医院ブログ

診療時間

  • 月・水・木・金 11:0020:30
  • 土・日 10:0018:30

※休診日:火・祝

アクセスアイコン

三軒茶屋駅
から徒歩2分

キービジュアル
この記事の監修者

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。

八重歯の矯正は抜歯が必要?費用・期間・リスク・顔貌の変化まで徹底解説

2025年10月27日

八重歯とは?その特徴と原因を理解する

八重歯の定義と種類

八重歯とは、歯列の中で一部の歯が本来の位置から外れて生えている状態を指します。特に日本人では、上顎の犬歯(糸切り歯)が外側に飛び出して生えるタイプが最も多く見られます。犬歯は噛み合わせの要となる歯であり、その位置がずれることで全体のバランスにも影響を与えます。

これらは見た目だけでなく、噛み合わせや清掃性にも影響するため、単なる「個性」ではなく、治療を検討すべき歯列不正の一つといえます。

 

 

八重歯が生じる原因

八重歯の原因の多くは顎のスペース不足にあります。歯の大きさに対して顎が小さい場合、歯が並びきらずに外側へずれて生えるのです。特に現代人は食生活の変化により顎が細くなっている傾向があり、その結果、八重歯や叢生(歯の重なり)が増えています。

 

犬歯の低位唇側転位(いわゆる「八重歯」)は、歯の萌出順序と歯列内のスペース不足が主な原因です。
通常、上顎の永久歯は前歯(中切歯・側切歯)が萌出した後、小臼歯が生えてきます。その後に犬歯が萌出してくるのが一般的な順番です。

しかし、犬歯は比較的萌出時期が遅く、犬歯が生える頃にはすでに隣接する側切歯と第一小臼歯が歯列内の位置を占めてしまっていることが多くあります。
このとき、歯列弓の長さや顎の大きさが十分でないと、犬歯が本来の位置に並ぶためのスペースが足りなくなります。

結果として、犬歯は歯列の外側(唇側)にずれて萌出し、さらに**低い位置に出てくる傾向を示します。
これが、一般的に「八重歯」と呼ばれる状態です。

 

 

 

八重歯の放置によるリスク

虫歯や歯周病のリスク

八重歯は歯が重なっているため、歯ブラシが届きにくい部分が多く、磨き残しが発生しやすいのが特徴です。プラーク(歯垢)がたまりやすくなることで、虫歯や歯周病の発生率が高まります。特に犬歯の裏側や隣接する歯の間は汚れが残りやすく、気づかないうちに虫歯が進行するケースもあります。

歯周病が進行すると、歯ぐきが下がり、最悪の場合は歯を失うこともあります。見た目だけでなく、将来的な歯の寿命を守る意味でも矯正治療は大切です。

口内の傷や口臭の原因

八重歯の先端が口の内側の粘膜や唇に当たり、口内炎や慢性的な傷を作ることがあります。また、重なった部分に食べかすが残ると、細菌が繁殖しやすく、口臭の原因にもなります。口の乾燥やストレスによっても口臭は悪化するため、矯正治療で歯列を整えることは、審美性だけでなく衛生面の改善にもつながります。

 


八重歯を矯正する理由

見た目の改善

八重歯は「チャームポイント」とされる一方で、社会人になってからは「不揃いで清潔感に欠ける」と感じる方も増えます。矯正によって歯列が整うと、口元全体がすっきりし、笑顔に自信が持てるようになります。特に近年はマスク生活の影響で歯並びを意識する人が増えており、矯正後に「写真うつりが良くなった」「表情が明るくなった」と感じる方も多いです。

機能的な改善

見た目だけでなく、八重歯の矯正は機能面の改善にも大きく寄与します。噛み合わせが整うことで、食べ物を効率よく噛めるようになります。


八重歯の矯正方法と抜歯の必要性

抜歯矯正のメリットとデメリット

抜歯矯正は、歯列全体のスペースを確保するために小臼歯を抜いて行う方法です。

メリット:

  • 歯を後方に移動させやすく、歯列全体のバランスを整えられる。
  • 口元が自然に下がり、横顔がすっきりする場合もある。

デメリット:

