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三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。

反対咬合 受け口 における治療のタイミングを解説

2024年7月16日

受け口やしゃくれといわれる症状は、歯列矯正学的には下顎前突や反対咬合と表現されます。

前後的に受け口は上の 歯よりも相対的に下の歯が前にある逆のため、舌の位置、見た目や発音の問題、主に適切に咬合できず物を前歯で咬み切ることができず機能的に機能しないため、改善が必要な場合がほとんどです。

反対咬合や、開咬と同様に前歯で物を咬みきれないため、奥歯にかかる負担が多くなってしましまうため、歯列矯正では悪い咬み合わせを整えるため歯を動かす術です。

前歯が咬めない原因として、骨格が原因の場合と、歯が原因の場合があります。

骨が原因の場合で大人の場合外科との歯列矯正も検討します。

今回は受け口に対して解説していきます。

 

反対咬合と下顎前突は違います。


反対咬合と下顎前突は違います。

反対咬合とは、前歯のかみ合わせが上顎よりも下顎の前歯の方が前方に位置している状態を言います。一般的にうけ口と表現されています。

下顎前突とは、歯を支えている骨に対しての表現方法で、相対的に下顎の骨が上顎の骨より前方に出ている状態、一般的にしゃくれと表現されています。骨の位置が前方に位置すると、前歯の位置も相対的に前方に位置するため、下顎前突の場合では反対咬合となることが多いです。

 

 

受け口やしゃくれといわれる下顎前突症

下顎前突は原因によって分類すると、骨が原因である場合と、骨が原因である場合とで、大きく2種類に分類することが出来ます。

①歯が原因である下顎前突

下顎の歯が上顎よりも前にある状態、たとえば上顎の前歯に凸凹が多く上顎前歯が後退し、前歯が反対になることがあります。

 

②骨が原因である下顎前突

歯は骨を土台として並んでいます。そのため下顎の骨が相対的に前方に出ると歯も前方に位置するため、反対咬合になります。

骨が原因の下顎前突の場合は、身長の伸び(成長)と大きく関わることがあります。

 

一般的に、下顎の大きさは、身長の伸びと同時期に大きく成長します。そのため、下顎前突傾向の場合、成長と共に下あごが著しく前方に成長する可能性があります。

そのため、男子だと18歳、女子だと16歳程度まで成長するため、下顎前突で反対咬合の患者様は、状況によっては積極的に歯列矯正装置にて歯を動かすということはせずに、定期検診で顎の成長がおさまるまで治療を待つという場合もあります。

 

下記の成長曲線のように男女差、個人差はありますが、いわゆる思春期に大幅な身体の成長と共に下顎が大きく成長することがあります。

そのため受け口の治療は、タイミングを考慮する必要があります。

 

成長曲線

成長曲線

反対咬合、受け口のイメージ

反対咬合、受け口のイメージ

 

 

治療のタイミングと治療法について


未就学児(幼児)未就学児(幼児)は、まだ全てが乳歯であることが多いので、前歯が受け口であったとしても積極的な歯列矯正治療を進めないことが多いです。理由として、未就学児(幼児)の子どもは力んだり、噛むよう指示を出すと自身で下顎を出す癖があるため、また永久歯に生え変わったら反対咬合が改善する可能性もあるためです。そのため判断としては、前歯が生えた状況で、歯列矯正治療が必要かの検討をする必要があります。(子ども矯正 小児矯正)

 

就学時、10代 子ども:この時期は、ケースが受け口の原因が骨格なのか、または歯が原因かによって判断が変わります。歯が早期に接触し誘導があれば歯列矯正治療を検討します。ない場合であれば、骨格の場合は成長によって下顎が成長し、反対の程度が大きくなる場合がありため、成長終了後からの治療を検討します。歯が原因の場合は、歯が原因になるため乳歯から永久歯にはえかわる12歳ごろの歯列矯正治療開始をご提案します。

 

 

成長終了後の18歳以降の20代、30代、40代以降の成人のケース:歯が原因の場合は歯列矯正治療のみでの提案を行い、骨格が原因の場合は、反対咬合の程度によって歯列矯正治療のみ、もしくは手術を併用した外科矯正で治す方法を提案します。受け口の程度が大きいと、歯列矯正治療のみでは改善できないため、矢状分割骨切り術などのオペが必須になる場合もあります。

手術を併用した歯列矯正治療場合、口腔外科の歯科医師とカンファレンスを行い、外科矯正で上下で骨を離断するのか、下顎だけを離断する治療にするか検討します。手術によって相対的に下顎を後ろに下げ移動をして治す手段を選択します。

一般的にオペは全身麻酔科で行って、2週間程度の入院が必要になることが多いです。

費用に関しては、オペ併用場合は顎変形症として保険適応になる場合もありますが、全身麻酔を行うこと、神経損傷などのリスクがあります。一度ご相談ください。

また、歯列矯正治療で行う顎変形症の手術は、噛み合わせ(咬合)のために行う手術のため、見た目を整えるための手術ではありません。

反対咬合の矯正歯科治療はいつか? 

