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矯正治療中に起こりうるトラブルとその対応について

2022年12月9日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

「歯科矯正に興味はあるけど、装置が外れたりしたら痛そう…」など、不安をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

矯正治療中のトラブルとして代表的ものは、「矯正中に痛みがでる」、「矯正装置が外れる」、「矯正中にむし歯や歯周病を発症する」というものです。今回はそれらを中心に、歯列矯正中にトラブルが起きた時の対応や、トラブルが起こりにくい矯正方法についてご紹介します。

目次

■矯正治療中に痛みが出た
■痛みが出たときの対処法
■矯正装置が外れてしまった
■矯正装置が外れてしまったときの対処法
■矯正治療中はむし歯や歯周病になりやすい?
■矯正装置によるトラブルやむし歯・歯周病の発生が起こりにくい矯正治療
■まとめ

■矯正治療中に痛みが出た


矯正治療を行っていると、痛みを感じる場合があります。
痛みの原因にも様々あり、主なものとしては以下のものがあります。

  • 歯が動くのに伴って感じる痛み
  • せんべいなど硬い食べ物などを噛むときに歯根で感じる痛み
  • 矯正装置が口腔内に当たって痛い

もちろん痛みの感じ方は個人差があり、感じない・気にならないという方も多いです。

 

痛みを感じない・気にならないという方も多い

痛みを感じない・気にならないという方も多い

 

■痛みが出たときの対処法


痛みが出た際には、次のような対処法があります。

○数日間装着して慣らす

矯正治療により歯が動くのに伴って感じる痛みについては、装着をつづけて痛みに慣れていくのが一番です。

一般的に、ブラケット矯正の場合は矯正装置を付け始めてから3~6時間ほどで痛みが始まり、およそ36時間後に痛みのピークを迎えます。その後、徐々に痛みは減り、1週間もすれば痛みは治まるケースが大半です。

 

○食べる物を柔らかくしたり、細かくしたりする

食べ物を噛む際の痛みについては、

  • おかゆや豆腐、ひき肉料理といった柔らかい食べ物にする
  • 材料が細かく刻まれた料理を食べる

など食べるものを工夫するとよいでしょう。

また、野菜や果物に関しては、スムージーなど液体状にして摂取する手もあります。

 

○矯正装置の調整や歯科用ワックスの使用

矯正装置が口腔内に当たって起こる痛みについては、矯正装置自体を調整したり、歯科用ワックスを使用したりすることで、対処できます。

歯科用ワックスは粘土状の物で、矯正装置に付けることで出っ張りをなめらかにすることができます。

 

■矯正装置が外れてしまった


矯正装置として一般的なブラケット矯正では、「ブラケット」という装置を歯の表面につけ、そこにワイヤーを通して少しずつ力を加えることで、歯を矯正させていきます。

ブラケットは専用の接着剤で歯に接着させるのですが、長い矯正治療中にはアクシデントなどによってブラケットが歯から取れたり、ワイヤーが装置から外れてしまったりすることがあります。

そのままにしておくと、口腔内の粘膜を傷つける危険性がある上、治療も予定通りに進まないということになってしまいます。

 

■矯正装置が外れてしまったときの対処法


矯正装置が外れた際は、まず以下の事に注意してください。

○ブラケットが外れてしまった場合

ブラケットは米粒大のとても小さな物のため、外れた際に誤って飲み込んでしまわないよう注意してください。その上で、外れたブラケットは歯科医院に行くときまで、大切に保管しましょう。

 

○ワイヤーが外れてしまった場合

ワイヤーが外れてしまった場合には、まず自力でブラケットに差しこめるかを試し、可能であれば、応急処置として元の位置に差し込んでおいてください。これは誤ってワイヤーの先端で口腔内の粘膜を傷つけてしまうのを防ぐためです。

もし、ブラケットに差しこめそうになければ、ワイヤーを切断したり、折り曲げたりするなどして、口腔内に当たらないように処置してください。

その上で急いで歯科医院に連絡し、対応してもらいましょう。

 

■矯正治療中はむし歯や歯周病になりやすい?


口腔内のトラブルで痛みが出るものとして代表的なのはむし歯や歯周病ですが、矯正治療中はむし歯や歯周病になりやすいと言われています。

その大きな原因は、矯正装置がついていることによって歯磨きがしにくいことです。ブラケット矯正の場合、原則として治療が終わるまで矯正装置は外しません。そのため、歯磨きも矯正装置をつけたままで行うのですが、ブラケットやワイヤー周りを中心に汚れが歯に残りやすくなってしまいます。この状態が続くことで、むし歯や歯周病になってしまうのです。

むし歯や歯周病が重症化した場合には、矯正治療を中断してそちらの治療を優先する必要があります。そうなれば当然、矯正治療の期間も延びてしまいます。治療を計画通りに終わらせるためにも、セルフケアが大切です。

 

■矯正装置によるトラブルやむし歯・歯周病の発生が起こりにくい矯正治療


ここまでご紹介したように、従来のブラケット矯正では矯正装置が口腔内に当たったり、装置が外れたりすることによるトラブルや、むし歯や歯周病になりやすいといった弊害がありました。

これらを解消する矯正方法として近年普及してきたのが、マウスピースを使った矯正治療です。

具体的には、はじめに口腔内の型をとり、そこから理想とする歯並びに至るまでの段階ごとにマウスピースを作成します。あとはそのマウスピースを決められた時間と期間、装着していくのです。

当院においては、数あるマウスピース矯正装置の中で世界シェアNo.1の米国アライン・テクノロジー社が提供している「インビザライン」を採用しています。

「インビザライン」のマウスピースは、厚さ0.5mmほどの柔軟性のあるプラスチックでできています。そのため、口腔内に装置が当たる心配がなく、仮に縁の部分などが当たったとしても簡単に調整ができます。

また、歯磨きもマウスピースを外したうえで従来通りに行えるため、口腔内の健康を保ちやすい事も特長です。マウスピース自体も流水で洗って、清潔に保つことができます。気になった方は是非お気軽にご相談ください。

 

インビザラインは従来のものより口腔内の健康を保ちやすい

インビザラインは従来のものより口腔内の健康を保ちやすい

 

■まとめ


今回は、矯正治療中に起こりうるトラブルの具体例とその対処法についてご紹介しました。

トラブルは起きてほしくないものですが、それでも起きてしまうのがトラブルです。特に矯正中の痛みについては、「力をかけて歯を動かす」という治療内容である以上、程度の差こそあれどうしても避けられないものがあります。それを出来るだけ軽減させながら、計画通りに治療を進めていく事が、歯科医院の役割でもあります。

また、矯正装置が外れてしまう、治療中のむし歯・歯周病の発生といったトラブルについては、前述したように「インビザライン」をはじめとするマウスピース矯正によって、そのリスクを無くしたり、大幅に減らしたりすることが可能です。

当院では、ブラケット矯正、「インビザライン」によるマウスピース矯正の他にも、口を開けても矯正装置の見えない裏側矯正など、患者様のご要望に応じてさまざまな矯正治療をご用意しています。

また、「患者様にしっかり悩んで、納得のいく治療を選択していただくことが何よりも大切である」、「さまざまな疑問や悩みにお答えしたい」という想いから、「矯正治療」に関する個別無料相談、セカンドオピニオンを実施しております。歯列矯正をしたいけど不安があるという方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。

 

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大人になって歯並びが悪化?!原因と対処法

2022年12月2日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。 

 

昔は歯並びに何の問題もなかったにもかかわらず、大人になるにしたがって徐々に口内が気になり始めた、という方も多いでしょう。小さい頃なら歯並びが変わるのも理解できるけれど、大人になったのに歯並びが悪化する…ということについて疑問を持っていませんか? 

 

実は歯や歯茎は大人になっても変化し続けることがあり、その中の変化のひとつに歯並びもあります。今回はその原因や対処する方法について案内していきます。 

目次

■大人なっても歯並びは悪化する
■歯並びが悪くなるのはなぜ?
■歯並びを悪化させないためにできること
■悪化してしまっている歯並びのケース
■まとめ

■大人になっても歯並びは悪化する


例えば、骨の成長や身長については成人になると止まってしまう…と言われますよね。同じように歯並びも大人になると変化しなくなる!と思うかもしれません。 

 

しかし、年齢を経るに従って口内の状況は変化し続け、様々な原因によって歯並びも変化します。 

普段のケアの方法や頻度によっては歯茎が衰えてしまいますし、そうなると当然見た目が変わってきますよね。歯茎の衰えだけではなく、大人になると様々な癖などによっても口の中に大きな影響を及ぼし、結果的に歯並びが変わってしまいます。 

成人になって以降、どんなことが原因で歯並びに変化が生じるのか確認していきましょう。 

 

歯茎の衰え・癖などにより歯並びが変わる

歯茎の衰え・癖などにより歯並びが変わる

 

■歯並びが悪くなるのはなぜ?


