三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科を運営する医療法人D.D.Orthoが監修しています。
抜歯矯正の経過とは?
2025年1月11日
矯正治療で抜歯を行う割合はどれくらい?
大学病院の歯科矯正における抜歯治療の割合を調査した結果、欧米では28%(1993年)※1、日本では65.4%(1987–1991年)※2と報告されています。この結果から、日本は欧米諸国と比べて2倍以上も高い割合で抜歯を行う傾向があることが分かります。この違いは、欧米人と日本人の骨格の違いが影響している可能性があります。具体的には、日本人は欧米人に比べて顎の奥行きが狭く、口元が突出している傾向があり、そのため歯の配列スペースが不足しやすく、結果として抜歯が必要になるケースが多くなると考えられます。
※1 Proffit WR: Angle Orthod 64, 404–414, 1994. ※2 戒田清和 他:日矯歯誌 57, 103–106, 1998.
歯を抜く場所はどこが多いの?
歯の役割は大きく分けて、前歯は食べ物を噛み切り、奥歯(臼歯)はすり潰すという役割があります。その中間に位置する小臼歯(4番または5番)は、前歯と奥歯の中間的な役割を担っています。そのため、矯正治療においては、基本的に上下左右または上顎のみの小臼歯(4番または5番)を抜歯することが多く、機能的にも大きな影響が少ないとされています。
抜歯を治療として選択する理由として、前歯の前後的位置関係の差が大きい(出っ歯、受け口)抜歯しないと歯が並ぶスペースが確保できないがあります。 抜歯によって前歯の傾斜が改善したり、前歯が大きく後退したりしますが、別の問題点としては、一般的に非抜歯より抜歯の方が治療期間が長くかかる傾向がありますが、年齢ごとの差として、高齢になると歯肉退縮など歯茎に関連した影響が生じやすい傾向があります。
では抜歯を伴った矯正歯科治療ではどのくらいの期間でスペースが閉じて前歯が後ろに下がるまで、どのような経過を経て歯が並ぶのでしょうか?
実際の治療を提示させていただきます(上の歯並びバージョン)。
神奈川県川崎市高津区在住の20代男性
かみ合わせが悪いと自分自身で感じており、前歯のでこぼこの改善がとてもしたく、当院の矯正相談にご来院されました。
治療といては、適切に歯が並ぶ場所が不足していたため、今回は第一小臼歯の抜歯での治療となりました。
治療として使用する装置としては、マウスピース型のインビザラインと表側矯正と悩んだ結果、値段を抑えたいとのことで、表側矯正での治療となりました。
今回の場合、第一小臼歯抜歯後から全ての歯にマルチブラケット装置を装着しても、歯が並ぶスペースが前歯部にないため
治療初期は、奥歯に矯正装置を装着して、アンカースクリューも使用して犬歯の牽引を行いました。
治療開始10ヶ月で前歯にも歯が並ぶスペースができたので、全体に矯正装置を装着して歯を並べ始め、約16ヶ月程度後には前歯でこぼこが改善してきます。
この後、咬合の調整を行うため、矯正装置はしばらく装着されています。
動的治療終了後は、整った歯並びと咬合を維持するために、透明で目立ちにくいマウスピース型の保定装置を使用しています。また、取り外しができないワイヤーを歯の裏側に装着し、歯列の安定を図っています。
動的治療終了後の6ヶ月から12ヶ月間は、食事や歯磨きの時間を除いて保定装置を使用していただきます。その後、動的治療から1年半経過時点で就寝時のみの使用に切り替え、徐々に使用時間を減らしていく予定です。治療開始から2年経過後は、患者様の希望を確認しながら定期的な通院を続けていきます。
【リスクと副作用】
歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、痛み、歯肉炎、歯槽膿漏、歯周病などが挙げられます。
歯列矯正のご予約・お問い合わせ
矯正治療を検討されている際は、ぜひ当院にご相談ください。初めての方でも安心して矯正治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と親身な対応を心がけています。お問い合わせやご予約は、当院のホームページ(三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科)からお気軽にどうぞ。
トラブル、失敗を避け後悔しない美しい笑顔と健康な歯を手に入れるために、私たちと一緒に一歩を踏み出しましょう。お待ちしております。
歯列矯正治療の選択肢にはそれぞれの特徴があり、患者様のニーズに応じた最適な方法を選ぶことが重要です。インビザラインやワイヤー矯正の違い、デメリットとメリットを理解することで、より納得のいく治療を受けることができます。当院では、患者様のライフスタイルや歯並びの状態から、希望する治療結果に合わせた最適な治療方法をご提案いたしますので、ぜひご相談ください。多くの芸能人、YouTuberなどの目立たない矯正を希望される方々も当院に来院いただいております。利用できる装置も目立たないマウスピース、ワイヤー、部分も可能です。症例も八重歯、出っ歯、受け口、すきっ歯など様々な症例も対応します。治療後は保定装置で綺麗な歯並びを最小限の変化で維持します。
歯並びのことで質問やお悩みや不安などがある場合には、是非当院まで気軽に無料カウンセリングのご予約ください
治療を行う際、隙間をしっかりと閉じ、歯を正しい位置に並べることが重要です。診断の結果によって、歯を抜く必要がある場合もありますが、当院では可能な限り抜いたりしない方法を優先します。治療の流れは事前に写真や模型を使って詳しくご説明いたします。
治療中に装置が外れたり、トラブルが起きた際は、ご連絡ください。患者様の意見を大切にしながら、一人ひとりに合った最適な治療プランを提案いたします。また、装置を使った治療後の保定期間には、かみ合わせや歯列の状態を見ながら定期的な診察をお願いしております。
当院では裏側矯正(リンガル)でも高い質の医療を常に提供しております。
当院は三軒茶屋駅から徒歩2分に位置しアクセスも良好です。土曜日、日曜日も診療し、お仕事帰りの方でも通える時間の夜20:30まで診療しています。
矯正治療の診療日は
月 水 木 金 土 日曜
休診 休診日 は
火と祝日
虫歯やセラミックなどの被せ物は
一般歯科での診療をお勧めしてます。
親知らずの抜歯は口腔外科をお勧めしております。
矯正治療費用の値段について
ワイヤー矯正の場合、処置料の値段の合計費用には上限があるため、裏側、ハーフリンガル、表側それぞれの上限費用以上の治療費用はかかりません。
マウスピースでの治療は、処置料がかからない定額制での料金設定となっております。
https://www.sangenjaya-ortho.com/price/(費用について)
当院の治療費の値段は一般的な相場より安く設定しております。
一般的に裏側の値段が高価なのは、治療で使用する装置の外注が必要なためです。
装置は技工士が作成しますが、ほとんどのクリニックでは院内に技工士がいないため、外注する必要があります。
外注分の材料代が上乗せされるため費用が上がります。
しかし、当院では院内に技工士が在籍しているため、外注する必要がないため費用を安くできます。
費用は安くなっておりますが、仕上がりにこだわった治療を行なっている当院にご相談ください。
■ワイヤー矯正とは?
