三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。
ワイヤー矯正の種類!難しいと言われる「裏側」についても解説
2023年3月10日
こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
この記事では、「ワイヤー矯正」について、その特徴や種類を解説していきます。
周囲に矯正していることが気づかれにくい方法などもご紹介します。
■「ワイヤー矯正」(一般的な矯正方法)とは 特徴 種類について
ブラケットと呼ばれる金具を歯に装着させ、そこにワイヤーを通して力を加えることで歯を正しい位置へと動かしていく方法です。歯列矯正の方法として伝統的なものであり、広く認知されています。
ワイヤー矯正の特徴としては「さまざまな歯列に対応できる(適応症例が多い)」という点があげられます。昔からある矯正方法のため、必然的に治療実績も多くなります。またマウスピース矯正に比べると提供している歯科医院が多いのもポイントです。
デメリットとしては痛いと感じることが生じやすい、矯正装置が目立ちやすいというような問題があげられます。
しかし方法によっては、治療期間を短縮することや、目立たなくすることも可能です。特にセルフライゲーションブラケットといわれる装置を用いた矯正方法は、ほかの方法よりも効率的に歯を移動することができると言われています。
さらに、ワイヤー矯正とひとことで言っても、歯の表面を使用する方法と歯の裏側を使用する方法など、種類もさまざまです。ここからはワイヤー矯正の種類と特徴について詳しく解説していきます。
■ワイヤー矯正の全3つの種類について
○表側矯正
歯列矯正と聞いて多くの人が思い浮かべるのが表側矯正です。上顎の歯と下顎の歯の表面にブラケットと呼ばれる器具とワイヤーを装着して矯正する方法で、いろいろな歯並びに適応できるというのが大きなメリットです。裏側矯正と比較すると言葉の発音にも影響が出にくく、目で見える状態で矯正装置をつけた歯をブラッシングできるのも利点です。デメリットとしては、多くの人が気にする「矯正装置が目立ちやすい」という問題があげられますが、種類によっては目立たないようにすることもできます。目視で歯磨きできるという反面、食べ物が装置に引っ掛かってしまった場合に目立ってしまったり、口元が突き出して見えるというリスクもあります。日本では、もっとも歯科医院で展開されている一般的な方法と言えるでしょう。

表側矯正はいろいろな歯並びに適応できる
○裏側矯正
その名の通り、上顎の歯と下顎の歯の裏側にブラケットを装着してワイヤーを通し、矯正する方法です。歯の裏面に装着するため、矯正装置が目立たないという大きなメリットがあります。しかし、裏側矯正の適応症例はまだ少なく、全部の歯列矯正に採用できるとは限りません。歯の裏に矯正装置を装着するので、表側矯正と比べると発音に影響が出やすくなるほか、ブラッシングを目視ですることが難しいため、磨き残しが多くなるデメリットもあります。
さらに、表側矯正よりも高度な技術が求められる矯正方法のため、費用(値段)も高額になるケースが多く、治療期間も長くなる傾向があります。裏側矯正を希望をしている人は、行こうと考えている歯科医院の公式サイトやSNSなどで症例や実績などをあらかじめ確認するのがおすすめです。

裏側矯正は矯正装置が目立たない
○ハーフリンガル矯正
ハーフリンガル矯正は、簡単にいうと表側矯正と裏側矯正を組み合わせた矯正方法です。上顎の歯は裏に、見えにくい下顎の歯は表に矯正装置を装着して、歯を動かしていきます。表側矯正の目立ちやすいという欠点をカバーし、裏面矯正よりも費用(値段)を抑えることができて治療時間も短縮されます。下顎の歯は表面に装着されているため、矯正装置が発音に影響する心配もありません。
■ワイヤー矯正 歯科矯正装置にも種類がある
ワイヤー矯正をご紹介しましたが、矯正装置自体も、形状や材料によってあります。
主に下記7つに分類されます。
- メタル製
- ジルコニア製
- セラミック製
- ハイブリッド
- プラスチック製
- セルフライゲーションブラケット
- ホワイトワイヤー
それぞれ「丈夫」「目立たない」「変色しにくい」「汚れが付着しにくい」など、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。どのように矯正をしていきたいのかを無料相談およびカウンセリングで担当医に相談して、より適したものを選択していくのが良いでしょう。
通常使用されるものよりも機能性や審美性が優れているものは費用(値段)も高額になってきます。ご自身の負担にならないよう、治療費も検討した上で、慎重に判断していくことが大切です。

矯正装置は形状や材料により様々な種類がある
ワイヤー矯正の構成
ワイヤー矯正は歯に接着剤で装着するマルチブラケット装置、メインワイヤ。マルチブラケット装置とメインワイヤを接続する結紮線で構成されています。
ワイヤーのエンドと最後方位のブラケットを一緒にするため、ワイヤーのエンドを切ることでワイヤーの長さを変え合わせてセッティングします。
ワイヤのサイズや形にも種類があって、基本的に細い丸いワイヤーから太い長方形のワイヤに変えながらでこぼこの歯並びから綺麗な歯並びに歯を動かしていきます。
