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歯科矯正でよく見る専門用語を解説!治療前に知っておきたい言葉リスト

2023年7月14日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

ブラケットやリテーナーなど、歯科矯正ではさまざまな専門用語を用いています。歯科医師が治療を説明する際に用いることも多いですが、意味を理解できないまま説明を聞いてしまうと、後でトラブルになるおそれもあります。現在矯正治療を検討中の方は、矯正に関する専門用語をしっかり覚えておきましょう。

 

目次

■歯科矯正を考えているなら専門用語を知っておこう
■歯科矯正関連のよく見る言葉を解説
■まとめ

■歯科矯正を考えているなら専門用語を知っておこう


矯正治療を始めるにあたって、ほとんどの歯科医院は治療方法について丁寧な説明を行っています。しかし、専門用語を使ってしまうことも多く、患者さんが理解できないまま治療を始めるケースも少なくありません。ただ、専門用語を理解できずに治療を決めると、後から認識の齟齬が生じるおそれがあります。

 

知らない専門用語については、その場で歯科医師へ説明してもらうのもよいでしょう。ただ、どこまで説明してくれるか分かりませんので、ある程度はご自身で把握しておくことをおすすめします。

歯科矯正に関する専門的な用語は多数ありますが、実は難しい言葉はほとんどありません。例えば歯科医師から裏側矯正という言葉が出た場合、歯の裏に装置を装着する矯正方法であると大まかな予想がつくかと思います。なお、よく聞く言葉については当記事でも解説しますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

■歯科矯正関連のよく見る言葉を解説


・マウスピース矯正
マウスピース矯正は、歯にフィットする矯正装置(マウスピース)を装着し、歯を移動させる矯正治療の方法です。マウスピースは樹脂でできており、透明で目立たない特徴があります。後述のワイヤー矯正とは違って飲食中に装置を自由に取り外せるため、実生活への影響も最小限に抑えられます。

マウスピース矯正は少しずつ歯を移動させますので、治療には2~3年ほどの時間を要します。しかし、装置が透明で目立たないので、矯正中であることを周囲に隠したままにできます。装置を装着した時の違和感も少なく、痛みもほとんどありません。また、治療費も抑えられるため、費用をかけたくない方におすすめです。

 

・ワイヤー矯正

ワイヤー矯正中の口元

ワイヤー矯正中の口元

ワイヤー矯正は、ブラケット(後述)とワイヤーを利用して歯を移動させる治療方法です。古くからある矯正治療の方法で、矯正歯科の多くが対応しています。

ワイヤー矯正は治療費が安価で、治療期間も短くて済むメリットがあります。もし短期間で歯並びを改善させたい方は、ワイヤー矯正が適しているでしょう。

しかし、装置を歯の表面に固定するため、治療が終わるまで取り外すことができません。装置を取り付けた後、中には違和感や痛みを覚える方もいらっしゃいます。

また、金属製のブラケットやワイヤーを使う場合、装置が目立ってしまうのもネックです。審美面を気にする方は、目立たないワイヤー矯正を検討するか、裏側矯正やマウスピース矯正を選びましょう。

 

・ブラケット
ブラケットは、ワイヤー矯正で利用する装置のことです。ワイヤーを通せる構造になっており、歯の表面に取り付け、ワイヤーで固定することで歯を移動させる役割を担っています。ブラケットの素材は金属が一般的ですが、目立ちにくいプラスチック製やセラミック製もあります。ただ、どのブラケットを選べるかは歯科医院によります。

 

・部分矯正
部分矯正は、一部の歯・領域のみを矯正する治療方法です。一般的に歯科矯正というと、歯全体の矯正を指しますが、部分矯正は前歯数本のみなど、部分的な歯並びを矯正できます。

部分矯正は気になる部分だけを矯正できるため、治療期間は短くて済みます。また、装置も一部のみに装着すればよいため、治療費も抑えられます。一部の歯並びを改善したい方におすすめです。

一方で、全体の噛み合わせを矯正することはできません。出っ歯(上顎前突症)や受け口(下顎前突症)などの場合、全体の矯正が必要になります。対応可能な症例も限られるため、歯並びによっては部分矯正が不可能です。

 

・裏側矯正
裏側矯正は、歯の裏側にブラケットなどの装置を取り付ける矯正治療の方法です。舌側矯正やリンガルブラケット矯正法とも呼ばれています。ワイヤーで装置を固定しますが、歯の裏側にブラケットを取り付けるため、従来のワイヤー矯正のように目立つことはありません。

 

また、装置が比較的小さく、違和感や痛みが少ないのもメリットです。歯の裏側は常に唾液が分泌されているため、虫歯になるリスクも低減できます。

しかし、ワイヤー矯正やマウスピース矯正と比べて治療費が高額です。100万円を超える症例もあるため、支払いが難しい時は分割払いかデンタルローンも検討しましょう。

 

・インビザライン

インビザライン

インビザライン

インビザラインは、アライナーと呼ばれる透明なマウスピースを用いる矯正治療の方法です。アメリカのアライン・テクノロジーが開発しており、矯正治療の分野において豊富な実績を有しています。日本でもインビザラインに対応した歯科医院は増えており、気軽に治療を受けられる環境が整っています。インビザラインのメリットは、装置を自由に取り外せる点にあります。飲食中や歯磨き時に装置を装着する必要がありません。また、アライナーが透明で目立たないため、見た目が気になる方でも安心して治療を受けられます。

 

一方で、アライナーは1日20時間以上装着する必要があります。治療期間も長いため、長期的に取り組む覚悟が求められます。

 

・iTero
iTeroは、インビザライン治療で歯型を採取する際に用いられている3Dスキャナーです。従来の矯正治療は、シリコンを流し込んで歯型を採取します。一方、iTeroは口の中に小さなヘッドを入れ、スキャンすることで歯型を採取しています。シリコンよりも高精度で、スピーディに歯型を採取できます。これにより、精度の高い治療を可能にしています。

 

・チューイー
チューイーは、インビザラインの治療で用いる補助具です。アライナーを装着する際、歯にしっかりとフィットさせる目的で利用します。アライナーを手で装着した場合、歯との間に隙間ができてしまうことがあります。しかし、隙間があると歯の移動に影響するため、チューイーを用いるのが一般的です。チューイーはシリコンで作られており、何度でも繰り返し利用できます。ただ、使っているうちに弾力がなくなるため、定期的な交換が必要です。

 

・リテーナー(保定装置)リテーナー(保定装置)は、矯正治療直後の歯並びを安定させるために利用する装置です。歯科矯正後、そのままでは歯並びが元に戻ったり、乱れたりするおそれがあります。そうした不安定な状態を解消するために、矯正治療後はリテーナーを装着します。

リテーナーの装着期間は、矯正治療にかかった期間とほぼ同じです。短い方で1年程度、長ければ3年程度は装着する必要があります。ただ、矯正装置ほど歯に力をかけないため、違和感や痛みはほとんどありません。

 

・後戻り
後戻りは、矯正治療後に歯並びが戻ってしまうことを言います。後戻りは矯正治療の方法を問わず、誰にでも起こりうる現象です。矯正治療直後の歯は非常に不安定な状態で、すぐに後戻りするリスクがあります。せっかくの治療が無駄になってしまい、2度目の矯正が必要になります。治療後は後戻りが起こらないよう注意しましょう。後戻りを防止するためには、歯科医師の指示に従ってリテーナーを装着する必要があります。

■まとめ


矯正治療を受ける場合、歯科医院でカウンセリングを受け、自分に合った治療方法を提案してもらうことが重要です。カウンセリング時には、歯科医師から治療の説明を受けると思いますが、専門用語を多用される可能性もあります。分からないまま治療へ入らずに済むように、用語をある程度覚えておくとよいでしょう。

 

矯正治療に関する用語は色々ありますが、難しい言葉はほとんどありません。また、歯科医師へ聞けば分からない用語を説明してもらえると思います。もし分からない部分があったら、遠慮せずに聞きましょう。

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大人になってからの歯列矯正で注意すること。医療費控除についても解説

2023年7月7日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

歯列矯正には年齢制限がなく、大人になってから歯並びを矯正することも可能です。しかし、子供の矯正とは違い、成人矯正にはリスクやデメリットもあります。矯正治療を検討中の方は、注意点を押さえたうえで治療の可否を判断しましょう。
今回は、大人になってから行う矯正の注意点を紹介します。

 

目次

■大人になってから歯列矯正する人も多い
■虫歯や歯周病のリスクが高まる
■子供の歯列矯正よりも痛みやすい
■自分に適した治療法かを見定める
■大人は医療費控除対象外になるケースも多い
■引っ越し予定がある場合は要注意
■まとめ

■大人になってから歯列矯正する人も多い


歯が生え揃ってから歯列矯正するのは難しい、と考えている方も多いのではないでしょうか。確かに子供の頃に矯正することが望ましいといえますが、大人になってから治療を受ける方も少なくありません。そのため、成人したからといって歯列矯正を諦める必要はないのです。

 

歯並びは顎の成長と深く関わっていますが、顎の成長は15歳頃までにほぼ止まってしまいます。子供の矯正は、顎の成長に合わせて治療計画を立てられるため、大人よりも歯並びを整えやすいといえます。

しかし、現在は成人後の矯正がポピュラーで、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、さまざまな治療方法が確立されています。また、歯を抜くことでスペースを確保し、歯並びを整える手段もあります。いずれにせよ、成人後に歯並びでお悩みの方は、一度歯科医院でカウンセリングを受けてみるとよいでしょう。カウンセリングを受けてから、矯正するべきか判断しても遅くはありません。

