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歯列矯正で横顔をきれいにできる?!

2022年9月30日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。 

 

「横顔に自信がない……」
「もっと口元を下げたい……」
「顎の突出感が気になる……」
このようなお悩みをよく聞きます。 

これを改善するためには「美容外科」を思い浮かべるかもしれませんね。美容外科では、顎の骨を削るなどして処置をします。ですが、歯科医院で歯の矯正を行うことで、フェイスラインを変えることができるケースもあるのです。 

矯正治療というと、「歯並びの美しさを得る治療」と考えられていますが、副次的効果として、「顔のバランス」を整えたり、「口元の美しさ」も獲得できたりする場合があります。今回は歯列矯正と横顔についてお伝えしていきます! 

目次

■横顔の美しさ「Eライン」とは?
■歯列矯正できれいな横顔になれる場合
■きれいな横顔を目指せるかも?矯正方法2つ
■まとめ

■横顔の美しさ「Eライン」とは?


横顔の美しさとは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。人の顔を横から見たときに、おでこや鼻、目元、口、顎、輪郭が横顔を構成します。これらのバランスがよいと、整った印象を与えます。横から見たときに綺麗な半円を描くような丸いおでこや、鼻筋がすっと通っている高い鼻、程よくふっくらとした口元、すっきりとした顎まわりの輪郭など、このような要素に憧れる方もいらっしゃるかもしれません。 

 

このような横顔の美しさと口元は深く関係しています。口元が大きく前に出ていると、所謂「猿顔」になり、相対的に鼻が低く見えたり、少し怒っているような表情に見えてしまうこともあります。一方、口元が引っ込みすぎている場合には、老けた印象や元気がないような表情に見えてしまうことがあります。横顔を美しく見せるには、口元がどのくらい出ているか、ということも重要な要素です。口元の出方は、前歯の位置とも深く関係しています。前歯の位置が横顔を決めると言っても過言ではありません。 

 

Eラインは鼻先と下アゴを直線で結んだ横顔のライン

Eラインは鼻先と下アゴを直線で結んだ横顔のライン

 

■歯列矯正できれいな横顔になれる場合


歯列矯正を検討する際にご参考になさってください。 

○出っ歯によって口元が突出している

出っ歯が原因で口元が前方に出ているのなら、歯列矯正が有効でしょう。出っ歯は、前歯が前方に突き出ている状態のことです。 
前歯が出てしまうことで唇が押し出されてしまって、口元が突出しているように見えます。歯科矯正で治療を受け前歯の歯並びを整えれば、突出した口元を正常な位置に戻すことも可能です。 

 

○歯並びが悪く受け口になっている

受け口の原因も多々ありますが、歯並びの悪さが原因だと、歯列矯正で改善可能です。上下の噛み合わせが逆になっているケースでは、歯列矯正により歯並びを整え、下顎の前歯を後ろに下げることもできます。歯列矯正で下顎の前歯が下がって、噛み合わせが改善できると、受け口も解消できるでしょう。 

 

○その他

また、下記のいずれかに該当する場合は、歯を動かすスペースを確保できるかよく検討した上で矯正治療を進められる場合もあります。気になられる方は納得できるまでしっかり歯科医師と相談することが大切です。 

  • 出っ歯、歯並びが悪い、受け口
  • 顎全体が前に出ている
  • 親知らずがはえている
  • 口を閉じられず、常に開いている
  • 歯が大きくて、顎に収まりきれていない 

 

出っ歯・受け口の方は特にオススメ

出っ歯・受け口の方は特にオススメ

 

■きれいな横顔を目指せるかも?矯正方法2つ


○マウスピース矯正

マウスピース矯正は、名前の通り透明なマウスピースを用いた矯正方法です。一人ひとりの歯型をとり、患者様に合ったマウスピースを作って歯を少しずつ動かします。定期的にマウスピースを作って交換しながら矯正を続け、結果的に理想の歯並びを得るという流れです。 

マウスピースの矯正は透明なマウスピースを使うので治療中でも目立ちにくいのが魅力です。そして、ワイヤー矯正とは違い自分で簡単に外せるので、食事の際の悩みもないでしょうし、歯磨きも普通に行うことが可能です。 

マウスピース矯正は長時間着用しておくのが望ましいので、外している時間が長ければあまり効果が得られません。そのため、自分できちんと管理しなくてはなりません。

 

○その他ワイヤー矯正

矯正治療でたくさんの人が真っ先に連想するのがワイヤー矯正でしょう。ワイヤー矯正はブラケットをワイヤーでつなげて歯を正しい位置に移動し固定するものです。出っ歯やすきっ歯などの様々な歯並びに対応することが可能な矯正装置です。 

治療中には器具が目立ってしまうので女性からは敬遠されてしまいますが、ブラケットを歯の裏側に付けるものであれば目立ちにくくなるはず。そして、最近では透明なブラケットと白いワイヤーで固定する矯正を選択するケースも増加しています。 

しかし、ワイヤー矯正は一度装着すると普通は取り外しできないのでその点はデメリットですね。食事の時に邪魔だったり、歯磨きが難しくなるため、虫歯や歯周病リスクが高まってしまいます。そして、繊維質の野菜は矯正器具に挟まりやすく、食事が制限されることも少なくありません。日々のブラッシングや定期健診をより意識して行いましょう。 

 

■まとめ


歯列矯正をすれば、必ずフェイスラインも同時に整うわけではありません。歯並びがかなり崩れてしまっている状態や、受け口等の方が治療を行うと、フェイスラインも同時にシャープになる傾向があります。患者様ひとりひとりによって異なります。 

 

そのため信頼できる歯科医院を見つけ、カウンセリングをしっかりと受けることが大切になります。
当院では無料で矯正相談を受け付けています!まずは一度ご相談ください。 

 

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矯正治療による噛み合わせ改善について

2022年9月23日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯の矯正治療の目的として、「上下の歯がしっかり噛み合う、正しい噛み合わせに導く」という事があります。矯正においては歯並びの見た目の方が重視され、噛み合わせの事は二の次にされがちですが、噛み合わせが悪い状態を放置するとお口周りのみならず、体全体に悪影響が及びかねません。

今回は、矯正治療による噛み合わせ改善についてご紹介していきます。噛み合わせが気になっている方など矯正に興味がある方や検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

目次

■歯列矯正の本来の目的は「噛み合わせを整える」こと
■噛み合わせや歯並びが悪い具体例
■悪い噛み合わせが及ぼす影響
■噛み合わせが悪くなる原因
■代表的な矯正方法
■まとめ

■歯列矯正の本来の目的は「噛み合わせを整える」こと


歯の矯正治療と聞くと、その目的として「歯並びをきれいにする」という見た目の事をイメージしがちですが、本来の目的としては、その他に「噛み合わせを整える」こともあります。

言い方を変えれば、きれいにすることばかりに重点を置き、正しい噛み合わせに整わなければ、目的は達成されていないという事になります。

 

■噛み合わせや歯並びが悪い具体例


歯並びや噛み合わせが悪い状況としては、具体的に以下のような場合があります。

○出っ歯(上あご前突)

生まれて間もないころの癖が直らず、歯が生えた後でも指しゃぶりをしていたりすると、出っ歯(上あご前突)になる恐れがあります。出っ歯になると、前歯で噛み切れなかったり、転んで前歯を折りやすくなったりします。

 

○八重歯・叢生(そうせい)

あごの大きさに対して、歯が大きい人によく見られます。歯が重なっているため、歯みがきがしにくく、矯正治療で歯並びを治していく過程で、重なっていた歯と歯の間にあるむし歯や歯石の付着が見つかることもあります。

 

○すきっ歯(空隙歯列)

歯と歯の間が全体的に、または部分的に開いているものです。すきっ歯の方は、食べ物などを飲み込むときに、舌を歯に押し当てる癖があるケースがあります。そのため、矯正治療が終わっても、その癖(舌癖)が残っていればまたすぐに開いてきてしまうため、注意が必要です。

 

○過蓋咬合(かがいこうごう)

噛み合わせた際、下の前歯が見えないくらいに上の前歯が覆いかぶさっているケースをいいます。上あごが前にでている、または下の前歯が突き上げている事が多いです。

 

○交叉咬合(こうさこうごう)

噛み合わせた時に上の歯列よりも下の歯列が一部外側にはみ出て、交叉している物です。交叉している箇所は人により異なりますが、あごに大きな負担を与えやすく、顔自体の歪みにまでつながる事もあります。

 

○開咬(かいこう)

噛み合わせても奥歯だけが当たるだけで、上下の前歯にすき間が空き、口の中が見えてしまうものを開咬といいます。またその逆で、前歯は当たっているけれど、奥歯と前歯の間の小臼歯辺りの上下の歯にすき間が空いている場合も開咬といいます。

