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インビザラインの基礎知識を徹底解説!メリットやデメリットも◎

2022年6月24日

皆さんこんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

インビザラインとは、マウスピース型の矯正治療のことで、部分矯正だけでなく、全体矯正まで対応しています。
この記事では、インビザラインに関する基礎知識をはじめ、治療のメリットや注意点について詳しくご紹介します。
矯正治療を検討中の方をはじめ、インビザラインの費用や治療期間が知りたい方はぜひ参考にしてください。

目次

■インビザラインとは?
■インビザラインの対象年齢
■治療にかかる期間
■治療費用の目安
■インビザラインの治療の流れ
■インビザラインのメリット
■インビザラインをする際の注意点
■矯正治療を検討中ならインビザラインがおすすめ!

■インビザラインとは?


インビザラインは、歯科先進国のアメリカで開発されたマウスピース型の歯科矯正治療のことです。
全世界の1,200万人が使用する実績がある信頼できる矯正治療として注目されています。
従来のワイヤー型の矯正治療は、目立ってしまうだけでなく痛みを伴うことが多くありましたが、マウスピースを用いて徐々に歯並びを矯正していくので、負担を最小限にできます。

 

インビザラインはマウスピース型の装置を用いた矯正治療

インビザラインはマウスピース型の装置を用いた矯正治療

 

■インビザラインの対象年齢


インビザラインは、さまざまな症例や年代に対応したシステムが開発し続けられています。
口腔内が健康な状態ですと、どの年代の方でも効果的に治療を行えます。
お子様からご年配の方まで幅広い世代に利用いただける矯正治療なのです。

 

■治療にかかる期間


インビザラインでの矯正治療にかかる期間は、次の3つのポイントで大きく左右されます。

  • 動かしたい歯の本数
  • 歯を移動させる距離
  • 「部分矯正」or「全体矯正」なのか

元々の歯並びの状態や口腔内の状態によって治療期間には個人差が生じるのです。
まずはお口の中の状態を診てもらいましょう。

 

■治療費用の目安


インビザラインの矯正治療の費用相場は20万円〜100万円とかなり開きがあります。
歯並びの状態によって、治療費用は大きく変動します。
歯並びだけでなく、インビザラインの治療費用は次のような理由でも費用相場が異なります。

  • インビザラインには複数の種類がある
  • 部分矯正か全体矯正かによって治療費が変動する
  • 歯並びの乱れ方によって治療期間が変動する

作成するマウスピースの量や治療期間によって大きく変動します。
詳しい費用を知りたい方は、お気軽に当院までお問い合わせください。

 

■インビザラインの治療の流れ


ここからは、インビザラインの治療の流れについて説明します。

○STEP1|カウンセリング

インビザラインをはじめとする矯正治療は自由診療です。
そのため、保険診療と比べて高額な治療費がかかります。
治療後に後悔するようなことがないように、検査や治療前にはしっかりとしたカウンセリングを行います。
理想とする歯並びや歯並びに関する悩みや困りごと、そしてインビザラインの治療に関する疑問などを共有し、治療のメリット、デメリットをしっかりと説明してもらいましょう。

 

○STEP2|検査・スキャン

カウンセリングが終了したら、口腔内の状態をチェックするために検査を行います。
虫歯や歯周病が見つかった場合は、治療が行えません。何かしらの治療が必要な状態であれば、適切な処置や治療を行ってもらいましょう。

 

○STEP3|マウスピースが数週間で届く

マウスピースが届いたら治療のスタートです。
マウスピースはおよそ2週間ごとに交換するのでとても衛生的に使えるのがうれしいポイントですね。
矯正期間中は定期的にクリニックへ通院し、歯並びや口腔内の状態をチェック、メンテナンスを行います。
矯正治療が終了しても、リテーナーと呼ばれる器具を1〜2年ほど装着をし、歯並びが元の状態に戻るのを防ぐ必要があります。

 

■インビザラインのメリット


インビザラインで矯正治療をするメリットは次の4つです。

○取り外しができる

ワイヤー治療のブラケットとは違い、マウスピースは取り外しが簡単にできます。
歯磨きなどの際もしっかりと磨けるため、セルフケアがしやすく、虫歯や歯周病ができにくいのが大きなメリットです。

 

○ワイヤー式と比べて目立ちにくい

インビザラインのマウスピースは無色透明で目立ちにくいのが特徴です。
他の人の視線が気になる方や人前で話をする機会が多い方、そして結婚式などの大きなイベントを控えている方でも、気にすることなく矯正治療を行えるでしょう。

 

○診療回数が少なく、短時間で診療が終わる

ワイヤーを用いた矯正治療の場合は3週間から1ヶ月の頻度での通院が必要ですが、インビザラインの場合は1〜2ヶ月に1回の頻度で通院するだけで済むことが多いです。
そのため、お仕事や子育てに忙しい方など、頻繁な通院が難しい方にとてもおすすめです。

 

○痛みや口内炎などの口腔内トラブルが少ない

ワイヤー矯正のブラケットは金属製で凹凸があるため、口の中の粘膜を傷つけてしまいがちです。傷ができてしまうことで口内炎の原因となってしまいます。インビザラインならシリコンのマウスピースのため、痛みや口内炎などのトラブルが少なく済むでしょう。

 

■インビザラインをする際の注意点


インビザラインにはたくさんのメリットがあると分かりましたが、いくつか注意点も存在します。

○治療できない症例もある

インビザラインは、歯の位置を大きく動かすのが苦手な治療です。
そのため次のような症例の場合はインビザラインのみでの治療ができない可能性があります。

  • 元々の歯が少ない場合
  • 歯並びがとても悪い場合(出っ歯や受け口を含む)
  • インプラントが多数埋め込まれている場合

治療の方法にはいくつか選択肢あります。
担当医としっかり相談して決めていきましょう。

 

○食事中に外さなければならない

食事の際は装置を外す必要があります。
水はそのまま飲んでも問題ありませんが、砂糖を含む飲料や食事をする際は、虫歯や歯周病を予防するためにマウスピースを外しましょう。

 

○正しい装着方法と装着時間を守らないと効果を実感しにくい

インビザラインは、一日20時間ほどマウスピースを着用しなければなりません。
長時間、装着を忘れてしまうと、最悪の場合マウスピースがはまらなくなってしまうことも考えられます。
余計な治療費や治療期間を発生させないためにも、ルールをしっかりと守って装着していきましょう。

さらに、マウスピースを長時間装着することで虫歯ができやすい環境となりがちです。
毎日のセルフケアはもちろん、定期的なクリニックでのメンテナンスを行っていきましょう。

 

■矯正治療を検討中ならインビザラインがおすすめ!


インビザラインの矯正治療に関する基礎知識をはじめ、メリットや注意点について詳しくご紹介しました。
身体的にも精神的にも少ない負担で矯正治療が行えるインビザラインは、世界中から人気を集めている治療方法です。
費用面や治療期間などを詳しく知りたい方は、ぜひ当院のホームページからでもお問い合わせください!
一緒にきれいな歯並びを目指しましょう。

 

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矯正治療とリテーナーについて

2022年6月17日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

短くはない矯正治療を終えて、やっと矯正装置を外せると思ったら今度はリテーナーを付けるのか…という声もありますが、リテーナーは矯正治療について非常に大事な存在です。

そこで今回は、リテーナーの大切さについてご紹介します。
矯正治療を検討中の方や今矯正中という方は、ぜひ参考にしてください。

目次

■リテーナーとは?
■リテーナーをつける理由
■リテーナーを付ける期間
■リテーナーの種類
■リテーナーの注意点
■まとめ

■リテーナーとは?


