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この記事の監修者

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。

院長:内澤 朋哉

監修者
内澤 朋哉

経歴

2009年 北海道医療大学歯学部卒業
2009年 北海道医療大学院歯学研究科
2014年 北海道医療大学歯学部歯科矯正学講座
2015年 こうざき歯列矯正歯科クリニック勤務
2017年 三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科開院

下顎非抜歯 上顎2本歯を抜いて出っ歯 八重歯の歯並びを改善した症例

2026年6月2日

出っ歯の矯正を考えている方から

「出っ歯は抜歯しないと治らないですか?」
「できれば歯を抜きたくありません」
「上だけ抜歯することはありますか?」

というご相談をよくいただきます。

出っ歯の矯正では、前歯を後方へ移動させるスペースが必要になるため抜歯が必要になる場合があります。しかし、すべての症例で上下とも抜歯が必要になるわけではありません。

今回は、出っ歯と八重歯を伴う症例に対して、上顎のみ第一小臼歯を抜歯し、下顎は非抜歯で改善した症例をご紹介します。


出っ歯はなぜ抜歯が必要になるのか?

治療前のお悩み

患者様は、

  • 八重歯が気になる
  • 前歯が前方へ出ている
  • 歯並びのガタガタを治したい

という主訴で来院されました。

診査の結果、

  • 上下顎に強い叢生(歯のガタガタ)
  • 上顎前歯の前突
  • 八重歯
  • 口元の突出感

が認められました。

 

セファロ分析とは? セファロ分析の結果は?


セファロ分析とは、矯正歯科治療において頭部X線規格写真(セファログラム)を用いて、上下顎骨の位置関係や歯の傾き、口元のバランスなどを客観的に評価する検査です。見た目だけでは判断できない骨格的な特徴を把握し、適切な治療方針を決定するために重要な役割を果たします。

本症例のセファロ分析の結果、下顎骨が後方に位置する下顎後退型の Skeletal Class IIと診断されました。一般的な基準よりも下顎が後方に位置しており、口元が前方へ突出して見えやすい骨格でした。

 出っ歯の改善には、上顎前歯を後方へ移動させて前歯軸を改善する必要があると判断しました。そのため上顎では第一小臼歯を抜歯してスペースを確保し、前歯を後方へ移動させる治療計画としました。一方、下顎については抜歯を行わず、奥歯を後方へ移動させる遠心移動によって必要なスペースを獲得し、歯列を整える方針としました。

 

 

 

 

 

パノラマX線写真とは?


パノラマX線写真とは、お口全体を1枚の画像で撮影できるレントゲン写真です。歯や歯根の状態だけでなく、親知らずの有無や位置、顎の骨の状態などを確認することができ、矯正治療の診断や治療計画を立てるうえで重要な検査です。

本症例のパノラマX線写真では、上下左右の親知らず(第三大臼歯)の存在が確認されました。下顎では遠心移動によるスペース獲得を計画していたため、親知らずの位置や萌出方向が歯の移動に影響しないかを十分に評価し、本症例では歯の遠心移動のために下顎の両側抜歯を行いました。

矯正治療では親知らずの状態によって抜歯が必要となる場合もあるため、治療開始前に慎重な診査を行っています。

 

 

 


なぜ抜歯が必要だったのか?

矯正治療では、歯を並べるためのスペースが必要です。

今回の症例では上顎の前歯を後方へ移動させて出っ歯を改善する必要がありました。

そのため、

上顎左右の第一小臼歯を抜歯

して十分なスペースを確保しました。

一方で下顎については、

  • 骨格バランス
  • 歯の傾斜
  • 顔貌への影響

を考慮した結果、抜歯ではなく奥歯を後方へ移動させる方針としました。


下顎を抜歯しなかった理由

「重度の叢生なら上下とも抜歯では?」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

近年では矯正用アンカースクリューなどの技術進歩により、奥歯を後方へ移動できる症例が増えています。

今回も下顎全体を後方へ移動させることでスペースを確保し、抜歯を回避することができました。

もちろん、すべての患者様で可能な方法ではありません。

骨格や歯の位置によって適応が異なるため、精密検査による診断が重要です。

 

下顎遠心移動とは?

