。
通常、診断料の相場は3万円ほどといわれておりますが、多くの方に、矯正を知っていただきたい、たくさん悩んだ上で決めていただきたいという思いからこの形をとっております。
費用が高額な矯正治療は「どの医院で治療を行うか」という選択が非常に重要なものとなります。ですので、気になることやご不安なことは何でもお聞きください。
全て包み隠さず、お伝えさせていただきます。

今回記事を読んで矯正治療に興味が出たという方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
HPからも承っております。

 

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横顔の美しさと歯並びの関係

2022年7月1日

みなさんこんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

当院には、横顔を綺麗にされたいという患者様もよくご来院されます。
「横顔に自信がない・・・」「もっと口元を下げたい・・・」「顎の突出感が気になる・・・」など、様々なお悩みがありますが、これらを改善するためには、「美容外科」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
たしかに美容外科でも、このようなお悩みへのアプローチは可能です。ただし、美容外科では多くの場合、顎の骨を削り骨格を整形する処置を施します。
しかし、歯列矯正であれば、そのような大きな手術をしなくても、フェイスラインを根本的に
整える事が可能です。

目次

■横顔の美しさが重要な2つの理由
■横顔美人の黄金比「Eライン」と歯並び
■歯列矯正による横顔改善
■横顔改善のための歯列矯正
■まとめ

■横顔の美しさが重要な2つの理由


正面から見た顔の美しさは頻繁に着目されますが、横顔の美しさに言及する方はそれほど多くはありません。しかし、横顔の美しさは次の理由から、大切であると言えます。

○フェイスラインが人の印象を決める

フェイスラインは、あごからこめかみ、そして髪の生え際までぐるりと一周したライン、
つまり顔の輪郭のことです。フェイスラインがシャープで整っていると、若く美しい印象を相手に与えます。
また、顔が小さく見えるので、全身のバランスも整ってみえます。

しかし、フェイスラインがゆるんだり、歪んだりしていると、顔全体がぼんやりとした印象になり、年齢以上に老けて見られることが多くなります。さらに顔が大きく見えることから、全身のバランスも悪く見えてしまします。
このように、フェイスラインは顔だけでなく、全身の美しさにも影響を与える重要な要素と言えます。

 

○横顔は人からよく見られる

フェイスラインと聞くと、多くの人は正面から見たフェイスラインを想像するかもしれません。
しかし、実は正面からのフェイスラインを整えるだけでは不十分です。
なぜなら、他の人が最も目にするのは、横から見たフェイスラインだからです。
自分ではなかなか見落としがちですが、横顔のフェイスラインは他人にチェックされやすいことを理解し、フェイスラインを整えることで、横顔を整えることで他人から見た美しさも変わってきます。

 

横顔はよく見られ、フェイスラインが印象を決める

横顔はよく見られ、フェイスラインが印象を決める

 

■横顔美人の黄金比「Eライン」と歯並び


横顔において、鼻先と顎先を直線で結んだ線のことを「エステティックライン」
といいます。アメリカの矯正歯科医であるロバート・リケッツ氏により提唱されました。
横顔の美しさを表す指標として、歯科や美容外科の分野で用いられています。

一般的に、唇がエステティックラインからはみ出していなければ、美しい横顔だとされています。

歯列を矯正することで、エステティックラインが改善する可能性が考えられています。

例えば出っ歯の方であれば、上唇の先端がラインよりも前に出ている場合が多く、
口元が前に突き出て見えます。
このようなケースでは、歯列矯正により前歯を後方に引き戻すことで、口元の突出感がなくなります。また唇側に傾斜していた前歯を正しい位置に戻すことで唇も閉じやすくなり、横顔がきゅっと引き締まる効果が期待で来ます。

下顎が前方へ突出し、噛み合わせが逆になっている状態の受け口の場合も同様で、歯列矯正により下顎の突出を抑えることができ、理想的なエステティックラインに近づけることが出来ます。

ただし、噛み合わせや歯並びの状態によっては、必ずしも改善に効果があるわけではないため注意が必要です。
エステティックラインは顎の状態だけではなく、鼻の高さや顔の骨格自体がエステティックラインが崩れる原因となる場合もあります。このような場合は歯列矯正による改善は難しいといえます。

 

■歯列矯正による横顔改善


歯列矯正というと、「歯並びの美しさを獲得する治療」と思われがちですけど、副次的効果に「顔のバランス」調整などもあります。
矯正治療をすると、絶対にフェイスラインが綺麗になるわけではないですが、かなり歯並びに乱れがある場合や、例えば受け口などの患者様が矯正をすると、フェイスラインも美しくなる傾向にあります。

  • 出っ歯
    悩んでいる方が多い歯並びですね。上側の前歯が下側の歯よりもかなり前に出てしまっている状態です。
  • 受け口
    下の顎が上の顎より前方に出てしまっている状態です。
  • 上下顎前突
    上下両方の歯が前方に突出している状態です。
    「口ゴボ」と呼ばれることもあり、この状態だと横からの見た目もよくありません。。
  • 歯のデコボコ
    歯がいろいろな向きに生えていてデコボコになってしまっている状態です。
  • 噛み合わせが浅い
    奥歯は噛んでいる状態ですが、前歯が噛んでいない歯並びを指します。
  • 嚙み合わせが深い
    一般的に、噛むと上側の歯が下側の歯を覆います。
    しかしみ合わせが深いと、必要以上に覆い過ぎてしまい、下側の前歯が見えにくくなります。

 

■横顔改善のための歯列矯正


○ブラケットとワイヤーによる歯列矯正

ワイヤーを装着し歯を動かすタイプの矯正方法です。当院では、痛みや違和感を
軽減させられるセルフライゲーションブラケットを用いた矯正治療も行っています。
また、歯の裏側に装着するリンガルブラケット矯正は、矯正装置の中では最も目立ちにくい装置で、他人から装置が見えないため、矯正していることを知られたくないという方にお勧めです。

 

