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前歯の反対咬合(受け口)を抜歯を伴った治療で改善した症例 

2024年3月16日

 

 

  • 特徴

   ・前歯部反対咬合(受け口)

 ・かみあわせが深い

   (上の前歯と下の前歯の垂直的に覆い被さる量が多い)

 

 

  • 方針

   ・step1  前歯部反対咬合の改善

 ・step2  抜歯スペースの閉鎖

 ・step3  かみあわせ、歯並びの改善

 

 

  • 使用した矯正装置

   ・表側のワイヤー矯正

   ・顎間ゴム

 

 

 

 

 

前歯の反対咬合を主訴で来院された患者様です。

プロファイルも含め、外科矯正を伴う矯正治療をご提案したが、手術は避けたいとのことで

矯正治療のみでの治療となりました。

歯並びの特徴として、前歯部反対咬合、かみあわせが深い(上の前歯と下の前歯の垂直的に覆い被さる量が多い)状況でした。患者様と相談し非抜歯で治療を開始しました。

 

 

治療の流れとして

Step 1  前歯部反対咬合の改善

Step 2  かみあわせ、歯並びの改善

としました。

 

前歯部反対咬合の改善後、患者様より前歯の傾斜と口唇も下げたいとのことで抜歯での治療へ変更となった。

抜歯後の治療計画は以下となった

step2  抜歯スペースの閉鎖

step3  かみあわせ、歯並びの改善

 

動的治療開始から3年、抜歯スペースが閉鎖し、適切な咬合が確保されたため動的治療を終了となった。

リスクと副作用:歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、痛み

 

 

 

 

 

 

 

前歯部反対咬合の治療は外科矯正を伴わなくても矯正治療だけで改善可能なこともあります。

一度、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(https://www.sangenjaya-ortho.com/)にご相談ください

 

 

 

 

 

 

 

 

かみあわせが深い出っ歯の改善( 抜歯  マウスピース型矯正装置 インビザライン使用)

2024年3月14日

 

 

 

  • 特徴

・かみあわせが深い

(上の前歯が下の前歯を垂直的に覆い被さる量が多い)

・上顎の前歯が前方に位置している

(上下前歯の前後的な差が大きい)

・上顎の前歯の傾斜も強い

 

  • 方針

上顎が下顎に対して相対的に歯1本分 前にあるので抜歯で上顎の前歯を全体的に後方に下げて出っ歯の改善をする。

Step1: 上顎の前歯の後方移動

Step2:  全体的な凸凹の改善

 

  • 使用した矯正装置

・マウスピース方矯正装置(インビザライン)

 

 

 

本日はマウスピース型矯正装置 (インビザライン)を使用した抜歯症例です。

歯並びの特徴として 上顎の歯列が相対的に下顎の歯列より歯一本程度前方に位置しているのですが、上の前歯が下の前歯を垂直的に覆い被さる量が多く、また上顎の前歯の舌側への傾斜も強いため

見た目的には一般的な出っ歯には見えない状況です。

出っ歯と矯正

 

治療方針としては

出っ歯の治療計画は、凸凹の量や上下歯列の前後関係の程度によって、非抜歯で治療するか抜歯を伴う治療にするか検討します。今回の場合は上顎が下顎に対して相対的に歯1本分前方にあるため上顎のみの片顎抜歯の治療計画を立案した。

抜歯によって生じたスペースを利用して上顎前歯を後方に下げて出っ歯の改善を行なった。

 

治療の流れとしては以下となる。

Step1: 上顎の前歯の後方移動

Step2:  全体的な凸凹の改善

かみあわせをあげながら前歯を下げることは複雑な動きとなるため、かみあわせが深い歯並びの治療は治療期間が延長するが、今回は患者様のインビザラインの使用時間、使用方法を厳守していただけたため、歯がスムーズに移動した。マウスピースの作り直しを行い最終的に咬合が確保されたため動的治療を終了となった。治療期間として約2年半となった。 リスクと副作用:歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、痛み

 

 

 

 

このようにマウスピース型矯正装置(インビザライン)単独でも抜歯の治療は可能となります。

一度、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(https://www.sangenjaya-ortho.com/)にご相談ください

 

 

 

非抜歯で出っ歯の治療

2024年3月11日

非抜歯で出っ歯の治療

 

  • まとめ

特徴

・矯正治療の既往あり

・上顎の中間の歯は抜歯済み

・上顎の前歯が前方に位置している

(上下前歯の前後的な差が大きい)

・上顎の前歯の傾斜も強い

 

方針

非抜歯で上顎の歯を全体的に後方に送って出っ歯の改善をする。

Step1: 上顎の歯の全体的な後方移動

Step2:  全体的な凸凹の改善

 

使用した矯正装置

・マウスピース方矯正装置(インビザライン)

・カリエール

 

 

  • 経過

東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

今回は当院で行なった治療の一部をお見せします。

上記の患者様は以前他院で矯正治療を行ったが、動的治療後の保定装置は使用していたがだんだんと使用時間が減少し、最終的には保定装置を使用しなくなってさらに数年経って前歯の凸凹が気になったため再治療を希望し当院に来院いただきました。

保定装置

 

 

現状として、上顎の前歯が前方に位置しており、前歯を噛ませためには相対的に上顎前歯を後方に移動させることが必要でした。

上下前歯の前後的な位置関係の差が著しく大きいため抜歯も検討したのですが

上顎は中間の歯(小臼歯)が抜歯済みで、今回は追加での抜歯は難しいため、非抜歯で上顎の歯を全て後方に送ることで出っ歯の改善を行うこととした。

 

  • 治療計画として

Step1: 上顎の歯の全体的な後方移動

Step2:  全体的な凸凹の改善      とした。

 

 

step1をマウスピース型矯正装置で順次的に歯を動かすと、治療期間が長くなるので、今回はカリエールを使用しました。

カリエールは奥歯の大きい歯が著しく近心回転していると適応になるため、全ての遠心移動にカリエールが適応できないですが、今回は適応だったため使用しました。

カリエールで奥歯の前後関係が改善後、step2としてマウスピース型矯正装置(インビザライン)にて治療を行いました。

治療期間約2年で咬合および歯の並びが改善したため、動的治療を終了とした。リスクと副作用:歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、虫歯、痛み

