医院ブログ

診療時間

  • 月・水・木・金 11:0020:30
  • 土・日 10:0018:30

※休診日:火・祝

三軒茶屋駅
から徒歩2分

キービジュアル

全個室でリラックスできる空間づくり

2021年7月5日

こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

本日はみなさまにリラックスしていただけるようこだわった”診療空間”についてご紹介したいと思います。

目次

■歯科医院はどんな空間のイメージですか?
■当院は全個室のプライベート空間
■リラックスできる空間の提供
■安心のカウンセリングルーム完備

■歯科医院はどんな空間のイメージですか?


皆様は“歯科の空間“といえば、どのようなイメージでしょうか?

待合室があり、“診療チェアーが横に並んでいる”“周りの患者様の顔が見える”

…というような印象はないでしょうか。

横並びと言っても、擦りガラスで仕切られているだけ、というところもあります。

 

■当院は全個室のプライベート空間


“プライベートを大切にしているので他の人に見られないようにしたい!“

そんな患者様のために、当院ではすべての診療チェアーが個室になっております。

周りの目が気になる、という方でも安心して治療を受けることができます。

 

個室空間にすることで、周りの方にあまり聞かれたくないこともご相談しやすいと思います。

「お口の中のここが気になる…」など、言いづらいこともお伝えしやすいのではないでしょうか。

 

一般歯科・矯正歯科と混在していると、色んな角度からの目線も気になることが多いと思います。

当院は矯正専門なので歯医者さん特有の嫌な音もありません。それだけではなく、他の患者様の会話なども気にならないのは個室だからこそです。

 

当院の個室プライベート空間

当院の個室プライベート空間

 

■リラックスできる空間の提供


“個室といっても狭い部屋に閉じ込められ圧迫感がありそう・・・”そんな心配もありません。

歯科医院でよくある、チェアーの真横にコップなどの水回りがあるのとは違い、当院はうがいをする水回りも特徴的な造りになっています。

“毎度立ち上がってうがいをしないとダメでしょうか?”と疑問の声があるかもしれませんが、

もしもコップに当たってしまい水がかかってしまったら?という危険回避の意味もありますし、そばにあることで圧迫感もありますよね。

あとは水回りが気になる、と目線が集中してしまうこともあります。

そのようなことも考えて、開放的な空間になっています。きっとリラックスしてお過ごしいただけます。

 

ただ歯並びを綺麗にする、ということだけではなく、患者様が心から安心していただけるような空間づくりに努めております。

 

開放的で安心できる空間

開放的で安心できる空間

 

■安心のカウンセリングルーム完備


診療室だけではなく、もちろんカウンセリングルームも個室になっております。

歯並びで悩んでいることがございましたら、ご遠慮なく何でもご相談してくださいね。

 

矯正したいけど周りの目を気にせず治療を受けたい、という方はぜひ世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科へお越しください!

 

メール相談はこちらから

メール相談はこちらから

光加速矯正(スピード矯正)|オルソパルス、アクセルデント、コルチコトミー

2021年7月2日

矯正治療を検討した場合、また始めようと考えた場合に、最初に行うことに矯正相談があります。

矯正相談では、相談内容として歯を抜く必要があるかどうか、また治療期間がどれくらいかを聞かれることも多くあります。

一般的に歯を抜く必要があるかどうかの判断基準として、八重歯などのでこぼこ量が多い場合や、上下顎前歯の前後的なバランスが大きくずれている場合などでは歯を抜いた治療方法が選択肢の一つになる場合もあります。矯正治療ではどのような歯並びになりたいかという希望を含め、治療前の歯並び、かみ合わせに合わせた一人一人に合った治療方法を立案し治療を行います。

目次

■矯正治療での歯の動き、治療期間
■加速矯正(スピード矯正)/オルソパルス、アクセルデント、コルチコトミー
■まとめ

■矯正治療での歯の動き、治療期間


一般的に歯を抜いたワイヤー矯正治療だと、月に一回の来院で約2年から2年半程度の治療期間がかかります。

また、この約2年から2年半程度の治療期間での歯の動きとしては

  • でこぼこの改善
  • 歯を抜いたことでできたスペースの閉鎖
  • かみ合わせの最終調整

の流れとなります。

治療期間はそれぞれ、でこぼこの改善に6か月から1年程度 歯を抜いたことでできたスペースの閉鎖に約1年 かみ合わせの最終調整に数か月となります。

一般的な通院間隔は、1か月に1度の来院ですが、当院では治療に使用する材料にこだわったことで1から2か月に1度の通院となります(月一回の一般的な方法だと年12回の来院、1から2か月に1回の来院だと年に8回から9回の来院になります。)