○マウスピースによる歯列矯正

取り外しが可能で目立ちにくいマウスピース矯正。
当院では、インビザラインと呼ばれる透明なマウスピース型の矯正装置を利用しています。
ブラケットとワイヤーによる矯正と比べて、来院回数を大幅に削減できる特徴があります。
しかし、歯の移動量が大きい場合はマウスピース型矯正歯科装置単独では限界があるケースもあり、そのような場合は一定期間、ブラケットによる矯正を併用する場合もあります。

取り外しが可能で食べ物の制限もなく、装置の洗浄も簡単に行うことができるというメリットがある反面、装置を装着する判断は患者様に一任されるため、装置を付ける時間が短く、つけない期間があった場合は、治療期間が長期化するというデメリットも存在します。

 

○歯を抜くことが必要な場合も

歯を抜かずに矯正を行うことを「非抜歯矯正」といいます。当院ではできる限り歯を抜かない矯正治療をご提供しておりますが、場合によっては歯を抜く選択をした方が顔の見た目や噛み合わせが理想に近づく場合があります。

要否については、治療開始前の精密検査にて判断します。
もちろん、全ての治療は患者さんの同意を得てから行われます。
カウンセリングの際に要否やリスクについて、しっかり担当医と相談することが大切です。また、歯が矯正後元に戻ろうとする力を抑えるために、矯正治療後もリテーナー
(保定装置)を装着することがポイントになります。

 

■まとめ


いかがでしたか?横顔の美しさは、自信につながり、他人からの印象も変化します。当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けて
おります。どんな事でも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は
ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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インビザラインの基礎知識を徹底解説!メリットやデメリットも◎

2022年6月24日

皆さんこんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

インビザラインとは、マウスピース型の矯正治療のことで、部分矯正だけでなく、全体矯正まで対応しています。
この記事では、インビザラインに関する基礎知識をはじめ、治療のメリットや注意点について詳しくご紹介します。
矯正治療を検討中の方をはじめ、インビザラインの費用や治療期間が知りたい方はぜひ参考にしてください。

目次

■インビザラインとは?
■インビザラインの対象年齢
■治療にかかる期間
■治療費用の目安
■インビザラインの治療の流れ
■インビザラインのメリット
■インビザラインをする際の注意点
■矯正治療を検討中ならインビザラインがおすすめ!

■インビザラインとは?


インビザラインは、歯科先進国のアメリカで開発されたマウスピース型の歯科矯正治療のことです。
全世界の1,200万人が使用する実績がある信頼できる矯正治療として注目されています。
従来のワイヤー型の矯正治療は、目立ってしまうだけでなく痛みを伴うことが多くありましたが、マウスピースを用いて徐々に歯並びを矯正していくので、負担を最小限にできます。

 

インビザラインはマウスピース型の装置を用いた矯正治療

インビザラインはマウスピース型の装置を用いた矯正治療

 

■インビザラインの対象年齢


インビザラインは、さまざまな症例や年代に対応したシステムが開発し続けられています。
口腔内が健康な状態ですと、どの年代の方でも効果的に治療を行えます。
お子様からご年配の方まで幅広い世代に利用いただける矯正治療なのです。

 

■治療にかかる期間


インビザラインでの矯正治療にかかる期間は、次の3つのポイントで大きく左右されます。

  • 動かしたい歯の本数
  • 歯を移動させる距離
  • 「部分矯正」or「全体矯正」なのか

元々の歯並びの状態や口腔内の状態によって治療期間には個人差が生じるのです。
まずはお口の中の状態を診てもらいましょう。

 

■治療費用の目安


インビザラインの矯正治療の費用相場は20万円〜100万円とかなり開きがあります。
歯並びの状態によって、治療費用は大きく変動します。
歯並びだけでなく、インビザラインの治療費用は次のような理由でも費用相場が異なります。

  • インビザラインには複数の種類がある
  • 部分矯正か全体矯正かによって治療費が変動する
  • 歯並びの乱れ方によって治療期間が変動する

作成するマウスピースの量や治療期間によって大きく変動します。
詳しい費用を知りたい方は、お気軽に当院までお問い合わせください。

 

■インビザラインの治療の流れ


ここからは、インビザラインの治療の流れについて説明します。

○STEP1|カウンセリング

インビザラインをはじめとする矯正治療は自由診療です。
そのため、保険診療と比べて高額な治療費がかかります。
治療後に後悔するようなことがないように、検査や治療前にはしっかりとしたカウンセリングを行います。
理想とする歯並びや歯並びに関する悩みや困りごと、そしてインビザラインの治療に関する疑問などを共有し、治療のメリット、デメリットをしっかりと説明してもらいましょう。

 

○STEP2|検査・スキャン

カウンセリングが終了したら、口腔内の状態をチェックするために検査を行います。
虫歯や歯周病が見つかった場合は、治療が行えません。何かしらの治療が必要な状態であれば、適切な処置や治療を行ってもらいましょう。

 

○STEP3|マウスピースが数週間で届く

マウスピースが届いたら治療のスタートです。
マウスピースはおよそ2週間ごとに交換するのでとても衛生的に使えるのがうれしいポイントですね。
矯正期間中は定期的にクリニックへ通院し、歯並びや口腔内の状態をチェック、メンテナンスを行います。
矯正治療が終了しても、リテーナーと呼ばれる器具を1〜2年ほど装着をし、歯並びが元の状態に戻るのを防ぐ必要があります。

 

■インビザラインのメリット


インビザラインで矯正治療をするメリットは次の4つです。

○取り外しができる

ワイヤー治療のブラケットとは違い、マウスピースは取り外しが簡単にできます。
歯磨きなどの際もしっかりと磨けるため、セルフケアがしやすく、虫歯や歯周病ができにくいのが大きなメリットです。

 

○ワイヤー式と比べて目立ちにくい

インビザラインのマウスピースは無色透明で目立ちにくいのが特徴です。
他の人の視線が気になる方や人前で話をする機会が多い方、そして結婚式などの大きなイベントを控えている方でも、気にすることなく矯正治療を行えるでしょう。

 

○診療回数が少なく、短時間で診療が終わる

ワイヤーを用いた矯正治療の場合は3週間から1ヶ月の頻度での通院が必要ですが、インビザラインの場合は1〜2ヶ月に1回の頻度で通院するだけで済むことが多いです。
そのため、お仕事や子育てに忙しい方など、頻繁な通院が難しい方にとてもおすすめです。

