インビザラインの注意点
2021年4月20日
こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
前回はインビザラインのメリットをご紹介しました。
今回はインビザラインを始めるにあたり、注意点についてのお話です。
■1 日 20 時間以上の着用が必要
計画通りに矯正治療を行うためには、1 日 20 時間以上の装着が必要です。
外すのは、食事や歯磨きの時など必要最低限の取り外しをおすすめします。
規程の時間に満たずに使用を続けると…
- 治療期間が長引く
- マウスピースが合わなくなり、再作成が必要になる
等の可能性があります。
1日の装着時間を短くしてしまわないよう、何時間装着しているかご自身でのしっかりとした管理が必要です。
計画通りの治療を進めるためにも、装着時間の管理ができるよう意識しましょう。
■取替期間を守る
1 つのマウスピースは 1 週間~10 日装着してください。
シミュレーションに基づいて歯を動かしていくため、取替期間を守りましょう。
期間は、経過を見ながら歯科医師が決めますので、歯科医師の指示に従いましょう。
ご自身のスケジュールにマウスピース取替日として予定を設定しておくと忘れずに取替ができるかと思います。
■食事中は外す
食事の際は、インビザラインは取り外してください。
水を飲むときは装着したままでも問題ありませんが、味や色の付いたもの、
などは、歯とインビザラインに色が付いてしまうので、必ず取り外してから食事をしてください。
従来のワイヤーを使用した治療は、器具に引っかかるような繊維質の食べ物が食べにくいといったこともあり、食事内容に制限が出てしまう場合がありましたが、インビザラインはマウスピースを外せば普段通りに食事をお楽しみいただけます。
食事後は、マウスピースを装着前に歯磨きをしましょう。
■虫歯に注意
マウスピースの形に影響しないような小さい虫歯であれば、矯正中でも治療は可能ですが、被せ物や詰め物などの治療では、歯の形が変わってしまうため再作成が必要になってしまいます。
計画通りに治療を進める点で、虫歯をつくらないことが大切です。
理想の歯並びに近づけながら、虫歯にならないように、毎日の歯磨きなど日々のデンタルケアをしっかりと行いましょう。
インビザラインのメリット
2021年4月16日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)院長 内澤です。
先日ご紹介した、「インビザライン」
やってみたいと気になっている方もいるのではないでしょうか?
今回はインビザラインの「メリット」をお伝えします。
■口腔内を健康に保つ
インビザラインは、取り外しが簡単に行えるため、治療中でも普段通りしっかりと歯のお手入れができるので、口腔内を健康に保つことができます。
マウスピースを取り外して洗浄することも可能なので、衛生的にご使用いただけます。
■治療中でも目立ちにくい
矯正治療に興味はあるけれど、「食事で矯正器具が見えてしまうのが気になる」、「営業や接客で人前で話す機会が多いので気づかれたくない」など、従来の矯正治療では治療をためらってしまう方もいらっしゃると思います。
インビザラインは透明なマウスピースなので装着していても目立ちにくく、矯正中であることを周囲にほとんど気付かれず治療が可能です。
自然に歯を見せることができるので、口元を気にせず食事や会話をお楽しみいただけます。
■痛みや違和感が少ない
矯正治療は歯の並びを動かす関係上、痛みが出る場合があります。
痛みや違和感が強ければ、治療に苦痛を感じてしまうこともあるかと思います。
ですが、インビザラインでは 1 回あたりに歯を動かす距離が少ないため、痛みが少ない傾向にあります。(個人差があります)
2週間∼1ヶ月毎にマウスピースを交換するので、人の手で矯正器具を調整する治療方法と比較すると、徐々に細かく歯を移動させることができ、痛みや違和感を軽減しながら治療いただけます。
■幅広い症例に対応している
患者さまの中には、ご自身の歯並びでは矯正が難しいと治療を諦めていた方もいらっしゃると思います。
インビザラインでは、コンピュータ上で歯型の模型からシミュレートを行い、理想の歯並びになるまで確実な治療計画を立案できます。
シミュレートを行うことで、どの時期にどれぐらい治療が進んでいるか、ライフイベントの予定前に把握することも可能になります。
抜歯が必要なケースや極端な出っ歯の場合は、部分的なワイヤーやゴムを併用することで、さらに幅広い症例の対応も可能です。
矯正治療を諦めていた方も、インビザラインでの治療で理想の歯並びへ踏み出してみてはいかがでしょうか。
インビザラインってどんなもの??