○頬杖

自分では気づかないものの、ぼーっとしている際に頬杖をつくこともあるでしょう。 

特に大人の方が頬杖をつくことが多く見られるのですが、この行為によって歯にかかる力は相当なもので、少しの時間頬杖をついていただけでも噛み合わせがズレた…というケースも少なくありません。 

そして、歯だけではなく、あごも徐々に歪んでいくため、自分では気づかないうちに噛み合わせがどんどん悪化してしまう、というわけです。頬杖だけでなく、机に覆いかぶさるように寝るときに手が歯や顎に当たることで、歯並びが悪くなることも考えられます。 

 

○爪を噛む

爪を噛むことも頬杖と同じく癖のひとつです。 

爪はとても硬くてそれを無意識のうちに噛むわけですから、当然噛み合わせにも悪影響が及んでしまいます。歯が移動するだけでなく、すり減ってしまう可能性もあるので要注意です。 

 

○歯ぎしり

咬合力と言われる噛む力は、人間の体重と同等の力を有しています。歯ぎしりをすることによって徐々に歯が動いて、歯並びがずれることもあります。 

特に寝ている間に歯ぎしりをするという方が多く、自分ではなかなか気づけず、非常に厄介です。 

これを続けていると歯の根っこの部分が割れてしまい、抜け落ちるリスクもあるのでやめるようにしましょう。

 

○口周辺の筋力低下

年齢が高齢化するに従って、他の部分のみならず、口周辺の筋肉の衰えも現れます。舌の筋肉低下により、下の前歯が押し出されて、結果的に歯並びが悪化してしまいます。その他にも何かを飲み込む時の癖次第では、大人になってから出っ歯になってしまうこともあります。 

一般的には舌の力と頬や唇の力の均衡によって歯並びが維持されていますが、例えば舌の筋肉が弱くなってしまうと、歯が適切な位置から動いてしまいます。 

思わぬ理由で歯並びが悪くなることも知っておきたいです。 

 

○歯周病

歯周病になると歯茎が下がる以外にも、歯槽骨も溶けてしまいます。ですから、支えられなくなった歯が傾いてしまうなど、歯並びが悪くなることがあるのです。 

そして、歯周病が進んで歯槽骨が溶けることによって歯茎が痩せてしまい、歯同士の隙間が広くなり見た目が悪くなることも。 

歯周病が進行してしまうと歯が抜けてしまうこともあって、歯並びの悪化に繋がります。 

 

○虫歯の放置

虫歯を治療せずに放っておくと、抜歯せざるを得なくなったり、歯が溶けることもあります。虫歯のせいで歯の場所が移動してしまい、歯並びが悪くなることもあります。 

ちなみに虫歯による痛みがあると痛くない歯を使用して噛んでしまうこともあるでしょう。そうなると筋肉のバランスが崩壊してしまって、歯並びの悪化や顎関節症の発症原因になってしまいます。 

 

○詰め物や被せ物が合わない

虫歯の治療をすると詰め物をしたり被せ物をすることもあるでしょう。違和感があるまま放置しておくと、歯並びにも影響をきたします。 

虫歯治療と歯並びの問題が直結していることに対して違和感があるかもしれません。ですが口内の状態は意外と簡単に変化してしまうので要注意です。 

 

○その他

上記の他にも、大人になってから歯並びに問題が生じるケースもあります。自分の生活の中に原因となるものがないか様々チェックすることも重要です。 

 

■歯並びを悪化させないためにできること


大人になって以降の歯並びの悪化を予防する方法をご紹介します。 

○癖がないかチェック

まずは知らないうちに頬杖をついたり、爪などを噛んでいないか、確認してください。癖があれば、直すように心がけてください。 

爪を噛むなら、例えばマニキュアを塗るって噛めないようにしてしまうのも効果的です。唇を噛む際は、マウスピースの装着も効果的でしょう。

 

○対症療法を活用

歯ぎしりは寝ているときに起こっていることが多く、改善が難しいです。ですから、マウスピースを使って負担を減らすような対症療法が推奨されています。 

 

○歯科治療を続ける

歯科治療をやめると、歯並びが悪くなりがちです。虫歯はしっかりと治療を行い、最後まで通院してください。 

歯周病に関しても、途中で治療を断念すると歯周病が悪化します。歯並びにも影響があることを理解しておきたいです。 

抜歯をした際は、歯を抜いたからこれでOK!ではなく、無くなった歯を補う治療をしてください。入れ歯以外にインプラントなどもありますね。 

自分で判断するのではなく、歯科医師の指示に従うようにしてください。 

 

○定期健診を受ける

定期検診を受けることで、ご自身が気付いていない虫歯や歯周病などが発見され、歯並びが悪くなる前に治療を始めることができる可能性があります。そして詰め物などが自分に合っているかの確認もできますよ。 

また、歯並び悪化していたとしても、早期発見によって、対症療法で解決できる可能性もあります。 

定期検診は、歯並びは当然ですが、口の中の状態を適切に維持するためにもしっかり受けるべきです。 

 

■悪化してしまっている歯並びのケース


○癖を改善する

歯並びがすでに悪化している際も、癖を見つけて直してください。 

歯並びは矯正治療で治しますが、癖があると治療後にまた歯並びが悪化します。癖を直すことは簡単ではありませんが、歯並び改善以外にも有効ですよ。 

 

○矯正治療

歯並びを良くする方法は、歯の状態や年齢によって異なります。保険が効かない場合があるため、矯正の金額や必要な時間もあわせて歯科医師と相談してください。 

 

■まとめ


歯並びの悪化は子供時代だけではなくて、大人になってからもあり得る話です。歯並びを酷くしないために、ついつい出てしまう癖をなおしていきましょう。 

 

今現時点で、歯並びが悪くて悩んでいる方も治療で改善可能かもしれません。まずは歯科で悩みや聞きたいことについて相談しましょう。 

当院では無料の矯正相談を行っています!気になる方はぜひ一度ご相談ください。 

 

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気になる部分の歯並びだけ直したい…お悩みに合わせた部分矯正のメリット

2022年11月25日

こんにちは。世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。 

 

最近は、大人になってから矯正治療を開始される方も増えています。特に、「前歯の歯並びが気になる…」「八重歯のところが気になる…」「前歯に空いた隙間をどうにかしたい」など、部分的に歯並びを矯正したいという方が、当院にも多く来院されています。 

そこで今回は、歯並びで気になる所を部分的に矯正したいという方に向けて、部分矯正のメリット・デメリットや治療方法、部分矯正が向いている方などについてご紹介します。 

目次

■部分矯正とは
■部分矯正で対応可能な症状について
■部分矯正のメリット
■部分矯正のデメリット
■部分矯正はこんな方におすすめ
■まとめ

■部分矯正とは


「部分矯正」とは、前歯や奥歯など歯並びで気になる部分をピンポイントで歯列矯正する治療のことで、矯正用語ではMTM(Minor Tooth Movement)と呼ばれています。 

ケースとして多いのは、デコボコ歯や八重歯、正中離開などの改善です。すべての歯を矯正する全顎の矯正治療と比較して、治療期間が短く、費用も安いということで、結婚式などのイベント前に部分矯正を希望される方が増加しています。 

 

部分矯正は治療期間が短く費用も安い

部分矯正は治療期間が短く費用も安い

 

■部分矯正で対応可能な症状について


部分矯正で対応できる症状としては、次のようなものが挙げられます。 

○軽度の出っ歯

出っ歯とは、一般的に上の前歯が前の方に向かって生えている状態を指します。口を閉じている時でも前歯の一部分が見えたり、笑った時に歯と歯ぐきが見えたりします。出っ歯の原因としては主に、遺伝など先天的なものと後天的なものがあります。 

先天的な出っ歯は顎の骨の形や大きさ、歯列の形や歯の大きさが遺伝子により既に決められています。しかし、これらは育った環境により柔軟に変わっていくため、多くの場合は矯正によって改善できるのです。 

 

○すきっ歯(空隙歯列)

空隙歯列は俗に「すきっ歯」とも言われ、歯と歯の間に隙間が空いている状態のことを指します。 

生まれつき歯が小さい方、あるいは生えてくる予定の歯が生えてこなかった場合などに起こりやすいものです。 

なお、すきっ歯は下記のような生活習慣により引き起こされる場合もあります。 

  • 頬杖をつく
    奥歯のかみ合わせがずれやすくなり、すきっ歯になりやすい
  • うつ伏せや横向きで寝る
    人の骨格は本来仰向けで寝るように形成されているので、うつ伏せや横向きで寝ると顎の骨や歯列が歪みやすくなる
  • 舌を前歯の裏側に押し付ける舌癖がある
    前歯が舌の圧力で開いてしまう可能性がある 

 

■部分矯正のメリット


歯並びで気になる部分だけを矯正する部分矯正には、以下のようなメリットがあります。 

○全体矯正よりも低コストで治療ができる

部分矯正では、すべての歯を矯正するわけではありません。そのため利用する装置や治療時間なども全顎の矯正とは異なり、結果として低コストでの治療が可能となります。 

 

○矯正装置が目立ちにくい

矯正治療の装置と聞くと、「歯に取り付けた金具に、金属のワイヤーが通っているもの」といったイメージがありませんか?そのため、笑った時や大きく口を開けた時などに装置の見た目が気になるという方も多いようです。 

それが部分矯正であれば、そもそも取り付ける装置が小さくて済むため、比較的目立たずに済みます。加えて最近では、矯正装置自体も目立ちにくいものが開発されています。矯正する歯に取り付けるブラケットと呼ばれる装置やワイヤーを見えにくいものにすることによって、周りから目立ちにくくしているのです。 

また、当院では歯の裏側に矯正装置を取り付ける裏側からの部分矯正も行っております。歯の裏側から装置を取り付けるため、矯正治療中だということはほとんどわかりません 

ほかにも、透明なマウスピース型歯列矯正装置(インビザライン)を利用した部分矯正も行っております。矯正装置であるマウスピースは透明なため、こちらも矯正をしていることが気付かれにくいというメリットがあります。 

 

○ピンポイントでの治療ができる

「前歯2本のずれだけを治したい…」「下の歯の並びだけが気になる」「前歯の隙間を詰めたい」など、歯並びで気になるところをピンポイントで治療できる点も、部分矯正の大きなメリットと言えるでしょう。

