八重歯と矯正
2018年10月7日
本文のまとめ
・八重歯は、大人の歯の生え変わりの順番と、萌出スペース不足が原因となる
・八重歯は矯正治療にて改善することができる。
・抜歯が必要かは、八重歯の程度によって判断をします。
こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯歯科 院長の内澤です。
歯並び、かみ合わせの分類をすると色んな種類に分類することができ、その中に八重歯、すきっぱ、出っ歯などがあります。
このような歯並び、かみ合わせは、歯が生え変わるためのスペースの不足や、歯の前後的位置が原因となります。
八重歯は歯が生え変わるためのスペース不足が原因となりますし、出っ歯は歯の前後的位置が原因になります。
八重歯とは
一時期、付け八重歯というのも流行りましたが…はたして、八重歯とはなんでしょうか。
八重歯をWikipediaにて検索すると
『八重歯(やえば)とは、歯牙が叢生(そうせい)した状態、乱杭歯(らんくいば)のこと。特に上顎犬歯の低位唇側転位を指す通俗的表現。「押歯」「添歯」「鬼歯」ともいう。』とのこと。
つまり、八重歯とは歯並びのでこぼこの一つで、犬歯といわれる前から数えて三番目に生えている歯が、歯茎の上のほうに生えていると、八重歯といわれます。
そもそも、なぜ八重歯が生じるかというと、
大人の歯(永久歯)の歯の生え変わりの順番と、子供の歯(乳歯)と永久歯の歯の大きさの差、つまり歯が生え変わるためのスペース不足が八重歯と大きくかかわります。
基本的に永久歯への歯の生え変わりは、前歯から奥歯と順番に永久歯へと萌え変わるのではなく、最初に前歯と一番奥から1つ手前の奥歯が生え変わり、そのあとに犬歯のひとつ後ろの歯(第一小臼歯)が生えてきて、そのあとに犬歯が萌え変わります。
つまり、第一小臼歯が、犬歯より先に萌え変わるときに、犬歯の萌え変わるスペースを使用しながら歯が生えていると、犬歯は萌えるときに萌えるスペースが減少するために、アーチから逸脱して並び、八重歯となります。
西洋では、ドラキュラを連想させるとのことで、改善を行います。
つまり、矯正治療によって八重歯は改善します。
八重歯の程度によっては抜歯が必要になることもありますが、
最終的にはどのような歯並びになりたいかで、治療方法が異なります。
まとめ
八重歯は歯が生えるためのスペース不足や、歯の生えた前後的位置が原因となる
八重歯は矯正治療にて改善することができる。