この記事の監修者

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。

歯列矯正で八重歯は治せる？原因・リスク・治療法を専門的に解説

2025年12月21日

「八重歯が気になるけれど、歯列矯正が必要なのかわからない」
「見た目だけの問題？それとも健康に影響があるの？」

このような疑問をお持ちの方は少なくありません。
八重歯は見た目の印象だけでなく、歯並び全体や噛み合わせ、将来的な口腔トラブルにも関係します。

本記事では、八重歯の定義・原因・健康リスクから、歯列矯正による治療法、費用や期間までを、矯正歯科の視点でわかりやすく解説します。

八重歯とは？その定義と特徴

八重歯の定義と分類

八重歯とは、歯列の中で歯が並びきらず、外側や内側にずれて生えている状態を指します。
一般的には「犬歯（糸切り歯）」が歯列から飛び出しているケースを指すことが多く、専門的には**叢生（そうせい）**の一種に分類されます。

顎の大きさに対して歯が大きい場合や、奥歯・小臼歯が並ぶスペースが足りない場合、それぞれ異なる形で八重歯が現れます。
一番重要なのは、「どの歯が・どの位置に・どの程度ずれているか」を正確に分けて診断することです。

八重歯がもたらす見た目の影響

八重歯は、第一印象を大きく左右する歯並びの特徴のひとつです。

八重歯が与える印象と審美性

犬歯が前歯の表側に生えることで、

可愛らしい
若々しい
親しみやすい

と感じる方がいる一方で、

目立つ
歯並びが悪く見える
清潔感が少なく感じる

といった印象を持たれることもあります。

特に前歯付近の八重歯は、笑ったときや会話の際に目立ちやすく、
「歯列矯正をすると印象が変わる」と感じる方が多い部分です。

また、八重歯があることで表側の歯列がガタガタに見え、
審美面のコンプレックスにつながるケースも少なくありません。

八重歯の原因と発生メカニズム

遺伝的要因と環境要因

八重歯が生じる原因は、

親や家族に歯並び・叢生が多い
歯の大きさと顎の大きさが合っていない

このような場合、八重歯になる可能性は高くなります。

これらが重なることで、歯が正しい位置に並ぶスペースが失われ、叢生（八重歯）が起こります。

顎の成長と歯の配置の関係

歯は顎の成長に合わせて、上下左右のバランスを取りながら生えてきます。
しかし、顎の成長が十分でない場合、歯は行き場を失い、前後や外側へ移動します。

小児期からの歯科チェックや、成長段階に応じた矯正治療のタイミングは非常に重要です。
大人になってからでも歯列矯正は可能ですが、早期に対応することで治療がスムーズになるケースも多くあります。

八重歯が引き起こす健康リスク

虫歯や歯周病のリスク

八重歯は歯と歯の隙間が複雑になり、歯磨きがしにくい状態になります。
その結果、プラーク（歯垢）が溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

特に子どもや子供の場合、磨き残しが多くなりやすいため注意が必要です。
定期検診を気軽に受けることで、これらのリスクを防ぐことができます。

八重歯の治療法

マウスピース矯正の特徴

マウスピース矯正は、透明な装置を装着して歯を少しずつ動かす歯列矯正方法です。

目立ちにくい
取り外しが可能
清掃しやすい

といった特徴があり、特に大人の八重歯矯正で人気があります。

ワイヤー矯正の利点と欠点

ワイヤー矯正は、ブラケットとワイヤーを用いて歯を動かす方法です。

複雑な八重歯にも対応可能
移動量が大きい
結果が安定しやすい

一方で、見た目が気になる、調整が必要といったデメリットもあります。
マウスピース矯正（インビザライン）と比べ、症例に応じた選択が重要です。

東京都世田谷区在住の20代女性、八重歯の改善したいとのご希望で当院の歯列矯正相談にお越しいただきました。歯列矯正装置はワイヤー矯正をご希望され、表側矯正を選択されました。歯列のデコボコが目立ち八重歯になっていたため、上下左右1本ずつ計4本の抜歯を行いました。

【動的治療中】八重歯の唇側傾斜が強かったため、治療当初はダイレクトで犬歯を牽引し、位置と傾斜の改善を行いました。

動的治療期間は約３０ヶ月で咬合および歯並びの改善が見られたため、動的治療を終了しました。

【動的治療後】動的治療終了後は、整った歯並びと咬合を維持するために、透明で目立ちにくいマウスピース型の保定装置を使用しています。また、取り外しができないワイヤーを歯の裏側に装着し、歯列の安定を図っています。動的治療終了後の6ヶ月から12ヶ月間は、食事や歯磨きの時間を除いて保定装置を使用していただきます。その後、動的治療から1年半経過時点で就寝時のみの使用に切り替え、徐々に使用時間を減らしていく予定です。治療開始から2年経過後は、患者様の希望を確認しながら定期的な通院を続けていきます。

【リスクと副作用】歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、痛み、歯肉炎、歯槽膿漏、歯周病などが挙げられます。