 

 

このような治療が可能となります。

一度、東京都世田谷区の三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科(https://www.sangenjaya-ortho.com/)にご相談ください

 

 

 

 

 

こんなに違う!?歯科先進国「スウェーデン」の取り組み

2024年3月6日

 

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

春は出会いと別れの季節。
3月に入り、惜しみながらも
級友や同僚との別れを
迎える方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。

 

環境の変化とともに
何かと忙しくなる時期ですが、
そんな時こそ
気に留めておきたいのが
いざという時の備え、
つまり「予防」です。

 

今回は
「むし歯にならないための予防」として、
デンタルケアの意識が高い
歯科先進国である
スウェーデンの取り組みをご紹介します。

 

 

あわや国家の危機に!?
むし歯大国だったスウェーデン

歯科先進国として
ご紹介したスウェーデンですが、
実は過去に多くの国民が
むし歯に悩まされていました。

その原因のひとつが
「甘いおやつ」です。

 

スウェーデンには
「フィーカ」と呼ばれる習慣があり、
仕事の合間であっても
午前と午後に1回ずつ、
甘いものとコーヒーを楽しむ時間を
設けています。

 

こういった習慣なども相まって、
やがて国民にむし歯が
まん延していったのです。

 

 

 

多くの国民が
むし歯治療を行うことで
国の保険料負担が増加し、
やがて国の財政が
苦しい状況になります。

そこで、スウェーデンは
国をあげて問題の解決に着手します。

 

まずイエテボリ大学教授で
著名なペール・アクセルソンと
ヤン・リンデが先導し、
長期間にわたる研究を行いました。

その結果、
「歯の健康を保つためには
予防が一番大切」
という結論に至ったのです。

 

この研究を経て
スウェーデンは国全体で
予防歯科に取り組むようになります。

 

その結果、2005年時点で
70歳以上の平均残存歯の数が
21本となりました。
当時の日本が16.5本だったのに対し、
大きく上回る数値です。

 

かつては国全体が
むし歯に悩まされるも、
予防歯科を推進したことで
ついには歯科先進国となったのです。

 

 

10%対80%!
日本とスウェーデンで決定的に違う「ある習慣」とは?

スウェーデンと日本の
大きな違いは
「保険で予防歯科を
カバーできる範囲」です。

この取り組みは、
言うなれば
「未来への投資」
とも言えます。

 

日本では
歯周病などの慢性疾患がない場合は
定期的なメインテナンスや
検診が原則として保険適用になりません。

 

一方、スウェーデンでは
1974年に歯科保健制度が導入されて以来、
定期検診にも保険が適用されているため、
「むし歯になる前に歯医者に行こう」
という考えが
幅広い世代に浸透しています。

その意識の高さを
裏付ける数字としてあげられるのが
「80%」という数字です。

 

 

 

この80%とは
「歯科の定期検診を受ける
スウェーデン国民の割合」です。

一方の日本は、なんと10%未満。
きれい好きのイメージがある日本人ですが、
予防歯科の中では
これだけ大きな開きがあります。

 

さらにスウェーデンでは
20歳ごろまで矯正や
インプラントを含む
歯科治療が全て無償です。

この取り組みの差が、
国民の意識に大きく影響を与えている、
と言えるでしょう。

 

ちなみに予防が定着した現在も、
甘いおやつを食べながら
コーヒーを飲む「フィーカ」
続けられています。

 

 

健康なお口の第一歩は
日々のセルフケアから!

日本もスウェーデンのように
保険の適用範囲がもっと広がれば…
と思いますが、
こればかりは国の方針に
期待するしかありません。

 

しかし、こうしている間にも
皆さんのお口の中では
むし歯や歯周病が
日々進行しているかもしれません。

 

健康なお口を保つために
まずは基本となるセルフケアを
欠かさず丁寧に行いましょう!

 

そして、気になる症状や
違和感があれば、
早めの受診をおすすめします。

 

歯科先進国に負けないレベルで、
最新の医療を受けられるのが
日本の歯科医院です。

 

 

 

適切な処置やクリーニング、
さらにブラッシングなどの
指導を受けることで、
セルフケアとの相乗効果
生まれます。

 

新生活を迎えるこの季節。
歯の予防に対する意識も
ぜひ一新してみては
いかがでしょうか!

 

 

 

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科
〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14
TEL:03-6805-5765
URL:https://www.sangenjaya-ortho.com/
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歯周病が「静かな殺し屋~サイレントキラー」と呼ばれる理由

2024年2月5日

 

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

少しずつ冬から春への
変化を感じられるこの時期。

 

季節の変わり目に差しかかると
気候の変化で体調を
崩してしまうことも多いので、
気になる症状があれば
早めに対処していきましょう。

 

一方、お口の中では
これといった
自覚症状がないまま、
全身の健康を脅かすような
病気があるのを
ご存じでしょうか。
その正体は、歯周病です。

 

静かに進行しつつ、
さまざまな病気を引き起こし、
寿命にも影響を及ぼすことから
「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも
言われています。

 

今回は歯周病の
原因と対策をご紹介していきます。

 

 

サイレントキラーと呼ばれる歯周病の恐怖

「歯周病が命に関わるなんて」
と驚かれるかもしれません。
しかし、冒頭でもお話ししたように、
歯周病は時として、
以下のような「重篤な病気」を
引き起こすことがあるのです。

 

・心臓病(心筋梗塞や狭心症)
・気管支炎/肺炎
・糖尿病の悪化
・早産/低体重児出産のリスク増加

 

 

 

歯周病が進行すると
お口の中の歯周病菌が増殖し、
その一部が血管に侵入するようになります。
すると、血流に乗って
全身を巡った歯周病菌が、
さまざまな病気を引き起こす
原因となってしまうのです。

 

 

歯周病の進行を早める原因は?

