マウスピースのお手入れ
2021年7月21日
矯正のために使用するマウスピースが変色したり、匂いがキツくなっているなんてことはありませんか?
こんにちは
今日はインビザラインなどのマウスピース型矯正装置についてのケアの仕方について詳しく説明していきます!
基本的にワイヤーを使用している矯正方法は取り外しせずに歯に装着した状態でケアをするしかありませんが、インビザラインのようなマウスピースタイプの装置は取り外しするというのが前提のため、装置のメンテナンスがかなり重要です。
マウスピース装置の場合、口から取り外ししている間は、歯には何も装着されていないので、歯磨きを行ったり、フロスなどで口腔のケアができます。意外と装置のケア方法を知らない方がいらっしゃいます。
■日々のマウスピースのお手入れ
インビザラインは、マウスピースを装着することにより、歯を移動させられる治療方法です。ですから、多くの時間マウスピースをつけて過ごすことになります。そのため、できるだけ綺麗なものを使いたいところです。
この記事では、インビザラインのケア方法や管理の方法についてご紹介していきます。
インビザラインのマウスピースは、1日20時間以上つけなければなりません。
それを下回ると効果が得られません。約2~3週間のペースで通院し、マウスピースは同一のものをおよそ2週間装着します。
インビザラインを装着して飲食せずとも、長時間つけているとマウスピースにはたくさんの細菌が付着します。
友達との飲食など、外すことがあった場合、不衛生な状態のものは見せられませんよね。
なるべくならば、清潔な状態で使用し続けられるように、日常的なケアがかなり重要です。
清潔さの維持には日々のケアが重要
■洗浄方法
インビザラインを取り外した際は、その都度綺麗に洗ってください。
唾液が付着した状態で放置しておくと、石灰化しマウスピースが変色したり悪臭が発生しかねません。
清掃方法は基本的にブラシで磨いていただく必要があり、中性洗剤を使用することをお勧めします。お湯はマウスピースの変形の原因になりますから、使用はNGです。汚れが気になって、こすり洗いだけでは物足りないなら、柔らかいブラシを使用しましょう。マウスピースの表面を傷つけるリスクがあるので、歯磨き粉は使用しないでください。
その理由として、歯磨き粉には研磨剤が入っており、その研磨剤によって装置に傷がつき、傷が付いたことでさらに汚れが付きやすくなります。
マウスピースは多くの時間はめておくため、長時間外していることはそれほどないでしょうが、洗浄後は乾かしてからケースにしまってください。
濡れたままでケースに入れてしまっておくと、雑菌が増えてしまいます。
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術前術後シュミレーション
2021年7月20日
こんにちは
最近は、デジタル化がとても進んでいますよね。
コンピュータシミュレーションの技術がとても進み、世の中のいろいろな現象が将来どのように変化しているのか、かなりの精度で予測できるようになってきました。
歯の移動もシミュレーションで予測できたらいいと思いませんか。
映像で見える化できたらいいと思いませんか。
実は、矯正治療の治療前と治療後をシミュレーションする技術はすでに開発されています。
当院でも、シミュレーション技術を導入して、治療前と治療後をわかりやすく見える化しています。
今回は、矯正治療の治療前と治療後を比較するコンピュータシミュレーションについてお話しします。
■口腔内スキャナーiTeroElement
いろいろなシミュレーション技術がありますが、その先駆けとなったのが、マウスピース矯正のパイオニアであるインビザラインの開発したクリンチェックというアプリケーション・ソフトウェアです。
クリンチェックでは、まず、iTeroElement と名付けられた口腔内スキャナーという特殊なカメラを使って歯並びを撮影します。
この口腔内スキャナーには、1 秒間になんと 6000 枚もの画像を撮影する能力があります。
その上、スキャニング精度も高く、シリコン印象剤というかなり細かなところまで再現できる歯型取り剤があるのですが、シリコン印象剤に勝るとも劣らないほど歯の細かいところまでスキャンできます。
こうして撮影された歯並びは、すぐさまデジタルデータ化され、コンピュータに取り込まれ
ます。
クリンチェックで歯の移動を予測
■3D シミュレーション
デジタルデータ化された皆さんの歯並びは、コンピュータで解析されます。
解析が終わると、コンピュータのディスプレイ上に 3D で歯並びが表示されます。
治療前の歯並びから、つまり今の歯並びですね、歯を移動させて、どのようにして歯並びがきれいに整っていくのか、そして最後にどのような歯並びになるのかをわかりやすく見てもらえます。