リテーナーとは、保定装置のことで矯正装置を外した後の歯並びが、元の状態に後戻りしないように使用する装置を指します。

リテーナーは矯正後の歯が動きやすい期間に、歯をしっかり固定する役割を持っています。この期間も変わらずブラケットで矯正しても良いのですが、歯を動かす力はそんなに必要ないので、リテーナーで対応します。

ブラケットは虫歯になるリスクがあるので、時期が来たらリテーナーをつけることが大切なのです。

 

■リテーナーをつける理由


まずは、矯正治療の後にリテーナーをつけなければならない理由について見ていきましょう。

○後戻りを防ぐため

矯正治療が終わったばかりの場合は、歯の根を支える部分が動きやすい状態にあり、キレイに整えた歯が移動するリスクもがあるのです。
矯正治療は時間をかけて歯を移動させていきますが、歯は一生動き続けるという性質があります。

リテーナーは後戻り期間における矯正を担う第二の矯正装置でもあるのです。

歯の安定や保持をするために必要なもので、歯が動きやすい状態が終わるまで付け続けることが大切です。

 

○よりしっかり噛める噛み合わせにするため

リテーナーは噛み合わせを整える役割もあります。歯が動いて、噛み合わせがずれてしまうのを防ぐのです。噛み合わせをきちんと調節することで、きちんと噛むことができる歯に変化させます。

 

■リテーナーを付ける期間


では、矯正治療後のリテーナーは、いつまで付ける必要があるのでしょうか。次は、リテーナーを付ける期間について見ていきましょう。

○期間には個人差がある

個人差がありますが、早い方は1年、長い方は3年程度の期間が必要です。目安は、矯正にかかった期間と同じくらいと考えておきましょう。

矯正治療をした直後の歯は動きやすくなっていて、美しい歯並びを安定的に維持できるまでは、補助的にリテーナーを付ける必要があるのです。

キレイな歯並びを安定して保てるというのは、歯を支える骨や頬など周りの組織が歯並びに慣れ、うまく支えらえるようになるといった状態を指します。

 

○矯正終了後もしばらくは24時間装着する

リテーナーの種類次第ですが、リテーナーを付け始めた当初は、24時間ずっと装着した状態になります。ブラケットによる矯正は多少の食事制限があるものの、リテーナーを取り外して食事ができるため、自分の好みのものを食べられるでしょう。

ですが、リテーナーのタイプによっては食べられない食べ物もあるため、確認しておきましょう。

 

○安定してきたら数時間のみでもOK

はじめはリテーナーを24時間ずっとつけっぱなしにしますが、どんどんつける時間を減らしていき、安定してきた場合は数日に1回など、となります。

そして最終的に使用の必要もなくなるわけです。

これはもちろん、個人の判断ではなく歯科医師が検診し、判断します。

「もうそろそろいいかな?」と個人的な判断でリテーナーを付ける時間を短くすると歯が動く恐れがあるので注意しましょう。

歯の動きが止まるまで少しとは言えない期間ですが、時間をしっかり守り、歯を良い状態に保てるようにすることが大切です。

 

■リテーナーの種類


最後に、リテーナーの種類を見ていきましょう。リテーナーにはいくつかの種類があるので、自分に合ったものを選択することが大切です。

○床タイプ

床タイプは、歯の表面をワイヤーで固定して、内側にはプラスチックでできたプレートがついているものです。ベッグタイプやホーレータイプとも言われ、取り外しが簡単で、歯磨きなどがしやすい特徴を持っています。

口を開けると針金が目立つので、審美性を気にする方にはあまりおすすめできません。プラスチックのプレートが口腔内に触れるため、着け心地は慣れるまで時間がかかることもあります。

上下の歯がきちんと噛み合うので、噛み合わせは違和感が少ないでしょう。

 

○マウスピースタイプ

マウスピースタイプは見た目を気にされる方にオススメできる透明のリテーナーです。
歯をすべて覆うものであり、薄いプラスチック製です。強度はあまり高くありませんが、透明なので気づかれにくいという特徴があります。

装着時に発音を妨げることはありませんが、慣れるまでは使い方に気を付けましょう。

 

○ワイヤータイプ

ワイヤータイプのリテーナーはフィックスタイプとも呼ばれ、歯の裏側に約0.5㎜の細い針金を接着して固定するので、取り外しができません。
虫歯や歯周病、歯肉炎などのリスクを抑えるため、日ごろのケアや定期的なクリーニングを受ける必要があります。

 

■リテーナーの注意点


リテーナーには、以下のような注意点があるので気を付けて使用しましょう。

○食事中はリテーナーを外す

リテーナーは矯正装置よりもデリケートな作りですから、器具が変形しないように保護しましょう。また、リテーナーが壊れて口腔内を傷つける恐れがあるので、食事中は、少しであっても外すほうが望ましいでしょう。

 

○リテーナーの洗浄

リテーナーの洗浄は、歯磨きのタイミングに行うと忘れにくいのでオススメです。
流水で柔らかい歯ブラシなどを使って汚れを落としたり、専用洗剤などを使用したりすると良いでしょう。

ケアを怠ると、細菌が繁殖して虫歯や歯周病のリスクを高めたり、口臭につながったりしてしまうので注意が必要です。

ご不安なことやご不明な点がございましたらスタッフまでお気軽にお尋ねくださいませ。

 

食事中はリテーナーを外す・リテーナーの洗浄を忘れず行う

食事中はリテーナーを外す・リテーナーの洗浄を忘れず行う

 

■まとめ


リテーナーについて詳しく知ることはできましたか?

リテーナーは、矯正治療後の歯並びをしっかり保つために重要なものなので、最後まで慎重に保定を完了させ、矯正治療の効果を最大限に高めることが大切です。

リテーナーについて不明なことがある方は、ぜひ当院までお気軽にご相談くださいね。

 

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大人になってから矯正治療を始めるメリット

2022年6月10日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

矯正治療は、お子様が始めるものだと思っている方もいらっしゃいますが、大人になってから矯正治療を始める方も非常に多いです。矯正治療に「始めるのが遅かった…」ということはなく、気になった時が矯正治療を始めるタイミングです。

大人の歯は生えている位置が定着しているため、矯正治療は時間がかかる場合がありますが、大人になってから始めても十分間に合います。

最近は、審美面でのメリットを求めて、大人になってから矯正治療を始める方も多いのです。そこで今回は、大人になってから矯正治療を始めるメリットや矯正方法、リスクなどをご紹介します。

目次

■大人になってから矯正治療を始めるメリット
■歯列矯正の種類
■大人の矯正治療のリスク
■まとめ

■大人になってから矯正治療を始めるメリット


矯正治療で歯並びが整うと、見た目のイメージが良くなるだけでなく、口腔内の環境や体全体にも良い影響を与えます。

まずは、大人になってから矯正治療を始めるメリットを見ていきましょう。

○虫歯や歯周病になりにくい

矯正治療で歯列が整うと、歯磨きやデンタルフロス、歯間ブラシなどがしやすくなります。歯の間に食べ物が挟まりにくくなり、万が一詰まっても歯磨きで簡単に落とせるようになるでしょう。

そのため、虫歯や歯周病のリスクが低下します。

丁寧に歯磨きができるようになり、口腔内が常に清潔に保てるようになるので、口臭の改善にもつながります。

 

○噛み合わせが整う

矯正治療で、歯の位置がずれていることによる噛み合わせの悪さが改善されます。

噛み合わせが良くなると、左右の歯できちんと咀嚼可能になります。

噛み合わせが整うと、しっかり噛めるようになり、胃腸などの消化器官への負担を減可能です。特定の歯のみに強い力が加わらなくなるため、歯ぎしりをしなくなったという方もいるようです。

 

○コンプレックスがなくなる

矯正治療による一番のメリットは、歯並びが悪いというコンプレックスから解放され、ストレスがなくなるという点です。

歯並びが悪いと、人前で口を開けて笑えなかったり、大きな口を開けて食事ができなかったりと、お悩みを抱えている場合も多いです。

しかし、矯正治療によってコンプレックスから解放されると、「人の目を気にすることなく自然に笑える」「考え方まで前向きになった」「どんなことにも積極的に取り組めるようになった」等、考え方や性格までプラスになることもあるでしょう。

精神的な負担がなくなるのは嬉しいメリットですよね。

 

○全身の健康状態を整える

矯正治療によってしっかり咀嚼できるようになると、表情筋が活発に使われるようになり、顔の左右差やバランスの悪さ、ほうれい線、シワの改善まで期待できます。このように見た目が整ってくると、自然と笑顔も増えるでしょう。

また、きちんと咀嚼し顎を動かすことは、唾液の分泌を促進し、脳に刺激を与えます。唾液は消化を助けるだけではなく、免疫力向上にも役立ちます。

矯正治療を行うことによって、見た目も体の内側も、より健康的で若々しくなることが期待できるのです。

 

大人になってからの矯正治療にも様々なメリットがある

大人になってからの矯正治療にも様々なメリットがある

 

■歯列矯正の種類


では、歯列矯正の種類はどのようなものがあるのでしょうか。それぞれのメリットや特徴をご紹介します。

○ブラケット矯正

ブラケット矯正は、矯正する歯の一つ一つにブラケットという小さな器具を取り付ける矯正方法です。この器具は、ワイヤーを通して固定させるものです。

ブラケットに通したワイヤーを少しずつ引っ張り、歯列全体の形を徐々に整えていきます。最近は、透明な目立たない素材を使われることもあります。

透明なブラケットは金属製のものより目立ちにくいので人気です。

 

ブラケット矯正のメリットは以下の通りです。

  • 以前から用いられていて信頼性が高い矯正方法
  • 0.1ミリ単位で矯正することができる
  • 美しい仕上がりが期待できる

 

しかし、ブラケット矯正には以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。

  • 矯正治療中に見た目が気になることがある
  • 隙間に食べ物が挟まりやすい

 

○裏側矯正

裏側矯正は、ブラケットの器具を歯の表側でなく裏側(舌側)に取り付けて矯正する方法です。見た目で矯正していることがわかりにくいという特徴があります。

しかし、裏側矯正は話しにくさを感じる方もいるので注意が必要です。

 