つまり全体の治療期間は一緒でも来院間隔を延長することが可能となります。

 

■加速矯正(スピード矯正)/オルソパルス、アクセルデント、コルチコトミー


では次に、この治療期間を短縮できないかと考えます。

治療期間=お口の中に矯正装置が入っている期間となります。

つまり、装置自体の違和感や装置が入っていることにより歯磨きの難易度が上がりることで、虫歯や歯槽膿漏のリスクも上がります。そのため矯正装置はなるべく早く外せるように努力が必要となります。

そこで近年では加速矯正(スピード矯正)として、治療期間を短縮するために

コルチコトミー、オーソパルス(Orthopulse)、アクセルデント(AcceleDent)

などを使用しているクリニックも増加してきております。

○コルチコトミーとは

コルチコトミーは歯を支えている骨(歯槽骨)の表層(皮質骨)に刻みを入れ(外科的侵襲)歯が動きやすい環境を人工的につくりあげ歯の動きを速めます。

○アクセルデント(AcceleDent)とは

一日20分の歯に微細振動を加えることで歯の動きが速まることを期待します。

インビザライン(マウスピース型矯正)の場合5日交換での治療が可能になることがあります。

 

○オルソパルス(Orthopulse)とは

歯周組織に近赤外線1日10分を照射することで光バイオモジュレーション作用が生じさせます。光バイオモジュレーション作用によって口腔内の新陳代謝が促進され、歯の移動が加速させ、治療期間を従来の治療方法と比較して30%から50%程短縮されるとさています。

インビザライン(マウスピース型矯正)ではスピード矯正としてオルソパルスを使用することで歯の動きを活性化され、通常1から2週間で交換するマウスピースを3日から5日で交換することが可能となり治療期間の短縮を図ることも可能となるとされる。

このオルソパルス(Orthopulse)に関しては、インビザライン(マウスピース型矯正)のみではなくワイヤー矯正(裏側矯正。表側矯正)でも使用することができ、治療期間の短縮を図ることができます。

 

■まとめ


治療期間の短縮方法として、当院ではオルソパルスやPBMを使用し、治療期間の短縮を目指しております。

矯正相談~検査診断までの費用無料!

2021年7月2日

コロナ禍で、矯正をする人が増えた!という噂を聞いたことがありますか?
人前で、マスクをすることが当たり前になり矯正を行う人が増えたという話があります。

しかしいざ矯正をしようと考えても

  • 費用はどれぐらいかかるのか
  • 相談すると治療を無理やり勧められる
  • 本当に治るかわからない

などの不安の声をよく耳にします。

目次

■矯正は興味があるけど・・・
■通常の歯医者だと
■当医院の特徴~相談→検査診断までクリニックで負担
■納得して当院を選んでいただくために

■矯正は興味があるけど・・・


コロナ禍で、矯正をする人が増えた!という噂を聞いたことがありますか?
人前で、マスクをすることが当たり前になり矯正を行う人が増えたという話があります。

しかしいざ矯正をしようと考えても

  • 費用はどれぐらいかかるのか
  • 相談すると治療を無理やり勧められる
  • 本当に治るかわからない

などの不安の声をよく耳にします。

 

■通常の歯医者だと


矯正をしたいと思い、歯医者さんへいくと

①相談
②検査診断
③治療
の流れで、矯正を行っていきます。
この流れの中で「相談が無料」の歯科医院はたくさんございます。
いろんなHPをみていただいても、相談無料と記載の歯科医院はよく目にするのではないでしょうか?
中には相談だけでも、費用がかかる歯科医院もあります。

 

