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マウスピースのお手入れ

2021年7月21日

矯正のために使用するマウスピースが変色したり、匂いがキツくなっているなんてことはありませんか?

 

こんにちは

 

今日はインビザラインなどのマウスピース型矯正装置についてのケアの仕方について詳しく説明していきます!

基本的にワイヤーを使用している矯正方法は取り外しせずに歯に装着した状態でケアをするしかありませんが、インビザラインのようなマウスピースタイプの装置は取り外しするというのが前提のため、装置のメンテナンスがかなり重要です。

マウスピース装置の場合、口から取り外ししている間は、歯には何も装着されていないので、歯磨きを行ったり、フロスなどで口腔のケアができます。意外と装置のケア方法を知らない方がいらっしゃいます。

目次

■日々のマウスピースのお手入れ
■洗浄方法

■日々のマウスピースのお手入れ


インビザラインは、マウスピースを装着することにより、歯を移動させられる治療方法です。ですから、多くの時間マウスピースをつけて過ごすことになります。そのため、できるだけ綺麗なものを使いたいところです。

この記事では、インビザラインのケア方法や管理の方法についてご紹介していきます。

インビザラインのマウスピースは、1日20時間以上つけなければなりません。

それを下回ると効果が得られません。約2~3週間のペースで通院し、マウスピースは同一のものをおよそ2週間装着します。

インビザラインを装着して飲食せずとも、長時間つけているとマウスピースにはたくさんの細菌が付着します。
友達との飲食など、外すことがあった場合、不衛生な状態のものは見せられませんよね。
なるべくならば、清潔な状態で使用し続けられるように、日常的なケアがかなり重要です。

 

清潔さの維持には日々のケアが重要

清潔さの維持には日々のケアが重要

 

■洗浄方法


インビザラインを取り外した際は、その都度綺麗に洗ってください
唾液が付着した状態で放置しておくと、石灰化しマウスピースが変色したり悪臭が発生しかねません。
清掃方法は基本的にブラシで磨いていただく必要があり、中性洗剤を使用することをお勧めします。お湯はマウスピースの変形の原因になりますから、使用はNGです。汚れが気になって、こすり洗いだけでは物足りないなら、柔らかいブラシを使用しましょう。マウスピースの表面を傷つけるリスクがあるので、歯磨き粉は使用しないでください。

その理由として、歯磨き粉には研磨剤が入っており、その研磨剤によって装置に傷がつき、傷が付いたことでさらに汚れが付きやすくなります。

マウスピースは多くの時間はめておくため、長時間外していることはそれほどないでしょうが、洗浄後は乾かしてからケースにしまってください。
濡れたままでケースに入れてしまっておくと、雑菌が増えてしまいます。

 

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部分矯正だけでもやっちゃいます

2021年7月16日

こんにちは

 

矯正治療って、歯並び全体をきれいに整えるイメージがあると思います。

ですが、中には「歯並び全体が気になっているわけじゃない」「前歯のここのところだけきれいになれば十分」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような希望の方にとっては、歯並び全体を整えるのはオーバーに感じられることでしょう。そこで当院では、部分的に歯並びを整える部分矯正という矯正治療を取り入れています。部分矯正とはどのような矯正治療なのでしょうか。

目次

■部分矯正ってなに?
■部分矯正のメリット
■部分矯正のデメリット
■部分矯正の適応となるのは

■部分矯正ってなに?


部分矯正とは、私たち歯科医師の間ではMTM(MinorToothMovement)という限定的な範囲で行う矯正治療のことです。

プチ矯正とよぶところもあるようですね。

全ての歯を移動させるのではなく、気になるところに限って歯を移動させるのが、部分矯正の特徴です。

ブラケットとワイヤーで歯を移動させることもあれば、マウスピースを使って移動させることもあります。

 

■部分矯正のメリット


部分矯正にはこのようなメリットがあります。

○気になるところだけ整えられる

部分矯正の1番のメリットは、気になるところだけを選択的に歯並びをきれいに整えることができることです。

前歯の歯並びを整えたいという方が多いですが、歯磨きをしやすくするために小臼歯という少し奥の歯だけを部分的に整える方もいらっしゃいます。

 