歯と歯が噛み合わないため、舌を使って飲み込んでいることが多く、矯正治療後も舌癖によってまた開いてきてしまうケースが見られます。

 

○反対咬合・受け口(下あご前突)

上と下と反対に噛んでいる、いわゆる「しゃくれ」のひとを反対咬合といいます。遺伝が原因によるものだと、成長期が終了するまであごの成長があるため、治療期間が長くなります。特に男性では、20歳を過ぎてもあご骨の成長が続く場合もあります。

 

■悪い噛み合わせが及ぼす影響


悪い噛み合わせが及ぼす影響には、具体的に以下のようなものがあります。

○むし歯や歯周病になりやすい

歯並びが悪いと、歯が重なりあった部分のブラッシングが不十分になるため、むし歯や歯周病が起こりやすくなります。また、特定の歯に大きな力が加わりやすく、歯周病が悪化しやすくなります。歯を失う大きな原因であるむし歯と歯周病から歯を守るためにも、歯並びや噛み合わせは重要です。

 

○しっかり噛めない

歯並びや噛み合わせの影響によって、食事の際にしっかり噛む習慣がつかないと、消化不良の原因になります。さらに、口元の筋肉やあごの骨の成長が進まないため、普段から口が開きやすくなるほか、噛む力がしっかりと鍛えられない可能性があります。

 

○口臭の原因になる

歯並びや噛み合わせが悪いせいで口がきちんと閉じられないと、口呼吸の癖がついてしまう恐れがあります。口呼吸が続くと口の中が常に乾燥した状態になりやすくなります。また、しっかりと噛む習慣がない場合、唾液の分泌量が少ないため、さらに乾燥が進むことで、お口の中の雑菌が繁殖し、口臭がひどくなってしまうことも考えられます。

 

○顔がゆがむ

悪い歯並びや噛み合わせは上あごや下あごの突出のほか、顔の真ん中(正中線)がずれて左右非対称の状態になるなど、顔がゆがむ原因になります。これらの問題は口腔内の機能に関するトラブルだけでなく、見た目に対するコンプレックスも生みかねないため、お子様のうちに対処しておくと安心です。

 

○あごの関節に負担がかかる

歯並びや噛み合わせが悪いと、噛むたびにあごに変な負担がかかるため、顎関節症になりやすくなります。顎関節症は、「カクカク音がする」「口が開かない」「あごが痛い」などの症状がよく訴えられています。

 

○きれいな発音ができない

歯並びや噛み合わせの影響で口をしっかり閉じることができないと、口から息が漏れてしまうために歯擦音と呼ばれるサ行が発音しにくくなるほか、タ行やラ行も相手が聞き取りにくい場合があります。これらの影響で、話すこと自体にコンプレックスを感じている患者さんもいます。

 

■噛み合わせが悪くなる原因


噛み合わせが悪くなる原因としては、次のようなものがあります。

○頬杖

成人の頭の重さは、全体重の1割ほどを占めます。そのため、頬杖をつく癖があると、その重さが歯やあごの骨にかかることになり、歯並びや噛み合わせにも影響します。

 

○爪を噛む

硬い爪を噛む(咬む)ような癖があると、歯や歯ぐきにも負担がかかり、前歯の歯並びや噛み合わせに悪影響を与えやすくなります。

 

○舌癖

「舌癖」とは、口腔内における舌の動きの癖を指します。舌で前歯を押したり、舌を出す癖があったりすると、前歯の突出や開咬が発生しやすく、歯並びや噛み合わせが乱れたりなどリスクも高まります。

 

○歯ぎしり

歯ぎしりや食いしばりは歯や顎にかなり強力な力がかかるため、歯がすり減ったり、ヒビが入ったり、噛み合わせが乱れるリスクを負います。

 

■代表的な矯正方法


ここからは、歯科矯正の代表的な方法をご紹介します。

○マウスピース矯正

マウスピース矯正では、透明なマウスピースを矯正装置として用います。採取した歯型を基にマウスピースを作成します。それらを各治療段階に合わせ交換しながら装着していくことで、歯を少しずつ動かし矯正していきます。

マウスピース矯正の特徴は以下の3つです。

  • 透明なので目立ちにくい
  • 食事の際などは取り外しが可能
  • 痛みや違和感が少ない

しかし、マウスピース矯正の場合は1日20時間程度の装着時間を守らないと、治療の効果が出にくいということが注意点です。

 

マウスピース矯正は目立ちにくいなどの利点がある

マウスピース矯正は目立ちにくいなどの利点がある

 

○ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、それぞれの歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる矯正装置を取り付けた上でそれらにワイヤーを通し、動かしたい方向に適切な力をかけることで歯を矯正する方法です。

ワイヤー矯正には、ブラケットを歯の表側につける「表側矯正」と裏側につける「裏側矯正(舌側矯正)」の2つがあります。

症例の適用範囲が広い矯正方法である一方、矯正器具を取り外せない、マウスピース矯正に比べ矯正装着による痛みが出やすいというデメリットもあります。

 

表側矯正はブラケットを歯の表側につける

表側矯正はブラケットを歯の表側につける

 

裏側矯正はブラケットを歯の裏側につける

裏側矯正はブラケットを歯の裏側につける

 

■まとめ


今回は矯正治療による噛み合わせ改善の重要性についてご紹介してきました。

当院では、お客様のご希望に沿った治療法の提案が可能です。また、その前提となる「矯正相談」、また通常は数万円かかる「検査診断」も当院では無料で実施しています

自分の歯の噛み合わせが気になるなど、今回の記事で矯正治療に興味を持たれた方は、まずはお気軽に当院へご相談ください。

 

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インビザラインがおすすめの人はこんな人!

2022年9月16日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。 

 

一言で『矯正』と言っても近年は選択肢が増えてきました。マウスピース型矯正歯科装置やリンガルブラケット矯正、部分矯正など。今回はその中のマウスピース型矯正歯科装置のパイオニア「インビザライン」についてご紹介します。矯正を検討中だけど、どれがいいのかわからない…という方にぜひ読んでいただきたいです! 

目次

■インビザラインとは?
■インビザラインが向いている人
■インビザラインが向いていない人
■まとめ

■インビザラインとは?


インビザラインというのは、アメリカの会社が開発した矯正システムであり、日本においては2006年~使用されています。マウスピースを使った矯正のパイオニアのような存在です。 

インビザラインのポイントを簡潔に紹介すると、下記のようになります。 

  • 透明色のマウスピースを使う
  • 3D光学スキャナーiTeroを使用するため、面倒な型取りが必要なし
  • マウスピースは着脱可能
  • 1日につき20~22時間以上という装着ルールを守る必要がある
  • 通院は通常1~2ヶ月に1 

 

インビザラインはマウスピースを使った矯正システム

インビザラインはマウスピースを使った矯正システム

 

■インビザラインが向いている人


インビザラインがおすすめなのは、次のような人です。 

 

○周りに気付かれずに矯正したい人

矯正の治療を考える上で、「見た目の美しさ」を重視する人も多いでしょう。一般的な場合は、歯を適切な位置に移動させるために3年程度かかりますし、その間は口の中を他人に見られたくない…と思うはず。 

ですので、矯正している間も口元を綺麗に維持したいという場合には、透明のマウスピースを使うインビザラインがおすすめです。接客業の方でも、周りに気付かれずにインビザラインで歯並びの治療をすることができます。 

 

○これまで通り歯磨きをしたい人

矯正を行う際に気になるのが「歯磨き」でしょう。歯磨きは毎日行うものであって、マルチブラケットを装着することにより不快感を覚えることも少なくないでしょう。ですから、歯磨きを矯正開始前と同じように行いたいという人には、マウスピース型の矯正アイテムであるインビザラインが最適です。 

数年にわたる治療期間中であっても、マウスピースを取り外していつも通りの歯磨きをすることが可能です。 

 

○金属アレルギーがある人

通常の歯列矯正では、様々なケースで金属製のパーツを使用します。ブラケットについては、セラミックやプラスチックのものを選ぶことによって金属アレルギーのリスクを回避できますが、ワイヤーなどの機器は、どうしても金属製品を使用せざるを得ないのです。 

金属アレルギーがある人や将来的なアレルギーが心配な人には、金属製のパーツを用いないマウスピース型の矯正がおすすめです。 

 

○楽器の演奏をしている方

はじめのうちは、インビザラインのマウスピースを口内に装着して楽器を演奏することが嫌…と思うかもしれませんが、徐々に慣れていくと思いますし、ワイヤーによる矯正よりも影響は少ないと言われています。 

もし、インビザラインのマウスピースを装着した状態のまま楽器を演奏することが嫌な場合には、演奏するときだけマウスピースを外す…という選択肢もあるのです 

ただ、基本的にインビザラインのマウスピースは毎日20時間以上装着しないと、矯正効果が期待できません。もし外している時間が長くなってしまう場合には、医師に相談しましょう。 