■当医院の特徴~相談→検査診断までクリニックで負担


当院も相談はもちろん無料です。しかし、その相談も無理に治療を勧めることは一切しておりません。
相談だけの、曖昧な情報だけではプロとして適切な情報をお伝えできないと考えているため、当院では検査診断までを無料で行っています。

相談と検査診断を、プロとしてしっかりと行ったうえで、事実をお伝えすることが重要だと考えています。
矯正治療は、一般歯科の治療と比べて費用が高いです。治療期間も長くなります。
歯並びを良くしたい・より綺麗な歯並びを手に入れたい方は『歯科医院選び』が非常に大切になります。
そのため、当院では正確な診断結果をもとに、正しい情報を患者様にお伝えする必要があると考えており、その為には相談+検査診断を無料にしています。

 

■納得して当院を選んでいただくために


三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科では、患者さまのお悩みや要望をしっかりとお聞きし、検査結果を正確にお伝えします。また患者様が判断するうえで必要となる情報はなんでもお答えしております。
すべての情報・条件に納得したうえで治療に入っていただきたいという想いがある為です。
相談~検査診断までを無料で行っている歯科医院はそう多くはありません。
もし、検査診断までを行いご自身のお口の中の状況を正確に知りたいという方は、ぜひご連絡お待ちしております。
世田谷区で矯正を考えている方の選択肢と窓口のひとつになれれば幸いです。
お気軽にご相談、お待ちしております。

 

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科では、相談-検査診断が無料

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科では、相談-検査診断が無料

 

メール相談はこちらから

メール相談はこちらから

目立ちにくいマルチブラケット治療

2021年6月25日

こんにちは

 

これまで、矯正装置が目立ちやすかったマルチブラケット法ですが、最近では、比較的、目立ちにくいものも存在します。
今回は、材料を工夫したもの・裏側矯正についてお話します。

目次

■マルチブラケットが目立つ理由
■目立ちにくく工夫されたマルチブラケット材料
■裏側矯正

■マルチブラケットが目立つ理由


マルチブラケット法では、歯の表面にブラケットという金具をつけます。
これには前歯も奥歯も関係ありません。
そして、ブラケットに設けられている溝を通すように、弾性ワイヤーを装着します。
そのままでは弾性ワイヤーは外れてしまいますから、弾性ワイヤーが外れないようにブラケットにワイヤーやゴムを使って固着します。
こうした構造になっているために、マルチブラケット法は目立ってしまうのです。

 

■目立ちにくく工夫されたマルチブラケット材料


一般的なマルチブラケット法では、ブラケットや弾性ワイヤーの金属色がどうしても目立つ原因になってしまいます。
そこで、ブラケットの素材を金属からセラミックに変えたセラミックブラケットが開発されました。
セラミックは、歯の色ににた白色ですので、金属製の従来型のブラケットと比べると格段に目立ちにくくなっています。
もちろん、歯の表面につけるわけですから、影の部分が生じるのは避けられません。
次にご紹介するのは、弾性ワイヤーです。
ワイヤーも、細いながらも金属色ですからどうしても目立ってしまいます。
そこで、白くコーティングされた弾性ワイヤーが開発されました。
白いセラミックブラケットと白いコーティングワイヤーを組み合わせると、従来型のマルチブラケット法とは比べられないほどに目立ちにくくなります。

 

■裏側矯正


歯の表側にブラケットをつけるから目立ってしまうのだから、裏側につけたらどうかということで、歯の裏側に矯正装置をつけるマルチブラケット法が開発されました。
この方法なら、お口の中をのぞき込まない限り、見えることはありません。

 

裏側矯正は矯正装置が見えにくい

裏側矯正は矯正装置が見えにくい

虫歯と矯正治療

2021年6月22日

こんにちは

 