■虫歯や歯周病のリスクが高まる


ただし、大人になってから矯正治療を受けるのであれば、虫歯や歯周病に注意しましょう。矯正治療中は、装置などの影響で口腔内のケアが難しくなる場合があります。

例えばワイヤー矯正の場合、歯の表面にブラケットという装置を装着しますが、隙間に食べかすや歯垢が詰まりやすくなります。こまめな歯磨きが必要で、矯正治療前よりも丁寧なブラッシングが求められます。マウスピース矯正においても、マウスピースを適切に洗浄しなければ雑菌が繁殖し、口腔内の環境を悪化させるおそれがあります。

 

仕事などで忙しいと、歯磨きや口腔内のケアも怠りがちになってしまうと思います。しかし、歯列矯正中はこれまで以上に歯のケアが必要です。もし矯正治療中に虫歯や歯周病になると、矯正治療を中断しなくてはいけません。その結果、矯正治療にかかる期間が延びてしまう可能性もあります。金銭的負担も増えかねませんので、日頃から虫歯・歯周病リスクを最小限に抑えるためのケアが求められます。

■子供の歯列矯正よりも痛みやすい


成人矯正は、子供の矯正と比べて痛みやすいことにも注意しましょう。子供の矯正は、歯や顎の成長に合わせて対応できますので、痛みに配慮した治療が可能です。装置を装着してしばらくは痛むかもしれませんが、通常は数日ほどで収まるため、ずっと続く心配はありません。

 

一方の成人矯正は、歯が固定された状態から移動させますので、子供よりも痛みを感じやすいです。もちろん個人差はあるものの、ある程度は覚悟しておいたほうがよいでしょう。

特に装置を固定するワイヤー矯正の場合、治療開始から数日間は強い痛みが出ることがあります。また、歯が動くことによる痛みもあるため、しばらくは気をつけておきましょう。

マウスピース矯正も痛みを感じる場合があります。しかし、ワイヤー矯正とは違って装置を固定しないうえ、歯を移動させるスピードも非常に緩やかです。装着時の違和感はあると思いますが、ワイヤー矯正ほど痛みは強くありません。ただし、その分治療には時間がかかります。

■自分に適した治療法かを見定める


大人になってから矯正治療を受ける方は、自分に適した治療方法を見極めることも大切です。歯列矯正は、大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットという装置を取り付け、ワイヤーで固定して歯並びを矯正する治療方法です。装置を歯の表面に取り付ける表側矯正と、裏側に取り付ける裏側矯正(リンガルブラケット矯正)があります。

 

表側矯正は治療費が安価で、マウスピース矯正と比較して短期間で治療できます。しかし、装置が固定されるため、人によっては違和感を覚えるかもしれません。ブラケットとワイヤーの色次第では、装置が目立つことも欠点です。

 

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットを取り付けるため、装置が目立つ心配はありません。一方、表側矯正よりも治療費が高くなる場合があります。

マウスピース矯正は、取り外し可能なマウスピースを使って矯正する治療方法です。さまざまな種類がありますが、特に有名なものはインビザラインです。インビザラインは、一定期間ごとに透明なマウスピースを交換しながら歯並びを移動させます。なお、当院でもインビザラインを用いた矯正治療を提案しています。

マウスピース矯正は費用が手頃で、裏側矯正と比べても安価です。また、装置を自由に取り外せるため、装置の違和感を気にせず飲食を楽しめます。ただし、治療期間は長くなりがちで、2~3年かかる場合もあります。

一口に歯列矯正といっても、ワイヤー矯正とマウスピース矯正では治療費や治療期間、対応できる症例が異なります。どの方法が自分向きか迷った時は、一度歯科医院でカウンセリングを受けてみましょう。

■大人は医療費控除対象外になるケースも多い


税務署

税務署

病院へ通院し、年間治療費が一定額を超えた場合に利用できるのが医療費控除です。医療費控除を適用した場合、税金が安くなります。歯科医院でも、虫歯や歯周病の治療は医療費控除の対象になりますが、成人矯正は医療費控除対象外の症例が目立ちます。

 

医療費控除の可否を分けるのは治療目的です。成人矯正の場合、顔の輪郭に影響が出ている、見た目が気になるなど、審美面の改善を理由に矯正する方も少なくありません。しかし、審美面の改善を目的とした矯正治療は医療費控除の対象外です。仮に矯正治療費を100万円支払ったとしても、医療費控除は適用されません。

一方、機能の回復を目的とした歯列矯正は、医療費控除の対象となる場合があります。例えば噛み合わせによって飲食に問題が出ている、正しく発音できなくなっているなどです。これらは審美面の改善ではなく、日常生活に支障をきたしており、機能の回復が必要と判断されます。このように、矯正治療を受ける理由によっては、医療費控除が適用される可能性があります。

ただ、医療費控除適用の可否は個々の症例次第です。治療を受ける前に、歯科医院で相談してみましょう。

■引っ越し予定がある場合は要注意


引っ越しを予定している方は、矯正治療を受けるかどうか慎重な判断をおすすめします。歯列矯正は、完了まで同一の歯科医院で治療を受けるのが一般的です。引越後も同じ歯科医院に通えるならよいですが、もし通院が難しくなる場合、治療計画に大きな影響が及びます。

 

引越先で新しく歯科医院を探し、治療を引き継いでもらうことも可能です。ただ、治療計画の見直しや変更は避けられず、新しい歯科医院で治療費を再度支払う必要があります。想定以上に治療期間が延びたり、費用が膨らんだりすることもあるでしょう。

成人矯正は、治療が終わるまでに年単位の時間がかかります。1~2年以内に遠方へ引っ越す予定がある方は、引っ越し予定時期と治療期間を比べてから治療可否を決めましょう。

■まとめ


歯列矯正は年齢の制限がなく、大人になってから治療を開始する方も少なくありません。ただし、虫歯や歯周病リスクがあるほか、子供の矯正よりも痛みが強くなる可能性があります。医療費控除も適用されるか判断が難しく、治療が完了するまでには時間もかかります。

 

当院では、患者さんに合わせて最適な治療方法を提案しています。歯列矯正を検討中の方はもちろん、治療を受けるかお悩みの方も、お気軽にご相談ください。

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後悔しないインビザライン矯正の受け方とは?知っておきたいポイント

2023年6月30日

 

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

マウスピースを用いるインビザラインは、透明で目立たず、装置を取り外せるなど、従来のワイヤー矯正にはない多くのメリットがあります。しかし、人それぞれ向き不向きがあるため、治療を受けるかどうかは慎重な判断が求められます。

今回は、後悔しないためのインビザライン矯正の受け方について紹介します。

 

目次

■インビザラインがどんな治療か知ろう
■自分の生活・生活パターンとインビザラインが合うかもチェック
■メリットだけでなく、デメリットも知る
■後悔しないためには歯科医院選びが重要
■治療中にはルールをしっかり守る
■まとめ

■インビザラインがどんな治療か知ろう


インビザラインを受けるか迷っている方は、まずどのような治療方法かしっかり知ることが重要です。矯正治療の方法は他にもありますので、違いを把握しておきましょう。

 

インビザラインは、アライナーと呼ばれる透明なマウスピースを使った矯正治療の方法です。治療へ入る前には、3Dスキャナーなどを使って一人ひとりの歯型を採取し、歯並びの変化をシミュレーションしたうえで治療計画を立てます。時間をかけて治療するのが特徴で、マウスピースを1~2週間ごとに交換し、ゆっくりと歯並びを変化させていきます。

 

ワイヤー矯正の場合、装置は歯の表面にしっかりと固定しますので、自分の意思で取り外すことができません。そのため、治療中に違和感を覚えたり、歯磨きがしづらかったりと、さまざまなデメリットがあります。

 

しかし、インビザラインのマウスピースは、いつでも好きな時に取り外しが可能です。飲食中はもちろん、歯磨きする際も取り外せますので、日常生活への影響も最小限に抑えられます。

 

また、インビザラインは治療費も抑えめで、100万円以上かかる症例は多くありません。裏側矯正よりも手頃で、ワイヤー矯正とほぼ同程度の治療費で済みます。

このように、インビザラインは多くのメリットがある矯正治療の方法です。ただし、ワイヤー矯正より優れているとは一概に言えません。生活リズムによっては、従来のワイヤー矯正が適している場合もあります。

■自分の生活・生活パターンとインビザラインが合うかもチェック


カフェで作業をしている女性

カフェで作業をしている女性

インビザライン治療を利用するかどうか迷った際は、まずご自身の生活パターンやリズムをチェックしてみましょう。もし合わないと判断した場合、他の矯正治療の方法も検討をおすすめします。

 

インビザラインは、およそ2~3年かけて歯並びを矯正する方法です。もし1~2年以内に引っ越しを予定している場合、治療が完了する前に引っ越しすることになるかもしれません。もちろん別の歯科医院に治療を引き継ぐ方法もありますが、治療計画の見直しが必要になったり、追加の治療費が生じたりする可能性があります。

 

このほか、短期間での矯正治療を希望する方にとって、インビザラインは不向きといえるでしょう。インビザラインと比べて短期間で済むワイヤー矯正を検討するべきです。

 

また、マウスピースをほぼ1日装着するのが難しい方にも適しません。インビザラインは、1日20時間以上マウスピースの装着が必要です。20時間に満たない日が出てくることもあると思いますが、1~2日であれば問題ありません。しかし、1日20時間以上の装着が難しいようであれば、インビザラインは候補から外したほうがよいでしょう。