 

○激しい運動をしている方

矯正治療中のスポーツでは、矯正装置で口の中を傷つけてしまう恐れがあります。中でも、サッカー・バスケットボールなどボールが口周辺に当たる可能性のあるスポーツや、ラグビー・アメフトなどのボディコンタクトがあるスポーツの場合は、口元への衝撃が原因となり、矯正装置で唇を切ってしまうことがあります。 

 

特に、歯の表側に金属の矯正装置をつける表側矯正は、唇にダメージを与えることもあり、矯正装置を覆うカバーを活用するケースもあります。 

ちなみに、マウスピース型の矯正はなめらかなプラスチックの矯正装置を被せるため、ボールや他の選手の体が口に当たっても口の中を傷つけにくく、基本的にはスポーツの最中にも取りはずす必要はありません。 

 

インビザラインは矯正を気づかれたくない人などにオススメ

インビザラインは矯正を気づかれたくない人などにオススメ

 

■インビザラインが向いていない人


インビザラインを使った治療が向いていない人は、向いている人のある意味裏返しだと言えるでしょう。 

○歯を並べるスペースが足りない場合

歯を並べるスペースが大きく不足している場合は、マウスピース矯正の適応にはならない可能性があります。この場合は、ワイヤー矯正を検討したほうがよいケースもありますので、気になる方は一度歯科医師に相談すると良いでしょう。 

 

○向いていない性格について

マウスピースを装着している時間を自分で管理するのが苦手な人がこれに該当します。 

マウスピース型矯正は、1日の装着時間を守れないと効果が現れません。また、定めてあるタイミングできちんと交換しなくてはなりません。そのため、毎日決められた装着時間をきちんと守ること、決められた間隔でマウスピースを交換すること、といったことを実践できない方は治療が計画通りに進まないことも考えられます。 

 

■まとめ


このように、マウスピース型矯正インビザラインはかなり便利であり、快適な矯正手法ですが、対応可能な症例にも限度があります。また、性格によっても向いている人と向いていない人がいますので、その点は注意する必要があります。矯正治療に興味がある方は一度歯科医院に相談してみるといいでしょう。 

 

当院では矯正治療の相談を無料で受け付けております!そして、「検査診断」までも当院では無料で実施中です(通常は数万円かかります)。つまり、治療に入るまで費用は一切いただいておりません。 

「相談をすると治療を勧められて断りにくい…」このようなお悩みをよく聞きますが、当院は無理に治療を勧めることはしておりません。 

矯正治療は一般の歯科治療と比較して費用が高額ですし、治療期間もどうしても長くなってしまいます。そして、歯並びにコンプレックスをお持ちの方にとって、「どの医院で治療を行うか」という選択は非常に重要なものとなります。 

 

ご自身が納得するまでしっかり悩んで、矯正治療を始めることがとても大切です。気になられることがございましたら、是非お気軽に当院までご相談ください。HPからでも承っております。 

 

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矯正治療中の痛みについて

2022年9月9日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

「歯の矯正」と聞くと、従来の歯の位置を動かすというイメージから「何だか痛そう」と思われる方もいるかもしれません。

そこで今回は、矯正治療中の痛みの有無やその種類、対処法や注意点についてご紹介します。矯正治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

目次

■矯正治療での痛み
■矯正装置による痛さへの対処法
■マウスピース矯正は痛みが少ない
■当院のマウスピース矯正で用いている「インビザライン」の特長
■まとめ

■矯正治療での痛み


矯正治療で感じる可能性のある痛みとしては、主に次の3つが挙げられます。

○歯を動かそうとして痛い

矯正を開始して間もなく、痛いと感じることがあります。

そもそも、歯は根の部分が顎の骨にしっかり固定され埋まっている状態で、少し押しただけで移動することはありません。しかし、矯正装置を使い歯に対して負荷をかけ続けると、歯は少しずつ移動します。同時に歯が骨へ押し付けられると、歯の周囲にある歯根膜は正常な状態に戻ろうとします。

この時、細胞の働きにより押し付けられた側の骨が溶ける一方、反対側では骨が形成されます。矯正治療とは、この働きを利用して歯を動かしていく治療法なのです。

この仕組みの中において、骨が溶ける際には痛みを感じさせる物質が分泌されます。そのため、矯正開始後しばらくすると、歯が動くのに伴って痛みが出始めます。

また、マウスピース矯正の場合は、新しいマウスピース(アライナー)に交換した際や、装着しない期間が続いた後で久しぶりにアライナーをした場合にも、同様の痛みを生じる事があります。

 

○食べ物などを噛むときに痛い

歯の根っこ、歯根には「歯根膜」という組織があります。この組織は上下の歯で噛むときに歯が受ける圧力を和らげる働きをするのですが、矯正によって歯に力をかけ続けると組織の感覚が敏感になります。

その状態でせんべいやフランスパンといった硬い食べ物を噛むと、大きな圧力がかかって痛みにつながる可能性があります。

同様の理由で、マウスピースのアライナーを装着する際、しっかりと歯列にはめ込んでいくために使う「チューイー」と呼ばれるシリコン製の小さいチューブを噛む際に、痛みを感じる方もいらっしゃいます。

 

○矯正装置が口腔内に当たって痛い

痛みの中には、矯正装置が口腔内にあたることで生じるものもあります。ブラケット矯正装置のブラケットやブラケット、マウスピース矯正でのアライナーやアタッチメントの縁が口の内側に接触し、その部分が痛んでしまうのです。

 

○その他の痛み

先にあげた3つ以外にも、

  • マウスピース矯正でアライナーによる矯正が終了後、その矯正後の位置に歯を固定させるため「リテーナー」と呼ばれる保定装置に切り替えた際、その硬さに慣れず感じる痛み
  • 口腔内に発生したむし歯や歯周病により感じる痛み

などがあります。

 

矯正治療で感じる可能性のある痛みは主に3種類

矯正治療で感じる可能性のある痛みは主に3種類

 

■矯正装置による痛さへの対処法


では痛みが発生した場合、どのように対処すればよいのでしょうか。

○数日間装着して慣らす

新しく矯正装置を装着した際の痛みに関しては、装着をつづけて慣らしていくのが一番です。

ブラケット矯正の場合は矯正装置を付けてから3~6時間ほどで痛みが始まり、その後、徐々に痛みが減少、1週間もすれば治まるケースが大半です。

また、マウスピース矯正のアライナーについては、1日20時間以上の装着が推奨されています。最初のうち長時間の装着が難しそうであれば、「仕事や授業の間だけ」など時間を限定しながらでもいいので、装着に慣れていきましょう。

また、交換したアライナーが痛い場合には、前のアライナーと併用しながら新しいものに移行していくのも方法の一つです。

 

○食べる物を柔らかくしたり、細かくしたりする

食べ物を噛んだ際に痛みを感じる時は、食べるものを工夫しましょう。例えば、おかゆや豆腐、ひき肉料理といった柔らかい食べ物にする、材料が細かく刻まれた料理を食べる、などです。

野菜や果物であれば、スムージーにして摂取する手もあります。

 

○矯正装置の調整

矯正装置自体を調整するという方法もあります。

ブラケット矯正の場合であれば、ワイヤーを緩めたり、ワイヤー自体を細いものに変えたりする。また、マウスピース矯正の場合は、アライナーの縁が口腔内にあたらないように削ってもらうなどです。

ただし、あくまでも調整は歯科医院にお願いしましょう。

 

○歯科用ワックスの使用

アタッチメントが当たって痛いときは、矯正用ワックスでカバーする方法があります。

矯正用ワックスは粘土状の物で、矯正装置に付けることにより出っ張りをなめらかにできます。着脱も自分ででき、万が一飲み込んでも害はありません。

 

○装着方法や取り外し方など使い方のコツを知る

マウスピース矯正の場合は、アライナーやリテーナーの付け方や取り外し方、チューイーの使い方等、痛みの中には使い方のコツを知ることで症状が改善するものもあります。気になるようであれば担当医に相談しましょう。

 

○歯科医師に相談する

自分なりに対処をしても痛みが続く場合、またむし歯や歯周病による痛みについては、歯の状況を確認した上でその後の治療計画を再検討する必要があります。自分一人で結論を出さず、まず歯科医師に相談することをお勧めします。その他、気になる点があるという場合も、一人で悩んでしまう前にお気軽にご相談ください。

 

■マウスピース矯正は痛みが少ない


これまで紹介してきたワイヤー矯正とマウスピース矯正を比較すると、マウスピース矯正の方が痛みは少ないといえます。

マウスピース矯正は、マウスピースを交換させながら、少しずつ細かく歯を動かしていきます。また歯の矯正ルートは、コンピュータシミュレーションに基づき効率化されています。これにより、過度に強い力ではなく、歯を動かすのに適した優しい力が働くようにコントロールすることができるのです。