 

○痛みや口内炎などの口腔内トラブルが少ない

ワイヤー矯正のブラケットは金属製で凹凸があるため、口の中の粘膜を傷つけてしまいがちです。傷ができてしまうことで口内炎の原因となってしまいます。インビザラインならシリコンのマウスピースのため、痛みや口内炎などのトラブルが少なく済むでしょう。

 

■インビザラインをする際の注意点


インビザラインにはたくさんのメリットがあると分かりましたが、いくつか注意点も存在します。

○治療できない症例もある

インビザラインは、歯の位置を大きく動かすのが苦手な治療です。
そのため次のような症例の場合はインビザラインのみでの治療ができない可能性があります。

  • 元々の歯が少ない場合
  • 歯並びがとても悪い場合(出っ歯や受け口を含む)
  • インプラントが多数埋め込まれている場合

治療の方法にはいくつか選択肢あります。
担当医としっかり相談して決めていきましょう。

 

○食事中に外さなければならない

食事の際は装置を外す必要があります。
水はそのまま飲んでも問題ありませんが、砂糖を含む飲料や食事をする際は、虫歯や歯周病を予防するためにマウスピースを外しましょう。

 

○正しい装着方法と装着時間を守らないと効果を実感しにくい

インビザラインは、一日20時間ほどマウスピースを着用しなければなりません。
長時間、装着を忘れてしまうと、最悪の場合マウスピースがはまらなくなってしまうことも考えられます。
余計な治療費や治療期間を発生させないためにも、ルールをしっかりと守って装着していきましょう。

さらに、マウスピースを長時間装着することで虫歯ができやすい環境となりがちです。
毎日のセルフケアはもちろん、定期的なクリニックでのメンテナンスを行っていきましょう。

 

■矯正治療を検討中ならインビザラインがおすすめ!


インビザラインの矯正治療に関する基礎知識をはじめ、メリットや注意点について詳しくご紹介しました。
身体的にも精神的にも少ない負担で矯正治療が行えるインビザラインは、世界中から人気を集めている治療方法です。
費用面や治療期間などを詳しく知りたい方は、ぜひ当院のホームページからでもお問い合わせください!
一緒にきれいな歯並びを目指しましょう。

 

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矯正治療とリテーナーについて

2022年6月17日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

短くはない矯正治療を終えて、やっと矯正装置を外せると思ったら今度はリテーナーを付けるのか…という声もありますが、リテーナーは矯正治療について非常に大事な存在です。

そこで今回は、リテーナーの大切さについてご紹介します。
矯正治療を検討中の方や今矯正中という方は、ぜひ参考にしてください。

目次

■リテーナーとは?
■リテーナーをつける理由
■リテーナーを付ける期間
■リテーナーの種類
■リテーナーの注意点
■まとめ

■リテーナーとは?


リテーナーとは、保定装置のことで矯正装置を外した後の歯並びが、元の状態に後戻りしないように使用する装置を指します。

リテーナーは矯正後の歯が動きやすい期間に、歯をしっかり固定する役割を持っています。この期間も変わらずブラケットで矯正しても良いのですが、歯を動かす力はそんなに必要ないので、リテーナーで対応します。

ブラケットは虫歯になるリスクがあるので、時期が来たらリテーナーをつけることが大切なのです。

 

■リテーナーをつける理由


まずは、矯正治療の後にリテーナーをつけなければならない理由について見ていきましょう。

○後戻りを防ぐため

矯正治療が終わったばかりの場合は、歯の根を支える部分が動きやすい状態にあり、キレイに整えた歯が移動するリスクもがあるのです。
矯正治療は時間をかけて歯を移動させていきますが、歯は一生動き続けるという性質があります。

リテーナーは後戻り期間における矯正を担う第二の矯正装置でもあるのです。

歯の安定や保持をするために必要なもので、歯が動きやすい状態が終わるまで付け続けることが大切です。

 

○よりしっかり噛める噛み合わせにするため

リテーナーは噛み合わせを整える役割もあります。歯が動いて、噛み合わせがずれてしまうのを防ぐのです。噛み合わせをきちんと調節することで、きちんと噛むことができる歯に変化させます。

 

■リテーナーを付ける期間


では、矯正治療後のリテーナーは、いつまで付ける必要があるのでしょうか。次は、リテーナーを付ける期間について見ていきましょう。

○期間には個人差がある

個人差がありますが、早い方は1年、長い方は3年程度の期間が必要です。目安は、矯正にかかった期間と同じくらいと考えておきましょう。

矯正治療をした直後の歯は動きやすくなっていて、美しい歯並びを安定的に維持できるまでは、補助的にリテーナーを付ける必要があるのです。

キレイな歯並びを安定して保てるというのは、歯を支える骨や頬など周りの組織が歯並びに慣れ、うまく支えらえるようになるといった状態を指します。

 

○矯正終了後もしばらくは24時間装着する

リテーナーの種類次第ですが、リテーナーを付け始めた当初は、24時間ずっと装着した状態になります。ブラケットによる矯正は多少の食事制限があるものの、リテーナーを取り外して食事ができるため、自分の好みのものを食べられるでしょう。

ですが、リテーナーのタイプによっては食べられない食べ物もあるため、確認しておきましょう。

 

○安定してきたら数時間のみでもOK

はじめはリテーナーを24時間ずっとつけっぱなしにしますが、どんどんつける時間を減らしていき、安定してきた場合は数日に1回など、となります。

そして最終的に使用の必要もなくなるわけです。

これはもちろん、個人の判断ではなく歯科医師が検診し、判断します。

「もうそろそろいいかな?」と個人的な判断でリテーナーを付ける時間を短くすると歯が動く恐れがあるので注意しましょう。

歯の動きが止まるまで少しとは言えない期間ですが、時間をしっかり守り、歯を良い状態に保てるようにすることが大切です。

 

■リテーナーの種類


最後に、リテーナーの種類を見ていきましょう。リテーナーにはいくつかの種類があるので、自分に合ったものを選択することが大切です。

○床タイプ

床タイプは、歯の表面をワイヤーで固定して、内側にはプラスチックでできたプレートがついているものです。ベッグタイプやホーレータイプとも言われ、取り外しが簡単で、歯磨きなどがしやすい特徴を持っています。

