アタッチメント付きのインビザラインの装着・使用方法
2019年8月28日
アタッチメントとは、インビザライン・アライナー(マウスピース)の歯の表面に取り付けるレジン製の突起のことをいいます。
インビザライン矯正では、アタッチメントを装着して歯に力を加えることで、正しい位置に動かしていく役割があります。
アタッチメントは、正しく装着しなければ歯を計画通り動かすことができなくなるので、注意が必要です。
今回は、アタッチメントが付いたインビザラインの装着方法について見ていきましょう。
インビザラインのアタッチメントとは?
インビザラインにはアタッチメントと呼ばれる突起を装置して、歯の表面に凹凸を増やすことで、歯をより正確に動かすことができます。
アタッチメントは、厚さ1mm程度の白いレジン素材で出来ており、歯の表面に付いています。アタッチメントが装着されても目立ちませんので、至近距離でも周囲に気づかれることはありません。
インビザラインは患者さんによって、形も異なり、全行程に必要な枚数もアタッチメントの数も違います。
アタッチメントの形には丸状・三角状・四角状の順にサイズが大きくなり、強さも大きくなっていきます。
アタッチメントは全てのインビザラインに付けるわけではなく、治療計画に基づいて設定します。
アタッチメント付きのインビザラインの装着方法
インビザラインのアライナー(マウスピース)は
7から10日くらい使い続けて歯が動いた頃に、新しいインビザラインに交換します。
マウスピースの装着は慣れてしまえば、カチッと簡単に取り外しができます。
装着する順番としては、まずは、前歯から奥歯にかけて、指でゆっくりと押していきます。
初めのうちは鏡で確認しながらゆっくりと装着して
あまり力を入れ過ぎないようにしましょう。
インビザラインには、アライナーチューイと呼ばれるシリコンゴム製のロールがあります。
アライナーを装着した後、アライナーチューイを噛みながらマウスピースをしっかりフィットさせてください。
アライナーチューイを噛まないと、正確に装着できず、歯が動かないことがあります。
外出する時もアライナーチューイは専用ケースに入れて常に持ち歩くことをおすすめします。
アタッチメント付きのインビザラインの取り外し方
アタッチメントが付いたインビザラインは、アタッチメントが引っ掛かりとなりマウスピースの装着が強まるのとは反面で、取り外すのに慣れるまでは少し時間がかかります。
外す順序は、右奥または左奥、つまり奥歯の内側から先にゆっくりと外すとやりやすいでしょう。
女性は長い爪の場合、補助具を使用すると爪が傷まないのでおすすめです。
歯磨きや食事の際に、マウスピースをティッシュに包んでおくと紛失してしまうので、外したら専用ケースに入れる癖を付けましょう。インビザラインのお手入れ方法
取り外したマウスピースはキレイにお掃除することが大切です。
インビザラインは、変形しやすい素材で作られているので、丁寧に取り扱いましょう。
取り外したマウスピースは歯ブラシやデンチャーブラシを使い、こすり洗いをしてください。(歯磨き粉は傷が付くので付けません。)
洗い流すときは熱いお湯は変形の原因になりますので、水で流してください。
1つのマウスピースを約10日間使用するで、臭いが気になったら、インビザライン専用の洗浄剤を使うと良いでしょう。
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤でした。