出っ歯と鼻呼吸、口呼吸

診療時間

  • 月・水・木・金 11:0020:30
  • 土・日 10:0018:30

※休診日:火・祝

三軒茶屋駅
から徒歩2分

キービジュアル

出っ歯と鼻呼吸、口呼吸

2017年12月3日

こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)院長内澤です。

 

乾燥がだんだんと厳しくなる季節となってきました。

体調の管理はどうでしょうか?

手洗いとうがい、そして十分な休息は取れているでしょうか。

 

本日は、口呼吸が歯並び(『出っ歯』)に大きく関わっているお話をします。

 

人間は、呼吸する方法として、口から呼吸する方法と鼻から呼吸する方法がありますが、お鼻から呼吸しているでしょうか?

 

 

鼻呼吸に比べ口呼吸の方が、全身や歯に対してのデメリットがあります。

 

全身との関わりとしては、


 

風邪やウイルス感染しやすくなります。

 

理由としては、鼻呼吸の場合だと、吸った息が鼻の粘膜を通過することで、吸気した空気の湿度が高くなります。しかし口呼吸の場合、このメカニクスがなくなるため、のどや肺への刺激が強くなり、風邪をひきやすくなります。

また、ウイルスは湿度に弱いと言われています。

 

 

歯との関わりとしては、


 

前歯の歯茎が腫れる、虫歯や歯槽膿漏のリスクが高くなります。

 

理由としては、口呼吸をすることで、お口の中、特に前歯部の、虫歯や歯槽膿漏を予防する働きのある唾液が乾燥するためです。

乾燥により、歯槽膿漏、虫歯はお口の中にいる細菌が悪さをして、歯茎を腫らしたり、歯に穴を開けたりします。

また、口臭も出てきます。

 

 

では、歯並びは?


 

『出っ歯』になるリスクが上がります。

 

理由としては、歯は、お口の中で、バランスをとりながら並んでいます。

例えば、前歯の前後的位置関係は、①舌の舌側から唇側に向かって押す力と、②唇の唇側から舌側に向かって押す力、この2つの力のバランスによって並んでいます。極端な話、①の舌が押す力が強いと、前歯が前に出て『出っ歯』になりますし、②の唇の押す力が強いと前歯は舌側に倒れこみ、受け口となります。

 

ここでなぜ、口呼吸で『出っ歯』になるかというと、

鼻呼吸の場合だと、お口が閉じているために、頬、唇が歯を舌側に押し、舌が歯を唇側に押す力が生じます。

しかし、口呼吸になると、唇は開き、また、上顎前歯を押していた舌も下顎の方に下がります。

このため、鼻呼吸でバランスが取れていた力関係が崩れ、頬の頬側から舌側へ押す力が強くなることで奥歯が、全体的に舌側に押され、押された反動で前歯が前方に押され、『出っ歯』となります。

 

以上が口呼吸と『出っ歯』との関わりでした。

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

電話でのお問い合わせ

03-6805-5765

住所

〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14

このページの先頭へ戻る