歯周病から歯を守るためには、
歯周病菌が繁殖する原因を
把握しなければなりません。
主な原因は以下の通りです。

 

・歯周ポケット
歯周病菌は酸素を嫌うため、
歯周ポケットに静かに潜んでいます。
この歯周ポケット
深くなればなるほど、
知らない間に歯周病菌が
増殖してしまうのです。

 

・喫煙
タバコに含まれるニコチンには
血管を収縮させる作用があります。
これにより、
歯周病の症状としての出血が
抑えられることで
歯周病の発見が遅れ、
気づかぬ間に
進行してしまうことがあります。

 

・糖尿病
糖尿病になると、
歯周病のリスクが2倍以上に高まります。
知らず識らずのうちに
細菌への抵抗力や組織の修復力が低下し、
口腔内が乾燥します。
その結果、細菌が繁殖し、
歯周病が悪化するのです。

 

 

 

歯周病の進行から歯を守るには?

歯周病は
自覚症状が少ないにも関わらず、
全身に悪影響を与えうる
恐ろしい病気です。

 

歯周病の進行を食い止めるには、
お口の中の清潔を保ち、
歯周病菌を
減らすことが大切です。

 

 

 

まずは日々のブラッシングを丁寧に行い、
歯間ブラシやデンタルフロスも活用して、
隙間のプラークも
きれいに取り除きましょう。

 

また、食事の際には
よく噛んで食べると、
だ液の分泌が増えて
歯周病の予防効果が
期待できます。

 

そして、定期的に歯科を受診し、
クリーニングや
歯周病のチェックを習慣づけることで、
より効果的なプラークコントロールが
可能になります。

 

日々の口腔ケアと
歯科でのプロケアを徹底し、
お口を歯周病から守りましょう!

 

 

 

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科
〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋1-32-14
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ゴシゴシ磨くのはNG!?「汚れが落ちない」歯みがきとは

2024年1月15日

 

あけましておめでとうございます。
世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
1月はお餅を楽しみにしている方も
多いのではないでしょうか?

 

お餅といえば、
杵と臼を使ってつくのが
「餅つき」の昔ながらの方法ですね。

最初はもち米の粒がなくなるように
グイグイと潰しますが、
それ以降は
力を入れすぎないことがコツ
だそうです。

 

力いっぱい振り下ろして
いるように見えますが
適切な力加減がある
ということですね。

 

実は、
歯みがきも餅つきと同じで、
適切な力を意識することが大切です。

 

強すぎる歯みがきには
リスクも隠れています。

 

 

もったいない!
力を入れすぎると汚れが落ちない!?

歯をピカピカにしたくて
必要以上に力を入れて
磨いていませんか?

 

きれいにしたい!
という気持ちは素晴らしいのですが、
ゴシゴシと力強く磨けばいい、
というものではありません。

 

余計な力を入れて歯を磨くと、
歯ブラシの毛先が広がってしまいます。
すると、
効率よく汚れをかき出すことができず、
磨き残しが多くなってしまうのです。

 

 

 

こうして汚れが残った状態が続くと、
むし歯や歯周病のリスクも高くなります。

 

 

汚れが取れないだけじゃない!
誤ったブラッシングでむし歯リスクが余計に高まる!?

誤ったブラッシングのリスクは、
「汚れが落ちないこと」
だけではありません。

 

歯と歯ぐきの境目を磨くときに
力強く磨いてしまうと
歯ぐきにも
「力強いブラッシング」が
当たってしまいます。

 

このような磨き方をしてしまうと、
歯ぐきが下がってしまうことも。

 

そして、歯ぐきが下がると
敏感な歯の根っこが露出し
知覚過敏を引き起こしてしまうのです。

 

さらに、
歯の根っこはむし歯に弱く、
露出していると
5年後のむし歯リスクが
3倍も高くなる
と言われています。

 

 

正しいブラッシングで歯を守る!
力加減を覚えよう!

こうしたリスクを避けるためには、
正しいブラッシング
をすることが大切です。

 

適切なブラッシングの力加減は、
150g~200g程度
だと言われています。

 

この力加減はどれくらいなのか、
簡単に確認できる方法があります。

 

歯ブラシを用意し、
ご自身の爪に毛先を当ててみてください。

 

このときに、
「爪に当てても毛先が開かない程度」
が適切な力加減です。

 

 

 

歯ぐき下がりを防ぐ!
磨き方を見直そう!

残念ながら
下がってしまった歯ぐきを
元に戻すのは困難です。

 

そのため、
日ごろから正しい力加減を覚えて
歯みがきをするように
心がけることが大切です。

 

ポイントは、
毛先がきちんと
歯の面に当たるようにして、
優しく小刻みに動かすこと。

 

 

 

当院では、
歯みがきの方法や
道具の使い方指導も
おこなっています。

 

「最近歯の根元がしみるな」
「正しい歯みがき方法が気になる」
という方は
ぜひお気軽に当院までご相談ください。

 

 

 

三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科
〒154-0024
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「裏側矯正」はこんな人におすすめ。表側矯正との違いやメリットを解説

2023年9月1日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

歯の矯正方法は色々ありますが、中でもポピュラーなのがワイヤー矯正です。ワイヤー矯正は、さらに表側矯正と裏側矯正に大別できますが、目立たない矯正治療を希望する場合は、裏側矯正もよいでしょう。マウスピース矯正と比べても、装置がほとんど目立ちません。

今回は、裏側矯正の詳細やどんな人に向いているのかを紹介していきます。

 

 

 

 

 

目次

■裏側矯正に関して
■裏側矯正はこんな人におすすめ
■裏側矯正と表側矯正の違い
■裏側矯正のメリットについて
■裏側矯正で気を付けるべきことは?
■まとめ

■裏側矯正に関して


 

裏側矯正

模型に裏側矯正のブラケットが装着された状況 CLIPPY L使用

 

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットという装置やワイヤーなどを取り付ける矯正治療の方法です。舌側矯正や、リンガルブラケット矯正とも呼ばれています。