矯正治療を進める際には、虫歯に注意する必要があります。
今回は、その理由と虫歯以外に注意すべき病気について説明します。

目次

■虫歯と矯正治療
■虫歯だけじゃない

■虫歯と矯正治療


結論から申しますと、虫歯があると矯正治療はできません。
矯正治療をすると、矯正装置がお口に入ります。
そのため、矯正治療をしていないとき以上に、歯磨きがしにくくなります。
つまり、矯正治療が虫歯をさらに悪化させる要因となってしまうわけです。
確かに、インビザラインのようなマウスピース型の矯正装置であれば自由に取り外すことができますから、歯磨きをするとき外せば普通に歯磨きはできます。
しかし、マウスピースを装着している間、歯の表面は唾液の流れが遮断されます。
唾液には、汚れを洗い流す洗浄作用とともに、虫歯になった歯を修復する再石灰化作用があります。
唾液が作用しない歯の表面は、再石灰化作用が十分作用しません。
また、虫歯の穴とマウスピースの隙間にプラークが発生し、虫歯がさらに進行する可能性も高いです。
こうした理由から虫歯になっていると、矯正治療ができなくなるのです。

 

■虫歯だけじゃない


矯正治療ができなくなる原因は、実は虫歯だけとは限りません。
歯周病も同じく、矯正治療の大敵です。
歯周病になると、歯肉だけでなく歯を支えている歯槽骨という骨がダメージを受けます。
進行した歯周病にかかった歯がぐらぐらと動いてくるのは、骨がダメージを受けて減ってくるためです。
歯をいい位置に良好に移動させるためには、骨がしっかりとしていなければなりません。
歯を移動させてしまった結果、歯が抜けてしまったのでは話になりませんよね。
ですから、歯周病になっていた場合、矯正治療は受けられなくなるのです。

 

歯周病にも注意

歯周病にも注意

矯正治療中に気をつけておきたい食べ物

2021年6月18日

こんにちは

 

マルチブラケット法による矯正治療中に気をつけておきたい食べ物についてお話します。
ここで、マルチブラケット法とは、矯正治療の1種であり、歯の表面にブラケットを取り付け、そこにワイヤーを通す方法です。

目次

■矯正装置にくっつきやすい食べ物
■矯正装置に挟まりやすい食べ物
■弾性ワイヤーに絡まりやすい食べ物
■食べにくい食べ物
■虫歯の原因になりかねない食べ物

■矯正装置にくっつきやすい食べ物


まずは、矯正装置にくっつきやすい食べ物です。
お餅やガムがブラケットなどにくっつきやすいのは想像しやすいでしょう。
お餅が歯と歯の間に挟まったことがあるという方も多いのではありませんか?
実は矯正装置にくっつきやすいのはお餅やガムだけではありません。
アメやグミも意外とくっつきやすい傾向があります。

 

■矯正装置に挟まりやすい食べ物


矯正装置に挟まりやすい食べ物は、お餅やガム、グミなどはもちろんですが、お肉やお魚も意外と挟まりやすいものです。
お寿司も挟まることが多いので気をつけてください。

 

■弾性ワイヤーに絡まりやすい食べ物


長い弾性ワイヤーに絡まりやすい食べ物は、細長い食べ物です。
ラーメンやうどん、おそば、そうめんが代表的ですが、春雨やパスタも忘れてはいけません。
また、レタスやキャベツなどの葉物、つまり繊維質が豊富な野菜類も意外と絡まります。

 

■食べにくい食べ物


ピーナッツ、くるみなどのナッツ類やスルメなどは、噛むのが難しく、なかなか食べにくい傾向があります。
スルメが噛みにくいのは想像しやすいところですが、その他キュウリやニンジンなどの根菜類も噛みにくくなります。
おせんべいが食べにくくなる人もいます。

 

■虫歯の原因になりかねない食べ物


矯正装置が入ると、歯磨きがしにくくなる上に、歯の表面にプラークがつきやすくなりますから、虫歯のリスクが高まります。
チョコレートやクッキーなどの糖分を豊富に含むお菓子類は、矯正治療をしていなくても虫歯のリスクを高めます。
矯正装置が入っているとさらにリスクが高まることは、想像に難くないことでしょう。

 

糖分を豊富に含むお菓子類は注意

糖分を豊富に含むお菓子類は注意

矯正が終わったら始まる保定処置

2021年6月15日

こんにちは

 