  • 抜歯時の痛みや不安を感じることがある。
  • 治療初期に一時的な空隙ができる。

ただし、熟練した矯正医の管理下で行えば、抜歯矯正は極めて安全で、美的にも機能的にも完成度の高い仕上がりが期待できます。

非抜歯矯正の選択肢

歯を抜かずに矯正する方法として、歯列を拡大して並べる法があります。軽度の八重歯であれば、非抜歯でも十分な効果が得られる場合があります。

ただし、非抜歯ではスペース不足が解消できないこともあり、無理に歯を並べると歯列が前に出て「口ゴボ」になることも

矯正医の正確な診断のもとで、適切な方法を選ぶことが重要です。

矯正治療の流れ

  1. 初診・相談:歯並びの悩みや希望をカウンセリング。
  2. 精密検査:X線、口腔内スキャン、写真撮影などを行う。
  3. 治療計画立案:抜歯の有無や装置の種類を含めた治療方針を説明。
  4. 装置装着・治療開始:1〜2か月ごとに通院し、歯の移動を管理。
  5. 保定期間:歯の位置を安定させるためにリテーナーを使用。

顔貌の変化と抜歯後の見た目の違い

抜歯による横顔の変化

抜歯矯正では、歯を後方に移動させるため、口元が自然に下がりフェイスラインが整うという大きなメリットがあります。出っ歯や口ゴボ傾向のある方では特に、横顔の印象が大きく改善され、、上品でバランスの取れた顔立ちに見えます。

 

八重歯の矯正と口唇の変化について

一般的に、抜歯を伴う矯正治療では、前歯を後方に移動させることで口元がすっきりし、唇の突出感が軽減されることがあります。
これは、抜歯によって歯列内に十分なスペースが生じ、その分前歯全体を後方へ動かすことができるためです。

一方で、八重歯(犬歯の低位唇側転位)のケースでは少し異なります。
八重歯の場合、抜歯によって生じたスペースは主に外側にずれていた犬歯を正しい位置に並べるために利用されることが多く、前歯全体を後方へ大きく下げる動きは比較的少なくなります。

そのため、八重歯の矯正では歯並びは整っても口唇の位置変化(口元の後退)は比較的小さい傾向があります。
つまり、抜歯をしても「前歯を後方に引く」ことが主目的ではなく、「歯列全体を調和のとれた位置に整える」ことが中心となるのです。

 

 

 

当院で行なった治療のご紹介


 

東京都目黒区に在住の20代女性、前歯のかみあわせと、八重歯の改善がしたく、当院にご来院されました。

治療としては、非抜歯では歯が並ぶスペースを確保できないため、上下左右の中間の歯をそれぞれ1本,

合計4本の抜歯を提案しました。

矯正装置はワイヤー矯正とマウスピース型矯正装置のインビザラインで検討した結果、ワイヤー矯正の表側矯正となりました。

治療期間は約2年半かかりました。

はじめに犬歯の後ろの歯を抜歯し、そのスペースを使用して犬歯の牽引 牽引後、残りのスペースの閉鎖と叢生の改善を行い、最後に咬合の構築を行いました。

動的治療後はマウスピースにて保定を行なっております。動的治療後6ヶ月ら12ヶ月の期間は食事と歯磨き以外の時間は使用してもらい、動的治療1年半になったら就寝時使用と徐々に使用時間を減少させていく予定となっております。2年経過後は、定期的な通院をするかご希望を伺って確認しております。

治療結果として、犬歯(八重歯)が適切な位置で並び、全体の歯並びかみ合わせも改善しました。

八重歯の矯正治療のリスク・副作用としては、歯肉退縮、歯髄壊死、歯肉炎、歯周病、虫歯、歯根吸収などありますが、今回の治療では大きな問題や副作用もなくスムーズに治療が進行しました。

 

 

 

 

 

 

 

 