 

マウスピースを付けたままにするのが難しい、外食が多くて脱着が面倒など、生活スタイルによってはインビザラインをおすすめできません。長期的な治療を受ける覚悟があり、1日20時間以上装着できる場合のみ、インビザラインを検討してみましょう。

■メリットだけでなく、デメリットも知る


インビザライン治療には多数のメリットがある反面、いくつかのデメリットがあります。治療を受ける際は、デメリットも考慮したうえで判断することが重要です。

 

まず挙げられるデメリットは、1日あたりの装着時間の長さが挙げられます。先述したように、インビザラインの装着時間は1日20時間以上が目安になっており、これを下回ると治療計画に影響が及ぶ場合があります。1日20時間以上を守るためには、生活リズムを規則正しいものにしたり、マウスピース装着を習慣化させたりすることが求められます。

 

また、治療期間も年単位に及びますので、矯正治療に対するモチベーションの維持も欠かせません。もしモチベーションが低下してしまうと、マウスピースの装着が億劫になり、治療に影響が出る可能性があります。最後までやり遂げる意気込みがなければ、インビザラインによる矯正治療は難しいと言わざるをえません。

 

インビザラインのマウスピースは自己管理が不可欠で、破損・紛失時には再作成が必要になります。管理の手間も増えるため、面倒に感じる方は管理の手間が不要なワイヤー矯正が向いているでしょう。

■後悔しないためには歯科医院選びが重要


インビザライン治療を成功させるためには、慎重な歯科医院選びが求められます。どこで治療を受けても同じ、と考えている方は多いと思いますが、治療のクオリティは歯科医院によって異なるのです。

例えばインビザライン治療では、歯型を採取したうえでマウスピースを作成します。しかし、歯型をシリコンで採取(シリコン印象)する歯科医院もあれば、3DスキャナーのiTeroで採取する歯科医院もあります。当然ながら精度が高いのはiTeroで、シリコン印象は精細な歯型を取ることができません。

 

歯型の採取方法が変わると、歯並びのシミュレーションや治療計画も大きく変化します。iTeroを使った場合は精度の高いシミュレーションが可能で、途中で治療計画に狂いが生じるリスクも抑えめです。一方、シリコン印象はシミュレーションが難しく、途中で治療計画が狂ってしまうおそれがあります。

 

また、矯正治療にかかる診断・検査費用や、装置の調整料も歯科医院によって異なります。出費が積み重なった結果、治療費が想定を超えてしまう可能性もあります。

当院のインビザライン治療は、iTeroを利用して歯型の採取を行っています。希望者には歯並びの事前シミュレーションも実施していますので、変化を確認したうえで治療の可否を判断可能です。また、精密検査や診断、カウンセリング料は頂きません。マウスピースの調整料も無料です。

■治療中にはルールをしっかり守る


インビザライン治療中は、決められたルールを守ることも欠かせません。ルールを守らなければ、治療期間が長引いたり、計画が狂ったりするおそれがあります。

 

特に大切なのは装着時間です。何度も言いますが、マウスピースは飲食や歯磨きなどを除き、1日20時間以上の装着が求められます。治療期間に関わりますので、外すタイミングや時間を明確にし、回数を最小限に留めるなど、ルールを決めて守ることが大切です。マウスピースを取り外すタイミングなどは、習慣になるまで意識しておきましょう。

 

ただし、装着時間を守りたいからといって、マウスピースを装着したまま飲食してはいけません。マウスピースに汚れや匂いが付着するほか、咀嚼した時に穴が空いたり破れたりするおそれがあります。飲食の際は必ずマウスピースを取り外し、飲食後は歯磨きをしてから装着しましょう。

マウスピースは毎日洗浄することも大切です。色や汚れが付着するだけでなく、放置すると雑菌が繁殖してしまいます。歯科医院などで洗浄剤を購入し、毎日欠かさず洗浄しましょう。

■まとめ


インビザラインはマウスピースが透明なので、目立たない矯正治療の方法として人気があります。装置も自由に取り外しできますので、違和感が少ないのもメリットです。

 

しかし、1日20時間以上装着が必須など複数のデメリットがあります。生活リズムによっては、インビザライン治療が向かない場合もあるでしょう。もし判断で迷った時は、歯科医院へ相談することをおすすめします。

当院のカウンセリングは無料ですので、お気軽にご相談ください。

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インビザラインの装着時間を守るコツは?治療計画通りに進めるためのポイント

2023年6月23日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

インビザライン治療で使用するマウスピースは、1日20時間以上装着する必要があります。

今回は、装着時間を守るコツについてご紹介するので、装着を忘れてしまう方、面倒に思われる方はご参考になさってください。

目次

■インビザラインの装着時間を守らないとどうなるの?
■インビザラインの装着時間を守るコツ
■まとめ

■インビザラインの装着時間を守らないとどうなるの?


生活リズムは人それぞれ異なるほか、日によって変わってしまうのは仕方がないことです。しかし、その影響でインビザラインの装着時間が守れないと、治療計画の見直しが必要になる可能性があります。

ワイヤー矯正とは違い、インビザラインのマウスピースはいつでも取り外しできるのがメリットです。一方、自由に取り外せることから、装着時間を守れなくなるリスクがあります。

 

インビザラインは、2~3年という長い時間をかけ、少しずつ歯並びを矯正する治療方法です。そのため、装着時間の短い日があっても問題はありませんが、常態化することは避ける必要があります。

インビザラインは、治療開始前に入念なシミュレーションを実施し、年単位で治療計画を立てます。もしマウスピースの装着時間が守れないと、歯に適切な力がかからなくなり、治療の遅れが生じるおそれがあるのです。その結果、マウスピースが自分の歯に合わなくなり、作り直しになってしまう可能性があります。

 

マウスピースを作り直した場合、以降の治療計画も見直しが必要になります。予定通りに矯正治療が進まなくなり、治療期間が数ヶ月延びてしまう可能性も否定できません。少しだけなら大丈夫、と思ってしまうかもしれませんが、計画通りに治療を進めたいのであれば、マウスピースの装着を習慣化させる必要があります。

 

マウスピースをつけているイラスト

マウスピースをつけているイラスト

 

■インビザラインの装着時間を守るコツ


○規則正しい生活を送って装着時間を守る

インビザラインの装着時間を守るためにも、規則正しい生活を意識しましょう。生活リズムが乱れてしまうと、インビザラインを装着するタイミングが不定期になってしまうおそれがあります。装着のタイミングが不定期になると、日によって装着時間も大幅に変わる可能性も考えられます。途中から億劫になり、マウスピースを装着しない日が出てくるかもしれません。

 

生活リズムは人それぞれ異なりますが、仕事や家庭の事情で不規則になりがちな方もいらっしゃると思います。ただ、生活が不規則だと、インビザラインの装着を習慣化させることが難しくなります。生活リズムが気になる方は、ぜひ見直し・改善に取り組んでみましょう。

例えば、食事は決められたタイミングでとる、歯磨きは食後30分以内に済ませるなど、自分の中でルールを決めてしまうのがおすすめです。ルールを決めておけば、ルーチンに従って行動できます。生活リズムが整うので、マウスピースの装着時間も決めやすくなります。

 

ただし、厳密に時間を決めてしまうのは禁物です。厳密に定めてしまうと、予定どおり行動できなかった時にストレスが溜まってしまいます。無理はせず、自分の可能な範囲で実践することが大切です。

 

○矯正に関するモチベーションを高める

マウスピースの装着時間を守るためには、矯正に対するモチベーションを高めることも重要です。治療完了までモチベーションを維持できれば、頑張ろうという気持ちが強くなり、マウスピースの装着も苦にならなくなるでしょう。

 

ワイヤー矯正の場合、自分で装置を取り外せません。モチベーションに関わらず、計画通りに矯正治療を進められます。しかし、インビザラインは自由に取り外しできますので、つい甘えが出てしまって外す時間が増えてしまうこともあります。

 

インビザラインは、マウスピースを1日20時間以上装着しないといけないため、確かにモチベーションが下がってしまうかと思います。ただ、矯正治療の遅れにつながりますので、最後までモチベーションを保つことが求められます。何らかの工夫を凝らしてみるとよいでしょう。

例えば、矯正治療完了後の理想の自分をイメージしてみたり、ご褒美を用意したりするのがおすすめです。こうしたモチベーションを高める工夫があれば、矯正治療に対して前向きな気持ちになれます。

 

○アプリの機能を使って時間管理をする

インビザラインの装着時間を守るために、スマートフォンやタブレットのアプリを活用する手段もあります。スケジュールを管理できるアプリや、タイマー・アラームアプリなどを使えば、マウスピースを装着するタイミングが来た時に教えてもらえます。これらのアプリを日頃から利用している方も多いと思いますが、ぜひインビザラインの治療で活用してみてはいかがでしょうか。

 

アプリを利用するメリットは、装着忘れを防止できる点にあります。もちろんアプリを使わず、マウスピースを装着する時間を管理することも可能です。しかし、時間を過ぎたり、忘れたりする可能性もゼロではありません。アプリを利用すれば、装着する時間が来た時に音などで知らせてくれます。装着時間を決められますので、マウスピースの装着を習慣化させやすくなります。

 

ただし、アプリに頼りすぎてしまうのも禁物です。装着時間を守るためにも、マウスピースの自己管理も忘れずに行いましょう。

 