○治療期間が短い

全体を整えるのと比べると、治療期間が短く抑えられます。

 

○費用が抑えられる

部分矯正も歯並び全体の矯正と同じく自費診療ですが、治療費は矯正装置をつける歯が少ないため、部分矯正の方が低めに設定されているところが多いです。

 

■部分矯正のデメリット


○適応外となることも

部分的に歯並びを整えようにも歯を収めるスペースがどうしても確保できない場合は、歯並び全体を整えなくてはなりません。

適応症例が限定的というのも部分矯正のデメリットです。

 

○治療後の仕上がり

歯並び全体を整えた場合と比べると、部分矯正の歯並びは仕上がりが劣る可能性が否めません。

 

○歯を削ることもある

歯並び全体を整える場合は、歯を並べるスペースを確保しやすいのですが、部分矯正では限られた範囲でスペースを確保しなくてはなりません。

そのため、歯の一部を削ってスペースを確保しなくてはならないこともあります。

 

部分矯正のメリット・デメリット

部分矯正のメリット・デメリット

 

■部分矯正の適応となるのは


先にご説明した通り、部分矯正は適応症例が限られます。

詳しくは術前検査をしなければ判断できませんが、部分矯正で対応できる可能性のある歯列不正は以下の通りです。

  • 前歯部のわずかな隙間
  • 前歯を中心とした軽度の乱杭歯
  • 数本以内の歯列不正・矯正治療を終えた後の後戻り

 

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矯正のデメリット

2021年7月15日

こんにちは

 

みなさん矯正治療のメリットは何ですかと聞かれれば、『見た目が良くなる』『噛み合わせが良くなる』など、いろいろ思いつくことでしょう。しかし、反対にデメリットについてはあまり知られていないのではないでしょうか。メリットがあるものには、デメリットもあるものです。デメリットというのは話しにくいものですが、今回は、矯正治療のデメリットを、正直に(笑)お話ししましょう。

目次

■治療中の見た目
■歯の痛み
■話しづらくなる
■虫歯や歯周病のリスクが高くなる
■虫歯や歯周病があると治療が受けられない
■治療費
■治療期間が長い

■治療中の見た目


矯正治療のイメージとして思い浮かべられるのは、マルチブラケット法です。歯の表面にブラケットを装着し、ブラケットの溝に通した弾性ワイヤーの弾力性を利用して歯を移動させる治療法です。この治療法では、ブラケットや弾性ワイヤーなどの矯正装置がどうしても目立ってしまいます。また、ヘッドギアなどの顎外装置を併用すれば、なおさらです。矯正治療の方法によっては、矯正装置が目立ってしまうのもデメリットのひとつです。

 

■歯の痛み


歯並びをきれいに整えるためには、歯を移動させなければなりません。歯に適切な力を加えて、歯を少しずつ移動させていくわけです。多くの場合、矯正治療の初期段階だけですが、歯が動くときに痛みを感じることがあります。

 

■話しづらくなる


矯正治療では、歯を移動させるために矯正装置を装着します。しばらくすると矯正装置の異物感や装着感に慣れるようになりますが、慣れるまでの間は、話しにくくなります。

 

慣れるまで話しにくくなる

慣れるまで話しにくくなる

 

■虫歯や歯周病のリスクが高くなる


矯正治療が始まると、矯正装置が歯に装着されますが、矯正装置が装着された歯は歯磨きがしにくくなります。これはマルチブラケット法の場合で、特に顕著になります。虫歯や歯周病の原因は、歯の表面のプラークの中に潜んでいる細菌です。虫歯や歯周病を防ぐためには歯磨きが重要なことはご存知の通りですが、歯磨きがしにくくなりますから、矯正治療中は虫歯や歯周病のリスクが高まります。マウスピース矯正では、マウスピースを外すことで歯磨きはしやすくなりますが、マウスピースを装着している間、歯と歯の間への唾液の流れが悪くなるため、唾液の洗浄力や抗菌作用が十分に得られなくなり、やはり虫歯や歯周病のリスクは高くなります。

 

