拡大、小児矯正
2017年12月15日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)院長 内澤です。
先日は、ふたご座流星群の活動が極大となり、多くの流れ星を見られたとのことでしたが、どうだったでしょうか?
当日は天気が良く、中には、たくさんの流れ星を確認できた方もいらっしゃったかもしれません。
私に関しては、夜空を眺めてみたのですが、寒さと、なかなか流れ星にめぐり合うこともできず断念してしまいました。
さて、本日は、小児矯正で使用する拡大装置について書かせていただきます。
拡大装置について
大人の歯と、子供の歯が混在する年齢での拡大装置の使用目標は、大人の歯が生え揃った状態で、歯を抜かない治療をするためではなく、これから生えてくる歯の生えるスペースを確保するために使用します。
装置の種類としては、患者様自身で取り外しのできる装置と、取り外しのできない装置の2種類あります。今回に関しては、取り外しのできる拡大装置についてまとめます。
装置の使用時間は、約12時間を目標としております。
装着当初は違和感は生じますが、だんだんとなれてきます。
装置は、約2週間に一度、装置の中に組み込まれているネジを回転させ、歯を動かす力を活性化させ、歯列弓の拡大をさせます。
ネジを回転させると、歯を動かす力が新たにくわわるため痛みと感じるところから違和感の間で痛みが生じます。3日から5日間の間で治ります。
装置はお口に中に入れて使用するものなので、清潔にして使用していただきます。
清掃方法としては、1日に一回でいいので、装置を歯ブラシにて磨いていただきます。
ここで注意していただきたいのは、歯磨き粉は使用しないでください。
歯磨き粉には研磨剤が含まれるため、使用すると装置に傷がついてしまい、汚れがつきやすくなってしまいます。
使用するとしたら、中性洗剤(食器洗い洗剤)の使用をお勧めします。
においや汚れが気になる場合には、市販の部分入れ歯用洗浄剤や、リテーナ洗浄剤等を使用して、つけ置き洗いをしてください。
以上が、小児矯正で使用する拡大装置についてでした。
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子供の矯正、いつ?どこで?
2017年11月30日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科の歯科医師、内澤理恵です。
日に日に寒くなりますね。毎朝お仕事に向かわれる社会人さん、学校に行く学生さん、お子さんの送り迎えをするお母さん方…皆さま寒い中お疲れさまです。
私は出勤時間の寒さに耐えられず、ついにダウンを出しました。
さて、今日は自宅にて書いています。
内容としては、母親目線での、子供の矯正治療について。専門的な矯正治療についての説明は認定医である院長に任せるとして、今回は子供を育てる親としてよくぶつかる悩みのお話をします。
検診で指摘されて!?
検診などで「矯正の必要があります。」とお子さんの歯並びを指摘されたことのある方、意外と多いと思います。小さければ1歳6ヶ月検診で伝えられ、歯科医院を受診すべきか、矯正治療を受けるべきか、などと悩む方もいらっしゃるかもしれません。
先に、検診はスクリーニング検査であるとお話します。つまり、「悪い状態」の人から「今後悪くなる可能性がある」人まで幅広く受診の必要ありと伝えられるのです。とはいえ、普通のお母さんには自分のお子さんが上で述べた幅広い中のどこらへんなのか、わからないですよね…。
そこで、提案です。
まずは、歯科医院を受診してみてはいかがでしょうか??
検診で指摘されたこと、治療をする場合やしない場合について、そもそも矯正とはなにか…など、疑問や不安を解決するのです。
子どもは成長します。アゴの骨や歯並びも年と共に成長し、歯も生え換わります。本当に矯正をする必要があるかや、その子その子にあったタイミングで適切な治療を受けるため、そして何より親として後で後悔しないため、まずはお子さんのアゴや歯並びの状態を知って不安を取り除くのが一番だと私は思っています。
矯正のエキスパートとは
そして更に言うと、できれば矯正の認定医など、専門の資格をもった歯科医師が担当してくれるクリニックがオススメです。
実は歯科医師の中には、特定の得意分野がある人がいます。彼らは認定医、専門医など、その分野に秀でていることを示す資格を持っているのです。患者さまのニーズや歯並びの状態に合わせ、より多くの選択肢を提供できるのは、やはり専門の資格を持つ矯正科医ならではですよね。
私事になってしまいますが、ウチの娘が今1歳7カ月ですが、これが将来歯並びが悪くなりそうな口をしているんです!