○不要な間食をしない

できるだけ間食を減らすことも大切です。マウスピースは自由に取り外しできるため、食事や間食の際には取り外す方が一般的です。しかし、間食が増えるとマウスピースを取り外す機会も増えてしまいます。その結果、マウスピースの装着時間が短くなったり、付け忘れる頻度が増えたりするおそれがあります。1日20時間を守れなくなり、治療期間が延びてしまう可能性も否定できません。

 

不要な間食を減らせば、結果的にマウスピースを取り外す機会も減少します。マウスピースの装着時間も守りやすくなり、時間を管理する手間や負担も減らせるでしょう。口寂しい時に間食しがちな方は、代用手段を考えてみましょう。

 

ただ、装着時間を守るためだからといって、間食をゼロにするのは考えものです。間食の楽しみがなくなると、余計なストレスが増え、食事の量が増加する可能性もあります。装着時間を守ることも大切ですが、適度な間食も楽しみましょう。

 

ポテトチップス

ポテトチップス

 

○自分に甘えずルールを徹底

インビザラインを治療計画通りに終わらせたい方は、ルールを徹底することも大切です。「これくらいなら大丈夫」と、自分の中で何らかの基準を設けてしまう方も多いと思います。確かにある程度の甘えも必要ですが、後々まで引きずらないようにすることが求められます。自分に甘くした結果、その状態が長く続いてしまっては意味がありません。

 

自分への甘えをなくすためには、ルールを明確に決めておきましょう。例えば、食後30分以内に必ずマウスピースを装着する、就寝前に鏡で装着状態を確認するなど、明確なルールがあれば安心です。しかし、守れなかった時に自分を責めてはいけません。また、守るのが難しいルールを自分に課すことも避けましょう。

 

■まとめ


インビザラインは時間をかけて歯並びを矯正するため、治療期間が長くなりがちです。マウスピースは1日20時間以上、2~3年ずっと装着しなくてはいけませんので、途中で嫌になってしまうこともあると思います。

 

もし装着時間を守れるか自信がない時は、生活習慣を見直し、アプリで時間を管理してみましょう。それでも続かないようであれば、歯科医師へ相談してみるのもおすすめです。装着時間を守るためのアドバイスをしてもらいましょう。

 

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歯並びが綺麗だと何が良いの?みんなが歯科矯正治療をする理由3選を紹介

2023年6月16日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯列矯正は、出っ歯・八重歯・受け口など、乱れた歯並びを奇麗な歯並びに整えることができます。

綺麗な歯並び・矯正することのメリットについてご紹介するので、矯正治療にご関心のある方はご参考になさってください。

目次

■良い歯並び・悪い歯並びとは
■みんなが歯科矯正治療をする理由3選
■歯科矯正治療歯の種類
■迷ったら矯正専門の歯科医師に相談してみよう
■まとめ

■良い歯並び・悪い歯並びとは


悪い歯並び、良い歯並び、という言葉は多くの人が耳にしたことがあると思いますが、具体的に良い歯並び、悪い歯並びとはどんな状態のことをさすのでしょうか?

○良い歯並び

良い歯並びと聞くと見た目の美しさをイメージする人が多いかもしれませんが、重要なのは噛み合わせです。良い歯並びとは一般的に上下の前歯の中心が揃っており、正面から2番目以降の歯が2分の1ほどずつずれている状態をさします。また、上の歯が下の歯に2〜3mm程度重なって2〜3mm程度前に出ている状態もひとつの目安となります。また、前の下の歯を除いて上下の歯が互いに1本につき2本対応している状態が良好な噛み合わせといえます。大体の場合、完璧な歯並びの人はほとんどいません。噛み合わせには多少のズレがあることが多いですが、矯正を行うことで、前述した良い状態に近づけることができます。

 

○悪い歯並び

悪い歯並びは別名不正咬合とも呼ばれ、種類があります。不正咬合の場合、磨き残しも多くなり、歯垢や歯石が沈着し、虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。また、歯と歯の隙間が大きい、内側に倒れている…といった場合は、見た目の問題だけでなく、正しい舌の動きができず、発音がおかしくなることもあります。

◇受け口(反対咬合)

上の歯より前に下の歯が出ている噛み合わせをさします。

 

◇出っ歯(上顎前突)

上の歯が前に出ている状態の噛み合わせを出っ歯といいます。歯が前に出ているので、見た目が良くないだけでなく、折れたり唇を切るなどのリスクもあります。

 

◇開咬

奥歯をきちんと噛んでも前歯が噛み合わなく、開いている状態を指します。指しゃぶりや舌を出すなどの悪い癖や遺伝などが原因で起こります。

 

◇八重歯・乱ぐい歯(叢生)

顎が小さいことで歯が並ぶ場所が狭くて歯列がデコボコになっている状態を乱ぐい歯といいます。症状が悪化すると後から出てくる歯が歯並びから外にはみ出してしまい、「八重歯」と呼ばれる重なりあって生えている状態になります。犬歯がはみ出した場合も八重歯に含まれます。

 

◇すきっ歯(正中離開)

上顎の一番前の歯は、生えてくる際は開いていても中切歯の隣の歯が生えてくると閉じてきます。これが開いたままになっている状態をすきっ歯といいます。上唇の内側のひだが大きすぎたり、永久歯が小さすぎたりすると起こります。

 

綺麗な口元

綺麗な口元

 

■みんなが歯科矯正治療をする理由3選


綺麗な歯並びになると、下記のようなメリットが得られます。みんなが歯科矯正治療を選ぶ理由を見てみましょう!

○噛み合わせが改善して食事を楽しめる&発音も改善!

不正咬合の状態だと、食べ物がよく噛み切れず、消化不良の原因になることもあります。歯並びが綺麗になることで、消化器官を助けるだけでなく、食事をストレスなく楽しむことができます。口元の筋肉や顎の骨の成長にもつながりますよ。また、「不正咬合による発音の悪さ」からも解放されたという声もみられました。滑舌に関する悩みがある人にとっても歯列矯正は有効な手段だといえます。

 

○お手入れがしやすいので虫歯・歯周病のリスクが減る!

凸凹の歯並びだと、どうしても磨きにくい箇所が出てきて歯の隙間や溝に汚れが溜まりやすくなります。特に歯が重なり合っていると歯ブラシの毛先が届きにくくなります。歯並びが綺麗になると、日頃のケアもしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクも軽減されます。虫歯になりやすい体質だったけど歯列矯正をしてから虫歯が減ったという人もいらっしゃいます。

 

○笑顔の印象が良くなり自分に自信が持てる!

歯並びが悪いということをコンプレックスに感じている人は沢山います。歯並びが美しくなると、自然と笑顔が増えて、顔つきも明るくなります。笑顔の印象も良くなることで、自分にも自信が持てるようになります。また、歯並びは顔の骨格にも影響するので、なかには左右の顔のバランスが整う人もみられます。「長年のコンプレックスから解消されて口元を隠さず笑えるようになった」「気持ちも明るくなった」という人もいらっしゃいます。

 

■歯科矯正治療歯の種類


従来からのワイヤー矯正と、マウスピース矯正など、歯科矯正治療にも種類があります。ワイヤー矯正は歯にブラケットと呼ばれる器具を装着し、そこにワイヤーを通して矯正力をかけて歯列を整えていく方法です。強い力をかけることできるので、治療期間は短期間で済むことも多いですが、締め付けられるような痛みを伴うケースがたくさん見られます。

一方新しい矯正方法として定着してきたマウスピース矯正は、患者様の歯型を採取し、それを基に作成したマウスピースを歯に装着することでゆっくりと歯列を整えていく方法です。マウスピースは1週間〜2週間置きに新しい段階のものへと取り替え、1日20〜22時間以上装着します。

 

○マウスピース矯正のインビザラインとは

アメリカのアライン・テクノロジー社で1997年に開発されたのがインビザラインです。現在すでに世界100か国以上で使用されており、2021年時点で1,000万人以上の患者様がいる信頼と実績のある歯列矯正です。インビザライン治療では、治療をはじめる前にお口の中をスキャンし、歯列の変化を3D画像を見ながらシミュレーションできます。矯正治療前に矯正後の歯並びを確認できるので、治療計画と治療後の歯並びのギャップが生じにくいのがメリットです。インビザラインは透明なので、装着中も目立たず、痛みもありません。

 

インビザライン

インビザライン

 

■迷ったら矯正専門の歯科医師に相談してみよう


矯正治療を行うか迷っている方は、ひとりで考え込むのではなく、歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。矯正専門の歯科医師が在籍しているクリニックだと専門家の視点で適切なアドバイスや提案を受けることができるので、不安がある人でも安心です。矯正を専門とする歯科医師は、高度な知識や技術を有しているだけでなく、多くの症例に携わった経験も持っています。そのため、患者様それぞれの状態に合わせた適切な治療を提案できます。

 

当院は矯正専門医院で、数々の症例に対応しています。従来からのワイヤー矯正や部分矯正はもちろん、近年人気を集めるマウスピース矯正も行っております。矯正治療に関するお悩みがある方はぜひ一度当院にご相談下さい。

 

■まとめ


歯科矯正治療を行う事で、精神的にも肉体的にも、生活の質(QOL)を高める事につながります。歯並びが綺麗だと見た目の美しさだけでなく、体の健康を守ることにおいても重要な役割を果たします。歯並びに関するお悩みがある方は、なるべく早く歯科医院に相談することがおすすめです。

 