○マウスピース矯正

マウスピースという取り外しができる器具を使った矯正治療です。食事中や歯磨きの際にマウスピースを取り外せるので、食事を思い切り楽しめたり、念入りに歯磨きができたりといった大きなメリットがあります。

また、マウスピースは透明で目立たないので、矯正治療をしているということが周りの方に知られにくいといった特徴もあるのです。

しかし、マウスピースを外す時間が長くなってしまうと、矯正にかかる時間も長くなってしまうので気を付けましょう。

 

○部分矯正

部分矯正は、歯列の中で特に前歯の並びなどを整える際に使われる矯正方法です。前歯だけブラケット矯正を施したり、マウスピースを用いたりするのです。

一番のメリットは、期間が短く比較的安い費用で矯正できる点です。

しかし、部分矯正は全体的な噛み合わせ改善まではできないので注意しましょう。

 

■大人の矯正治療のリスク


時間や費用が掛かる矯正治療ですが、治療をスタートする前にリスクについてもしっかり理解しておきましょう。

最後に、大人の矯正治療のリスクについてご紹介します。

○矯正中に痛みを伴う

大人の歯は、お子様の歯と比べて既にしっかりと歯の位置が固まっています。その状態から矯正治療で歯を動かしていくので、最初のころは痛みを感じることがあります。

しかし、痛みは徐々に治まっていくので安心してください。

 

○歯の移動が完了するまでに時間がかかる

お子様の矯正治療と比べますと、大人の歯は移動した後に元に戻ろうとする力が加わりやすいです。

動かした後の位置できちんと歯並びが固定するように、しばらくリテーナーという保定装置を付けますが、定着するまでに数年程度かかる可能性があります。

 

■まとめ


ご紹介した通り、大人になってからの矯正治療は嬉しいメリットが沢山あります。

 

大人になってからの矯正治療は、決して遅いものではありません。

 

矯正治療中は、治療器具の見た目や違和感が気になることがありますが、今はマウスピース矯正や裏側矯正など見た目がわかりにくいものもあります。

 

矯正治療中のほんの数年間を乗り越えれば、今後見た目のコンプレックスを気にすることがなくなり、この先の長い未来は嬉しいことがたくさん待っているでしょう。

 

また、当院では患者様のニーズに合わせて矯正治療プランをいくつかご用意しています。短期スピード矯正や見えない裏側矯正、インビザラインを使ったマウスピース矯正、痛みを抑えた矯正などさまざまなので、自分に合った矯正治療を選ぶことが大切です。

 

ぜひ、お気軽に当院までお問い合わせください。

 

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裏側矯正が難しいと言われる理由について

2022年6月3日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

キレイな歯列に整える矯正治療ですが、表側に付けるワイヤー矯正は、銀色の金具が目立って恥ずかしいという方も少なくありません。
そんな周りの目が気になる方に人気なのが歯の裏側(舌側)に付ける裏側矯正です。
前回に引き続き、今回も「裏側矯正」についてお話していきます。

実は裏側矯正は、通常の表側矯正と比較して治療が困難だと言われています。
この記事では、裏側矯正が表側矯正と比べて難しいと言われている理由についてご紹介します。

目次

■裏側矯正とは
■裏側矯正が難しいと言われる理由について
■裏側矯正の痛みについて
■裏側矯正のデメリット
■裏側矯正で治せる症例
■まとめ

■裏側矯正とは


矯正装置は、歯にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、その部分にワイヤーを通して歯に負荷をかけていきます。
矯正装置はよく目立つカラーの金属製なので、歯の表面に付ける表側矯正では周りの目が気になるという方も多いようです。

それに対して裏側矯正は、歯の裏側に付けますから歯列で装置が隠れて、他人からはほとんど見えません。お仕事や学校などで口元が気になる方は、裏側矯正を選ぶ場合も多いです。

矯正装置を付けた歯の面は歯磨きしにくく、虫歯になりやすいと言われています。ですが、歯の裏面は殺菌効果を有する唾液が循環しやすいため、裏側矯正であれば虫歯になりづらいというメリットもあります。

アメフトやラグビーなど人とぶつかったり、バスケットやサッカーなどボールが口にぶつかったりする可能性のあるスポーツは、表側矯正よりも裏側矯正のほうが口腔内を傷つけるリスクが少ないと言えるでしょう。

また、吹奏楽で楽器を吹く方も、裏側矯正のほうが、矯正装置が楽器に触れないため、トラブルが起こるリスクが少ないのです。

 

裏側矯正は歯の裏側に装置を取り付ける

裏側矯正は歯の裏側に装置を取り付ける

 

■裏側矯正が難しいと言われる理由について


裏側矯正は、表側矯正と比べて治療が難しいと言われています。
従来の表側矯正とは治療方法が大きく異なるだけでなく、技術的にも難易度が高いと言われているのです。

では、どうして裏側矯正は難しいと言われているのでしょうか。
次は、裏側矯正が難しいと言われている理由についてご紹介します。

○ブラケットを正しく取り付けるのが困難

表側矯正は、特殊なゲージを使って正しく目で確認しながらブラケットを位置づけられます。
しかし、裏側矯正の場合は、歯の裏側にブラケットを付けられる正確なゲージがありません。

そして、歯の裏側はかなり複雑な形をしているのです。そのため、歯に装置を付けるのが難しく、正しくブラケットを付けるには経験やスキルが必要になるでしょう。

 

○治療の操作が困難

矯正治療では、ブラケットにあるスロットに通しているワイヤーをうまく操作することで、歯に負荷をかけて徐々に動かしていきます。
表側矯正ならば、ブラケットと歯が支持点となるため操作は簡単なのですが、裏側矯正の場合は装置が見えづらいこともあり、施術を行いにくいです。

また、歯の厚みや形を考慮しながら歯を配列するために、細かいワイヤー調節が必要になります。

裏側矯正は表側のものとは違い、ブラケット同士が狭く、操作が困難だと言われています。しかし、裏側の矯正は他の人には言いにくいので、様々な細工が可能になります。もちろんこれは裏側矯正の利点です。

 

○負荷のかかり方が表側矯正と違うので困難

矯正装置を歯の裏側と表側にかけると、同じ装置を同じ力、同じ方向へとかけたとしても、歯の動く向きが異なる可能性があります。

動く方向の差は、180度違うこともあれば、ほんの少しだけ異なるケースもあります。
そのため、治療計画を立てる段階で、ワイヤーの種類や大きさ、設計など、いろいろと注意しないといけません。

ここで負荷を入れる方向や角度を間違ってしまうと、治療結果に影響する恐れもあるのです。

 

■裏側矯正の痛みについて


裏側矯正の治療中の痛みが気になる方も少なくありません。
裏側矯正で痛みを感じるのは、主に以下の2つです。

  • 矯正装置を付けた後
  • 矯正装置の調節をした直後

 

矯正装置を付けたり装置の調節をしたりした後は、歯を積極的に動かしている時です。

歯列矯正は定期的な調節によって、徐々に歯を動かしていくのです。

そのため、矯正装置の調節直後は痛みがあるかもしれませんが、必要な部分まで歯が動けば力がかからなくなって、痛みがかなり治まるでしょう。
ほとんどは、装置の調節直後から2~3日程度で痛みが治まります。

では、歯列矯正で感じるのはどのような痛みなのでしょうか。

もちろん個人差がありますが、歯列矯正で感じる痛みは、「歯を引っ張られるような痛み」「歯が締め付けられるような痛み」と表現されることが多いです。
しかし、これはもともとの歯並びによっても感じ方が異なります。

 

■裏側矯正のデメリット


裏側矯正は周りの目が気にならないという大きなメリットがありますが、デメリットも少なからずありますので、しっかり確認しておきましょう。

 

○食べにくい場合がある

裏側矯正は見た目を気にせず大きな口を開けて食事ができますが、歯の裏側に装置が付いているので、食べにくさを感じる可能性もあります。

これによって粘膜を間違って噛んでしまうと、口内炎ができてしまう場合もあるでしょう。

 

○発音しづらい場合がある

裏側矯正の装置を取り付けた直後は、どうしても発音しにくい・話しにくい場合があります。
歯の裏側に装置が付いているので、舌が当たって発音しづらい場合があるのです。

 

○歯磨きがしにくい場合がある

矯正装置が歯の表側についていても歯磨きしにくいですが、裏側矯正ですと、歯磨きがよりしにくくなるでしょう。

歯の裏側はどうしても自分で直視できないので、歯磨きの操作が難しくなるのです。
普段の歯磨きを注意して行い、定期的に歯科医院でクリーニングしてもらいましょう。

 

