三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。
大人の過蓋咬合の歯科矯正治療について詳しく解説
2024年12月12日
前歯で下の歯を上の歯が覆い被さる量が多い状況 深い歯並びの状況を過蓋咬合(かがいこうごう)と言います。
この記事では、原因や矯正治療の方法について当院で行なった治療を使用してご説明します。
過蓋咬合(前歯のかみ合わせが深い状態)の原因が歯の場合は、上顎の歯が原因で過蓋咬合になる場合、下顎の歯が原因で過蓋咬合になる場合、上下額前歯が原因の過蓋咬合があります。
一般的に下顎の歯が原因で過蓋咬合になる場合が多いのですが、基本的に矯正治療では、何が原因で過蓋咬合なのかを判断し、原因を改善し咬合を作成します。
過蓋咬合(かがいこうごう)とは?
過蓋咬合とは、歯の噛み合わせの異常の一つで、上の前歯が下の前歯を通常より過剰に覆い隠している状態を指します。この状態が続くと、見た目や機能面での問題が発生する可能性があります。
過蓋咬合の症状
- 下の前歯が隠れる
上の前歯が下の前歯を完全に覆い隠し、下の歯が見えなくなる。 - 歯肉や歯の痛み
噛む際に下の前歯が上顎の歯肉に当たり、痛みや炎症が起こることがある。 - 発音の問題
歯列の不正が原因で、一部の音が発音しづらくなることがある。 - 顎関節症のリスク
顎の動きが不自然になり、顎関節症の症状(顎の痛み、クリック音など)が出る場合がある。
原因
過蓋咬合は、以下のような要因で引き起こされることがあります。
- 遺伝的要因
骨格や歯の形状が遺伝によって決定される場合が多いです。 - 骨格的な問題
- 下顎の成長が十分でない
- 上顎の成長が過剰である
- 噛み合わせの不均衡 癖
不適切な噛み合わせや歯並びの悪さが原因となることがあります。ストレスが大きく、歯ぎしりや食いしばりが強くなると、奥歯がすり減り、かみ合わせが深くなる場合があります。
診断方法
過蓋咬合は、歯科矯正医や一般歯科で以下の方法で診断されます。
- 視診
噛み合わせの状態を目視で確認します。 - レントゲン検査
顎の骨格や歯の配置を詳細に確認します。
治療方法
過蓋咬合の治療は、症状の程度や原因に応じて異なります。
- 矯正治療
- インビザライン(透明なマウスピース矯正)
- 透明で目立たないため、成人にも人気の治療法です。
- 適切な力を加えることで、歯を徐々に正しい位置に動かします。
- 固定式矯正装置(ブラケット矯正)
- ワイヤーとブラケットを使い、歯を強制的に移動させます。
- 骨格的な問題もある場合に効果的です。
- 外科治療
- 骨格に大きな問題がある場合、外科手術を併用することがあります。
■そもそもワイヤー矯正とマウスピース矯正は何が違う?
矯正治療している歯ワイヤー矯正は、歯列矯正の先駆けとも言われ、一般的によく知られている矯正方法です。近年注目されているマウスピース矯正との違いは大きくわけて下記の3つになります。
- ワイヤー矯正は取り外しができないがマウスピース矯正は取り外しができる
- ワイヤー矯正は金属を使用するため審美的な面で目立つというデメリットがあるが、 マウスピース矯正は無色透明で金属を使用していない
- ワイヤー矯正は痛みが強く生じる場合はあるのに対し、マウスピース矯正では痛みが少ない、もしくは少ないケースが多い
この違いだけ見てしまうと「絶対マウスピース矯正の方が良い!」と感じてしまうかもしれませんが、マウスピース矯正は取り外しができる分、自己管理能力が必要になり、治療期間も長くなるというデメリットも存在します。
治療を行うメリット
- 噛み合わせの改善
食事や日常生活が快適になります。 - 見た目の向上
顔全体のバランスが整い、笑顔に自信が持てるようになります。 - 口腔健康の向上
歯肉の健康や顎関節への負担が軽減されます。 - 顎関節症のリスク軽減
正しい噛み合わせにより、顎関節への負担を減らします。
過蓋咬合に関するFAQ
Q: 過蓋 咬合は何歳から治療できますか?
