抜歯での歯列矯正歯科で選択する歯について解説
2024年11月4日
歯科矯正治療では4番目か5番目の歯を抜いた治療を行うことがあります。
4番目なのか?5番目なのか、またはどの歯を抜歯するかは、歯並び、咬合の状態を、歯の健康状況などをを考慮した総合判断を行います。
歯科矯正治療では基本的には上 下 ともに4番目(第1小臼歯)を抜歯することが多いのです。 この記事では、症例を紹介しながら解説します
“In orthodontic treatment, it is sometimes necessary to extract the fourth or fifth tooth.
The decision on which tooth to extract is made based on a comprehensive evaluation that considers factors such as the alignment of the teeth, the condition of the bite, and the overall health of the teeth.
■歯を抜くか・抜かないかの基準
患者様のお口の状態をトータル的に診断して、非抜歯で可能な場合その方向で対応をし、 抜歯の必要がある際は4番目や5番目または他の部位を検討しきちんと理由を伝えて、適切な治療を実施します。
ここでは、当院での考え方や判断基準をご紹介します。
- 非抜歯の基準
歯を抜かなくても、審美的・機能的に正しい咬合ができる
歯を抜かなくても、美しい横顔ができる - 抜歯の基準
歯を抜かなければ、審美的・機能的にずれの改善ができない 正しい咬合ができない
歯を抜かなければ、美しい横顔ができない
見ていただくとわかる通り、の判断基準はとてもシンプルです。
4番 抜歯する理由について解説
では、歯科矯正治療では4番目や5番目を抜歯部位とすることが多いのでしょう?
歯は咬合する上で
役割分担があります。
前歯は食べ物を噛み切る、奥歯は噛み切った物をすりつぶします。
中間に生えている小臼歯(前から4番目 5番目)は前歯と臼歯の中間的な働きをするため、4番目または5番目のどちらかの一本がが抜けても咬合で大きな影響が出ないため歯科矯正治療ではよく4番目または5番目が抜歯されることがあります。
4番抜歯について 痛み 腫れなど
小臼歯抜歯(4番目または5番目)の痛みや腫れについてお話しします
抜歯に伴う痛みや腫れについては以下の点に注意が必要です。
- 抜歯後の痛み
抜歯直後には麻酔が効いているため、しばらくの間は痛みを感じにくくなっています。しかし、麻酔が切れた後は軽度から中程度の痛みを感じることがあります。
痛みの強さや持続時間は個人差があり、1~3日ほどで痛みが軽減することが多いですが、不安な場合や強い痛みが続く場合は歯科医に相談するとよいでしょう。
- 腫れ
抜歯後は、歯を支える骨や周囲の組織がダメージを受けるため、腫れが生じることがあります。腫れは通常、1~2日後がピークで、数日以内に徐々に引いていきます。
- 痛み止めの使用
歯科医院で処方される痛み止めを服用することで、痛みを和らげることが可能です。自己判断での薬の追加や量の増加は避け、指示に従って服用してください。
- 抜歯後のセルフケア
抜歯後の傷口が治るまでは、刺激の少ない食事(例えば、柔らかいものや冷たいもの)を心がけることが推奨されます。
また、うがいを頻繁に行わないようにし、傷口の回復を妨げないようにしましょう。
不安や痛みが長引く場合や、強い炎症が見られる場合は、早めに歯科医の診察を受けてください。
まとめ
「4番」の抜歯は、歯科矯正治療においてしばしば必要とされる処置の一つです。特に、歯列のスペース不足や出っ歯(上顎前突)などの問題がある場合に、4番目の歯を抜くことで、歯並びを改善するための十分な空間を確保することができます。
抜歯治療の場合、5番目の歯の健康に問題がありそうであれば(神経の治療済みなど歯の寿命が短い)、4番ではなく5番の抜歯を選択します。
抜歯により、前方にある歯を後ろへ移動させるスペースが生まれ、顎の形や理想的な咬み合わせに近づけることが可能です。
歯科矯正治療では、上 下 の歯列を整え、見た目の美しさだけでなく、咬み合わせの機能も向上させることが目標です。抜歯を行うと、歯全体が適切な位置へ移動できるため、強い咬合力や咀嚼効率の向上を得られることもあります。
一部の方は、抜歯に抵抗を感じることもありますが、歯科医や矯正歯科医としっかり相談し、現在の症状や将来的な歯列の理想形を確認することで、自分に最適な治療方法を見つけることができるでしょう。また、上 下 で抜歯を伴わない治療の選択肢もあるため、まずは治療の流れや方法について丁寧に説明を受けることが大切です。
クリニックでは、歯科矯正治療のメリット・デメリットについてのカウンセリングを行っており、患者様が納得したうえで治療を開始できるようにサポートしています。
実際の症例を提示します。
東京都世田谷区在住の、20代女性
前歯の八重歯、でこぼこを改善したく当院に来院されました。
でこぼこが多いため抜歯を伴った治療となりました
レントゲン写真や虫歯の治療履歴などを考慮し上 下 前から4番目を抜歯することとしました。
またアンカースクリューを使用しました。
治療期間は27ヶ月でした。
治療後は並びを維持するための保定装置としてマウスピース型のリテーナーを使用しています。
治療のリスク、副作用、デメリットとして、虫歯 歯槽膿漏、歯周病、歯髄充血、歯髄壊死などがありますが、今回の症例では生じておりません。
次の症例について紹介します。
患者様は神奈川県に在住の20代女性です。前歯のでこぼこ(叢生)、2番目の歯が中に引っ込んでるのを改善したいとのことで当院に来院され歯科矯正治療を行いました。
治療として、目立たない矯正装置がいいとのことで裏側矯正とマウスピース矯正のインビザラインとを比較検討した結果、今回は裏側矯正で治療を行うこととなりました。
今回の場合だと歯を並べるスペースが不足しているため、抜歯での治療となりました。抜歯として中間の歯を上 下 左右で1本ずつ抜歯しました。
