三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。
矯正の治療費(表向き矯正と裏側矯正)|三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科
2018年3月29日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)院長の内澤です。
矯正治療費
一般的に裏側矯正と表向き矯正の治療費を比較すると、裏側矯正は割高になります。
それにはいくつかの理由があります。
理由の一つに、表向き矯正と舌側矯正でブラケット装置が付くまでの工程に違いがあり、裏側矯正の方が細かい準備作業が必要となります。
装置の構成
表向き矯正と舌側矯正で使用する装置は、①歯を動かす力を発揮するワイヤ、②歯に直接接続して歯に矯正力を加えるブラケット、 ③ワイヤーとブラケットを結紮する結紮線によって構成されます。
ワイヤーの特徴
ワイヤーはアーチ状の形態をしており、変形してもアーチ状の元の形態に戻ろうとする力を発揮します。この性能のため、このワイヤーをブラケットに入れることで歯にきれいなアーチ状に動く力が加わり、歯はきれいに並びます。
ワイヤーによって歯がアーチ状になる力が加わるため、ブラケットの接着位置はワイヤーがまっすぐなアーチ状になった状態で、きれいな歯並びになるような歯の適切な位置に設定されます。
表向き矯正ではブラケット装置を直接歯に装着することが多いですが、しかし裏側矯正では、歯の舌側に装置を装着するため、表向き矯正と比較し直接装着することが難しい事、また歯の形態が唇側に比べると舌側の方がでこぼこしており複雑なため、裏側矯正では矯正装置を付けるための装置を作り、間接的に装置を装着します。
装置がつくまで(裏側矯正)
裏側矯正ではブラケットが付くまでに以下の工程を組んでいます。
①型取り(高精度な材料を使用して)
②作業模型の作成
③模型の歯を分割、分割した歯を矯正治療後の歯並びをシミュレーションした状態に配列
④ブラケットを装着する位置を設定
⑤設定されたブラケットを同じ位置に装着するための装置の作成
⑥ブラケットを口腔内に装着
まとめ
裏側矯正では、細かい準備作業が必要となるため、治療費が表向き矯正にくらべ割高になります。
細かい手順を組む理由としては、歯の形態、および施術する時の視野が原因となります。