矯正の必要期間はどれぐらい?何年かかる?

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矯正の必要期間はどれぐらい?何年かかる?

2022年10月21日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯の矯正はすることで歯並びが美しく整い、噛み合わせなどが改善するなどのメリットがあります。

しかし中には、矯正がどれくらいの期間していなければならないのか具体的に分からず、「歯が美しいと言える段階にくるまでには、何年もの長い期間を矯正しなければならない…」という不安を感じているという方もいるでしょう。

もし、早く矯正の期間を終わらせることが可能であれば、どのようなことすればいいのかについても気になるところですよね。

そこで今回は、矯正の期間がどれくらい必要なのかについてご解説します。

目次

■矯正の期間は一般的にどれぐらい?
■なぜ矯正には時間がかかるの?
■不正咬合の種類について
■歯列矯正をすることでのメリット
■歯列矯正をすることでのデメリット
■まとめ

■矯正の期間は一般的にどれぐらい?


歯列矯正は治療する方法や部分か全部の矯正かによって期間がそれぞれ異なります。全体的な歯列矯正をまとめると、6ヶ月〜3年ほどが治療期間と言われています。

それぞれの矯正の種類ごとの期間をご解説いたします。

○部分矯正

部分矯正の期間は6ヶ月〜1年ほどになります。

最も、歯列矯正の中で短い期間である部分矯正ですが、こちらは前歯だけに特化しているものになります。

前歯は歯自体の動く距離が長くないため、治療期間は短いものの、歯の傾き方などでは最大でも1年ほどはかかるケースもあります。

ただ、こちらの部分矯正は前歯だけに特化している矯正なので誰でもできるというわけではありません。矯正での噛み合わせ治療の必要がない方や軽度な症状の方に向いています。

 

○全部矯正

全体的に矯正を行う場合の期間は2〜3年ほどになります。

大人の場合、矯正で歯を動かくことができるのは1ヶ月に約1ミリほどのかなりゆっくりなペースなので時間がかかります。そのため、歯並びが悪いとなるとさらに期間は伸びてしまう可能性が考えられるでしょう。

時間はかかるものの、しっかり治療を行えば全体的に歯並びが良くなり印象がガラリと変わります。全体的な歯並びが悪く噛み合わせ治療の必要などの症状の方に向いています。

 

■なぜ矯正には時間がかかるの?


歯列矯正は短い期間の部分矯正であっても6ヶ月〜1年ほど時間がかかります。なぜ歯列矯正はこれほど時間がかかるのでしょうか?

ただ歯に器具をつけているだけなのでは?と疑問に感じている方もいるでしょう。歯列矯正の期間がここまでかかる理由についてご解説いたします。

○骨が変化するため

歯列矯正は矯正の器具を使って圧力を加え、歯を動かします。つまり骨を動かすという行動をしているのが歯列矯正ということになります。

骨は硬い上に、急に骨を動かしてしまうと、骨が損傷してしまったり全体的なバランスが一気に崩れてしまいます。そのため、歯列矯正はゆっくり時間をかけて歯を動かしているのです。

 

○骨の変化を活用しているため

歯列矯正では、骨代謝という古い骨を分解や吸収をし同時に新しく骨を作っていくメカニズムを活用しています。歯列矯正はその骨代謝のメカニズムを器具をつけ一定の圧をかけることで人工的に行っています。

かけられた圧力の反対側では、動いた骨の隙間を埋めるように骨を作っていきます。
歯列矯正はこういった骨の変化を促すことを活用しているため治療にかなり時間が必要なのです。

 

○「矯正期間」と「保定期間」があるため

歯列矯正に時間がかかるのは、「矯正期間」と「保定期間」というものが必要だからです。

矯正期間は、「歯が動かすまでの期間」のことで、保定期間は「歯を固定させるための期間」になります。

矯正期間は、矯正したい歯を理想の位置に動かす期間なので歯並びの状態や治療内容によっては期間が変わります。矯正期間終了後、時間をかけて理想の位置にした歯は元に戻ろうとします。そのため、保定期間という元の状態に戻ろうとする働きを阻止する期間が必要になるのです。

 

■不正咬合の種類について


不正咬合(歯並びが悪い)にもさまざまな種類があります。ご自身がどの不正咬合に当てはまるのかぜひご確認くださいませ。

○空隙歯列

歯と歯の間の隙間ができている歯並びです。よく「すきっ歯」と言われている歯並びのことを示しています。

空隙歯列は顎の大きさが歯よりも小さいことや本数が不足していることなどで起こり得ます。また、歯の隙間が汚れを溜め虫歯や歯周病になってしまう可能性も高まります。

 

