三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。
インビザラインってなぜ人気なの? その理由を徹底解説!
2022年10月14日
こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
歯列矯正を検討したことがある方は、みなさん一回は「インビザライン」という言葉を聞いたことがあると思います。今回はインビザラインが人気な理由をご説明します。歯列矯正をご検討中の方はぜひご一読ください!
■インビザラインとは
インビザラインは、優れた歯科技術を有するアメリカのアライン・テクノロジーが開発した、「矯正歯科治療」です。
色は透明で目立つことなく、そして薄くて軽いので気軽に使用できます。1999年にアメリカでサービス提供がはじまり、その後は世界中で800万人以上が使用している、実績豊富な矯正装置です(2020 年 1 月時点)。改善の積み重ねにより、インビザラインはどんどん幅広い症例に対応できるようになっています。

インビザラインは目立たずに薄くて軽い
■インビザラインが人気を集める5つの理由
他のマウスピース矯正にはなくて、インビザラインにだけ存在している特徴を紹介します。
○3D口腔内スキャナーで歯型が採れる
インビザラインでは3D口腔内スキャナーでお口の中をスキャンし、歯型をとります。わずか1分ほどでスキャンができ、従来の歯の型取りのように印象材を口内に入れる必要もないため、苦しい思いをすることなく快適に歯型を採ることができます。さらに、精密なスキャニング技術によって高精度な情報を得ることができるので、治療の質も向上します。
印象材の場合だと歯型を採るときに変形が発生し、そして石膏硬化の際にも膨張してしまいますから、精密さは不安定です。しかしiTeroによる3Dスキャンであれば、歯の形状をきちんとデータにします。
また、インビザライン以外のシステムの場合、約2~3週間のペースで来院し、毎回歯型を採って、新しいマウスピースを作製する必要がありますので、それなりの負担となります。
しかし、インビザラインでは、基本的に1回歯型を採って(もし、ズレが発生しても2~3回)、3次元画像化技術とCAD/CAM技術により各ステージのマウスピースをまとめて作製しお渡しします。そのため来院回数(6~8週間に1回)を減らすことが可能です。
○コンピュータを使った歯の動きのシミュレーション
iTeroにて読み取ったデータを読み込み、歯の動きをシミュレーションできるので、安心感も高まります。歯が動く様子を確認することで、今の不正咬合がどんな感じで綺麗に治るかがわかります。治療をした後の歯並びを具体的にイメージできるのはメリットです。治療に対しての不安も解消され、モチベーションが上がり、治療を始められる方も多いです。
○新素材のSmartTrackは装着感や見た目が優秀
インビザラインのマウスピースは「SmartTrack」という新素材で作られています。従来のマウスピースの素材と比べて、歯をよりきちんと移動させられ、見た目の良さにも優れています。
日本人に多い重度の叢生(ガタガタの歯並び)の治療では、これまでの素材ではアライナーの取り外しが困難なケースがありましたが、SmartTrackは柔軟性に優れており、アライナーの着脱が簡易化されています。
8年以上の間研究を行い開発された、Smart Trackは、優秀な弾性を有しています。
素晴らしい治療結果を望んでいるのであれば、必見の方法だといえるでしょう。
○歯にアタッチメントをつけて正確な歯の移動を可能にする
インビザラインだけにみられる大きな特徴が、アタッチメントです。歯を動かす際に効果的に力をかけ、歯を動かします。アタッチメントは歯と同じような色の樹脂でできていて、治療をした後には取り外します。
治療計画の際に歯をどういった感じで動かしていくのかを決めます。動かし方次第で、アタッチメントの形状や数などが異なります。これがあることで、歯にかかる力を細かく調整することができます。設置すると効果的に歯を動かすことができるので、アタッチメントはマウスピースの矯正能力を強めてくれる大切な要素です。
○矯正歯科医のインビザライン矯正のスキル次第で適応範囲が変わる
経験豊富な矯正医師が設計すると、問題のある歯をまっすぐにしたり、歯茎に埋没してしまっている歯を引っ張り出すこともできます。他には、歯列の変化も可能で、様々な症例に対応出来る点が魅力です。
アタッチメントを設計するには、クリンチェックという特殊なソフトを用いて行います。まずアタッチメントはAIが設定し、その後に歯科医師がアタッチメントの位置などを適切に修正し、結果的に歯がより正確に動作するようになります。
■インビザラインの種類
インビザラインの種類はいくつかございますが、今回はその中から主な2つをご紹介します。
○インビザライン・コンプリヘンシブ
インビザライン・コンプリヘンシブは、全部の歯が矯正対象となる「全顎矯正」の際に用いられます。多くの方が連想するインビザラインがこれにあり、アライン・テクノロジー社でかなり昔からあるシステムとなっていて、インビザライン fullと名付けられています。
特徴は以下の2つです。
- 治療期間が長く、治療期間は基本的に2~3年くらいです。歯を移動した後も3年程の保定処置が不可欠です。
- ほとんどの症例に対応可能
全顎矯正のインビザライン・コンプリヘンシブであれば、悩みの種でもあるほとんどの歯並びを綺麗に治せます。
○インビザライン
インビザライン GOは、“部分矯正”のことを指し、以下のような特徴があります。
- 治療ができるかを即判定可能なインビザライン GOには、独自のシステムが導入されています。アライン・テクノロジー社が作り出したスマホ専用のアプリで、口内の写真を撮影して、該当画像をアップロードするだけで治療できるかどうかを知ることが可能です。
- 前歯~小臼歯の歯並びを矯正でき、前歯部という目立ちやすい部位をマウスピースによって部分矯正したい方に適した治療方法です。これまではワイヤー矯正のみでしかできなかった部分矯正であっても、インビザライン GOであればマウスピースによる矯正ができるのです。
- 治療費や期間を抑えられる部分矯正であるインビザライン GOでは大臼歯を動かさない(動かせない)ため、全顎矯正のインビザライン・コンプリヘンシブより費用が安くなっています。また矯正にかかる期間も短くなります。

コンプリヘンシブは全顎矯正 / GOは部分矯正
■まとめ
いかがでしたでしょうか。マウスピース型矯正装置は様々な種類がありますが、インビザラインは世界中の多くの方に利用されています。その理由がお分かりいただけましたでしょうか。
当院の担当医はインビザライン「認定医」を取得しております。マウスピース型矯正に興味をお持ちの方はぜひ一度、HPの「無料矯正相談」よりお問い合わせください。まずはお口の状態を拝見し、適応できるか否かをお伝えさせて頂きます。