歯列矯正というと、ほとんどの方は表側矯正を頭に浮かべると思います。表側矯正は歯の表面に装置を取り付ける方法で、数百年もの歴史があります。

一方、裏側矯正は1980年代に誕生し、日本とアメリカを中心に広まり,日本ではポピュラーな矯正治療の方法となっています。また、アジアやヨーロッパでも広まっており、症例数も増えているのが特徴です。

 

ただ、裏側矯正に対応している歯科医院は決して多いといえません。装置の取り付け・治療に技術が求められるため、表側矯正・マウスピース矯正に比べると治療を受けにくいのがネックといえます。

 

 

 

 

 

■裏側矯正はこんな人におすすめ


裏側矯正と他の矯正治療と、どちらにすべきか迷っている方も多いと思います。もし迷った時は、どの程度審美性を重視したいかを考えてみましょう。周囲にバレずに治療したい、できるだけ目立たない治療がよいと考えている方には、裏側矯正がおすすめです。

 

裏側矯正は、装置がほぼ見えませんので、周囲にバレることなく治療できるのが強みといえます。外からは装置が見えないので、目立ってしまう心配もありません。接客業やサービス業など、仕事の都合で目立たない矯正治療を希望している方にも適しています。

 

また、矯正装置の自己管理が難しい方や、手間をかけたくない方にも裏側矯正がおすすめです。裏側矯正は、治療が終わるまで装置を付けっぱなしの状態が続くため、装着の管理をする必要はありません。

治療期間を短くしたい方にも適しています。以前は表側矯正より時間がかかると言われていましたが、現在は装置や技術の改良が進み、ほとんど差がなくなっています。個々の症例によりますが、表側矯正とほぼ同じ期間で治療を終えられます。

 

 

 

■裏側矯正と表側矯正の違い


矯正装置

矯正装置

裏側矯正と表側矯正は、治療時にワイヤーとブラケットを利用する点は同じです。そのため、ワイヤー矯正とまとめて表現されることもあります。しかし、実際は違う部分が多いので、異なる治療方法と考えておきましょう。

 

特に大きな違いは装置を取り付ける場所です。表側矯正は、ブラケットなどを歯の表面に装着しますが、裏側矯正は歯の裏側(舌側)に装着します。表側矯正だと、歯の表面の装置に異物感や違和感を覚える方も多いですが、裏側矯正なら違和感に悩まされる心配はありません。

また、装置を装着する場所が異なるため、審美面も大きく異なります。表側矯正は装置が常に見える状態なので、会話をした時や笑った時に目立ってしまうことがあります。見た目が気になる方にとっては、大きなデメリットとなるでしょう。

 

一方、裏側矯正は歯の裏に装置を取り付けますので、会話時や笑った時に装置が見えてしまう心配がありません。数ある矯正治療方法の中でも、特に審美面が優れています。ただ、近年は表側矯正も装置の改良が進んでおり、目立ちにくいブラケット・ワイヤーも登場しています。しかし、歯の表面に装置を付ける点は同じなので裏側矯正よりは目立ってしまいます。

治療費にも違いがあります。表側矯正は治療費が比較的安価で、100万円以内に収まるのが一般的です。一方の裏側矯正は、治療に技術が求められることから、治療費は高くなる傾向があります。一概にいえませんが、100万円以上かかる場合も珍しくありません。裏側矯正を希望する方は、必ず治療費を確認しましょう。

■裏側矯正のメリットについて


裏側矯正には多くのメリットがありますが、中でも大きなメリットは装置が目立たない点です。先述のとおり、表側矯正は歯の表面に装置を取り付けますので、どうしても目立ってしまいます。しかし、裏側矯正は歯の裏側に装置を取り付けるため、口の中を覗き込まれない限り、外から見えることはありません。他人に治療を気付かれることもないでしょう。

表側矯正と比較して、虫歯になりにくい点もメリットといえます。その鍵を握っているのが唾液で、汚れを落としたり、殺菌したりする働きがあります。

歯の表面に装置を取り付けた場合、装置を取り付けた部分は唾液による作用が働きにくくなります。また、隙間に食べかすが詰まりやすいので、ブラッシングの仕方によっては歯垢が溜まり、虫歯菌が繁殖してしまう場合があります。

 

一方、歯の裏側は常に唾液が循環しているため、唾液の汚れを取る作用や殺菌作用が働きやすいです。唾液が循環することで、歯垢が蓄積しづらい点も強みといえます。ただし、虫歯を完全に防止できるわけではないため、裏側矯正であっても毎日のブラッシングは必須です。

このほか、装置と歯の隙間に食べかすが詰まりにくい点もメリットといえます。表側矯正と比較して、ケアに手間をかけずに済むでしょう。

 

 

 

 

■裏側矯正で気を付けるべきことは?


裏側矯正を検討している方もいらっしゃると思いますが、治療を受ける際は費用に注意しましょう。他の矯正治療と比べ、裏側矯正は費用が高くなってしまう可能性があります。

表側矯正やマウスピース矯正は、治療費が60~100万円ほどの症例も珍しくありません。相場は70~80万円ほどで、100万円を超えるケースは限られています。歯科医院によって実際の治療費は変わりますが、相場とほぼ同等の水準に収まるでしょう。

 

一方、裏側矯正の治療費は表側矯正・マウスピース矯正と比較して高くなります。

これは表側矯正と違い、裏側矯正ではブラケット以外にブラケットを歯に装着するための矯正装置(セットアップの作成)の作成が必要なるため、その作成分の費用が追加となるため表側矯正よりも値段が高くなります。

 

また、滑舌に影響が出やすい点も気を付けましょう。一時的な現象で終わる方が多いですが、舌の位置に装置が当たるので、違和感を覚えて発音

や滑舌が悪くなる可能性があります。特に接客・サービス業の方は、仕事に影響が出ないよう注意が必要です。

結果として数日から数ヶ月で装置になれ滑舌は改善します。

 

 

 

 

 

■まとめ


歯列矯正の方法は色々ありますが、目立たない治療を希望する方は、裏側矯正を検討してみてはいかがでしょうか。歯の裏側に装置を取り付けるので、表側矯正のように目立つ心配がありません。違和感も少なめで、虫歯のリスクも低いなどのメリットがあります。

審美面を重視するのであれば、裏側矯正を検討する価値があります。

 

当院では、マウスピース矯正のほかに、裏側矯正にも対応していますので、お気軽にご相談ください。
メール相談;

気になるインビザラインの「通院頻度」や「治療期間」の目安を解説!

