三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。
目立ちにくい!透明なマウスピース矯正
2021年7月7日
こんにちは
歯並びをきれいに整える矯正治療、みなさんどのようなイメージがありますか。
目立ってしまう、歯磨きがしにくい、食べたものが挟まりやすい、そんなところでしょうか。
このようなイメージから矯正治療を諦めてしまう人もいるようです。
ところが近年、このような矯正治療のイメージを覆す新しい矯正治療法が開発されました。
それがマウスピース矯正です。
当院では、新しい治療法も積極的に取り入れています。
今回は、当院も導入している新しい矯正治療法、マウスピース矯正についてご説明します。
■マウスピース矯正ってなに?
一般的な矯正治療では、歯の表面につけたブラケットという溝の入った金具に弾性ワイヤーを通して、このワイヤーの働きで歯を移動させます。
今回ご紹介するマウスピース矯正では、ブラケットやワイヤーは使いません。
名前の通りマウスピースを使います。
マウスピースを定期的に交換することで、歯を少しずつ移動させていく治療法になります。
■マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正にはいろいろなメリットがあります。
○目立たない
マウスピースというと顎関節症の治療で使うような厚くて微妙な透明感のものを想像するかもしれません。
マウスピース矯正で用いられるマウスピースはそうではありません。
透明な上にとても薄く作られています。
そのため、マウスピースを装着していても一見しただけではわからないほど、違和感がありません。
しかも、定期的に新しいものに取り替えますから、汚れがついて目立ってしまう心配もありません、
○取り外せる
マウスピースですからご自身で取り外すことができます。
食事のときや歯磨きのときにはマウスピースを取り外せますから、たいへん便利です。
○治療時間が短い
一般的な矯正治療では、歯科医院でワイヤーを定期的に交換しますが、これに時間がとてもかかります。
マウスピースなら、歯の状態の確認と、マウスピースの受け渡しなどだけなので、治療時間も短くなります。

マウスピース矯正は目立たない・取り外せる・治療時間が短い
■マウスピース矯正のデメリット
メリットがあるものにはデメリットがあります。
優れた特徴を持つマウスピース矯正にもやはりデメリットはあります。
○適応外となる歯並びもある
ブラケットとワイヤーを使った矯正治療はほぼ全ての歯列不正を治すことができます。
しかし、マウスピース矯正は、例えば埋まっている歯を引っ張り出す牽引や飛び出している歯を中に入れる圧下という移動は不得手です。
外科手術を行わなくてはならないような重度の歯列不正も対応していません。
このように、ごく一部の限られた症例は、対応できないことがあります。
○装着時間を守らなくてはならない
マウスピース矯正は、1日20時間以上つけておかなければ効果が得られにくいです。
もし、外した後たびたびつけ忘れるようなことがあれば、歯並びはきれいに整えられなくなります。