矯正治療で歯並びをきれいにした後は「保定処置」をします。
保定処置とは、きれいな歯並びが元の歯並びに戻らないようにする処置のことです。

目次

■治療を終えた後も動き続ける歯
■保定は不確実
■保定に必要な期間

■治療を終えた後も動き続ける歯


ヒトに限らず、生物は生まれてから死ぬまでの間、常にその臓器、器官、細胞が変化し続けています。
成人になるまではプラス成長、成人になって以降はマイナス成長という違いはありますが。
臓器や器官の変化は、それぞれ異なり、特定の変化を起こしていきます。
実は、歯や歯並び、歯を支えている歯周組織も同じです。
隣り合う歯や噛み合う歯や歯周組織の変化だけではありません。
舌や頬、唇などのお口の周囲組織の影響も受けて、ヒトが生命を全うするまで歯の移動を繰り返していきます。
「昔はこんな歯並びじゃなかったと思うんだけどなぁ」、「こんなところに隙間なんかあったっけ?」となるのは、このためです。
こう考えると、矯正治療で整えられた歯並びが、修正そのままの状態で保たれるわけではないことがわかってもらえるのではないでしょうか。

 

■保定は不確実


保定とは、矯正治療を終えて、きれいな状態になった歯並びが元の歯並びに戻らないようにする処置です。
そこで、きれいな歯並びを確実に維持するために、保定装置をいうものをお口に装着します。
保定装置の働きによって、新しい歯の位置、噛み合わせにお口を慣れさせていきます。
残念ながら、困ったことに歯を含めたお口のすべての組織が、保定をしたからといって新しいきれいな歯並びに完全に馴染むとは限りません。
保定は、意外と不確実なものです。

 

■保定に必要な期間


一般的には、矯正治療に要した時間と同じくらいの時間、保定を続けなければならないと言われています。
しかし、中には2年近くも保定を行っていたのに、後戻りを起こしたケースもあれば、2ヶ月と経たない間に歯並びが安定化したケースもあるようです。
どうやら保定の効果が不確実なのと同じくらい、保定の期間も不確実なようです。

 

矯正治療と同程度の期間、保定を行う

矯正治療と同程度の期間、保定を行う

どんな歯列不正もインビザラインで対応できるのか

2021年6月11日

こんにちは

 

矯正治療は、その種類によって、対応できる歯並びが異なります。
今回は、インビザラインで治療できる歯列不正についてお話しします。

目次

■幅広い歯列不正に対応できるマルチブラケット法
■インビザラインでは難しい歯列不正とは
■術前矯正も難しい

■幅広い歯列不正に対応できるマルチブラケット法


マルチブラケット法という矯正治療を選べば、その通りです。
マルチブラケット法とは、歯の表面につけたブラケットに通した弾性ワイヤーの働きで、歯を移動させていく矯正治療法です。
マルチブラケット法なら、普通の歯列不正から、骨切り手術を併用しなければならないような高度な歯列不正まで幅広く対応できます。
実際、骨切り手術の手術前の矯正治療はマルチブラケット法で行われています。

 

■インビザラインでは難しい歯列不正とは


インビザラインは、マウスピースを使って歯を移動させていきます。
そのため、歯を上下方向に移動させるのが難しいです。
例えば、埋まっている歯を引っ張り出す牽引という歯の移動です。
埋まっている歯にはマウスピースはかけられないからです。
同様に、飛び出した歯を低く抑える圧下という歯の移動も苦手です。
飛び出した歯に力を加えようとすると、マウスピースが浮き上がってしまうため、力をかけにくいからです。
このように上下方向に歯を移動させることは、インビザラインでは困難です。

 

■術前矯正も難しい


先ほど、骨切り手術の前の矯正治療をマルチブラケット法で行う話をしました。
では、インビザラインで手術前の矯正治療を行えるのでしょうか。
答えは、否です。
骨切り手術をした後、上下の噛み合わせを合わせるために、顎間固定という処置を行います。
顎間固定は、マルチブラケット法でしか行えません。
手術後もしばらくの間、矯正装置は使い続けなければなりませんが、マウスピースでは上下顎の歯並びを噛み合わせることができないので、この点からもインビザラインは使えません。

 

インビザラインは術前矯正には対応していない

インビザラインは術前矯正には対応していない

ご自身での管理が欠かせないインビザライン

2021年6月8日

こんにちは

 