 

○全顎の矯正治療より短期間で治療できる

部分矯正で歯を動かすのは一部分ですから、その分治療期間も短くて済みます。すべての歯を動かしていく全顎の矯正治療では、通常は完了まで数年かかります。対して、部分矯正の治療期間は基本的に数ヶ月ほどで終了します。 

そのため、数か月先に大事なイベントを控えているという方にも大変ご好評を頂いています。 

 

■部分矯正のデメリット


メリットの多い部分矯正ですが、同時にデメリットもあります。下記のデメリットをしっかりと理解していただいたうえで、治療を検討されることをおすすめします。 

○治療できるのは簡単な症例のみ

部分矯正で矯正できるのは、その名の通り部分的な歯並びの改善であり、噛み合わせ全体の改善はできません。 

噛み合わせの診断をしていく際、基本的に上下第一大臼歯(奥から数えて2~3番目の歯)の咬合関係から診断していくのですが、上下の顎の位置などに問題がある場合や、受け口、反対咬合、しゃくれなど重度の不正咬合は部分矯正では改善できず、全顎の矯正といったその他の治療を行う必要があります。 

 

○後戻りする可能性がある

歯列矯正治療は「歯が狙った位置まで動いたら治療終了」ではありません。その後、保定装置(リテーナー)を決められた時間と期間中使用しないと、せっかく矯正した歯が元の位置へ後戻りする可能性があります。 

部分矯正の場合でも、一定期間保定装置をつけていただかないと、歯が後戻りする可能性が大きくなります。 

 

■部分矯正はこんな方におすすめ


ここまでお伝えした内容を踏まえると、部分矯正を特におすすめしたいのは、下記のような方です。 

  • 気になる前歯やすきっ歯だけをキレイにしたい方
  • ピンポイントで気になる歯を1~2本だけ治したい方
  • できるだけ短期間で歯並びをキレイにしたい方
  • 費用をなるべく抑えて矯正したい方
  • 結婚式や就職、面接、婚活など大事なイベントに備えて矯正したい方 

違和感が少なく、短期間で治療が可能な部分矯正で、気になる歯並びの箇所を改善しましょう。 

 

■まとめ


今回は、歯の部分矯正についてお伝えしてきました。 

歯の矯正と聞くと、「治療期間が何年もかかる」「矯正中に痛みや違和感をおぼえる」「口腔内で目立つ矯正装置がちょっと…」といったイメージをお持ちの方も少なからずいらっしゃるでしょう。 

 

しかし部分矯正であれば、気になる歯並びの場所をピンポイントに、しかも短期間で改善することができます。また、部分矯正なら全顎の矯正に比べ矯正装置もそれほど目立たずに治療できます。 

ただし、記事内でもお伝えしたように、部分矯正は適応できる症例が限られています。つまり、すべての人に部分矯正で対応できるわけではありません。 

 

当院においても、場合によっては「部分矯正ではなく、全体的な矯正が必要となります」とお伝えすることがあります。しかしそれは、「患者様が持つ噛み合わせや歯並びのお悩みについて、全顎の矯正治療によって根本的に解消してほしい」という思いからです。 

とは言え、まずはお口を拝見しないことには何ともお伝えできません。当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けています。相談・診査診断は無料になっていますので、歯並びで気になる箇所がある方はお気軽にご相談くださいませ。 

 

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あなたの歯周病、歯並びが原因かも?

2022年11月18日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

今回は「歯並びの悪さが招く歯周病のリスク」についてご紹介します。 

 

歯並びが良くないとどんな問題があるか?まず挙がるのは審美性の問題ですよね。歯並びが良くないと口元の見た目が悪くなり、実際に矯正治療を受ける方のほとんどが、「口元を美しくしたい」というのが目的です。 

しかし歯並びの問題が引き起こすトラブルは上記だけではありませんし、歯周病になる可能性も高めます。 

目次

■歯周病とは?
■虫歯と歯周病、どちらも歯を失うリスクが高い感染症
■なぜ歯並びが悪いと虫歯や歯周病になりやすい?
■歯周病予防の選択肢としての「歯列矯正」
■歯列矯正の種類
■当院では充実の「無料」矯正相談!「無料」検査診断!
■まとめ

■歯周病とは?


「歯周病」は歯肉炎と歯周炎の総称であり、歯周病原菌という細菌によって、歯を支える骨が溶けてなくなっていく病気です。自覚症状があまりなく、知らない間に病状が進行しがちである点も特徴で、歯が抜け落ちることに加え、重度のものでは糖尿病などの全身の疾患に影響が及ぶケースもあります。 

日本では成人のうち80%以上が、歯周トラブルを抱えていると言われ、歯周病は現代の生活習慣病の1種と言っても過言ではありません。また、歯並びが悪いと、歯周病の原因となる歯垢が溜まりやすくなるので、歯並びの状況も、歯周病の発症や進行に影響のある要因の一つとなります。

 

■虫歯と歯周病、どちらも歯を失うリスクが高い感染症


虫歯も歯周病も、そのまま放置してしまうと歯を失うこともある病気です。虫歯も歯周病も細菌が要因となる感染症で、例えば虫歯は様々な年齢層で発生しやすく、歯周病は30代以降に多いという点が特徴です。 

 

そして歯並びが良くないと噛み合わせにも悪影響となります。噛み合わせの悪さは特定の歯に負担がかかってしまい、歯槽骨のトラブルに繋がることもあります。ですので歯周病の進行スピードが早く、若くして歯を失いかねません。 

虫歯も歯周病も歯並びの悪さが原因で起こることが多々あり、歯周病は歯ぐきが痩せてしまい隙間ができ、結果的に歯が傾斜することもあったり、歯並びの悪さと口内トラブルは関係性があると言えます。 

 

■なぜ歯並びが悪いと虫歯や歯周病になりやすい?


凹凸のある歯並びは見た目が悪く、自分の笑った顔に自信が持てない…というケースも。歯並びの悪さは実際に見た目にも影響しますが、問題はほかにもあるでしょう。歯並びが悪いと、虫歯や歯周病などの歯や口内のトラブルが発生し、悪影響を与えてしまうこともあります。 

○歯並びの悪さで歯磨きの精度が落ちるから

歯の健康を維持するのは日々のブラッシングです。毎日のしっかりとした歯磨きが歯の汚れなどを洗い流し、口内の清潔を保つことは、誰もがご存じでしょう。 

ところがデコボコした歯並びだと、歯ブラシの先が届きにくいので汚れが残りがち…。汚れがあると口内の細菌が糖分をエサとしプラークを生成します。プラークは細菌の集合体で、白く粘着性の物質が歯や歯ぐき付近に付着します。 

プラークを構成している虫歯菌や歯周病菌が毒素を放出し、虫歯や歯肉炎、歯周炎などを引き起こしています。以上のように、歯並びが悪いことで歯磨き不足に繋がり、結果として虫歯・歯周病リスクが向上します。 

 

○歯並びの悪さで噛み合わせが悪くなる

歯並びが悪ければ、やはり噛み合わせも悪化します。ちなみに良くない噛み合わせが歯周病の原因にもなりかねません。噛み合わせが悪い場合、歯で噛んだ際に特定の歯に負担をかけてしまうでしょう。 

負担が生じると歯は当然なのですが、その歯を支える歯肉にもダメージを与えてしまい、歯肉に炎症が起こって歯周病になることがあるのです。噛み合わせのトラブルは、肩こりや腰痛、ほかに顎関節症のリスクも向上させます。 

 

歯並びの悪さは歯磨きの精度を落とし・噛み合わせを悪くする

歯並びの悪さは歯磨きの精度を落とし・噛み合わせを悪くする

 

■歯周病予防の選択肢としての「歯列矯正」


歯並びの悪さを治したいと考える方のほとんどは、審美性が良くないから…という理由だと思います。もちろん、歯並びが美しく整うと笑顔にも自信をもつことが可能なはず。 

 

しかし矯正の目的は、歯並びや噛み合わせを良くすることで歯磨きを行いやすく、一部の歯に余計な負担をかけることなく、正しい噛み合わせに導くことです。つまり矯正治療は、将来にわたる口内の健康保持が真の目的です。 

 

■歯列矯正の種類


○ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、ワイヤーを活用し歯列矯正をする手法です。もっとも有名な歯の矯正=ワイヤー矯正を連想する人もたくさんいるはずです。表面側から行うワイヤーを使う矯正は、ブラケットと言われる器具を歯の表面部分に設置し、ワイヤーで歯を引っ張る治療法です。 

歯に設置するブラケットは、以下の2種類に分けられます。 

まず金属ブラケットは、メタルブラケットと言われている金属でできた矯正器具です。強度が高くブラケットを薄くすることも可能で、口の中で感じる嫌な感じを軽減させる特徴もあります。治療に必要な金額を抑えることができるのも嬉しい点です。ですが、金属ブラケットは目立ちますので、その点はマイナスですね。 

次に挙げるのは、「審美ブラケット」で、審美という名称の通り、ブラケットがホワイトや透明色で作られており、あまり目立たちません。 

ブラケット製造で活用されている素材は、セラミックスやプラスチックなどとなっています。ブラケットに通すワイヤーをホワイトにすることによって、さらに目立ちにくくすることが可能です。しかし、セラミックやプラスチックのブラケットの強度を保つためには、一定の厚みが必要になり、金属のものと比較をすると口内に違和感があらわれるかもしれません。 

 

ワイヤー矯正はブラケットを歯の表面に設置しワイヤーで引っ張る

ワイヤー矯正はブラケットを歯の表面に設置しワイヤーで引っ張る

 