口を開けると針金が目立つので、審美性を気にする方にはあまりおすすめできません。プラスチックのプレートが口腔内に触れるため、着け心地は慣れるまで時間がかかることもあります。

上下の歯がきちんと噛み合うので、噛み合わせは違和感が少ないでしょう。

 

○マウスピースタイプ

マウスピースタイプは見た目を気にされる方にオススメできる透明のリテーナーです。
歯をすべて覆うものであり、薄いプラスチック製です。強度はあまり高くありませんが、透明なので気づかれにくいという特徴があります。

装着時に発音を妨げることはありませんが、慣れるまでは使い方に気を付けましょう。

 

○ワイヤータイプ

ワイヤータイプのリテーナーはフィックスタイプとも呼ばれ、歯の裏側に約0.5㎜の細い針金を接着して固定するので、取り外しができません。
虫歯や歯周病、歯肉炎などのリスクを抑えるため、日ごろのケアや定期的なクリーニングを受ける必要があります。

 

■リテーナーの注意点


リテーナーには、以下のような注意点があるので気を付けて使用しましょう。

○食事中はリテーナーを外す

リテーナーは矯正装置よりもデリケートな作りですから、器具が変形しないように保護しましょう。また、リテーナーが壊れて口腔内を傷つける恐れがあるので、食事中は、少しであっても外すほうが望ましいでしょう。

 

○リテーナーの洗浄

リテーナーの洗浄は、歯磨きのタイミングに行うと忘れにくいのでオススメです。
流水で柔らかい歯ブラシなどを使って汚れを落としたり、専用洗剤などを使用したりすると良いでしょう。

ケアを怠ると、細菌が繁殖して虫歯や歯周病のリスクを高めたり、口臭につながったりしてしまうので注意が必要です。

ご不安なことやご不明な点がございましたらスタッフまでお気軽にお尋ねくださいませ。

 

食事中はリテーナーを外す・リテーナーの洗浄を忘れず行う

食事中はリテーナーを外す・リテーナーの洗浄を忘れず行う

 

■まとめ


リテーナーについて詳しく知ることはできましたか?

リテーナーは、矯正治療後の歯並びをしっかり保つために重要なものなので、最後まで慎重に保定を完了させ、矯正治療の効果を最大限に高めることが大切です。

リテーナーについて不明なことがある方は、ぜひ当院までお気軽にご相談くださいね。

 

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大人になってから矯正治療を始めるメリット

2022年6月10日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

矯正治療は、お子様が始めるものだと思っている方もいらっしゃいますが、大人になってから矯正治療を始める方も非常に多いです。矯正治療に「始めるのが遅かった…」ということはなく、気になった時が矯正治療を始めるタイミングです。

大人の歯は生えている位置が定着しているため、矯正治療は時間がかかる場合がありますが、大人になってから始めても十分間に合います。

最近は、審美面でのメリットを求めて、大人になってから矯正治療を始める方も多いのです。そこで今回は、大人になってから矯正治療を始めるメリットや矯正方法、リスクなどをご紹介します。

目次

■大人になってから矯正治療を始めるメリット
■歯列矯正の種類
■大人の矯正治療のリスク
■まとめ

■大人になってから矯正治療を始めるメリット


矯正治療で歯並びが整うと、見た目のイメージが良くなるだけでなく、口腔内の環境や体全体にも良い影響を与えます。

まずは、大人になってから矯正治療を始めるメリットを見ていきましょう。

○虫歯や歯周病になりにくい

矯正治療で歯列が整うと、歯磨きやデンタルフロス、歯間ブラシなどがしやすくなります。歯の間に食べ物が挟まりにくくなり、万が一詰まっても歯磨きで簡単に落とせるようになるでしょう。

そのため、虫歯や歯周病のリスクが低下します。

丁寧に歯磨きができるようになり、口腔内が常に清潔に保てるようになるので、口臭の改善にもつながります。

 

○噛み合わせが整う

矯正治療で、歯の位置がずれていることによる噛み合わせの悪さが改善されます。

噛み合わせが良くなると、左右の歯できちんと咀嚼可能になります。

噛み合わせが整うと、しっかり噛めるようになり、胃腸などの消化器官への負担を減可能です。特定の歯のみに強い力が加わらなくなるため、歯ぎしりをしなくなったという方もいるようです。

 

○コンプレックスがなくなる

矯正治療による一番のメリットは、歯並びが悪いというコンプレックスから解放され、ストレスがなくなるという点です。

歯並びが悪いと、人前で口を開けて笑えなかったり、大きな口を開けて食事ができなかったりと、お悩みを抱えている場合も多いです。

しかし、矯正治療によってコンプレックスから解放されると、「人の目を気にすることなく自然に笑える」「考え方まで前向きになった」「どんなことにも積極的に取り組めるようになった」等、考え方や性格までプラスになることもあるでしょう。

精神的な負担がなくなるのは嬉しいメリットですよね。

 

○全身の健康状態を整える

矯正治療によってしっかり咀嚼できるようになると、表情筋が活発に使われるようになり、顔の左右差やバランスの悪さ、ほうれい線、シワの改善まで期待できます。このように見た目が整ってくると、自然と笑顔も増えるでしょう。

また、きちんと咀嚼し顎を動かすことは、唾液の分泌を促進し、脳に刺激を与えます。唾液は消化を助けるだけではなく、免疫力向上にも役立ちます。

矯正治療を行うことによって、見た目も体の内側も、より健康的で若々しくなることが期待できるのです。

 

大人になってからの矯正治療にも様々なメリットがある

大人になってからの矯正治療にも様々なメリットがある

 

■歯列矯正の種類


では、歯列矯正の種類はどのようなものがあるのでしょうか。それぞれのメリットや特徴をご紹介します。

○ブラケット矯正

ブラケット矯正は、矯正する歯の一つ一つにブラケットという小さな器具を取り付ける矯正方法です。この器具は、ワイヤーを通して固定させるものです。

ブラケットに通したワイヤーを少しずつ引っ張り、歯列全体の形を徐々に整えていきます。最近は、透明な目立たない素材を使われることもあります。

透明なブラケットは金属製のものより目立ちにくいので人気です。

 