「矯正は痛そう」「矯正は見た目が気になる」という人には特にインビザラインがおすすめです。当院でも矯正治療を実施しており、インビザラインでの治療も可能です。気になる方はぜひ一度ご相談ください。

 

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歯列矯正で医療費控除は使える?適用できる条件をわかりやすく解説

2023年6月9日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

今回は、歯列矯正で医療費控除が受けられる条件や申請方法、そして注意点などを分かりやすく説明します。

金額面で治療を受けるか悩んでいる方は、是非、ご参考になさってください。

目次

■歯列矯正で医療費控除は適用可能か
■医療費控除が使える歯列矯正とは?
■控除額はいくらなの?控除の申請方法は?
■医療費控除適用可能かどうかを事前確認したい
■歯列矯正で医療費控除を受けるときの注意点
■まとめ

■歯列矯正で医療費控除は適用可能か


歯列矯正治療を受ける際に医療費控除が適用されるかどうかは、ケースバイケースとなります。矯正治療をする全ての人が控除の対象ではなく、具体的な状況により変化します。

本当に歯列矯正が必要なのかが重視され、例えば大人の方が見た目を良くしたいといった場合には医療費控除の対象外となります。具体的な状況については専門の歯科医師に確認してもらいましょう。当院ではカウンセリングを無料で行っていますので、その際に控除適用されるのか、どういった手順で治療が進むのか、などをお伝えいたします。

 

医療費控除の対象であっても申請をしなくてはその恩恵を受けられないので要注意です。申請はそれほど難しくはないため安心してください。

 

■医療費控除が使える歯列矯正とは?


上記のように、医療費控除が全ての歯列矯正で適用されるわけではないので、どんな条件だと控除できるのか知っておきましょう。

大人と子供で判断基準が異なります。

 

子供は成長過程にあるので医療費控除の対象になりやすく、大人は機能的な問題などが生じている際のみ対象になります。

 

○子供の場合

子供が健康に成長していくためには噛み合わせが重要になってきます。そのため多くの場合、子供の歯列矯正は医療費控除の対象となります。小学生や中学生のうちに矯正治療をする子供も増加しており、基本的には控除の対象になっています。子供は大人に比べて医療費控除を受けやすいとはいえますが、断言できるものではありませんし、最終的には税務署が判断します。

 

○大人の場合

大人は子供とは異なり、「見た目を美しくしたい」といった審美的な目的では医療費控除の対象外となります。
例えば、歯並びに問題があって、何らかの機能面や咀嚼、発音に影響がある場合などは、大人の場合も医療費控除の対象となります。

具体的には、「歯並びが悪くてご飯を食べる時にうまく咀嚼できない」「滑舌が悪く発音しづらい」などが挙げられ、日常生活を送る上で不都合があるケースで認められることが多いです。

 

ですが、審美的な目的で歯列矯正を希望した場合でも、検査の結果機能的な問題があると判断され、医療費控除が適用可能なこともあります。機能的な問題はないと思っていても歯科医師に判断してもらうまでは分かりません。歯列矯正で歯並びを美しくした結果、見た目が綺麗になるだけでなく、機能的にもより良くなる可能性があります。

 

税務署

税務署

 

■控除額はいくらなの?控除の申請方法は?


歯列矯正において医療費控除が適用される場合、一体何が控除の対象となるのでしょうか。

 

○医療費控除に該当する費用

  • 歯列矯正の装置代
  • 各種検査費用
  • 診察料や処置料
  • 処方された医薬品類の費用
  • 病院に通院するための交通費(交通手段は限られる)

以上が、医療費控除適用となる費用です。
矯正治療は基本的に高額ですから、ローンサービスを使用することもあるでしょう。そういった際の支払い分についても医療費控除に含めることができます。

 

○医療費控除に該当しない費用

  • 歯科矯正に関係のない処置や医薬品類の費用
  • ローンにおける手数料など

医療費控除に該当する費用に交通費と記載していますが、例えば自家用車で通院する場合は、ガソリン代の控除は不可能です。そのため電車やバスを使用するのがおすすめです。ちなみにタクシーは特殊な条件となり、電車やバスの利用が不可能な場合のみ、全額が医療費控除の対象となります。

 

続いて、控除の申請方法について解説します。

歯列矯正が医療費控除の対象となった場合でも、結局は申請しなくては何の意味もありません。

医療費控除のやり方は、確定申告により行います。確定申告の経験がない方にとっては面倒な作業かもしれませんが、医療費控除の申告だけであれば意外と簡単です。

 

確定申告で医療費控除の申告を行う際には、「医療費の領収書」など金額が分かるものを用意してください。公共交通機関を利用し、その費用も控除適用させる際にはその金額が分かるものも用意しましょう。

用意するべきものは年齢や職業、ローンを利用したかどうかによっても異なります。

上記した書類を確定申告の際に添付する必要がないケースもありますが、金額を計算することになるので必須です。また後日税務署から連絡が入る可能性もあるため書類は全て5年間は残しておきましょう。

確定申告は前年の分を、2月15日~3月15日(例外年あり)の間に行います。しかし治療から5年以内であれば後から医療費控除を受けることもできます。

 

書類にハンコを押している男性

書類にハンコを押している男性

 

■医療費控除適用可能かどうかを事前確認したい


自分の歯列矯正は医療費控除対象になると思い込んでいても、対象外のケースもあります。そうならないためには、実際に契約をする前に専門の歯科医師に判断してもらいましょう。そうすることで医療費控除が適用されそうかが判断できるだけでなく、自分の歯列の状況も分かります。高額な治療なのでしっかりと考えて臨むのがベストでしょう。

しかし歯列矯正をしなければ機能的な問題が生じるケースもあるため、やはり診断内容を重視することも重要です。

歯科医院の中にはカウンセリングサービスを行っているところもあります。当院でもカウンセリングを実施しているのでその際にご確認ください。

 

■歯列矯正で医療費控除を受けるときの注意点


歯列矯正で医療費控除を受ける際に注意すべきことはいくつかあります。まずは確定申告の期限です。上記のように治療から5年間はさかのぼって控除の申請が可能ですが、基本的には前年の確定申告は次の年の初めに行うため、後回しにするとかなり面倒です。

 

歯列矯正の実施に当たり保険金が支払われることもあるでしょう。そんな時には支給された保険金を差し引き、控除申請をしてください。医療費控除・確定申告に関して不明な点は税務署に確認しましょう。

確定申告が終了して安心…というわけではなく、関連する資料は5年間きちんと保持しておいてください。

医療費控除額は上限が200万円と決まっていますが、通常は歯列矯正だけでこの金額に達することはないでしょう。還付される金額は課税される所得金額に応じて変化し、「医療費控除額×税率」で計算可能です。

 

■まとめ


歯列矯正にはいろいろな種類があり、また治療を受ける患者様の状態に応じて金額が変わってきます。いずれにしても安い治療ではないので、医療費控除の対象であれば確定申告をしてみるべきです。

 

基本的に小学生や中学生は医療費控除の対象となりますが、大人の場合は機能的な問題や咀嚼、発音に問題がある場合が対象となります。自分で判断できないため、自らの歯列の状態を専門の歯科医師に診察してもらいましょう。当院は安心していただくために無料のカウンセリングを設けており、金額面も明朗会計です。何かご不明な点がありましたら、ご相談ください。

 

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歯並びが全身に及ぼす影響~矯正治療は口・全身の健康維持につながる~

2023年1月6日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

長い治療期間と、高額な治療費まで払って矯正治療を行って歯並びを治す必要って
あるのかな?とお思いの方もいるかと思います。

 

そこで今回は、歯並びが全身に及ぼす影響についてご紹介します。
矯正治療を検討中の方や今矯正中という方は、ぜひ参考にしてください。

目次

■歯並びの悪さが口周辺に与える影響
■しっかり咀嚼すると・・・
■咀嚼機能が衰えると・・・
■肩こりの原因
■腰痛の原因
■頭痛の原因
■矯正前にチェックすべき3つのポイント
■まとめ

■歯並びの悪さが口周辺に与える影響


歯並びの悪さを放置すると体にはどんな影響があるのでしょうか?

