リンガルブラケット

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リンガルブラケット

2021年12月3日

ワイヤー矯正は目立ってしまうと考えている方も多いでしょう。
最近はあまり目立たない透明のマウスピース型の矯正装置や透明、白のブラケットでプラスチック製やセラミック製のアイテムもあります。
状態によってはワイヤー矯正が必要な場合があります。
今日は裏側に装置をつける「リンガルブラケット矯正」に関してお話していきます。

目次

■リンガルブラケット矯正とは
■リンガルブラケットの種類
■まとめ

■リンガルブラケット矯正とは


リンガルブラケットは、歯の裏側に矯正装置を装着するワイヤー矯正治療です。
プラスチックやセラミックなど、目立ちにくい材質を使用しても、歯の表面にブラケットが装着されていた場合、近距離では見えてしまいます。
リンガルブラケットは歯の裏側の根元あたりにブラケットを付けるため、一切見えることがありません。
特に人と接する職業の方に良く選ばれています。
専門の知識と技術が必要なので、矯正医師の中でも対応可能な先生は限られます。
通常の表側矯正とは異なるノウハウなどが必要で、リンガルブラケット矯正法を実施可能なクリニックは多くありません。

矯正のための装置を使ってどうやって歯を移動させているのか…気になりますよね。矯正目的のブラケットを専用の接着剤を用いて歯にくっつけ、そしてブラケット部分にワイヤーを装着します。

ブラケットの断面部分にはカタカナのコの字の形をした箇所があり、この部分にワイヤーが装着されます。さらに結紮を行った結果、ワイヤーがもたらす力が結果的に歯に伝わるようになるのです。

セルフライゲーションブラケットの場合は、ブラケットに結紮目的のシャッターなどがあり、ゴムなどを使った結紮を行う必要もありません。

一般的なブラケットであれば結紮するとワイヤーとスロット部分に摩擦が発生します。この摩擦は障害となっていて、歯の移動に関してもデメリットがありますし、痛みにも繋がります。

当院ではクリッピーというシステムを活用しています。
クリッピーによる歯列矯正治療はセルフライゲーションシステムによって、弱い力で歯を動かすことができるので、歯が動くときの痛みが軽減されます。

このシステムでは、ブラケットにシャッター構造を取り入れています。ワイヤーをシャッター部分に通すことで通常よりも摩擦が少なくなりました。弱い力で歯が動くので、矯正による痛みがあまりなく、治療期間も短くなるメリットがあります。
シャッター構造が小さく装置が薄いため、装置装着後の発音のしにくさも軽減されます。サイズが小さいため、装置間の距離が広くて、ワイヤーの弾性をうまく利用できます。弱い力で歯の移動が素早くできるので、治療期間が短くなります。

痛みの軽減や期間の短縮のキーポイントが、矯正装置間の摩擦の度合いです。この摩擦が小さければ痛みの軽減、短期集中を可能にします。従来の矯正装置は結紮線と呼ばれるもので、矯正装置を固定していました。結紮線を利用するとどうしてもブラケットとワイヤー間で摩擦が生じてしまい、痛みや治療の長期化の原因となっていました。しかし、クリッピーシステムは結紮線を利用しません。そのため、痛みの軽減、治療期間の短縮を可能にします。

リンガルブラケットは日本人に多い歯の症状に幅広く対応可能です。日本人は八重歯の人も多いですが、八重歯に表側矯正の装置を使うと、笑ったりしたときに口の中や唇を傷つけるリスクが高くなります。リンガルブラケットでは舌側に装置を使用するので、口の中を怪我することがありません。八重歯にも対応可能なのが特徴です。
一度あたりの診療を短くできる点は大きなメリットです。従来のマルチブラケット装置では来院ごとにゴムやワイヤーをつける・外すという作業が必須でしたけど、セルフライゲーション装置においては必要ありません。

 

当院ではクリッピーというシステムを活用

当院ではクリッピーというシステムを活用

 

■リンガルブラケットの種類


○ハーフリンガル・マルチブラケット

上の歯を舌側矯正、舌の歯を表側矯正によって治療する方法になります。
上顎の装置を裏からのリンガル矯正、下顎の歯の装置を透明度の高いセラミックブラケットで行う治療です。下顎の装置は表になるので、舌が矯正をするための装置に接触しづらく、しゃべる際に困ることも少なくなります。治療に必要な期間は、裏側からの矯正に比べて少し短くなるメリットがあります。表側の矯正は気軽に装着可能で価格面もお財布に優しいと言われています。しかしデメリットとしては、矯正装置が他人から見られやすいという点が挙げられます。

 

○フル・リンガル

この矯正では、上下顎ともに裏側に矯正装置を取り付けるので、誰か他人からの目線を気にする心配もなさそうです。裏面に装着した下顎の矯正装置は舌の動きによって接触するケースもあるため、話す際に発音しづらい時期もあるかもしれません。ですが発音の練習をすれば徐々に慣れていくでしょう。舌側矯正にある発音、咀嚼障害が最小限に抑えられるでしょう。ブラケットの厚さは約1.5mmと非常に薄く、歯面に密着していて外れてしまう心配も基本的に不要でしょう。ちなみにデザインは口の中における自浄作用にも効果的で非常に衛生管理が楽です。

 

■まとめ


当院のリンガル矯正用ブラケットは結紮線を使用しないため、一般的なマルチブラケット装置に比べ、清掃性に優れています。また、結紮をしないこと、装置自体も薄く作られているため違和感が若干軽減されています。治療期間、痛み、清掃性、矯正治療中の違和感等のメリットが多い装置です。
前歯が出ている方は歯の表に装置を装着すると、厚みが加わってしまい、前歯を強調してしまうことになるでしょう。ですが、歯の裏に装着するリンガルブラケット矯正装置だと、そんな不安も必要ないでしょう。また、リンガルブラケット矯正装置は前歯を引っ込めやすい特性をもっているので、出ている前歯が気になる方は特に適しています。
患者様お一人お一人の噛み合わせ・歯の形態等を考慮した装置で治療させていただきます。
費用を抑え、目立ちづらくかつ取り外しのしない装置を希望の場合ハーフリンガルをお勧めしております。目立つ矯正装置に抵抗があり、矯正治療をためらっていた方、お悩みの方は是非一度ご相談ください。

 

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