■虫歯や歯周病があると治療が受けられない


すでに虫歯や歯周病になっている歯があると、虫歯や歯周病が悪化するリスクがあるため、それらを治療してからでないと矯正治療を受けることはできません。

 

■治療費


我が国の健康保険制度では、病気の治療に対し保険の給付が受けられます。歯列不正に対する矯正治療は、病気の治療ではなく、美容医療とされているため、保険給付の対象外となっています。そのため、矯正治療は自費診療となり高額となります。

 

■治療期間が長い


矯正治療では、歯に弱めの適切な力を持続的に加えて歯を少しずつ移動させます。強い力で早く移動させようとすると、かえって歯が移動しなくなったり、骨や歯根が吸収されたりするリスクがあるからです。そのため、治療期間が長期化します。歯並びなどによって治療期間に差はありますが、2〜3 年かかることも珍しくありません。

 

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矯正治療のリスク

2021年7月13日

こんにちは

 

矯正治療を行えば、歯並びがきれいになりますね。これは矯正治療によって得られる利益といい変えることができます。しかし、残念ながら利益の裏にはリスクがあるものです。利益にリスクが伴うことは、矯正治療だけに限った話ではなく、どんなことにも当てはまります。当院では長年矯正治療を行ってきましたが、リスクを完全に無くすことはできません。そこで当院では利点だけでなく、リスクについてもきちんと理解していただいた上で、治療に取りかかることにしています。矯正治療を受けることに伴うリスクとはいったいなんなのでしょうか。

目次

■矯正治療に関わる一般的なリスク
■症例によって生じるリスク

■矯正治療に関わる一般的なリスク


○歯の痛み

歯を移動させる際、歯に痛みを感じることがあります。多くの場合、歯の移動に伴う痛みは治療開始から数日程度で解消します。たとえ痛みが強い場合でも、歯の移動による痛みは、痛み止めの薬を使えば十分コントロールできます。

 

○口内炎

歯の表面に装着するブラケットや、それに通してある弾性ワイヤーなどの矯正装置が頬や舌、唇などに当たることで、口内炎が生じることがあります。口内炎が生じる場合は、当たっている矯正装置にワックスを貼り付けることで、自然に傷が治るようにします。なお、口内炎は矯正装置に慣れると生じなくなります。

 

○発音障害

矯正装置が舌に当たることで、言葉を発するのが難しくなることがあります。しばらくすると、矯正装置に慣れてくるため、発音障害は自然に解消されます。

 

○虫歯や歯周病

矯正装置がついていると、歯磨きが難しくなります。食べたものも引っかかりやすくなります。そのため、プラークコントロールが難しくなり、虫歯や歯周病を起こすリスクが生まれます。

 

○歯根吸収

歯根吸収とは、歯の根が溶けて短くなってしまうことです。歯根吸収は、『歯に加わる矯正力が強すぎる』、『歯を移動させるために必要のない動きをさせる』ことなどにより起こることが明らかになっています。

 

○歯肉退縮歯

肉退縮とは、歯ぐきが下がってしまうことです。歯肉退縮が起こると、歯が延びたように見えてしまいます。歯肉退縮は、歯槽骨という歯を支える骨の薄いところに生じやすい傾向があります。よくみられるのは、下顎前歯部の歯ぐきです。

 

○後戻り

後戻りとは、一度きれいな状態に整えられた歯並びが、元に戻ってしまうことです。そのため、矯正治療を終えた後は、後戻りを防ぐためにリテーナーという矯正装置を装着します。

 

矯正治療のリスクを正しく理解

矯正治療のリスクを正しく理解

 

■症例によって生じるリスク


○抜歯

歯並びをきれいに整えようとしても、顎の骨にそのためのスペースが足りないことがあります。そのようなときは、歯を抜いて歯をきれいに並べるためのスペースを確保します。多くの場合は、第一小臼歯という前から4番目の歯が対象となりますが、歯の状態によってはその後ろに生えている第二小臼歯を抜歯することもあります。

 

○顎矯正手術

歯列不正の原因が、上顎や下顎の骨にある場合、矯正治療で歯を移動させるだけでは歯並びをきれいに整えることはできません。上顎骨や下顎骨の骨切り手術を行い、顎の骨の形も理想的なものにする必要があります。