ブラケット矯正のメリットは以下の通りです。

  • 以前から用いられていて信頼性が高い矯正方法
  • 0.1ミリ単位で矯正することができる
  • 美しい仕上がりが期待できる

 

しかし、ブラケット矯正には以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。

  • 矯正治療中に見た目が気になることがある
  • 隙間に食べ物が挟まりやすい

 

○裏側矯正

裏側矯正は、ブラケットの器具を歯の表側でなく裏側(舌側)に取り付けて矯正する方法です。見た目で矯正していることがわかりにくいという特徴があります。

しかし、裏側矯正は話しにくさを感じる方もいるので注意が必要です。

 

○マウスピース矯正

マウスピースという取り外しができる器具を使った矯正治療です。食事中や歯磨きの際にマウスピースを取り外せるので、食事を思い切り楽しめたり、念入りに歯磨きができたりといった大きなメリットがあります。

また、マウスピースは透明で目立たないので、矯正治療をしているということが周りの方に知られにくいといった特徴もあるのです。

しかし、マウスピースを外す時間が長くなってしまうと、矯正にかかる時間も長くなってしまうので気を付けましょう。

 

○部分矯正

部分矯正は、歯列の中で特に前歯の並びなどを整える際に使われる矯正方法です。前歯だけブラケット矯正を施したり、マウスピースを用いたりするのです。

一番のメリットは、期間が短く比較的安い費用で矯正できる点です。

しかし、部分矯正は全体的な噛み合わせ改善まではできないので注意しましょう。

 

■大人の矯正治療のリスク


時間や費用が掛かる矯正治療ですが、治療をスタートする前にリスクについてもしっかり理解しておきましょう。

最後に、大人の矯正治療のリスクについてご紹介します。

○矯正中に痛みを伴う

大人の歯は、お子様の歯と比べて既にしっかりと歯の位置が固まっています。その状態から矯正治療で歯を動かしていくので、最初のころは痛みを感じることがあります。

しかし、痛みは徐々に治まっていくので安心してください。

 

○歯の移動が完了するまでに時間がかかる

お子様の矯正治療と比べますと、大人の歯は移動した後に元に戻ろうとする力が加わりやすいです。

動かした後の位置できちんと歯並びが固定するように、しばらくリテーナーという保定装置を付けますが、定着するまでに数年程度かかる可能性があります。

 

■まとめ


ご紹介した通り、大人になってからの矯正治療は嬉しいメリットが沢山あります。

 

大人になってからの矯正治療は、決して遅いものではありません。

 

矯正治療中は、治療器具の見た目や違和感が気になることがありますが、今はマウスピース矯正や裏側矯正など見た目がわかりにくいものもあります。

 

矯正治療中のほんの数年間を乗り越えれば、今後見た目のコンプレックスを気にすることがなくなり、この先の長い未来は嬉しいことがたくさん待っているでしょう。

 

また、当院では患者様のニーズに合わせて矯正治療プランをいくつかご用意しています。短期スピード矯正や見えない裏側矯正、インビザラインを使ったマウスピース矯正、痛みを抑えた矯正などさまざまなので、自分に合った矯正治療を選ぶことが大切です。

 

ぜひ、お気軽に当院までお問い合わせください。

 

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裏側矯正が難しいと言われる理由について

2022年6月3日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

キレイな歯列に整える矯正治療ですが、表側に付けるワイヤー矯正は、銀色の金具が目立って恥ずかしいという方も少なくありません。
そんな周りの目が気になる方に人気なのが歯の裏側(舌側)に付ける裏側矯正です。
前回に引き続き、今回も「裏側矯正」についてお話していきます。

実は裏側矯正は、通常の表側矯正と比較して治療が困難だと言われています。
この記事では、裏側矯正が表側矯正と比べて難しいと言われている理由についてご紹介します。

目次

■裏側矯正とは
■裏側矯正が難しいと言われる理由について
■裏側矯正の痛みについて
■裏側矯正のデメリット
■裏側矯正で治せる症例
■まとめ

■裏側矯正とは


矯正装置は、歯にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、その部分にワイヤーを通して歯に負荷をかけていきます。
矯正装置はよく目立つカラーの金属製なので、歯の表面に付ける表側矯正では周りの目が気になるという方も多いようです。

それに対して裏側矯正は、歯の裏側に付けますから歯列で装置が隠れて、他人からはほとんど見えません。お仕事や学校などで口元が気になる方は、裏側矯正を選ぶ場合も多いです。

矯正装置を付けた歯の面は歯磨きしにくく、虫歯になりやすいと言われています。ですが、歯の裏面は殺菌効果を有する唾液が循環しやすいため、裏側矯正であれば虫歯になりづらいというメリットもあります。

アメフトやラグビーなど人とぶつかったり、バスケットやサッカーなどボールが口にぶつかったりする可能性のあるスポーツは、表側矯正よりも裏側矯正のほうが口腔内を傷つけるリスクが少ないと言えるでしょう。

また、吹奏楽で楽器を吹く方も、裏側矯正のほうが、矯正装置が楽器に触れないため、トラブルが起こるリスクが少ないのです。

 

裏側矯正は歯の裏側に装置を取り付ける

裏側矯正は歯の裏側に装置を取り付ける

 

■裏側矯正が難しいと言われる理由について


裏側矯正は、表側矯正と比べて治療が難しいと言われています。
従来の表側矯正とは治療方法が大きく異なるだけでなく、技術的にも難易度が高いと言われているのです。

では、どうして裏側矯正は難しいと言われているのでしょうか。
次は、裏側矯正が難しいと言われている理由についてご紹介します。

○ブラケットを正しく取り付けるのが困難

表側矯正は、特殊なゲージを使って正しく目で確認しながらブラケットを位置づけられます。
しかし、裏側矯正の場合は、歯の裏側にブラケットを付けられる正確なゲージがありません。