下顎遠心移動とは、下の奥歯を後方(奥側)へ移動させることで歯を並べるためのスペースを確保する矯正治療です。

従来は歯を並べるスペースが不足している場合、第一小臼歯を抜歯してスペースを作ることが一般的でした。しかし近年では、矯正用アンカースクリューなどを活用することで、奥歯そのものを後方へ移動できる症例が増えています。

本症例では、下顎の歯並びを整えるために必要なスペースを確保する方法として、下顎小臼歯の抜歯ではなく下顎遠心移動を選択しました。その結果、下顎の歯を抜歯することなく歯列を整え、良好な咬み合わせを獲得することができました。

ただし、下顎遠心移動はすべての患者様に適応できる治療法ではありません。親知らずの有無や位置、顎の骨の大きさ、歯の傾きなどを総合的に評価した上で適応を判断する必要があります。そのため、精密検査による診断が非常に重要となります。


治療経過

治療では、

  • 上顎第一小臼歯2本抜歯
  • マルチブラケット装置による歯列矯正
  • 下顎の遠心移動
  • 咬合の調整

を行いました。

その結果、

  • 八重歯の改善
  • 出っ歯の改善
  • 口元の突出感の改善
  • 良好な咬み合わせの獲得

が得られました。


治療結果

治療前に認められた強い叢生は解消され、八重歯も自然な歯列へ改善しました。

また、前歯の突出感が改善したことで横顔のバランスも整いました。


症例動画はこちら

治療経過を動画でご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。

YouTubeショート動画
https://youtube.com/shorts/318uGb6LVMM

実際の歯並びの変化を動画で確認していただけます。


八重歯や出っ歯でお悩みの方へ

「八重歯だから抜歯が必要」
「出っ歯だから上下とも抜歯になる」

というわけではありません。

実際には、

  • 上だけ抜歯
  • 下だけ抜歯
  • 上下とも抜歯
  • 上下とも非抜歯

など、さまざまな治療方針があります。

大切なのは、見た目だけではなく、骨格や歯の位置、口元のバランスを総合的に評価した上で治療計画を立てることです。

当院ではCTや精密検査を行い、一人ひとりに適した矯正治療をご提案しています。

八重歯や出っ歯でお悩みの方はお気軽にご相談ください。


症例情報(八重歯・出っ歯をワイヤー矯正で改善した症例)

主訴:八重歯・出っ歯を改善したい

診断名:叢生を伴う上顎前突

矯正装置:マルチブラケット矯正治(上下表側矯正)

治療方法:上顎第一小臼歯抜歯、下顎遠心移動にて配列スペースを確保し歯牙の配列

治療期間:2年6か月

費用:85万円(税込)

主なリスク・副作用:

  • 歯根吸収
  • 歯肉退縮
  • 虫歯・歯周病のリスク増加
  • 後戻り
  • 一時的な疼痛

 

動的治療後は、ちゃんとした歯並びや、咬合を維持できるように、透明で目立ちにくいマウスピース型の保定装置を、取り外しのできない歯の裏側にワイヤーを装着し、歯並びを維持できるように保定を行っています。

動的治療後6ヶ月ら12ヶ月は食事と歯磨き以外の時間は使用してもらい、動的治療1年半になったら就寝時使用と徐々に使用時間を減少させていく予定となっております。2年経過後は、定期的な通院をするかご希望を伺って確認しております。

 

 

 

 

 

 

出っ歯の抜歯矯正に関するよくある質問(FAQ)

出っ歯は必ず抜歯になりますか?

いいえ、すべての出っ歯で抜歯が必要になるわけではありません。

出っ歯の原因は、前歯の傾きによるもの、歯並びのガタガタによるもの、骨格的な問題によるものなど様々です。そのため、歯を並べるために必要なスペース量や口元の状態によって、抜歯矯正と非抜歯矯正のどちらが適しているかが異なります。

本症例では口元の突出感を改善するために上顎前歯を後方へ移動させる必要があったため、上顎第一小臼歯の抜歯を選択しました。


出っ歯で上だけ抜歯することはありますか?

はい、あります。

矯正治療では必ずしも上下とも抜歯を行うわけではありません。上下の歯並びや骨格のバランスを評価した結果、上顎のみ抜歯を行う方が適している場合があります。

本症例では、上顎前歯を後方へ移動させるために上顎第一小臼歯を抜歯しました。一方、下顎は遠心移動によって必要なスペースを確保できると判断したため、抜歯を行わずに治療を進めました。


出っ歯の抜歯矯正では何本抜歯しますか?