ワイヤの形には丸、四角、長方形があります。
またワイヤの種類として一般的な銀色のワイヤーや、目立ちにくいようにコーティングされたホワイトワイヤーがあります。
目立たないワイヤー矯正とは? 矯正装置の種類とは
目立たないワイヤー矯正とは、従来の矯正治療で使用される金属製のブラケットやワイヤーが目立たないように工夫された矯正方法のことです。この矯正治療は、美しい歯並びを実現したいものの、見た目が気になる方に特に人気があります。以下に詳しく説明します。
目立たないワイヤー矯正の特徴
- 白い透明なブラケットの使用
金属製ブラケットの代わりに歯の色に近い白または透明なブラケットを使用します。これにより、矯正器具が目立ちにくくなります。 - ホワイトワイヤーの利用
ワイヤーも白くコーティングされたものを使うことで、全体的に自然な見た目を保つことができます。ホワイトワイヤーにはいくつかの種類があります。一般的には、銀色のワイヤーに白色ポリウレタンをコーティングしたタイプが多く使用されています。この素材は、歯磨きや食事による刺激でコーティングが徐々に剥がれてしまうことがあり、剥がれた部分と白い部分がまだら模様になることで、かえって目立つ場合があります。一方で、ロジウムという白い金属を使用した特殊なコーティングのタイプも存在します。このタイプはポリウレタンに比べて耐摩耗性が高く、簡単にコーティングが剥がれることがありません。そのため、ワイヤーがまだら模様になる心配がなく、安心して使用できます。なお、コーティングの色調や範囲、ワイヤーの材質などはメーカーごとに異なるため、可能であれば実際に製品を手に取って確認することをおすすめします。ホワイトワイヤーの欠点
ホワイトワイヤーは歯と同じ白色で、一見すると目立ちにくいように思えます。しかし、実際には歯は少し黄みがかっているため、真っ白なホワイトワイヤーはかえって浮いて見える可能性があります。さらに、白色ポリウレタン素材のワイヤーでは、使用しているうちにコーティングが剥がれることがあり、この剥がれによっていくつかの問題が生じる可能性があります。まず、コーティングが剥がれると、ワイヤーとブラケット(矯正装置)の間に摩擦抵抗が発生します。この摩擦により、歯がスムーズに移動しにくくなる場合があります。また、コーティングの塗料による厚みの影響でワイヤーの太さが変わり、歯にかけられる力が弱まることで、治療が遅れる可能性も考えられます。これらの点を踏まえ、ホワイトワイヤーを選ぶ際は、その特性や治療への影響を十分に考慮することが大切です。
矯正治療の流れと選択肢
矯正治療では、治療方法の選択が必要です。セラミックブラケットやプラスチックブラケット、舌側矯正など、強度や耐久性の違いがあります。症状や歯周病のリスクを考え、クリニック側と相談しながら理想の方法を決めましょう。
固定式の装置は違和感があることもありますが、調整を定期的に行うことで動きをコントロールします。強い力を加えると強い負荷がかかるだけで、歯が早く動くわけではないので、適切な強さで歯や歯周組織の負担が軽減するような治療への工夫も必要です。
唇の動きや舌の位置も治療結果に影響します。
予防歯科の観点からも、定期的なメンテナンスが大切です。歯医者と相談しながら健康な歯並びを整える準備をしましょう。
では、上顎をホワイトワイヤー、下顎は通常のワイヤで治療した患者様をご紹介します。
ホワイトワイヤと通常のワイヤの見え方も評価していただければとおもいます。
東京都渋谷区在住の20代女性出っ歯の改善がしたく当院の相談に来られました。
治療計画
出っ歯と前歯のでこぼこ(叢生)が認められ、また前歯の噛み合わせが深い状況でした。
計画としては非抜歯で、上顎の歯列を全体的にアンカースクリューで後方に送る治療となりました
矯正装置の選択に際し、マウスピース型矯正(インビザライン)と表側矯正のどちらにするか悩まれましたが、目立たない矯正をしたいけれど、値段は抑えたいとのことで、表側矯正の上顎をホワイトワイヤでの治療となりました。
治療の流れ
上顎全体にマルチブラケットを装着し、歯並びの改善を行なったあと、アンカースクリューを植立し、上顎の歯列全体を後方に移動させました、
その後下顎の歯に装置を装着し、本格的に歯を整え始めました。治療開始から約15ヶ月後には前歯のデコボコが改善し、歯列が整ってきました。
その後、かみ合わせの微調整を行うため、矯正装置は引き続き装着しながら治療を進めていきます。
動的治療終了後の保定期間
矯正治療後は、整った歯並びを維持するために透明で目立ちにくいマウスピース型の保定装置を使用。また、歯の裏側に固定式のワイヤーを装着し、後戻りを防止します。
- 治療終了後6ヶ月~12ヶ月間は、食事や歯磨きの時間を除き終日保定装置を使用
- 治療開始から1年半経過後には、就寝時のみの使用へ切り替え、徐々に装着時間を短縮
- 治療開始から2年経過後は、患者様の希望を確認しながら、定期的なメンテナンスを実施
リスクと副作用
矯正治療には以下のリスク・副作用が考えられます。
- 歯根吸収(歯の根が短くなる可能性)
- 歯肉退縮(歯ぐきが下がる可能性)
- 後戻り(保定装置の使用を怠ると歯が元の位置に戻ることがある)
- 虫歯・歯肉炎・歯槽膿漏(矯正装置の影響で磨き残しが増えることがある)
- 矯正による痛み(歯の移動に伴う圧迫感や痛みが生じる場合がある)