どれだけの日数が必要かもわかりますから、矯正治療の治療期間も把握しやすいですね。
■シミュレーションの利点
矯正治療の治療前と治療後をシミュレーションでは、このような利点が得られます。
○治療結果の見える化
治療により歯並びがどのように変化していくのかを、映像で見ることができるため、長期に及ぶ矯正治療に不安がなくなり、治療に対するモチベーションがアップします。
○治療計画を理解しやすい
歯の移動を 3D で表示してくれるので、治療計画がわかりやすくなります。
○治療期間がわかりやすい
どれくらいの期間をかけて、どのように歯を移動させるのかがわかるので、治療期間もはっ
きりします。
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部分矯正だけでもやっちゃいます
2021年7月16日
こんにちは
矯正治療って、歯並び全体をきれいに整えるイメージがあると思います。
ですが、中には「歯並び全体が気になっているわけじゃない」「前歯のここのところだけきれいになれば十分」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような希望の方にとっては、歯並び全体を整えるのはオーバーに感じられることでしょう。そこで当院では、部分的に歯並びを整える部分矯正という矯正治療を取り入れています。部分矯正とはどのような矯正治療なのでしょうか。
■部分矯正ってなに?
部分矯正とは、私たち歯科医師の間ではMTM(MinorToothMovement)という限定的な範囲で行う矯正治療のことです。
プチ矯正とよぶところもあるようですね。
全ての歯を移動させるのではなく、気になるところに限って歯を移動させるのが、部分矯正の特徴です。
ブラケットとワイヤーで歯を移動させることもあれば、マウスピースを使って移動させることもあります。
■部分矯正のメリット
部分矯正にはこのようなメリットがあります。
○気になるところだけ整えられる
部分矯正の1番のメリットは、気になるところだけを選択的に歯並びをきれいに整えることができることです。
前歯の歯並びを整えたいという方が多いですが、歯磨きをしやすくするために小臼歯という少し奥の歯だけを部分的に整える方もいらっしゃいます。
○治療期間が短い
全体を整えるのと比べると、治療期間が短く抑えられます。
○費用が抑えられる
部分矯正も歯並び全体の矯正と同じく自費診療ですが、治療費は矯正装置をつける歯が少ないため、部分矯正の方が低めに設定されているところが多いです。
■部分矯正のデメリット
○適応外となることも
部分的に歯並びを整えようにも歯を収めるスペースがどうしても確保できない場合は、歯並び全体を整えなくてはなりません。
適応症例が限定的というのも部分矯正のデメリットです。
○治療後の仕上がり
歯並び全体を整えた場合と比べると、部分矯正の歯並びは仕上がりが劣る可能性が否めません。
○歯を削ることもある
歯並び全体を整える場合は、歯を並べるスペースを確保しやすいのですが、部分矯正では限られた範囲でスペースを確保しなくてはなりません。
そのため、歯の一部を削ってスペースを確保しなくてはならないこともあります。
部分矯正のメリット・デメリット
■部分矯正の適応となるのは
先にご説明した通り、部分矯正は適応症例が限られます。
詳しくは術前検査をしなければ判断できませんが、部分矯正で対応できる可能性のある歯列不正は以下の通りです。
- 前歯部のわずかな隙間
- 前歯を中心とした軽度の乱杭歯
- 数本以内の歯列不正・矯正治療を終えた後の後戻り
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矯正のデメリット
2021年7月15日
こんにちは
みなさん矯正治療のメリットは何ですかと聞かれれば、『見た目が良くなる』『噛み合わせが良くなる』など、いろいろ思いつくことでしょう。しかし、反対にデメリットについてはあまり知られていないのではないでしょうか。メリットがあるものには、デメリットもあるものです。デメリットというのは話しにくいものですが、今回は、矯正治療のデメリットを、正直に(笑)お話ししましょう。
■治療中の見た目
矯正治療のイメージとして思い浮かべられるのは、マルチブラケット法です。歯の表面にブラケットを装着し、ブラケットの溝に通した弾性ワイヤーの弾力性を利用して歯を移動させる治療法です。この治療法では、ブラケットや弾性ワイヤーなどの矯正装置がどうしても目立ってしまいます。また、ヘッドギアなどの顎外装置を併用すれば、なおさらです。矯正治療の方法によっては、矯正装置が目立ってしまうのもデメリットのひとつです。
■歯の痛み
歯並びをきれいに整えるためには、歯を移動させなければなりません。歯に適切な力を加えて、歯を少しずつ移動させていくわけです。多くの場合、矯正治療の初期段階だけですが、歯が動くときに痛みを感じることがあります。