抜歯が必要なケースとその判断基準

抜歯が推奨される症例

  • 顎が小さく、歯が重なり合っている。
  • 出っ歯や口元の突出を改善したい。
  • 奥歯を大きく動かせない場合。

抜歯によりスペースを作ることで、歯列全体のバランスが整い、自然で引き締まった口元を実現できます。

抜歯を避けるべき症例

  • 軽度の八重歯で、歯列拡大で対応可能な場合。
  • 顎に十分なスペースがある。
  • 歯根が短い、または骨の厚みが少ない場合。

無理に抜歯を行うと噛み合わせが崩れることもあるため、精密な診断が重要です。


八重歯矯正の費用と期間

矯正治療にかかる費用の目安

  • ワイヤー矯正:80〜150万円前後

自由診療のため、保険は基本的に適用外です。ただし、顎変形症などの医療的理由がある場合、保険適用になることもあります。費用は治療の複雑さや地域によって異なるため、複数医院で見積もりを取るのがおすすめです。

治療期間の一般的な目安

全体矯正は抜歯の有無、どのように歯を動かすか、また歯の動く速さで治療期間に差が出ます。

定期的な通院とリテーナーの使用を怠らないことで、仕上がりと持続性が大きく変わります。


まとめ:八重歯の矯正治療を考える際のポイント

自分に合った治療法の選択

八重歯の矯正には、見た目・機能・健康面のすべてを考慮することが重要です。ワイヤー矯正・マウスピース矯正などそれぞれの利点を理解し、自分の希望と生活スタイルに合った方法を選びましょう。

 

 

矯正相談のご予約・お問い合わせ


矯正治療を検討されている方 なら、ぜひ当院にご相談ください。初めての方でも安心して後悔しない治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と親身な対応を心がけています。お問い合わせやご予約は、当院のホームページ(三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科)からお 気 軽にどうぞ。

当院ではスキャナーのi-teroを利用した情報を再得して、3Dプリントされた模型の模型を使用して裏側矯正の装置を作成します。

矯正治療を通じて、トラブル、失敗を避け美しい笑顔と健康な歯を手に入れるために、私たちと一緒に一歩を踏み出しましょう。お待ちしております。

矯正治療の選択肢にはそれぞれの特徴があり、患者様のニーズに応じた最適な方法を選ぶことが重要です。目立ちにくく取り外しのできるインビザラインやワイヤー矯正(内側に装置がつく裏側矯正、外側に装置がつく表側矯正)の違い、デメリットとメリットを理解することで、より納得のいく治療を受けることができます。当院では、子供から成人(大人)までの患者様のライフスタイルや歯並びの状態から、希望する治療結果に合わせた最適な治療方法をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。多くの芸能人、YouTuberなどの目立たない矯正を希望される方々も当院に来院いただいております。利用できる矯正装置も目立たないマウスピース型矯正装置、ハーフリンガル、裏側矯正などのワイヤー矯正装置、部分矯正、子供の歯列矯正(小児矯正)も可能です。症例も開咬、八重歯、出っ歯、受け口、すきっ歯など様々な症例も対応します。治療後は保定装置(リテイナー)で綺麗な歯並びを最小限の変化で維持します。 歯科矯正治療により口腔内の環境が変化します。歯科矯正治療中は日常生活での歯ブラシの習慣が重要になってきます。

歯並びのことで質問やお悩みや不安などがある場合には、是非当院まで気軽に無料カウンセリングのご予約ください

当院は三軒茶屋駅から徒歩2分に位置しアクセスも良好です。土曜日、日曜 も診療し、お仕事帰りの方でも通える時間の夜20:30まで診療しています。

診療日は月 水 木 金 土 日 の上

休診 休診日 は火と祝日です。

虫歯の保険診療やセラミックなどの被せ物やインプラント、ホワイトニングは、一般歯科での診療をお勧めしてます。親知らずの抜歯は口腔外科での受診をお勧めしております。

 

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(clinic)

住所: 東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14 園田ビル地下1階

医院の電話予約: 03-6805-5765

予約はこちら(ホーム ページ web) https://www.sangenjaya-ortho.com/contact/#link01

アクセスは:https://youtu.be/c9kyUtjU2cU

https://www.youtube.com/watch?v=6NxHyrl-kOI

Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/7UG4wC7fUZMeXGPS9

歯科医師(ドクター)、衛生士、受付、院長含めスタッフや院内の雰囲 気がわかります。

インスタグラム https://www.instagram.com/sangenjayadental/

l

 

LINE 三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科

Lineでも予約が可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

電話でのお問い合わせ

03-6805-5765

住所

〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14

このページの先頭へ戻る