三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。
前歯が噛めないとは? 開咬など 矯正歯科治療の方法を解説
2025年3月22日
前歯が噛めない
どのような場合でかめないのでしょうか?
噛めない理由として、前歯の位置が前後的にずれている、垂直的に離れている場合があります。
前後的なずれとしては、相対的に下顎が前にある下顎前突(反対咬合)、相対的に下顎が🐮後ろにある上顎前突(出っ歯)
垂直的に離れている場合としては開咬(オープンバイト)などがあります。
では、前歯が咬合で機能できないとどのような弊害が出るのでしょうか?
基本的に歯の役割分担として前歯で物をかみ切って、奥歯で物をすりつぶします。
よって、前歯が物を噛みきれないと、奥歯で前歯の役割も含め全てのことを行うこととなるため奥歯の負担が大きくなり、将来的に歯が喪失するリスクが高くなります。
実際、8020達成者の歯列・咬合の観察(日本歯科医師会雑誌(0047-1763)52巻5号 Page619-626(1999.08) https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I4807099)によると
「8020達成者」と歯並びとの関係を論じております。
8020運動とは、1989年に厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。人間の歯は親しらず を含めると32本ありますが、20本以上の歯があれば、不自由なくほとんどの食べ物を噛めるとされています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。
8020達成者と歯並びとので以下のような割合となっています。
- 正常咬合(正しい噛み合わせ):56.9%
- 上顎前突(出っ歯):17.6%
- 過蓋咬合(噛み合わせが深い):25.5%
- 反対咬合(受け口):0%
- 開咬(オープンバイト):0%
ここで注目してほしいのは 割合が0%となっている反対咬合(受け口)と開咬(オープンバイト)です。両方の共通点は、前歯が咬合できないということです。
また出っ歯は程度によりますが、下顎を前方に出すと前歯で噛むことができる方もいます。
つまり前歯で噛めないと、物を噛みきれないのと歯の保てないので、早期の歯列矯正治療開始をお勧めします。
開咬(オープンバイト)とは?概要と原因について
開咬(オープンバイト)は、上下の歯を噛み合わせた際に、前歯または奥歯の一部が噛み合わない状態を指します。開咬があると、前歯や奥歯の間に隙間ができ、正しく物を噛むことができなくなることがあります。以下のような点が特徴的です。
開咬の主な原因
- 指しゃぶりや舌の癖:幼少期の指しゃぶりや、舌で前歯を押す癖があると、歯が前方に押され開咬が発生することがあります。
- 遺伝的要因:骨格的な要因や、遺伝による歯の位置異常が関与することもあります。
- 不正咬合:不正咬合(噛み合わせの異常)や歯の位置に問題がある場合、開咬になる可能性があります。
開咬の症状
- 噛む機能が低下し、しっかり噛めない
- 発音が不明瞭になる
- 前歯の隙間が目立つため、審美的に気になる
- 顎や歯に負担がかかり、顎関節症のリスクが高まることもあります
治療方法
- 歯列矯正治療:開咬の歯列矯正には、インビザラインやブラケットを使用して歯並びを整える治療が効果的です。
- 癖の改善:舌や唇の悪習癖が原因の場合、その習慣を改善するトレーニングやリハビリが行われることもあります。
- 手術:重度の骨格的問題がある場合には、外科的手術が必要になることもあります。
開咬(オープンバイト)の歯列矯正治療の症例報告
東京都世田谷区在住の20代女性の患者様です。
前歯で物を噛みきれないのを改善したいとのことで、当院の歯列矯正相談にご来院いただきました。
歯列矯正装置はワイヤー矯正を希望しており、また目立たないでかつ料金も抑えたいとのことでハーフリンガル(上顎:表側 下顎:裏側 のワイヤー矯正)で噛み合わせの治療しています。
治療方針としては非抜歯で、下顎の遠心移動を大臼歯圧下によって前歯の開咬の改善をもとめました。
遠心移動と臼歯圧下のため歯科矯正用アンカースクリューも使用しました。
治療期間約2.5年でしっかりと咬合および歯の並びが改善したため、動的治療終了とした。
リスクと副作用:歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、痛み
料金としては基本管理量として 1,045,000円と来院時の処置料として8,800円でした。
動的治療後は、保定装置として、マウスピース型のリテーナーと上下前歯にワイヤー装置を装着し保定しております。
症例2
東京都世田谷区在住の20代女性、前歯で物を噛みきれないとのことで矯正治療を開始したいとのことで当院に来院されました。
反対咬合(受け口)とは?概要と原因について
反対咬合(はんたいこうごう)、または受け口(うけぐち)とは、下顎が上顎よりも前に出ている状態を指します。この歯並びや噛み合わせの問題は、正常な噛み合わせとは逆の位置に歯が並んでいるため、「反対咬合」と呼ばれます。