加えてワイヤー矯正のようにワイヤーやブラケットがむき出しになっているわけではありませんから、基本的には口の中の装置が歯茎や粘膜を傷つけたりすることもありません。これらの理由で、マウスピース矯正は痛みが少ないのです。

 

■当院のマウスピース矯正で用いている「インビザライン」の特長


当院でのマウスピース矯正においては、世界中の歯科医院で使用され実績のある「インビザライン」と呼ばれる透明なマウスピース型の矯正歯科装置を利用しています。

特長としては、透明なため装置を付けていることに気づかれにくい事があります。また、インビザラインの場合は基本的に1回歯型を採った後(もし、ズレが発生しても2~3回)、各ステージのマウスピースをまとめて作製しお渡しするため、その他のシステムであれば約2~3週間のペースで必要な来院が6~8週間に1回のペースに減らすことができるのも特長の一つです。

インビザラインを使用する歯科医院には、症例数などによって7つのランクが設定されています。当院は、その中でもトップクラスにあたり、年間150症例以上行った医院が認定される「ダイヤモンドプロバイダー」の認定を受けています。ご興味ある方はぜひご相談ください。

 

当院はダイヤモンドプロバイダーの認定を受けている

当院はダイヤモンドプロバイダーの認定を受けている

 

■まとめ


今回は矯正治療中の痛みについて取り上げました。

当院では、矯正治療に興味を持たれている方や、矯正治療を始められた患者さんのお悩みや不安などについても、真摯に対応しております。今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひお気軽に当院へお問い合わせください。

 

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大人でも歯科矯正はできるの?

2022年9月2日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。 

 

子どものうちに行った方がよいと言われる矯正治療なのですが、歯と歯茎が健康であれば年齢に制限はありません。大人の歯科矯正に関して把握しておくべきメリット・デメリット、そして治療の流れを案内します! 

目次

■始める時期・タイミング
■大人の歯科矯正 メリット・デメリット
■歯科医院の選び方
■歯科矯正後のケア
■まとめ

■始める時期・タイミング


良くない状態の歯並びや噛み合わせに対して行う矯正治療は、虫歯治療のように不可欠ではないです。ですが、不揃いな歯やしっかりと噛み合わない状態は、外見上コンプレックスになり得ますし、状況によっては食べ物を正しく噛めない、歯周病になりやすい…など、様々なトラブルに繋がってしまいます。 

 

成人の歯列矯正は、基本的にはどのタイミングでも始められます。
すでに歯が成長し終わっている成人であれば、タイミングのことで悩む必要はありません。歯を支えてくれている歯槽骨と歯肉が健康な状態でなくてはいけませんが、年齢に左右されないというのは嬉しい点です。 

 

できるだけ早い時期からはじめると、その分早く歯並びをより良くすることができるため、健康的な生活を送りやすくなります。大人は自分でスケジュールを組みやすい環境にあるため、計画的に行うのがベストでしょう。 

 

ちなみに矯正が困難だと言われているのは、歯周病の病状が進行してしまっているケースです。歯周病は歯肉に炎症が発生し、それが進行してしまうと歯を支えている骨まで溶けてしまい、歯が抜け落ちることもあります。ですからある程度進行すると、仮に矯正治療を行ったとしてもより良い状態を維持するのが難しくなります。 

 

■大人の歯科矯正 メリット・デメリット


○メリット

◇コンプレックスの解消が可能

見た目が良くなることは、歯科矯正を行う上でのかなり大きなメリットです。
大きな口を開けたり笑顔になれない…という方もたくさんいるように、歯並びが悪いと様々な問題があらわになります。積極的に人とコミュニケーションを取れない、という問題をも解消できるケースもあります。 

予想以上に根深い問題をはらんでいる歯に関する見た目の改善にも役立ちそうですね。

 

◇虫歯や歯周病の予防ができ、口内の健康維持も可能に

歯並びが良くないと、歯と歯の間に歯ブラシがしっかり届かず、正しい歯磨きができません。頑張って丁寧なケアを心がけても限度があります。 

そして、歯周病や虫歯に罹患するリスクも高くなり、場合によっては、常に口が開いたままの状態にもなりかねません。見た目の問題のみならず、ドライマウスなどにもつながるので、要注意です。 

歯科矯正することで歯並びを美しくすれば、日々の手入れを行いやすくなり、結果的に長い目で見てみると虫歯や歯周病の予防にも繋がってきます。 

 

◇治療スケジュールを立てやすい

大人の矯正の際、成長による影響がかなり少なく、スケジュール予測がしやすくなるでしょう。早い段階で、治療完了までの具体的なスケジュールを立てられるのは、忙しい大人にとっても嬉しいことです。
成長による急な変化のリスクも少ないので、突然費用が増える、のようなリスクもかなり少ないです。 

 

◇全体的なバランスを整えられる

人間の体はかなり大きいですが、しかし1つの事柄が様々な部位に影響しているケースも多いです。歯の噛み合わせもそれに該当し、悪い噛み合わせのせいで、肩こりや頭痛などで悩まされることもあるでしょう。このような症状を抱えている場合、歯科矯正をすることで、症状が消える…ということもあるかもしれません。 

 

大人の歯科矯正には様々なメリットがある

大人の歯科矯正には様々なメリットがある

 

○デメリット

◇矯正中の見た目が気になる

歯科矯正が終了すると、見た目の問題が解消されるでしょう。ですが、ワイヤー矯正を行っている場合、治療の最中には「矯正をしている」ということが丸分かりです。 

しかし最近は、治療中も目立ちにくい矯正方法も登場しています。マウスピースを使った矯正や歯の裏側にワイヤーをつける方法など。ご自身の生活習慣や好みに合わせて選択することで、歯科矯正中のストレス軽減にも繋がるでしょう。 

 

◇治療中の痛みなど

矯正をするということは、歯を動かすことですから、痛みや違和感を覚えるかもしれません。そして治療をしている間は矯正装置をずっと着け続けるため、日常生活の中で不快感が襲ってくるかもしれませんね。
ある程度は仕方がありませんが、厳しい痛みや生活に影響が出るほどの違和感がある場合は、歯科医師に相談するのがベストです。早めに相談しておけば、取り外しのできる調整方法など、自分に最も応じた治療法を実践できます。 

 

◇虫歯や歯周病になりやすい

矯正中は、装置の周囲に汚れが付着しやすくなり、念入りな歯磨きが不可欠です。場所次第では歯ブラシが届きにくく、歯ブラシ以外のクリーニングアイテムも試してみるべきでしょう。 

ワイヤーを装着して行う治療法であれば、装置の取り外しができません。しかしマウスピースによる矯正だと、食事や歯磨きの際など、自由に取り外しができます。清潔に口の中を保つという意味では、ワイヤーを使った矯正よりもマウスピースタイプの方が理想的かもしれません。 

 

■歯科医院の選び方


自分と歯科医院との相性を把握する

大人の歯科矯正を成功させるには、歯科医院・医師との相性がかなり大切です。歯科医師などと意見が合わなかったり、予約が取りにくいと治療自体が困難になることもあります。医師との相性が悪くて、相談するのが大変だと、いろいろなトラブルが発生するかもしれません。 

カウンセリングで医院の方針やスタッフや歯科医師の雰囲気を確認し、様々なポイントをチェックするのがおすすめです。当院では無料のカウンセリングも実施しておりますので、お気軽にご相談くださいね。 

 

■歯科矯正後のケア


歯科矯正後も歯の状態は日々変化するので、油断は禁物です。例えば、就寝時の歯ぎしりや食いしばりが強い人は歯の位置が移動したり、後戻りしたりするケースも。保定期間も、担当医の指導内容をきちんと守って固定を続けることが重要でしょう。長期的にみると、歯周病などで口内状況が変化することもあり得るので、より良い状態を長く維持する対策も重要になります。 

 

歯科矯正は自由診療ですから、医療機関次第で費用が違います。矯正治療で何を治したいのか、どんなことを優先したいのかを明確にし、そして情報収集をしっかりと行ったうえで、矯正の治療法を選択しましょう。 

 

■まとめ


大人になってからの歯列矯正は、決して遅くはありません。治療中は治療器具の見た目が気になるなど、今までの日常生活とは違い戸惑うこともあるでしょう。 

 

ですが、治療期間を乗り切れば、悩みの種のコンプレックスを気にする必要もなくなるはずです。 

歯科矯正を検討している方、歯並びが気になっている方は、ぜひ一度当院にご相談ください。HPからも承っております。 

 

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スポーツや楽器を吹いても大丈夫?矯正治療中の趣味の活動について

2022年8月26日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯の矯正をお考えの皆さんの中には、スポーツや吹いて鳴らす種類の楽器演奏といった趣味をお持ちの方も多い事でしょう。「矯正中にスポーツをすると、悪影響にならないかしら?」、「矯正している口を使って演奏しても大丈夫?」と、矯正中の活動が気になる方もいるかもしれませんね

そこで今回は、歯の矯正治療中の趣味の活動について、ご紹介していきます。
ぜひ参考になさってください。

目次

■歯の矯正中にスポーツをしても大丈夫?
■スポーツ用マウスガードとの違い
■マウスピース型矯正装置の場合は補給する飲み物に注意
■スポーツと歯並びの関係
■スキューバダイビングと矯正
■ジム通いと矯正
■矯正治療と楽器演奏
■まとめ

■歯の矯正中にスポーツをしても大丈夫?


