裏側矯正が難しいと言われる理由について

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裏側矯正が難しいと言われる理由について

2022年6月3日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

キレイな歯列に整える矯正治療ですが、表側に付けるワイヤー矯正は、銀色の金具が目立って恥ずかしいという方も少なくありません。
そんな周りの目が気になる方に人気なのが歯の裏側(舌側)に付ける裏側矯正です。
前回に引き続き、今回も「裏側矯正」についてお話していきます。

実は裏側矯正は、通常の表側矯正と比較して治療が困難だと言われています。
この記事では、裏側矯正が表側矯正と比べて難しいと言われている理由についてご紹介します。

目次

■裏側矯正とは
■裏側矯正が難しいと言われる理由について
■裏側矯正の痛みについて
■裏側矯正のデメリット
■裏側矯正で治せる症例
■まとめ

■裏側矯正とは


矯正装置は、歯にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、その部分にワイヤーを通して歯に負荷をかけていきます。
矯正装置はよく目立つカラーの金属製なので、歯の表面に付ける表側矯正では周りの目が気になるという方も多いようです。

それに対して裏側矯正は、歯の裏側に付けますから歯列で装置が隠れて、他人からはほとんど見えません。お仕事や学校などで口元が気になる方は、裏側矯正を選ぶ場合も多いです。

矯正装置を付けた歯の面は歯磨きしにくく、虫歯になりやすいと言われています。ですが、歯の裏面は殺菌効果を有する唾液が循環しやすいため、裏側矯正であれば虫歯になりづらいというメリットもあります。

アメフトやラグビーなど人とぶつかったり、バスケットやサッカーなどボールが口にぶつかったりする可能性のあるスポーツは、表側矯正よりも裏側矯正のほうが口腔内を傷つけるリスクが少ないと言えるでしょう。

また、吹奏楽で楽器を吹く方も、裏側矯正のほうが、矯正装置が楽器に触れないため、トラブルが起こるリスクが少ないのです。

 

裏側矯正は歯の裏側に装置を取り付ける

裏側矯正は歯の裏側に装置を取り付ける

 

■裏側矯正が難しいと言われる理由について


裏側矯正は、表側矯正と比べて治療が難しいと言われています。
従来の表側矯正とは治療方法が大きく異なるだけでなく、技術的にも難易度が高いと言われているのです。

では、どうして裏側矯正は難しいと言われているのでしょうか。
次は、裏側矯正が難しいと言われている理由についてご紹介します。

○ブラケットを正しく取り付けるのが困難

表側矯正は、特殊なゲージを使って正しく目で確認しながらブラケットを位置づけられます。
しかし、裏側矯正の場合は、歯の裏側にブラケットを付けられる正確なゲージがありません。

そして、歯の裏側はかなり複雑な形をしているのです。そのため、歯に装置を付けるのが難しく、正しくブラケットを付けるには経験やスキルが必要になるでしょう。

 

○治療の操作が困難

矯正治療では、ブラケットにあるスロットに通しているワイヤーをうまく操作することで、歯に負荷をかけて徐々に動かしていきます。
表側矯正ならば、ブラケットと歯が支持点となるため操作は簡単なのですが、裏側矯正の場合は装置が見えづらいこともあり、施術を行いにくいです。

また、歯の厚みや形を考慮しながら歯を配列するために、細かいワイヤー調節が必要になります。

裏側矯正は表側のものとは違い、ブラケット同士が狭く、操作が困難だと言われています。しかし、裏側の矯正は他の人には言いにくいので、様々な細工が可能になります。もちろんこれは裏側矯正の利点です。

 

○負荷のかかり方が表側矯正と違うので困難

矯正装置を歯の裏側と表側にかけると、同じ装置を同じ力、同じ方向へとかけたとしても、歯の動く向きが異なる可能性があります。

動く方向の差は、180度違うこともあれば、ほんの少しだけ異なるケースもあります。
そのため、治療計画を立てる段階で、ワイヤーの種類や大きさ、設計など、いろいろと注意しないといけません。