今回のケースでは、順調に治療が進行し、患者様の希望された前歯のデコボコも改善されました。
■ワイヤー矯正の当院の紹介
当院では幅広い矯正方法を提案しております。ワイヤー矯正では主流の表側矯正をはじめ、矯正装置が目立たない裏側矯正、ハーフリンガル矯正など、患者様の歯列の状態や不安、悩みに応じて幅広い治療を提案することが可能です。
前歯だけ、奥歯だけ、など、部分的な矯正にも対応しております。
さらに、当院ではマウスピース矯正においてもワイヤー矯正においても、実績と実力のあるトップクラスのドクターが診察や治療を担当するので、安心して治療を受けていただくことができます。
カウンセリングはもちろん、事前シミュレーションや精密検査なども、当院は無料で行っております。さらに、支払い方法もライフスタイルに合わせて選んでいただけるなど、嬉しいポイントがたくさんありますよ。

当院は患者様ごとに幅広い治療を提案可能
■まとめ
今回は一般的に多くの人に知られているワイヤー矯正について、その特徴、具体的な方法を紹介してきました。ワイヤー矯正というと歯の表面に器具をつける表側矯正が主流のため、「こんなに方法があるのか!」と驚いた人もいるかもしれませんね。
マウスピース矯正のインビザラインはワイヤー矯正と比べて取り外しができて便利、審美的な面で優れている、痛みが少ないなど、さまざまなメリットがありますが、歯列の状態によっては適応できない可能性もあり、自己管理を徹底しなければならないという点では向いてない人もいます。ワイヤー矯正において「見た目が気になる」「口内炎が心配」など不安をお持ちの人も、その不安をなるべく解消できる方法を選べれば負担も少なくて済みます。
まずは歯科医院に行って悩みや要望を打ち明け、相談してみるのが良いでしょう。
当院ではワイヤー矯正はもちろん、インビザラインにも対応しており、患者様の要望やお悩みに応じて臨機応変に対応することが可能です。
ぜひお気軽に当院にご相談ください。当院の公式ホームページからでも、予約を受け付けております。みなさまのご来院を心よりお待ちしております♪
矯正相談のご予約・お問い合わせ
歯科矯正治療を検討されている方 なら、ぜひ当院にご相談ください。初めての方でも安心して後悔しない治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と親身な対応を心がけています。お問い合わせやご予約は、当院のホームページ(三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科)からお 気 軽にどうぞ。
当院では口腔内スキャナーのi-teroを利用した口腔内情報を再得して、3Dプリントされた歯列模型の模型を使用して裏側矯正の装置を作成します。
矯正治療を通じて、トラブル、失敗を避け美しい笑顔と健康な歯を手に入れるために、私たちと一緒に一歩を踏み出しましょう。お待ちしております。
矯正治療の選択肢にはそれぞれの特徴があり、患者様のニーズに応じた最適な方法を選ぶことが重要です。目立ちにくく取り外しのできるインビザラインやワイヤー矯正(内側に装置がつく裏側矯正、外側に装置がつく表側矯正)の違い、デメリットとメリットを理解することで、より納得のいく治療を受けることができます。当院では、子供から成人(大人)までの患者様のライフスタイルや歯並びの状態から、希望する治療結果に合わせた最適な治療方法をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。多くの芸能人、YouTuberなどの目立たない矯正を希望される方々も当院に来院いただいております。利用できる矯正装置も目立たないマウスピース型矯正装置、ハーフリンガル、裏側矯正などのワイヤー矯正装置、部分矯正、子供の矯正(小児矯正)も可能です。症例も開咬、八重歯、出っ歯、受け口、すきっ歯など様々な症例も対応します。治療後は保定装置(リテイナー)で綺麗な歯並びを最小限の変化で維持します。 歯科矯正治療により口腔内の環境が変化します。歯科矯正治療中は日常生活での歯ブラシの習慣が重要になってきます。
歯並びのことで質問やお悩みや不安などがある場合には、是非当院まで気軽に無料カウンセリングのご予約ください
当院は三軒茶屋駅から徒歩2分に位置しアクセスも良好です。土曜日、日曜 も診療し、お仕事帰りの方でも通える時間の夜20:30まで診療しています。
診療日は月 水 木 金 土 日 の上
休診 休診日 は火と祝日です。
虫歯の保険診療やセラミックなどの被せ物やインプラント、ホワイトニングは、一般歯科での診療をお勧めしてます。親知らずの抜歯は口腔外科での受診をお勧めしております。
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(clinic)
住所: 東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14 園田ビル地下1階
医院の電話予約: 03-6805-5765
予約はこちら(ホーム ページ web) https://www.sangenjaya-ortho.com/contact/#link01
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