そして、歯の裏側はかなり複雑な形をしているのです。そのため、歯に装置を付けるのが難しく、正しくブラケットを付けるには経験やスキルが必要になるでしょう。

 

○治療の操作が困難

矯正治療では、ブラケットにあるスロットに通しているワイヤーをうまく操作することで、歯に負荷をかけて徐々に動かしていきます。
表側矯正ならば、ブラケットと歯が支持点となるため操作は簡単なのですが、裏側矯正の場合は装置が見えづらいこともあり、施術を行いにくいです。

また、歯の厚みや形を考慮しながら歯を配列するために、細かいワイヤー調節が必要になります。

裏側矯正は表側のものとは違い、ブラケット同士が狭く、操作が困難だと言われています。しかし、裏側の矯正は他の人には言いにくいので、様々な細工が可能になります。もちろんこれは裏側矯正の利点です。

 

○負荷のかかり方が表側矯正と違うので困難

矯正装置を歯の裏側と表側にかけると、同じ装置を同じ力、同じ方向へとかけたとしても、歯の動く向きが異なる可能性があります。

動く方向の差は、180度違うこともあれば、ほんの少しだけ異なるケースもあります。
そのため、治療計画を立てる段階で、ワイヤーの種類や大きさ、設計など、いろいろと注意しないといけません。

ここで負荷を入れる方向や角度を間違ってしまうと、治療結果に影響する恐れもあるのです。

 

■裏側矯正の痛みについて


裏側矯正の治療中の痛みが気になる方も少なくありません。
裏側矯正で痛みを感じるのは、主に以下の2つです。

  • 矯正装置を付けた後
  • 矯正装置の調節をした直後

 

矯正装置を付けたり装置の調節をしたりした後は、歯を積極的に動かしている時です。

歯列矯正は定期的な調節によって、徐々に歯を動かしていくのです。

そのため、矯正装置の調節直後は痛みがあるかもしれませんが、必要な部分まで歯が動けば力がかからなくなって、痛みがかなり治まるでしょう。
ほとんどは、装置の調節直後から2~3日程度で痛みが治まります。

では、歯列矯正で感じるのはどのような痛みなのでしょうか。

もちろん個人差がありますが、歯列矯正で感じる痛みは、「歯を引っ張られるような痛み」「歯が締め付けられるような痛み」と表現されることが多いです。
しかし、これはもともとの歯並びによっても感じ方が異なります。

 

■裏側矯正のデメリット


裏側矯正は周りの目が気にならないという大きなメリットがありますが、デメリットも少なからずありますので、しっかり確認しておきましょう。

 

○食べにくい場合がある

裏側矯正は見た目を気にせず大きな口を開けて食事ができますが、歯の裏側に装置が付いているので、食べにくさを感じる可能性もあります。

これによって粘膜を間違って噛んでしまうと、口内炎ができてしまう場合もあるでしょう。

 

○発音しづらい場合がある

裏側矯正の装置を取り付けた直後は、どうしても発音しにくい・話しにくい場合があります。
歯の裏側に装置が付いているので、舌が当たって発音しづらい場合があるのです。

 

○歯磨きがしにくい場合がある

矯正装置が歯の表側についていても歯磨きしにくいですが、裏側矯正ですと、歯磨きがよりしにくくなるでしょう。

歯の裏側はどうしても自分で直視できないので、歯磨きの操作が難しくなるのです。
普段の歯磨きを注意して行い、定期的に歯科医院でクリーニングしてもらいましょう。

 

■裏側矯正で治せる症例


表側矯正で治せるような症例は、基本的にすべての裏側矯正でも対応できます。

矯正装置の種類によって歯への負荷が異なりますが、治療期間に影響を与えるほどではありません。ですから、裏側矯正と表側矯正では、治療期間にさほど差は出ないのです。

しかし、裏側矯正で治せない症例もあるので注意が必要です。
裏側矯正は舌と歯の間に矯正装置を入れるので、十分なスペースがない場合は、発音への影響が強くなるのであまりおすすめできません。

 

表側矯正で治せる症例は裏側矯正でも対応可能

表側矯正で治せる症例は裏側矯正でも対応可能

 

■まとめ


裏側矯正は歯の裏側に装置を付けるので、基本的に外側から矯正装置が見えることはありません。
装置は、歯科医師がお口をのぞき込む体制を取ってようやく見えるイメージです。
裏側矯正は、結婚式や入学、就職、撮影など大きなイベントを控えている方はもちろん、営業職や接客業の方など人前に多く出る職業の方にも多く選ばれています。

また、裏側矯正は歯並びが徐々に変わっていく姿を自分で確認できるのも魅力です。
日々歯並びがキレイに変化していくのは、矯正治療のモチベーションアップにもつながるでしょう。

当院では、裏側矯正のほかにも、患者様のご要望に合わせた矯正治療プランをご用意しています。マウスピース型のインビザラインという矯正装置やアンカースクリューを用いた矯正、前歯の部分矯正、後戻り矯正などさまざまです。

歯並びが気になるという方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。
一緒にキレイな歯並びを目指しましょう。

 

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装置が目立たない裏側矯正で気を付けることは?

2022年5月27日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

乱れた歯並びをキレイにしたいという思いを抱きながらも、矯正装置をつけた口元を周りの人に見られたくないというジレンマでお悩みの方は非常に多いです。
歯列矯正後はキレイな歯並びを手に入れられますが、矯正期間中は短いものでもないので、周りの目が気になることもありますよね。

そんな方におすすめなのが、歯の裏側から矯正装置を取り付ける「裏側矯正」です。
今回は、矯正装置が目立たない裏側矯正中に気を付けたいポイントや裏側矯正のメリット・デメリットなどをご紹介します。
裏側矯正に興味がある方や裏側矯正を検討中の方、周りから目立たない矯正治療をお探し中の方などは、ぜひ参考にしてください。

目次

■裏側矯正について
■裏側矯正のメリット
■裏側矯正のデメリット
■裏側矯正で気を付けたいポイント
■まとめ

■裏側矯正について


裏側矯正とは、歯の裏側に矯正装置をとりつけて矯正を行う方法です。
表側矯正が唇側言われるのに対して、舌側矯正と呼ばれることもあります。
外側からは、矯正しているのがわからないのが特徴です。