2021年4月6日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)です。
今回は、現在徐々に知名度が上がっている「インビザライン」についてお話です。
■インビザラインとは
インビザラインとは、従来のワイヤーを使用しての矯正とは違い、目立たない透明のマウスピースを使用した矯正治療のことです。
従来の矯正器具は、口を開いているときには目立ちやすく、それを理由に矯正治療に踏み切れず悩んでいる患者さまが一定数いらっしゃいました。
ですが、インビザラインは透明なマウスピースを使用した治療法なので、目立たず審美性にも長けていることから、その悩みを解決できると、特に若い方や社会人の方から人気です。
人前でお話をされる機会が多い方は、周囲に気づかれることも少ないため、口元を気にせず会話を楽しんでいただけます。
■インビザラインを使用した治療の流れ
インビザラインによる矯正方法は、以下の流れになります。
患者さま、1 人 1 人の歯並びに合わせた専用のマウスピースを作成
↓
専用のマウスピースを 1 日 20∼22 時間ほど装着する。
↓
2 週間∼1 ヶ月毎に新しいマウスピースを作成し、交換していく。
このような工程を繰り返し行うことで、歯を動かし矯正を行っていきます。
■従来のマウスピース治療との違い
今までも、マウスピースを使用した矯正治療は存在していました。
ですが、
- 一定の歯並びにしか対応が出来ない点
- 歯科技工士が手作業で作成する為、歯科技工士の技術によって治療の成果にばらつきが出る点
- 手作業で作成する為、多くの患者さまに提供するには限界がある点などがネックとなっていました。
しかし、インビザラインでは歯型の模型を元にコンピューター上で治療完了までの緻密な治療計画を立案できます。
その為、治療の成果にばらつきが出てしまうこともなく、より多くの患者さまの症例に対応が可能になり、マウスピース作成もシステム的に行えるようになりました。
従来のマウスピース矯正のデメリットを解消したのが「インビザライン」です。
IPR(スライシング・ディスキング)とは
2020年9月8日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。
まとめ
1、矯正治療での歯が並ぶためのスペースの確保として、拡大、IPR、抜歯が選択肢となる
2、拡大、IPR、抜歯は必要なスペース量や咬合状況によって選択する
でこぼこの歯並び、でこぼこの理由
歯は歯槽骨という骨の上を土台にして並んでいます。
そのため歯並びは、歯と骨の大きさのバランスによって、でこぼこや、スキッ歯となります。
つまり、骨よりも歯が大きくなると歯の並ぶ場所がなくなるため歯並びはでこぼこになり、骨よりも歯が小さくなると歯の並ぶ場所が余るため歯並びはスキッ歯となります。
でこぼこの歯並びの改善方法として矯正治療では、基本的に成人では土台となる骨を大きくすることは難しいため、歯を調整しスペースの確保を行います。
スペースの確保の方法
スペースの確保の方法として、矯正治療では一般的に、拡大(側方拡大、歯の全体的な遠心移動)、IPR(スライシング・ディスキング)、抜歯があり、必要なスペースの量や咬合の状況によって。拡大、IPR(スライシング・ディスキング)、抜歯を選択します。つまり個々で、歯並び、かみ合わせ、必要なスペースの量が異なるため、個々の歯並びにあった治療計画を立案する必要があるため、一度ご相談いただければと思います。
IPR(スライシング・ディスキング)とは
IPRとは「Inter Proximal Reduction」の略で歯の表層(隣接部のエナメル質)を研磨して歯と歯の間にすき間をつくる処置です。
矯正治療において昔から一般的に行われる歯の横幅を小さく削り小さくする処置ですが、IPR(スライシング・ディスキング)では処置時に麻酔することはありません。
