三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。
口唇のでっぱり(尖がり)と横顔。出っ歯(口ゴボ)の改善
2018年10月16日
まとめ
*出っ歯になると、前歯が突出または傾斜するため、横顔の口元が突出する
*出っ歯(前歯の出っ張り)を改善すると横顔の口元が後退する。
*出っ歯の改善は抜歯、上顎の歯の全体的な後退、歯の大きさの縮小などで行います。
こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。
出っ歯というと3種類に分類されます。
一つ目として
前歯の前後的な位置に差がある状態
2つ目として
前歯の傾斜が強い場合
のふたつがあります。
3つめとして
前歯の前後的な位置に差があり、前歯の傾斜が強い場合
このような出っ歯の場合、程度には差がありますが横顔の口元が前方に飛び出た状態となります。
基本的に、唇は歯の上にのっているため、歯が前突すると、横顔の口元も突出しますし、歯が後退すると、横顔の口元も後退します
では、横顔の口元が前方に飛び出た状態をどのように改善するでしょうか
単純に前歯を後退させてあげればいいのですが
前歯を後退させるためには。歯を後退させるためのスペースが必要になります。
スペース確保のために矯正治療では、歯を抜歯したり、上顎の歯を全体的に後退させたり、歯の大きさを小さくしたりします。
歯を小さくするといっても、治療後に歯が小さくなった量が一見わからない範囲で行います。
そのため、スペース確保のために標準的な範囲で歯を小さくする治療をおこなったことで、虫歯のリスクが高くなったとか、歯がしみやすくなったというような臨床報告は今までにほとんど上がっておりません。
出っ歯や口ゴボの実際の治療結果
ここで、前歯を後退させ横顔の口元が後退した治療をご紹介いたします。
ページのトップに載っている写真は、
出っ歯を改善したく矯正治療を開始しました。
治療期間や約2年間、上顎の歯を2本抜いた治療を行いました。
矯正装置としては、一般的な表向きの(唇側)マルチブラケット装置を装着して治療を行いました。
治療前後で、歯の傾斜、そして前後的な差、いわゆる出っ歯が改善しました。
また、前歯が後退したことで、横顔の口元の突出間の改善いたしました。
まとめ
*出っ歯、前歯が突出または傾斜するため、横顔の口元が突出する
*出っ歯(前歯の出っ張り)を改善すると横顔の口元が後退する。
*出っ歯の改善は抜歯、上顎の歯の全体的な後退、歯の大きさの縮小などで行います
上記の症例の説明
主訴:出っ歯の改善がしたい
診断名あるいは主な症状:上顎前突、前歯部叢生
年齢:22
治療に用いた主な装置:表側のワイヤー矯正
抜歯部位:上顎左右第1小臼歯
治療期間:24ヶ月
治療費:820000
リスク・副作用 :歯肉退縮、虫歯、歯槽膿漏