○裏側から行うワイヤー矯正

ブラケットを歯の表面ではなく裏側に設置する矯正も存在しています。ブラケットなどが見えないため、矯正をしていることが周りにバレにくくなります。他人の視線を心配する必要がなくなります。 

ですが、歯の反対側にブラケットを設置しますので、日常の歯磨きで戸惑うこともあるかもしれません。ほかには、ブラケットが舌に接触して、痛みを覚えるケースも。痛みや気になることがあれば、すぐ担当医に相談するようにしましょう。

 

○マウスピース矯正

マウスピースによる矯正は、ワイヤーなどを用いず、専用のマウスピース矯正アイテムを使用して治療をすることになります。患者様それぞれに応じたオーダーメイドしたアライナーを定期的に交換していくことになります。 

 

「インビザライン」のマウスピース矯正治療は、アメリカのアライン・テクノロジーという会社が有する最先端テクノロジーを活用した矯正手法です。実際の治療前に、治療後の歯並びをシミュレートすることも可能です。 

 

マウスピースによる矯正治療でのメリットといえば、矯正アイテムが目立ちにくい点でしょう。マウスピースは薄く、周りの人たちに矯正していることがバレにくくなってしまいます。そして、自分自身で自由に取り外しが可能で、例えばご飯を食べる際はマウスピースを取り、いつも通り食事ができます。そのうえ、歯磨きも問題なく行える点も嬉しいですね。 

 

マウスピースによる矯正治療は矯正アイテムが目立ちにくい

マウスピースによる矯正治療は矯正アイテムが目立ちにくい

 

■当院では充実の「無料」矯正相談!「無料」検査診断!


当院の「矯正相談」は無料です。そして、「検査診断」までも当院では無料で実施しています(通常は数万円かかります)。つまり、治療に入るまで費用は一切頂いておりません。 

 

相談をすると治療を勧められて断りにくい……。このようなお悩みをよく聞きますが、当院は無理に治療を勧めることはしておりません。 

矯正治療は、一般的な歯科治療と比べ費用が高額ですし、治療期間もどうしても長くなります。そして、歯並びにコンプレックスをお持ちの方にとって、「どの医院で治療を行うか」という選択は非常に重要なものとなります。 

 

そのためたくさん悩んで、ご自身が「この医院、この先生に診てもらいたい!」と思った時に治療をしていただきたいと思っております。 

その判断をする上で必要となる情報は、なんでもお聞きください。包み隠さず、すべてをお伝えさせて頂きます。 

 

■まとめ


いかがでしたでしょうか? 

歯周病は気づかないうちに進行している病気です。普段から歯磨きが難しかったり、歯に詰まることが多い方は、ぜひ一度当院の無料相談をご活用ください! 

歯列矯正で健康なお口を目指しましょう! 

 

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インビザライン矯正を失敗しないために! 知っておきたい矯正歯科医院の選び方

2022年11月11日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

人気のあるインビザラインによるマウスピース矯正治療を行いたいと思っても、最近では矯正歯科を看板に掲げる歯科医院が多くなりました。また、インターネットなどで検索しても、インビザライン矯正を行っている歯科医院のページは数多くヒットします。そのため、「どんな歯科医院を選べばいいかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

矯正を行う上で歯科医院選びは非常に大切なポイントです。せっかくお金をかけて矯正をするのであれば、信頼できる医院を選びたいですよね。

そこで今回は、歯科矯正を失敗しないために知っておきたい、矯正歯科医院の選び方についてご紹介します。

目次

■矯正歯科医院の選び方5つのポイント
■矯正前にチェックすべき3つのポイント
■当院は「日本矯正歯科学会」認定医が在籍するインビザライン「ダイヤモンドプロバイダー」認定医院です
■まとめ

■矯正歯科医院の選び方5つのポイント


ここからは、矯正歯科医院を選ぶポイントについて詳しくご紹介します。これから医院選びをされる方はぜひ参考にしてください。

○矯正歯科学会の認定医が在籍している

最初にチェックしたいのが、矯正歯科学会の認定医が在籍している歯科医院であるかということです。

現在日本には複数の矯正歯科に関する学会が存在していますが、そのなかでも一番規模の大きい学会が「日本矯正歯科学会」です。この学会における認定医以上の資格を所有しているかが一つの判断基準となります。

認定医になるためには、5年以上の専門的な研修を受けること、そして学会の試験に合格する必要があるなど、とても厳しい認定基準を設けられています。

 

○治療にかかる費用や期間を具体的に提示してくれる

矯正治療に入る前に、治療にかかる費用の総額や必要な治療期間をきちんと提示してくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。矯正治療は自由診療なので、歯科医院によってそれぞれの治療にかかる価格や料金システムが大きく異なります。また治療期間についても、完了までは数年という長い期間を要します。

治療前にきちんとカウンセリングや診療を行なってくれる歯科医院であれば、治療費用については明確に提示した上で、それぞれの治療や処置にかかる費用を細かく提示し、妥当性のある金額であることを説明してくれるはずです。

また期間についても、治療計画と併せて分かりやすく説明してくれるでしょう。この時点で費用や期間についてざっくりとした説明しかない場合は注意しましょう。

 

○カウンセリングを丁寧に行ってくれる

口腔内の状態をチェックするだけでなく、治療に関するメリット・デメリットをきちんと説明してくれるかどうかも、医院選びのポイントです。

世界各地で実績のあるインビザラインによる矯正ですが、矯正を希望されるすべてのケースに適用できるわけではないことも事実です。また、矯正の成否については患者様自身によるところが大きい矯正方法でもあります。メリットのみならず、自身の口腔内についての状況やインビザライン矯正に関するデメリットについてもきちんと正直に説明してくれるかどうか確認しましょう。

 

○診断結果や契約書などをきちんと渡してくれる

治療前の診断結果、ならびに治療費用の見積書、契約書などを書面やデータできちんと提示してくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。

矯正治療に詳しい人でない限り、治療に関する説明を口頭のみで理解することはとても難しいことです。カウンセリング時の資料などをきちんとプリントアウトして渡してくれれば、後から内容を見返すこともできます。求められるから資料を渡すのではなく、これらの書類をきちんと医院側から渡してくれるかどうかをチェックしてください。

 

○不要な検査をしない

矯正治療をするにあたって、口腔内の状態をチェックするためにさまざまな検査が行われます。しかし中には、不必要な検査を繰り返し、その医院で矯正治療を受けるか否かに関わらず、検査費用としてお金を取るケースもあります。

どのような理由で必要な検査なのかきちんと説明を求め、過剰な検査を避けていきましょう。もしそこで納得のいく回答が得られないのであれば、その医院での治療はやめたほうがよいでしょう。

 

当院では日本矯正歯科学会認定医が治療を担当

当院では日本矯正歯科学会認定医が治療を担当

 

■矯正前にチェックすべき3つのポイント


インビザラインによる矯正治療を行うにあたっては、事前にご自分で把握しておいた方がご自分と歯科医院双方のためになるというポイントがあります。ここからは、矯正治療前に必ず行いたいセルフチェックポイントについてご紹介します。

○歯並びで気になるポイントをチェックにする

治療を受ける前には、まずご自分の歯並びで一番気になるところを把握することが大切です。鏡などを使ってご自分の歯並びを改めてチェックし、どこが一番気になるのか再確認してください。

またその際には、歯並びだけでなく、噛み合わせや顎に違和感がないかも併せて確認してください。

 

○歯列矯正で一番治したい箇所・希望とする歯並びを明確する

インビザラインによる矯正治療を行なう上で、一番治したい箇所や希望とする歯並びを明確にすることも大切です。

多くの方は歯並びで気になる箇所と重なるかと思いますが、「どこを一番治したいのか」、「どのような歯並びにしたいのか」をカウンセリング時に伝えることで、歯科医院側としてもできる限りその希望を叶えるための治療計画を立てることが出来ます。

 

○噛み合わせの異常や顎関節の痛みがあるかどうか

歯科矯正には歯並びの矯正だけでなく、噛み合わせの異常や顎関節の痛みを解消させる目的もあります。歯並びが悪い原因が、実は噛み合わせによるものだったというケースもありますので、症状に合わせた治療方法を選ぶ必要があります。

噛み合わせに違和感があったり、口を開け閉めするときに顎に痛みがあったりする場合には、矯正治療をする前のカウンセリング時に歯科医師に伝えるようにしましょう。

 

■当院は「日本矯正歯科学会」認定医が在籍するインビザライン「ダイヤモンドプロバイダー」認定医院です


当院では、在籍する「日本矯正歯科学会」認定医が治療を担当しています。またインビザラインを提供しているアメリカのアライン・テクノロジー社による「インビザライン認定医」資格も取得しています。

更に、歯科医院で手掛けたインビザラインによる矯正治療の症例数などを基に同社で設定している7つのランクのうち、当院はそのトップクラスにあたる「ダイヤモンドプロバイダー」の認定を受けています。インビザラインについて、ご不安なことやご不明な点があれば、お気軽に当院へご相談ください。

 

当院はインビザラインの7ランクのうちトップクラス

当院はインビザラインの7ランクのうちトップクラス

 

■まとめ


今回は、インビザラインによる矯正を受けるにあたって知っておきたい、歯科医院を選ぶ際の大切なポイントについて詳しくご紹介しました。いかがでしたでしょうか?

