横顔の美しさと歯並びの関係
2022年7月1日
みなさんこんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
当院には、横顔を綺麗にされたいという患者様もよくご来院されます。
「横顔に自信がない・・・」「もっと口元を下げたい・・・」「顎の突出感が気になる・・・」など、様々なお悩みがありますが、これらを改善するためには、「美容外科」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
たしかに美容外科でも、このようなお悩みへのアプローチは可能です。ただし、美容外科では多くの場合、顎の骨を削り骨格を整形する処置を施します。
しかし、歯列矯正であれば、そのような大きな手術をしなくても、フェイスラインを根本的に
整える事が可能です。
■横顔の美しさが重要な2つの理由
正面から見た顔の美しさは頻繁に着目されますが、横顔の美しさに言及する方はそれほど多くはありません。しかし、横顔の美しさは次の理由から、大切であると言えます。
○フェイスラインが人の印象を決める
フェイスラインは、あごからこめかみ、そして髪の生え際までぐるりと一周したライン、
つまり顔の輪郭のことです。フェイスラインがシャープで整っていると、若く美しい印象を相手に与えます。
また、顔が小さく見えるので、全身のバランスも整ってみえます。
しかし、フェイスラインがゆるんだり、歪んだりしていると、顔全体がぼんやりとした印象になり、年齢以上に老けて見られることが多くなります。さらに顔が大きく見えることから、全身のバランスも悪く見えてしまします。
このように、フェイスラインは顔だけでなく、全身の美しさにも影響を与える重要な要素と言えます。
○横顔は人からよく見られる
フェイスラインと聞くと、多くの人は正面から見たフェイスラインを想像するかもしれません。
しかし、実は正面からのフェイスラインを整えるだけでは不十分です。
なぜなら、他の人が最も目にするのは、横から見たフェイスラインだからです。
自分ではなかなか見落としがちですが、横顔のフェイスラインは他人にチェックされやすいことを理解し、フェイスラインを整えることで、横顔を整えることで他人から見た美しさも変わってきます。
■横顔美人の黄金比「Eライン」と歯並び
横顔において、鼻先と顎先を直線で結んだ線のことを「エステティックライン」
といいます。アメリカの矯正歯科医であるロバート・リケッツ氏により提唱されました。
横顔の美しさを表す指標として、歯科や美容外科の分野で用いられています。
一般的に、唇がエステティックラインからはみ出していなければ、美しい横顔だとされています。
歯列を矯正することで、エステティックラインが改善する可能性が考えられています。
例えば出っ歯の方であれば、上唇の先端がラインよりも前に出ている場合が多く、
口元が前に突き出て見えます。
このようなケースでは、歯列矯正により前歯を後方に引き戻すことで、口元の突出感がなくなります。また唇側に傾斜していた前歯を正しい位置に戻すことで唇も閉じやすくなり、横顔がきゅっと引き締まる効果が期待で来ます。
下顎が前方へ突出し、噛み合わせが逆になっている状態の受け口の場合も同様で、歯列矯正により下顎の突出を抑えることができ、理想的なエステティックラインに近づけることが出来ます。
ただし、噛み合わせや歯並びの状態によっては、必ずしも改善に効果があるわけではないため注意が必要です。
エステティックラインは顎の状態だけではなく、鼻の高さや顔の骨格自体がエステティックラインが崩れる原因となる場合もあります。このような場合は歯列矯正による改善は難しいといえます。
■歯列矯正による横顔改善
歯列矯正というと、「歯並びの美しさを獲得する治療」と思われがちですけど、副次的効果に「顔のバランス」調整などもあります。
矯正治療をすると、絶対にフェイスラインが綺麗になるわけではないですが、かなり歯並びに乱れがある場合や、例えば受け口などの患者様が矯正をすると、フェイスラインも美しくなる傾向にあります。
- 出っ歯
悩んでいる方が多い歯並びですね。上側の前歯が下側の歯よりもかなり前に出てしまっている状態です。 - 受け口
下の顎が上の顎より前方に出てしまっている状態です。 - 上下顎前突
上下両方の歯が前方に突出している状態です。
「口ゴボ」と呼ばれることもあり、この状態だと横からの見た目もよくありません。。 - 歯のデコボコ
歯がいろいろな向きに生えていてデコボコになってしまっている状態です。 - 噛み合わせが浅い
奥歯は噛んでいる状態ですが、前歯が噛んでいない歯並びを指します。 - 嚙み合わせが深い
一般的に、噛むと上側の歯が下側の歯を覆います。
しかしみ合わせが深いと、必要以上に覆い過ぎてしまい、下側の前歯が見えにくくなります。
■横顔改善のための歯列矯正
○ブラケットとワイヤーによる歯列矯正
ワイヤーを装着し歯を動かすタイプの矯正方法です。当院では、痛みや違和感を
軽減させられるセルフライゲーションブラケットを用いた矯正治療も行っています。
また、歯の裏側に装着するリンガルブラケット矯正は、矯正装置の中では最も目立ちにくい装置で、他人から装置が見えないため、矯正していることを知られたくないという方にお勧めです。
○マウスピースによる歯列矯正
取り外しが可能で目立ちにくいマウスピース矯正。
当院では、インビザラインと呼ばれる透明なマウスピース型の矯正装置を利用しています。
ブラケットとワイヤーによる矯正と比べて、来院回数を大幅に削減できる特徴があります。
しかし、歯の移動量が大きい場合はマウスピース型矯正歯科装置単独では限界があるケースもあり、そのような場合は一定期間、ブラケットによる矯正を併用する場合もあります。
取り外しが可能で食べ物の制限もなく、装置の洗浄も簡単に行うことができるというメリットがある反面、装置を装着する判断は患者様に一任されるため、装置を付ける時間が短く、つけない期間があった場合は、治療期間が長期化するというデメリットも存在します。
○歯を抜くことが必要な場合も
歯を抜かずに矯正を行うことを「非抜歯矯正」といいます。当院ではできる限り歯を抜かない矯正治療をご提供しておりますが、場合によっては歯を抜く選択をした方が顔の見た目や噛み合わせが理想に近づく場合があります。
要否については、治療開始前の精密検査にて判断します。
もちろん、全ての治療は患者さんの同意を得てから行われます。
カウンセリングの際に要否やリスクについて、しっかり担当医と相談することが大切です。また、歯が矯正後元に戻ろうとする力を抑えるために、矯正治療後もリテーナー
(保定装置)を装着することがポイントになります。
■まとめ
いかがでしたか?横顔の美しさは、自信につながり、他人からの印象も変化します。当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けて
おります。どんな事でも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は
ぜひお気軽にお問い合わせください。