早速「矯正していてもスポーツして大丈夫か?」という疑問についてお答えすると、結論としては「スポーツの種類と、歯についている矯正装置の種類による」ということになります。

まずスポーツの種類についてですが、一般的なスポーツであれば、矯正治療中もこれまで通り楽しんでいただいて、問題ありません。ただし、アメフトやラグビー、ボクシングなど体同士が激しくぶつかり合うようなスポーツや、サッカー・バレーボール・バスケットボールなどボールが顔に当たる可能性のあるスポーツ場合は注意が必要になります。ここで、矯正装置の種類が関係してきます。

付けている矯正装置がワイヤーで矯正するタイプの場合、口への衝撃により矯正装置が外れ、口の中が傷ついてしまう可能性があるのです。そのようなケガを防止するために、矯正装置に合わせたマウスガードを作成する事も可能です。気になる方は、一度歯科医院にご相談ください。

一方、マウスピース型の矯正装置であれば、ワイヤータイプに比べて口の中を傷つけるリスクは少ないです。ただし、口元に衝撃が加わった場合、マウスピースが破損する可能性があります。心配な方は、取り外したうえでプレーされることをお勧めします。

 

スポーツと矯正装置の種類の関係によっては注意が必要

スポーツと矯正装置の種類の関係によっては注意が必要

 

■スポーツ用マウスガードとの違い


スポーツでマウスピースと聞くと、ボクシングなどで使われるマウスピースを思い出す方もいるでしょう。矯正用のマウスピースにもスポーツをする際のプラス効果を期待されるかもしれませんが、残念ながらその効果は期待できません。

「スポーツマウスガード」とも呼ばれるスポーツ用のマウスピースは、衝撃から歯や口を守ったり、瞬発力を発揮する際に噛みしめたりすることが目的です。そのため比較的厚めで、丈夫に出来ています。

一方、矯正用のマウスピースは薄いプラスチックでできているため、衝撃や強い噛みしめに耐えきれず、変形・ひび割れ・破損等のトラブルが生じる可能性があります。矯正用マウスピースを装着しながらスポーツすること自体は問題ありませんが、スポーツマウスガードの代用とはならない事をご承知おきください。

 

■マウスピース型矯正装置の場合は補給する飲み物に注意


マウスピース型の矯正装置を付けてスポーツする際に、もう1点注意していただきたいことがあります。それは、水分補給のための飲み物についてです。

体を動かす際にはスポーツ飲料を飲むという方も多いかと思います。ただ、スポーツドリンクには糖分や酸が含まれているため、マウスピースを装着したまま飲むと虫歯のリスクを高めることになってしまいます。

マウスピースを装着ながら飲む場合は、極力水を飲むようにしてください。もし、それ以外のものを飲みたい場合にはマウスピースを外して飲むようにし、運動後は歯磨きをしっかりと行うようにしましょう。

 

■スポーツと歯並びの関係


スポーツと歯並びには、実は大きな関係性があります。

スポーツにおいては瞬発力、反発力などが勝敗を左右します。その際、重要になるのが歯の噛み合わせです。噛み合わせがズレていると、力を発揮するために食いしばることができません。このため一瞬の力を十分に発揮できず、パフォーマンスに悪影響が出てしまう恐れもあるのです。

さらなるパフォーマンスアップを目指したい方は、一度自分の歯並びも見直してみてください。

 

■スキューバダイビングと矯正


皆さんの中には、スキューバダイビングをされる方もいらっしゃるでしょう。ダイビングをする際には、レギュレータとつながるマウスピースを噛む必要がありますから、気になるかと思います。

ダイビングに関しても、口がしっかりと開け、レギュレータのマウスピースを噛むことができれば、矯正治療中に行って問題ありません。ただし、レギュレータのマウスピースがきちんと噛めるか、噛んだ際に痛みがないか、などについては十分気をつけてください。レギュレータのマウスピースには様々な種類がありますので、できるだけ無理なく口に入れることができ、口元を正しく引き締められるものを選びましょう。

また、マウスピース型の矯正装置を付けていて、レギュレータを強く噛みがちな方は、それにより矯正装置を破損するおそれもあります。矯正治療中に初めてダイビングをする際には、レギュレータのマウスピースの噛み心地や矯正装置への負荷などを確認し、不安があれば、インストラクターやダイビングショップ等へ相談されることをおすすめします。

そこまで聞くと、「マウスピースを外しての潜水」をお考えになるかもしれません。しかし、治療をスムーズに進めるためには 1 日 22 時間以上の装着が必要とされています。食事中などその他の取り外し時間を考えると、レジャーやトレーニングの際には矯正装置は装着していることが理想です。

 

■ジム通いと矯正


ご自身の健康や体づくりのためのジム通いや日々のトレーニングと、矯正治療への関係はどうでしょうか。

こちらも、基本的には従来通り行っていただいて問題ありません。ただし、ウェイトトレーニングなど歯を食いしばって行っている場合、マウスピース型の矯正装置だと破損する恐れがあります。また、そもそも歯を食いしばること自体、矯正治療にとってあまり良い事ではありません。気になる方は担当医にご相談ください。

 

■矯正治療と楽器演奏


楽器の中でもトランペットやサックスといった吹奏楽器は、その名の通り口から息を吹いて音を奏でます。

矯正装置を付けながらでも、吹奏楽器の演奏は可能です。ただし、演奏などへの影響はでます。

まずトランペットやホルンといった金管楽器の場合、楽器の息を吹き込む部分(マウスピース)を唇に押し当てて演奏します。そのためワイヤータイプの矯正の場合、ブラケットの上にダイレクトに口内の粘膜があたる上、口の外側から楽器のマウスピースで押し付けてしまうことになるため、痛みを感じてしまうことがあります。

一方、クラリネットやサックス、オーボエといった木管楽器の場合は、下唇が歯と楽器の間に挟まれ、ブラケットに強く押し当てられることで痛みが生じることがあります。

演奏により口腔内に痛みを感じる場合は、ブラケットを一時的にカバーする製品を付けたり、マウスピース型の矯正装置による治療に切り替えたりするといった対処法があります。

ただ、いずれにしても、口の中の状況が前とは異なる上、その状況も少しずつ変化していくため、それには練習等で対応していただく必要があります。そのため、治療計画については、大きな大会や発表会といったイベントスケジュールも考慮する必要があります。気になる方は、一度歯科医院にご相談ください。

 

■まとめ


今回は矯正治療中の趣味の活動についてお伝えしました。いくつかの注意点を考慮していただければ、矯正治療中であっても従来通り趣味を楽しんでいただけます。また、矯正治療によって歯並びを整えることは、スポーツや吹奏楽器の演奏にとってもいい影響をもたらします。

「趣味を楽しみながら矯正治療もしたい!」とお考えの方は、ぜひ一度当院までお気軽にご相談ください。

 

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矯正で失敗…そんなときは!

2022年8月19日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。 

 

最近はマウスピースを使った矯正が支持されています。

しかし
「歯があまり動かなかった…」
「結果的に理想の歯並びにならなかった…」
様々な失敗をしてしまうケースが見受けられます。
これはなぜなのでしょうか? 

再矯正を検討されている方に、是非、読んでいただきたい情報です。

目次

■なぜ失敗してしまうのか
■再矯正を検討されている方におすすめ―「短期集中治療」
■再矯正するなら?歯科医を選ぶポイント
■まとめ

■なぜ失敗してしまうのか


「治療したが歯があまり移動しなかった」
「イメージしていた歯並びと異なるので再治療も視野に」
「数か月で終了すると言われたが、2年以上もかかっている」
どうして、このようなことが発生してしまうのでしょうか?