■話しづらくなる
矯正治療では、歯を移動させるために矯正装置を装着します。しばらくすると矯正装置の異物感や装着感に慣れるようになりますが、慣れるまでの間は、話しにくくなります。
慣れるまで話しにくくなる
■虫歯や歯周病のリスクが高くなる
矯正治療が始まると、矯正装置が歯に装着されますが、矯正装置が装着された歯は歯磨きがしにくくなります。これはマルチブラケット法の場合で、特に顕著になります。虫歯や歯周病の原因は、歯の表面のプラークの中に潜んでいる細菌です。虫歯や歯周病を防ぐためには歯磨きが重要なことはご存知の通りですが、歯磨きがしにくくなりますから、矯正治療中は虫歯や歯周病のリスクが高まります。マウスピース矯正では、マウスピースを外すことで歯磨きはしやすくなりますが、マウスピースを装着している間、歯と歯の間への唾液の流れが悪くなるため、唾液の洗浄力や抗菌作用が十分に得られなくなり、やはり虫歯や歯周病のリスクは高くなります。
■虫歯や歯周病があると治療が受けられない
すでに虫歯や歯周病になっている歯があると、虫歯や歯周病が悪化するリスクがあるため、それらを治療してからでないと矯正治療を受けることはできません。
■治療費
我が国の健康保険制度では、病気の治療に対し保険の給付が受けられます。歯列不正に対する矯正治療は、病気の治療ではなく、美容医療とされているため、保険給付の対象外となっています。そのため、矯正治療は自費診療となり高額となります。
■治療期間が長い
矯正治療では、歯に弱めの適切な力を持続的に加えて歯を少しずつ移動させます。強い力で早く移動させようとすると、かえって歯が移動しなくなったり、骨や歯根が吸収されたりするリスクがあるからです。そのため、治療期間が長期化します。歯並びなどによって治療期間に差はありますが、2〜3 年かかることも珍しくありません。
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矯正治療のメリット
2021年7月14日
こんにちは
突然ですが、問題です。矯正治療のメリットって何でしょう。歯並びがきれいになるというのが、皆さんがまず思いつく矯正治療のメリットだと思います。実は矯正治療のメリットは、これだけではありません。今回は、矯正治療のメリットについてお話しします。
■見た目が良くなる
矯正治療の結果、歯並びが良くなると、口元がきれいになるだけではありません。お顔全体の印象までもよくなります。今まで口元やお顔に自信が持てず、コンプレックスから社交性が低下したり、心理的な問題を抱えていたような方も、外観に自信が持てるようになります。
■しっかり噛めるようになる
前歯には食べ物を噛み切る、奥歯には食べ物をすり潰す役割があり、これらの歯を上手に使って食べ物をかみます。歯並びが凸凹ですと、上下の歯がきちんと噛み合わせられませんから、歯は本来の役割を十分果たすことができません。歯並びをきれいに整えると、上下の歯の噛み合わせが良くなりますから、しっかりと食べ物を噛むことができるようになります。
矯正治療で噛み合わせが良くなる
■発音が良くなる
上顎の奥歯など、歯並びに隙間があると、そこから空気が漏れ出し、発音が不明瞭になることが知られています。矯正治療で歯並びがきれいに整えられると、歯並びの隙間がなくなりますから、発音も良くなります。
■虫歯や歯周病のリスクを減らせる
虫歯や歯周病の原因はお口の中の細菌ですが、これらの細菌が潜んでいるのが、歯の周囲についているプラークです。プラークを取り除くことを、プラークコントロールといい、虫歯や歯周病を防ぐための基本となっています。プラークコントロールをしっかり行うためには、日常の歯磨きがとても重要です。しかし、凸凹とした歯並びの場合、歯ブラシを隅々まで当てるのはとてもたいへんですから、プラークコントロールも難しくなります。
矯正治療で歯並びを整えれば歯磨きがしやすくなるため、プラークコントロールが良くなり、虫歯や歯周病のリスクも減らせます。
■歯の寿命が長くなる
歯並びが良くなると、噛み合わせたときに加わる力が、歯並び全体にバランスよく伝わります。噛み合わせの力は、意外と強く、なんとご自身の体重くらいの力とも言われています。どこか特定の歯に噛み合わせの力が強く加わると、歯が噛み合わせの力に耐えかねて割れたり、歯の周囲の骨がダメージを受けたりします。矯正治療を受けると、噛み合わせの力が歯並び全体で受けられるようになりますから、歯の寿命も長くなります。
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出っ歯について『部分矯正』でお悩み改善
2021年7月6日
■出っ歯をコンプレックスに感じている方、いらっしゃいませんか?
