インフルエンザウイルスと、お口の清掃状況、かみあわせ
2017年11月24日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)の歯科医師、内澤理恵です。
すっかりお歳暮、クリスマス、年賀はがきなど年の瀬を感じさせる時期になりましたね。毎年この季節になると、一年が過ぎるのは早いなぁとしみじみ思います。
さて、年の瀬、冬と言えばインフルエンザが流行する季節でもありますね。今年はワクチンが不足しているとかで、予防接種を受けられるまで順番待ちをしている人がたくさんいる状態です。小さなお子さんやご高齢の方は2回の接種が必要だそうで、そんな方々を含め皆さん本格的に流行する前に接種が完了できるよう、祈っています。
お口の清掃状況とインフルエンザウイルス
ところで、このインフルエンザウイルスですが、お口の中を清潔にすることで感染するリスクを下げられるということ、皆さんはご存知ですか?
歯周病の菌が生み出す酵素はインフルエンザウイルスをお口の粘膜に貼り付けたり粘膜の中に入り込む手助けをしているんです!つまり、歯周病の菌がお口にたくさんいる人は、それだけで他の人よりインフルエンザになりやすいということ。歯周病の菌を減らすには、歯磨きや歯科クリニックでの専門のクリーニングが一番です。特に専門のクリーニングでは、お家でのセルフケアでは落としきれない歯石や磨き残しを除去し、歯の表面をツルツルにすることができます。
当クリニックでは、ホワイトニングに合わせて、歯のクリーニングも同時にできます。クリーニングをすると虫歯、歯周病、口臭も予防できるので、お口のキレイを維持するにはオススメですよ。
少し余談かもしれませんが、歯並びが悪いとどうしても歯の磨き残しが起こりやすくなります。インフルエンザ、お口のトラブルの両方をより確実に防ぐのであれば、矯正治療をして歯並びを整えるのも方法の一つですね。(歯並びの不正による歯の寿命について、過去の記事もご覧ください)もちろんインフルエンザに感染するのには色々な原因があり、お口の中の状態はそのうちの一つの因子でしかないのですが、それでも歯磨きででインフルエンザ感染のリスクを下げられるなら、ぜひともケアしたいものですよね。
皆さん、寒い季節も元気に乗り切ってください。内澤理恵でした。