矯正治療とリテーナーについて

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矯正治療とリテーナーについて

2022年6月17日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

短くはない矯正治療を終えて、やっと矯正装置を外せると思ったら今度はリテーナーを付けるのか…という声もありますが、リテーナーは矯正治療について非常に大事な存在です。

そこで今回は、リテーナーの大切さについてご紹介します。
矯正治療を検討中の方や今矯正中という方は、ぜひ参考にしてください。

目次

■リテーナーとは?
■リテーナーをつける理由
■リテーナーを付ける期間
■リテーナーの種類
■リテーナーの注意点
■まとめ

■リテーナーとは?


リテーナーとは、保定装置のことで矯正装置を外した後の歯並びが、元の状態に後戻りしないように使用する装置を指します。

リテーナーは矯正後の歯が動きやすい期間に、歯をしっかり固定する役割を持っています。この期間も変わらずブラケットで矯正しても良いのですが、歯を動かす力はそんなに必要ないので、リテーナーで対応します。

ブラケットは虫歯になるリスクがあるので、時期が来たらリテーナーをつけることが大切なのです。

 

■リテーナーをつける理由


まずは、矯正治療の後にリテーナーをつけなければならない理由について見ていきましょう。

○後戻りを防ぐため

矯正治療が終わったばかりの場合は、歯の根を支える部分が動きやすい状態にあり、キレイに整えた歯が移動するリスクもがあるのです。
矯正治療は時間をかけて歯を移動させていきますが、歯は一生動き続けるという性質があります。

リテーナーは後戻り期間における矯正を担う第二の矯正装置でもあるのです。

歯の安定や保持をするために必要なもので、歯が動きやすい状態が終わるまで付け続けることが大切です。

 

○よりしっかり噛める噛み合わせにするため

リテーナーは噛み合わせを整える役割もあります。歯が動いて、噛み合わせがずれてしまうのを防ぐのです。噛み合わせをきちんと調節することで、きちんと噛むことができる歯に変化させます。

 

■リテーナーを付ける期間


では、矯正治療後のリテーナーは、いつまで付ける必要があるのでしょうか。次は、リテーナーを付ける期間について見ていきましょう。

○期間には個人差がある

個人差がありますが、早い方は1年、長い方は3年程度の期間が必要です。目安は、矯正にかかった期間と同じくらいと考えておきましょう。

矯正治療をした直後の歯は動きやすくなっていて、美しい歯並びを安定的に維持できるまでは、補助的にリテーナーを付ける必要があるのです。

キレイな歯並びを安定して保てるというのは、歯を支える骨や頬など周りの組織が歯並びに慣れ、うまく支えらえるようになるといった状態を指します。

 

○矯正終了後もしばらくは24時間装着する

リテーナーの種類次第ですが、リテーナーを付け始めた当初は、24時間ずっと装着した状態になります。ブラケットによる矯正は多少の食事制限があるものの、リテーナーを取り外して食事ができるため、自分の好みのものを食べられるでしょう。

ですが、リテーナーのタイプによっては食べられない食べ物もあるため、確認しておきましょう。

 

○安定してきたら数時間のみでもOK

はじめはリテーナーを24時間ずっとつけっぱなしにしますが、どんどんつける時間を減らしていき、安定してきた場合は数日に1回など、となります。

そして最終的に使用の必要もなくなるわけです。

これはもちろん、個人の判断ではなく歯科医師が検診し、判断します。

「もうそろそろいいかな?」と個人的な判断でリテーナーを付ける時間を短くすると歯が動く恐れがあるので注意しましょう。

歯の動きが止まるまで少しとは言えない期間ですが、時間をしっかり守り、歯を良い状態に保てるようにすることが大切です。

 

■リテーナーの種類


最後に、リテーナーの種類を見ていきましょう。リテーナーにはいくつかの種類があるので、自分に合ったものを選択することが大切です。

○床タイプ

床タイプは、歯の表面をワイヤーで固定して、内側にはプラスチックでできたプレートがついているものです。ベッグタイプやホーレータイプとも言われ、取り外しが簡単で、歯磨きなどがしやすい特徴を持っています。

口を開けると針金が目立つので、審美性を気にする方にはあまりおすすめできません。プラスチックのプレートが口腔内に触れるため、着け心地は慣れるまで時間がかかることもあります。

上下の歯がきちんと噛み合うので、噛み合わせは違和感が少ないでしょう。

 

○マウスピースタイプ

マウスピースタイプは見た目を気にされる方にオススメできる透明のリテーナーです。
歯をすべて覆うものであり、薄いプラスチック製です。強度はあまり高くありませんが、透明なので気づかれにくいという特徴があります。

装着時に発音を妨げることはありませんが、慣れるまでは使い方に気を付けましょう。

 

○ワイヤータイプ

ワイヤータイプのリテーナーはフィックスタイプとも呼ばれ、歯の裏側に約0.5㎜の細い針金を接着して固定するので、取り外しができません。
虫歯や歯周病、歯肉炎などのリスクを抑えるため、日ごろのケアや定期的なクリーニングを受ける必要があります。

 

■リテーナーの注意点


リテーナーには、以下のような注意点があるので気を付けて使用しましょう。

○食事中はリテーナーを外す

リテーナーは矯正装置よりもデリケートな作りですから、器具が変形しないように保護しましょう。また、リテーナーが壊れて口腔内を傷つける恐れがあるので、食事中は、少しであっても外すほうが望ましいでしょう。

 

○リテーナーの洗浄

リテーナーの洗浄は、歯磨きのタイミングに行うと忘れにくいのでオススメです。
流水で柔らかい歯ブラシなどを使って汚れを落としたり、専用洗剤などを使用したりすると良いでしょう。

ケアを怠ると、細菌が繁殖して虫歯や歯周病のリスクを高めたり、口臭につながったりしてしまうので注意が必要です。

ご不安なことやご不明な点がございましたらスタッフまでお気軽にお尋ねくださいませ。

 

食事中はリテーナーを外す・リテーナーの洗浄を忘れず行う

食事中はリテーナーを外す・リテーナーの洗浄を忘れず行う

 

■まとめ


リテーナーについて詳しく知ることはできましたか?

リテーナーは、矯正治療後の歯並びをしっかり保つために重要なものなので、最後まで慎重に保定を完了させ、矯正治療の効果を最大限に高めることが大切です。

リテーナーについて不明なことがある方は、ぜひ当院までお気軽にご相談くださいね。

 

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