考えられる理由を今回は4つ紹介していきます。 

 

マウスピースを用いた矯正で失敗する理由は主に4つ

マウスピースを用いた矯正で失敗する理由は主に4つ

 

○リテーナーの装着不足

矯正治療が終わった後、「どんどんと歯並びが戻ってきてしまった」という意見も聞きます。これは、矯正治療をした後に「リテーナー」をしっかり装着しないことで起きてしまう現象です。 

怪我をしたら徐々に元の状態に戻っていくように、歯についても何もしないと「元に戻ろうとする力」が働いてしまいます。
その予防のために、矯正治療後はリテーナー装置を一定期間着用して、「現状の歯並びが正しい位置だ」ということを体に刷り込む必要があるのです。正しい位置で歯並びが安定しなくて、戻ってしまうケースがあることも知っておきたいです。 

 

○噛み合わせの問題

矯正治療は「歯並びを美しくする治療」ですが、「噛み合わせを良くする治療」
でもあるのです。
噛み合わせに問題があると、噛んだ際、噛む力を適切に分散できず、特定の歯に大きな力が加わり、それが原因となり歯並びが崩れてしまうことがあります。 

当院では「噛み合わせ」もきちんと修正していきますので、治療後の後戻りリスクを最小限に抑えることができています。近頃は多くの歯科医院で矯正を行っていますが、
「歯並びを美しく整えるだけ」ではなくて、「噛み合わせ」もきちんと考慮した医院で
治療をされることをおすすめします。 

 

○歯科医師の経験やスキルの問題

マウスピースによる矯正は、デジタル技術によって作り上げたいくつかのマウスピースを歯の動きに合わせて交換しながら歯並びを整える方法です。 ですから、技術力が重要な意味を持つワイヤー矯正と比較して「担当医の技術力や経験、知識」があまり問われない治療方法だと言われることも。 

 

しかし、はじめの「診査診断」や「途中経過の判断」は人間側がしっかりと判断する必要があり、そこでは経験、知識が大事なポイントとなるのです。
ここでの診断を間違えると、治療期間が必要以上に長くなったり、適用できないケースで治療を進める、歯があまり移動しなかった…ということもあり得ます。 

 

従来の矯正治療は専門的な教育と経験を積んだ医師が行っていましたが、デジタル化されたマウスピース矯正においては、矯正治療未経験の歯科医師も参入してきます。
矯正の知識や経験をしっかり持った歯科医師のもとで治療することこそが矯正治療成功の
カギとなるでしょう。 

 

○利用する「マウスピースメーカー」の問題

あまり把握していないかもしれませんが、マウスピースメーカーには様々なものがあります。
そしてそのメーカーによって特徴もいろいろと異なります。 

例えば、

  • 前歯部分だけしか対応していないメーカー
  • 臨床実績がかなり少ないメーカー
  • 日本で認証されていない素材を使っているメーカー
  • 全世界的に支持を集めているーカー
  • 治療精度がかなり高いメーカーや低いメーカー

などなど、本当に様々です。 

 

数あるメーカーの中でも臨床実績や技術力、性能などで、世界の歯科医師から評価を
受けているメーカーを選ぶことが大事です。
当院では世界シェアNo.1の「インビザライン」を使用しています。安心してご来院ください。 

 

■再矯正を検討されている方におすすめ―「短期集中治療」


再矯正を考えている方は「再度、何年間も治療しなければいけないのか」と
嘆かれていると思います。

ですが、再治療の場合は短期間で終わるケースもたくさんあります。また、治療期間を
短くするための取り組みもあるので、そちらをご紹介します。 

 

光加速装置「オルソパルス」は、近赤外線の効果によって治療速度を加速させる装置です。

これを使うと半分から1/3程度治療期間が短縮化されるとされています。 

使い方はとても簡単で、光が照射される部分を上下の歯茎に5分間ずつ当てるだけです。
これを1日1回行います。

もう一度時間をかけて治療することは避けたいという方におすすめの治療法です! 

 

■再矯正するなら?歯科医を選ぶポイント


再矯正する際に大切になるのが、歯科医院選びです。3つのポイントをご紹介します。 

○実績や経験が豊富

後戻り矯正で医院を探す際には、実績・経験がある歯科医師を選ぶことが重要な要素の1つです。
後戻りが発生する原因によっても異なりますが、難しい症例であるほど歯列を整える難易度は高まります。
そのため、治療にも技術が必要になり歯科医師によって仕上がりが変わる場合もあるのです。 

ホームページなどで情報を調べ、自身の症例についての実績や経験に特化した歯科医院を
探すことが重要になります。
もちろん無料の相談会を行っている歯科医院もあるので、相談し実際に話を聞くことも大切です。 

 

○きちんと説明がある

治療する歯科医院を決めた後でも、きちんと説明してくれるかどうかで見極めることも大切です。
治療を進めるなかでどういった治療をするかの流れも大切ですが、それ以上に歯科医師を
信頼できなければなりませんよね。 

どんなに有名な歯科医師であっても、詳細な治療法についての説明が少ないと不安を
感じてしまいますよね…。
自分の目で確かめることが重要です。 

 

○治療方針に納得できる

歯科医師が説明する治療方針に納得できるということも重要なポイントです。
初診時の際に治療の進め方の説明が行われますが、聞くべきことをしっかりと聞き担当医と擦り合わせることが必要になります。 

特に後戻り矯正では、初回の治療法で満足できる結果が得られなかった場合、同じ治療法を提案されるのならば不安に感じてしまいます。
何か疑問点があれば担当医に質問をして、治療方針や流れを納得できた場合のみ治療を始めることが重要でしょう。 

 

■まとめ


いかがでしたでしょうか。
過去、インビザライン以外の方法で治療をして失敗や後悔をした方。
そして、再矯正を検討されている方は、是非、考慮してください! 

当院では矯正治療をしっかり学んだドクターが担当する他、最新機器を使用した分析を行い、診査診断のクオリティの向上、そして治療途中の判断を正確に行えるような体制を整えています。 

また、当院では患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする
機会を設けております。

どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。 

 

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4つの矯正方法を徹底解明!!

2022年8月12日

皆さんこんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。 

 

「矯正」といってもさまざまな方法があります。最近ではこれまでの矯正装置と異なり、「目立ちにくい」ものがたくさん世に出てきています。透明色のマウスピースを使った矯正、歯の裏側に装置を設置する裏側矯正、その他最新の表側矯正などが存在しています。 

今回は以下4つの方法をそれぞれ詳しくご紹介していきます。
気になる矯正方法がある方はぜひ最後まで読んでみてください! 

目次

■透明なマウスピース型矯正
■目立たない表側矯正
■裏側矯正
■部分矯正
■まとめ

■透明なマウスピース型矯正


まずは、目立たない矯正装置を求める方へ!
前述したとおり、「目立たない」矯正方法がたくさん登場しています。
当院では、インビザラインと呼ばれる、透明なマウスピース型の矯正歯科装置を用いています。
マウスピース型の歯科矯正といえば、「インビザライン」。

特徴は大きく分けて3つあります。 

  • 通院回数をかなり少なくできる
  • 目立ちにくい
  • 治療可能部分が大きい 

○通院回数をかなり少なくできる

インビザラインではない方法であれば、およそ2~3週間の頻度で通院をして、毎回歯型を採って、マウスピースの製作を行う必要がありますので、大変ですよね。
しかし、インビザラインでは、基本的に1回歯型を採って、3次元画像化技術とCAD/CAM技術により、それぞれのステージのマウスピースをまとめて製作します。そのため通院回数を大幅に減らすことができます。

 

○目立ちにくい

マウスピース型矯正歯科装置は、装置の取り外しが可能で、目立ちにくいのが特徴です。しかし、歯の移動が大きい(抜歯など)場合などはマウスピース型矯正歯科装置単独では難しい場合も・・・。そのような時は一定期間、ブラケットによる矯正を併用することもあります。
取り外し可能ですので、食べたい物がなんでも食べられ、食後の歯磨きや装置の洗浄も簡単に行うことができるというのが嬉しいポイントです。
しかし反対に装置をつける時間が短く、つけない期間があった場合は、治療期間が長期に及びやすくなるデメリットもあります。決められた時間、しっかり装着することが大切です。

 

○治療範囲が広い

インビザラインは、部分矯正と全体矯正の両方に対応しており、多くの症例に対応している点も強みです。
これまでのマウスピースによる矯正は治療エリアが小さいことがデメリットでした。しかしインビザラインは、ほぼすべての症例の治療が可能です。対応できる症例の代表的なものは、以下です。 

  • 出っ歯
  • 隙っ歯
  • 叢生
  • 受け口
  • 開口(前歯が噛めない)
  • 顎のずれ
  • 抜歯を伴う治療 など 

上記の症例の中でも、歯並びの状態や歯科医師の判断によってはインビザラインが利用できないこともあります。つまり、インビザラインはどのような歯並びにも100%対応しているわけではありません。しかし治療範囲が広い治療法であることに間違いはありません。従来のマウスピース矯正では治療が難しかった方でも、インビザラインによって綺麗な歯並びを手に入れられる可能性があります。 

 

