前歯に癒合歯を有した出っ歯をハーフリンガル (上顎表側 下顎裏側 のワイヤー矯正)で改善した症例
2024年4月26日
前歯に癒合歯を有した出っ歯をハーフリンガル (上顎表側 下顎裏側 のワイヤー矯正)で改善した症例
前歯に癒合歯を有した出っ歯の改善です。
東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
今回は当院で行なった治療の一部をお見せします。
今回の症例の特徴をまとめると以下となります。
・癒合歯。
・出っ歯と軽度のオープンバイト(開咬)。
・下顎の正中が大幅に右側偏位。
方針および治療の流れ
癒合歯を含めた3本抜歯
Step1: でこぼこの改善
Step2: 抜歯スペースの閉鎖
Step3:かみあわせのと凸凹の改善
使用した矯正装置
・ハーフリンガル
(上顎:表側 下顎:裏側 のワイヤー矯正)
・歯科矯正用アンカースクリュー
治療期間約3.5年で咬合および歯の並びが改善したため、動的治療を終了とした。
リスクと副作用:歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、痛み
このような治療が可能となります。
一度、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 https://www.sangenjaya-ortho.com にご相談ください
癒合歯(ゆごうし)とは、1本ずつ別々に生えてくるはずの歯が2本くっついた(癒合した)状態で生えてきた歯のこと。この状態は比較的珍しく
癒合歯の発生率は日本で3~4%の確率で見られるそうです。
発生理由はまだはっきりと解明されていないそうです
矯正治療において癒合歯は、歯並びやかみあわせの状態、癒合歯の歯冠形態や はえている場所によって抜歯、非抜歯を検討して治療を進めていきます。
今回の場合は、前歯に癒合歯があったのと、噛み合わせの関係から抜歯が必要だったため、癒合歯を優先的に抜歯しました。