こんにちは。
世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
今日は、出っ歯についてのお話をしたい思います。
実は日本人は、骨格の特徴から歯が前に突き出している方が多いのです。
世界的にも日本人は出っ歯のイメージがあるようで、太平洋戦争中にアメリカで作られた日本人を象徴としたポスターは「出っ歯にめがね」でした。
骨格の問題であれば、治らないの?と思うかもしれませんが、そうではありません。
■歯科矯正という選択があります!
①部分的に出ている
〜前歯の二本だけ出ているのが目立つなど部分的な出っ歯
②軽度の出っ歯
このような場合は、部分矯正や、マウスピース型矯正装置で改善できます。
■出っ歯になってしまう原因ってあるの?
出っ歯は、歯科の専門用語で「上顎前突」と言います。横から見た時に、下の前歯に比べて上の前歯が前に出過ぎている状態を言います。
この原因は先天性と後天性の大きく二つに分かれます。
先天性の場合は、遺伝的なもので骨格の問題から出っ歯になっている状態です。
また後天性の場合は、長期にわたる指しゃぶりの癖が原因になるということがあります。指しゃぶりは2歳くらいまでは生理的なものですが、それ以降も癖が続くと出っ歯になってしまうことがあるのです。
その他、水や食べ物を飲み込む際の舌癖(ぜつへき)という原因もあります。舌にはスポットと呼ばれる舌の正しい位置があり、これはリラックスしている時に自然に舌を置いている場所です。舌癖のある方は、食べ物を飲み込む時やストレスを感じた時などに、無意識に舌で歯を前に押し出してしまう癖がある方です。私たちは無意識のうちに1日600回~2000回、飲み込む動作をしています。飲み込むたびに歯に圧をかけていると、次第に歯が動いてしまいます。
■当院における「出っ歯」の治療について
「部分矯正だけ」は応じてもらえない歯科医院もありますが、
三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科では、出来る限り患者様のご要望に応じたいという思いから、前歯だけ・すきっ歯だけ・出っ歯だけという「部分矯正のみ」も承っております。部分矯正は、すべての症例に適応するわけではありませんが、適応症例であれば「低価格」「短期間」で治療が可能になります。
また、透明なマウスピース型カスタムメイド矯正装置を利用したマウスピース矯正も行っています。こちらは透明な装置になりますので、矯正をしていることに気付かれにくいです。
特に前歯は顔の第一印象に大きく影響します。歯並びが少しでも気になる方は是非、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科でお気軽にご相談ください!
治療前後の様子
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インビザライン VS ワイヤー矯正
2021年4月30日
こんにちは、東京都世田谷区の「三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科」です。
今回は、次の2種類の矯正治療「ワイヤー矯正(ラビアル矯正)」と「インビザライン」を比較していきます!
見た目・痛みの違いについて解説します。
ワイヤー矯正
■見た目
インビザラインは透明なマウスピースのため、パッと見ただけでは付けていることが分からない程です。 矯正をしていることをあまり知られたくない人にはおすすめだと言えます。 芸能人の方でもインビザラインで矯正を行っている方は多く、大人気のお笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹(かねちかだいき)さんと相方のりんたろー。さん、お二人ともインビザラインでの矯正を行っていました!
