三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。
大人でも歯科矯正はできるの?
2022年9月2日
こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
子どものうちに行った方がよいと言われる矯正治療なのですが、歯と歯茎が健康であれば年齢に制限はありません。大人の歯科矯正に関して把握しておくべきメリット・デメリット、そして治療の流れを案内します!
■始める時期・タイミング
良くない状態の歯並びや噛み合わせに対して行う矯正治療は、虫歯治療のように不可欠ではないです。ですが、不揃いな歯やしっかりと噛み合わない状態は、外見上コンプレックスになり得ますし、状況によっては食べ物を正しく噛めない、歯周病になりやすい…など、様々なトラブルに繋がってしまいます。
成人の歯列矯正は、基本的にはどのタイミングでも始められます。
すでに歯が成長し終わっている成人であれば、タイミングのことで悩む必要はありません。歯を支えてくれている歯槽骨と歯肉が健康な状態でなくてはいけませんが、年齢に左右されないというのは嬉しい点です。
できるだけ早い時期からはじめると、その分早く歯並びをより良くすることができるため、健康的な生活を送りやすくなります。大人は自分でスケジュールを組みやすい環境にあるため、計画的に行うのがベストでしょう。
ちなみに矯正が困難だと言われているのは、歯周病の病状が進行してしまっているケースです。歯周病は歯肉に炎症が発生し、それが進行してしまうと歯を支えている骨まで溶けてしまい、歯が抜け落ちることもあります。ですからある程度進行すると、仮に矯正治療を行ったとしてもより良い状態を維持するのが難しくなります。
■大人の歯科矯正 メリット・デメリット
○メリット
◇コンプレックスの解消が可能
見た目が良くなることは、歯科矯正を行う上でのかなり大きなメリットです。
大きな口を開けたり笑顔になれない…という方もたくさんいるように、歯並びが悪いと様々な問題があらわになります。積極的に人とコミュニケーションを取れない、という問題をも解消できるケースもあります。
予想以上に根深い問題をはらんでいる歯に関する見た目の改善にも役立ちそうですね。
◇虫歯や歯周病の予防ができ、口内の健康維持も可能に
歯並びが良くないと、歯と歯の間に歯ブラシがしっかり届かず、正しい歯磨きができません。頑張って丁寧なケアを心がけても限度があります。
そして、歯周病や虫歯に罹患するリスクも高くなり、場合によっては、常に口が開いたままの状態にもなりかねません。見た目の問題のみならず、ドライマウスなどにもつながるので、要注意です。
歯科矯正することで歯並びを美しくすれば、日々の手入れを行いやすくなり、結果的に長い目で見てみると虫歯や歯周病の予防にも繋がってきます。
◇治療スケジュールを立てやすい
大人の矯正の際、成長による影響がかなり少なく、スケジュール予測がしやすくなるでしょう。早い段階で、治療完了までの具体的なスケジュールを立てられるのは、忙しい大人にとっても嬉しいことです。
成長による急な変化のリスクも少ないので、突然費用が増える、のようなリスクもかなり少ないです。
◇全体的なバランスを整えられる
人間の体はかなり大きいですが、しかし1つの事柄が様々な部位に影響しているケースも多いです。歯の噛み合わせもそれに該当し、悪い噛み合わせのせいで、肩こりや頭痛などで悩まされることもあるでしょう。このような症状を抱えている場合、歯科矯正をすることで、症状が消える…ということもあるかもしれません。

大人の歯科矯正には様々なメリットがある
○デメリット
◇矯正中の見た目が気になる
歯科矯正が終了すると、見た目の問題が解消されるでしょう。ですが、ワイヤー矯正を行っている場合、治療の最中には「矯正をしている」ということが丸分かりです。
しかし最近は、治療中も目立ちにくい矯正方法も登場しています。マウスピースを使った矯正や歯の裏側にワイヤーをつける方法など。ご自身の生活習慣や好みに合わせて選択することで、歯科矯正中のストレス軽減にも繋がるでしょう。
◇治療中の痛みなど
矯正をするということは、歯を動かすことですから、痛みや違和感を覚えるかもしれません。そして治療をしている間は矯正装置をずっと着け続けるため、日常生活の中で不快感が襲ってくるかもしれませんね。
ある程度は仕方がありませんが、厳しい痛みや生活に影響が出るほどの違和感がある場合は、歯科医師に相談するのがベストです。早めに相談しておけば、取り外しのできる調整方法など、自分に最も応じた治療法を実践できます。
◇虫歯や歯周病になりやすい
矯正中は、装置の周囲に汚れが付着しやすくなり、念入りな歯磨きが不可欠です。場所次第では歯ブラシが届きにくく、歯ブラシ以外のクリーニングアイテムも試してみるべきでしょう。
ワイヤーを装着して行う治療法であれば、装置の取り外しができません。しかしマウスピースによる矯正だと、食事や歯磨きの際など、自由に取り外しができます。清潔に口の中を保つという意味では、ワイヤーを使った矯正よりもマウスピースタイプの方が理想的かもしれません。
■歯科医院の選び方
自分と歯科医院との相性を把握する
大人の歯科矯正を成功させるには、歯科医院・医師との相性がかなり大切です。歯科医師などと意見が合わなかったり、予約が取りにくいと治療自体が困難になることもあります。医師との相性が悪くて、相談するのが大変だと、いろいろなトラブルが発生するかもしれません。
カウンセリングで医院の方針やスタッフや歯科医師の雰囲気を確認し、様々なポイントをチェックするのがおすすめです。当院では無料のカウンセリングも実施しておりますので、お気軽にご相談くださいね。
■歯科矯正後のケア
歯科矯正後も歯の状態は日々変化するので、油断は禁物です。例えば、就寝時の歯ぎしりや食いしばりが強い人は歯の位置が移動したり、後戻りしたりするケースも。保定期間も、担当医の指導内容をきちんと守って固定を続けることが重要でしょう。長期的にみると、歯周病などで口内状況が変化することもあり得るので、より良い状態を長く維持する対策も重要になります。
歯科矯正は自由診療ですから、医療機関次第で費用が違います。矯正治療で何を治したいのか、どんなことを優先したいのかを明確にし、そして情報収集をしっかりと行ったうえで、矯正の治療法を選択しましょう。
■まとめ
大人になってからの歯列矯正は、決して遅くはありません。治療中は治療器具の見た目が気になるなど、今までの日常生活とは違い戸惑うこともあるでしょう。
ですが、治療期間を乗り切れば、悩みの種のコンプレックスを気にする必要もなくなるはずです。
歯科矯正を検討している方、歯並びが気になっている方は、ぜひ一度当院にご相談ください。HPからも承っております。