○むし歯になりやすい

歯並びが悪いと、歯を磨くことが難しくなります。
そのため普段の歯磨きで汚れを落とすことが難しくなり、その結果むし歯になる危険が高くなってしまいます。

 

○歯周病になりやすい

歯磨きがしづらいため、歯周病のリスクが高まります。

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯の歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりします。

さらに進行すると膿が出たり歯が動揺してきて、最後には歯を抜かなければならなくなってしまうケースもあります。

 

○ドライマウスや口臭の原因

歯並びが悪いと、噛み合わせも悪くなります。そのため鼻呼吸よりも口呼吸をする方が多くなりやすい傾向があります。口呼吸が多くお口の中が乾いてしまうと細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因にも繋がってきます。

 

○感染症になりやすい

口の中が乾くと、唾液の持っている自浄作用が失われ、通常よりも感染症になりやすくなってしまいます。

 

○顎関節症を引き起こす

歯並びが悪いと、正しい噛み合わせからズレてしまい、その分顎に負担がかかってしまいます。すると、顎関節症を引き起こす可能性が高くなります。顎関節症は、特に女性の方に多く見られます。

顎関節がカクカクしたり食事で顎を動かす際にゴリゴリ、ジャリジャリといった雑音がしたりする症状を顎関節症といいます。この他にも、痛みを感じる、口が開きづらいなどの症状がよく挙げられます。

 

○咀嚼機能の低下

歯並びが悪いとよく噛むことができなくなるので、食べ物をよく咀嚼せずに飲み込んでしまいます。そうすると胃腸などの消化器官に負担を与えてしまうことになります。

また、噛まずに食べるというのは知能の面における発達にも影響を与えることもあるでしょう。

 

■しっかり咀嚼すると・・・


  • 顎や舌の運動が活発になる
  • 口の感覚が刺激されて、運動機能も良くなり、噛んだり話す機能にも役立つ
  • 唾液が分泌され、消化吸収に役立つ

 

しっかりした咀嚼は身体に良いことがたくさん

しっかりした咀嚼は身体に良いことがたくさん

 

■咀嚼機能が衰えると・・・


○顔が歪みやすい

噛み合わせが悪いと、噛み癖が出てきてしまいます。片側だけでいつも食べてしまったり、特定の歯を多く使ってしまう等です。
そうすると、徐々に顔のバランスが左右で変わってきてしまいます。

 

○頭痛や肩こり、腰痛やめまいを引き起こす

歯並びが悪いと噛み合わせに「ズレ」が起こってしまいます。なぜなら歯は上下左右に対象となる歯が生えており、しっかり噛み合う形状をしているためです。

歯並びが乱れていると本来噛み合う場所で噛めておらず、強く当たる部分や、当たらない部分が生じてしまうので、一部の歯に大きな負担がかかってしまい、さまざまな弊害に繋がってしまいます。

 

○その他の影響

  • 栄養を適切に取れない
  • 唾液の分泌量が減る
  • 全身の運動機能の低下が発生しやすい
  • 硬い食べ物を食べづらく、軟らかい食べ物に偏る
  • 咀嚼による脳への刺激が減り、脳血液量が低下する

 

■肩こりの原因


歯並びの悪さからくる噛み合わせのズレが肩こりの原因なのではないかといわれています。
あまり強い力で噛みしめる機会がなくても、毎日の食事で自然に顎や口周辺の筋肉には負荷がかかります。
噛み合わせのバランスが悪いと、かかる負荷が大きくなり血行が悪くなってしまい、だんだんと肩周辺の血流も滞るようになってしまうため、肩こりに影響していると考えられています。

 

歯並びの悪さは肩こりの原因といわれている

歯並びの悪さは肩こりの原因といわれている

 

■腰痛の原因


歯並びの悪さが影響して起こる「体の歪み」が腰痛の原因となる可能性があります。
噛み合わせが悪いと長年「噛みやすいところで噛む」クセが付いてしまいます。
噛みグセがあると過度の負荷がかかる部分の筋肉だけが発達し、表情筋のバランスが崩れ、かおの歪みや直立時の左右差などにつながることがあります。このバランスの不和が腰への負担をおおきくしているのです。

 

■頭痛の原因


先ほどご紹介したように、噛み合わせがあっていないことの影響は頭につながる血管や筋肉などにも負荷をかけることになります。それらが頭痛の原因となっていることも考えられます。

以上が、歯並びの悪さが体に与える影響です。

ですが、歯並びが影響するのは体の問題だけではなく、心にも影響を与えることが分かっています。

デコボコの歯並びだったり、噛み合わせが反対だったりすると、気になって口を押さえてしゃべったり笑ったりする方がいらっしゃいますが、歯並びが悪いということはそれだけで様々なストレスに繋がってしまいます。
他人からの視線が気になったり、口元そのものがコンプレックスになってしまうこともあり、悪化してしまうと、歯並びが気になって他人と食事が出来なくなってしまったり、しゃべれなくなってしまうような場合もあり得ます。

 

■矯正前にチェックすべき3つのポイント


ここからは矯正前に必ず行いたいセルフチェックポイントについてご紹介します。

○歯並びで気になるポイントを明確にする

治療を受ける際、ご自分の歯並びで一番気になるところを把握することが大切です。ご自分の歯並びを鏡などを使ってチェックしてみましょう。
歯並びだけでなく、歯や顎に違和感がないかも併せて確認してください。

 

○歯列矯正で一番治したい箇所をチェックする

矯正治療を行なう上で一番治したい箇所を明確にすることも大切です。どの部分の歯並びが気になるかをカウンセリング時に伝えることで、理想とする歯並びを手に入れることができるでしょう。気になる部分があればいつでもお気軽にお声がけくださいね。

 

○顎関節の痛みがあるかどうか

歯科矯正は歯並びの矯正だけでなく、顎関節の痛みに関する相談も可能です。症状に合わせた治療方法を選ぶ必要があります。

噛み合わせに違和感がある場合や口を開け閉めするときに痛みがある場合は、矯正治療をする前にきちんとクリニックに伝えるようにしましょう。

 

■まとめ


今回は「歯並びが全身に及ぼす影響」についてご紹介しました。

矯正治療は歯並びだけを改善するものと思われがちですが、実際には、口元の状態にも影響していたり、全身の健康維持にも役立っています。
そして、なによりも皆さまのこころを明るくするものです。

 

当院では、マウスピース矯正のインビザラインや見えない裏側矯正、アンカースクリューを用いた矯正など、患者様のご要望に応じてさまざまな矯正治療をご用意しています。
矯正をお考えの方や歯並びについてお悩みの方がいらっしゃいましたらぜひお気軽にご相談くださいませ。HPからでも受け付けております。

 

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差し歯があっても大丈夫?被せ物・詰め物がある時の矯正治療について

2022年12月30日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯の矯正治療に興味を持たれている方の中には、むし歯治療などによりブリッジや銀歯といった被せ物や詰め物をしている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。勝手にあきらめてはいませんか?
実は被せ物や詰め物があっても、矯正治療は可能です。

今回は、被せ物や詰め物があるときの矯正治療に関して案内いたします。

目次

■基本的には被せ物や差し歯をしたままでも矯正は可能
■ブラケット(ワイヤー)矯正と被せ物
■マウスピース矯正と被せ物
■審美治療と矯正治療
■まとめ

■基本的には被せ物や差し歯をしたままでも矯正は可能


基本的には、詰め物・被せ物、差し歯があっても、矯正治療は可能です。

矯正治療で歯を動かす際に重要になってくるのは、目に見える白い歯の部分よりも、歯の根元にある周辺組織(歯根膜や骨)です。この部分が健康であれば、詰め物・被せ物をしていても矯正は可能なのです。

ただし、

  • 詰め物や被せ物の間からむし歯が発生している
  • 歯の根っこ(歯根)に膿がたまっている

といった場合には、先にむし歯治療等を優先していただくケースもあります。

また、後述しますが被せ物などに使われている素材によっては、矯正で使う接着剤との相性の都合上、別途処置をしていただく必要があります。

 

■ブラケット(ワイヤー)矯正と被せ物


被せ物をしている歯にブラケット(ワイヤー)矯正を行う場合、被せ物などに使われている素材が問題になります。

 

ブラケット矯正は、接着剤を使って歯にブラケットを付け、それをワイヤーで繋ぐことで矯正していく方法です。そのため、接着剤と歯の相性が重要になります。歯の素材別に接着剤との相性について、具体的にご紹介します。

○天然歯

ブラケットを歯に付ける接着剤との相性が最も良いのは、何も治療していない天然歯です。

一見、ツルッとしている歯の表面のエナメル質ですが、実は顕微鏡などでその構造を詳細に見てみると、「エナメル小柱」という細かい管が集まってできています。

この管に接着剤がきちんと流れ込むと、歯と接着剤が非常によく噛み合い、矯正装置が接着します。実際多くの接着剤は、この天然歯の仕組みを活かすように開発されています。

 

○レジン

仮歯などに使用されるレジン(樹脂)と接着剤の相性も、悪くありません。中の構造が粗い事と、接着剤と基本組成が同じ事から、接着力は高いほうと言えます。

レジンにブラケットをつけて矯正をするときは、歯の表面を少し削る、接着力を高めるといったことをすれば、天然歯の上から装着するのとほとんど変わらない効果をあげることが可能です。

 

○金属

銀歯などの金属には接着剤がつきにくく、直接銀歯につけたブラケットは外れやすい特徴があるのです。そのため、銀歯を付けたままの矯正はおすすめしかねます。

ブラケット矯正をする際は基本的に、細かい砂を出すサンドブラストという機器を使って金属の表層に傷を作成し、そしてメタルプライマーという薬液で処理を行い、接着剤と化学結合させます。また前もって、金属製の詰め物を一時的にレジンに交換する方法もあります。

 

○セラミック

ジルコニアとも呼ばれるセラミックは、表面がとてもツルツルしていて、ブラケット矯正の接着剤に対して粘着しにくいです。また、接着力を上げるために傷を作ろうとすれば、セラミック自体を破壊してしまう可能性もあります。

セラミックプライマーという専用薬剤を用いてブラケットを接着できるのですが、それでも接着力はあまり高くなりません。そのため多くの場合、レジン製の仮歯にしていただくケースもあります。

 

ブラケット矯正は被せ物の素材が問題になる

ブラケット矯正は被せ物の素材が問題になる

 

■マウスピース矯正と被せ物


従来のブラケット矯正と並んで最近用いられている矯正方法が、マウスピース矯正です。

「マウスピース矯正」とは、一人ひとりの歯に合わせて作製されるマウスピース型の矯正装置を歯に装着し、治療の段階に合わせて新しい物に交換しながら徐々に歯を動かして、歯並びを矯正していくという方法です。