その理由として、歯の表層のエナメル質の厚さは約1~2mmあり、IPRで削るのは1本の歯で最大約0.25mm程度で歯と歯の間で最大0.5mm程度なので、エナメル質の厚みの3分の1以下となります。また過去の研究結果および臨床結果よりIPRが原因で歯が悪くなった、虫歯になるという報告はありません。
矯正治療の期間 裏側矯正
2020年8月6日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。
矯正治療を開始するにあたり、
患者様から矯正相談にて聞かれる項目として
矯正治療費がいくらかかるのか、矯正治療の期間がどの程度なのか、
抜歯をするとしたらどのタイミングなのか、
抜歯は矯正装置装着前か装着後なのか
矯正治療後のアフターケアは必要か、
矯正治療費はいくらかかるのか、など多岐にわたります。
そのなかで、
矯正治療の期間に関して、矯正装置の種類、選択によって治療期間の短縮、または延期するのかと聞かれます。
ネット上で裏側矯正治療の治療期間は長くなると書かれていたり、まわりで聞いたが本当か、などがあります。
ここで、判断しなくてはならないこととして2点あり、
ネットなどの情報がいつの話なのか、またどのような方法で行うのかが重要となります
成人の矯正治療で使用する装置は
成人の矯正治療で使用する装置は
裏側矯正、表側矯正、マウスピース型矯正装置などがあり
基本的に適切な矯正装置の使用を行うと適切な治療期間となります。
つまり、治療方法、治療手段、治療前の咬合状態によって適切な矯正装置があります。
そのため、表側の矯正装置が完璧な装置というわけではなく、表側の矯正装置でも適応しづらい歯並びもあります。
そのため、適応しづらい矯正装置だとしても、矯正装置をくみ合わせたり、また不十分であれば補助的な矯正装置を追加し、メインで使用する矯正装置の補助をすることで、装置選択による遅延の改善ができるようになっております。
1970年代に裏側専門の矯正が開発され、そこから発達し、今でも、治療方法は年々変化しており、以前はダイレクトにブラケットを歯に装着していた裏側矯正も、いまではセットアップを作成し、間接的に装置の装着を行ったり、デジタル化が進んでいたりします。
つまり、開発当初であれば、いろいろな困難があったのですが、現在では他の矯正装置の変わらない効果、結果をだす治療方法となっております。
矯正装置の種類(裏側矯正、インビザ ライン他)
2020年5月13日
こんにちは東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。
八重歯が気になったり、すきっ歯や出っ歯、受け口を改善したいと思いませんか
矯正治療のメリットとして上記の歯並びやコンプレックスの改善ができます。
また矯正治療にて歯並びの改善を行うことより歯が磨きやすくなり、お口の中のメンテナンスがしやすくなります。またかみ合わせの改善により、ものをかんだ時に歯に加わる力がかみ合っているすべての歯で適切に分散されるため、歯ももちやすい環境になります。
歯が残ることは将来、高齢者になった時の食生活で大きな差が出てきます。
また、きれいな歯並びは笑顔の魅力をさらに高めます。
矯正装置の種類とメリット、デメリット
矯正治療にて歯を動かすためには矯正装置の使用が必要となります。
矯正装置の種類としてブラケット矯正(表側、裏側)、マウスピース型矯正、セラミック矯正、部分矯正がありそれぞれのメリット、デメリットとして以下となります。
ブラケット矯正
表側矯正
メリット:一般的な治療方法で、治療の適応範囲が広い
デメリット:装置が目立つ
食物が装置に詰まることがあります
裏側矯正
メリット:治療の適応範囲が広い
ほとんど人に気が付かれることなく矯正ライフを過ごすことができる。