八重歯矯正の費用と期間

治療方法別の費用相場

八重歯の歯列矯正費用は、治療方法によって変わります。

マウスピース矯正：70〜100万円前後
ワイヤー矯正（表側矯正）：80〜120万円前後

症例によっては無料相談や検査を行い、治療方法・料金を決定します。
地域差や治療内容によって費用は変わるため、事前に確認しましょう。

治療期間は歯並びの状態や年齢、小児か成人かによっても期間は変わります。
治療計画をしっかり立てることで、無駄なく進めることができます。

東京都世田谷の三軒茶屋にある当院の費用は一般的な費用よりも抑えて設定しておりますが、仕上がりにこだわった治療を提供しております。

費用についてご不明な点等がありましたらご連絡ください。

例えば上記の症例を治療したとしたら

当院での裏側矯正費用の値段は「上限明示システム」を提示しています。
治療前に裏側矯正費用の「下限費用」と「上限費用」の値段を提示します。
予定通り進めば矯正の治療費用を安くできます、治療期間が延びてしまっても、上限以上の値段の治療費用はかかりません。

表側矯正の治療費用は77万円から開始し、６から８週経過すると定期的な来院をしていただき、処置料として費用5,500円かかります

処置料の値段の合計費用には上限があるため、上限費用以上の治療費用はかかりません。

料金表

料金表

八重歯矯正に関するよくある質問

八重歯は必ず治療すべきか？

八重歯は必ずしも全員が治療を行う必要はありません。
ただし、

噛み合わせに問題がある
虫歯・歯周病リスクが高い
見た目の悩みが強い

場合は、歯列矯正を検討する価値があります。
抜歯が必要かどうかも含め、専門家に相談することが大切です。

治療中の注意点とケア方法

治療中は、

装置周りの丁寧な歯磨き
定期的な診療・チェック
後戻り防止の保定

が重要です。
軽度の症状でも、対応を怠ると治療期間が長くなることがあります。

まとめ：八重歯治療の重要性

健康な口元を目指すために

八重歯は見た目だけでなく、歯列全体・噛み合わせ・健康に大きく関わります。
歯列矯正によって、

虫歯・歯周病の予防
噛み合わせの改善
自信のある口元

を手に入れることができます。

専門家への相談のすすめ

八重歯の治療を始めるには、信頼できる矯正歯科でのカウンセリングが重要です。
検査・説明を受け、治療方法を比較・検討することで、納得のいく矯正治療が可能になります。

八重歯の矯正相談のご予約・お問い合わせ

矯正治療を検討されている方なら、ぜひ当院にご相談ください。初めての方でも安心して後悔しない治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と親身な対応を心がけています。お問い合わせやご予約は、当院のホームページ（三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科）からお気軽にどうぞ。

当院では口腔内スキャナーのi-teroを利用した口腔内情報を再得して、３Dプリントされた歯列模型の模型を使用して裏側矯正の装置を作成します。

矯正治療を通じて、トラブル、失敗を避け美しい笑顔と健康な歯を手に入れるために、私たちと一緒に一歩を踏み出しましょう。お待ちしております。

矯正治療の選択肢にはそれぞれの特徴があり、患者様のニーズに応じた最適な方法を選ぶことが重要です。目立ちにくく取り外しのできるインビザラインやワイヤー矯正（内側に装置がつく裏側矯正、外側に装置がつく表側矯正）の違い、デメリットとメリットを理解することで、より納得のいく治療を受けることができます。当院では、子供から成人（大人）までの患者様のライフスタイルや歯並びの状態から、希望する治療結果に合わせた最適な治療方法をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。多くの芸能人、YouTuberなどの目立たない矯正を希望される方々も当院に来院いただいております。利用できる矯正装置も目立たないマウスピース型矯正装置、ハーフリンガル、裏側矯正などのワイヤー矯正装置、部分矯正、子供の矯正（小児矯正）も可能です。症例も開咬、八重歯、出っ歯、受け口、すきっ歯など様々な症例も対応します。治療後は保定装置（リテイナー）で綺麗な歯並びを最小限の変化で維持します。歯科矯正治療により口腔内の環境が変化します。歯科矯正治療中は日常生活での歯ブラシの習慣が重要になってきます。

歯並びのことで質問やお悩みや不安などがある場合には、是非当院まで気軽に無料カウンセリングのご予約ください

当院は三軒茶屋駅から徒歩2分に位置しアクセスも良好です。土曜日、日曜も診療し、お仕事帰りの方でも通える時間の夜20:30まで診療しています。

診療日は月　水　木　金　土　日の上

休診　休診日は火と祝日です。

虫歯の保険診療やセラミックなどの被せ物やインプラント、ホワイトニングは、一般歯科での診療をお勧めしてます。親知らずの抜歯は口腔外科での受診をお勧めしております。

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科（clinic）

住所: 東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14　園田ビル地下１階

医院の電話予約: 03-6805-5765

予約はこちら（ホームページ　web）　https://www.sangenjaya-ortho.com/contact/#link01

アクセスは：

https://www.youtube.com/watch?v=6NxHyrl-kOI

歯科医師（ドクター）、衛生士、受付、院長含めスタッフや院内の雰囲気がわかります。