三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。
歯科矯正中の食事(レシピ/こつ/おすすめ)
2018年10月13日
歯科矯正をしたい!という希望はあっても、不安なことがあって治療への一歩を踏み出せない方は多いと思います。
特に、初めて矯正治療を始めるにあたり、わからないことや心配なことがたくさんでてくるのではないでしょうか。
今回は、そのなかのひとつであろう<矯正治療と食べ物>についてお話させていただきます。
まず、当院では食事制限などは設けておりません。
みなさまの普段通りの食生活を楽しんでいただきたいと考えております。
しかし、食べ物の硬さや形状によって装置が外れてしまうこともあります。
そういった場合は、ご連絡をいただければ着け直しをさせていただきますので、ご安心ください。
矯正治療を始めると、装置によって違和感や痛みが生じてきます。
もちろん個人差はありますが、お口の中は髪の毛が一本入っただけでも気になってしまうほど繊細です。
そのため装置が入ったことにより、喋りにくさや食べにくさを感じる方が大半です。
そうしますと、お口も開けにくい状態になっておりますので、比較的柔らかいものや舌でつぶせる硬さのもの、噛まずに召し上がれるものがおすすめです。
火傷には十分ご注意くださいね。
以下に例を挙げてみます。
・リゾットやおかゆ
・肉料理はひき肉を使ったもの(ハンバーグやつみれなど)
・太めのうどん
・ポタージュ
・ゼリーやヨーグルト
痛いからと言って飲み物だけでお食事を済ませてしまうと、栄養が偏り体調を崩してしまいます。
どうしても痛みが強いときなどは、栄養ドリンクゼリーを摂取してみてください。
逆に、注意したほうが良い食べ物には以下のようなものが挙げられます。
・繊維質の野菜
・細い麺類
・ステーキなどの肉料理
・ナッツ類
・ガムやキャラメルなどの粘着性のあるもの
繊維質のものや細い麺類はどうしてもワイヤーに絡まってきてしまいます。
また、ステーキなどは噛み千切る必要があるので慣れないうちは召し上がりにくいです。
そんな時には、一口大にカットするなど少しの工夫でグッと召し上がりやすくなりますよ。
例えば、パンもトーストするかしないかで固さが変化し、食べやすさも変わってきます。
時間が経つにつれて、一人一人に合った食べ物や食べ方のコツがわかってきます。
徐々に慣れながら、楽しく食事を摂っていきましょう。
マウスピース型矯正装置を使った治療は取り外しが可能なため、ワイヤーを用いた治療よりは食事がしやすいという方が多いです。
しかし、どの方法を取っても歯を動かしていく過程で痛みや違和感はつきものです。
そして共通して大切なのが、しっかりと歯を磨くことです。
歯ブラシの当てにくさなどもありますが、装置の隙間に入った食べ物や汚れは虫歯や歯周病の原因になってしまいます。
せっかく矯正治療を行うのに、虫歯や歯周病になってしまったら悲しいですよね。
歯ブラシや歯間ブラシを使って健康なお口を目指しましょう。