デメリット:他の矯正装置に比べ矯正治療費が割高になる。
マウスピース型矯正
メリット:取り外しができるため、いつも通りに食事や歯磨きができる。
透明な装マウスピースを使用するため目立たないで矯正治療ができる
デメリット:食事、歯磨きの時に装置の取り外しをしなければいけない
セラミック矯正歯科
メリット:治療期間が短い
デメリット:歯を大きく削る必要があること
人工物を歯に接着するため、経年劣化により作り直しが後々必要になる。
部分矯正
メリット:治療期間が短いこと、また治療費も抑えることができる
デメリット:治療できる範囲が全体矯正に比べ小さい
まとめ
矯正装置には色々な種類があります。
メリット、デメリットを考慮して使用する装置の選択が必要となります。
また、歯並びによっては使用できない装置御有りますので、お気軽にご相談ください。
八重歯と矯正
2018年10月7日
本文のまとめ
・八重歯は、大人の歯の生え変わりの順番と、萌出スペース不足が原因となる
・八重歯は矯正治療にて改善することができる。
・抜歯が必要かは、八重歯の程度によって判断をします。
こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯歯科 院長の内澤です。
歯並び、かみ合わせの分類をすると色んな種類に分類することができ、その中に八重歯、すきっぱ、出っ歯などがあります。
このような歯並び、かみ合わせは、歯が生え変わるためのスペースの不足や、歯の前後的位置が原因となります。
八重歯は歯が生え変わるためのスペース不足が原因となりますし、出っ歯は歯の前後的位置が原因になります。
八重歯とは
一時期、付け八重歯というのも流行りましたが…はたして、八重歯とはなんでしょうか。
八重歯をWikipediaにて検索すると
『八重歯(やえば)とは、歯牙が叢生(そうせい)した状態、乱杭歯(らんくいば)のこと。特に上顎犬歯の低位唇側転位を指す通俗的表現。「押歯」「添歯」「鬼歯」ともいう。』とのこと。
つまり、八重歯とは歯並びのでこぼこの一つで、犬歯といわれる前から数えて三番目に生えている歯が、歯茎の上のほうに生えていると、八重歯といわれます。
そもそも、なぜ八重歯が生じるかというと、
大人の歯(永久歯)の歯の生え変わりの順番と、子供の歯(乳歯)と永久歯の歯の大きさの差、つまり歯が生え変わるためのスペース不足が八重歯と大きくかかわります。
基本的に永久歯への歯の生え変わりは、前歯から奥歯と順番に永久歯へと萌え変わるのではなく、最初に前歯と一番奥から1つ手前の奥歯が生え変わり、そのあとに犬歯のひとつ後ろの歯(第一小臼歯)が生えてきて、そのあとに犬歯が萌え変わります。
つまり、第一小臼歯が、犬歯より先に萌え変わるときに、犬歯の萌え変わるスペースを使用しながら歯が生えていると、犬歯は萌えるときに萌えるスペースが減少するために、アーチから逸脱して並び、八重歯となります。
西洋では、ドラキュラを連想させるとのことで、改善を行います。
つまり、矯正治療によって八重歯は改善します。
八重歯の程度によっては抜歯が必要になることもありますが、
最終的にはどのような歯並びになりたいかで、治療方法が異なります。
まとめ
八重歯は歯が生えるためのスペース不足や、歯の生えた前後的位置が原因となる
八重歯は矯正治療にて改善することができる。
小児矯正の治療開始時期
2018年6月13日
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷)院長の内澤です。
「矯正相談にて、いつ頃矯正治療を行えばいいですか?」と聞かれたりします。
矯正治療は、基本的には、適切な時期に適切な治療を行うと、矯正治療の効果が効率よく発揮されるため、適切な時期に矯正治療を行うことを勧めます。
矯正治療開始の適切な時期は?
