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三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。

インビザラインをしていても煙草は吸える?喫煙者が注意したい点はある?

2023年4月7日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

喫煙は矯正や歯の健康に影響を及ぼす可能性があります。

インビザラインの治療中でも喫煙はできますが、できるだけ控えるか、禁煙することをお勧めします。

目次

■インビザライン矯正中にタバコは吸えるの?
■電子タバコや加熱式のタバコなら大丈夫?
■マウスピースを外して吸った場合のインビザライン矯正への影響
■喫煙者がインビザライン矯正をする際に注意したい点
■まとめ

■インビザライン矯正中にタバコは吸えるの?


まずインビザライン中の喫煙ですが、基本的には可能です。禁煙が必須ではないため、タバコを吸う方も治療を受けられます。喫煙していることを理由に治療を断られるケースはまずありません。禁煙をアドバイスされる場合はあると思いますが、強制されることはないため安心しましょう。 

 

ただし、インビザライン治療中は喫煙方法に気を付けなくてはいけません。特にアライナーを装着したままタバコを吸わないようにしましょう。喫煙する時には、必ずアライナーを取り外すことが重要です。喫煙のたびに外すのは面倒かもしれませんが、装着した状態での喫煙は避ける必要があります。 

○アライナーが変色してしまう

もしアライナーを装着したまま喫煙した場合、アライナーがヤニやタールの影響で変色してしまいます。タバコのヤニなどは、歯を黄色く変色させる働きがあります。そのためアライナーが変色し、茶色くなってしまうことに注意しましょう。 

もちろんアライナーを装着した状態で吸うことも可能です。タバコの煙でアライナーが溶ける心配はありません。しかし、ヤニが付着してしまいますので、装着したまま喫煙することは避けましょう。 

 

また、ヤニやタールがアライナーを劣化させてしまう可能性もあります。劣化したアライナーが破損した場合、新しいものに交換しなくてはいけません。追加料金も生じるため、出費がかさんでしまうおそれもあります。無駄な出費を増やさないためにも、喫煙時はアライナーを取り外す癖を付けておきましょう。 

 

○タバコ自体の影響もある

インビザラインで矯正治療中の方は、タバコ自体の影響にも注意が必要です。タバコは血管を収縮させたり、口腔内の環境を悪化させたりと、さまざまな悪影響を及ぼします。場合によっては、インビザライン治療にも影響する可能性があります。 

 

ニコチンは依存度が高いため、急にタバコをやめることは大変です。ただ、治療への影響を少しでも抑えたいなら、意識して本数を減らすか、徐々に禁煙することをおすすめします。 

 

アライナーを装着した状態での喫煙は避ける

アライナーを装着した状態での喫煙は避ける

 

■電子タバコや加熱式のタバコなら大丈夫?


現在は紙巻タバコだけでなく、電子タバコや加熱式タバコなども流通しています。日本で市販されている一般的な電子タバコは、ニコチンを含んでいません。加熱式タバコはニコチンを含んでおり、紙巻タバコと同じものと考える必要があります。 

 

アライナーを装着した状態を前提にすると、電子タバコは吸っても影響は受けにくいといえます。電子タバコはリキッドを気化させた蒸気を吸うため、ニコチンなどの有害物質は含まれていません。ヤニの影響でアライナーが変色・劣化する心配はないといえます。 

 

ただし、電子タバコの健康に関する研究は少なく、長期的な影響についてはデータが不足しています。インビザラインの治療に影響がない、とは言い切れないため、不安がある方はアライナーを外して楽しみましょう。 

 

加熱式タバコはニコチンが含まれるものの、紙巻タバコよりタールは少なめです。紙巻タバコよりもアライナーの変色を抑えられますが、影響を受けないわけではありません。喫煙頻度によっては、茶色くなってしまう可能性があります。 

 

加熱式タバコによる変色を抑えたい方は、喫煙する際にアライナーを取り外しましょう。煙が出ない分タールが少ないとはいえど、徐々に沈着するおそれがあります。いずれにせよ、加熱式タバコも紙巻タバコと同じように考え、喫煙時はアライナーを取り外す習慣を付けましょう。 

 