ワイヤー矯正とは、ブラケットと呼ばれる装置を歯に付け、そこにワイヤーを装着させて繋ぎ、力を加えることで歯を適切な場所へ移動していく方法です。ワイヤー矯正は、歯列矯正の先駆けとも言われ、一般的によく知られている最も伝統のある方法です。そのため、多くの歯科医院で実施されています。
しかし、ワイヤー矯正とひとことで言っても表側や裏側があり、裏側は同じワイヤー矯正であるものの、難度が高いためまだ一般的ではありません。
診療科目にワイヤー矯正を掲げている場合でも、裏側矯正を実施しているとは限らないので注意が必要ですよ。
もちろん 当院では表側矯正ともに裏側矯正を提供しています。
○特徴
- マウスピース矯正に比べると自己管理は必要ない
- 適応症例が多い
- 矯正装置の取り外しはできない
- 金具を使用して歯列矯正するため、周囲にも気づかれやすい (表側矯正の場合)
一般的なマルチブラケット装置を使用したワイヤー矯正治療では、マルチブラケット装置とメインワイヤーそして結紮線が使用され治療されます。
歯を動かすためには、動かしたい方向に適切で持続的な力を加えると歯は動きます。そのため治療では動かしたい歯にマルチブラケット装置というボタン状の装置を接着し、それぞれのブラケットをワイヤーで連結し歯を三次元的に動かします。
治療中にはブラケットとワイヤーが結紮線にて結紮され、必要に応じて結紮線を除去し、ワイヤーの交換を行います。交換後に再度結紮線にてブラケットとワイヤーが接続されます。
裏側矯正とは?
裏側矯正は、リンガル矯正や舌側矯正とも呼ばれる矯正治療の一種です。
矯正装置を舌側に装着するため、見た目にほとんど目立たず、周囲に気づかれることなく治療を進められます。さらに、現在では治療期間も一般的な表側矯正装置とほとんど変わらず、短期間で矯正が可能です。そのため、近年では成人矯正において注目を集める治療法の一つとなっています。加えて、裏側矯正は多くのメリットを持つ治療方法です。
裏側矯正のメリット
1. ほとんど周りの人に気づかれずに矯正治療ができる
矯正装置を目立たない舌側に装着するため、周囲の人に気づかれることなく治療を進められます。
2. 食事中のストレスが少ない
一般的な表側矯正装置では食べ物が矯正装置に挟まりやすく、周囲の目が気になることがあります。しかし、裏側矯正では矯正装置が見えないため、食べ物が詰まっても気にする必要がありません。
3. 矯正治療中の歯が動いていく様子を実感しやすい
表側に矯正装置が付かないことで、鏡を見たときに歯の動きが直接確認でき、治療の進行を実感しやすい点が魅力です。
4. 虫歯のリスクが低い(表側矯正と比較した裏側矯正は)
舌側のエナメル質は唇側に比べて厚いため、虫歯になりにくいと言われています。また、舌側は唾液の循環が良く自浄作用が高いため、虫歯のリスクがさらに低くなります。
裏側矯正のデメリット
1. 話しづらさを感じる
矯正装置装着後は舌が矯正装置に当たるため、また新しい環境に慣れていないことで一時的に話しづらくなることがあります。
個人差はありますが、時間が経つと矯正装置に慣れ、滑舌も徐々に改善します。
2. 舌に口内炎ができることがある
一般的な表側矯正装置では唇に、裏側矯正では舌に口内炎ができやすくなります。これは矯正装置が尖っているわけではなく、舌が日常的に食事や会話で動くことで、装置と擦れて傷ができるためです。
ただし、矯正装置に慣れると口内炎ができる頻度は減少します。
住所、アクセスについて
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科
住所: 東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14 園田ビル地下1階
医院の電話 番号(Tel): 03-6805-5765
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アクセスは:https://www.youtube.com/watch?v=6NxHyrl-kOI
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