A: 一般的には、小児期(6歳以降)から矯正治療が可能です。成人でも治療は可能で、裏側矯正やインビザライン(マウスピース矯正)などの目立たない治療法もあります。
Q: インビザライン(マウスピース矯正)は過蓋咬合に効果的ですか?
A: はい、多くの場合、インビザライン(マウスピース矯正)で過蓋 咬合の改善が可能です。ただし、重度の場合は他の方法が必要な場合もあります。
Q: 治療期間はどのくらいですか?
A: 軽度から中程度の場合、1~2年程度が一般的です。重度の場合は2年以上かかることもあります。
過蓋 咬合についてさらに詳しい情報や治療の相談をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。当クリニックでは、無料カウンセリングも行っています。
過蓋咬合をハーフリンガル(裏側矯正)で改善した症例
東京都世田谷区在住の20代女性、前歯のでこぼこと噛み合わせの改善がしたいとのことで当院に来院されました。
治療方法としては下顎前歯のでこぼこが多い為、骨の中で適切に歯を並べることが難しかったため上下左右の中間の歯を一本ずつ計4本の抜歯を行いました。
矯正装置は、目立たない装置がいいとのことで、マウスピース型矯正装置のインビザライン(マウスピース矯正)、裏側矯正、ハーフリンガル矯正を検討した結果、ハーフリンガル矯正での治療となりました
噛み合わせが深い為、裏側矯正が上顎の歯に装着されると下顎の前歯と矯正装置が噛んだときにあたり、奥歯が噛めなくなる為、食事ができるように奥歯に装置を装着する工夫を行なって治療を進めました。
治療期間は27ヶ月でした。
治療後歯保定装置として、マウスピース型のリテーナーを使用しました。
顎の状態が悪化すると、顎関節症や歯周病などのリスクが高まります。治療期間中は奥歯の位置や噛み合わせを調整し、症状に合わせた適切な治療法を行います。特に出っ歯や叢生などの不正咬合がある場合、歯列全体の移動が必要になることが多く、これにより見た目の改善だけでなく、歯茎や歯根の健康も守ることができます。
患者様の症例や顎関節の状態によっては、装着する装置や治療法を工夫し、より快適で効果的な治療を提供します。必要に応じて、歯科医師が丁寧に検査を行い、影響やリスク 副作用を最小限に抑えながら治療を進めます。
そのため、治療を開始する際には、カウンセリングでしっかりと理由や治療計画を説明し、患者様が安心して治療に臨めるよう対応しています。
過蓋 咬合の改善方法として、下顎前歯の圧下によってかみあわせをあげることがあります。
しかしかみ合わせが深く(ディープバイト)、ワイヤー矯正のみや、マウスピース単独での圧下が難しい場合、当院では下顎前歯にアンカースクリュー(インプラント)を植立して歯を効率的に動かすことがあります。
- インビザライン矯正「インビザライン治療は、審美性を伴う矯正方法として高く評価されています。他の矯正方法と違い、唇に覆われた状態でも違和感が少なく、短く経過を観察しやすいのが特徴です。」
- 歯列矯正のよくある質問「早期接触がある場合、咬合するたんびに顎位が変化する為顎関節に影響が出る場合があるため矯正治療の経過とともに整えられます。下顎の見た目の高さを整えることも大切です。」
- 治療の経過と注意点「治療中は顎やかむ位置が変化する傾向があります。他の歯と噛み合わせを考慮しながら進めることで、悪くならないよう早期の対応が必要です。」
過蓋咬合の改善のための矯正歯科治療のご予約・お問い合わせ
矯正治療を検討されている際は、ぜひ当院にご相談ください。初めての方でも安心して矯正治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と親身な対応を心がけています。お問い合わせやご予約は、当院のホームページ(三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科)からお気軽にどうぞ。
トラブル、失敗を避け後悔しない美しい笑顔と健康な歯を手に入れるために、私たちと一緒に一歩を踏み出しましょう。お待ちしております。