インビザラインは、マウスピース型の矯正装置を患者様ご自身で管理することで、歯並びを整えます。
インビザラインには、装置が目立たない・装置の取り外しが簡単で日常生活に影響しにくいなど、多くのメリットがあります。

目次

■歯科医師が歯を移動させるマルチブラケット
■ご自身でマウスピースを交換して歯を移動させるインビザライン

■歯科医師が歯を移動させるマルチブラケット


歯の表面にブラケットという金具をつけて、弾性ワイヤーの働きで歯並びを整えていくマルチブラケットという矯正治療は、歯科医院で歯科医師がワイヤーを調整して、少しずつ歯を移動させていきます。
こちらは、歯科医院に通院するという点で、ご自身の協力がとても大切ですが、通院さえしていただければ、歯の移動に関しては歯科医師の手により、適した位置になるように動かしていきます。

 

■ご自身でマウスピースを交換して歯を移動させるインビザライン


インビザラインは、マウスピースで歯を移動させる矯正治療です。
マウスピースは、歯科医師が入れたり外したりするわけではありません。
マウスピースを入れたり外したりするのは、治療を受けているご自身です。
ですから、インビザラインはご自身の手で歯を移動させているとも言えます。
インビザラインで効果的に歯を移動させるためには、少なくとも1日あたり20時間以上つけなければ効果が得られないと、アラインテクノロジー社は説明しています。
もし、食事や歯磨きの後マウスピースを入れるのを忘れていたりすると、歯の移動に必要とするだけの時間マウスピースをつけられないこともあるかもしれません。
また、マウスピース自体も定期的に新しいものに随時交換していく必要があります。
新しいマウスピースに交換するのを忘れていても、やはり歯を移動させるのが難しくなります。
すなわち、ご自身で適切にマウスピースを管理しないと、予定通りに矯正治療が進まなくなってしまうわけで、これがインビザラインのデメリットのひとつと言える所以です。

 

ご自身で適切にマウスピースを管理する必要がある

ご自身で適切にマウスピースを管理する必要がある

矯正(抜歯か非抜歯か)

2021年6月4日

こんにちは

 

矯正治療では、歯並びを整えるために、敢えて歯を抜くことがあります。
今回は、その理由についてお話しします。

目次

■抜歯が必要となる理由
■親知らずの抜歯
■小臼歯の抜歯

■抜歯が必要となる理由


どうして、歯並びをきれいにするために抜歯が必要になるのでしょうか。
その理由は、歯の大きさ(幅)と、顎の骨の奥行きのバランスにあります。
一般的に、日本人の歯は、欧米人と比べると大きいと言われています。
しかも、頭の骨は前後に短い傾向もあります。
そのため、歯のすべてをきれいに収めようとすると、顎の骨の奥行きが足りなくなります。
日本人の3人に1人ほどと、欧米人よりも高い割合で乱杭歯が見られるのはこれが理由と言われています。
歯をきれいに収めようとしても、収めるスペースが足りないので、やむを得ず、歯を抜いてスペースを確保するわけです。

 

■親知らずの抜歯


では、どの歯を抜いてスペースを確保すればいいのでしょうか。
ひとつは、親知らずです。
親知らずを抜いて、そのスペースを利用して歯並びをきれいにするという考え方です。
親知らずは、まっすぐ生えていることが少ないので、理想的に思われますが、親知らずを抜いてもその手前の大臼歯という奥歯を後ろに移動させることはとても難しく、1mmほどしか動かないという研究結果もあります。
そのため、親知らずだけ抜いても、歯並びのスペースの確保にはつながらないようです。

 

■小臼歯の抜歯


最も多いのが、第一小臼歯という前から4番目の歯を抜いて、スペースを確保するケースです。
この歯は、前歯と奥歯の境界付近にあり、前歯をきれいに整えるのにとても都合が良い場所に生えています。
もちろん、奥歯の歯並びの凸凹を治すのにも適しています。
そのため、小臼歯を抜歯して、歯を並べるためのスペースを確保することが多いのです。

 

小臼歯を抜歯して、歯を並べるためのスペースを確保する

小臼歯を抜歯して、歯を並べるためのスペースを確保する

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

電話でのお問い合わせ

03-6805-5765

住所

〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14

このページの先頭へ戻る