受け口を治す治療方法


下顎前突の治療方法は、骨が原因で反対咬合になっている場合には

①手術を併用した歯列矯正治療と、②歯列矯正のみで行う治療があります。

上顎に対して下顎の突出が大きすぎると、歯列矯正のみで治療を行うことが難しくなるため、手術を併用した治療を優先されます。

手術を併用した歯列矯正治療の場合だと、手術によって骨の位置を後退させるため、下顎の突出感の改善が期待できます。

一般的にかみ合わせや、手術を併用するか、歯を抜歯するのかで治療期間は大きく変化します。

一般的なオペを併用した歯列矯正治療の流れでは、

①最初にマルチブラケット装置を装着し、歯のでこぼこの解消

②抜歯スペースの閉鎖、および歯列の幅の調整

③手術にて、下顎骨の位置を改善

④歯列矯正治療にて治療後の手術後のかみ合わせの最終調整

となります。

 

 

例として、当院で治療した症例を提示します。

動画の患者様は20代女性、反対咬合の改善をしたく、当院での無料相談を受診されました。

相対的に下顎が長く骨格性の反対であったため、外科矯正も提案しましたが本人の希望として、少し顎の位置も気にはなっていたとのおことでしたが歯列矯正のみでの治療となりました。

プロファイルを考え、当初は非抜歯での治療計画でしたが、歯が並んで咬合が改善したら上下の前歯が前方位にある(上下額前突)気がするとのことで、上下抜歯を追加で行い、上下の前歯を下げた治療を行いました。

治療期間は3年でした。

矯正治療を受ける上での一般的なリスクとして、歯周病、虫歯、歯肉炎、ブラックトライアングル、歯肉退縮、歯髄壊死などがあります。

 

動的治療後はマウスピース型の保定装置を利用して歯並びを維持しております。

「裏側矯正」表側と治療の違いを解説

 

反対咬合(受け口)の費用 歯科矯正治療の方法を解説

受け口と歯列矯正治療のまとめ


下顎前突(受け口、反対咬合)の治療にはいろんな方法があります。

また、一人一人で、顎の位置関係や、歯の噛み合わせ(咬合)が違うため、治療開始時期やアプローチの仕方も大きく変化します。

そのため、受け口とうでお悩みのかたは、一度ご相談いただけると幸いです。

 

矯正治療の流れ


 

  1. 初診相談・検査(所要時間:約60分)

まずは受付にて問診票をご記入いただきます。その後、お口の中の写真 / 顔写真 / 専用の機械 を使って歯のスキャンをさせていただきます。こちらの資料の内容を元にドクターとのカウンセリングとなります。治し たいこと、抜歯、非抜歯などの可能性など歯列矯正治療についての希望をお伺いして、症状の説明、治療方針を相談を行い。

お見積もりやお支払い方法もお伝えさせていただいております。

 

 

  1. 診断(所要時間:約60分)

初診時にお伺いしたご希望と、検査結果(顎の骨のレントゲン写真)を元に患者様にとって最適なプランに合った治療の流れやどのように歯を動かしていくかご案内します。

お支払い方法についても再度ご説明させていただいております。

 

 

  1. 矯正治療開始(装置セット所要時間:約60~120分)

歯列矯正装置を装着し、歯を動かす矯正力を作用させる治療をスタートします。

歯列矯正装置により装着時間は様々ですが、約60分~120分ほどお時間をかけて装置をつけていきます。装置の使用方法や注意点なども詳しくご説明させていただきます。

 

 

  1. 定期治療(1回約30分~60分)

定期的に歯の動きを確認し装置の調整をおこなっていきます。

 通院頻度:ワイヤー矯正:6~8週に1回目安

 

 

  1. 装置除去(約90分~135分)

歯並びが綺麗になったら装置を外します。

その後、歯並びを維持する保定装置(リテーナー)の使用をしていただきます。

 

 

  1. 術後定期健診(約30分)

保定装置(リテーナー)の定期健診となります。

装置を除去してすぐの期間は後戻りをしやすい期間となりますので、長時間の使用となり通院も3~6ヶ月に1回を目安に健診をお願いいたしております。歯並びが比較的安定し、使用時間も短くなってきたら通院も1年に1回程度での健診となります。

 

 

 

 

 

当院の矯正治療方針について


 

より快適な歯列矯正治療を目指して

 歯列矯正治療は、患者様の笑顔と口腔内の健康を向上させるための重要なプロセスです。当院では、最新の技術と高度な専門知識を駆使して、患者様にとって最も効果的で快適な治療を提供することを目指しています。