ここで負荷を入れる方向や角度を間違ってしまうと、治療結果に影響する恐れもあるのです。

 

■裏側矯正の痛みについて


裏側矯正の治療中の痛みが気になる方も少なくありません。
裏側矯正で痛みを感じるのは、主に以下の2つです。

  • 矯正装置を付けた後
  • 矯正装置の調節をした直後

 

矯正装置を付けたり装置の調節をしたりした後は、歯を積極的に動かしている時です。

歯列矯正は定期的な調節によって、徐々に歯を動かしていくのです。

そのため、矯正装置の調節直後は痛みがあるかもしれませんが、必要な部分まで歯が動けば力がかからなくなって、痛みがかなり治まるでしょう。
ほとんどは、装置の調節直後から2~3日程度で痛みが治まります。

では、歯列矯正で感じるのはどのような痛みなのでしょうか。

もちろん個人差がありますが、歯列矯正で感じる痛みは、「歯を引っ張られるような痛み」「歯が締め付けられるような痛み」と表現されることが多いです。
しかし、これはもともとの歯並びによっても感じ方が異なります。

 

■裏側矯正のデメリット


裏側矯正は周りの目が気にならないという大きなメリットがありますが、デメリットも少なからずありますので、しっかり確認しておきましょう。

 

○食べにくい場合がある

裏側矯正は見た目を気にせず大きな口を開けて食事ができますが、歯の裏側に装置が付いているので、食べにくさを感じる可能性もあります。

これによって粘膜を間違って噛んでしまうと、口内炎ができてしまう場合もあるでしょう。

 

○発音しづらい場合がある

裏側矯正の装置を取り付けた直後は、どうしても発音しにくい・話しにくい場合があります。
歯の裏側に装置が付いているので、舌が当たって発音しづらい場合があるのです。

 

○歯磨きがしにくい場合がある

矯正装置が歯の表側についていても歯磨きしにくいですが、裏側矯正ですと、歯磨きがよりしにくくなるでしょう。

歯の裏側はどうしても自分で直視できないので、歯磨きの操作が難しくなるのです。
普段の歯磨きを注意して行い、定期的に歯科医院でクリーニングしてもらいましょう。

 

■裏側矯正で治せる症例


表側矯正で治せるような症例は、基本的にすべての裏側矯正でも対応できます。

矯正装置の種類によって歯への負荷が異なりますが、治療期間に影響を与えるほどではありません。ですから、裏側矯正と表側矯正では、治療期間にさほど差は出ないのです。

しかし、裏側矯正で治せない症例もあるので注意が必要です。
裏側矯正は舌と歯の間に矯正装置を入れるので、十分なスペースがない場合は、発音への影響が強くなるのであまりおすすめできません。

 

表側矯正で治せる症例は裏側矯正でも対応可能

表側矯正で治せる症例は裏側矯正でも対応可能

 

■まとめ


裏側矯正は歯の裏側に装置を付けるので、基本的に外側から矯正装置が見えることはありません。
装置は、歯科医師がお口をのぞき込む体制を取ってようやく見えるイメージです。
裏側矯正は、結婚式や入学、就職、撮影など大きなイベントを控えている方はもちろん、営業職や接客業の方など人前に多く出る職業の方にも多く選ばれています。

また、裏側矯正は歯並びが徐々に変わっていく姿を自分で確認できるのも魅力です。
日々歯並びがキレイに変化していくのは、矯正治療のモチベーションアップにもつながるでしょう。

当院では、裏側矯正のほかにも、患者様のご要望に合わせた矯正治療プランをご用意しています。マウスピース型のインビザラインという矯正装置やアンカースクリューを用いた矯正、前歯の部分矯正、後戻り矯正などさまざまです。

歯並びが気になるという方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。
一緒にキレイな歯並びを目指しましょう。

 

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