電子タバコ: 不安ならアライナーを外す / 加熱式タバコ: NG

電子タバコ: 不安ならアライナーを外す / 加熱式タバコ: NG

 

■マウスピースを外して吸った場合のインビザライン矯正への影響


一方、アライナーを外してタバコを吸った場合でも、インビザライン治療に影響する可能性があります。すぐに影響が出るとは限りませんが、長い目で見ると軽視はできません。 

 

特に懸念すべきは歯の動きへの影響です。タバコを吸うとニコチンの血中濃度が高まり、血管が収縮してしまいます。すると歯茎に送られる血流量が減ってしまい、歯を移動させるために欠かせない栄養素が不足する可能性があります。結果として歯の移動が阻害され、治療期間が伸びてしまうかもしれないのです。 

 

また、ヤニが歯に付着することで、虫歯になるリスクが高まります。ニコチンによって血の巡りが悪くなると、唾液の分泌量が低下します。唾液は口腔内の環境を保つ役割を担っていますが、分泌が減ると口腔内の環境が悪化し、虫歯菌が増える可能性があります。また、歯の再石灰化の働きも弱まるため、虫歯ができやすくなります。 

 

歯周病になるおそれもあります。ニコチンの影響で血管が収縮すると、歯茎の出血や腫れに気が付きにくくなります。さらに唾液の分泌量が減って口腔内の環境が悪くなり、免疫力も低下します。その結果、歯茎など組織の再生力が弱まり、歯周病の危険が高まります。 

 

喫煙は歯の動きに影響するだけでなく、虫歯や歯周病になるリスクまで高めてしまいます。ただ、アライナーを装着した状態で喫しても、影響はほとんど変わりません。安心してインビザライン治療を受けたい方は、喫煙自体の見直しが必要です。担当の歯科医と相談してみましょう。 

 

■喫煙者がインビザライン矯正をする際に注意したい点


インビザラインの治療中は、禁煙または減煙が望ましいといえます。しかし、喫煙しながら治療を受けたい方は、以下の点に注意しましょう。  

○喫煙のたびにアライナーの取り外しが必須

先に触れましたが、インビザライン治療中は喫煙のたびにアライナーを取り外す必要があります。アライナーを装着したままでも喫煙できますが、ヤニによって汚れたり、劣化したりする可能性は否定できません。喫煙頻度が多い方は面倒に感じるかもしれませんが、必ず外すことをおすすめします。 

電子タバコを嗜む際も、可能なら取り外しておきましょう。リキッドに含まれる成分がアライナーに影響する可能性があります。 

 

○虫歯になったら治療が必要

もしインビザラインの治療中に虫歯ができた場合、大きさによっては治療が必要になります。小さな虫歯なら問題ありませんが、大きな虫歯は詰め物・被せ物の影響でアライナーが装着できなくなるためです。 

虫歯を放置した場合、再度マウスピースの型取りが必要になるケースもあります。追加料金がかかるだけでなく、治療期間も長期化してしまいます。そうした事態を防ぐためにも、喫煙で虫歯ができたら速やかに治療しましょう。 

 

○治療計画に影響が及ぶ可能性も

タバコの影響で歯の動きが遅くなると、治療計画に影響してしまうおそれがあります。結果的に治療期間が伸びてしまい、当初予定していた時期にインビザライン治療が終わらないかもしれません。 

治療期間が伸びてしまうと、歯科に通院する回数も増えてしまいます。歯の状態によっては、リファインメントと呼ばれるマウスピースで微調整が必要になります。最終的に当初の予定から数ヶ月・1年ほど期間が伸びてしまう可能性があります。 

 

インビザラインの治療中は禁煙または減煙が望ましい

インビザラインの治療中は禁煙または減煙が望ましい

 

■まとめ


今回は、インビザラインをしている際にタバコを吸っても大丈夫なのかについて紹介しました。喫煙していない方にとっては関係ありませんが、喫煙者の方にとってはかなり大きな問題ですからね。どのようなタバコを吸っているのかにもよりますが、基本的には取り外した状態で喫煙するようにしましょう。 

 

何か気になることなどがありましたら、お気軽にお問い合わせください。 

 

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