 

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アクチバトールってなんだろう

2021年5月7日

こんにちは

 

アクチバトールは、取り外し式の矯正装置のことであり、お口の周りのいろいろな筋肉の働きを利用します。

今回は、アクチバトールについて詳しく説明します。

目次

■アクチバトールとは
■アクチバトールで治る不正咬合
■アクチバトールの使い方
■まとめ

■アクチバトールとは


アクチバトールとは、F.K.O(エフ・カ・オーとよみます)ともよばれる取り外し式の矯正装置です。

通常の矯正歯科治療と異なり、口腔周囲筋というお口の周りのいろいろな筋肉の働きを利用するため、機能的矯正装置に分類されます。

アクチバトールは口腔周囲筋の働きで顎骨に適度な成長発育を促すことで、噛み合わせをきれいに整えるように作られています。

具体的には、アクチバトールを使えば、上顎の前歯を後ろへ傾ける・下顎の前歯を前に傾ける・下顎骨を適度に成長させる・噛み合わせを適度な深さにするなどの効果があります。

 

■アクチバトールで治る不正咬合


アクチバトールは上記の効果を利用して、下顎骨の成長が弱いことによる上顎前突(出っ歯)や骨格に原因のない下顎前突(受け口)の治療に効果があります。

口腔周囲筋の働きを利用して治すため、永久歯と乳歯が混在している混合歯列期から、永久歯だけの状態に生え変わって間もない時期までの、成長発育時期の矯正歯科治療に使われます。

 

■アクチバトールの使い方


アクチバトールは、24時間常に使い続けるわけではありません。

基本的には夜間を中心として、1日10時間程度を目安に使用します。

きちんと歯に装着しないと効果が出ませんので、しっかりと歯にはめる必要があります。

 

■まとめ


今回は、アクチバトールという歯科矯正治療の方法についてご紹介しました。

アクチバトールは、お口の周囲のいろいろな筋肉の働きを利用して、顎の骨を適切な状態に成長させるように作られています。

この効果により、成長発育期の上顎前突や下顎前突の治療に使われます。

拡大、小児矯正

2017年12月15日

こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)院長 内澤です。

先日は、ふたご座流星群の活動が極大となり、多くの流れ星を見られたとのことでしたが、どうだったでしょうか?

当日は天気が良く、中には、たくさんの流れ星を確認できた方もいらっしゃったかもしれません。

私に関しては、夜空を眺めてみたのですが、寒さと、なかなか流れ星にめぐり合うこともできず断念してしまいました。

さて、本日は、小児矯正で使用する拡大装置について書かせていただきます。

拡大装置について


大人の歯と、子供の歯が混在する年齢での拡大装置の使用目標は、大人の歯が生え揃った状態で、歯を抜かない治療をするためではなく、これから生えてくる歯の生えるスペースを確保するために使用します。

 

装置の種類としては、患者様自身で取り外しのできる装置と、取り外しのできない装置の2種類あります。今回に関しては、取り外しのできる拡大装置についてまとめます。

装置の使用時間は、約12時間を目標としております。

装着当初は違和感は生じますが、だんだんとなれてきます。

装置は、約2週間に一度、装置の中に組み込まれているネジを回転させ、歯を動かす力を活性化させ、歯列弓の拡大をさせます。

ネジを回転させると、歯を動かす力が新たにくわわるため痛みと感じるところから違和感の間で痛みが生じます。3日から5日間の間で治ります。

装置はお口に中に入れて使用するものなので、清潔にして使用していただきます。

清掃方法としては、1日に一回でいいので、装置を歯ブラシにて磨いていただきます。

ここで注意していただきたいのは、歯磨き粉は使用しないでください。

歯磨き粉には研磨剤が含まれるため、使用すると装置に傷がついてしまい、汚れがつきやすくなってしまいます。

使用するとしたら、中性洗剤(食器洗い洗剤)の使用をお勧めします。

においや汚れが気になる場合には、市販の部分入れ歯用洗浄剤や、リテーナ洗浄剤等を使用して、つけ置き洗いをしてください。

 

以上が、小児矯正で使用する拡大装置についてでした。

 

 

 

子供の矯正、いつ?どこで?