■目立たない表側矯正


半透明色のブラケットを活用した矯正手法は、通常は金属であった箇所を目立ちにくしたものとなります。 

審美ブラケットは透明や白色など、歯に近いカラーをしており見た目重視した矯正装置です。 


明るいところや暗いところでも歯の色同化し、目立たないようにできています。ブラケットの他にも矯正装置として使用する接着剤やワイヤーも見えにくい素材が使われています。また、汚れや変色が少ないことも、矯正装置を装着していることに気づかれにくい要因です。 
後述する裏側矯正と「従来法と比べ目立ちにくい」ことは同じですが、審美ブラケットというのは「歯の表側」に設置しますから、裏側矯正よりも少々目立ちやすいです

 

従来の金属ブラケット

従来の金属ブラケット

 

半透明ブラケット

半透明ブラケット

 

■裏側矯正


皆さんが想像される矯正は、「歯の表面側」に設置するものだと思います。 
しかし、裏側の矯正は、歯の裏側に矯正装置を設置しますから、他の人に気づかれにくいです。 

 

■部分矯正


すべての歯を矯正せず、前歯だけなど、一部分だけを矯正するというのが部分矯正です。
部分矯正は適応症例が限定されます。ということは、すべてのケースには適応不可ということです。
しかし、適応症例であれば、すべての歯を矯正するよりも「低価格」「短い期間」で治療ができます。

具体的には下記のようなメリットがあります。

○「低コスト」で治療が可能

用いる装置、治療期間などが本格的な矯正方法とは違うので、部分矯正ではお求めやすい価格で治療が可能になります。

 

○「目立ちにくい」装置を利用できます

矯正治療は昔は「金属が丸わかり」というのが多くの方が持つ印象でした。
しかし、最近では「目立ちにくい」矯正方法も開発され、人気を得ています。前述したインビザラインや半透明ブラケット等です。
また、先ほど紹介した裏側矯正も行えます。歯の裏側に設置しますので、矯正治療を行っていることに気づかれにくくなります。

 

○気になるところをピンポイントで治療可能

前歯2本だけ、すきっ歯のところのみなど、患者様の要望にこたえることができます。

 

○「短期間」で治療が可能

あくまで「部分的」に歯を動かすため、治療に必要な期間も短くなるでしょう。
本格的な矯正だと数年…というのが一般的ですが、部分矯正であれば治療期間はほとんどの場合、数ヶ月ほどで終了します。そのため、間近に重要なイベント(結婚式や就職面接など)を控えている方に最適です。

 

■まとめ


いかがでしたでしょうか。
お伝えした通り、「矯正」と一言でいってもその方法はさまざまです。ですので、患者様一人一人にあった方法で治療することが大切です。

当院では「矯正相談」を無料で行っております!また、「検査診断」に関しても無料で実施しているため、安心していただけます。
実際に治療を開始するまで、費用は頂かない仕組みです。

相談をしてしまうと治療を勧められて断りにくい……。
このようなお悩みをよく聞きますが、当院では治療を必要以上に推奨することはありません。

矯正治療は通常の治療と比較して費用が高額なうえ、治療に要する期間も必然的に長期化します。また、歯並びに関してコンプレックスがある患者様にとって、「どの医院で治療を行うか」という選択は非常に重要なものとなります。そのためたくさん悩んで、患者様が「この歯科、この先生にお願いしたい」と思ったタイミングが治療を開始すべき時なのです。

 

矯正について気になることや不安なことがある方は、ぜひ一度お気軽に相談にいらしてくださいね。

 

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矯正治療とむし歯治療について

2022年8月5日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

全国で梅雨も明けて、夏本番。暑い日が続きますね。
暑い日には、冷たいアイスやジュース、スポーツ飲料が一層美味しく感じられます。

とは言え、これらにはむし歯の原因となる糖分が多く含まれています。矯正治療を検討されている方の中には、「むし歯がある場合、矯正治療ってどうなの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、歯の矯正治療とむし歯治療の関係について、ご紹介していきます。
矯正に興味がある方や検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

■矯正治療するのは、むし歯を治してからの方がいい?
■被せ物と矯正治療
■むし歯があっても矯正はできるの?
■矯正治療中にむし歯になったら?
■矯正治療中のむし歯予防について
■まとめ

■矯正治療するのは、むし歯を治してからの方がいい?


矯正治療が先か、むし歯を治すのが先か。結論としては、ケースバイケースという事になります。

基本的にむし歯の症状が重い場合は、むし歯治療が優先になります。例えばむし歯の穴が深い、痛みがあり神経の治療が必要になる、被せ物の治療が必要になる場合などです。矯正の治療器具によっては、どうしても歯磨きなどのケアがしにくく、むし歯の症状が更に悪化する可能性があります。それを防ぐため、既に重症の方はむし歯治療優先となることが多いです。

一方、痛みのない軽い虫歯や、矯正器具を装着しても邪魔にならないむし歯、器具を付けても治療ができる部分のむし歯などは、矯正治療とむし歯治療を同時に行える場合もあります。更に中には、「矯正治療で歯が動いたことにより、むし歯が見つかった」という場合もあります。

気になっている方は、まず矯正歯科へご相談に行くことをおすすめします。

 

むし歯でも矯正治療を始められることがある

むし歯でも矯正治療を始められることがある

 

■被せ物と矯正治療


むし歯治療においては、いわゆる「被せ物」や「詰め物」をされる事が多くあります。それは矯正治療前に行う場合でも同様です。その場合はどのような被せ物がいいのでしょうか?

被せ物は、現在の噛み合わせに合わせて作ります。矯正前の歯に合わせてせっかくセラミックなど高額ものを入れても、矯正後はまた噛み合わせが変わるため、しっかり噛めない場合もあります。そのため、矯正前は一旦、保険で治療をしておき、セラミックなど高価できれいな被せ物を入れるのは矯正治療が終わってからにする方も多くいらっしゃいます。

まずは担当医としっかり相談して決めることが大切です。

 

■むし歯があっても矯正はできるの?


むし歯がある状態のまま矯正治療を行うと、様々な弊害が考えられます。

一度むし歯になれば自然治癒することはなく、病状は進行します。取り外しが難しいワイヤー矯正器具を使った場合でも、歯や歯茎に痛みが出るといった状況にまでなれば、結局は取り付けたを外して治療せざるを得ません。そうなればお金や時間の面でもロスとなります。

また取り外しの簡単なマウスピース矯正の場合であっても、大きいむし歯の治療後だとマウスピースが合わなくなり、作り直すことになる場合があります。これも矯正の期間が延びてしまう原因となるでしょう。

担当医に相談した上で「むし歯治療を優先」という事になれば、それに従って治療を行うことをおすすめいたします。

 

■矯正治療中にむし歯になったら?


矯正治療中にむし歯になった、あるいは隠れていたむし歯が矯正治療によって見つかった場合の対応も、そのときどきで変わります。

ポイントとなるのは、「むし歯の程度」 、「矯正装置のタイプ」、「矯正治療の残り期間」です。

○むし歯の程度

むし歯の大きさを確認し、大きいようであれば矯正治療は一旦中断してむし歯の治療を優先するケースが多いでしょう。必要であれば、装置を外して治療することもあります。

小さい虫歯であれば、あえてむし歯をそのままにして矯正治療を続ける、またむし歯治療と矯正治療を並行して行うこともあります。

 

○矯正装置のタイプ

ブラケットやワイヤーによる矯正装置は取り外しが行いにくいです。どうしても、「ワイヤーが邪魔になって、むし歯治療ができない」という場合は、一時的に矯正装置を外してむし歯治療を行い、治療後にまた装置を再装着するという流れになることがほとんどです。

マウスピース矯正の場合は装置の取り外しが簡単なため、普段通りにむし歯治療が行われるケースが多いです。

 

○矯正治療の残り期間

歯の矯正には、数カ月~数年かかります。矯正治療の完了までにまだ時間がかかり、放置するとむし歯が重症化すると思われる場合は、むし歯治療を優先するケースがあります。

一方、矯正治療が終盤でもうすぐ終わるという場合には、むし歯をそのままに矯正治療を進めてしまう場合もあります。

 

■矯正治療中のむし歯予防について


矯正治療中は長い時間装置を取り付けている関係で、装置の種類を問わずむし歯の元となるプラークが付きやすく、むし歯になりやすくなります。治療にも影響がでることがありますので、次の事を心がけて、むし歯を予防しましょう。

○歯みがき

ワイヤー矯正の場合、装置がつくため、歯ブラシが届きにくくなります。
普段より一層気を付けて磨くことが大切です。

 

○フッ素による歯質強化

むし歯予防にはフッ素による歯質強化も効果的です。

フッ素の役割は、歯から溶け出したミネラルを補い、再石灰化を促進させることです。
再石灰が進むと虫歯から歯を予防したり、初期虫歯の進行を止めたりすることができるのです。

また歯の表面をフッ素でコーティングすることで、虫歯菌が作り出す酸から歯をガードする効果がある他、菌を弱らせ活動を抑制するため虫歯になりにくくなります。

家で行うフッ素によるケアとしては、歯磨き粉にフッ素が入っているものを使ったり、フッ素入りの洗口剤で口をゆすいだりする方法があります。また最近では、フッ素ジェルも市販されていますので、そちらを使っても良いでしょう。