○銀歯・詰め物が入っている場合

銀歯・詰め物が入っていたとしても、マウスピース矯正をすることはできます。ただし、矯正治療では歯を何mmも動かしていくことが多く、そのため銀歯や詰め物の形状によっては、歯に合わなくなってしまうことも考えられます。

結果として矯正が完了した際には、銀歯や詰め物の調整をしたり、作り直したりする必要が生じることもあります。

 

○ブリッジが入っている場合

「ブリッジ(連結冠)」とは、欠損している歯について、その両隣の歯から文字通り橋のように繋いだセラミック製の被せ物をつくり、固定させる方法です。

マウスピース矯正する際にブリッジが入っている場合でも、ブリッジの入っている箇所とは無関係な場所の矯正をする(例:奥歯にブリッジが入っている歯の、前歯のみ矯正をする)といったケースでは、影響はほとんどありません。そのため、そのまま以前から入っているブリッジを使用することができます。

ただし、ブリッジの入っている箇所を含めてマウスピース矯正をする際には、新しい歯並びに合ったブリッジを作り直す必要があることもございます。

 

場合によって詰め物・ブリッジを調整・作り直す必要がある

場合によって詰め物・ブリッジを調整・作り直す必要がある

 

■審美治療と矯正治療


ここまで紹介した銀歯やブリッジを始めとして、噛む機能を改善するための治療に加え、「白く形のいい歯にする」「歯並びを整える」などといった見た目も考えた歯科治療を、「審美歯科」や「審美治療」と呼びます。

患者様の中には、少しでも見た目の美しい歯にしようと、既に様々な審美歯科治療をされた方もいらっしゃいます。また、実際にしたことはないが、矯正治療と同じく審美治療にも興味があるという方もいらっしゃるでしょう。

見た目を整えるという点では、共通しているところもあります。しかし、そのための手法は全く異なります。

○審美治療のメリット・デメリット

◇メリット

審美治療のメリットは、短期間での治療が可能な点です。目安の期間は1週間~3ヶ月です。セラミックなどを使用して、見た目を白く、希望の形にすることが可能です。

 

◇デメリット

デメリットとしては、被せ物などは一生ものではないので、いずれ作り替えが必要になる事です。また、健康な歯を削ったり抜いたりすることも多いので、治療を行う際には、その点への十分な理解も必要です。

 

○矯正治療のメリット・デメリット

◇メリット

メリットは、天然の歯を守りながら、歯並びと噛み合わせの改善ができることです。マウスピース矯正や裏側矯正などを使えば、目立たせずに矯正することもできます。

 

◇デメリット

デメリットは、治療期間が2~3年と長いことです。

 

○審美治療より矯正治療を先にした方が効果的な時もある

どれだけ現状の歯並びに合わせて審美治療を施しても、元々の歯並びに根本的な問題があった場合には満足のいく歯の状況にはなりません。

また前述したように、矯正治療を行うための被せ物の交換や、矯正治療で合わなくなった被せ物などの作り直しが発生する場合もあります。被せ物などが多い場合は、矯正治療中に外れてしまったり、破損したりしてしまう事も起こりうるでしょう。

審美治療と矯正治療のどちらかで迷われている方はご自身だけで判断せず、まずは歯科医師へご相談ください。

 

審美治療か矯正治療で迷われている方はまず歯科医師に相談

審美治療か矯正治療で迷われている方はまず歯科医師に相談

 

■まとめ


今回は「被せ物や詰め物がある場合の矯正治療」として、審美治療と矯正治療の関係についてお伝えしてきました。

当院では、治療の前提となる「矯正相談」、また通常は数万円かかる「検査診断」を無料で実施しています。

今回のように被せ物がある際の矯正についてなど、患者様が抱えていらっしゃる歯並びや噛み合わせに関するお悩みや疑問・不安があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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裏側矯正で目立たない矯正!~メリット・デメリット~

2022年12月23日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。 


今回は裏側矯正のメリット・デメリットに関してお伝えします。 

目次

■裏側矯正とは?
■裏側矯正のメリット
■裏側矯正のデメリット
■当院おすすめ!コストを抑えられる「ハーフリンガル」って?
■まとめ

■裏側矯正とは?


裏側矯正は「舌側矯正」「リンガル矯正」と言われることもあります。 

普通の矯正は歯の表面側にブラケットを装着して、ワイヤーを通し歯を移動させるため目立つのですが、裏側矯正であれば歯の裏面側にリンガルブラケットなどを設置するので周りにバレにくいです。 

 

かなり口を大きく開けないと装置は見えないでしょう。職業上矯正実施が困難なCAさんやタレント、モデルなど、そして接客業の方にも相当受け入れられています。 

口は顔の真ん中であって、かなり目立ちやすい部位ですね。ですから「矯正はしたいけれど見た目が気になってしまって決意しきれない」という方もたくさんいます。
裏側矯正であれば、正面から設計上見えないため、見た目に気を遣う必要もなく精神的ストレスも減るはず。今まで矯正装置が見えることが気がかりでためらっていた人にも推奨できる方法になります。 

 

裏側矯正は周りにバレにくい

裏側矯正は周りにバレにくい

 

■裏側矯正のメリット


○周りに気づかれないで歯列矯正可能

矯正していると周りに知られたくない、職業的に表面側の矯正はできない…、目立ってしまう矯正方法に抵抗を持っている方にも裏側矯正はおすすめ。 

「装置があまり目立たない」というとマウスピース矯正も選択肢に挙がります。しかし歯の状態次第では実施が困難なこともあります。 

しかし、裏側矯正であればマウスピース矯正の適応にならない複雑な症例にも対応でき、表面側から装置が見えることはないので見た目的にも優秀です。対応可能な症例がたくさんあるというのがメリットです。 

 

○矯正中に虫歯になりにくい

矯正装置をつけると装置の周囲にプラークがつきやすくなってしまい、虫歯などが起こりやすくなるでしょう。歯の裏面側は基本的に唾が循環しているため、カスを洗い流したり、唾の殺菌効果や再石灰化効果の影響で虫歯菌が増殖しづらいです。 

ですが、歯磨きをきちんと行わないとやはり虫歯の可能性は高まります。裏面側矯正だからといって油断をするといけません。 

 

○前歯が引っ込みやすくなる

矯正では抜歯をしてスペースを設け、できあがった部分だけ前歯を後方に移動させる手法を用いるケースも。このとき、奥歯を固定源として前歯を引っ張って歯を後ろに移動させるのですが、表側矯正では固定源であるはずの奥歯が前に引っ張られてしまって、歯の移動が難しくなることもあり得ます。 

一方で、裏側の矯正は装置が固定源となっている歯を後ろに引き込むのが得意ですから、前歯の移動がスムーズに行えます。出っ歯や受け口の場合など、前歯を後方に移す際に裏側矯正は相当有効な治療方法となります。 

 

○後戻りのリスク軽減

出っ歯で悩んでいる患者様に見られがちな舌の癖。例えば、舌を使って前歯を押してしまうと、どんどんその部分が前に出て行ってしまい、出っ歯に繋がりますよね。このように普段の舌の癖が歯並びの善し悪しに繋がっているのです。 

ちなみにタンスポットと呼ばれている場所に舌を収めておくのが一般的であり、舌を押すことによる出っ歯リスクも最小限に食い止められるでしょう。舌の癖がある患者様の中には、リラックスしている時間であってもタンスポットに舌が置かれていない…というケースも多々あります。こうなってしまうと、せっかく矯正治療を行ったとしても、後戻りが生じてしまいます。 

 

舌による歯への圧力の大きさは意外と大きく、しかもその状況が継続されるとなおさらです。矯正治療によって出っ歯を改善し、さらに舌の癖についても自ら把握を行い、それを解消していくことがリスクの軽減に繋がっていきます。 

 

■裏側矯正のデメリット


○装置による違和感を覚えやすい

裏側に装着する矯正方法は見た目の問題もクリアするので人気が出てきています。しかし歯の裏面につけるということは、前面に装着するよりも違和感が発生しやすく、さらに口内炎の発症や舌のケガに繋がるケースもあります。 

とは言っても基本的には装着を開始すると長くても2週間くらいで違和感はどんどん解消するはず。そして近頃は以前に比べて技術力も向上していて違和感や嫌な感じを感じにくい!と言われることもあります。 

しかし痛みなどは重要な問題なので、気になる場合には矯正前に相談を行ったり、矯正後であればより積極的に質問などを行いましょう。

 

○発音しにくい

歯の裏側に設置された矯正具が邪魔で、言葉を発した際に発音しづらくなる…ということもあり得ます。全ての言葉に対してこの問題が出るわけではありませんし、長くても1ヶ月くらいあれば慣れてくるので、それほど大きな心配はなさそうです。 

 

○表側矯正の装置より低コスト

裏側の矯正治療と表側の治療では、価格に意外と大きな違いがあります。裏側矯正の方が高額で一般的には表側矯正の1.5倍程度必要です。 

そもそもこれら2つの方法では使用するブラケット自体も異なりますし、裏側矯正の場合はオーダーメイドのものを使用しなくてはなりません。設置する装置の価格が高くなるのも当然ですよね。 

そして歯の裏側は表に比べると作業をしにくく、技術的な問題も絡んでくるため高額になりやすいと言われています。 

 

※あくまでも一般例であり、歯科医院によって異なる 

 

■当院おすすめ!コストを抑えられる「ハーフリンガル」って?