やはり餅は餅屋、と言うことで、院長にしょっちゅう相談しています。院長いわく「大きくなったらどんな種類で治すか(マルチブラケットかマウスピースか)本人と相談だね」だそうです(笑)
マルチブラケット、マウスピースについては、院長が別の記事で説明しているので、そちらを…。
あなたのお子さんに合った矯正科医とは
繰り返しになりますが、お子さんそれぞれで矯正を始めるべきタイミングが違います。年齢や生活習慣によって、通院できるかどうかも変わります。
矯正治療は長い期間続ける必要があります。途中で受験勉強が忙しい時期やお友達と遊びたい時期など、通院しにくい事情が生じる可能性もあります。また、治療の内容によってはお家の方につけたりはずしたりのお手伝いをお願いする場合もあります。
お子さんや周りの環境に柔軟に対応してくれる医院や矯正科医が見つかるといいですね。
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マウスピース型矯正装置(プレオルソ)、小児矯正(準備矯正)、特徴
2017年11月24日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)院長の内澤です。
本日は、オペラの日だそうです。
私事ですが、小学生のときにみた、劇団四季の「オペラ座の怪人」をみた記憶が今でも強く残っており、たまにオペラをみに行きたくなります。
今回は、以前に小児の矯正(大人の歯と子供の歯が混在している時期)として、取り外しできる矯正治療のひとつとして拡大装置をご紹介させていただきましたが、今回は、小児矯正(準備矯正)で使用する他の装置として「プレオルソ」をご紹介します。
「プレオルソ」とは
「プレオルソ」とは、
マウスピース型矯正装置のひとつで、口腔周囲機能訓練(今後、ブログにて改めてご説明します。)も同時に行う装置となります。


特徴
装置の特徴としては
1.使用時間が、就寝時と、就寝前の1時間であること。つまり、使用時間が他の装置に比べ少なくすることができる。
2.プレオルソを入れることで、舌、唇さらには頬の筋力が正しく使用され、歯並びをよくする働きが歯に加わる。この「プレオルソ」は、積極的に歯を動かすという力を歯に加えるよりは、お口のまわりの筋肉の機能を改善することで、歯を自然な位置に並べさせる装置となります。そのため、効果が出るのに時間がかかる場合があります。
3.取り外しのできる装置なので、虫歯のリスクが取り外しの出来な装置に比べ、軽減することができる
注意事項
しかし注意事項としては、すべての方が使用して効果が出るというわけではなく、ちゃんと適応の噛み合わせかどうかの判断が必要であるということ。また装置を使用開始するタイミングも考慮しないと効果が出づらいということがあります。
また、装置がおおきいため、装置を入れてお口で呼吸することがしづらくなるために、慢性的に鼻が詰まっている場合には、装置が使用できなくなります。
この装置の場合、積極的に歯を動かすという力を歯に加えているわけではないため、歯がゆっくり動きます。そのためちゃんと効果が出ているかを定期的な検査で、検証する必要があります。
当院では半年から1年程度で検査を行い、使用時間と、効果があっているかの確認を行っております。
もし効果が小さければ、他の装置に変更等を検討します。効果が出てればもちろん使用を継続します。
以上がマウスピース型矯正装置(プレオルソ)についてでした。
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小児矯正(準備矯正)、拡大、歯が埋まる
2017年11月24日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区) 院長の内澤です。
いきなりですが、矯正治療は、かみあわせの状態や凸凹の程度、あとはどのような歯並び、どのようなかみ合わせになりたいかで治療方法は大きく変わります。
そこで、今回は、小児矯正(準備矯正)についてまとめます。
ここでいう、小児矯正(準備矯正)とは、大人の歯と子供の歯が混在する場合での矯正治療の話となります。
治療方法
このタイミングでの治療方法は、大きく2つあります。
一つの方法は、「積極的に歯に矯正力をかけて、歯をうごかす治療」
もう一つは、「矯正装置は使用せずに、自然な歯の生え変わりを定期的な検査を行いながらみていく方法」があります。
積極的に歯を動かす治療で使用する装置には、取り外しのできる装置や、取り外しのできない装置があります。
取り外しのできる装置としてよく使われているのが、写真のような拡大装置です。
この装置を使用する理由としては、大人の歯がちゃんと生えてくるスペースを確保するために行います。

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歯の大きさと、土台となる骨の大きさが一致していれば、凸凹なく歯は生えてきます。
しかし、骨の大きさよりも歯の大きさが小さいと、すきっ歯となります。逆に骨の大きさよりも歯の大きさが大きいと、歯が生えてくるスペースが少なくなり、でこぼこの歯並びとなります。
さらに、歯が生えてくるスペースがないと「埋伏」といわれる、歯が骨の中に埋まってしまい、歯が出てこられない状態となります。
歯が埋まる(埋伏)とは?
埋伏すると、本来はちゃんと出てくる歯が骨の中に滞在するので、埋伏した歯が原因となって骨の中に病巣を作る可能性が生じます。
ちなみに、埋伏の原因として、歯の生えてくるスペースの不足以外に、歯のはえる方向(斜めを向いてたり、横をむいていたら)の不都合でも生じる可能性もあります。
つまり、子供の歯と大人のはが混在するときは、歯がちゃんと生えてこられるかを把握することは、かなり重要となってきます。
さらに、ちゃんと歯が生えてこられるかは、骨の中の状態を把握するために、レントゲン写真での判断が必要になってきます。
一見キレイな歯並びでも、一度はちゃんと精密検査をすることをお勧めします。
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