矯正治療中の虫歯になったら?対処と予防方…

診療時間

  • 月・水・木・金 11:0020:30
  • 土・日 10:0018:30

※休診日:火・祝

三軒茶屋駅
から徒歩2分

キービジュアル

矯正治療中の虫歯になったら?対処と予防方法

2022年11月4日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。


ここでは矯正をしている際の虫歯予防に関してお伝えします。

目次

■矯正治療中に虫歯になってしまった
■矯正治療を中断して虫歯治療をしなきゃいけないの?
■矯正治療を始める前に虫歯が見つかったら?
■マウスピース矯正だからといって油断は禁物
■矯正治療中の虫歯予防方法
■まとめ

■矯正治療中に虫歯になってしまった


歯列矯正治療の期間中、矯正装置を歯の表側に設置します。矯正のための装置は複数種存在し、よく用いられるマルチブラケットは、患者様が自分で取り外すことが不可能な固定タイプとなります。ですから、歯磨きが困難になり口内に汚れが付着したままになりやすくなるでしょう。

本当は毎日の歯磨きで虫歯のもとであるプラークを洗い流して予防するのですが、取り付けている装置のせいで正しい歯磨きが難しくなるのです。

プラークが残ってしまいやすい状況では、歯周病になる可能性もアップします。歯周病は、歯を支える部分に細菌が影響を与え、結果的に炎症が発生します。それが悪化しますと歯がグラグラしてきます。プラークは唾液の中のカルシウムの影響を受けて、徐々に硬くなり歯石に変化し、歯磨きでは取れません。

以上のように、矯正中は口内環境を綺麗にするのが困難なので、きちんとした歯磨きが重要になります。

 

■矯正治療を中断して虫歯治療をしないといけないの?


矯正治療中に虫歯が発見された場合、矯正を中断し、虫歯治療に専念すべきなのでしょうか?

虫歯の位置やサイズにもよるのですが、基本的には装置を外すことなく虫歯の治療が可能です。そして、虫歯は歯の表面部分が脱灰しているといった初期だと、削ることなく処置を行い、経過をみることもあるでしょう。

 

基本的には装置を外すことなく治療可能

基本的には装置を外すことなく治療可能

 

■矯正治療を始める前に虫歯が見つかったら?


矯正治療を始める前に治療すべき虫歯が発見されれば、通常は虫歯を治してから矯正を開始していきます。矯正を行う以前から痛みがある場合は、当然のことながら痛みを取る方が大切ですよね。

しかし矯正治療を行うと、歯並びが変化するため、矯正開始以前と比較すると、噛み合わせが変化している可能性もあります。仮に初期段階の虫歯ですと、予防処置をするのみで済むケースもあるのですが、虫歯の内容次第ではそのあたりの扱いが大きく異なってきます。

矯正をする前に発見された虫歯のサイズや治療法よって、どんなタイミングで虫歯を治していくのか考える必要が出てきます。

 

そして、虫歯が進行していればいるほど治療に要する期間が長くなるでしょう。初期だと1回で終わることも比較的多いですけど、例えば詰め物などを行う場合は2~3回通院することになり、より進行していて神経を抜く必要がある場合はもっと長期間の通院となります。

矯正治療と合わせ、どのくらい必要なのかが気になる場合には、歯科医師に直接相談してください。

 

■マウスピース矯正だからといって油断は禁物


矯正の際に着ける装置は、固定タイプのマルチブラケット以外に、マウスピースタイプのものもあります。自分で取り外すことができるマウスピースを使った歯科矯正も人気です。歯を移動させたい方向にそったマウスピースをいくつか作成し、それを取り替え徐々に歯を移動させていきます。

 

マウスピースを使った矯正のメリットは、患者様が自分で取り外しが可能だという点です。歯磨きをする時にも難なく行えますし、これまでの日常生活を維持しやすいと言えるでしょう。ですから、マルチブラケット装置と比較をすると、口内環境を清潔な状態で維持しやすくなります。

 

とはいえ、マウスピースによる矯正ならば虫歯にならないか、と言えばそうではありません。マウスピースを付けていると、唾液が循環しづらくなってしまい、結果的に歯の汚れなどが残りやすくなります。唾液が持っている細菌や汚れを洗い流すことが困難になることも覚えておきたいです。

もし、マウスピース矯正中に虫歯になってしまったならば、マウスピースを外せば治療自体は可能です。ですが、被せ物や詰め物というケースであれば、今後の歯科矯正にも影響が出るので、マウスピースの作り直しになるかもしれません。

 

口内環境を清潔な状態で維持しやすいが油断は禁物

口内環境を清潔な状態で維持しやすいが油断は禁物

 

■矯正治療中の虫歯予防方法


○歯磨き

歯科矯正中に虫歯を予防するためには、歯をしっかり磨き、原因でもある歯垢を除去することが重要でしょう。歯と歯の間に挟まる食べかすはうがいなどで洗い流せますが、歯の表面に強力に付着する歯垢は歯ブラシを使用して歯磨きをしないと除去不可能です。固定タイプの矯正器具を使用しているのであれば、ご飯の後は特に歯磨きを実施する習慣をつけてください。

一般的な歯ブラシに加えて、ブラシの先端部分が小さなタフトブラシも併用すれば、より歯垢を除去しやすくなるでしょう。染め出し剤を活用して磨き残しがある部分を自分で把握し、コツを身に付けながら歯磨きをすることも大切です。

 

通常のブラケット矯正装置であれば、装置に凸凹があるため、そこにカスや歯垢などが留まりやすいので、ブラケットの周辺は特にしっかり磨くようにしましょう。歯ブラシの適切な当て方を実践し、ブラケットの周りについている汚れを除去しましょう。歯を1本1本丁寧に磨くよう心がけてください。

 

○歯科医院での検診

歯科医院における定期的検診でも、虫歯予防が可能です。

 

歯ブラシ、フロス等を使った歯のクリーニングは当然ですが、歯科医院以外では不可能な、専用のアイテムを活用したクリーニングもおすすめです。歯垢だけではなく、歯石や歯の着色も取り除くことができます。

当院では矯正以外に、歯のクリーニングやホワイトニングも実施しています。

虫歯を防いだり、歯を美しくしたいと考えておられるならば、どうぞご相談ください。

 

■まとめ


矯正治療中だけではなく、それ以外のときにも、虫歯を予防するためにきちんとしたケアを行いたいです。ちなみに矯正治療中に虫歯になってしまった際には、虫歯のサイズなどによっては矯正を一時的に中止し装置も取り外し、虫歯治療を行うこともありえます。自ら取り外すことができるマウスピースによる矯正ならば、これまでと同じように歯磨きが可能です。ですが、矯正をしている間は唾液が循環しにくくなり、虫歯のリスクが高まってしまいます。

矯正装置の種類にかかわらず、矯正をしている間は虫歯にならないよう丁寧にケアをしましょう。今回紹介したケアアイテムを有効活用するのもおすすめです。

歯科矯正のメリットには、矯正が完了すると歯磨きのパフォーマンスが向上し、口内の病気リスクが下がるというものもあります。健康的な歯や歯茎を維持するためにも、矯正治療はおすすめです。

気になられる方はぜひ一度当院のHPからでもお問い合わせください。

 

メール相談はこちらから

メール相談はこちらから

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

電話でのお問い合わせ

03-6805-5765

住所

〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14

このページの先頭へ戻る