■裏側矯正で治せる症例


表側矯正で治せるような症例は、基本的にすべての裏側矯正でも対応できます。

矯正装置の種類によって歯への負荷が異なりますが、治療期間に影響を与えるほどではありません。ですから、裏側矯正と表側矯正では、治療期間にさほど差は出ないのです。

しかし、裏側矯正で治せない症例もあるので注意が必要です。
裏側矯正は舌と歯の間に矯正装置を入れるので、十分なスペースがない場合は、発音への影響が強くなるのであまりおすすめできません。

 

表側矯正で治せる症例は裏側矯正でも対応可能

表側矯正で治せる症例は裏側矯正でも対応可能

 

■まとめ


裏側矯正は歯の裏側に装置を付けるので、基本的に外側から矯正装置が見えることはありません。
装置は、歯科医師がお口をのぞき込む体制を取ってようやく見えるイメージです。
裏側矯正は、結婚式や入学、就職、撮影など大きなイベントを控えている方はもちろん、営業職や接客業の方など人前に多く出る職業の方にも多く選ばれています。

また、裏側矯正は歯並びが徐々に変わっていく姿を自分で確認できるのも魅力です。
日々歯並びがキレイに変化していくのは、矯正治療のモチベーションアップにもつながるでしょう。

当院では、裏側矯正のほかにも、患者様のご要望に合わせた矯正治療プランをご用意しています。マウスピース型のインビザラインという矯正装置やアンカースクリューを用いた矯正、前歯の部分矯正、後戻り矯正などさまざまです。

歯並びが気になるという方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。
一緒にキレイな歯並びを目指しましょう。

 

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装置が目立たない裏側矯正で気を付けることは?

2022年5月27日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

乱れた歯並びをキレイにしたいという思いを抱きながらも、矯正装置をつけた口元を周りの人に見られたくないというジレンマでお悩みの方は非常に多いです。
歯列矯正後はキレイな歯並びを手に入れられますが、矯正期間中は短いものでもないので、周りの目が気になることもありますよね。

そんな方におすすめなのが、歯の裏側から矯正装置を取り付ける「裏側矯正」です。
今回は、矯正装置が目立たない裏側矯正中に気を付けたいポイントや裏側矯正のメリット・デメリットなどをご紹介します。
裏側矯正に興味がある方や裏側矯正を検討中の方、周りから目立たない矯正治療をお探し中の方などは、ぜひ参考にしてください。

目次

■裏側矯正について
■裏側矯正のメリット
■裏側矯正のデメリット
■裏側矯正で気を付けたいポイント
■まとめ

■裏側矯正について


裏側矯正とは、歯の裏側に矯正装置をとりつけて矯正を行う方法です。
表側矯正が唇側言われるのに対して、舌側矯正と呼ばれることもあります。
外側からは、矯正しているのがわからないのが特徴です。

裏側矯正は固定式で、患者様ご自身で装置を取り外すことはありません。表側からと裏側からだと力のかかり方の違いがありますが、一番の違いは、裏側矯正だと装置が歯で隠れるので目立ちにくいという点でしょう。

 

そんな裏側矯正は、以下のような方々に特におすすめです。

  • 接客業や営業職など人前で口元を見せる機会が多い方
  • マウスピース型のように取り外しは面倒だと感じる方
  • 矯正装置装着時にこまめに歯磨きができる方

 

■裏側矯正のメリット


まずは、裏側矯正ならではのメリットをいくつか案内します。

○外側から矯正装置が見えない

裏側矯正はその名の通り、裏側に矯正装置をつけるので、矯正していることを見た目でわかりにくいのが大きなメリットです。
周りの目を気にすることなく、矯正中も気にせず大きな口を開けられるでしょう。

おしゃれを妨げることなく矯正できるのは嬉しい魅力ですよね。

 

裏側矯正は外側から矯正装置が見えない

裏側矯正は外側から矯正装置が見えない

 

○前歯を後方に動かしやすい

裏側矯正では、前歯を後ろ側に移動させやすいというメリットがあります。また、前歯が内側に倒れこむこともほとんどありません。

最近では矯正装置の小型化が進み、全体的に歯を動かしやすい場合もあるでしょう。オーダーメイドで歯の形にぴったり合った装置を作ることにより、歯はさらに動かしやすくなります。

 

○表側矯正より虫歯になりにくい

表側矯正と比較して、裏側矯正のほうが虫歯になりにくいといったメリットもあります。矯正装置をつけている間は、どうしても歯の裏側が磨きにくくなります。
特に、上の歯は自分で鏡を使っても見えにくい部分です。

しかし、歯の裏側には唾液があたります。
さらに、表側と比較して歯の硬い層の部分が厚くなっています。そのため、表側が磨きにくくなるよりも、裏側のほうが虫歯リスクは低いと言えます。

もちろん、まったく裏側を磨かなくても良いというわけではありません。できる限りのブラッシングを行い、こまめなケアを心がけることが大切です。

 

■裏側矯正のデメリット


メリットの多い裏側矯正ですが、少なからずデメリットも存在します。裏側矯正を検討中の方は、デメリットもしっかり確認することが大切です。

○食事や会話がしにくい場合がある

裏側矯正の装置によって、食事や会話がしにくくなる可能性があります。会話する際に、矯正装置が舌に当たり、うまく発音できなくなるからです。
ご飯を食べる際は、舌がうまく動かせず、矯正装置のツッパリ感が噛む際の妨げになるのです。

しかし、最近では小型の矯正装置もあるので、このような影響を抑えられるケースがあります。自分に合った矯正装置を選択することが大切です。

 

○通常の矯正より費用が高い

裏側矯正を検討する際にネックになりやすいのが費用面です。矯正治療の処置自体が表側矯正より難しいので、高額となるのです。予算をしっかりチェックすることが大切になるでしょう。

 

○違和感が大きい場合がある

裏側矯正は裏側に矯正装置をつけるので、どうしても舌が当たるという多少の違和感があります。舌が当たってケガしてしまうという不安を持つ方もいるでしょう。

また、少し古い形の矯正装置の場合、歯を引っ張られるような独特の感覚があるケースがあります。装置をつけることで痛みを感じる場合もあります。
このように、初めての矯正だと慣れるまでに時間がかかるでしょう。

しかし、こちらも発音のしにくさとなど同様に、改良が進んでいます。新しい裏側矯正装置やオーダーメイドタイプの矯正装置であれば、違和感もあまりないでしょう。

 

■裏側矯正で気を付けたいポイント


それでは、裏側矯正で気を付けたいポイントをご紹介します。以下のようなポイントを意識して矯正することで、矯正後に後悔することが少なくなるでしょう。

○不安なことは事前に相談する

実際に裏側矯正を受ける前に、じっくりと歯科医師と相談することで心構えができます。
不安なことや気になることは、積極的になんでも質問しましょう。

当院では、プライバシー配慮のため、個室でのカウンセリングを行っております。個室なので周りの目を気にすることなく、不安なことなどをなんでもお話しくださいね。

 

○保定装置をしっかり取り付ける

裏側矯正は矯正装置を取り外してからも、リテーナーと呼ばれる保定装置を取り付ける必要があります。
この保定期間を怠ると、せっかく時間をかけて矯正した歯並びが元に戻ってしまう可能性があるのです。

特に、裏側矯正は費用もかかるため、無駄にならないようにしたいものです。そのためにも、矯正治療後の保定をしっかり行うことが大切です。

個人差がありますが、保定完了までは数年かかります。年に数回は歯科医院に通い、定期的に医師のチェックを受けましょう。
リテーナーにはマウスピース型とワイヤー型があり、周りから見えにくいものが多いです。

 

■まとめ


裏側矯正は、目立つ矯正装置をつけるのに抵抗があるという方に最適な矯正治療です。こちらの記事を読んで、裏側矯正に興味を持った方や裏側矯正を受けてみようかと思った方も少なくないと思います。

しかし、裏側矯正ならではのデメリットが気になる方もいるはずです。
そんなときは、実際に矯正歯科の歯科医師に相談してみることをおすすめします。
専門的な知識やスキルを持った専門医師とじっくり話すことで、どのような矯正治療が合っているのかが判断できます。

 

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歯列矯正中にトラブルが起きたときの対応は?

2022年5月20日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

矯正治療を考えているけれど、治療中に虫歯になったり装置が外れたりしたらどうしよう…と不安を持っている方も多いのではないでしょうか。
矯正治療中は、歯に力がかかることによって痛みが出たり、歯が矯正で動くことにより、隠れていた虫歯が見つかる可能性もございます。

 

今回は、矯正治療中にトラブルが起きたときの対応や、トラブルが起こりにくい矯正治療などをご紹介します。

目次

■矯正治療中は虫歯ができやすい?
■矯正治療中に伴う痛みについて
■矯正治療中に痛みが出たときの対処法
■矯正装置が外れてしまったら?
■矯正装置が外れてしまったときの対処法
■痛みや虫歯が起こりにくい矯正治療
■まとめ

■矯正治療中は虫歯ができやすい?