2023年8月25日

 

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

インビザライン治療は数ある歯列矯正方法の中でも注目度が高く、多くの患者様に選ばれています。しかし矯正は一度の治療で完了するものではなく、治療期間中は定期的に通院する必要があります。それをもし怠ると、理想の歯並びにならない・予想以上に完了までに時間がかかる、ということもあります。

今回は、インビザラインの通院頻度や大まかな治療期間について説明していきます。

 

目次

■歯列矯正は一度通って終了ではない
■インビザラインの通院頻度について
■インビザラインの治療期間の目安
■症例によって理療期間は異なる点も理解すべき
■無料カウンセリングで通院頻度や目安の治療期間を要チェック
■まとめ

■歯列矯正は一度通って終了ではない


医師と患者

医師と患者

ガタガタの歯並びや出っ歯、受け口など、さまざまな歯列に関する悩みがあります。それを効率的に治すのが歯列矯正です。歯は歯茎の上に置かれているだけではなく、しっかりと歯根部分が歯茎の中に入り込み、簡単に動かないようになっています。それを自分が思い描いた歯並びにするわけなので、ケースバイケースですがある程度の期間通院する必要があります。1度や2度通うだけで希望する歯並びを手に入れることができないため、あらかじめ中長期的なビジョンを持ち、臨みましょう。

 

歯並びが気になるからといってすぐさま治療開始できないこともあります。例えば虫歯や歯周病に罹患している際には、まずそちらの治療が優先され、その後歯列矯正をすることになります。これはインビザライン以外のマウスピース矯正やワイヤー矯正においても同様でしょう。

口の中の下準備がしっかりでき、そのうえで使用する矯正装置を作り、歯列矯正を開始します。

 

気になる通院期間や頻度については、専門の歯科医院に行けば大まかな範囲で教えてもらえるでしょう。当院では無料のカウンセリングをご用意しているため、その際に期間や頻度、その他にもいろいろなご質問をなさってください。

■インビザラインの通院頻度について


インビザライン治療の通院頻度は、およそ2ヶ月に1度となります。具体的に他の歯列矯正方法と比較すると、通院頻度の少なさを実感できるでしょう。
一般的なワイヤー矯正の場合は、基本的に1ヶ月に1度は通院し、歯の状態に合わせたワイヤー調整が必要です。ワイヤー矯正とインビザラインを比べると、インビザラインは半分の通院頻度なので、仕事などで忙しい患者様にも最適です。通院しにくい場所から通っておられる患者様にとっても頻度が少ないというのは理想的なことです。

 

実際に歯列矯正を行う際のデメリットのひとつに歯科医院に通う頻度が挙げられていましたが、インビザラインの登場のおかげで状況が変わりつつあります。インビザラインは通院頻度が少ないものの、あらかじめ現在装着しているマウスピースの他にその次に装着することになるマウスピースも渡されているため、時期や歯の動きを確認すれば、歯科医院に行かずとも使用するマウスピースの変更ができるというわけです。ワイヤー矯正であればそうはいかず、1ヶ月に1度は通院して調整をしてもらう必要があります。

 

さまざまな事柄も含め考えると、インビザラインが機能面以外にも優れていることが分かるでしょう。

■インビザラインの治療期間の目安


診察している手元や資料

診察している手元や資料

歯列矯正のインビザラインの治療期間は、大人の場合は「2年~2年半」が一般的です。年齢によって異なることも多く、例えば10代の場合はより短く、治療期間の目安が2年弱となっています。そして部分的な矯正なのか、全体的な矯正なのかによっても違いがあり例えば前歯の部分矯正であれば数ヶ月もあれば治療が終わるでしょう。

 

患者様によって歯列の状態は大きく異なりますし、一見するとそれほど酷くなさそうでも望む歯並びに近づけるためには想像以上の期間がかかるケースも見られます。

結局は人それぞれ…ということになりますので、専門医に相談してみるのがベストです。インビザラインは透明なマウスピースなので非常に目立ちにくく、仕事中やプライベートの外出中でも問題なく装着可能です。そのため治療期間がある程度長くなってもそれほど不都合はありませんが、できれば短い方が良いですよね。ちなみに、飲食の際にはインビザラインのマウスピースを取り外すことになるため、矯正中ということを忘れて飲食を楽しめます。

 

カウンセリングや検査の際に大まかな治療期間は分かりますが、歯の動きが想定よりも遅い、マウスピースの装着をさぼっていた、という場合には治療期間の例外も出てきます。治療期間をできるだけ短く、そして美しく歯列を仕上げるためには、決められた時間しっかりと装着することが重要です。

■症例によって治療期間は異なる点も理解すべき


精密検査を行いクリンチェックができ上がると、本格的なシミュレーションが可能になります。どのように現在の歯列が移動するのか知ることができ、3D画像で確認できますので、インビザライン治療を始める前から将来の歯並びを想像することが可能です。

 

こういった綿密な検査などにより、現状の歯並びが判明し、理想的な歯並びになるまでどういった順序をたどるのかが分かってきます。症例(現在の歯並び)によっては、平均的な治療期間とずれることも珍しくありません。他にも、実際に治療をはじめてみると思いのほか動きが悪く、はじめに聞いていた治療期間を超えるケースもあるためご了承ください。

自分自身では気づいていなかった歯並びの問題が判明することも意外と多いです。

当院にはインビザラインダイヤモンドドクターが在籍しており、ダイヤモンドプロバイダーに認定されています。そのためより正確度が高く、安心したインビザライン治療を受けていただけます。