矯正治療は自費診療ですので、保険診療に比べて治療費がかかります。また、長い治療期間も要します。信頼できるドクターや安心して通える歯科医院であるかとしっかりと見極めて医院選びをしていきましょう。

当院では、低価格で質の高い矯正治療を提供しています。また、「患者様にしっかり悩んで、納得のいく治療を選択していただくことが何よりも大切である」、「患者様のさまざまな疑問や悩みにお答えしたい」との想いから、「矯正治療」に関する個別無料相談、セカンドオピニオンを実施しております。

矯正治療について気になられる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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矯正治療中の虫歯になったら?対処と予防方法

2022年11月4日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。


ここでは矯正をしている際の虫歯予防に関してお伝えします。

目次

■矯正治療中に虫歯になってしまった
■矯正治療を中断して虫歯治療をしなきゃいけないの?
■矯正治療を始める前に虫歯が見つかったら?
■マウスピース矯正だからといって油断は禁物
■矯正治療中の虫歯予防方法
■まとめ

■矯正治療中に虫歯になってしまった


歯列矯正治療の期間中、矯正装置を歯の表側に設置します。矯正のための装置は複数種存在し、よく用いられるマルチブラケットは、患者様が自分で取り外すことが不可能な固定タイプとなります。ですから、歯磨きが困難になり口内に汚れが付着したままになりやすくなるでしょう。

本当は毎日の歯磨きで虫歯のもとであるプラークを洗い流して予防するのですが、取り付けている装置のせいで正しい歯磨きが難しくなるのです。

プラークが残ってしまいやすい状況では、歯周病になる可能性もアップします。歯周病は、歯を支える部分に細菌が影響を与え、結果的に炎症が発生します。それが悪化しますと歯がグラグラしてきます。プラークは唾液の中のカルシウムの影響を受けて、徐々に硬くなり歯石に変化し、歯磨きでは取れません。

以上のように、矯正中は口内環境を綺麗にするのが困難なので、きちんとした歯磨きが重要になります。

 

■矯正治療を中断して虫歯治療をしないといけないの?


矯正治療中に虫歯が発見された場合、矯正を中断し、虫歯治療に専念すべきなのでしょうか?

虫歯の位置やサイズにもよるのですが、基本的には装置を外すことなく虫歯の治療が可能です。そして、虫歯は歯の表面部分が脱灰しているといった初期だと、削ることなく処置を行い、経過をみることもあるでしょう。

 

基本的には装置を外すことなく治療可能

基本的には装置を外すことなく治療可能

 

■矯正治療を始める前に虫歯が見つかったら?


矯正治療を始める前に治療すべき虫歯が発見されれば、通常は虫歯を治してから矯正を開始していきます。矯正を行う以前から痛みがある場合は、当然のことながら痛みを取る方が大切ですよね。

しかし矯正治療を行うと、歯並びが変化するため、矯正開始以前と比較すると、噛み合わせが変化している可能性もあります。仮に初期段階の虫歯ですと、予防処置をするのみで済むケースもあるのですが、虫歯の内容次第ではそのあたりの扱いが大きく異なってきます。

矯正をする前に発見された虫歯のサイズや治療法よって、どんなタイミングで虫歯を治していくのか考える必要が出てきます。

 

そして、虫歯が進行していればいるほど治療に要する期間が長くなるでしょう。初期だと1回で終わることも比較的多いですけど、例えば詰め物などを行う場合は2~3回通院することになり、より進行していて神経を抜く必要がある場合はもっと長期間の通院となります。

矯正治療と合わせ、どのくらい必要なのかが気になる場合には、歯科医師に直接相談してください。

 

■マウスピース矯正だからといって油断は禁物


矯正の際に着ける装置は、固定タイプのマルチブラケット以外に、マウスピースタイプのものもあります。自分で取り外すことができるマウスピースを使った歯科矯正も人気です。歯を移動させたい方向にそったマウスピースをいくつか作成し、それを取り替え徐々に歯を移動させていきます。

 

マウスピースを使った矯正のメリットは、患者様が自分で取り外しが可能だという点です。歯磨きをする時にも難なく行えますし、これまでの日常生活を維持しやすいと言えるでしょう。ですから、マルチブラケット装置と比較をすると、口内環境を清潔な状態で維持しやすくなります。

 

とはいえ、マウスピースによる矯正ならば虫歯にならないか、と言えばそうではありません。マウスピースを付けていると、唾液が循環しづらくなってしまい、結果的に歯の汚れなどが残りやすくなります。唾液が持っている細菌や汚れを洗い流すことが困難になることも覚えておきたいです。

もし、マウスピース矯正中に虫歯になってしまったならば、マウスピースを外せば治療自体は可能です。ですが、被せ物や詰め物というケースであれば、今後の歯科矯正にも影響が出るので、マウスピースの作り直しになるかもしれません。

 

口内環境を清潔な状態で維持しやすいが油断は禁物

口内環境を清潔な状態で維持しやすいが油断は禁物

 

■矯正治療中の虫歯予防方法


○歯磨き

歯科矯正中に虫歯を予防するためには、歯をしっかり磨き、原因でもある歯垢を除去することが重要でしょう。歯と歯の間に挟まる食べかすはうがいなどで洗い流せますが、歯の表面に強力に付着する歯垢は歯ブラシを使用して歯磨きをしないと除去不可能です。固定タイプの矯正器具を使用しているのであれば、ご飯の後は特に歯磨きを実施する習慣をつけてください。

一般的な歯ブラシに加えて、ブラシの先端部分が小さなタフトブラシも併用すれば、より歯垢を除去しやすくなるでしょう。染め出し剤を活用して磨き残しがある部分を自分で把握し、コツを身に付けながら歯磨きをすることも大切です。

 

通常のブラケット矯正装置であれば、装置に凸凹があるため、そこにカスや歯垢などが留まりやすいので、ブラケットの周辺は特にしっかり磨くようにしましょう。歯ブラシの適切な当て方を実践し、ブラケットの周りについている汚れを除去しましょう。歯を1本1本丁寧に磨くよう心がけてください。

 

○歯科医院での検診

歯科医院における定期的検診でも、虫歯予防が可能です。

 

歯ブラシ、フロス等を使った歯のクリーニングは当然ですが、歯科医院以外では不可能な、専用のアイテムを活用したクリーニングもおすすめです。歯垢だけではなく、歯石や歯の着色も取り除くことができます。

当院では矯正以外に、歯のクリーニングやホワイトニングも実施しています。

虫歯を防いだり、歯を美しくしたいと考えておられるならば、どうぞご相談ください。

 

■まとめ


矯正治療中だけではなく、それ以外のときにも、虫歯を予防するためにきちんとしたケアを行いたいです。ちなみに矯正治療中に虫歯になってしまった際には、虫歯のサイズなどによっては矯正を一時的に中止し装置も取り外し、虫歯治療を行うこともありえます。自ら取り外すことができるマウスピースによる矯正ならば、これまでと同じように歯磨きが可能です。ですが、矯正をしている間は唾液が循環しにくくなり、虫歯のリスクが高まってしまいます。

矯正装置の種類にかかわらず、矯正をしている間は虫歯にならないよう丁寧にケアをしましょう。今回紹介したケアアイテムを有効活用するのもおすすめです。

歯科矯正のメリットには、矯正が完了すると歯磨きのパフォーマンスが向上し、口内の病気リスクが下がるというものもあります。健康的な歯や歯茎を維持するためにも、矯正治療はおすすめです。

気になられる方はぜひ一度当院のHPからでもお問い合わせください。

 

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目立たない歯科矯正~裏側矯正について~

2022年10月28日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯の矯正治療をお考えの方の中には、「ただ、あの目立つ矯正器具を装着するのはどうも…」と悩んで、躊躇されている方もいるのではないでしょうか?

実は今では、矯正治療をしていることを気づかれずに治療を行える方法があります。それが「裏側矯正(リンガルブラケット)」と呼ばれるものです。

今回は矯正装置が目立たない裏側矯正についてご紹介いたします。

目次

■矯正装置が目立つデメリットがあった歯科矯正
■裏側矯正(リンガルブラケット)とは
■裏側矯正のメリット
■裏側矯正のデメリット
■上の歯は裏側に・下の歯は表側にすることも可能
■裏側矯正で気を付けたいポイント
■当院での裏側矯正で採用している「クリッピー」システムの特徴
■まとめ

■矯正装置が目立つデメリットがあった歯科矯正


従来、歯科矯正治療で使われてきたのが、「マルチブラケット矯正(ワイヤー矯正)」です。

 

これは、個々の歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな金属製の装置を接着し、それらにワイヤーを通して、歯並びを矯正していく方法です。みなさまが「歯の矯正」といって思い浮かぶイメージは、このマルチブラケット法の矯正ではないかと思います。

 

マルチブラケット法は、ほとんどの症例に対応可能であり、現在でも非常に有効な治療方法です。

 

しかし、このマルチブラケット矯正には、金属製のブラケットやワイヤーが目立ってしまうというデメリットがありました。そのデメリットを解消するために開発された方法が、歯の裏側矯正(リンガルブラケット)です。

 

マルチブラケット法はほとんどの症例に対応可能な治療方法

マルチブラケット法はほとんどの症例に対応可能な治療方法

 

■裏側矯正(リンガルブラケット)とは


裏側矯正とは、歯の裏側にブラケットをとりつけて、そこにワイヤーを通すことで矯正を行う方法です。舌がある側に装置を取り付けるため、「舌側矯正」と呼ばれることもあります。

 

歯の裏側にあるため外側からは、矯正しているのがわからないのが特徴です。

 

裏側矯正は外側からは見えない

裏側矯正は外側からは見えない

 

■裏側矯正のメリット


ここから、裏側矯正ならではのメリットをいくつかご紹介します。

○外側から矯正装置が見えない

先ほどもお伝えしましたが、裏側矯正はその名の通り、裏側に矯正装置をつけるので、矯正していることが見た目でわかりにくいのが大きなメリットです。

 