一方でワイヤー矯正では歯に装置をつけるので、目立ってしまうことが多くなってしまいます。 しかし、現在は素材となる材料の進歩もあり以前よりも目立たないワイヤー矯正というものも増えています。 技術の進歩によってさらに目立たないワイヤー矯正も今後出てくるかもしれません。
■矯正中の痛み
矯正というと治療中の痛みが気になる方も多いですよね。 矯正は歯を動かす治療の為、どのような治療方法でも痛みは出ると言われています。 では、それぞれの治療法の痛みはどのようになっているのでしょうか。
インビザラインでは1回に動かす距離は 0.25 mm程度と移動量が少ない分、歯の痛みは少ないと言われています。
ワイヤー矯正の場合も同様に歯を動かすことによる、痛みがあります。 しかも、ワイヤー矯正だと矯正装置が舌や口の内側に当たることによって傷が出来たり、口内炎が出来てしまうことがあります。
まだまだ違いはありますが、今回はここまで!
またの更新をお楽しみに!
すきっぱと矯正
2018年7月26日
こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。
歯は子供の時期に一度生え変わりが起こります。
そのあとは、ちゃんと歯磨きでお口の中の汚れがきれいに除去できて、かつかみ合わせや歯並び状況が良好だと生え変わった歯は残りやすくなります。
また、この歯がどのように支えられているのかというと、歯は骨の中に埋まっており、また歯と骨は歯根膜という繊維で接続されています。
このように歯が骨に支えられ維持されることで、食べ物を噛んでもぐらぐらしないで食事をとることができますが、もし歯槽膿漏などによって、歯を支えている骨が減少し、骨が歯を支えることができなくなると歯がぐらぐらし、さらに進むと歯が抜けます。
つまり、歯の維持に支える骨の量は重要となり、骨の量のためには歯磨きでお口の中の汚れを除去して、口腔内環境を良好に歯槽膿漏を予防する必要があります。
矯正治療では、支えるの骨の量も重要ですが、さらに歯を並べるための骨の量も必要となります。
骨の面積と歯の幅径の関係
矯正治療でも、歯を支えている骨の量は重要ですが、それ以外には、歯を支えている骨の面積と歯の幅径の合計が需要となります。
すべての歯の幅径の合計と、歯が生える骨の幅が一緒になると、歯はきれいに並ぶことができます。
しかし、歯の幅径が骨よりも大きくなると、歯並びはでこぼこになります。また歯の幅径が骨よりも小さくなると、歯並びはすきっぱとなります。
つまり、すきっぱやでこぼこは骨の面積と歯の幅径の関係が大きくかかわります。
すきっぱの改善
今回はすきっぱの治療を行った治療をご紹介をいたします。
来院理由はすきっぱの改善
現状として、下顎の歯が相対的に上顎よりも前方に出ていて
上下ともに歯の幅径の総和よりも、歯が生える骨の幅が大きかったため、すきっぱとなっておりました。
上顎の歯が一本内側に入っておました。
マルチブラケットを使用し、上顎の一本のみ抜歯を伴う治療をおこないました。
治療期間が2年半程度でした。
まとめ
すきっぱや、でこぼこは骨の面積と歯の幅径の関係が大きくかかわります。
すきっぱの改善には、矯正装置が必要となります。
一度ご相談ください。
出っ歯と矯正治療
2018年7月14日
こんにちは、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科 院長の内澤です。
歯並びやかみ合わせの状況は一人一人全員違います。
出っ歯や、受け口、すきっぱ、でこぼこなど、いろんな歯並びがあり、歯並びで悩んでいる人も多いと思います。
出っ歯だと一般的に前方に歯が出ているため、ものが当たったりすることで、前歯が折れたり脱臼する外傷のリスクが高くなります。
一般的に出っ歯は2種類に分類することができます。
一つが、前歯の傾斜が強い状態
一つが、上下前歯の前後的位置が大きく離れている状態となります。
前歯の傾斜や、前歯の前歯部位置の改善するためには、前歯を後方に動かす必要があります。前歯を後方に動かすためには、後方に歯を動かすスペースがないと歯が動きません。
このスペースを確保するために矯正治療では、親知らずの生えるスペースを使用したり、歯の大きさを小さくしたり、中間の歯を抜歯したりします。