■無料カウンセリングで通院頻度や目安の治療期間を要チェック


矯正治療は一般的な歯科治療に比べて高額になりやすく、比較的気軽に受けられるインビザラインであっても数十万円はかかります。そのため信頼できる歯科医院で目安の通院頻度や治療期間、自分自身の歯並びの状態、その他さまざまな事柄について聞いておきましょう。
当院は上記したようにダイヤモンドプロバイダーに認定されているため、患者様が知りたいと思っておられるインビザラインに関するさまざまな疑問に答えられます。

 

矯正歯科の中にはカウンセリングを行っていないところや有料のところもあります。そういった歯科医院は気軽に利用しにくいですし、患者様に対するサービス精神に欠けているとも言えるでしょう。しかし当院は無料でのカウンセリングを実施しており、実際に歯並びで悩んでいる多くの方が希望されています。

 

カウンセリングのみならず、具体的に下記についても無料対応しています。

 

・治療後の歯並び事前シミュレーション(希望者のみ)
・精密検査
・診断

 

悩んでいる患者様にとって、特に事前シミュレーションは非常に参考になります。そもそも治療をすべきなのか、もし治療をする場合にはどういった流れでどれくらいの期間がかかるのか…など、知りたいと思っておられる内容をきっちりとお伝えします。

想像されている以上にカウンセリングが持つ意味は大きく、それが無料か有料かという点もかなり大切になります。

■まとめ


今回はインビザライン治療を受ける際の通院の頻度や治療期間の長さなどを説明しました。頻度は一般的には2ヶ月に1度程度、期間は症例にもよりますが大人の場合は2年~2年半程度となります。

実際に契約をする前にカウンセリングで話をしっかりと聞き、歯科医院の善し悪しも含め、さまざまな事柄について判断してください。

当院のドクターは、高い技術力も有しているため、安心してインビザライン矯正をしていただけます。疑問などがある際には、お気軽にご相談ください。

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インビザラインで大事な衛生管理。怠ってしまうとどうなる?

2023年8月18日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

マウスピースを利用して歯並びを矯正するインビザラインは、日頃のマウスピースの衛生管理が大切です。マウスピースのケアを怠った場合、口腔内の環境が悪化したり、虫歯や歯周病になったりするおそれがあります。ワイヤー矯正よりも衛生管理が重要ですので、マウスピースの洗浄を習慣化しておきましょう。

 

今回は、インビザラインの衛生管理について、わかりやすく説明します。

 

目次

■インビザラインは衛生管理が必須
■インビザラインで衛生管理が必要な理由
■衛生管理を怠るとどうなるの?
■インビザラインのケア方法について
■衛生管理など、インビザラインのルールは歯科医院で徹底確認
■問題があればすぐに歯科医院に連絡
■まとめ

 

■インビザラインは衛生管理が必須


矯正治療を始めた後、特別なケアや装置の管理は不要と考えている方も多いと思います。確かにワイヤー矯正の場合、歯磨きさえ注意すれば特段のケアは必要ありません。装置のケアは不要で、歯科医師の指示に従って治療を受ければ問題ないでしょう。

 

しかし、インビザラインはマウスピースの衛生管理が必要不可欠です。マウスピースは数週間に1回の頻度で交換しますが、毎日装着しますので、何度も使用するうちに汚れが蓄積していきます。日々のケアを怠ると、治療に悪影響が生じるおそれもあります。インビザラインで歯並びを矯正する方は、マウスピースの衛生管理を忘れないようにしましょう。

■インビザラインで衛生管理が必要な理由


インビザラインで衛生管理が求められる理由は、口腔内の環境をきれいに保つためです。インビザライン治療で用いるマウスピースは、数週間ほど同じものを利用します。そのため、使い続けているうちに汚れがたまってしまい、雑菌が繁殖するおそれがあるのです。たとえマウスピースの見た目はきれいだとしても、実際は雑菌が大量に付着している可能性もあります。

 

また、マウスピースの悪臭を予防するためにも、日々の衛生管理が欠かせません。マウスピースで雑菌が繁殖すると、次第に独特の悪臭を放つようになります。その結果、自分自身の口臭が悪化してしまうおそれもあります。

いずれにせよ、インビザライン治療を利用する場合、マウスピースのケアは必須と考えておきましょう。

■衛生管理を怠るとどうなるの?


もしインビザラインで衛生管理を怠った場合、先に触れたように口臭が強くなってしまうことがあります。マウスピースは1日20時間以上、同じものを数週間にわたって使い続けます。そのため、使い続けるうちに汚れが溜まり、マウスピースが黄ばんでいきます。汚れを除去せずに放置すると雑菌が繁殖しますので、結果として口臭が強くなるのです。

 

マウスピース本体にカビが繁殖してしまうリスクもあります。カビはアレルギーを引き起こすことも多く、健康にさまざまな悪影響を及ぼします。もしカビが生えてしまった場合、取り除くのは決して簡単ではありません。使用を止め、新たに作り直してもらう必要があります。

マウスピースを装着している間は、通常時と比べて唾液の分泌量も減少します。口臭が強くなるのはもちろん、虫歯や歯周病のリスクが高まる点に注意しましょう。さらに衛生管理を怠った場合、マウスピースに付着した雑菌が虫歯・歯周病の原因になる可能性があります。もし虫歯・歯周病になった時は矯正治療を中断し、虫歯などの治療をしなければいけません。

 

インビザラインのケアを怠ると、口臭を悪化させ、虫歯・歯周病を引き起こすことがあります。そうならないように、正しい方法を覚えてケアを徹底しましょう。

■インビザラインのケア方法について


インビザラインのマウスピース

インビザラインのマウスピース

インビザラインのケアは決して難しくありません。普段のケアであれば、マウスピース本体をしっかり水洗いするだけでも十分です。

水洗いは1日1~2回を目安に、マウスピースを流水に当てながら、指の腹で優しく汚れを洗い落としましょう。マウスピースは樹脂製なので、お湯を使うと変形してしまうおそれがあります。水洗いのタイミングは任意ですが、歯磨きに合わせて行うと習慣化させやすいです。