(さらに…)
裏側矯正と、マウスピース型矯正装置(インビザライン)|三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科
2018年5月12日
こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。
矯正治療は、治療方法や治療方針によって大幅に変わりますが、基本的に年単位で治療期間がかかります。
快適な矯正治療を考えた場合、何の優先順位を高くするかを考える必要があります。
いろんな方と治療方針や方法を御相談をしていると、治療方法で優先順位が高いこととして目立たない矯正装置を使用したいという希望を多く聞かれます。
目立たない矯正治療
そこで、目立たない矯正装置としては裏側矯正と、マウスピース型矯正装置(インビザライン)があります。
基本的に、裏側矯正は目立たない舌側に装置が装着されること、またマウスピース型矯正装置(インビザライン)は透明なマウスピースを使用するため、目立たない状況で矯正ライフを送ることができます。
取り外しを患者様自身でできるインビザライン
またこの2つの治療装置の大きな違いは、装置の取り外しを患者様自身でできるかまたはできないかになります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は装置の取り外しを患者様自身で行うことができます。そのため歯磨きやしやすかったり、食事中に装置に食べ物が詰まったるする心配はありません。
治療費の比較
治療費で言えば、一般的に裏側矯正と、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を比較すると、マウスピース型矯正装置(インビザライン)のほうが割安になります。
裏側矯正が割高な理由もあります。以前ブログ(https://www.sangenjaya-ortho.com/blogs/archives/617)で紹介いたしましたが、裏側矯正は装置を作成するだけでも細かいステップが必要になるデリケートな治療方法なためです。
金属アレルギー
目立たない矯正治療で使用する材料は、裏側矯正だと金属を使用し、マウスピース型矯正装置(インビザライン)ではポリエチレンと金属を使用していません。
そのため、金属アレルギーの方にはマウスピース型矯正装置(インビザライン)をおすすめしております。
まとめ
目立たない矯正装置としては裏側矯正と、マウスピース型矯正装置(インビザライン)があります。両方の装置はメリットやデメリットがあるため、歯並びの状況を含めどっちの装置を使用するのかを検討する必要があります。
当院では、目立たない矯正治療に力を注いでおりますので、目立たない矯正治療を検討されている方は一度ご相談いただければと思います。
受験,結婚式(ブライダル),妊娠と矯正治療|三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科
2018年4月12日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)院長の内澤です。
矯正治療は、年単位での期間が必要となる治療となります。
そのため、矯正治療期間中に受験や、結婚式、卒業式、出産等のイベントがあることもあります。
そこで、それぞれのタイミングでの心配事、またそれに対する対応策を記載します。
受験
受験中の心配として多いのは、矯正中の歯の痛みが原因で勉強に集中できなくなるのではないかという件
痛みを生じないための対策として、受験当日の数か月間前から歯に積極的な矯正力を加えないという方法があります。
その理由として、矯正治療中の痛みは、基本的に歯に歯を動かす力を加えたあとから1週間程度の期間痛みが生じます。痛みが消失した後は、新たな矯正力をくわえるまで痛みはほとんど生じません。また痛みに関しても痛いと感じる人から違和感と感じる人まで個人差があります。
結婚式、卒業式、成人式等
写真を撮影するので、できれば装置が目立たない方法はないか?
治療開始前であれば、一つとして、裏側矯正やマウスピース型矯正装置などの目立たない矯正装置を使用するという方法があります。
または、表向き矯正装置であれば、前歯部の装置(マルチブラケットとワイヤー)を一
時期的に除去することも可能です。
または、表向き矯正装置が目立つ原因の一つが使用しているワイヤーとなります。
そのため、写真撮影日の前日にワイヤーを外して、撮影後に再セットすることも可能です。
妊娠、出産後の授乳
妊娠中、出産後の矯正治療は可能か?
基本的に妊娠中、出産後の矯正治療は可能です。
しかし注意しておりたいのは、お薬の服用です。
妊娠前期、妊娠中期、妊娠後期や授乳中に使用できないお薬もあります。
そこで矯正治療では基本的に薬剤は使用しないのですが、抜歯やアンカースクリューの植立が必要な場合には使用する薬剤の選択に気を付けなければなりません。
または、どのタイミングで抜歯をするのかの治療前から治療終了までのトータル的な治療計画の立案が必要となります。
まとめ
矯正治療は長期間となりますので、ライフスタイルの変化がしょうじることはあり得ます。
そこで、どのタイミングでどのような治療を行うのかを治療全体の日程を考慮した治療計画が必要となります。