ハーフリンガルというのは、裏側矯正と表側の矯正の両方を用いるものです。
目立ちやすい上側の歯は、裏側矯正を行い、目立ちにくい下側は表側に治療を施します。 

まさに適材適所といった治療方法であり、双方のメリットをうまく活用できる点が魅力です。目立ちにくさとコストの低さを併せ持っており、様々な患者様から支持されています。 

○滑舌が悪化しにくい

裏側矯正装置だと、場合によっては滑舌が悪くなります。ですがハーフリンガルですと、下の歯には「表側」に治療をするため、滑舌が悪くなりにくいというわけです。 

 

○表側でも目立たなくできる

下の歯には「表側」に装置を付けますが、当院では金属色が目立たない半透明のブラケットやホワイトワイヤーを活用しています。表側装置であっても見た目を気にしなくて済む可能性が十分あります。 

また、「クリッピ―」というシステムを活用しています。

普通の装置よりも薄く、違和感があまりなくて、重宝されています。そして、痛みの軽減や治療における期間短縮も可能になります。 

 

ハーフリンガルは滑舌が悪化しにくく表側でも目立たない

ハーフリンガルは滑舌が悪化しにくく表側でも目立たない

 

■まとめ


あまり目立たない矯正治療を検討している方なら、ぜひチェックしたいのが裏側矯正。コスト面が割高な点や歯磨きが面倒というデメリットもあるのですが、見た目が気になって治療を控えていた方にとってはメリットの方が圧倒的に大きいでしょう。 

「矯正装置をつけているのを誰にも気づかれたくない」
「仕事に支障が出るので、できるだけ目立ちにくい装置がいい」
そのような方にお勧めの装置になります! 

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話していただけたらと思います。
ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。 

 

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これってどうなの?インビザラインでの矯正治療Q&A

2022年12月16日

こんにちは、世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

最近広く知られるようになってきた「インビザライン」をはじめとするマウスピース矯正ですが、中には様々な疑問をお持ちの方もいるかと思います。

そこで今回は、そんな疑問についてQ&A形式でお答えします。

目次

■インビザライン矯正の治療期間はどれくらいですか?
■インビザライン矯正は、どんな歯並びでも治療することが出来ますか?
■インビザラインによる矯正とその他のマウスピース矯正の違いはなんですか?
■治療中に引っ越す可能性があるのですが、今からインビザラインによる矯正治療を始めて大丈夫ですか?
■妊娠中でもインビザライン矯正は受けることはできますか?また治療中に妊娠したら、どうなりますか?
■ワイヤー(ブラケット)矯正からインビザラインによる矯正に切り替える事は可能ですか?
■まとめ

■インビザライン矯正の治療期間はどれくらいですか?


個人差がありますが、歯並び全体を矯正する全体矯正の場合で2年~2年半が目安です。

ただし、歯並びで気になる部分だけを矯正する部分矯正などの場合は、これよりも短い治療期間で済むケースもあります。

 

歯並び全体を矯正する全体矯正は2年~2年半が目安

歯並び全体を矯正する全体矯正は2年~2年半が目安

 

■インビザライン矯正は、どんな歯並びでも治療することが出来ますか?


中には対応が難しいケースもありますので、当院をはじめとする歯科医院にご相談ください。

様々なケースに対応できるのが特徴のインビザライン矯正ですが、中にはそれを用いることが適さない症例の方がいらっしゃることも事実です。そのため、まずは歯科医院に一度ご相談ください。

なお当院においては、ワイヤー(ブラケット)矯正や目立ちにくい裏側矯正など、インビザライン以外の方法による矯正治療もご提案できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

■インビザラインによる矯正とその他のマウスピース矯正の違いはなんですか?


「歯型を採取する回数」や「歯型採取時の負担の少なさ」など、様々な違いがあります。

「同じマウスピース矯正なら、インビザラインも他社のものとあまり変わらないでしょ?」とお思いの方がいるかもしれません。しかし、インビザラインには、他のマウスピース矯正との様々な違いがあります。

最も大きな違いは、歯型を採取する回数です。多くのマウスピース矯正では、次の段階の矯正装置につけ替えるタイミングで毎回歯型の採取を必要とします。それに対して、インビザラインの場合は、基本的に歯型取りは治療前の1回です(※微調整が必要なケースでは、再度歯型を取ることがあります)。

また歯型の採取においても、従来はシリコンの入った大きなトレーを口腔内に入れて採取していました。そのため歯型採取が苦手な方も多く、負担をかけていました。

当院では、3Dスキャナの先端を口腔内に入れるだけで、素早く歯型を採取できます。苦しい型取りは一切不要な上、治療後の歯並びを「治療前」に確認していただけます。

マウスピース矯正において世界シェアNo.1のインビザラインは、累計600万件以上の治療実績があります。また、メーカーである米国アライン・テクノロジー社は、コンピューター・テクノロジー、ビジネスモデル、口腔内スキャン、マウスピース製造プロセスなど幅広い技術分野で、全世界累計550件以上におよぶ特許や知的財産を保有しています。そのため、高い効果を生み出すインビザラインのシステムは、他のマウスピース矯正が簡単にマネできないものとなっています。

 

最も大きな違いは歯型を採取する回数

最も大きな違いは歯型を採取する回数

 

■治療中に引っ越す可能性があるのですが、今からインビザラインによる矯正治療を始めて大丈夫ですか?


引っ越しを予定されている時期によって変わります。治療を始める前に、転院が必要になった時の対応を確認してください。

みなさまの中には転勤や進学などにより、将来引っ越す可能性があるという方もいらっしゃることでしょう。その場合、引っ越しを予定されている時期によって、おすすめする矯正治療の開始時期も分かれます。

○引っ越しまでの期間が1年未満と短い場合

引っ越し予定までの期間が1年未満の場合は、転居後の矯正治療開始をおすすめします。なぜなら、インビザラインによる矯正治療は、完了まで2~3年かかる上、頻繁に通院する歯科医院を変えるのは避けた方がよいためです。

ただし、部分矯正など場合によっては6ヵ月程度で終わる治療もあります。そのため、まずはどの程度までの矯正治療を希望するのか、ご自身なりに決められたうえで一度歯科医院にご相談ください。

 

○引っ越しまでの期間が1年以上と見込まれる場合

引っ越しまでの期間が1年以上と見込まれる場合は、今からインビザラインによる矯正を始めた方が良い場合もあります。
もし見込みよりも早く引っ越すことになった場合でも、インビザラインによる矯正はワイヤー矯正に比べ通院回数も少ないためご負担も軽減されるかと思われます。

とは言え、思いがけない引っ越しや単身赴任などにより、通院が難しくなる事態は起こりえます。将来引っ越す可能性がある場合には、治療を始める前に必ず、その時の対応について歯科医院へ確認してください。

 

■妊娠中でもインビザライン矯正は受けることはできますか?また治療中に妊娠したら、どうなりますか?


矯正治療を受けることはできますし、妊娠後も治療は継続できます。(ただし、妊娠初期に治療を開始するのは避けた方がいいかもしれません)

女性の方の中には、インビザラインによる矯正の他、妊娠についても気になっている方がいらっしゃるかもしれません。

○妊娠中からのインビザライン矯正の開始について

妊娠中でも、インビザライン矯正を開始すること自体は基本的に可能です。

ただし治療を行うにあたっては、最初の精密検査においてお口周りのレントゲン撮影を行うことになります。

歯科医院で使うレントゲンや麻酔は腹部から離れた口元に対して行うため、基本的にはお腹の赤ちゃんへの影響はほとんどないとされています。しかし、「妊娠したかも…」という方については、念のため時期を改めて矯正治療を開始されることをおすすめします。

 

○矯正治療中に妊娠した場合

すでに矯正治療に入られている方が妊娠した場合、基本的には治療はそのまま続けることが出来ます。

ただ、妊娠中は精神的にも不安定になりがちです。また、つわりや貧血などで体調も変わりやすくなります。中には、マウスピースを付けたままつわりで何度も嘔吐したため、マウスピースを破損・変形させてしまったという方もいらっしゃいます。

矯正治療がストレスになる場合は、無理せずに中断してください。もし中断される際はその後の治療計画を検討するためにも、ご自身の判断だけで中断するのではなく、必ず歯科医院に相談してください。

 

妊娠中・後でも矯正治療を継続できる

妊娠中・後でも矯正治療を継続できる

 

■ワイヤー(ブラケット)矯正からインビザラインによる矯正に切り替える事は可能ですか?


切り替えは可能です

歯の矯正装置の代表的なものに、口腔内に主に金属製のワイヤーやブラケットを取り付けて矯正する「ワイヤー(ブラケット)矯正」があります。しかし、現在ワイヤー矯正による治療中という方の中にも、見た目や口腔内での違和感、また通院の大変さからインビザライン矯正への切り替えを検討されている方がいるかもしれません。

ワイヤー(ブラケット)矯正から、インビザラインによる矯正に切り替える事は可能です。

その際は、まず現在通院している歯科医院に希望を伝え、相談なさってください。もし別の歯科医院へ転院する場合は、それまでにかかった費用の支払いに関して解決させる必要があります。

また、途中から切り替える場合でも、精密検査など新たに矯正治療を始める患者様と同様の段取りを踏むことになりますので、ご理解ください。

 

■まとめ


今回は、インビザラインによる矯正に関する様々な質問にお答えしました。

当院ではインビザラインによる矯正の他、ワイヤー(ブラケット)矯正や目立ちにくい裏側矯正など、患者様の希望に適した矯正方法のご提案を行っています。

個別の無料相談の他、通常3万円ほどかかる「検査診断」も無料で行っております。無料のメール相談も実施していますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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