三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。
小児矯正の治療開始時期
2018年6月13日
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷)院長の内澤です。
「矯正相談にて、いつ頃矯正治療を行えばいいですか?」と聞かれたりします。
矯正治療は、基本的には、適切な時期に適切な治療を行うと、矯正治療の効果が効率よく発揮されるため、適切な時期に矯正治療を行うことを勧めます。
矯正治療開始の適切な時期は?
適切な時期というと。子供の歯が残っている時期(混合歯列期)と、生え変わりが完了したすべての歯が大人の歯の時期(永久歯列期)(女児で12歳前後、男児で13歳前後以降。)は異なります。
すべての歯が大人の歯の状態であれば、ほとんどの場合、矯正治療を受けたいと思った時が矯正治療開始時期です。
混合歯列期の開始時期は?
混合歯列期だと、治療開始時期を決める要因が多数あるため、一概にこの時期とは断言できません。
混合歯列期は、精密検査を行い、現状の把握を行い、いつ矯正治療を開始するかを検討することをお勧めします。
この時期は特に、歯がすべてちゃんと生えてこられるかの確認の検査を就学時に行い、もし検査にて歯がスペース不足等で生えてくることが難しいと判断されれば、適切な時期に歯が生えるスペースを確保する矯正治療を約1から2年程度行います。その後必要に応じて、大人の矯正を行います。https://www.sangenjaya-ortho.com/blogs/archives/115
例えば…
もし、精密検査にて大人の歯が自然に生え変わると判断できた場合には、一つの方法として、①すべての歯が大人の歯に生え変わる前までは、積極的に歯を動かさないで定期検診を継続して、生え変わり後に、マウスピース型矯正装置やマルチブラケット等で全体の歯並びの改善を行うことも可能です。
また、別の方法として、②混合歯列期から少しずつ治療を進めていくことも可能です。使用する装置の例としては、プレオルソや拡大装置、部分的なブラケット装置等を使用していきます。
精密検査にて自然と大人の歯に生え変わると判断できている場合で、混合歯列期に装置を使用するかどうかの判断は、矯正治療の効果、使用する子の性格(ちゃんと矯正装置の使用ができるか)、どの時期にどうなっていたいか(例えば前歯の歯の隙間を、早く閉鎖したい等)などで判断します。
まとめ
子供の歯が残っている時期(混合歯列期)は、精密検査を行い、現状の把握を行い、いつ矯正治療を開始するかを検討することをお勧めします。
矯正治療についてなんでも相談ください。