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インビザラインで矯正治療が完了した後に使う「リテーナー」とは?

2023年5月26日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

インビザラインによる治療終了後は、矯正の「後戻り」を防ぐためにメンテナンスを行います。

今回は、後戻り防止に使うリテーナーという道具や再矯正について解説するので、インビザラインをご検討の際は、ご参考になさってください。

目次

■インビザラインの治療後には後戻り防止が必須
■リテーナーの役割について
■リテーナーの適切な使用方法と期間
■悪い癖を直さなければ再度噛み合わせが悪くなる可能性も
■再矯正が必要になるケースとは
■再矯正できないこともある?
■まとめ

■インビザラインの治療後には後戻り防止が必須


透明のマウスピースを使用することで、矯正に対するハードルが下がったインビザライン治療。その時々の自分に合ったたくさんのアライナーを装着することで徐々に歯を移動させて矯正し、症例にもよりますが一般的には1年~3年程度かかることが多いです。

義務付けられている装着時間をきちんと守り、必要に応じたアライナーの交換も行えば、特に問題もなくインビザライン治療が進むでしょう。

 

上記で終了するわけではなく、歯列が問題のない状況になったのですから、それを維持しなくてはなりません。人間が思っている以上に後戻りする力はすさまじく、完全に歯列が矯正されていると思っていても、容易に後戻りの現象が起こります。

 

後戻り防止をしなくてはならず、これをきちんと行わなければ、長期間の苦労が水の泡になりかねません。後戻りすると厄介なことになるので、それを防止するためのメンテナンスはきちんと行うべきでしょう。

 

具体的には、矯正終了時はその根っこの部分の骨がまだ不安定です。ということはしっかりと固定されていないので、骨が固まって安定するまでは要注意です。

 

骨が固まり安定するまで要注意

骨が固まり安定するまで要注意

 

■リテーナーの役割について


インビザラインだけでなく、その他の矯正治療でも使用するリテーナー。これは保定装置のことを指し、矯正治療が終わった後の不安定な歯列をきちんと固定し、それを維持するためのアイテムです。あくまでも歯科矯正自体は終了しているので歯を動かしていた際のアライナーほどの強力さはありません。ですが、歯の根の部分の骨が固まっていない状態でも後戻りしないくらいの保持力は有しています。

 

リテーナーといってもその種類は様々で、マウスピースを使ったものやプレートによるもの、そしてワイヤーによるものがあります。インビザラインはマウスピースを使った矯正手法なので、インビザライン後に使うリテーナーはマウスピースによるものが一般的でしょう。

 

リテーナーが果たす役割は非常に大きくて、美しくなった噛み合わせを維持できるかどうかはこれにかかっています。矯正が終わった!ということでサボッていると、後戻りが起こり、また乱れた歯列になるでしょう。

 

■リテーナーの適切な使用方法と期間


矯正治療後に装着することになるリテーナーは種類によって使い方に違いがあります。インビザラインの治療後に使用するリテーナーは、治療最中に用いるマウスピースと似ていますが、その強度はリテーナーの方が高いです。

 

使用方法はとても簡単で、好きなときに取り外しが可能ですから、アライナーと同じような脱着方法となります。固定式ではないのでメンテナンスにより清潔に保ちやすいです。通常はほぼ一日中装着することになります。ある程度安定が見られた場合は、寝るときだけの装着、となるケースも。

 

インビザライン治療の後に使われるリテーナーはビベラリテーナーです。クリンチェックのデータから作るケースが多いので、正確度の高いリテーナーとなります。すでに治療の際にマウスピースを使っているので、インビザライン用のリテーナーの使用方法で悩むことはないでしょう。

 

トータル期間にはかなり個人差があります。一般的には1年~3年程度と言われており、特に装着後1年半くらいは後戻りする可能性が高くなります。

 

メンテナンスについてもアライナー同様で、研磨剤入りの歯磨き粉やお湯の使用は厳禁です。例えば変形したリテーナーを使っていると、どんどん歯列が悪くなる恐れもあります。

 

使用方法はとても簡単 / トータル期間は約1年~3年

使用方法はとても簡単 / トータル期間は約1年~3年

 

■悪い癖を直さなければ再度噛み合わせが悪くなる可能性も


クリンチェックなど、インビザラインならではのシステムの導入により、高精度な歯科矯正が可能になりました。利便性の高い点や他人にバレるリスクの軽減なども魅力です。

しかし何か悪い癖が原因で噛み合わせ・歯列が悪くなった場合には、その問題を直さない限り根本的な解決にはなりません。

 

インビザライン治療で綺麗になり、そしてリテーナーを使い完璧に治療が終わった場合でも、頬杖などの悪い癖があると徐々に歯並びが悪くなります。

 

長い期間治療をしてきたにもかかわらず再度噛み合わせが悪くなっては無意味です。それを予防する意味でも、悪い癖を直すように心がけましょう。自分自身では気づいていないケースもあるので、家族など親しい人に指摘してもらってください。

 

■再矯正が必要になるケースとは


矯正治療後に再矯正が必要になるケースもあります。理由は本当に様々ですが、リテーナーの装着時間不足によるもの、歯の周辺部位からの圧力によるものが代表的です。それを予防するためにきちんとしたルールのもと対策をしますが、そんな中でも後戻りすることはあります。

 

多少の歯の後戻りなら気にならない可能性もありますが、そうでない場合は見た目を気にして再矯正することも多々あります。実際に当院でも後戻り矯正のプランをご用意していて、例えば他院で治療された方が希望されることも多いです。

 

「3年間以上矯正をしていても効果がない」「以前矯正をし後戻りした」「歯列矯正中に歯肉が下がってきた」こういった際にも再矯正することがあります。

 

一度矯正をして、再び矯正をするのはとても大変ですし金銭的な負担ものしかかります。はじめから安心できる歯科医院を選ぶことが非常に重要です。当院には、インビザラインのダイヤモンドドクターが在籍しているため安心感も抜群です。

 

■再矯正できないこともある?


再矯正を希望しても必ずしも可能だとは限りません。もちろん通常は可能ですが、はじめの矯正の際に歯肉退縮を発症している場合や歯根吸収している場合は例外です。もしこれらの症状があるにもかかわらず再矯正をすると、負荷がかかりすぎて、歯を失う危険性も出てきます。

 

それ以外に、歯周病が酷くなって骨が溶けた場合も再矯正できません。そもそも歯を支えるのは歯槽骨なので、口内環境をより良い状態で維持するためにも、再矯正に備えるためにも、歯周病の予防は必須です。

 

インビザラインをはじめとした歯科矯正が終わったからといって安心せずに、後戻りや再矯正のことも考えてきちんとケアを行いましょう。

 

再矯正ができるかできないか、そして行うべきか行わないべきか、詳細は歯科医師に確認しましょう。

 

再矯正は必ずしも可能だとは限らない

再矯正は必ずしも可能だとは限らない

 

■まとめ


インビザラインの矯正治療が完了した後の生活の中では、リテーナーを使った保定が必要です。しっかり後戻り対策をすることで綺麗な歯並びを実現させられます。そうでないと再矯正をすることになり、金銭的にも労力的にも負担をかけてしまうでしょう。

 

リテーナーを使う期間は患者様により異なりますが、長くても3年程度です。歯科医師指導のもと正しく保定することがとても重要です。

 

悪い癖が原因で噛み合わせが悪くなっている場合は、それを直して再び歯列が悪くなることを防ぎましょう。インビザラインのリテーナーは使いやすく、クリンチェックの結果をもとに作れる点も特徴です。

 

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