症例によって異なります。

一般的には、

  • 上下左右の第一小臼歯4本を抜歯するケース
  • 上顎のみ2本を抜歯するケース
  • 上顎2本抜歯 下顎前歯1本抜歯

などがあります。

どの歯を何本抜歯するかは、前歯の突出量や歯並びの状態、骨格的な特徴、口元のバランスなどを総合的に評価した上で決定します。


出っ歯を抜歯で治すと口元は引っ込みますか?

出っ歯の原因が前歯の突出によるものであれば、前歯を後方へ移動させることで口元の突出感が改善することがあります。

特に口元の前突感が気になる方では、抜歯によって確保したスペースを利用して前歯を後退させることで、横顔のバランスが改善する場合があります。

ただし、変化の程度は骨格や唇の厚み、歯の移動量などによって異なるため、すべての方が同じように口元が引っ込むわけではありません。


出っ歯は非抜歯でも治せますか?

はい、治療可能な場合があります。

歯列の拡大や奥歯の遠心移動によってスペースを確保できる場合には、非抜歯で出っ歯を改善できることがあります。

ただし、前歯を大きく後方へ移動させる必要がある場合や、口元の突出感をしっかり改善したい場合には、抜歯治療の方が適していることもあります。

そのため、抜歯・非抜歯の判断は見た目だけでなく、セファロ分析や歯並び、骨格の状態を詳しく評価した上で行うことが重要です。

 

 

 

 

矯正相談のご予約・お問い合わせ


歯列を矯正治療して上下顎前突 口ゴボ、八重歯、口元の突出を改善してブスから横顔の美人に変わりたいと検討されている方 なら、ぜひ当院にご相談ください。初めての方でも安心して治療を受けていただけるよう、患者様が感じる疑問や不安を解消するため、丁寧な説明と親身な対応を心がけサポートいたします。治療後は、自然で美しい笑顔が手に入ることを目標としております。また、特に女性に向けて、高く評価される治療内容を提供し、皆様の健康と美容をサポートします。気になることがあれば、いつでもお問い合わせください。クリニックのメニューをチェックして、あなたに適した治療法を見つけましょう。

お問い合わせやご予約は、当院のホームページ(三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科)からお気軽にどうぞ。当院では口腔内スキャナーのi-teroを利用した口腔内情報を再得して、3Dプリントされた歯列模型の模型を使用して裏側矯正の装置を作成します。

矯正治療を通じて、トラブル、失敗を避け美しい笑顔と健康な歯を手に入れるために、私たちと一緒に一歩を踏み出しましょう。お待ちしております。

矯正治療の選択肢にはそれぞれの特徴があり、患者様のニーズに応じた適した方法を選ぶことが重要です。目立ちにくく取り外しのできるインビザラインやワイヤー矯正(内側に装置がつく裏側矯正、外側に装置がつく表側矯正)の違い、デメリットとメリットを理解することで、より納得のいく治療を受けることができます。当院では、子供から成人(大人)までの患者様のライフスタイルや歯並びの状態から、希望する治療結果に合わせた適した治療方法をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。利用できる矯正装置も目立たないマウスピース型矯正装置、ハーフリンガル、裏側矯正などのワイヤー矯正装置、部分矯正、子供の矯正(小児矯正)も可能です。症例も開咬、八重歯、出っ歯、受け口、すきっ歯など様々な症例も対応します。治療後は保定装置(リテイナー)で綺麗な歯並びを最小限の変化で維持します。 矯正治療により口腔内の環境が変化します。矯正治療中は日常生活での歯ブラシの習慣が重要になってきます。

歯並びのことで質問やお悩みや不安などがある場合には、是非当院まで気軽にカウンセリングのご予約ください。

 

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(clinic)

住所: 東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14 園田ビル地下1階

医院の電話予約: 03-6805-5765

予約はこちら(ホーム ページ web) https://www.sangenjaya-ortho.com/contact/#link01

アクセスは:https://youtu.be/c9kyUtjU2cU

https://www.youtube.com/watch?v=6NxHyrl-kOI

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歯科医(ドクター)、衛生士、受付、院長含めスタッフや院内の雰囲気がわかります。

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