どの方法を使用してをスペースを確保するかは、歯並びのでこぼこの量や、歯を支えている骨の状況、上下前歯の位置関係など複数の情報を含めて決定します。
出っ歯の改善
今回は出っ歯の改善をおこなった患者様をご紹介します。
来院理由としては、出っ歯の改善(上顎の前歯の突出、また前歯の傾斜を改善)したいとのことでした。
お口の中の状況としては、上下顎に軽度から中程度のでこぼこが認められ
上顎の前歯の傾斜が強く、また上下前歯の前後的位置が下顎より前方にある状態(実測値6.0㎜(標準値が2~3㎜))でした。
治療としては、すべての歯にマルチブラケット装置を装着して治療を行いました。
また上顎のみの抜歯を行いました。
抜歯の部位としては、上顎の左右前から数えて4番目の歯を抜歯しました。
治療期間は2年間でした。
また、出っ歯の改善を行うと、前歯が相対的に後方に後退すると、口元の後退もして横顔の改善(口元が出ているこのとの改善)も可能となります。
まとめ
矯正治療では、一人一人のかみ合わせや歯並びの状況にあわせた治療方法立案し、施術します。
そのため、歯並びで悩んでる場合には一度ご相談ください。
反対咬合、受け口、治療方法と原因
2018年3月23日
こんにちは、三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(東京都世田谷区)院長の内澤朋哉です。
受け口やしゃくれといわれる症状は、矯正学的には下顎前突や反対咬合と表現されます。
反対咬合と下顎前突は違います。
反対咬合と下顎前突は違います。
反対咬合とは、前歯のかみ合わせが上顎よりも下顎の前歯の方が前方に位置している状態を言います。一般的にうけ口と表現されています。
下顎前突とは、歯を支えている骨に対しての表現方法で、相対的に下顎の骨が上顎の骨より前方に出ている状態、一般的にしゃくれと表現されています。骨の位置が前方に位置すると、前歯の位置も相対的に前方に位置するため、下顎前突の場合では反対咬合となることが多いです。
受け口やしゃくれといわれる下顎前突症
下顎前突は原因によって分類すると、骨が原因である場合と、骨が原因である場合とで、大きく2種類に分類することが出来ます。
①歯が原因である下顎前突
下顎の歯が上顎よりも前にある状態、たとえば上顎の前歯に凸凹が多く上顎前歯が後退し、前歯が反対になることがあります。
②骨が原因である下顎前突
歯は骨を土台として並んでいます。そのため下顎の骨が相対的に前方に出ると歯も前方に位置するため、反対咬合になります。
骨が原因の下顎前突の場合は、身長の伸び(成長)と大きく関わることがあります。
一般的に、下顎の大きさは、身長の伸びと同時期に大きく成長します。そのため、下顎前突傾向の場合、成長と共に下あごが著しく前方に成長する可能性があります。
そのため、男子だと18歳、女子だと16歳程度まで成長するため、下顎前突で反対咬合の患者様は、状況によっては積極的に矯正装置にて歯を動かすということはせずに、定期検診で顎の成長がおさまるまで治療を待つという場合もあります。
治療方法
下顎前突の治療方法は、骨が原因で反対咬合になっている場合には
①手術を併用した矯正治療と、②矯正のみで行う治療があります。
上顎に対して下顎の突出が大きすぎると、矯正のみで治療を行うことが難しくなるため、手術を併用した治療を優先されます。
手術を併用した矯正治療の場合だと、手術によって骨の位置を後退させるため、下顎の突出感の改善が期待できます。
一般的にかみ合わせや、手術を併用するか、歯を抜歯するのかで治療期間は大きく変化します。
一般的なオペを併用した矯正治療の流れでは、
①最初にマルチブラケット装置を装着し、歯のでこぼこの解消
②抜歯スペースの閉鎖、および歯列の幅の調整
③手術にて、下顎骨の位置を改善
④矯正治療にて治療後の手術後のかみ合わせの最終調整
となります。
まとめ
下顎前突(受け口、反対咬合)の治療にはいろんな方法があります。
また、一人一人で、顎の位置関係や、歯の噛み合わせが違うため、治療開始時期やアプローチの仕方も大きく変化します。
そのため、受け口とうでお悩みのかたは、一度ご相談いただけると幸いです。