矯正治療中に虫歯ができやすいのは、矯正装置がついていることによって歯磨きしにくいことが大きな原因です。
特に、ワイヤー矯正は原則として治療が終わるまで矯正装置を外すことがありません。そのため、矯正装置をつけたまま歯磨きを行うのですが、ワイヤーが通っていることやブラケット周りの汚れが取り除きにくいことから、歯に汚れが残りやすくなってしまいます。

 

一方で、インビザラインのようなマウスピース型の矯正装置の場合は、装置の取り外しができるので、日々の歯ブラシもいつも通り行うことができますし、万が一、矯正中に虫歯が見つかっても比較的スムーズに治療を行うことができるでしょう。
ですが、虫歯治療により噛み合わせが変化している可能性があるので、新しくマウスピースを設計しなおすことが必要です。

 

どのような矯正治療を選択する場合でも、治療期間中は虫歯や歯周病にならないように、自宅でのケアをしっかり行うことが重要です。

 

■矯正治療中に伴う痛みについて


矯正治療中は、痛みが伴う場合があります。

もちろん痛みの感じ方は個人差があり、気にならないという方も多いでしょう。
特に、ワイヤー矯正は口腔内にある矯正装置が頬粘膜や舌、口唇などに当たって、痛みを感じる場合があります。

これは、矯正装置を調節して軟組織に当たらないようにする工夫が大切です。

 

■矯正治療中に痛みが出たときの対処法


ワイヤーが飛び出て痛みがある場合には、飛び出たワイヤーを切断し、粘膜にあたらないようにする必要があります。少しでも気になる際には遠慮なくご連絡ください。
また、ワイヤーをカバーするための矯正用ワックスを併用するとより安心でしょう。

 

矯正治療中の痛みには、歯に力がかかることで出る痛みの可能性も考えられます。
もし矯正治療中に痛みが出てきてしまった場合には、痛み止めを使用することも一つの方法です。痛み止めは、市販のものをご購入いただいても大丈夫ですし、歯科医院から処方してもらうことも可能です。不安がありましたら担当の先生にご相談ください。

 

当院では「クリッピーシステム」という結さつ線を使わない矯正方法も導入しております。
これは、痛みの原因の一つでもあるワイヤーとブラケットの間で生じる「摩擦」をなくすための方法です。
結さつ線を使用しないことで痛みの軽減につながることはもちろん、治療期間の短縮、発音のしにくさの軽減が可能になります。

 

クリッピーシステムは痛みの軽減などが可能

クリッピーシステムは痛みの軽減などが可能

 

■矯正装置が外れてしまったら?


ワイヤー矯正では一般的に「ブラケット」という装置を歯の表面や裏側につけ、そこにワイヤーを通して少しずつ力を加えながら歯を並べていきます。
ブラケットは専用の接着剤で歯にしっかりとくっついておりますが、長い矯正治療の間では、何らかのトラブルによってそのブラケットやワイヤーが外れてしまうことがあります。

装置が外れたままになっていると、飛び出たワイヤーで口腔内の粘膜を傷つけてしまったり、歯が予定通りに動かない恐れもあります。
もし、矯正期間中に装置が外れたり、破損してしまったりした場合には、早めにご連絡いただき、ご相談ください。

 

■矯正装置が外れてしまったときの対処法


一番は、すぐにお口の中を見てもらうことですが、なかなかすぐには歯科医院に行けないという場合もあるかと思います。
すぐに歯医者に行けないときはどうしたらいいのか。

その対処法をいくつかご紹介いたします。

○ブラケットが外れてしまった場合

ブラケットは米粒くらいのとても小さなものです。
ブラケットが外れたときには誤って飲み込んでしまわないように注意してください。外れたブラケットが手元に残っている場合には、次にお口の中を見てもらうときまで大切に保管しましょう。

 

○ワイヤーが外れてしまった場合

ワイヤーが外れてしまった場合には、ブラケットに差しこめるか確認して元の状態に戻せそうであれば、応急処置として差し込みましょう。これは誤ってワイヤーの先端で口腔内の粘膜を傷つけてしまうのを防ぐためです。ワイヤーの先端が頬の粘膜や、歯茎などに当たっていないか、傷がついていないかも十分に確認してください。

もし、ブラケットに差しこめそうになければ、ワイヤーを切断したり、折り曲げるなどして粘膜に当たらないようにしましょう。

いずれも、一時的な対応になりますので早めにお口の中を見てもらうことが大切です。

 

■痛みや虫歯が起こりにくい矯正治療


インビザラインのような取り外しができるマウスピース型の矯正治療は、痛みや虫歯が起こりにくいというメリットがあります。
インビザラインは取り外せるので、毎日の歯磨きも普段通りに行うことができます。

 

また、インビザラインは丸洗いできるため衛生的に使えるといったメリットがあるのです。
自分でお手入れするのはなかなか大変ですが、こまめに歯を磨く習慣がつくため、以前より虫歯や歯周病のリスクが低下するでしょう。

 

■まとめ


矯正治療中にトラブルが起きないように、日ごろのケアや歯科医院での定期検診を受ける必要があります。
今、症状や違和感がない場合でも、歯科医院で口腔内の状態をしっかり見てもらいましょう。

 

インビザラインのようなマウスピース矯正は、歯磨きをするときに矯正装置を取り外せるので、矯正中でも口腔内を清潔に保つことが可能です。ほかにも、目立たない、従来のワイヤー矯正と比較して短い治療期間で始められる、といったメリットがあります。

 

また、矯正治療中に虫歯が発覚した場合でも、インビザラインなら治療期間を伸ばすことなく虫歯治療が可能な場合もあります。治療の状態によっては、今ある虫歯治療と並行してインビザラインを始められることもあるでしょう。

 

当院では、マウスピース矯正のインビザラインや見えない裏側矯正、アンカースクリューを用いた矯正など、患者様のご要望に応じてさまざまな矯正治療をご用意しています。できるだけ痛みを抑えた矯正治療もありますので、気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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矯正中の痛みはあるの?痛みを抑えた矯正治療もご紹介

2022年5月13日

こんにちは。世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯並びの悪さを改善するなら、歯科医院における矯正治療が一般的でしょう。しかし矯正は歯を移動するので、痛みが気になる方も少なくありません。
矯正治療では、歯が移動する際に感じる歯の痛みが生じる場合があります。
そこで今回は、矯正治療中の痛みや、痛みを抑えた矯正治療の方法、矯正中の痛みに関する対処法を案内していきます。矯正中の痛みについて詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

■歯が動く際の痛みの原因
■矯正中の痛みはどのくらい続く?
■矯正装置が舌に当たって痛い場合
■頬を噛んでしまう場合
■矯正中の痛みの対処法
■痛みを抑えた矯正治療
■当院のインビザラインについて
■まとめ

■歯が動く際の痛みの原因


歯が動く際の痛みは、食べものを噛んだときに感じることが多いです。噛まなければ、歯が少し浮いた感じがする程度でしょう。

まずは、歯が動く際の痛みの原因やその対処法についてご紹介します。

矯正治療では、歯はどのように動いているのでしょうか。
歯は、歯槽骨という骨部分で支えられています。この歯槽骨の中を歯が動いていっていますが、動く方向の骨が吸収し、空いた場所に歯が移動していくことになります。移動することで空いたところに骨が作成される!というように繰り返していき、歯が移動します。

骨の吸収の初期の段階でプロスタグランジンE2が出ます。これが、歯が動く際の痛みの原因になります。

 

歯が動く際の骨の吸収で痛みが発生

歯が動く際の骨の吸収で痛みが発生

 

■矯正中の痛みはどのくらい続く?