 

もし指で擦っても汚れが落ちない時は、歯ブラシを使って汚れを落としましょう。歯ブラシを使う際は毛先が柔らかめのものを利用し、マウスピースを優しく擦ってください。毛先が硬めの歯ブラシを使うと、マウスピースに細かい傷が付いてしまう可能性があります。

汚れが落ちにくいからといって歯磨き粉を使ってはいけません。研磨剤の有無に関わらず、マウスピースを傷付けてしまうので、利用は控えましょう。何も使わず、柔らかめの歯ブラシでそのまま擦ることが大切です。

 

ただ、水洗いや歯ブラシのみでは、マウスピースの汚れをしっかり落とせません。週に1~2回程度は、マウスピース専用の洗浄剤を利用して洗いましょう。洗浄剤は隅々まで浸透しますので、マウスピースの細かい部分までしっかり洗浄できます。

また、消臭・殺菌効果もあるため、口臭や虫歯・歯周病対策にも効果的です。一般的な洗浄剤は浸け置きタイプで、歯科医院や薬局、ドラッグストアなどで購入できます。

 

マウスピースを洗った後は、水分を拭き取って十分に乾燥させましょう。しっかり乾燥させないと雑菌が繁殖し、マウスピースが悪臭を放つおそれがあります。

 

マウスピースを乾燥させたら、出しっぱなしにしてはいけません。専用のケースに入れ、汚れやホコリが付かないようにしましょう。なお、使い終わったマウスピースと現在使っているマウスピースは、分けて保管することをおすすめします。

■衛生管理など、インビザラインのルールは歯科医院で徹底確認


インビザライン治療を受ける場合、衛生管理などのルールを徹底することが重要です。ただ、分かりにくい部分も多いと思いますので、不明点やルールは歯科医院で確認しましょう。

 

自己判断で衛生管理してしまう方も中にはいますが、基本的にNGと考えておくべきです。自己判断でマウスピースを管理・ケアすると、雑菌が繁殖したり、本体に傷が付いたりするおそれがあります。虫歯や歯周病のリスクも高まりますので、いかなる理由でも自己判断は避けましょう。

歯科医院で相談すれば、インビザラインの正しい衛生管理の方法や、マウスピースのケア方法についてアドバイスを受けられます。マウスピースの洗浄方法も詳しく聞けるほか、保管に関する注意点も聞くことが可能です。もし分からないことがあっても、丁寧に教えてもらえるでしょう。

インビザラインは治療期間が長く、症例によっては3年程度の時間が求められます。長期的な衛生管理が必要ですので、虫歯や歯周病のリスクを軽減するためにも、歯科医師の指示・アドバイスに従って対応しましょう。

■問題があればすぐに歯科医院に連絡


もしインビザラインの衛生管理やケアで問題が生じた時は、速やかに歯科医院へ連絡することをおすすめします。問題を放置した場合、インビザラインの治療計画に狂いが生じる可能性もあります。

 

例えば、洗浄中にマウスピースが破れてしまったら、新しく作り直さなくてはいけません。破れたマウスピースを使い続けると、歯並びが予期せぬ方向に動いてしまうおそれがあります。また、忙しくてマウスピースをケアできなかった場合、汚れたり黄ばんだりすることもあるでしょう。しかし、汚れたマウスピースを使い続けると、虫歯・歯周病になってしまうかもしれません。

このような問題が発生した時は、できるだけ早く歯科医院に連絡し、適切に対応してもらう必要があります。

■まとめ


インビザラインは痛みや違和感が少なく、目立たずに歯並びを矯正できるとから人気の治療方法です。しかし、マウスピースの衛生管理が求められるほか、適切な方法でケアする必要があります。毎日しっかりと水洗いし、週に1~2回は洗浄剤を使って洗うようにしましょう。

 

もし衛生管理の方法で分からないことがある場合、歯科医院に相談をおすすめします。自分で判断するのではなく、正しいケアの方法や衛生管理のルールを教えてもらいましょう。万が一問題が発生した際は、すぐに連絡することも大切です。
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見た目が気になる若い女性におすすめ!目立たない矯正治療について解説

2023年8月11日

 

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

矯正治療したいけど目立つのは嫌…このように考えている方もいらっしゃると思います。確かに矯正治療は装置が目立ってしまう場合もあります。しかし、インビザラインのように、方法によっては目立たない矯正治療が可能です。矯正治療を検討中の方は、カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

今回は、目立たない矯正治療について紹介します。

 

目次

■矯正をしたけど目立つのは嫌という女性も多い
■目立たない矯正治療にはどんなものがあるの?
■目立たない矯正治療のメリット
■目立つ矯正治療にはどんなものがあるの?
■インビザラインなら若い女性にもおすすめ
■まとめ

■矯正をしたけど目立つのは嫌という女性も多い


出っ歯や受け口、乱ぐい歯など歯並びの乱れを正すためには、歯科医院で矯正治療を受ける必要があります。ただ、矯正装置が目立つため、治療をためらっている方も少なくないでしょう。

 

確かに矯正装置が目立ってしまう治療方法も存在します。例えばワイヤーを利用する表側矯正は、歯の表面に装置を取り付けるため、笑った時や会話した時に装置が見えてしまうことがあります。審美的には決してよいものではないので、気になってしまう方は多いと思います。

 

しかし、装置が目立つ矯正治療の方法は表側矯正くらいです。歯列矯正においては、他にもさまざまな治療方法がありますが、そのほとんどは装置が目立ちません。例えば透明なマウスピースを使うことで、目立たずに治療できる方法もあります。また、装置の色が目立たない表側矯正もあるため、矯正治療=目立つ、と考えてはいけません。

■目立たない矯正治療にはどんなものがあるの?