最新技術の導入

 当院では、デジタル技術を活用した精密な診断と治療を行っています。例えば、3Dスキャン技術を用いて、患者様の歯並びを詳細に分析し、最適な治療計画を作成します。また、デジタルシミュレーションを用いることで、治療の進行状況や最終的な結果を視覚的に確認することができます

痛みや不快感の軽減

歯列矯正治療中の痛みや不快感を最小限に抑えるために、最新の技術と方法を取り入れています。例えば、装置のデザインや素材を工夫することで、口腔内の違和感を軽減します。また、必要に応じて痛みを和らげるための処置を行います。

 

 

 

歯科矯正治療の料金設定(ワイヤー矯正、インビザライン)


例えば当院での裏側矯正(ワイヤー矯正)の治療では、治療費「上限明示システム」として治療前に治療費の「下限」と「上限」を提示します。そのため予定通り進めば治療費は抑えられ、治療期間が延びてしまっても、上限以上の治療費はかかりません。例えばワイヤー矯正のフルリンガル歯列矯正では¥1,055,000円(税別)から治療費がはじまり、期間が6~8週で1回の目安でのご来院時に¥8,800円の処置料としての費用が加算されますが、ワイヤー矯正の処置料との合計金額の上限費用が1,350,000円(税別)になると、それ以上の費用はかかりません。

当院の治療費は平均よりは値段よりは安く設定されていますが、治療結果にこだわった治療を行なっております。

 

料金表

 

 

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科での矯正治療のご予約・お問い合わせ


 歯科矯正治療を検討されている方 なら、ぜひ当院にご相談ください。初めての方でも安心して治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と親身な対応を心がけています。お問い合わせやご予約は、当院のホームページ(三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科)からお気軽にどうぞ。

歯科矯正治療を通じて、トラブル、失敗を避け美しい笑顔と健康な歯を手に入れるために、私たちと一緒に一歩を踏み出しましょう。お待ちしております。

歯科矯正治療の選択肢にはそれぞれの特徴があり、患者様のニーズに応じた最適な方法を選ぶことが重要です。インビザラインやワイヤー矯正(内側に装置がつく裏側矯正、外側に装置がつく表側矯正)の違い、デメリットとメリットを理解することで、より納得のいく治療を受けることができます。当院では、患者様のライフスタイルや歯並びの状態から、希望する治療結果に合わせた最適な治療方法をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。多くの芸能人、YouTuberなどの目立たない歯科矯正を希望される方々も当院に来院いただいております。利用できる歯科矯正装置も目立たないマウスピース型矯正装置、ワイヤー矯正装置、部分矯正、子どもの歯科矯正(小児矯正)も可能です。症例も開咬、八重歯、出っ歯、受け口、すきっ歯など様々な症例も対応します。治療後は保定装置で綺麗な歯並びを最小限の変化で維持します。

歯並びのことで質問やお悩みや不安などがある場合には、是非当院まで気軽に無料カウンセリングのご予約ください

当院は三軒茶屋駅から徒歩2分に位置しアクセスも良好です。土曜日、日曜日も診療し、お仕事帰りの方でも通える時間の夜20:30まで診療しています。

診療日は月 水 木 金 土 日 の上

休診 休診日 は火と祝日です。

虫歯やセラミックなどの被せ物は、一般歯科での診療をお勧めしてます。

 

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(clinic)

住所: 東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14 園田ビル地下1階

医院の電話 番号: 03-6805-5765

予約はこちら(ホーム ページ web) https://www.sangenjaya-ortho.com/contact/#link01

アクセスは:https://www.youtube.com/watch?v=6NxHyrl-kOI

Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/7UG4wC7fUZMeXGPS9

歯科医師、衛生士、受付、院長含めスタッフや院内の雰囲気がわかります。

インスタグラム https://www.instagram.com/sangenjayadental/

lineでも予約が可能です。

 

 

LINE 三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科

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世田谷区の矯正歯科 デンタルデザインの特徴について解説

 

2024年6月14日 更新

2024年7月16日 更新

 

 

 

子どもの矯正治療の費用は安いですが、子どもと大人で治療も目的が違います。

子どもの矯正治療は歯が生える場所の確保や、子どもの成長を確認しながらの治療方針を検討します。

子どもと違い大人は歯並び噛み合わせ(咬合)の治療をメインとします。

子どもの矯正治療は成長男系によっては、治療開始を待つこともします。

例えば、骨格が原因の受け口は、こどもの成長が終了後に手術を併用した矯正治療、外科矯正術を検討します。

子どもは大人に比べ歯の動きが動きが早いので、治療期間が短くなることもあります。

 

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

電話でのお問い合わせ

03-6805-5765

住所

〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14

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