では、矯正中に感じやすい痛みはどれくらい続くのでしょうか。
矯正装置を初めて付けた時は、歯に力が加わっている感覚はあると思いますが、通常は痛みをあまり感じないでしょう。

痛みの感じ方には個人差がありますが、通常は、装置をつけてから3時間~6時間くらいで痛みはじめて、ピークはその次の日や2日後でしょう。

3日くらいしますと痛みは緩和されてきて、長い場合であっても1週間程度あると痛みはほとんど感じないと思われます。

また、矯正治療は定期的に通院して調節しますが、調節のたびに3日から1週間程度の痛みを感じることがあります。しかし、初めより2日目、2 回目より3回目とだんだん痛みの強さと期間が緩和されていきます。

さらに、矯正治療が3か月から半年経つと、調節後の痛みもほとんど感じなくなることが多いです。

 

■矯正装置が舌に当たって痛い場合


裏側矯正装置で治療した際に、痛みを感じる可能性があります。

舌が矯正装置に当たって痛みを感じるのですが、感覚が鈍い頬の粘膜とは異なって、裏側矯正 装置に当たる舌の辺縁部は感覚がすごく敏感ですから、人によっては痛みに耐えきれず、表面の矯正に変更することになるかもしれません。

裏側矯正装置も昔と比べて徐々に小さくなり、前より痛みは軽減できますが、小さいといっても尖ってはいますので、表側の矯正装置と比べると痛みは感じやすいです。

 

■頬を噛んでしまう場合


矯正し始めの時は矯正装置に慣れていないため、咀嚼する際などに頬を噛んでしまい、痛みが生じる場合があります。 これは、矯正装置の感覚に慣れてくると徐々に少なくなってくるので、あまり心配する必要はありません。

 

■矯正中の痛みの対処法


では、矯正中に痛みが生じ、我慢できないときはどうすればよいのでしょうか。次は、矯正中に痛みが生じた際の対処法をご紹介します。

○矯正用ワックスを使用する

口腔内の粘膜に矯正装置が当たって痛みがあるときは、矯正用のワックスを活用しましょう。矯正用ワックスは、矯正装置に付ける粘着性のあるもので、器具が粘膜に当たっている際に、粘膜を保護する役割を持ちます。
口腔内に痛みを感じたら、どの部分に器具が当たっているのかをチェックし、矯正用ワックスを付けましょう。

 

○食べ物を工夫する

矯正中に、噛むと痛みが強く出る・何もしていなくても歯が痛いという場合は、食事も辛く感じるでしょう。この場合は、食べ物の工夫をすることが大切です。
矯正治療中は、歯に負担がかかりにくい食べ物なら痛みがあっても比較的食べやすいです。
柔らかいものや水分が多いもの、繊維質でないものなどは、食べやすいでしょう。

 

■痛みを抑えた矯正治療


矯正による歯の痛みは、基本的に数週間もあれば治まりますが、人によっては「耐えられない」と感じるほどの痛みに襲われることもあるかもしれません。 それに対し、インビザラインなどのマウスピース型矯正装置は、耐えられないほどの強い痛みを感じることがなく、はじめの2~3日程度違和感を覚える程度でしょう。

このインビザラインは、歯に取り付ける矯正装置が柔らかいプラスチックでできているので、口腔内に当たる痛みが少なく、口内炎などの症状も起こりにくいという特徴があります。

ここからは、インビザラインの特徴をご紹介します。

○痛みが少ない

インビザラインなどのマウスピース矯正は、ぴったりとフィットし、必要最小限の力で歯並びを整えるので、痛みの軽減につながります。
また、ワイヤー矯正のように金属部分が歯茎や舌に当たり、粘膜を傷つけるリスクも少ないのです。

 

○透明で目立たない

マウスピースは、透明な見た目をしているので、周りから見られた時でも矯正装置を付けていることがわかりにくいでしょう。 そのため、人と会話しているときに口元を気にせず、思い切り歯を見せて笑うこともできます。

他人からの視線が気になるという方には、心身のストレスを軽減できるおすすめの治療法です。特に、接客業や営業職など、人と関わることが多い人にもおすすめです。

 

○自由に取り外せる

マウスピースは自由に取り外せるので、歯磨きや食事も今までと同じように行えます。
そのため、食事をしっかり楽しみたい方や、衛生面が気になる方にも最適です。

 

■当院のインビザラインについて


透明で目立ちにくいインビザラインには、7つのランクが設定されています。当院は、その中でもトップクラスに当たる「ダイヤモンドプロバイダー」の認定を受けています。 こちらは、インビザライン矯正(マウスピース矯正)を年間で150症例以上行った歯科医院が認定されます。

 

■まとめ


矯正中の痛みは個人差がありますが、辛いまま痛みを我慢することは良くありません。
なかなか痛みが取れずに日常生活にまで支障をきたす場合は、早めに歯科医院を受診し、歯科医師に相談することが大切です。

当院では、マウスピース矯正のインビザラインなど、患者様のご要望に応じた矯正治療可能です。できるだけ痛みを抑えた矯正治療もありますので、気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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矯正中の歯茎の腫れについて。腫れの原因や予防法は?

2022年5月6日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯並びの悪さがコンプレックスになっている、八重歯が目立って気になる、など、歯並びの悪さを治したいと感じている方は少なくありません。
歯並びの悪さが気になると、口を大きく開けて食事するのが恥ずかしくなったり、歯を見せて笑うことが気になったりと、見た目に自信を持てなくなることもあるでしょう。

そんな悪い歯並びを改善するのが矯正治療です。
矯正治療は悪い歯並びや嚙み合わせを改善し、理想的な口元を手に入れることができます。
そこで今回は、矯正治療中によくある歯茎の腫れの問題について詳しくご紹介いたします。矯正治療について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

■矯正治療中の歯茎の腫れについて
■矯正治療中に歯茎が腫れる原因
■歯茎の腫れの予防方法
■まとめ

■矯正治療中の歯茎の腫れについて


矯正治療中に歯茎が腫れてしまうことは、決して珍しいことではありません。歯茎の腫れは、歯茎の痛みで腫れに気づく方も多いでしょう。また、歯磨き中の出血で、歯茎の腫れに気づくケースもあります。

歯茎の腫れは矯正治療中だけではなく、どのような方でも起こりうるお口のトラブルです。ですが、矯正治療を行っている方と行っていない方では、歯茎の腫れる箇所が少し異なるので注意が必要です。

それは、歯茎が腫れる原因が異なるからです。
同じ原因で歯茎が腫れる場合もあるのですが、矯正装置を付けている関係で歯茎が腫れるケースもあります。
また、歯並びの悪さも歯茎の腫れに影響を及ぼす可能性もあります。
さらに、矯正治療中は歯茎が腫れて痛みが出たり、歯磨きで出血したりする場合もあるのです。

 

■矯正治療中に歯茎が腫れる原因


では、どうして矯正治療中に歯茎が腫れてしまうのでしょうか。
次は、歯茎の腫れの原因についてご紹介します。

○歯肉炎

歯肉炎とは、歯と歯茎の間にある歯周ポケットに歯垢(プラーク)が溜まり続けることによって細菌が繁殖し、歯茎が炎症してしまうことを指します。炎症が起こった歯茎は腫れ、痛みや出血しやすい状態になります。

歯垢が残り続けると、歯肉炎につながります。そのため、矯正治療中でなくても、歯磨きの際に歯垢をしっかり除去できなければ、歯肉炎が発症しやすくなるのです。

矯正治療中に関係なく歯肉炎は起こるのですが、歯並びが悪いと歯磨きしにくくなり、歯垢が残りやすいです。
このケースは、矯正治療中のために歯茎が腫れやすいというわけではなく、歯並びの悪さで歯磨きしにくくなり、歯肉炎になりやすいと言えるでしょう。

また、ワイヤー・ブラケット矯正治療中の場合、矯正装置が邪魔になり、歯周ポケットに歯ブラシの毛先部分がうまく入らず、歯垢が取りにくいです。特に、矯正治療中は歯並びが悪い部分や装置周りに歯垢が溜まりやすいので、歯茎が腫れて歯肉炎になることが痛みや出血につながります。

 

○矯正装置が歯茎に当たる

矯正装置が歯茎に当たったり食い込んだりすることによって、歯茎に傷ができて、炎症を起こして腫れの原因になることもあります。
特に、歯が窮屈に並んでいるような歯並びを、ワイヤー矯正する場合、ワイヤーが歯茎に当たってしまうケースも少なくありません。

また、噛み合わせると高さがなくなる過蓋咬合の場合、歯の表面積が小さくなっているので、ブラケットが歯茎に当たって炎症を起こす場合もあります。

 

○歯の間に汚れが溜まっている

歯垢によって歯肉炎になるのは、歯周ポケットだけではないのです。
歯の間にも歯垢が付きやすく、汚れが溜まると付近の歯茎が炎症を起こして腫れてしまいます。
歯を動かす矯正治療中は、歯と歯に隙間があるので、歯垢が溜まりやすいのです。歯の間は歯ブラシでも磨きにくく、磨き残しがあると歯茎が腫れる原因につながります。

見た目では歯と歯に隙間がないように見えていても、知らないうちに細かい汚れや細菌が入り込んでしまいます。
そのため、矯正治療中でなくても、歯の隙間に汚れが溜まってしまうと、歯茎が腫れてしまうのです。

 

○心身の疲れ、ストレス

歯肉炎は歯磨きで歯垢をしっかり除去できてないと起こりやすいのですが、ストレスや疲れをため込んでいると発症する場合もあります。
ストレスや寝不足、疲れなどは免疫力の低下にもつながるので、少しの磨き残しでも歯肉炎が起きやすいのです。

また、矯正治療中は食事や会話がしにくくなる可能性があるので、口内炎や歯が動く痛みからもストレスを感じてしまうでしょう。そのため、矯正治療中は歯茎が腫れやすい方が少なくありません。

 

日々の歯磨きと定期的な通院で腫れを予防

日々の歯磨きと定期的な通院で腫れを予防

 