裏側矯正は固定式で、患者様ご自身で装置を取り外すことはありません。表側からと裏側からだと力のかかり方の違いがありますが、一番の違いは、裏側矯正だと装置が歯で隠れるので目立ちにくいという点でしょう。

 

そんな裏側矯正は、以下のような方々に特におすすめです。

  • 接客業や営業職など人前で口元を見せる機会が多い方
  • マウスピース型のように取り外しは面倒だと感じる方
  • 矯正装置装着時にこまめに歯磨きができる方

 

■裏側矯正のメリット


まずは、裏側矯正ならではのメリットをいくつか案内します。

○外側から矯正装置が見えない

裏側矯正はその名の通り、裏側に矯正装置をつけるので、矯正していることを見た目でわかりにくいのが大きなメリットです。
周りの目を気にすることなく、矯正中も気にせず大きな口を開けられるでしょう。

おしゃれを妨げることなく矯正できるのは嬉しい魅力ですよね。

 

裏側矯正は外側から矯正装置が見えない

裏側矯正は外側から矯正装置が見えない

 

○前歯を後方に動かしやすい

裏側矯正では、前歯を後ろ側に移動させやすいというメリットがあります。また、前歯が内側に倒れこむこともほとんどありません。

最近では矯正装置の小型化が進み、全体的に歯を動かしやすい場合もあるでしょう。オーダーメイドで歯の形にぴったり合った装置を作ることにより、歯はさらに動かしやすくなります。

 

○表側矯正より虫歯になりにくい

表側矯正と比較して、裏側矯正のほうが虫歯になりにくいといったメリットもあります。矯正装置をつけている間は、どうしても歯の裏側が磨きにくくなります。
特に、上の歯は自分で鏡を使っても見えにくい部分です。

しかし、歯の裏側には唾液があたります。
さらに、表側と比較して歯の硬い層の部分が厚くなっています。そのため、表側が磨きにくくなるよりも、裏側のほうが虫歯リスクは低いと言えます。

もちろん、まったく裏側を磨かなくても良いというわけではありません。できる限りのブラッシングを行い、こまめなケアを心がけることが大切です。

 

■裏側矯正のデメリット


メリットの多い裏側矯正ですが、少なからずデメリットも存在します。裏側矯正を検討中の方は、デメリットもしっかり確認することが大切です。

○食事や会話がしにくい場合がある

裏側矯正の装置によって、食事や会話がしにくくなる可能性があります。会話する際に、矯正装置が舌に当たり、うまく発音できなくなるからです。
ご飯を食べる際は、舌がうまく動かせず、矯正装置のツッパリ感が噛む際の妨げになるのです。

しかし、最近では小型の矯正装置もあるので、このような影響を抑えられるケースがあります。自分に合った矯正装置を選択することが大切です。

 

○通常の矯正より費用が高い

裏側矯正を検討する際にネックになりやすいのが費用面です。矯正治療の処置自体が表側矯正より難しいので、高額となるのです。予算をしっかりチェックすることが大切になるでしょう。

 

○違和感が大きい場合がある

裏側矯正は裏側に矯正装置をつけるので、どうしても舌が当たるという多少の違和感があります。舌が当たってケガしてしまうという不安を持つ方もいるでしょう。

また、少し古い形の矯正装置の場合、歯を引っ張られるような独特の感覚があるケースがあります。装置をつけることで痛みを感じる場合もあります。
このように、初めての矯正だと慣れるまでに時間がかかるでしょう。

しかし、こちらも発音のしにくさとなど同様に、改良が進んでいます。新しい裏側矯正装置やオーダーメイドタイプの矯正装置であれば、違和感もあまりないでしょう。

 

■裏側矯正で気を付けたいポイント


それでは、裏側矯正で気を付けたいポイントをご紹介します。以下のようなポイントを意識して矯正することで、矯正後に後悔することが少なくなるでしょう。

○不安なことは事前に相談する

実際に裏側矯正を受ける前に、じっくりと歯科医師と相談することで心構えができます。
不安なことや気になることは、積極的になんでも質問しましょう。

当院では、プライバシー配慮のため、個室でのカウンセリングを行っております。個室なので周りの目を気にすることなく、不安なことなどをなんでもお話しくださいね。

 

○保定装置をしっかり取り付ける

裏側矯正は矯正装置を取り外してからも、リテーナーと呼ばれる保定装置を取り付ける必要があります。
この保定期間を怠ると、せっかく時間をかけて矯正した歯並びが元に戻ってしまう可能性があるのです。

特に、裏側矯正は費用もかかるため、無駄にならないようにしたいものです。そのためにも、矯正治療後の保定をしっかり行うことが大切です。

個人差がありますが、保定完了までは数年かかります。年に数回は歯科医院に通い、定期的に医師のチェックを受けましょう。
リテーナーにはマウスピース型とワイヤー型があり、周りから見えにくいものが多いです。

 

■まとめ


裏側矯正は、目立つ矯正装置をつけるのに抵抗があるという方に最適な矯正治療です。こちらの記事を読んで、裏側矯正に興味を持った方や裏側矯正を受けてみようかと思った方も少なくないと思います。

しかし、裏側矯正ならではのデメリットが気になる方もいるはずです。
そんなときは、実際に矯正歯科の歯科医師に相談してみることをおすすめします。
専門的な知識やスキルを持った専門医師とじっくり話すことで、どのような矯正治療が合っているのかが判断できます。

 

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歯列矯正中にトラブルが起きたときの対応は?

2022年5月20日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

矯正治療を考えているけれど、治療中に虫歯になったり装置が外れたりしたらどうしよう…と不安を持っている方も多いのではないでしょうか。
矯正治療中は、歯に力がかかることによって痛みが出たり、歯が矯正で動くことにより、隠れていた虫歯が見つかる可能性もございます。

 

今回は、矯正治療中にトラブルが起きたときの対応や、トラブルが起こりにくい矯正治療などをご紹介します。

目次

■矯正治療中は虫歯ができやすい?
■矯正治療中に伴う痛みについて
■矯正治療中に痛みが出たときの対処法
■矯正装置が外れてしまったら?
■矯正装置が外れてしまったときの対処法
■痛みや虫歯が起こりにくい矯正治療
■まとめ

■矯正治療中は虫歯ができやすい?