○叢生

歯の生えている方向がバラバラの状態で凹凸があるように見えたり、歯同士が重なっている状態のことを「叢生」といいます。顎の大きさと歯の大きさのバランスが良くなく、歯が生えるスペースが不十分なために起こりえることです。

日本人の不正咬合の中で全体の4割を占めるほど多いと言われています。

 

○上顎前突

上顎前突は上の部分が全体的に前に突き出ている状態のことです。よく「出っ歯」と言われている歯並びのことを示しています。

上顎前突になると、口が閉じにくくなりドライマウスや無意識に口呼吸になりやすくなります。そのことが原因で、虫歯や歯周病、口臭が強くなるなど可能性が高くなります。

上顎前突は遺伝的でもあると言われていますが、指しゃぶりの期間が長かった方や舌癖などの影響も考えられます。

 

○下顎前突

下顎前突は下の前歯や下顎全体が前方に突き出ている状態のことです。よく「受け口」と言われる歯並びのことを示しています。

下顎前突は咀嚼機能が低下してしまったり、「サ行」の発音がし辛くなってしまうなどの影響が出てきます。下顎前突の状態のままでは顎が正常に育たなくなる可能性があり、悪化してしまう可能性も十分考えられます。

下顎前突も上顎前突同様で遺伝的なものが関係していると言われています。ただ、口呼吸や舌癖なども関係している可能性も考えられるでしょう。

 

○開咬

前歯が噛み合わず、奥歯しか噛み合わない状態で、前歯が常に開いた状態のことになります。哺乳瓶やおしゃぶりを長時間使っていたり、咀嚼不足が原因と言われています。

前歯が開いているため、前歯で食べ物を噛むことができず、奥歯ばかりに負担がかかってしまいます。前歯が開いていることでドライマウスや滑舌が悪くなるなどの影響もあります。

 

○過蓋咬合

咬み合わせが上下で深くなっている状態のことです。別名「ディープバイト」と呼ばれています。

上の歯が下の歯を覆いかぶさっているような状態で、ほとんど下の歯が見えません。上顎と下顎の大きさのバランスが良くないためになってしまうと言われています。

そのため、前歯で食べ物が上手く噛み切ることができず、虫歯や歯周病の原因につながります。また、顎関節症にもなりやすいと言われています。

 

■歯列矯正をすることでのメリット


歯列矯正は歯並びを本来の位置に戻す治療になります。歯列矯正をした方の中には、「フェイスラインがすっきりした」という方もいらっしゃいます。

個人差があるため、歯列矯正で得られる変化は人それぞれではありますが、少なからず歯並びが綺麗になるというのはとても魅力的に感じられるものです。

顔の印象の変化が出るのは歯列矯正で歯並びが良くなったためだけではありません。歯列矯正をし、本来の位置に歯を戻すことで噛み合わせも改善されます。

噛み合わせが悪い状態が続くと、顔の筋肉が衰えたり歪んでしまう可能性も考えられます。すでに顔の筋肉の衰えや歪みを感じているという場合でも、歯列矯正をすることで徐々に改善されてきます。

左右のバランスが整い、さらに自信をもって歯を見せて笑うことが実現できることでしょう。

 

歯列矯正は自信をもって歯を見せて笑うことを実現する

歯列矯正は自信をもって歯を見せて笑うことを実現する

 

■歯列矯正をすることでのデメリット


歯列矯正をする上でのデメリットは、人と接することが多いご職業の方の場合、矯正器具を表につけている場合見えてしまうということがあります。

また、歯列矯正は歯に圧をかけているということもあり、痛みがある場合があります。長期間つけるものなので、慣れてはきますが最初は違和感を感じられるかもしれません。

矯正器具をつけているということもあり、食べカスなどの汚れが隙間に溜まる可能性も考えられます。歯列矯正をする際は、必ずお手入れ方法などを知っておきましょう。

また、透明のマウスピースを使用する「インビザライン」、歯の裏側に装置を付ける「裏側矯正」等、目立ちにくい装置を使用した治療方法もございます。気になられる方はお気軽にご相談くださいませ。

 

■まとめ


歯列矯正は期間は6ヶ月〜3年ほどという長期期間で行われる治療です。あくまで目安の期間であり、患者様それぞれで期間は異なってきます。

歯並びの状態次第では、期間が伸びてしまうこともありますが、長期間かけてすることに意味があります。

当院では無料で矯正相談を受け付けています!矯正治療でお悩みの方や、ご自身の歯を見つめ直したい方はご気軽に当院にご相談くださいませ。

 

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