■歯茎の腫れの予防方法


矯正治療中であっても、歯茎が腫れないように予防することはできます。ここからは、歯茎の腫れを予防する方法を見ていきましょう。

○しっかり歯磨きを行う

歯茎が腫れる歯肉炎を防ぐには、毎日の歯磨きをしっかり丁寧に行うことが大切です。朝や夜だけではなく、食後に歯磨きをすることで、口腔内を清潔に保ち炎症を防ぐのです。
しっかりと歯周ポケットに歯ブラシの先端部分を当てて、歯垢を除去し、歯肉炎を防ぎましょう。

 

○デンタルフロスや歯間ブラシを活用する

歯ブラシだけでは歯の間を磨くのは困難なので、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して磨くことが大切です。
歯の隙間が大きい場合は、歯間ブラシも少し大きめサイズを選びましょう。歯の隣接部分は歯間ブラシが入らないので、デンタルフロスを活用することをおすすめします。

歯が重なり合って歯間ブラシやデンタルフロスが通らないときは、歯周ポケットをピンポイントで磨けるタフトブラシを使用するのもおすすめです。どのアイテムも慣れると簡単に使えるので、ぜひ毎日のお手入れに取り入れて習慣化してください。

 

○歯科医院に定期的に通う

歯茎の腫れを防ぐには、歯科医院に定期的に通って、歯垢や歯石の除去をしてもらうことが効果的です。月に一度ほど通って、歯のクリーニングを行うと、歯垢が歯石になることや歯肉炎・歯周病を防げるでしょう。

歯垢が歯石になると歯磨きで除去できず、歯肉炎や歯周病につながります。ですが、歯科医院でメンテナンスすると、歯石が溜まる心配もありません。

また、歯肉炎になっている部分や歯周病が進行している箇所を自分で知ることができるので、念入りに歯磨きしなければならない箇所も歯科医師が教えてくれるでしょう。
矯正治療中は歯並びや装置の関係で歯磨きしにくいのですが、歯科医院では正しいブラッシング方法も教えてくれます。

デンタルフロスや歯間ブラシの使用方法がわからない場合は、ぜひ当院までお気軽にお尋ねください。

 

■まとめ


歯茎の腫れや歯肉炎は、どんな方でも起こりやすい口内のトラブルです。
特に、歯磨きを疎かにしていたり、心身に疲れが出ていたりすると、歯茎が腫れやすいので注意しましょう。
矯正治療中は歯磨きしにくいですが、デンタルフロスや歯間ブラシを活用しながらしっかりブラッシングをして免疫力を高め、歯茎の腫れを予防することが大切です。

万が一、歯茎が腫れて痛みや出血がある場合は、早めに歯科医院で診てもらいましょう。
当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みやトラブル、疑問や不安などにお応えする機会を設けております。

どのような些細なことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は、ホームページからお気軽にお問い合わせください。一緒にのお悩みを解決していきましょう。

 

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歯並びや嚙み合わせの悪さが引き起こす体への影響とは

2022年4月29日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

日本人の中でも、生まれつきの歯並びや噛み合わせの悪さがコンプレックスだという方は、意外と多いようです。
特に、歯並びが悪いと、口を大きく開けたり、笑ったりしたときに思わず手で口元を隠してしまう…という方も少なくありません。

歯並びや噛み合わせが悪いと、そういった見た目の問題だけではなく、体のいろいろな部分に良くない影響を与えてしまいます。

そこで今回は、歯並びや噛み合わせの悪さが引き起こす体への影響や改善する矯正治療方法などを詳しくご紹介いたします。
歯並びのコンプレックスを改善して前向きになりたいという方は、ぜひ参考にしてください。

目次

■悪い歯並びや噛み合わせが引き起こす体への影響
■悪い歯並びを改善する矯正治療
■インビザラインの特徴
■当院のインビザライン

■悪い歯並びや噛み合わせが引き起こす体への影響


それではさっそく、歯並びや嚙み合わせが悪いと引き起こされる体への影響について見ていきましょう。

○虫歯や歯周病のリスクが高まる

人間の口腔内には、ものを噛んでいるときの食べ物や周りの筋肉などによる自浄作用があります。
歯並びが悪いと、自浄作用が阻害されてしまい、歯と歯の隙間や歯と歯茎の間に歯ブラシをしっかり当てることが難しく、磨き残しが起こり、不潔になってしまいます。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

 

○ものが噛みにくくなる

悪い歯並びだと、食べ物を前歯でしっかり噛み切ることや、奥歯でよく噛んで飲み込むことが難しくなります。食べ物をしっかり噛まずに飲み込むと、消化を促す唾液が少なくなり、食べ物を胃や腸で分解することとなり、消化不良につながってしまいます。

また、噛む回数が少なくなると、脳の血流まで悪くなり、運動機能や知能などの発達に悪い影響を与えるケースもあります。

 

○嫌な口臭につながる

歯並びや噛み合わせが悪いことが原因で口がしっかり閉じられないと、口呼吸の癖がついてしまい、お口の中が常に乾燥した状態になってしまいます。
また、よく噛む習慣がないと、唾液の分泌量が少なくなるので、余計に乾燥が進み、お口の中に雑菌が繁殖しやすくなり、口臭がひどくなってしまうでしょう。

 

○発音に影響を与える

受け口や叢生、上下前歯が咬みあわず常に開いた状態などの場合は、舌の動きが制限されてしまうので、正しく発音できなくなる可能性があります。

 

○顎に影響を与える

歯並びが悪くなると、噛む際に顎にかかる力が均等でないと、顎の関節や筋肉への負担が大きくなってしまい、以下のような症状が引き起こされるリスクがあります。これを、顎関節症と呼びます。

  • 口をスムーズに開けることができない
  • 口を動かすと耳のあたりがカクカクと異音がする
  • 噛んだ際に顎の関節や周りの筋肉が痛む

また、悪い歯並びは顎の成長にも影響を与え、上下の顎のバランスが悪くなり、頭痛や肩こりにつながるケースがあります。

 

○顔のバランスが悪くなる

歯並びが悪かったり、歯が飛び出している不正咬合が見られたりする場合、唇が閉じにくくなって口元に締まりがなくなり、見た目の印象に影響を与える可能性があります。

また、口の周りや顎の筋肉の成長や発育不足により、不正咬合や上下の顎にズレが生まれ、顔の左右のバランスが悪くなることもあるでしょう。顔のバランスが悪くなると、肩こりや頭痛、腰痛などにつながるケースもあるので注意が必要です。

 

○メンタルに影響を与える場合も…

悪い歯並びがコンプレックスになり、人前で気にしてあまり話したがらなくなったり、容姿が気になり消極的になってしまったりと、メンタル面に悪い影響を与えてしまうケースもあります。

歯並びの悪さを矯正治療すると、機能面が回復するだけではなく、審美面や精神面にも良い影響を与えるでしょう。

 

■悪い歯並びを改善する矯正治療


良い歯並びや噛み合わせを正常咬合と呼びます。
正常咬合になると、多くの問題が解決するでしょう。上下の歯がしっかり噛み合って歯の接触面積が広くなると、咀嚼効率が向上し、食べ物の消化や吸収が促され、心身ともに健康な状態になるのです。

また、健康的な咀嚼活動は脳神経の血流を促し、老化予防にもつながるのです。

悪い歯並びは、歯科医院で行っている矯正治療で改善することが可能です。
矯正治療と聞くと、歯に金属のギラギラした装置を付けるので、目立つのが恥ずかしいといったイメージをお持ちの方も少なくないでしょう。

しかし、これまでの矯正装置とは異なり、現在は目立たない矯正装置が増えています。
例えば、透明なマウスピース型矯正装置を使用する矯正治療や歯の裏側に取り付ける裏側矯正、金属色の装置ではなく半透明の装置を付ける表側矯正などです。

 

ここからは、透明で目立ちにくいマウスピース型矯正歯科装置をご紹介します。

当院では、インビザラインといわれる透明なマウスピース型矯正歯科装置を利用しています。透明になっているので、装置を付けていることにも気づかれにくいというメリットがあります。

 

インビザラインは装着していることが気づかれにくい

インビザラインは装着していることが気づかれにくい

 

■インビザラインの特徴


マウスピース型矯正歯科装置のパイオニア的存在とも言えるインビザライン。
インビザラインは目立ちにくい・気づかれにくいといった特徴のほかに、ほかのマウスピース型矯正歯科装置と比較して来院回数を大幅に短縮できるといった特徴があるのです。

インビザラインではないシステムの場合、約2~3週間のペースで来院することとなり、その都度歯型を採り、新しいマウスピースを作成する必要があります。そのため、患者様にはそれなりの手間と時間、負担がかかってしまうでしょう。

しかし、インビザラインは基本的に一度歯型を採って、(万が一歯型にズレが生じても2~3回で済みます)3次元画像化技術とCAD/CAM技術によって各ステージのマウスピースをまとめて作成してお渡しできます。