矯正治療中に虫歯ができやすいのは、矯正装置がついていることによって歯磨きしにくいことが大きな原因です。
特に、ワイヤー矯正は原則として治療が終わるまで矯正装置を外すことがありません。そのため、矯正装置をつけたまま歯磨きを行うのですが、ワイヤーが通っていることやブラケット周りの汚れが取り除きにくいことから、歯に汚れが残りやすくなってしまいます。

 

一方で、インビザラインのようなマウスピース型の矯正装置の場合は、装置の取り外しができるので、日々の歯ブラシもいつも通り行うことができますし、万が一、矯正中に虫歯が見つかっても比較的スムーズに治療を行うことができるでしょう。
ですが、虫歯治療により噛み合わせが変化している可能性があるので、新しくマウスピースを設計しなおすことが必要です。

 

どのような矯正治療を選択する場合でも、治療期間中は虫歯や歯周病にならないように、自宅でのケアをしっかり行うことが重要です。

 

■矯正治療中に伴う痛みについて


矯正治療中は、痛みが伴う場合があります。

もちろん痛みの感じ方は個人差があり、気にならないという方も多いでしょう。
特に、ワイヤー矯正は口腔内にある矯正装置が頬粘膜や舌、口唇などに当たって、痛みを感じる場合があります。

これは、矯正装置を調節して軟組織に当たらないようにする工夫が大切です。

 

■矯正治療中に痛みが出たときの対処法


ワイヤーが飛び出て痛みがある場合には、飛び出たワイヤーを切断し、粘膜にあたらないようにする必要があります。少しでも気になる際には遠慮なくご連絡ください。
また、ワイヤーをカバーするための矯正用ワックスを併用するとより安心でしょう。

 

矯正治療中の痛みには、歯に力がかかることで出る痛みの可能性も考えられます。
もし矯正治療中に痛みが出てきてしまった場合には、痛み止めを使用することも一つの方法です。痛み止めは、市販のものをご購入いただいても大丈夫ですし、歯科医院から処方してもらうことも可能です。不安がありましたら担当の先生にご相談ください。

 

当院では「クリッピーシステム」という結さつ線を使わない矯正方法も導入しております。
これは、痛みの原因の一つでもあるワイヤーとブラケットの間で生じる「摩擦」をなくすための方法です。
結さつ線を使用しないことで痛みの軽減につながることはもちろん、治療期間の短縮、発音のしにくさの軽減が可能になります。

 

クリッピーシステムは痛みの軽減などが可能

クリッピーシステムは痛みの軽減などが可能

 

■矯正装置が外れてしまったら?


ワイヤー矯正では一般的に「ブラケット」という装置を歯の表面や裏側につけ、そこにワイヤーを通して少しずつ力を加えながら歯を並べていきます。
ブラケットは専用の接着剤で歯にしっかりとくっついておりますが、長い矯正治療の間では、何らかのトラブルによってそのブラケットやワイヤーが外れてしまうことがあります。

装置が外れたままになっていると、飛び出たワイヤーで口腔内の粘膜を傷つけてしまったり、歯が予定通りに動かない恐れもあります。
もし、矯正期間中に装置が外れたり、破損してしまったりした場合には、早めにご連絡いただき、ご相談ください。

 

■矯正装置が外れてしまったときの対処法


一番は、すぐにお口の中を見てもらうことですが、なかなかすぐには歯科医院に行けないという場合もあるかと思います。
すぐに歯医者に行けないときはどうしたらいいのか。

その対処法をいくつかご紹介いたします。

○ブラケットが外れてしまった場合

ブラケットは米粒くらいのとても小さなものです。
ブラケットが外れたときには誤って飲み込んでしまわないように注意してください。外れたブラケットが手元に残っている場合には、次にお口の中を見てもらうときまで大切に保管しましょう。

 

○ワイヤーが外れてしまった場合

ワイヤーが外れてしまった場合には、ブラケットに差しこめるか確認して元の状態に戻せそうであれば、応急処置として差し込みましょう。これは誤ってワイヤーの先端で口腔内の粘膜を傷つけてしまうのを防ぐためです。ワイヤーの先端が頬の粘膜や、歯茎などに当たっていないか、傷がついていないかも十分に確認してください。

もし、ブラケットに差しこめそうになければ、ワイヤーを切断したり、折り曲げるなどして粘膜に当たらないようにしましょう。

いずれも、一時的な対応になりますので早めにお口の中を見てもらうことが大切です。

 

■痛みや虫歯が起こりにくい矯正治療


インビザラインのような取り外しができるマウスピース型の矯正治療は、痛みや虫歯が起こりにくいというメリットがあります。
インビザラインは取り外せるので、毎日の歯磨きも普段通りに行うことができます。

 

また、インビザラインは丸洗いできるため衛生的に使えるといったメリットがあるのです。
自分でお手入れするのはなかなか大変ですが、こまめに歯を磨く習慣がつくため、以前より虫歯や歯周病のリスクが低下するでしょう。

 

■まとめ


矯正治療中にトラブルが起きないように、日ごろのケアや歯科医院での定期検診を受ける必要があります。
今、症状や違和感がない場合でも、歯科医院で口腔内の状態をしっかり見てもらいましょう。

 

インビザラインのようなマウスピース矯正は、歯磨きをするときに矯正装置を取り外せるので、矯正中でも口腔内を清潔に保つことが可能です。ほかにも、目立たない、従来のワイヤー矯正と比較して短い治療期間で始められる、といったメリットがあります。

 

また、矯正治療中に虫歯が発覚した場合でも、インビザラインなら治療期間を伸ばすことなく虫歯治療が可能な場合もあります。治療の状態によっては、今ある虫歯治療と並行してインビザラインを始められることもあるでしょう。

 

当院では、マウスピース矯正のインビザラインや見えない裏側矯正、アンカースクリューを用いた矯正など、患者様のご要望に応じてさまざまな矯正治療をご用意しています。できるだけ痛みを抑えた矯正治療もありますので、気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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