2017年11月30日

こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科の歯科医師、内澤理恵です。

日に日に寒くなりますね。毎朝お仕事に向かわれる社会人さん、学校に行く学生さん、お子さんの送り迎えをするお母さん方…皆さま寒い中お疲れさまです。
私は出勤時間の寒さに耐えられず、ついにダウンを出しました。

さて、今日は自宅にて書いています。
内容としては、母親目線での、子供の矯正治療について。専門的な矯正治療についての説明は認定医である院長に任せるとして、今回は子供を育てる親としてよくぶつかる悩みのお話をします。

 

検診で指摘されて!?


検診などで「矯正の必要があります。」とお子さんの歯並びを指摘されたことのある方、意外と多いと思います。小さければ1歳6ヶ月検診で伝えられ、歯科医院を受診すべきか、矯正治療を受けるべきか、などと悩む方もいらっしゃるかもしれません。
先に、検診はスクリーニング検査であるとお話します。つまり、「悪い状態」の人から「今後悪くなる可能性がある」人まで幅広く受診の必要ありと伝えられるのです。とはいえ、普通のお母さんには自分のお子さんが上で述べた幅広い中のどこらへんなのか、わからないですよね…。

そこで、提案です。
まずは、歯科医院を受診してみてはいかがでしょうか??
検診で指摘されたこと、治療をする場合やしない場合について、そもそも矯正とはなにか…など、疑問や不安を解決するのです。
子どもは成長します。アゴの骨や歯並びも年と共に成長し、歯も生え換わります。本当に矯正をする必要があるかや、その子その子にあったタイミングで適切な治療を受けるため、そして何より親として後で後悔しないため、まずはお子さんのアゴや歯並びの状態を知って不安を取り除くのが一番だと私は思っています。

 

矯正のエキスパートとは


そして更に言うと、できれば矯正の認定医など、専門の資格をもった歯科医師が担当してくれるクリニックがオススメです。
実は歯科医師の中には、特定の得意分野がある人がいます。彼らは認定医、専門医など、その分野に秀でていることを示す資格を持っているのです。患者さまのニーズや歯並びの状態に合わせ、より多くの選択肢を提供できるのは、やはり専門の資格を持つ矯正科医ならではですよね。
私事になってしまいますが、ウチの娘が今1歳7カ月ですが、これが将来歯並びが悪くなりそうな口をしているんです!
やはり餅は餅屋、と言うことで、院長にしょっちゅう相談しています。院長いわく「大きくなったらどんな種類で治すか(マルチブラケットかマウスピースか)本人と相談だね」だそうです(笑)
マルチブラケット、マウスピースについては、院長が別の記事で説明しているので、そちらを…。

あなたのお子さんに合った矯正科医とは


繰り返しになりますが、お子さんそれぞれで矯正を始めるべきタイミングが違います。年齢や生活習慣によって、通院できるかどうかも変わります。
矯正治療は長い期間続ける必要があります。途中で受験勉強が忙しい時期やお友達と遊びたい時期など、通院しにくい事情が生じる可能性もあります。また、治療の内容によってはお家の方につけたりはずしたりのお手伝いをお願いする場合もあります。
お子さんや周りの環境に柔軟に対応してくれる医院や矯正科医が見つかるといいですね。

マウスピース型矯正装置(プレオルソ)、小児矯正(準備矯正)、特徴

2017年11月24日

こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)院長の内澤です。

 

本日は、オペラの日だそうです。

私事ですが、小学生のときにみた、劇団四季の「オペラ座の怪人」をみた記憶が今でも強く残っており、たまにオペラをみに行きたくなります。

 

今回は、以前に小児の矯正(大人の歯と子供の歯が混在している時期)として、取り外しできる矯正治療のひとつとして拡大装置をご紹介させていただきましたが、今回は、小児矯正(準備矯正)で使用する他の装置として「プレオルソ」をご紹介します。

 

 