インビザラインでの来院回数は、6週間から8週間に一度のペースで済むのです。

マウスピース型矯正歯科装置は、表側矯正や裏側矯正とは異なり、装置が取り外すことができ、周りから目立ちにくいという特徴があります。しかし、抜歯を必要とするような歯の移動量が大きいケースの場合は、マウスピース型矯正歯科装置では限界がある場合があり、一定期間、ブラケットによる矯正を併用する可能性があります。

インビザラインは取り外しが可能なので、食べたいものが自由に食べられ、食後の歯磨きや洗浄も簡単に行うことができます。ですが、装置を装着する判断は患者様に一任されてしまうので、装置を取り付ける時間が短く、付けない期間があった場合、治療期間が長くなってしまうというデメリットもあるのです。

 

■当院のインビザライン


インビザラインシステムを開発したアライン社は、インビザラインの取り扱いに関しての認定条件を定めています。
当院の担当医は、インビザライン「認定医」を取得しております。

このようなマウスピース型矯正歯科装置をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。まずは、患者様のお口の中の状態を拝見し、インビザラインが適応できるかどうかをお伝えさせて頂きます。

また、当院では患者様が抱えていらっしゃるお口に関するお悩みや疑問、不安などにお応えする機会を設けさせております。どのような些細なことでも構いませんので、お気軽に私たちにお話ししていただけたらと思います。

 

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前歯だけ、出っ歯だけ…お悩みに合わせた部分矯正のメリット

2022年4月22日

こんにちは。世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

最近は、急に夏日になったかと思いきや、冬のコートを羽織るほど寒い日が来るなど、温度調節が難しい日々が続きますね。
急な寒暖差は体調を崩しやすいので皆さんも十分お気を付けください。

ところで、皆さんは歯並びで悩んでいる箇所はありませんか?
出っ歯やすきっ歯、前歯のデコボコなど、部分的な歯並びに関するお悩みを抱えている方は意外と多いようです。

そこで、春から気になる歯並びを部分的に矯正したいという方に向け、部分矯正のメリット・デメリットや治療方法、部分矯正治療が向いている方などを整理してこの記事でご案内いたします。

目次

■部分矯正治療について
■部分矯正治療で改善できる症状について
■部分矯正治療のメリット
■部分矯正治療のデメリット
■部分矯正治療はこんな方におすすめ
■まとめ

■部分矯正治療について


最近では、大人になってから矯正治療を始める方も増加しています。特に、「前歯だけが気になる…」「八重歯が気になる…」「前歯の隙間をどうにかしたい」など、部分的に歯並びを改善したいという方も当院に多く来院されているのです。

部分矯正は、前歯など気になる部分をピンポイントでキレイに並べる治療のことで、ほとんどの場合、デコボコ歯や八重歯、乱ぐい歯、正中離開などを改善します。すべての歯を矯正する治療と比較して、治療期間が短かったり費用が安かったりということで、イベント前に部分矯正治療を希望する方が増加しています。

また、矯正用語ではMTM(Minor Tooth Movement)と呼ばれています。

部分矯正治療は、適応症例が限定されます。すべての症例では適応できないのです。ですが、適応症例の場合は、すべての歯を矯正するよりも低価格かつ短期間で治療ができます。

 

■部分矯正治療で改善できる症状について


○軽度の出っ歯

出っ歯は、一般的に前歯が前の方に向かって生えている状態を指します。口を閉じている時でも前歯の一部分が見えたり、笑った時に歯と歯茎が見えてしまったりします。このような出っ歯の原因は、遺伝のような先天的なものと後天的なものがあります。

先天的な出っ歯は顎の骨の形や大きさ、歯列の形や歯の大きさが遺伝子により既に決められています。しかし、これらは育った環境により柔軟に変わっていくものなので、多くの場合は矯正などで改善できるのです。

 

○すきっ歯(空隙歯列)

空隙歯列は、いわゆるすきっ歯と呼ばれるもので、歯と歯の間に隙間が空いている状態のことを指します。
生まれつき歯が小さい方や生えてくる予定の歯が生えてこなかった場合などに起こりやすい傾向があります。

また、すきっ歯は下記のような生活習慣が原因となって引き起こされる可能性もあるのです。

  • 頬杖をつく:奥歯のかみ合わせがずれやすくなり、すきっ歯になりやすい
  • いつも同じ姿勢で寝る:人の骨格は本来仰向けで寝るように形成されているので、うつ伏せや横向きで寝ると顎の骨や歯列が歪みやすくなる
  • 舌を前歯の裏側に押し付ける癖がある:前歯が舌で開いてしまう可能性がある

 

軽度の出っ歯・すきっ歯を改善できる

軽度の出っ歯・すきっ歯を改善できる

 

■部分矯正治療のメリット


気になる部分的な歯並びを矯正する部分矯正治療には、どのようなメリットがあるのでしょうか。下記で詳しくご紹介します。

○低コストで治療ができる

部分矯正治療では、すべての歯を矯正するわけではないので、低コストでの治療が可能です。利用する装置や治療時間などが本格的な矯正とは異なる点がポイントです。
当院の部分矯正治療は、16.5万円~(税込)で対応しています。

 

○目立ちにくい装置で矯正ができる

矯正治療というと、利用する装置の見た目が目立つイメージがありませんか?金属色が目に入るので、笑った時や大きく口を開けた時などに見た目が気になるという方が多いようです。
しかし、最近では目立ちにくい矯正装置も開発されています。
歯につける装置やワイヤーを見えにくいものにすることによって、周りから目立ちにくくしているのです。

また、当院では歯の裏側に矯正装置を取り付ける裏側からの部分矯正も行っております。歯の裏側から装置を取り付けるので、矯正治療中だということがほとんどわからないでしょう。

ほかにも、費用は異なるのですが、透明なマウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)を利用したマウスピース矯正も行っております。こちらのインビザラインは、ワイヤーなどと違って透明な装置になるので、矯正をしていることが気付かれにくいというメリットがあります。

「気になる歯並びを部分的に治したいけれど、目立つのは嫌だ…」という方は、一度当院にご相談くださいね。

 

○お悩みをピンポイントで治療できる

「前歯2本だけがずれている…」「前歯の隙間が気になる」「下の歯だけが気になる」など、気になるところをピンポイントで治療可能な点も部分矯正治療の大きなメリットと言えるでしょう。
部分矯正治療は、ご希望に応じて柔軟に対応することができます。

 

○短期間で治療できる

部分矯正治療は、あくまでも部分的に歯を動かすので、その分治療期間も短いのが特徴です。すべての歯を矯正する本格的な矯正は数年ほどかかるのが通常ですが、部分矯正治療の治療期間は数ヶ月で終了します。
そのため、数か月先の結婚式や面接など大事なイベントを控えているという方に大変ご好評を頂いております。

 

■部分矯正治療のデメリット


では、メリットの多い部分矯正治療にはデメリットはあるのでしょうか。下記のデメリットをしっかりと理解したうえで部分矯正治療を行うことをおすすめします。

○簡単な症例のみが治療できる

部分矯正治療は部分的な歯並びやデコボコ歯を改善することができますが、咬合全体の改善はできません。基本的に、上下第一大臼歯の咬合関係から診断していくのですが、上下の顎の位置などに問題がある場合や、受け口、反対咬合、しゃくれなど重度の不正咬合は改善できないというデメリットがあります。

 

○後戻りする可能性がある

部分矯正治療のもう一つのデメリットは、リテーナーをしっかりと使用しないと後戻りする可能性があるという点です。

 

■部分矯正治療はこんな方におすすめ


部分矯正治療は、下記のような方に特におすすめします。
違和感が少なく、短期間で治療が可能な部分矯正治療で、気になる部分的な歯並びを改善しましょう。

  • 気になる前歯やすきっ歯だけをキレイにしたい方
  • ピンポイントで気になる歯を1~2本だけ治したい方
  • できるだけ短期間で歯並びをキレイにしたい方
  • 費用をなるべく抑えて矯正したい方
  • 結婚式や就職、面接、婚活など大事なイベントがあるので矯正したい方

 

■まとめ


矯正というと、「治療期間が何年もかかって長い」「矯正中の痛みや違和感が強いのでは…」「矯正装置が目立って恥ずかしい」といったイメージをお持ちの方が少なくないでしょう。

部分矯正治療の場合は、短期間で気になる歯並びをピンポイントで改善することが可能です。また、矯正中の見た目の問題も、部分矯正治療ならそれほど目立たずに治療できるというメリットがあります。

しかし、こちらの記事でもお伝えしましたが、部分矯正治療は適応症例が限られています。つまり、すべての人に部分矯正治療ができるわけではないのです。
そのため、場合によっては「部分矯正治療ではなく、全体的な矯正が必要となります」とお伝えすることもあるでしょう。
まずはお悩み・ご希望をお伝えください。
適切な治療計画を作成していきましょう。気になる方はお気軽にご相談くださいませ。

 

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