そのため周りの目を気にすることなく、矯正中も気にせず口を開けることができ、接客業や営業職といった人前で口元を見せる機会が多い方にも向いています。

 

○前歯を後方に動かしやすい

裏側矯正では、前歯を後ろ側に移動させやすいというメリットがあります。また、前歯が内側に倒れこむこともほとんどありません。

 

加えて最近では矯正装置の小型化が進んだため、オーダーメイドでご自身の歯の形にぴったり合った装置を作ることにより、歯はさらに動かしやすくなります。

 

○従来の矯正より虫歯になりにくい

また裏側矯正のほうが、歯の表側に装置をつけていた従来の矯正と比較して、むし歯になりにくいといったメリットもあります。

 

確かに矯正装置をつけている間は、装置をつける前と比べてどうしても歯の裏側が磨きにくくなります。しかし、歯の裏側には唾液があるのである程度汚れを洗い流してくれます。そのため、装置をつけるのであれば、表側よりも裏側のほうがむし歯になるリスクは低いと言えるのです。

 

だからといって、まったく裏側を磨かなくても良いというわけではありません。ブラッシングなどの、こまめなケアを心がけることが大切です。

 

■裏側矯正のデメリット


メリットの多い裏側矯正ですが、少なからずデメリットも存在します。裏側矯正を検討中の方は、デメリットもしっかり確認することが大切です。

○会話などがしにくい場合がある

裏側矯正の場合、従来よりも会話などがしにくくなる可能性があります。

ご飯を食べる場合は舌がうまく動かせず、矯正装置のツッパリ感が噛む際の妨げになることがあります。また会話する際、矯正装置が舌に当たりうまく発音できなくなるケースも…。

 

しかし、最近では矯正装置の小型化で、このような影響を抑えられるケースがあります。歯科医師と相談の上、自分に合った矯正装置を選択することが大切です。

 

○通常の矯正より費用が高い

裏側矯正を検討する場合に、ネックになりやすいのが費用面です。矯正治療における処置自体が表側矯正より難しくなるため、その分費用も高額となります。ご自身の予算と照らし合わせた上で、ご判断ください。

 

○違和感が大きい場合がある

裏側矯正は裏側に矯正装置をつけるので、どうしても舌が当たるという多少の違和感があります。舌が当たってケガしてしまうという不安を持つ方もいるでしょう。

 

■上の歯は裏側に・下の歯は表側にすることも可能


裏側矯正については、上下の歯に裏側矯正装置を付けることができるほか、上顎は裏側、下顎は表側に装置を付ける「ハーフリンガル」にすることもできます。

 

上の歯は日常の中では誰かから見られてしまうので、その箇所は裏側から装置を装着します。日常の中ではあまり露出しない下の歯については、表側から装置を付けるという形式です。

 

こうすれば上下とも裏側矯正にした場合に比べ、治療費がリーズナブルになる他、発音のしづらさ、舌への違和感も軽減されます。

 

■裏側矯正で気を付けたいポイント


裏側矯正を行う際は、気を付けていただきたいポイントが何点かあります。以下のようなポイントを意識して矯正することで、矯正後に後悔することが少なくなるでしょう。

○保定装置をしっかり取り付ける

裏側矯正は矯正装置を外してからも、「リテーナー」と呼ばれる保定装置を取り付ける必要があります。

この保定期間を怠ると、せっかく時間をかけて矯正した歯並びが元に戻ってしまう可能性があるのです。

 

特に、裏側矯正は通常の矯正よりもコストがかかるため、それが無駄にならないようにしたいものです。そのためにも、矯正治療後の保定をしっかり行うことが大切です。

 

個人差がありますが、保定完了までは数年かかります。年に数回は歯科医院に通い、定期的にチェックを受けましょう。

 

○不安なことは事前に相談する

実際に裏側矯正を受ける前は、じっくりと歯科医師と相談することで心構えができます。不安なことや気になることは、積極的になんでも歯科医師に質問しましょう。

 

当院では、プライバシー配慮のため、個室でのカウンセリングを行っております。個室なので周りの目を気にすることなく、不安なことなどをなんでもお話しください。

 

■当院での裏側矯正で採用している「クリッピー」システムの特徴


裏側矯正に利用する装置のメーカーは複数ありますが、当院では「クリッピー」と呼ばれるシステムを利用しています。クリッピーの特長を簡単にご紹介します。

○従来装置よりも「快適」

従来の装置よりも薄いため違和感があまりなく、発音の問題も少なくなります。

 

○「治療期間」が短い

痛みの軽減、治療の期間短縮のキーポイントが、ブラケットとワイヤーとの「摩擦」です。摩擦が小さいと、痛みが軽減し、短期治療も可能になります。

 

一般的な矯正装置は、結さつ線にて、矯正装置を固定していました。結さつ線を使うと、ブラケットとワイヤーの間で摩擦ができ、痛みで悩んだり、治療が長期化してしまっていました。

 

しかし、クリッピーシステムは結さつ線を利用しません。そのため、痛みの軽減、治療期間の短縮を可能にします。

 

■まとめ


今回は、裏側矯正についてご紹介してきました。当院では裏側矯正を始め、患者様の希望や予算に沿った様々な矯正方法のご提案が可能です。

 

個別の無料相談の他、通常3万円ほどかかる「検査診断」も無料で行っております。その他、無料のメール相談も実施していますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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矯正の必要期間はどれぐらい?何年かかる?

2022年10月21日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯の矯正はすることで歯並びが美しく整い、噛み合わせなどが改善するなどのメリットがあります。

しかし中には、矯正がどれくらいの期間していなければならないのか具体的に分からず、「歯が美しいと言える段階にくるまでには、何年もの長い期間を矯正しなければならない…」という不安を感じているという方もいるでしょう。

もし、早く矯正の期間を終わらせることが可能であれば、どのようなことすればいいのかについても気になるところですよね。

そこで今回は、矯正の期間がどれくらい必要なのかについてご解説します。

目次

■矯正の期間は一般的にどれぐらい?
■なぜ矯正には時間がかかるの?
■不正咬合の種類について
■歯列矯正をすることでのメリット
■歯列矯正をすることでのデメリット
■まとめ

■矯正の期間は一般的にどれぐらい?


歯列矯正は治療する方法や部分か全部の矯正かによって期間がそれぞれ異なります。全体的な歯列矯正をまとめると、6ヶ月〜3年ほどが治療期間と言われています。

それぞれの矯正の種類ごとの期間をご解説いたします。

○部分矯正

部分矯正の期間は6ヶ月〜1年ほどになります。

最も、歯列矯正の中で短い期間である部分矯正ですが、こちらは前歯だけに特化しているものになります。

前歯は歯自体の動く距離が長くないため、治療期間は短いものの、歯の傾き方などでは最大でも1年ほどはかかるケースもあります。

ただ、こちらの部分矯正は前歯だけに特化している矯正なので誰でもできるというわけではありません。矯正での噛み合わせ治療の必要がない方や軽度な症状の方に向いています。

 

○全部矯正

全体的に矯正を行う場合の期間は2〜3年ほどになります。

大人の場合、矯正で歯を動かくことができるのは1ヶ月に約1ミリほどのかなりゆっくりなペースなので時間がかかります。そのため、歯並びが悪いとなるとさらに期間は伸びてしまう可能性が考えられるでしょう。

時間はかかるものの、しっかり治療を行えば全体的に歯並びが良くなり印象がガラリと変わります。全体的な歯並びが悪く噛み合わせ治療の必要などの症状の方に向いています。

 

■なぜ矯正には時間がかかるの?


歯列矯正は短い期間の部分矯正であっても6ヶ月〜1年ほど時間がかかります。なぜ歯列矯正はこれほど時間がかかるのでしょうか?

ただ歯に器具をつけているだけなのでは?と疑問に感じている方もいるでしょう。歯列矯正の期間がここまでかかる理由についてご解説いたします。

○骨が変化するため

歯列矯正は矯正の器具を使って圧力を加え、歯を動かします。つまり骨を動かすという行動をしているのが歯列矯正ということになります。

骨は硬い上に、急に骨を動かしてしまうと、骨が損傷してしまったり全体的なバランスが一気に崩れてしまいます。そのため、歯列矯正はゆっくり時間をかけて歯を動かしているのです。

 

○骨の変化を活用しているため

歯列矯正では、骨代謝という古い骨を分解や吸収をし同時に新しく骨を作っていくメカニズムを活用しています。歯列矯正はその骨代謝のメカニズムを器具をつけ一定の圧をかけることで人工的に行っています。

かけられた圧力の反対側では、動いた骨の隙間を埋めるように骨を作っていきます。
歯列矯正はこういった骨の変化を促すことを活用しているため治療にかなり時間が必要なのです。

 

○「矯正期間」と「保定期間」があるため

歯列矯正に時間がかかるのは、「矯正期間」と「保定期間」というものが必要だからです。

矯正期間は、「歯が動かすまでの期間」のことで、保定期間は「歯を固定させるための期間」になります。

矯正期間は、矯正したい歯を理想の位置に動かす期間なので歯並びの状態や治療内容によっては期間が変わります。矯正期間終了後、時間をかけて理想の位置にした歯は元に戻ろうとします。そのため、保定期間という元の状態に戻ろうとする働きを阻止する期間が必要になるのです。

 