具体的には、上の前歯が下の前歯の後ろに位置し、噛む際に上下の歯が適切に接触しない状態です。
この問題は、機能的な影響だけでなく、顔の見た目にも影響を与えることがあります。
反対咬合(受け口)の原因は複数あり、主に以下のような要因が考えられます。
-
遺伝的要因
- 多くの場合、遺伝的な要素が大きく影響しています。もし両親や祖父母に反対咬合の人がいる場合、子供も同様の問題を抱える可能性が高くなります。
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骨格の成長不均衡
- 上顎(じょうがく)と下顎(かがく)の成長バランスが崩れることで、下顎が過度に成長し、上顎が成長不十分な場合に反対咬合が生じます。
- 顎の発達に問題がある場合、上顎が後退しているか、下顎が過成長しているか、あるいはその両方が影響していることが多いです。
-
乳歯や永久歯の問題
- 子供の頃に乳歯が早く抜けてしまったり、乳歯の噛み合わせが正常でない場合、その後の永久歯の噛み合わせにも影響を与えることがあります。
- 永久歯が正しい位置に生えない場合も、反対咬合の原因になることがあります。
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全身的な発育障害
- クレフト症候群(口蓋裂など)や、他の発育に関連する疾患が原因で反対咬合が発生することもあります。
治す方法としては、軽度の場合はインビザラインやマルチブラケットなどの矯正器具を用いて矯正することが一般的です。症状の程度が重度の場合には、外科手術を併用する治療が必要な場合もあります。矯正治療のみでは改善が難しい大人で骨が原因で外科手術を併用する場合には健康 保険が適用される場合があります。
反対咬合(受け口)の歯列矯正治療の症例報告
症例は分院の二子玉川駅前歯列矯正歯科で治すケースですが
当院でももちろん治療できます。
東京都世田谷区在住の40代女性です
前歯の反対咬合(受け口)の改善をしたいとのことで
当院の無料の歯列矯正相談にご来院されました。
歯列矯正装置は目立たないほうがいいとのことで、マウスピース型矯正装置のインビザラインの使用となりました。
今回は反対咬合の原因が骨格ではなく歯が原因だったこと、またでこぼこも大きくなかったため非抜歯での治療となりました。
リスクや副作用として、虫歯、歯周病(歯槽膿漏)顎関節症、歯髄壊死、歯根吸収などが考えられましたが、今回の症例では生じていません。
動的治療期間は13ヶ月でした。
動的治療後は保定装置としてマウスピース型のリテーナーを使用しています。
矯正相談のご予約・お問い合わせ
裏側矯正治療を検討されている方 なら、ぜひ当院にご相談ください。初めての方でも安心して後悔しない治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と親身な対応を心がけています。お問い合わせやご予約は、当院のホームページ(三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科)からお 気 軽にどうぞ。
当院では口腔内スキャナーのi-teroを利用した口腔内情報を再得して、3Dプリントされた歯列模型の模型を使用して裏側矯正の装置を作成します。
歯列矯正治療を通じて、トラブル、失敗を避け美しい笑顔と健康な歯を手に入れるために、私たちと一緒に一歩を踏み出しましょう。お待ちしております。
歯列矯正治療の選択肢にはそれぞれの特徴があり、患者様のニーズに応じた最適な方法を選ぶことが重要です。目立ちにくく取り外しのできるインビザラインやワイヤー矯正(内側に装置がつく裏側矯正、外側に装置がつく表側矯正)の違い、デメリットとメリットを理解することで、より納得のいく治療を受けることができます。当院では、子供から成人(大人)までの患者様のライフスタイルや歯並びの状態から、希望する治療結果に合わせた最適な治療方法をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。多くの芸能人、YouTuberなどの目立たない歯列矯正を希望される方々も当院に来院いただいております。利用できる矯正装置も目立たないマウスピース型矯正装置、ハーフリンガル、裏側矯正などのワイヤー矯正装置、部分矯正、子供の矯正(小児矯正)も可能です。症例も開咬、八重歯、出っ歯、受け口、すきっ歯など様々な症例も対応します。治療後は保定装置(リテイナー)で綺麗な歯並びを最小限の変化で維持します。 歯列矯正治療により口腔内の環境が変化します。歯科矯正治療中は日常生活での歯ブラシの習慣が重要になってきます。
歯並びのことで質問やお悩みや不安などがある場合には、是非当院まで気軽に無料カウンセリングのご予約ください
当院は三軒茶屋駅から徒歩2分に位置しアクセスも良好です。土曜日、日曜 も診療し、お仕事帰りの方でも通える時間の夜20:30まで診療しています。
診療日は月 水 木 金 土 日 の上
休診 休診日 は火と祝日です。
虫歯の保険診療やセラミックなどの被せ物やインプラント、ホワイトニングは、一般歯科での診療をお勧めしてます。親知らずの抜歯は口腔外科での受診をお勧めしております。
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