歯列矯正治療の選択肢にはそれぞれの特徴があり、患者様のニーズに応じた最適な方法を選ぶことが重要です。インビザライン(マウスピース矯正)やワイヤー矯正の違い、デメリットとメリットを理解することで、より納得のいく治療を受けることができます。当院では、患者様のライフスタイルや歯並びの状態から、希望する治療結果に合わせた最適な治療方法をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。多くの芸能人、YouTuberなどの目立たない矯正を希望される方々も当院に来院いただいております。利用できる矯正装置も目立たないマウスピース型矯正装置、ワイヤー矯正装置、部分 矯正、も可能です。症例も八重歯、出っ歯、受け口、すきっ歯など様々な症例も対応します。治療後は保定装置で綺麗な歯並びを最小限の変化で維持します。
矯正治療 歯並びのことで質問やお悩みや不安などがある場合には、是非当院まで気軽に矯正無料カウンセリングのご予約ください
当院では裏側矯正(リンガル)でも高い質の医療を常に提供しております。
当院は三軒茶屋駅から徒歩2分に位置しアクセスも良好です。土曜日、日曜日も診療し、お仕事帰りの方でも通える時間の夜20:30まで診療しています。
矯正治療と咬み合わせの重要性について
矯正治療では、正しいかみ合わせを目指すことが重要です。歯の隙間や不正な歯列は咀嚼がにくくなるだけでなく、プラークが滞在し歯周病や虫歯ののリスクが上がります。
当クリニックでは、最新の設備を活用し、患者様の歯を適切に動かす治療計画を立てています。矯正治療中も歯磨きがしやすいように配慮し、予防的なケアを重視しています。
矯正治療後には定期的な管理もご提案しております。正しい咬合は見た目が大きく改善するだけでなく、咀嚼効率や歯の健康を長期的に保つ鍵となります。
お口の健康を守るために、ぜひ一度ご相談ください。
歯科矯正治療の料金設定(ワイヤー矯正、インビザライン)
例えば当院での裏側矯正(ワイヤー矯正)の治療費用では、治療費用「上限明示システム」として治療前に治療費用の「下限」と「上限」を提示します。そのため予定通り進めば治療費用は抑えられ、治療期間が延びてしまっても、上限以上の治療費用はかかりません。例えばワイヤー矯正のフルリンガル歯列矯正では¥1,055,000円(税別)から治療費用がはじまり、期間が6~8週で1回の目安でのご来院時に¥8,800円の処置料としての費用が加算されますが、ワイヤー矯正の処置料との合計金額の上限費用が1,350,000円(税別)になると、それ以上の費用はかかりません。
当院の治療費用は平均よりは値段よりは安く設定されていますが、治療結果にこだわった治療を行なっております。
矯正治療の診療日は
月 水 木 金 土 日 の上
休診 休診日 は
火と祝日
虫歯やセラミックなどの被せ物は
一般歯科での診療をお勧めしてます。
親知らずの抜歯は口腔外科をお勧めしております。
住所、アクセスについて
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科
住所: 東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14 園田ビル地下1階
医院の電話 番号: 03-6805-5765
Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/7UG4wC7fUZMeXGPS9
アクセスは:https://www.youtube.com/watch?v=6NxHyrl-kOI
歯科矯正専門の当院の医院いついて
予約はこちら(ホーム ページ web) https://www.sangenjaya-ortho.com/contact/#link01
歯科医師、衛生士、受付、院長含めスタッフや院内の雰囲気がわかります。
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