■不正咬合の種類について


不正咬合(歯並びが悪い)にもさまざまな種類があります。ご自身がどの不正咬合に当てはまるのかぜひご確認くださいませ。

○空隙歯列

歯と歯の間の隙間ができている歯並びです。よく「すきっ歯」と言われている歯並びのことを示しています。

空隙歯列は顎の大きさが歯よりも小さいことや本数が不足していることなどで起こり得ます。また、歯の隙間が汚れを溜め虫歯や歯周病になってしまう可能性も高まります。

 

○叢生

歯の生えている方向がバラバラの状態で凹凸があるように見えたり、歯同士が重なっている状態のことを「叢生」といいます。顎の大きさと歯の大きさのバランスが良くなく、歯が生えるスペースが不十分なために起こりえることです。

日本人の不正咬合の中で全体の4割を占めるほど多いと言われています。

 

○上顎前突

上顎前突は上の部分が全体的に前に突き出ている状態のことです。よく「出っ歯」と言われている歯並びのことを示しています。

上顎前突になると、口が閉じにくくなりドライマウスや無意識に口呼吸になりやすくなります。そのことが原因で、虫歯や歯周病、口臭が強くなるなど可能性が高くなります。

上顎前突は遺伝的でもあると言われていますが、指しゃぶりの期間が長かった方や舌癖などの影響も考えられます。

 

○下顎前突

下顎前突は下の前歯や下顎全体が前方に突き出ている状態のことです。よく「受け口」と言われる歯並びのことを示しています。

下顎前突は咀嚼機能が低下してしまったり、「サ行」の発音がし辛くなってしまうなどの影響が出てきます。下顎前突の状態のままでは顎が正常に育たなくなる可能性があり、悪化してしまう可能性も十分考えられます。

下顎前突も上顎前突同様で遺伝的なものが関係していると言われています。ただ、口呼吸や舌癖なども関係している可能性も考えられるでしょう。

 

○開咬

前歯が噛み合わず、奥歯しか噛み合わない状態で、前歯が常に開いた状態のことになります。哺乳瓶やおしゃぶりを長時間使っていたり、咀嚼不足が原因と言われています。

前歯が開いているため、前歯で食べ物を噛むことができず、奥歯ばかりに負担がかかってしまいます。前歯が開いていることでドライマウスや滑舌が悪くなるなどの影響もあります。

 

○過蓋咬合

咬み合わせが上下で深くなっている状態のことです。別名「ディープバイト」と呼ばれています。

上の歯が下の歯を覆いかぶさっているような状態で、ほとんど下の歯が見えません。上顎と下顎の大きさのバランスが良くないためになってしまうと言われています。

そのため、前歯で食べ物が上手く噛み切ることができず、虫歯や歯周病の原因につながります。また、顎関節症にもなりやすいと言われています。

 

■歯列矯正をすることでのメリット


歯列矯正は歯並びを本来の位置に戻す治療になります。歯列矯正をした方の中には、「フェイスラインがすっきりした」という方もいらっしゃいます。

個人差があるため、歯列矯正で得られる変化は人それぞれではありますが、少なからず歯並びが綺麗になるというのはとても魅力的に感じられるものです。

顔の印象の変化が出るのは歯列矯正で歯並びが良くなったためだけではありません。歯列矯正をし、本来の位置に歯を戻すことで噛み合わせも改善されます。

噛み合わせが悪い状態が続くと、顔の筋肉が衰えたり歪んでしまう可能性も考えられます。すでに顔の筋肉の衰えや歪みを感じているという場合でも、歯列矯正をすることで徐々に改善されてきます。

左右のバランスが整い、さらに自信をもって歯を見せて笑うことが実現できることでしょう。

 

歯列矯正は自信をもって歯を見せて笑うことを実現する

歯列矯正は自信をもって歯を見せて笑うことを実現する

 

■歯列矯正をすることでのデメリット


歯列矯正をする上でのデメリットは、人と接することが多いご職業の方の場合、矯正器具を表につけている場合見えてしまうということがあります。

また、歯列矯正は歯に圧をかけているということもあり、痛みがある場合があります。長期間つけるものなので、慣れてはきますが最初は違和感を感じられるかもしれません。

矯正器具をつけているということもあり、食べカスなどの汚れが隙間に溜まる可能性も考えられます。歯列矯正をする際は、必ずお手入れ方法などを知っておきましょう。

また、透明のマウスピースを使用する「インビザライン」、歯の裏側に装置を付ける「裏側矯正」等、目立ちにくい装置を使用した治療方法もございます。気になられる方はお気軽にご相談くださいませ。

 

■まとめ


歯列矯正は期間は6ヶ月〜3年ほどという長期期間で行われる治療です。あくまで目安の期間であり、患者様それぞれで期間は異なってきます。

歯並びの状態次第では、期間が伸びてしまうこともありますが、長期間かけてすることに意味があります。

当院では無料で矯正相談を受け付けています!矯正治療でお悩みの方や、ご自身の歯を見つめ直したい方はご気軽に当院にご相談くださいませ。

 

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インビザラインってなぜ人気なの? その理由を徹底解説!

2022年10月14日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。 

 

歯列矯正を検討したことがある方は、みなさん一回は「インビザライン」という言葉を聞いたことがあると思います。今回はインビザラインが人気な理由をご説明します。歯列矯正をご検討中の方はぜひご一読ください!

目次

■インビザラインとは
■インビザラインが人気を集める5つの理由
■インビザラインの種類
■まとめ

■インビザラインとは


インビザラインは、優れた歯科技術を有するアメリカのアライン・テクノロジーが開発した、「矯正歯科治療」です。 

色は透明で目立つことなく、そして薄くて軽いので気軽に使用できます。1999年にアメリカでサービス提供がはじまり、その後は世界中で800万人以上が使用している、実績豊富な矯正装置です(2020 年 1 月時点)。改善の積み重ねにより、インビザラインはどんどん幅広い症例に対応できるようになっています。

 

インビザラインは目立たずに薄くて軽い

インビザラインは目立たずに薄くて軽い

 

■インビザラインが人気を集める5つの理由


他のマウスピース矯正にはなくて、インビザラインにだけ存在している特徴を紹介します。 

○3D口腔内スキャナーで歯型が採れる

インビザラインでは3D口腔内スキャナーでお口の中をスキャンし、歯型をとります。わずか1分ほどでスキャンができ、従来の歯の型取りのように印象材を口内に入れる必要もないため、苦しい思いをすることなく快適に歯型を採ることができます。さらに、精密なスキャニング技術によって高精度な情報を得ることができるので、治療の質も向上します。 

印象材の場合だと歯型を採るときに変形が発生し、そして石膏硬化の際にも膨張してしまいますから、精密さは不安定です。しかしiTeroによる3Dスキャンであれば、歯の形状をきちんとデータにします。 

また、インビザライン以外のシステムの場合、約2~3週間のペースで来院し、毎回歯型を採って、新しいマウスピースを作製する必要がありますので、それなりの負担となります。 

しかし、インビザラインでは、基本的に1回歯型を採って(もし、ズレが発生しても2~3回)、3次元画像化技術とCAD/CAM技術により各ステージのマウスピースをまとめて作製しお渡しします。そのため来院回数(6~8週間に1回)を減らすことが可能です。 

 

○コンピュータを使った歯の動きのシミュレーション

iTeroにて読み取ったデータを読み込み、歯の動きをシミュレーションできるので、安心感も高まります。歯が動く様子を確認することで、今の不正咬合がどんな感じで綺麗に治るかがわかります。治療をした後の歯並びを具体的にイメージできるのはメリットです。治療に対しての不安も解消され、モチベーションが上がり、治療を始められる方も多いです。 

 

○新素材のSmartTrackは装着感や見た目が優秀

インビザラインのマウスピースは「SmartTrack」という新素材で作られています。従来のマウスピースの素材と比べて、歯をよりきちんと移動させられ、見た目の良さにも優れています。 

日本人に多い重度の叢生(ガタガタの歯並び)の治療では、これまでの素材ではアライナーの取り外しが困難なケースがありましたが、SmartTrackは柔軟性に優れており、アライナーの着脱が簡易化されています。 

8年以上の間研究を行い開発された、Smart Trackは、優秀な弾性を有しています。
素晴らしい治療結果を望んでいるのであれば、必見の方法だといえるでしょう。

 

○歯にアタッチメントをつけて正確な歯の移動を可能にする

インビザラインだけにみられる大きな特徴が、アタッチメントです。歯を動かす際に効果的に力をかけ、歯を動かします。アタッチメントは歯と同じような色の樹脂でできていて、治療をした後には取り外します。 

治療計画の際に歯をどういった感じで動かしていくのかを決めます。動かし方次第で、アタッチメントの形状や数などが異なります。これがあることで、歯にかかる力を細かく調整することができます。設置すると効果的に歯を動かすことができるので、アタッチメントはマウスピースの矯正能力を強めてくれる大切な要素です。 

 

○矯正歯科医のインビザライン矯正のスキル次第で適応範囲が変わる

経験豊富な矯正医師が設計すると、問題のある歯をまっすぐにしたり、歯茎に埋没してしまっている歯を引っ張り出すこともできます。他には、歯列の変化も可能で、様々な症例に対応出来る点が魅力です。 

アタッチメントを設計するには、クリンチェックという特殊なソフトを用いて行います。まずアタッチメントはAIが設定し、その後に歯科医師がアタッチメントの位置などを適切に修正し、結果的に歯がより正確に動作するようになります。 

 

■インビザラインの種類


インビザラインの種類はいくつかございますが、今回はその中から主な2つをご紹介します。 

○インビザライン・コンプリヘンシブ

インビザライン・コンプリヘンシブは、全部の歯が矯正対象となる「全顎矯正」の際に用いられます。多くの方が連想するインビザラインがこれにあり、アライン・テクノロジー社でかなり昔からあるシステムとなっていて、インビザライン fullと名付けられています。
特徴は以下の2つです。 