上顎に関しては、内に入った歯を並べるため最初は犬歯を牽引し、2番目の歯を配列できるスペースを作成後に2番目の歯を並べるので、今回の場合は一般的には治療期間が通常の4本抜歯よりも長くなることが多くなります。治療期間約3年で咬合および歯の並びが改善したため、動的治療を終了とした。
動的治療後は、ちゃんとした歯並びや、咬合を維持できるように、透明で目立ちにくいマウスピース型の保定装置を、取り外しのできない歯の裏側にワイヤーを装着し、歯並びを維持できるように保定を行っています。
動的治療後6ヶ月ら12ヶ月は食事と歯磨き以外の時間は使用してもらい、動的治療1年半になったら就寝時使用と徐々に使用時間を減少させていく予定となっております。2年経過後は、定期的な通院をするかご希望を伺って確認しております。
リスクと副作用:歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、痛み、歯肉炎、歯槽膿漏、歯周病
矯正専門クリニックの当院ではこのような治療が可能となります。
東京都世田谷区在住の30代女性、前歯のねじれ(翼状捻転 V字 八の字)と出っ歯を改善したく、、矯正治療を検討し、当院に来院されました。
出っ歯の認識は一般的に、①上顎前歯が前に出ていて出っ歯に見える、②前歯の傾斜が強く出っ歯に見える。③上の中心の歯が数本前に出ていて出っ歯に見えるの三つのどれかに当てはまります。
今回の出っ歯の場合、①と②とのことで前歯の位置も大きく下げたいとのことで抜歯での治療となりました。
歯科矯正装置は治療費を抑えて安くしたいとのことで、ワイヤー矯正の表側矯正を使用しました。
抜歯を伴った治療のため治療期間はかかりましたが前歯のねじれ綺麗に並びました。
治療の流れとして、最初に犬歯の牽引を行い、前歯の配列スペースを作成します。
犬歯が移動後に、前歯にマルチブラケットを装着して、その後前歯の配列、かみ合わせの改善を行い治療が終了します。
患者様の希望でカラーモジュールで結紮しています。
治療後は取り外すことができるマウスピース型のリテーナーを用いました。
治療のリスク、副作用として、虫歯、歯周病、顎関節症、口内炎 歯髄壊死などがある可能性を説明した上で治療開始となりました。
矯正相談のご予約・お問い合わせ
八重歯の歯科矯正治療を検討されている方 なら、ぜひ当院にご相談ください。初めての方でも安心して後悔しない治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と親身な対応を心がけています。お問い合わせやご予約は、当院のホームページ(三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科)からお 気 軽にどうぞ。
“If you are considering orthodontic treatment for crowded or protruding teeth, please feel free to consult with our clinic. We strive to provide thorough explanations and attentive care to ensure that even first-time patients feel comfortable and confident in their treatment choices. For inquiries or appointments, please visit our website (Sangenjaya Dental Design Orthodontic Clinic).”
当院では口腔内スキャナーのi-teroを利用した口腔内情報を再得して、3Dプリントされた歯列模型の模型を使用して裏側矯正の装置を作成します。
矯正治療を通じて、トラブル、失敗を避け美しい笑顔と健康な歯を手に入れるために、私たちと一緒に一歩を踏み出しましょう。お待ちしております。
矯正治療の選択肢にはそれぞれの特徴があり、患者様のニーズに応じた最適な方法を選ぶことが重要です。目立ちにくく取り外しのできるインビザラインやワイヤー矯正(内側に装置がつく裏側矯正、外側に装置がつく表側矯正)の違い、デメリットとメリットを理解することで、より納得のいく治療を受けることができます。当院では、子供から成人(大人)までの患者様のライフスタイルや歯並びの状態から、希望する治療結果に合わせた最適な治療方法をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。多くの芸能人、YouTuberなどの目立たない矯正を希望される方々も当院に来院いただいております。利用できる矯正装置も目立たないマウスピース型矯正装置、ハーフリンガル、裏側矯正などのワイヤー矯正装置、部分矯正、子供の矯正(小児矯正)も可能です。症例も開咬、八重歯、出っ歯、受け口、すきっ歯など様々な症例も対応します。治療後は保定装置(リテイナー)で綺麗な歯並びを最小限の変化で維持します。 歯科矯正治療により口腔内の環境が変化します。歯科矯正治療中は日常生活での歯ブラシの習慣が重要になってきます。
歯並びのことで質問やお悩みや不安などがある場合には、是非当院まで気軽に無料カウンセリングのご予約ください
当院は三軒茶屋駅から徒歩2分に位置しアクセスも良好です。土曜日、日曜 も診療し、お仕事帰りの方でも通える時間の夜20:30まで診療しています。
診療日は月 水 木 金 土 日 の上
休診 休診日 は火と祝日です。
虫歯の保険診療やセラミックなどの被せ物やインプラント、ホワイトニングは、一般歯科での診療をお勧めしてます。親知らずの抜歯は口腔外科での受診をお勧めしております。
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(clinic)
住所: 東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14 園田ビル地下1階
医院の電話予約: 03-6805-5765
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