裏側矯正

裏側矯正

矯正治療の方法は、大きくワイヤー矯正とマウスピース矯正に大別できます。このうち、ワイヤー矯正は表側矯正と裏側矯正に分けられますが、裏側矯正は目立たない治療方法として知られています。また、マウスピース矯正も基本的に目立ちませんので、目立つのが嫌な方は検討してみましょう。

 

裏側矯正は、歯の裏側に装置を取り付ける矯正治療の方法です。ブラケットという装置にワイヤーを組み合わせ、歯並びを矯正していきます。表側矯正とは違い、装置を歯の裏側に装着するため、装置が目立つ心配はありません。

一般的にはワイヤー矯正は、歯の表面に装置を取り付ける表側矯正が広まっています。古くからあるため、ほとんどの歯科医院で治療を受けることが可能です。しかし、表側矯正は装置が目立ってしまうので、目立たない矯正治療を望むなら裏側矯正を候補に入れましょう。

ただ、裏側矯正は費用が高く、100万円を超える症例も珍しくありません。少しでも費用を抑えたい場合、マウスピース矯正がよいかと思います。

マウスピース矯正は、歯並びに合わせたマウスピースを使い、少しずつ歯列を矯正する治療方法です。マウスピースは定期的に交換し、時間をかけて歯並びを移動させます。なお、マウスピース矯正もさまざまな種類がありますが、ポピュラーなものはインビザラインです。インビザラインは治療の精度が高く、裏側矯正と比較して治療費を抑えられます。

 

また、マウスピース矯正は装置を取り外せるため、飲食中や歯磨き時に装置を気にする必要がありません。しかし、裏側矯正と比較して治療期間が長くなる傾向があります。症例によって異なりますが、治療完了までに2~3年ほどかかると考えておきましょう。ただ、治療期間の長さを差し引いても、マウスピース矯正の費用の安さや装置を取り外せる柔軟性は代えがたいものがあります。

■目立たない矯正治療のメリット


笑顔の女性

笑顔の女性

裏側矯正やマウスピース矯正など、目立たない矯正治療のメリットは、周囲の目を気にせずに済む点です。表側矯正など装置が目立つ治療方法の場合、笑ったり会話をしたりすると相手に装置が見えてしまうことがあります。相手が気にしないとしても、自分自身は気になってしまうこともあるでしょう。特に接客業・サービス業のように、人と会話する機会が多い職場で働く方は、審美面が仕事に影響する可能性もあります。

一方、目立たない矯正治療は、会話時に装置が目立つ心配がありません。裏側矯正は歯の裏側に装置があるため、気付かれるケースはほぼ皆無といえます。また、マウスピースも基本的に無色透明なので、装着した状態でもほとんど目立ちません。

 

また、飲食への影響が少ないこともメリットといえます。表側矯正の場合、歯と装置の間に食べかすが詰まり、目立ってしまうおそれがあります。しかし、裏側矯正は歯の裏側に装置があるため、食べかすが詰まる可能性は低いです。もし詰まったとしても、裏側なので目立たずに済みます。マウスピース矯正にいたっては、飲食中に装置を取り外せるので、そもそも食べかすが詰まる心配がありません。

 

表側矯正と比較して、虫歯のリスクが低いのもメリットです。歯の裏側は常に唾液が循環しているので、歯の表面ほど汚れが溜まりません。また、マウスピース矯正は装置を取り外せます。もし食べかすや汚れが付着しても、歯磨きすればしっかり除去できます。

■目立つ矯正治療にはどんなものがあるの?


裏側矯正やマウスピース矯正は目立たない一方、少なからず目立ってしまうのが表側矯正です。表側矯正は、歯の表面にブラケットとワイヤーを装着するため、笑った時などに装置が見えてしまう場合があります。特に金属のブラケットとワイヤーを使う場合、遠目にも目立ってしまうので注意が必要です。

 

また、ハーフリンガル矯正も目立ってしまう可能性があります。ハーフリンガル矯正は、上の歯は裏側矯正を行う一方、下の歯は表側矯正とする治療方法です。通常の表側矯正と比較して目立ちにくいものの、下の歯はブラケットとワイヤーが見えるため、場合によっては目立ってしまいます。表側・裏側矯正のメリットを持つ反面、デメリットも備えている治療方法です。

先に触れたように、矯正装置が目立つ治療方法は仕事に影響する可能性もあります。人と触れ合う機会が多い方は、マウスピース矯正や裏側矯正のほうが向いているでしょう。

■インビザラインなら若い女性にもおすすめ


もし矯正治療の審美面が気になるなら、インビザラインを検討してみてはいかがでしょうか。インビザラインは透明なマウスピースを利用するため、若い女性におすすめの治療方法です。ほとんど目立ちませんので、他の治療方法と比較して審美性が優れています。

インビザラインの治療期間は症例によりますが、~3年程度の時間がかかります。また、マウスピースは1日20時間以上の装着が必要ですので、自己管理が求められる点に注意しましょう。

 

一方で治療費は安く、表側矯正とほぼ同じです。症例によっては、裏側矯正の半額程度で済む場合があります。経済的な負担を減らしたい方には、裏側矯正よりもインビザラインがおすすめです。対応している症例も幅広く、さまざまな不正咬合を治療できます。一般的なワイヤー矯正とは異なり、歯を抜く症例も少なめです。

 

マウスピースは自由に取り外せますので、飲食中に装着する必要がありません。食べかすが挟まる心配がないので、治療をしていない時と同じように飲食を楽しめます。ただし、飲食後は早めに歯磨きを行い、マウスピースを装着しましょう。

■まとめ


歯並びが悪いと、十分に咀嚼できなかったり、滑舌が悪くなったりと、日常生活にさまざまな影響を及ぼします。人によっては顔の輪郭が変わるなど、審美面にも影響が出てしまうこともあります。ただ、装置が目立つからと、矯正治療を躊躇している方も多いと思います。

 

しかし、現在は裏側矯正やマウスピース矯正など、目立たない矯正治療が主流です。中でもインビザラインは治療費が安く、装置が目立たないため若い女性に向いています。もし装置の見た目を気にしている方は、インビザラインを検討してみてはいかがでしょうか。

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