  • 治療期間が長く、治療期間は基本的に2~3年くらいです。歯を移動した後も3年程の保定処置が不可欠です。 
  • ほとんどの症例に対応可能

全顎矯正のインビザライン・コンプリヘンシブであれば、悩みの種でもあるほとんどの歯並びを綺麗に治せます。 

 

○インビザライン

インビザライン GOは、“部分矯正”のことを指し、以下のような特徴があります。 

  • 治療ができるかを即判定可能なインビザライン GOには、独自のシステムが導入されています。アライン・テクノロジー社が作り出したスマホ専用のアプリで、口内の写真を撮影して、該当画像をアップロードするだけで治療できるかどうかを知ることが可能です。 
  • 前歯~小臼歯の歯並びを矯正でき、前歯部という目立ちやすい部位をマウスピースによって部分矯正したい方に適した治療方法です。これまではワイヤー矯正のみでしかできなかった部分矯正であっても、インビザライン GOであればマウスピースによる矯正ができるのです。 
  • 治療費や期間を抑えられる部分矯正であるインビザライン GOでは大臼歯を動かさない(動かせない)ため、全顎矯正のインビザライン・コンプリヘンシブより費用が安くなっています。また矯正にかかる期間も短くなります。 

 

コンプリヘンシブは全顎矯正 / GOは部分矯正

コンプリヘンシブは全顎矯正 / GOは部分矯正

 

■まとめ


いかがでしたでしょうか。マウスピース型矯正装置は様々な種類がありますが、インビザラインは世界中の多くの方に利用されています。その理由がお分かりいただけましたでしょうか。 

当院の担当医はインビザライン「認定医」を取得しております。マウスピース型矯正に興味をお持ちの方はぜひ一度、HPの「無料矯正相談」よりお問い合わせください。まずはお口の状態を拝見し、適応できるか否かをお伝えさせて頂きます。 

 

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歯科矯正で「歯を動かす」しくみ 〜歯の構造と矯正治療での動かし方

2022年10月7日

こんにちは、世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯科矯正治療とは、歯を動かして歯並びや噛み合わせを整える治療です。とは言え、「歯を動かす」でどうやるのか、どういう仕組みで動くのか、ご存じですか?

今日は矯正治療で歯を動かす仕組みについて、歯の構造と併せてご紹介していきます。

目次

■歯と歯のまわりの構造
■「歯が動く」しくみ
■矯正治療における歯の動かしかた
■歯を動かした後は「後戻り」に注意
■光加速装置「オルソパルス」を使えば、治療期間の短縮も可能
■まとめ

■歯と歯のまわりの構造


歯の表面はエナメル質と呼ばれる物質からできていて、人間のからだの中でもっとも硬い組織です。どのくらい硬いかといいますと、もっとも硬いダイヤモンドを10とした時の6~7程度、ちょうど水晶と同じくらいの硬さだと考えてください。

そして歯は、見える部分だけではありません。抜いた歯に付いた、根のようなものを見たことがある方もいるかと思います。それが歯の根、「歯根(しこん)」です。この歯根は、あごについた「歯槽骨」と呼ばれる骨の中へ、「歯根膜(しこんまく)」と呼ばれる体の組織を間に挟みながら、まさに植物が根を生やすように入り込んでいます。

先ほど紹介した「歯根膜」とは、歯根部分の表面(セメント質)と歯槽骨の間を結び付ける繊維性の組織です。「歯の靭帯」とも呼ばれ、食べ物を噛む際に歯にかかる力を吸収・緩和し、歯に加わる力が直接骨に伝わるのを和らげるという免振機能のような役割を担っています。厚さは0.3㎜程度のごく薄い組織ですが、この薄い組織の中にたくさんの血管が通っています。

歯を動かす際には、ここで紹介した「歯槽骨」と「歯根膜(しこんまく)」の働きを活かして、動かしていく事になります。

 

歯を動かす際は歯槽骨・歯根膜の働きを活かす

歯を動かす際は歯槽骨・歯根膜の働きを活かす

 

■「歯が動く」しくみ


しかし、歯は同じ方向に継続して力を加えていくことで、少しずつ力の加わった方向に動くしくみになっているのです。

歯を一方向に押し続けると、押された側の歯根膜は窮屈になります。なぜなら歯根膜の外側には歯槽骨があり、いわば歯根と骨の間で圧迫されるからです。また、歯に押されることで歯ぐきを通っている血管も同様に圧迫されて、貧血状態になります。逆に、押したほうの歯根膜は歯槽骨から引っ張られて、ゴムが伸びてしまっているようなかたちになります。

本来、歯槽骨に丁度良いバランスで埋まっていた歯根が偏ると、体は歯根膜の元の幅を保とうとします。そのため、貧血状態を正常の状態に戻そうとする「破骨細胞」という細胞が働き始め、窮屈な側の歯槽骨を溶かしていきます。それと同時に、力が加えられた逆の場所には歯槽骨を新たにつくる「骨芽細胞」という細胞も出現し、新たに歯槽骨をつくる作用が働きます。この状態が続くことで、歯は少しずつ動いていくのです。

ちなみに歯が動くスピードは、1ヵ月で0.5~1ミリ程度と言われています。強い力を加えたからといって、早く動くわけではありません。むしろ力のかけすぎは、場合によっては、歯根や周囲の骨に大きなダメージを与えることになってしまいます。歯や周囲の組織に過度な負担をかけず、体が持つペースに合わせて歯を動かしていきます。

 

■矯正治療における歯の動かしかた


一口で「歯を動かす」と言っても、実は矯正治療ではさまざまな歯の動かし方によって、美しい歯並びや、正しい噛み合わせに導いています。具体的には、次の6つの移動方法があります。

◎歯の位置を移動させる
○歯体(したい)移動
歯と歯の隙間を無くすために、歯を平行に動かす移動法です。矯正治療で最もよくある動きです。

○傾斜移動
歯根をあまり動かずに、上部の歯冠を動かします。抜けた歯を放置したことにより、隣の歯が倒れている場合の矯正などに有効です。

◎歯の向きを移動させる
○回転
歯の先と歯根を結んだ軸に沿って、歯を回転させる移動法です。ねじれている歯を正す場合に使います。

○圧下(あっか)
飛び出している歯を引っ込めるため、歯全体を根の方向に向かって沈めるように動かす移動法です。

○挺出(ていしゅつ)
引っ込んでいる歯を上方向に引っ張り出すように動かす移動法です。

○トルキング
歯冠を中心として、歯根の向きを動かす移動法です。

歯は見えるところだけきれいに並んでいればよいわけではありません。歯槽骨の中においても一定の間隔で均等に並んでいるのが望ましいといえます。

歯根が傾いたままの状態で咬み合わせのパワーが加わりますと歯や歯槽骨にかかる負担が大きく、歯と歯周組織に徐々にダメージを与えることになります。歯並びが一生良い状態を保つには、見える部分だけではなく、歯槽骨(顎の骨)の中の歯根の配列にも気を配る必要があるのです。

 

■歯を動かした後は「後戻り」に注意


矯正治療で動かした歯ですが、所定の位置に動いたらそこで治療は完了…ではありません。動かした位置に歯を固定する必要があります。

所定の位置に動いたばかりの歯は、支える骨もまだ弱く、歯根膜も伸びているため、歯がぐらぐらして動きやすい状態です。いわば、固まっていないコンクリートに立てられた建物の柱が、ゴムのようなロープで引っ張られているようなものです。そのため、何のケアもせずにそのままにしておくと、歯が元の状態に「後戻り」してしまうのです。

それを防ぐため、歯を動かした後はその位置に歯を定着させる「保定装置(リテーナー)」を一定期間装着する必要があります。

 

歯を動かした後は定着のためリテーナーを装着

歯を動かした後は定着のためリテーナーを装着

 

■光加速装置「オルソパルス」を使えば、治療期間の短縮も可能


通常であれば1ヵ月0.5~1ミリ程度である歯の動くスピードですが、現在ではそのスピードをより加速させ、治療期間を短縮させる方法も出てきています。それが、光加速装置「オルソパルス」を使う方法です。

光加速装置「オルソパルス」とは、近赤外線の効果で治療速度を加速させる装置の事です。近赤外線には、破骨細胞や骨芽細胞といった歯の移動に関係する細胞を活性化させ、血流をよくする効果があります。

先ほどご紹介したように、矯正治療はこれら細胞の働きによる歯を支える骨の新陳代謝を利用して歯を動かしています。そのため、細胞が活性化すると骨の新陳代謝も早まり、結果として治療に必要な時間も短くなる訳です。

 

■まとめ


本日は、矯正治療で歯が動くしくみについてあらためてご説明しました。外から見える部分、見えない部分含め、歯並びがとても繊細なバランスで成り立っていることをイメージしていただけたのではないでしょうか。

当院では、患者様ひとりひとりの歯のバランスを丁寧に測ってお伝えするため、「矯正相談」だけでなく、「検査診断」までを無料で実施しています。検査診断は一般的には数万円かかりますが、矯正治療は一般の歯科治療と比べ治療期間も長く、費用もかかります。患者様に納得して当院を選んでいただき、治療を始めていただけるよう、当院では検査診断結果も踏まえ、できるだけわかりやすく詳細なご説明をさせていただきたいと考えております。

いま一度ご自身の歯を見つめ直す、矯正治療という選択肢と向き合ってみてはいかがでしょうか。興味を持たれた方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

 

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