「プレオルソ」とは


「プレオルソ」とは、

マウスピース型矯正装置のひとつで、口腔周囲機能訓練(今後、ブログにて改めてご説明します。)も同時に行う装置となります。

特徴


装置の特徴としては

1.使用時間が、就寝時と、就寝前の1時間であること。つまり、使用時間が他の装置に比べ少なくすることができる。

 

2.プレオルソを入れることで、舌、唇さらには頬の筋力が正しく使用され、歯並びをよくする働きが歯に加わる。この「プレオルソ」は、積極的に歯を動かすという力を歯に加えるよりは、お口のまわりの筋肉の機能を改善することで、歯を自然な位置に並べさせる装置となります。そのため、効果が出るのに時間がかかる場合があります。

 

3.取り外しのできる装置なので、虫歯のリスクが取り外しの出来な装置に比べ、軽減することができる

 

注意事項


しかし注意事項としては、すべての方が使用して効果が出るというわけではなく、ちゃんと適応の噛み合わせかどうかの判断が必要であるということ。また装置を使用開始するタイミングも考慮しないと効果が出づらいということがあります。

また、装置がおおきいため、装置を入れてお口で呼吸することがしづらくなるために、慢性的に鼻が詰まっている場合には、装置が使用できなくなります。

 

この装置の場合、積極的に歯を動かすという力を歯に加えているわけではないため、歯がゆっくり動きます。そのためちゃんと効果が出ているかを定期的な検査で、検証する必要があります。

 

当院では半年から1年程度で検査を行い、使用時間と、効果があっているかの確認を行っております。

もし効果が小さければ、他の装置に変更等を検討します。効果が出てればもちろん使用を継続します。

 

以上がマウスピース型矯正装置(プレオルソ)についてでした。

 

 

 

 

 

小児矯正(準備矯正)、拡大、歯が埋まる

2017年11月24日

こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区) 院長の内澤です。

 

いきなりですが、矯正治療は、かみあわせの状態や凸凹の程度、あとはどのような歯並び、どのようなかみ合わせになりたいかで治療方法は大きく変わります。

 

そこで、今回は、小児矯正(準備矯正)についてまとめます。

ここでいう、小児矯正(準備矯正)とは、大人の歯と子供の歯が混在する場合での矯正治療の話となります。

 

治療方法


このタイミングでの治療方法は、大きく2つあります。

 

一つの方法は、「積極的に歯に矯正力をかけて、歯をうごかす治療」

もう一つは、「矯正装置は使用せずに、自然な歯の生え変わりを定期的な検査を行いながらみていく方法」があります。

 

積極的に歯を動かす治療で使用する装置には、取り外しのできる装置や、取り外しのできない装置があります。

取り外しのできる装置としてよく使われているのが、写真のような拡大装置です。

この装置を使用する理由としては、大人の歯がちゃんと生えてくるスペースを確保するために行います。

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歯の大きさと、土台となる骨の大きさが一致していれば、凸凹なく歯は生えてきます。

しかし、骨の大きさよりも歯の大きさが小さいと、すきっ歯となります。逆に骨の大きさよりも歯の大きさが大きいと、歯が生えてくるスペースが少なくなり、でこぼこの歯並びとなります。

さらに、歯が生えてくるスペースがないと「埋伏」といわれる、歯が骨の中に埋まってしまい、歯が出てこられない状態となります。

 

歯が埋まる(埋伏)とは?


埋伏すると、本来はちゃんと出てくる歯が骨の中に滞在するので、埋伏した歯が原因となって骨の中に病巣を作る可能性が生じます。

ちなみに、埋伏の原因として、歯の生えてくるスペースの不足以外に、歯のはえる方向(斜めを向いてたり、横をむいていたら)の不都合でも生じる可能性もあります。

 

つまり、子供の歯と大人のはが混在するときは、歯がちゃんと生えてこられるかを把握することは、かなり重要となってきます。

さらに、ちゃんと歯が生えてこられるかは、骨の中の状態を把握するために、レントゲン写真での判断が必要になってきます。

 

 

一見キレイな歯並びでも、一度はちゃんと精密検査をすることをお勧めします。

 

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

電話でのお問い合わせ

03-6805-5765

住所

〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14

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