 

○糖分やダラダラした飲み食いに気を付ける

はじめにも書いたように、糖分、特に砂糖はむし歯の原因になります。むし歯菌は砂糖を餌にして酸を作り出し、その酸が歯を溶かして虫歯になるからです。

また飲み食いの仕方にも注意が必要です。甘い飲み物や食べ物をダラダラと長時間飲み食いしていると、長時間口の中に糖分がある状態になります。そうすると、その分むし歯菌が酸を出す時間が長くなり、より歯を溶かしやすい状況になってしまうのです。

矯正治療中は、砂糖を含む食べ物や飲み物は少し控えめに。また、そういったものを食べたり飲んだりするときも、時間の間隔を空けるようにしましょう。

 

■まとめ


今回は、矯正治療とむし歯治療の関係についてご紹介してきました。両方を行うことで、より歯の健康は保たれますし、きれいな歯を作ることに繋がります。

ただ、治療を受ける順番、またその時の治療内容によっては、無駄なお金や時間をかけることになりかねません。それを避けるためには、専門家である歯科医院に相談されるのが一番です。

当院では矯正の無料相談も行っております。「むし歯があるけど、歯も矯正したい」とお考えの方や歯並びについてお悩みの方がいらっしゃいましたらぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

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矯正のゴムかけ、さぼると損!注目すべき理由とその効果?

2022年7月29日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

矯正治療を行う際に、仕上がりのクオリティーを上げる“ゴムかけ”という大切な治療があります。
医療目的の天然ゴムでできた輪ゴムなどを使うことで、矯正の歯を引っ張る力を補助することができます。
初めて矯正を行う方の中には、ゴムかけの必要性に疑問を持つ方も少なくないでしょう。

今回は、矯正のゴムかけの効果や重要性などについてご紹介します。
矯正に興味がある方や検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

■矯正のゴムかけとは?
■ゴムかけの効果とは?
■代表的なゴムかけの種類
■ゴムかけの期間は?
■ゴムかけの装着時間
■ゴムかけをさぼったらどうなる?
■ゴムかけの注意点
■まとめ

■矯正のゴムかけとは?


「ゴムかけ」は、上顎側にある装置、そして下顎側にある矯正装置をまたがる感じでゴムを装着して行う治療のことです。

歯の矯正の一部の期間だけに使うことが多いです。特に矯正治療の半ばくらいから終わりにかけて、歯科医師から「ゴムかけ」をするように伝えられるかもしれませんね。患者様ご自身がゴムの付け外しを行うことになります。
最初はゴムがフックにうまく引っかからずに苦労するかもしれませんが、着脱を繰り返していくうちに慣れていくので、最初は鏡を見ながら装着してみてください。

基本的に「ワイヤー矯正」と言われる矯正方法の際にゴムが使用されることが多いですが、マウスピースによる矯正の際にも使用するケースがあるのです。用いることになるゴムは「顎間)ゴム」「エラスティックゴム」と言われ、見た目は輪ゴムに似ている医療用のゴムです。ゴムの種類により強度などが複数に分かれており、移動させたい歯に応じる形でゴムの種類などを変化させていきます。目指す歯並びに近づくためにも重要な過程です。

 

ゴムかけは目指す歯並びに近づくために重要

ゴムかけは目指す歯並びに近づくために重要

 

■ゴムかけの効果とは?


○歯の細かな移動が可能

ゴムかけは、マウスピースやワイヤーを用いての方法に比べて、より細かく歯を移動させることが出来ます。ですから、メインの矯正装置と併用し、性格背の高い歯列に仕上がるでしょう。
矯正ゴムで繊細な調整をすることで、矯正治療の効果がかなり高まります。ゴムかけは、ゴムの種類次第で力加減が変化します。ですので、歯科医師から各々の治療に応じた矯正ゴムを渡された場合には、指示を守って正しく用いるようにしてください。

 

○噛み合わせの改善に効果的

矯正アイテムは上顎と下顎の歯列に対して、各々の器具に分かれています。上と下の歯列は個別に綺麗になっていきます。そうすると、歯を噛み合わせた時にズレが生じる場合があります。
ゴムかけにはこういった症状を良化させられる効果が期待可能です。上下間に渡ってゴムかけをすることによって、しっかりと歯が噛み合うようになっていきます。
見た目が美しくてきちんと噛める歯並びを入手するには、細かい調整が欠かせません!
また、噛み合わせが整うと骨格のズレが正されます。骨格のズレが肩こりなどの不調の原因になることもあるのですが、そういった症状が改善する可能性もあるでしょう。 

 

■代表的なゴムかけの種類


○2級ゴム(出っ歯・上顎前突の場合)

出っ歯・上顎前突の改善に使用します。
上顎の歯を後方へ、下顎の歯を前方へ移動させる感じで、上の前歯と下の奥歯あたりのブラケットのフックにゴムを取り付けます。

 

○3級ゴム(受け口 しゃくれの場合)

受け口・しゃくれの改善で使用します。
2級ゴムと反対の効果で、下顎の歯を後方へ、上顎の歯を前方に移動させる感じです。
下の犬歯周辺と上の奥歯周辺のフックにゴムを取り付けます。

 

○クロスゴム

交叉咬合など、上と下側の噛み合わせが横にズレてしまっている場合に使用します。

 

○垂直ゴム

開咬と言われている上と下の歯が噛みあっていない際に用います。

 

■ゴムかけの期間は?


矯正治療においてゴムかけを使用する期間は、もちろん個人差はあるものの一般的に数ヶ月〜半年とされています。
ゴムかけをスタートするタイミングは、歯列矯正治療の半ばから終わり際にかけてとなり、初期には行いません。

また、すべての患者さんに装着が義務付けられる訳ではなく、歯科医師の判断で必要とされた方だけに用いられる手法です。
ワイヤーやマウスピースといった主たる矯正装置の補助的な役割を果たすものです。それらの装置を着けている間のうち、何ヶ月かの期間だけ使用するものです。

ゴムかけを装着し始めたばかりの頃は痛みを感じる方もいらっしゃるでしょう。それは歯がゴムの伸縮によって動いているためです。ほとんどの方がだいたい1~2週間程度で慣れ、しばらくすると違和感も少なくなってくでしょう。

 

■ゴムかけの装着時間


歯並びの状態や歯科医師の判断によって時間は異なりますが、基本的に食事と歯磨きの時間以外、最低でも1日20時間以上装着することが理想です。

 

■ゴムかけをさぼったらどうなる?


当然ですが矯正治療が進まず、しっかり使い続けないと治療期間が延びる可能性があります。さらに、治療の仕上がりにも影響が出てしまう場合も考えられます。
ワイヤーやマウスピースを使った調整は左右に力を加えることによって噛み合わせを綺麗にできます。しかし、上の歯と下の歯にまたがるように力を加えることは不可能です。従って上下にゴムを引っ掛けて力をコントロールする必要があるのです。

そのため、矯正のゴムかけはしっかり行い、歯科医院での指示通りに装着しましょう。
また、接客業などお仕事の都合上、ゴムかけが困難な人はぜひ担当医に相談してみてください。ゴムの種類を変えたり、装着するタイミングを夜のみにするなど、お口の状態に合わせて最適なアドバイスをくれるはずです。

 

■ゴムかけの注意点


○ゴムかけの場所は正確に

ゴムかけをする際には、正しい場所に付けることが重要です。
歯科医師からゴムかけに関して指導があるでしょうが、その指示に従うようにしましょう。
もし、全く違った部分にゴムをかけてしまうと、他の歯が移動してしまうこともあるでしょう。

 

○ゴムは毎日取り替える

ゴムかけに使うゴムは基本的に使い捨てです。
理由は、ゴムかけはゴムの伸縮性を利用して歯並びをきれいにしているからです。
1度使用したゴムは消耗品として徐々に伸縮性がなくなっていくので、毎回取り替える必要があります。
1日1回は必ずゴムを取り替えて、十分な伸縮性のあるゴムを用いて治療をするようにしましょう。また、交換のタイミングは、夜にお口の中の細菌が増えるため就寝前がおすすめです。

 

■まとめ


今回は「ゴムかけ」の効果や重要性についてご紹介しました。ワイヤーやマウスピースでは困難な繊細な調整であっても、ゴムを用いれば可能であるうことがわかっていただけるはずです。

ゴムかけは最初のうちは面倒に感じることも多いかもしれませんが、治療のクオリティーを左右するとても重要な要素です。毎日少しずつですが、お口の中は変わっていきます。

矯正をお考えの方や歯並びについてお悩みの方がいらっしゃいましたらぜひお気軽にご相談くださいませ。

 

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