三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。
出っ歯と矯正治療
2018年7月14日
こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。
歯並びやかみ合わせの状況は一人一人全員違います。
出っ歯や、受け口、すきっぱ、でこぼこなど、いろんな歯並びがあり、歯並びで悩んでいる人も多いと思います。
出っ歯だと一般的に前方に歯が出ているため、ものが当たったりすることで、前歯が折れたり脱臼する外傷のリスクが高くなります。
一般的に出っ歯は2種類に分類することができます。
一つが、前歯の傾斜が強い状態
一つが、上下前歯の前後的位置が大きく離れている状態となります。
前歯の傾斜や、前歯の前歯部位置の改善するためには、前歯を後方に動かす必要があります。前歯を後方に動かすためには、後方に歯を動かすスペースがないと歯が動きません。
このスペースを確保するために矯正治療では、親知らずの生えるスペースを使用したり、歯の大きさを小さくしたり、中間の歯を抜歯したりします。
どの方法を使用してをスペースを確保するかは、歯並びのでこぼこの量や、歯を支えている骨の状況、上下前歯の位置関係など複数の情報を含めて決定します。
出っ歯の改善
今回は出っ歯の改善をおこなった患者様をご紹介します。
来院理由としては、出っ歯の改善(上顎の前歯の突出、また前歯の傾斜を改善)したいとのことでした。
お口の中の状況としては、上下顎に軽度から中程度のでこぼこが認められ
上顎の前歯の傾斜が強く、また上下前歯の前後的位置が下顎より前方にある状態(実測値6.0㎜(標準値が2~3㎜))でした。
治療としては、すべての歯にマルチブラケット装置を装着して治療を行いました。
また上顎のみの抜歯を行いました。
抜歯の部位としては、上顎の左右前から数えて4番目の歯を抜歯しました。
治療期間は2年間でした。
また、出っ歯の改善を行うと、前歯が相対的に後方に後退すると、口元の後退もして横顔の改善(口元が出ているこのとの改善)も可能となります。
まとめ
矯正治療では、一人一人のかみ合わせや歯並びの状況にあわせた治療方法立案し、施術します。
そのため、歯並びで悩んでる場合には一度ご相談ください。