矯正中の痛みはあるの?痛みを抑えた矯正治療もご紹介
2022年5月13日
こんにちは。世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
歯並びの悪さを改善するなら、歯科医院における矯正治療が一般的でしょう。しかし矯正は歯を移動するので、痛みが気になる方も少なくありません。
矯正治療では、歯が移動する際に感じる歯の痛みが生じる場合があります。
そこで今回は、矯正治療中の痛みや、痛みを抑えた矯正治療の方法、矯正中の痛みに関する対処法を案内していきます。矯正中の痛みについて詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
■歯が動く際の痛みの原因
■矯正中の痛みはどのくらい続く?
■矯正装置が舌に当たって痛い場合
■頬を噛んでしまう場合
■矯正中の痛みの対処法
■痛みを抑えた矯正治療
■当院のインビザラインについて
■まとめ
■歯が動く際の痛みの原因
歯が動く際の痛みは、食べものを噛んだときに感じることが多いです。噛まなければ、歯が少し浮いた感じがする程度でしょう。
まずは、歯が動く際の痛みの原因やその対処法についてご紹介します。
矯正治療では、歯はどのように動いているのでしょうか。
歯は、歯槽骨という骨部分で支えられています。この歯槽骨の中を歯が動いていっていますが、動く方向の骨が吸収し、空いた場所に歯が移動していくことになります。移動することで空いたところに骨が作成される!というように繰り返していき、歯が移動します。
骨の吸収の初期の段階でプロスタグランジンE2が出ます。これが、歯が動く際の痛みの原因になります。
■矯正中の痛みはどのくらい続く?
では、矯正中に感じやすい痛みはどれくらい続くのでしょうか。
矯正装置を初めて付けた時は、歯に力が加わっている感覚はあると思いますが、通常は痛みをあまり感じないでしょう。
痛みの感じ方には個人差がありますが、通常は、装置をつけてから3時間~6時間くらいで痛みはじめて、ピークはその次の日や2日後でしょう。
3日くらいしますと痛みは緩和されてきて、長い場合であっても1週間程度あると痛みはほとんど感じないと思われます。
また、矯正治療は定期的に通院して調節しますが、調節のたびに3日から1週間程度の痛みを感じることがあります。しかし、初めより2日目、2 回目より3回目とだんだん痛みの強さと期間が緩和されていきます。
さらに、矯正治療が3か月から半年経つと、調節後の痛みもほとんど感じなくなることが多いです。
■矯正装置が舌に当たって痛い場合
裏側矯正装置で治療した際に、痛みを感じる可能性があります。
舌が矯正装置に当たって痛みを感じるのですが、感覚が鈍い頬の粘膜とは異なって、裏側矯正 装置に当たる舌の辺縁部は感覚がすごく敏感ですから、人によっては痛みに耐えきれず、表面の矯正に変更することになるかもしれません。
裏側矯正装置も昔と比べて徐々に小さくなり、前より痛みは軽減できますが、小さいといっても尖ってはいますので、表側の矯正装置と比べると痛みは感じやすいです。
■頬を噛んでしまう場合
矯正し始めの時は矯正装置に慣れていないため、咀嚼する際などに頬を噛んでしまい、痛みが生じる場合があります。 これは、矯正装置の感覚に慣れてくると徐々に少なくなってくるので、あまり心配する必要はありません。
■矯正中の痛みの対処法
では、矯正中に痛みが生じ、我慢できないときはどうすればよいのでしょうか。次は、矯正中に痛みが生じた際の対処法をご紹介します。
○矯正用ワックスを使用する
口腔内の粘膜に矯正装置が当たって痛みがあるときは、矯正用のワックスを活用しましょう。矯正用ワックスは、矯正装置に付ける粘着性のあるもので、器具が粘膜に当たっている際に、粘膜を保護する役割を持ちます。
口腔内に痛みを感じたら、どの部分に器具が当たっているのかをチェックし、矯正用ワックスを付けましょう。
○食べ物を工夫する
矯正中に、噛むと痛みが強く出る・何もしていなくても歯が痛いという場合は、食事も辛く感じるでしょう。この場合は、食べ物の工夫をすることが大切です。
矯正治療中は、歯に負担がかかりにくい食べ物なら痛みがあっても比較的食べやすいです。
柔らかいものや水分が多いもの、繊維質でないものなどは、食べやすいでしょう。
■痛みを抑えた矯正治療
矯正による歯の痛みは、基本的に数週間もあれば治まりますが、人によっては「耐えられない」と感じるほどの痛みに襲われることもあるかもしれません。 それに対し、インビザラインなどのマウスピース型矯正装置は、耐えられないほどの強い痛みを感じることがなく、はじめの2~3日程度違和感を覚える程度でしょう。
このインビザラインは、歯に取り付ける矯正装置が柔らかいプラスチックでできているので、口腔内に当たる痛みが少なく、口内炎などの症状も起こりにくいという特徴があります。
ここからは、インビザラインの特徴をご紹介します。
○痛みが少ない
インビザラインなどのマウスピース矯正は、ぴったりとフィットし、必要最小限の力で歯並びを整えるので、痛みの軽減につながります。
また、ワイヤー矯正のように金属部分が歯茎や舌に当たり、粘膜を傷つけるリスクも少ないのです。
○透明で目立たない
マウスピースは、透明な見た目をしているので、周りから見られた時でも矯正装置を付けていることがわかりにくいでしょう。 そのため、人と会話しているときに口元を気にせず、思い切り歯を見せて笑うこともできます。
他人からの視線が気になるという方には、心身のストレスを軽減できるおすすめの治療法です。特に、接客業や営業職など、人と関わることが多い人にもおすすめです。
○自由に取り外せる
マウスピースは自由に取り外せるので、歯磨きや食事も今までと同じように行えます。
そのため、食事をしっかり楽しみたい方や、衛生面が気になる方にも最適です。
■当院のインビザラインについて
透明で目立ちにくいインビザラインには、7つのランクが設定されています。当院は、その中でもトップクラスに当たる「ダイヤモンドプロバイダー」の認定を受けています。 こちらは、インビザライン矯正(マウスピース矯正)を年間で150症例以上行った歯科医院が認定されます。
■まとめ
矯正中の痛みは個人差がありますが、辛いまま痛みを我慢することは良くありません。
なかなか痛みが取れずに日常生活にまで支障をきたす場合は、早めに歯科医院を受診し、歯科医師に相談することが大切です。
当院では、マウスピース矯正のインビザラインなど、患者様のご要望に応じた矯正治療可能です。できるだけ痛みを抑えた矯正治療もありますので、気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。