矯正治療とむし歯治療について

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矯正治療とむし歯治療について

2022年8月5日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

全国で梅雨も明けて、夏本番。暑い日が続きますね。
暑い日には、冷たいアイスやジュース、スポーツ飲料が一層美味しく感じられます。

とは言え、これらにはむし歯の原因となる糖分が多く含まれています。矯正治療を検討されている方の中には、「むし歯がある場合、矯正治療ってどうなの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、歯の矯正治療とむし歯治療の関係について、ご紹介していきます。
矯正に興味がある方や検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

■矯正治療するのは、むし歯を治してからの方がいい?
■被せ物と矯正治療
■むし歯があっても矯正はできるの?
■矯正治療中にむし歯になったら?
■矯正治療中のむし歯予防について
■まとめ

■矯正治療するのは、むし歯を治してからの方がいい?


矯正治療が先か、むし歯を治すのが先か。結論としては、ケースバイケースという事になります。

基本的にむし歯の症状が重い場合は、むし歯治療が優先になります。例えばむし歯の穴が深い、痛みがあり神経の治療が必要になる、被せ物の治療が必要になる場合などです。矯正の治療器具によっては、どうしても歯磨きなどのケアがしにくく、むし歯の症状が更に悪化する可能性があります。それを防ぐため、既に重症の方はむし歯治療優先となることが多いです。

一方、痛みのない軽い虫歯や、矯正器具を装着しても邪魔にならないむし歯、器具を付けても治療ができる部分のむし歯などは、矯正治療とむし歯治療を同時に行える場合もあります。更に中には、「矯正治療で歯が動いたことにより、むし歯が見つかった」という場合もあります。

気になっている方は、まず矯正歯科へご相談に行くことをおすすめします。

 

むし歯でも矯正治療を始められることがある

むし歯でも矯正治療を始められることがある

 

■被せ物と矯正治療


むし歯治療においては、いわゆる「被せ物」や「詰め物」をされる事が多くあります。それは矯正治療前に行う場合でも同様です。その場合はどのような被せ物がいいのでしょうか?

被せ物は、現在の噛み合わせに合わせて作ります。矯正前の歯に合わせてせっかくセラミックなど高額ものを入れても、矯正後はまた噛み合わせが変わるため、しっかり噛めない場合もあります。そのため、矯正前は一旦、保険で治療をしておき、セラミックなど高価できれいな被せ物を入れるのは矯正治療が終わってからにする方も多くいらっしゃいます。

まずは担当医としっかり相談して決めることが大切です。

 

■むし歯があっても矯正はできるの?


むし歯がある状態のまま矯正治療を行うと、様々な弊害が考えられます。

一度むし歯になれば自然治癒することはなく、病状は進行します。取り外しが難しいワイヤー矯正器具を使った場合でも、歯や歯茎に痛みが出るといった状況にまでなれば、結局は取り付けたを外して治療せざるを得ません。そうなればお金や時間の面でもロスとなります。

また取り外しの簡単なマウスピース矯正の場合であっても、大きいむし歯の治療後だとマウスピースが合わなくなり、作り直すことになる場合があります。これも矯正の期間が延びてしまう原因となるでしょう。

担当医に相談した上で「むし歯治療を優先」という事になれば、それに従って治療を行うことをおすすめいたします。

 

■矯正治療中にむし歯になったら?


矯正治療中にむし歯になった、あるいは隠れていたむし歯が矯正治療によって見つかった場合の対応も、そのときどきで変わります。

ポイントとなるのは、「むし歯の程度」 、「矯正装置のタイプ」、「矯正治療の残り期間」です。

○むし歯の程度

むし歯の大きさを確認し、大きいようであれば矯正治療は一旦中断してむし歯の治療を優先するケースが多いでしょう。必要であれば、装置を外して治療することもあります。

小さい虫歯であれば、あえてむし歯をそのままにして矯正治療を続ける、またむし歯治療と矯正治療を並行して行うこともあります。

 

○矯正装置のタイプ

ブラケットやワイヤーによる矯正装置は取り外しが行いにくいです。どうしても、「ワイヤーが邪魔になって、むし歯治療ができない」という場合は、一時的に矯正装置を外してむし歯治療を行い、治療後にまた装置を再装着するという流れになることがほとんどです。

マウスピース矯正の場合は装置の取り外しが簡単なため、普段通りにむし歯治療が行われるケースが多いです。

 

○矯正治療の残り期間

歯の矯正には、数カ月~数年かかります。矯正治療の完了までにまだ時間がかかり、放置するとむし歯が重症化すると思われる場合は、むし歯治療を優先するケースがあります。

一方、矯正治療が終盤でもうすぐ終わるという場合には、むし歯をそのままに矯正治療を進めてしまう場合もあります。

 

■矯正治療中のむし歯予防について


矯正治療中は長い時間装置を取り付けている関係で、装置の種類を問わずむし歯の元となるプラークが付きやすく、むし歯になりやすくなります。治療にも影響がでることがありますので、次の事を心がけて、むし歯を予防しましょう。

○歯みがき

ワイヤー矯正の場合、装置がつくため、歯ブラシが届きにくくなります。
普段より一層気を付けて磨くことが大切です。

 

○フッ素による歯質強化

むし歯予防にはフッ素による歯質強化も効果的です。

フッ素の役割は、歯から溶け出したミネラルを補い、再石灰化を促進させることです。
再石灰が進むと虫歯から歯を予防したり、初期虫歯の進行を止めたりすることができるのです。

また歯の表面をフッ素でコーティングすることで、虫歯菌が作り出す酸から歯をガードする効果がある他、菌を弱らせ活動を抑制するため虫歯になりにくくなります。

家で行うフッ素によるケアとしては、歯磨き粉にフッ素が入っているものを使ったり、フッ素入りの洗口剤で口をゆすいだりする方法があります。また最近では、フッ素ジェルも市販されていますので、そちらを使っても良いでしょう。

 

○糖分やダラダラした飲み食いに気を付ける

はじめにも書いたように、糖分、特に砂糖はむし歯の原因になります。むし歯菌は砂糖を餌にして酸を作り出し、その酸が歯を溶かして虫歯になるからです。

また飲み食いの仕方にも注意が必要です。甘い飲み物や食べ物をダラダラと長時間飲み食いしていると、長時間口の中に糖分がある状態になります。そうすると、その分むし歯菌が酸を出す時間が長くなり、より歯を溶かしやすい状況になってしまうのです。

矯正治療中は、砂糖を含む食べ物や飲み物は少し控えめに。また、そういったものを食べたり飲んだりするときも、時間の間隔を空けるようにしましょう。

 

■まとめ


今回は、矯正治療とむし歯治療の関係についてご紹介してきました。両方を行うことで、より歯の健康は保たれますし、きれいな歯を作ることに繋がります。

ただ、治療を受ける順番、またその時の治療内容によっては、無駄なお金や時間をかけることになりかねません。それを避けるためには、専門家である歯科医院に相談されるのが一番です。

当院では矯正の無料相談も行っております。「むし歯があるけど、歯も矯正したい」とお考えの方や歯並びについてお悩みの方がいらっしゃいましたらぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

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